JP2009199898A - 回路遮断器 - Google Patents

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Abstract

【課題】安全性を向上させた回路遮断器を提供する。
【解決手段】回路遮断器は、幅の狭い横長の略直方体状の器体を備え、器体の前面には窓孔50を通して操作部6aを前面側に露出させたハンドル6が回動自在に軸支されている。また、器体の長手方向一端側において下面寄りには、各導電バーが差し込まれる差込部209a、209bが上下方向に並べて設けられており、各差込部209a、209bには、刃受ばねからなる接続端子T1、T2がそれぞれ配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、回路遮断器に関するものである。
従来より、それぞれ導電バーが接続される2極の刃受ばねを備えた回路遮断器が提供されている(例えば特許文献1参照)。この回路遮断器は、幅の狭い縦長の略直方体状の器体を有し、器体の長手方向一端側には導電バーが差し込まれる差込溝が高さ方向に沿って均等な間隔で3箇所設けられている。一方、分電盤の内部には、3本の導電バーが厚み方向に重ねて配置され、下側の導電バーが中性極、上側2本の導電バーが電圧極となっている。したがって、本例の回路遮断器では、上記3箇所の差込溝のうちの2箇所に刃受ばねが配置されるようになっている。
特許3675467号公報(段落[0014]、及び、第1図)
上述の特許文献1に示した回路遮断器では、例えば200V用の回路に使用する場合など、器体の前面側に位置する差込溝に刃受ばねが配置される場合、導電バーに差込接続する際に差込溝が形成された側を持って作業を行うと、誤って導電バーに手が触れて感電する虞があった。
本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、安全性を向上させた回路遮断器を提供することにある。
請求項1の発明は、取付面と平行な方向における一端側に電線が接続される一対の電線接続端子が設けられるとともに、他端側に導電バーが差し込まれる差込溝が設けられた器体と、差込溝から挿入された導電バーが接続される2極の刃受ばねと、各電線接続端子と対応する刃受ばねとの間の電路にそれぞれ設けられた固定接点および可動接点からなる接点部と、当該接点部を接離させる開閉機構と、器体において取付面と反対側の面に形成された窓孔を通して露出させた操作部を操作することによって開閉機構を介して接点部を接離させるハンドルとを備え、2極の刃受ばねは、取付面と直交する方向において当該取付面寄りに配置されたことを特徴とする。
請求項2の発明は、電路に過大電流が流れた際に励磁される固定鉄心および固定鉄心の磁極面に発生する磁力によって吸引される可動鉄心を具備し、当該可動鉄心により開閉機構を介して接点部を強制開極させる電磁釈放部を備え、器体の内部において、2極の刃受ばねの収納スペースに対して取付面と反対側に電磁釈放部の構成部品を収納する収納部を設け、差込溝内に導電バーを差し込む方向において、収納部の端部の位置を差込溝が開口する部位と同じにしたことを特徴とする。
請求項3の発明は、2極の刃受ばねは、取付面と直交する方向における器体の中央部よりも取付面側に配置されたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、それぞれ導電バーが接続される2極の刃受ばねを、器体の一端側において取付面と直交する方向の当該取付面寄りに配置することによって、導電バーに差込接続する際に差込溝側を持った場合でも、器体を持つ手が導電バーから遠くなるので接触しにくくなり、その結果感電の恐れを低減することができ、安全性が向上するという効果がある。
請求項2の発明によれば、器体の内部において、2極の刃受ばねの収納スペースに対して取付面と反対側の空スペースを利用して上記収納部を設けているので、上記収納部を別に設けなくてもよく、器体を小型化することができるという効果がある。また、差込溝内に導電バーを差し込む方向において、上記収納部の端部の位置を差込溝が開口する部位と同じ位置にすることによって、収納部の端部の位置を差込溝が開口する部位よりも内側にした場合と比べて、取付面と反対側の端面から導電バーまでの距離を大きくとることができるので、例えば分電盤に取り付けた際に対向する回路遮断器との間に隙間が生じた場合でも、隙間から差し込んだ手が導電バーに接触しにくくなるという効果がある。
請求項3の発明によれば、導電バーを刃受ばねに差込接続する際には、器体の高さ方向における中央付近を持つことになるが、2極の刃受ばねを器体の高さ方向における中央部よりも下側に設けることによって、器体を持つ手が刃受ばねから遠くなるので、導電バーに接触しにくくなり安全性が向上するという効果がある。
本発明の実施形態を図1〜図7に基づいて説明する。本実施形態の回路遮断器は、例えば住宅などの分電盤に取り付けられ、接続される負荷に電源供給するとともに異常時には電源供給を遮断する保護スイッチとして用いられるものである。なお、本実施形態の回路遮断器は2極の接点構成を備えたものであるが、以下の説明において同一の構成については一方の極のみ説明を行う。また、以下の説明では特に断りがない限り、図4中の矢印a−bの方向を上下方向、矢印c−dの方向を左右方向、矢印e−fの方向を前後方向として説明を行う。
回路遮断器は、図1〜図4に示すように合成樹脂製の左右両側の器体片1A、1Bを突き合わせて構成される器体1内に、高さを変えて左右方向(図1の紙面に垂直な方向)に並設された2つの固定接点2A、2Bと、これらの各固定接点2A、2Bに接離(すなわち、接触又は開離)自在に対向する可動接点3A、3Bを固着した2つの可動接触子4A、4Bと、これら2つの可動接触子4A、4Bを駆動する開閉機構5とを備え、ハンドル6のオンオフ操作により開閉機構5を介して各可動接点3A、3Bを対応する固定接点2A、2Bに接離させる構成となっており、各固定接点2A、2B及び各可動接触子4A、4Bを、上下方向において異なる高さ位置に配設するとともに、上下方向において2つの固定接点2A、2B間に介在する一方の可動接触子4Bと、他方の可動接触子4Aの可動接点3Aが接離する固定接点2Aとを、各固定接点2A、2Bから各可動接点3A、3Bが開離した状態で器体1の幅方向から見て交差しない高さ位置に配設している。
器体1の前後方向一端側(図1中の左側)内部には、両器体片1A、1B間に挟み込むように合成樹脂成形品からなる隔壁部材7が配設され、隔壁部材7の左側に設けられた凹部9と器体片1Bの側壁(外壁)とで構成される空間内に下側の固定接点2Bが一端側に設けられた端子ブロック10Bが収納されている。また、右側の器体片1Aの側壁(外壁)内側の凹部(図示せず)と上記隔壁部材7の縦壁部とで構成される空間内には、上側の固定接点2Aが一端側に設けられた端子ブロック10Aが収納されている。
端子ブロック10Bは、図1に示すように、一側面(器体片1B側の面)が開口する略コ字状に折り曲げられた端子板11と、端子板11の下片11eの一端側より上向きに一体延長された延長片11dと、端子板11の下片11eの一端側から下向きに一体延長された延長片11cの先端側に一体延長された固定接触子12Bと、固定接触子12Bの一端上面にかしめ固定された固定接点2Bと、端子板11の下片11e上に載置されて端子板11内に収納される略ム字状の鎖錠ばね13Bとで構成されている。端子板11は、隔壁部材7の凹部9の底部を構成する横壁部24上に下片11eを載置して、凹部9の一端側の縦壁25に延長片11dを沿わせるとともに縦壁25の下端と横壁部24の一端部との間に形成された切欠に端子板11の一端を嵌めて延長片11cが凹部9外に導出するように配置され、隔壁部材7を器体片1A側に重ね合わせたときに固定接触子12Bの先端部、つまり固定接点2Bを設けた下面が器体片1Aの底部に設けたリブ26、26上に載置されるようになっている。なおこのとき、固定接触子12Bの下面側に突出した固定接点2Bの下端部は、リブ26、26間に形成された凹所内に配置される。また、端子板11の側片の側面には鎖錠ばね13Bの押さえ片13b内に挿入されて、鎖錠ばね13Bのがたつきを防止する突起23が一体に形成されている。
上述した鎖錠ばね13Bおよび端子板11は、導体接続部たる速結端子を構成するものであり、器体1の前後方向一端側(図1中の左側)に斜め下向きに形成された電線挿入孔16Bを介して外部より挿入された電線(図示せず)の芯線が端子板11の上片11bと、鎖錠ばね13Bの鎖錠片13aの上端及び押さえ片13bの上端との間に挿入され、鎖錠片13aの先端が芯線に食い込むことによって電線の引き抜き方向に対して芯線を鎖錠し、且つ、押さえ片13bの上端面で芯線を端子板11の上片11bに押し付けることにより、電気的に芯線を接続するとともに機械的に保持するようになっている。
ここで、解除ハンドル17は上述した電線鎖錠を解除するためのものであり、この解除ハンドル17は下部一側面(隔壁部材7側の面)に設けた回動軸(図示せず)が隔壁部材7の縦壁部に設けた軸孔(図示せず)に回動自在に軸支され、且つ、器体片1Bの内側面に突出させた軸部(図示せず)を下部他側面(器体片1B側の面)に設けた凹部37に回動自在に軸支しており、器体1の外側に露出する操作部17aを手動操作して図1において反時計回りの方向に回動させたときに、下端側に設けた駆動突起19が鎖錠ばね13Bの鎖錠片13aの一側端の先端部を押して鎖錠片13aを撓ませ、芯線に対する鎖錠を解除することができるようになっている。なお、解除ハンドル17は、復帰ばね(図示せず)により図1において時計回りの方向に常時回転付勢されている。また、解除ハンドル17は、各極に対応するように隔壁部材7を間にして左右方向(図1の紙面に垂直な方向)に2個並べて設けられている。
一方、端子ブロック10Aは、端子ブロック10Bと同様に端子板11と、鎖錠ばね(図示せず)と、先端側に固定接点2Aがかしめ固定された固定接触子12Aとで構成されているが、端子ブロック10Aの端子板11は、端子ブロック10Bの端子板11とは異なり、その下片11eの一端側より上向きに延長片11aが延長形成され、その延長片11aの上端より延長片11aに対して直角となるように固定接触子12Aが延長形成されている。この端子ブロック10Aは、器体片1Aの上記凹部の下向きに傾斜した底面(図示せず)上に端子板11の下片11eを載置して、凹部の一端側の立ち上がり壁(図示せず)に沿うように延長片11aを配置するとともに、立ち上がり壁の上端を越えて固定接触子12Aを凹部の外へ導出し、立ち上がり壁と器体片1Aの底部より立設された隔壁14との間に凹部の上記底面と同様に傾斜させて一体形成した固定接点配置部15上に固定接触子12Aの先端部を配置することにより、端子ブロック10Aは上記凹部内に配設される。なおこのとき、固定接触子12Aの下面側に突出した固定接点2Aの下端部は、固定接点配置部15の上面に形成された凹部15a内に配置される。
端子ブロック10Aの鎖錠ばねと端子板11は、端子ブロック10Bの場合と同様に導体接続部たる速結端子を構成し、器体1の後面側に斜め下向きに形成された電線挿入孔(図示せず)を介して外部から電線が挿入されると、その芯線を鎖錠ばねの鎖錠片で鎖錠し、押さえ片で芯線を端子板11の上片11bに押しつけて電線を電気的に接続するとともに機械的に鎖錠するようになっている。
そして、上述した電線鎖錠を解除する際には、端子ブロック10Bと同様に操作部17a(図4参照)を手動操作して反時計回りの方向に回動させたときに、下端側に設けた駆動突起19が鎖錠ばねの鎖錠片の一側端の先端部を押して鎖錠片を撓ませ、芯線に対する鎖錠を解除することができるようになっている。ここに、鎖錠ばねおよび端子板11により電線接続端子が構成され、固定接点2Aと可動接点3Aおよび固定接点2Bと可動接点3Bにより接点部が構成されている。
次に、器体1の前後方向他端側(図1中の右側)内部には、分電盤(図示せず)内において異なる高さ位置に配設された2本の導電バー(図示せず)がそれぞれ差込接続される接続端子T1、T2を収納配置する収納部90、90が、高さ方向(図1中の上下方向)における器体1の中央部よりも下側(取付面と直交する方向における器体1の中央部よりも取付面側)に上下方向に並べて設けられている。また、両器体片1A、1Bの端壁と側壁にかけてそれぞれ形成した略L字状の切欠溝を突き合わせることによって形成される導電バー差込用の差込部209a、209bが、各収納部90、90に対応して設けられている。なお、差込部209aは上側の収納部90と、差込部209bは下側の収納部90とそれぞれ連通している。
接続端子T1、T2はともに略コ字状であって、上下に並行する両側片の先部が互いに近接した後、先端にかけて拡開する刃受ばねにより構成され、先端を拡開させることにより導電バーの差込を容易にするとともに、中央の近接部位で導電バーを挟み込めるようになっている。ここに、接続端子T1、T2により刃受ばねが構成され、差込部209a、209bにより差込溝が構成されている。
ここで、可動接触子4A、4Bを開閉駆動する開閉機構5は、ラッチ部材たる作動板43と、クロスバー40と、作動板43の一端を係止する段状の係止部57が形成された引き外し板41と、ハンドル6と、略コ字状のリンク44などで構成されている。
ハンドル6は、操作部6aと回動部6bとハンドル軸6cとで構成され、回動部6bの両側面の中央部に突出したハンドル軸6cを器体片1A、1Bの内側面に形成された軸孔(図示せず)にそれぞれ回動自在に挿入することによって両器体片1A、1B間に保持され、操作部6aは、両器体片1A、1Bを突き合わせた状態で器体1の上面に形成される窓孔50に臨むようになっている。また、ハンドル軸6cにはねじりばね(図示せず)が装着され、ハンドル6は、このねじりばねによりオフ操作方向に常時付勢されている。さらに、回動部6bの下端には、図1に示すように軸孔52が設けられ、リンク44の上側軸を回動自在に挿入することによってリンク44を介して作動板43に連結される。
作動板43は、左右方向(図1の紙面に垂直な方向)両側の中央部に設けた軸受け孔にリンク44の下側軸を貫挿させることによりリンク44を介してハンドル6と連結され、器体1内に上下移動自在に配置される。
クロスバー40は、上部の両側面に突出させた軸部40aを器体片1A、1Bの内側面に形成した軸孔(図示せず)に挿入することによって両器体片1A、1B間に枢支され、図7に示すように軸部40aよりやや下方の器体片1A側の側部には可動接触子4Aが側方から挿入される切溝54が、また下部の器体片1B側の側部には可動接触子4Bが側方から挿入される切溝55がそれぞれ設けられている。そして、クロスバー40において前後方向一端側(図1中の左側)の端面には、隔壁部材7および両器体片1A、1Bにそれぞれ突設された係止片130(図1では、器体片1Aに設けた係止片130のみ図示)を、各可動接点3A、3Bが各固定接点2A、2Bから開離した状態(図2または図3に示す状態)で係入し、その底部に当接させる凹溝131が幅方向に沿って形成されている。
また、クロスバー40の下端部は、当該下端部と器体片1Aの底部より立設された隔壁63との間に圧縮配置されたコイルばね62Aにより押されて、図1において時計回りの方向の回転力が付勢される。ここにおいて、クロスバー40は、可動接点3A、3Bと固定接点2A、2Bとが接触するオン回転位置(図1に示す位置)と、可動接点3A、3Bと固定接点2A、2Bとが開離するオフ回転位置(図2または図3に示す位置)との間で回動自在に器体1に枢支され、切溝55は、クロスバー40が上記オン回転位置からオフ回転位置に回動する間に、クロスバー40の回転支点(軸部40a)から近い側の端面がオン状態の位置から可動接触子4Bと反対方向に変位するように設けられている。
ここで、可動接触子4Aは剛体の導電金属板により形成され、クロスバー40の切溝54に側方から挿入されるとともに、切溝54の前面側に設けた凹部54a(図7参照)の底部と可動接触子4Aの下面との間に圧縮配置される接圧用のコイルばね(図示せず)により上方に付勢されるようになっており、クロスバー40が軸部40aを中心として回動したときに可動接触子4Aは切溝54の開口縁を中心として回動し、自由端にかしめ固定した可動接点3Aを固定接点2Aに対して接触または開離させるようになっている。
また、可動接触子4Bは可動接触子4Aと同様に剛体の導電金属板により形成され、クロスバー40の切溝55に側方から挿入されるとともに、器体片1Aの隔壁63に設けられた軸溝63aに回動自在に軸支される。さらに、可動接触子4Bの下面には、器体片1Aの底面との間に圧縮配置されたコイルばね62Bの一端側が固着されており、このコイルばね62Bにより軸溝63aを支点として図1において時計回りの方向の回転力が付勢される。ここにおいて、クロスバー40は、図2に示すように固定接点2Bと軸溝63aとの間に配置され、コイルばね62Bはクロスバー40に対して軸溝63a側に配置されている。そして、クロスバー40が時計回りの方向に回動したときには可動接触子4Bはコイルばね62Bからの付勢力により軸溝63aを中心として時計回りの方向に回動し、クロスバー40が反時計回りの方向に回動したときにはコイルばね62Bからの付勢力に抗して軸溝63aを中心として反時計回りの方向に回動することで、先端側にかしめ固定した可動接点3Bを固定接点2Bに対して接触または開離させるようになっている。
引き外し板41は、軸部41aと、この軸部41aの上部に突出する突出部41bと、軸部41aの下部に突出する脚部41cとが一体に形成され、軸部41aの左右方向両端部を両器体片1A、1Bの内側面に設けられた軸孔(図示せず)に挿入することによって両器体片1A、1B間で回動自在に軸支される。また、突出部41bの上端部には、作動板43の一端(図1中の右端)が係脱する係止部57が形成され、脚部41cの先端側にはバイメタル46に押駆動される受け部41dが左右方向に突設されている。なお、この引き外し板41にはねじりばね81が装着されており、このねじりばね81により反時計回りの方向に常時付勢されている。
次に、厚板金属材からなる導電板71Bは、図1に示すように前後方向一端側(図1中の右側)に調整ねじ77が螺合するねじ孔が貫設され、他端側の下面には一対のかしめ軸が突設されている。そして、熱動釈放装置を構成する略L字状のバイメタル46が一端側に溶着固定された薄板金属材からなる調整板72が、その他端側に貫設された一対の孔に上記一対のかしめ軸を挿通してかしめることで導電板71Bの下面側に取り付けられている。なお、調整ねじ77は、調整板72と導電板71Bとの距離を変化させるためのものであり、バイメタル46の下端位置、すなわち熱動釈放装置の感度が調整できるようになっている。
バイメタル46の調整板72との溶着部には、接続端子T1に一端側が接続された電線79Aの他端側が溶着され、一端側が可動接触子4Bに溶着された編組線79Cの他端側がバイメタル46の上下方向における略中央部に溶着され、接続端子T1、電線79A、導電板71B、バイメタル46、編組線79C、可動接触子4Bが電気的に接続されている。また、もう一方の電極側に設けられたバイメタル(図示せず)の調整板との溶着部には、巻線68Aおよび電線79Bを介して接続端子T2に一端側が接続された電線79Eの他端側が溶着され、一端側が可動接触子4Aに溶着された編組線79Dの他端側がバイメタルの上下方向における略中央部に溶着され、接続端子T2、電線79B、巻線68A、電線79E、導電板(図示せず)、バイメタル、編組線79D、可動接触子4Aが電気的に接続されている。
ここにおいて、導電板71Bおよびバイメタル46は器体片1A、1B間に介装される隔壁部材31に保持される。この隔壁部材31は絶縁性を有する合成樹脂成形品からなり、側面(器体片1B側の面)が開口する略矩形状の凹部31cが設けられ、当該凹部31cに導電板71Bを圧入することによって導電板71Bおよびバイメタル46が器体1内に収納されるようになっている。また、本実施形態では、凹部31cの上面および下面に複数(図1では4個)の突起31dが対向して突設されており、これらの突起31d間に導電板71Bを圧入することで導電板71Bおよびバイメタル46が保持されるようになっている。さらに、凹部31cの上面には、調整ねじ77を外部に臨ませるための切欠部31eが設けられ、この切欠部31eを通して調整ねじ77を調整することによって、熱動釈放装置の感度が調整できるようになっている。なお、調整後は調整ねじ77を調整する必要がないから、切欠部31eを蓋(図示せず)で閉塞し、調整ねじ77を不用意に操作したり、塵埃などの異物が器体1内に侵入するのを防止している。また、器体片1Aと隔壁部材31との間には、他の組の導電板およびバイメタルが上述した導電板71Bおよびバイメタル46と同様にして隔壁部材31に保持されている。
ここで、本実施形態の回路遮断器では、閉極状態において主回路に短絡電流が流れたり、漏洩電流が流れた際に上記開閉機構5を釈放して上記接点部を開極させる電磁釈放部47が設けられている。この電磁釈放部47は、図1および図6に示すように、前後方向(図6中の左右方向)に細長い略円筒状のコイルボビン69と、コイルボビン69に巻回される巻線68Aおよび巻線68Bと、主回路を流れる漏洩電流を検出するための零相変流器ZCTと、零相変流器ZCTの2次巻線(図示せず)に発生する2次出力が入力されるとともに、当該2次出力に基づいて漏洩電流を検出する漏電検出回路が形成された回路基板73とを備えている。
コイルボビン69は、合成樹脂のような絶縁材料により形成され、軸方向(図6中の左右方向)の両端部および中間部に鍔69Cを設けることで、各鍔69C間に巻胴部69A、69Bが前後方向(図6中の左右方向)に並べて設けられている。また、コイルボビン69内において、前面側(図6中の右側)には磁性金属からなる固定鉄心57が取着され、後面側には磁性金属からなり軸方向に移動自在となるように可動鉄心58が納装されている。さらに、可動鉄心58の先端(左端)には、上述した引き外し板41の突出部41bに係合する断面視の形状が略L字状の解除レバー58Aが取着されている。なお、解除レバー58Aの一端(図6中の右端)には復帰ばね70が取着されており、解除レバー58Aおよび可動鉄心58が後方(図6中の左方向)に常時付勢されている。すなわち、図6に示す位置が解除レバー58Aおよび可動鉄心58の初期位置(復帰位置)になる。
ここにおいて、コイルボビン69の巻胴部69Aには、上述の巻線68Aが巻回されており、巻線68Aの一端側は電線79Bを介して接続端子T2に接続され、他端側は電線79Eなどを介して可動接触子4Bに接続されている。一方、巻胴部69Bには、上述の巻線68Bが巻回されており、巻線68Bの両端部は回路基板73に形成された出力回路(図示せず)に接続されている。すなわち、本実施形態の回路遮断器では、巻線68Aおよび巻線68Bがコイルボビン69の軸方向に並べて巻回されており、また巻線68Aと巻線68Bは同じ方向(本実施形態では後面側から見て時計回りの方向)に巻回されている。
零相変流器ZCTは、中央部に設けた貫通孔に両電圧極の電路をなす電線79A、79Eが貫挿されており、主回路に漏洩電流が流れると零相変流器ZCTには不均衡電流が流れ上記2次巻線に2次出力が発生する。この2次出力は回路基板73に入力され、入力された2次出力を漏電検出回路により所定の閾値と比較し、基準値よりも大きな漏洩電流が流れていると判断した場合には、上記出力回路により巻線68Bが通電されるようになっている。
ここにおいて、本実施形態の回路遮断器では、接続端子T1、T2がそれぞれ配置された差込部209a、209bを、高さ方向(図1中の上下方向)における器体1の中央部よりも下側に配置することによって、器体1の上面側(接続端子T1、T2の収納部90に対して上記取付面と反対側の部位)には空スペースが生じるが、本実施形態では、この空スペースを利用して電磁釈放部47の構成部品(本実施形態では、回路基板73やコイルボビン69など)を収納する収納部80を設けている。また、器体1の前後方向(差込部209a、209b内に導電バーを差し込む方向)において、この収納部80の端部(図1中の右側の端部)の位置を差込部209a、209bが開口する部位と同じ位置に設定している。
次に、本実施形態の回路遮断器の組立方法について説明する。なお、以下の説明において、電線79A、79B、79E、および、編組線79C、79Dは予め所定位置に固着されているものとする。まず、右側の器体片1Aの凹部に端子ブロック10Aを収納するとともに、解除ハンドル17を復帰ばねとともに所定位置に組み込む。さらに、ハンドル6を所定位置にねじりばねとともに組み込む。その後、クロスバー40の切溝54に可動接触子4Aを嵌め込むとともにコイルばねを凹部54a内に収納し、クロスバー40を器体片1A側の所定位置にコイルばね62Aとともに回動自在に配置する。さらに、作動板43を、リンク44を用いてハンドル6と連結し、所定位置に配置する。
その後、器体1の前後方向他端側(図1中の右側)に設けた収納部90、90に接続端子T1、T2をそれぞれ収納するとともに、接続端子T1、T2の後面側(図1中の左側)に零相変流器ZCTを収納し、さらに接続端子T1、T2および零相変流器ZCTの上側の収納部80に回路基板73および巻線68A、68Bが巻回されたコイルボビン69を収納する。
次に、可動接触子4Bをクロスバー40の切溝55に嵌め込むとともに可動接触子4Bの折曲部位近傍を隔壁63に設けた軸溝63aに軸支し、さらにコイルばね62Bの一端側を可動接触子4Bに固着するとともに他端側を器体片1Aの底部に固着する。
その後、隔壁部材31を器体1A内に収納するとともに、隔壁部材31の凹部31c内に導電板71Bを圧入して、導電板71Bおよびバイメタル46を隔壁部材31に保持させ、さらに引き外し板41を、ねじりばね81とともに所定位置に回動自在に配置する。
このようにして隔壁部材7、隔壁部材7の凹部9内に収納される端子ブロック10B、解除ハンドル17および解除ハンドル17の復帰ばね以外の部品を器体片1A側に組み付けた後に、端子ブロック10B、解除ハンドル17および解除ハンドルの復帰ばねを凹部9に組み付けた隔壁部材7を器体1A側に重ねるように配設する。
そして、この状態から器体片1Bを器体片1A側に重ね合わせて結合する。このとき器体片1A側から器体片1B側へ突出させた3箇所の弾性係止片100の先端の爪状の引掛係止部101を、器体片1B側に対応して設けられた被引掛部(図示せず)にそれぞれ係止させると、器体片1Aと器体片1Bとが結合し器体1が組立てられる。逆に、器体片1Aから器体片1Bを取り外す場合には、被引掛部に対応させて開口した器体片1Bの各解除孔150(図4参照)からドライバ(図示せず)を挿入して対応する各弾性係止片100の引掛係止部101を上方または下方へ押圧し、被引掛部との引掛状態を解除することにより器体片1Aから器体片1Bを取り外すことができる。
ここで、切欠部31eを臨んで配設された調整ねじ77を、工具を用いて上下方向に移動させることでバイメタル46の初期位置が調整され、調整後は蓋を取り付けて切欠部31eを閉塞する。
ところで、図4および図5に示すように、器体片1B側の上面には挿通孔105aが貫設された突台部105が設けられており、擬似的に短絡状態を発生させるためのテスト釦78が、その先端部を挿通孔105aから上方に露出させている。そして、このテスト釦78を押操作することによって短絡状態になり、後述するトリップ動作を確認できるようになっている。
次に、本実施形態の回路遮断器の動作を図1から図3に基づいて説明する。図2はオフ状態を示しており、このオフ状態ではハンドル6の操作部6aは窓孔50より倒立露出した状態にあり、作動板43と引き外し板41との係合状態は外れた状態にある。そして、クロスバー40は、コイルばね62Aにより図2において時計回りの方向に回動するように付勢され、クロスバー40の切溝54内に貫挿された可動接触子4Aは自由端(可動接点3A側)が上方に移動した状態にあり、また切溝55内に貫挿された可動接触子4Bはコイルばね62Bからの付勢力により自由端(可動接点3B側)が上方に移動した状態にある。すなわち、各可動接点3A、3Bがそれぞれ対応する固定接点2A、2Bから開離した状態にある。
この状態でハンドル6の操作部6aを時計回りの方向に回動操作すると、リンク44の上側軸が下方向に押し動かされて、リンク44は下側軸により作動板43を押し下げる。作動板43が押し下げられると、作動板43の一端(図1中の右端)が引き外し板41の係止部57に当接し、作動板43はこの当接部位を回転中心として反時計回りの方向に回動して、他端(図1中の左端)がクロスバー40の上端に設けた突出部84に当接し、クロスバー40をコイルばね62Aからの付勢力に抗して反時計回りの方向に回動させる。
この回動によりクロスバー40の切溝55内に貫挿された可動接触子4Bは、コイルばね62Bからの付勢力に抗して反時計回りの方向に回動し、その自由端側に設けた可動接点3Bを固定接点2Bに接触させる。また、切溝54内に貫挿された可動接触子4Aは、可動接触子4Bと同様に反時計回りの方向に回動し、その自由端側に設けた可動接点3Aを固定接点2Aに接触させる。
そして、ハンドル6を更に時計回りの方向に回動させると、リンク44の下側軸の位置とハンドル6の回転中心を結ぶ線より上側軸が図1に示すように左方向に移動し、この状態でハンドル6のねじりばね、クロスバー44を付勢するコイルばね62A、更に可動接触子4Bを付勢するコイルばね62Bのばね力等が均衡して作動板43の一端と引き外し板41の係止部57とのラッチ状態が保持され、図1に示すオン状態が維持される。
次に、オン状態でハンドル6の操作部6aを反時計回りの方向に回動させると、リンク44の上側軸の位置が、ハンドル6の回転中心と下側軸とを結ぶ線を右方向に越えて上方へ移動するため、作動板43の右端と引き外し板41の係止部57とのラッチ状態が解除され、クロスバー40がコイルばね62Aの付勢力で時計回りの方向に回動するとともに、ハンドル6がねじりばねの付勢力でオフ側に急速に回動復帰する。クロスバー40の時計回りの方向の回動により可動接触子4Aが時計回りの方向に回動して自由端を上方へ移動させ、可動接点3Aを固定接点2Aから開離させる。また、可動接触子4Bは、コイルばね62Bからの付勢力により軸溝63aを回転中心として時計回りの方向に回動して自由端を上方へ移動させ、可動接点3Bを固定接点2Bから開離させる。
ここで、図1に示すオン状態においてバイメタル46に過大な負荷電流が流れると、バイメタル46は過電流により発熱して湾曲変位することになる。本実施形態では、バイメタル46の下端が後方(図1中の左方向)に移動するように変位して引き外し板41の受け部41dを左方向に押圧し、この押圧力により引き外し板41は軸部41aを中心として時計回りの方向に回動する。
そして、引き外し板41が時計回りの方向に回動すると、引き外し板41の係止部57と作動板43の一端(右端)とのラッチ状態が解除され、作動板43はリンク44の下側軸を中心として時計回りの方向に回動することになる。そのため、作動板43の他端(左端)によるクロスバー40の規制が無くなり、クロスバー40はコイルばね62Aのばね力により時計回りの方向に回動し、図3に示すように可動接触子4A、4Bをオフ状態に復帰させ、可動接点3A、3Bを固定接点2A、2Bからそれぞれ開離させる。
その後、電路遮断によりバイメタル46は元の状態に戻り、引き外し板41はねじりばね81の付勢により元の位置へ回動復帰する。また、ハンドル6はねじりばねの付勢によりオフ方向(反時計方向)に回動することになる。
また、図1に示すオン状態においてコイルボビン69に巻回された巻線68Aに短絡電流のような過大電流が流れると、電磁釈放部47を構成する固定鉄心57に磁力が発生して可動鉄心58を右方向に吸引する。すると、可動鉄心58に取着した解除レバー58Aが、復帰ばね70の付勢力に抗して引き外し板41の突出部41bを前方(図6中の右方向)に引っ張り、引き外し板41が軸部41aを中心として時計回りの方向に回動する。
そして、過大な負荷電流が流れた場合と同様に引き外し板41が時計回りの方向に回動すると、引き外し板41の係止部57と作動板43の一端(右端)とのラッチ状態が解除され、作動板43はリンク44の下側軸を中心として時計回りの方向に回動することになる。そのため、作動板43の他端(左端)によるクロスバー40の規制が無くなり、クロスバー40はコイルばね62Aのばね力により時計回りの方向に回動し、可動接触子4A、4Bをオフ状態に復帰させ、可動接点3A、3Bを固定接点2A、2Bからそれぞれ開離させる。
その後、電路遮断により電磁釈放部47の固定鉄心57に磁力が発生しなくなると、可動鉄心58および解除レバー58Aは復帰ばね70のばね力により元の状態に戻り、引き外し板41はねじりばね81の付勢により元の位置へ回動復帰する。また、ハンドル6はねじりばねの付勢によりオフ方向(反時計方向)に回動することになる。
さらに、図1に示すオン状態において主回路に漏洩電流が流れると、零相変流器ZCTには不均衡電流が流れて2次巻線に2次出力が発生し、この2次出力に応じて出力回路により巻線68Bが通電される。巻線68Bが通電されると、電磁釈放部47を構成する固定鉄心57に磁力が発生して可動鉄心58を右方向に吸引する。すると、可動鉄心58に取着した解除レバー58Aが、復帰ばね70の付勢力に抗して引き外し板41の突出部41bを前方(図6中の右方向)に引っ張り、引き外し板41が軸部41aを中心として時計回りの方向に回動する。
そして、短絡電流が流れた場合と同様に引き外し板41が時計回りの方向に回動すると、引き外し板41の係止部57と作動板43の一端(右端)とのラッチ状態が解除され、作動板43はリンク44の下側軸を中心として時計回りの方向に回動することになる。そのため、作動板43の他端(左端)によるクロスバー40の規制が無くなり、クロスバー40はコイルばね62Aのばね力により時計回りの方向に回動し、可動接触子4A、4Bをオフ状態に復帰させ、可動接点3A、3Bを固定接点2A、2Bからそれぞれ開離させる。
その後、電路遮断により電磁釈放部47の固定鉄心57に磁力が発生しなくなると、可動鉄心58および解除レバー58Aは復帰ばね70のばね力により元の状態に戻り、引き外し板41はねじりばね81の付勢により元の位置へ回動復帰する。また、ハンドル6はねじりばねの付勢によりオフ方向(反時計方向)に回動することになる。
ここで、導電バーを接続端子T1、T2に接続する際には、器体1の高さ方向における中央付近を持つことになるが、本実施形態の回路遮断器では、接続端子T1、T2(2極の刃受ばね)を器体1の高さ方向における中央部よりも下側に設けており、器体1を持つ手が接触端子T1、T2から遠くなるので、導電バーに接触しにくくなり安全性が向上する。また、それぞれ導電バーが接続される接続端子T1、T2(2極の刃受ばね)を、器体1の長手方向一端側において下面寄り(取付面と直交する方向における取付面寄り)に配置することによって、導電バーに差込接続する際に差込部209a、209b側を持った場合でも、器体1を持つ手が導電バーから遠くなるので接触しにくくなり、その結果感電の恐れを低減することができ、安全性が向上する。
さらに、器体1の内部において、接続端子T1、T2(2極の刃受ばね)の収納スペースに対して取付面と反対側の空スペースを利用して収納部80を設けているので、収納部80を別に設けなくてもよく、器体1を小型化することができる。また、差込部209a、209b内に導電バーを差し込む方向において、収納部80の端部の位置を差込部209a、209bが開口する部位と同じ位置にすることによって、収納部80の端部の位置を差込部209a、209bが開口する部位よりも内側にした場合と比べて、取付面と反対側の端面から導電バーまでの距離を大きくとることができるので、例えば分電盤に取り付けた際に対向する回路遮断器との間に隙間が生じた場合でも、隙間から差し込んだ手が導電バーに接触しにくくなる。
本実施形態の回路遮断器の閉極状態を示し、左側の器体片を取り外した状態の側面図である。 同上の開極状態を示し、左側の器体片を取り外した状態の側面図である。 同上のトリップ状態を示し、左側の器体片を取り外した状態の側面図である。 同上の斜視図である。 同上の右側面図である。 同上を下側から見た一部破断せる断面図である。 (a)(b)は同上に用いられるクロスバーの斜視図である。
符号の説明
1 器体
1A、1B 器体片
2A、2B 固定接点
3A、3B 可動接点
5 開閉機構
6 ハンドル
6a 操作部
11 端子板(電線接続端子)
13B 鎖錠ばね(電線接続端子)
50 窓孔
209a、209b 差込部(差込溝)
T1、T2 接続端子(刃受ばね)

Claims (3)

  1. 取付面と平行な方向における一端側に電線が接続される一対の電線接続端子が設けられるとともに、他端側に導電バーが差し込まれる差込溝が設けられた器体と、前記差込溝から挿入された導電バーが接続される2極の刃受ばねと、前記各電線接続端子と対応する前記刃受ばねとの間の電路にそれぞれ設けられた固定接点および可動接点からなる接点部と、当該接点部を接離させる開閉機構と、前記器体において前記取付面と反対側の面に形成された窓孔を通して露出させた操作部を操作することによって前記開閉機構を介して前記接点部を接離させるハンドルとを備え、前記2極の刃受ばねは、前記取付面と直交する方向において当該取付面寄りに配置されたことを特徴とする回路遮断器。
  2. 前記電路に過大電流が流れた際に固定鉄心の磁極面に発生する磁力によって吸引される可動鉄心を具備し、当該可動鉄心により前記開閉機構を介して前記接点部を強制開極させる電磁釈放部を備え、前記器体の内部において、前記2極の刃受ばねの収納スペースに対して前記取付面と反対側に前記電磁釈放部の構成部品を収納する収納部を設け、前記差込溝内に導電バーを差し込む方向において、前記収納部の端部の位置を前記差込溝が開口する部位と同じにしたことを特徴とする請求項1記載の回路遮断器。
  3. 前記2極の刃受ばねは、前記取付面と直交する方向における前記器体の中央部よりも前記取付面側に配置されたことを特徴とする請求項1又は2の何れか1項に記載の回路遮断器。
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