JP2008169755A - 圧縮機 - Google Patents
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Abstract
【課題】圧縮機の給電用のターミナル周辺で短絡や地絡が発生し、該ターミナルの端子が溶損若しくは破損して切断された場合に、その端子周辺でスパークが繰り返し発生するのを防止する。
【解決手段】圧縮機(1)のケーシング外側に、給電用のターミナル(21)の端子ピン(23)とリード線(31)とを接続するコネクタ(41)を設ける。コネクタ(41)は、3つの接続部材(51,52,53)に分割されていて、それぞれの接続部材で上記端子ピン(23)とリード線(31)とを接続固定するように構成されている。上記各接続部材(51,52,53)とターミナル(21)の基部(22)との間には、上記端子ピン(32)が溶損若しくは破損して切断された場合に該接続部材が外方に離れるように、該接続部材を付勢するバネ部材(55)が設けられている。
【選択図】図2
【解決手段】圧縮機(1)のケーシング外側に、給電用のターミナル(21)の端子ピン(23)とリード線(31)とを接続するコネクタ(41)を設ける。コネクタ(41)は、3つの接続部材(51,52,53)に分割されていて、それぞれの接続部材で上記端子ピン(23)とリード線(31)とを接続固定するように構成されている。上記各接続部材(51,52,53)とターミナル(21)の基部(22)との間には、上記端子ピン(32)が溶損若しくは破損して切断された場合に該接続部材が外方に離れるように、該接続部材を付勢するバネ部材(55)が設けられている。
【選択図】図2
Description
本発明は、給電用のターミナルとリード線とを接続固定するコネクタを備えた圧縮機に関し、特に、該ターミナルでのスパーク再発防止に係るものである。
従来より、蒸気圧縮式の冷凍サイクルを行う冷凍装置に用いられる圧縮機として、密閉型電動圧縮機が知られている。
例えば特許文献1に開示されている圧縮機は、密閉容器内にモータなどの電動要素と圧縮要素とを収納し、電源から電力供給される該電動要素によって圧縮要素を動作させるようにしている。そのため、上述のような圧縮機では、給電用のターミナルや、該ターミナルと電源側から延びるリード線とを繋ぐコネクタ等が必要となる。
これらのターミナル及びコネクタは、特許文献2に開示されるように、一般的に、端子箱と呼ばれるケース内に収納され、上記圧縮機のケーシングの外側に配設される。詳しくは、図6に示すように、端子箱(103)内に収納される上記ターミナル(121)は、端子の一端側が圧縮機のケーシング(102)内に、他端側がケーシング(102)外に位置するように該ケーシング(102)に取り付けられている。そして、ケーシング(102)外に突出しているターミナル(121)の端子の他端側は、コネクタ(141)に繋がり、該コネクタ(141)にはリード線(131)が繋がっている。これにより、上記コネクタ(141)を介して上記ターミナル(121)とリード線(131)とは電気的に接続され、電源からの電流をリード線(131)、コネクタ(141)及びターミナル(121)を介して上記電動要素に供給するようになっている。
ところで、密閉容器の溶接や圧縮要素の摺動摩耗によって発生した金属粉や、短絡によって電動要素が焼損した場合などに発生する炭化物等が、上記ターミナルに付着すると、それらの付着物によって該ターミナル周辺で短絡や地絡が発生する場合があり、該ターミナルの溶損若しくは破損に至る可能性がある。
これに対し、特許文献3に開示されるように、ターミナルの外側部分に溶断部を設け、電動要素に過電流が流れた場合に該溶断部を切断して該電動要素の焼損を防止する方法や、特許文献4に開示されるように、圧縮機のケーシングの内側から上記ターミナルの基端部周辺を絶縁材料で覆う構成などが考えられている。
特開2001−200790号公報
特許3775331号公報
特許2802144号公報
特公平4−77158号公報
ところで、上述のような特許文献3、4に開示される構成をターミナル周辺に適用しても、溶断部が正常に機能しない場合や、絶縁材料の表面に多量の金属粉や炭化物が付着した場合などには、密閉容器内でターミナルの端子間の短絡が発生する場合があり、これにより、該ターミナルが溶損若しくは破損する場合がある。そして、その状態で、電源側からの電流が遮断されていない場合や、ブレーカー切断後にそのまま再投入した場合などには、溶損若しくは破損して切断されたターミナルの端子が他の部材(例えばケーシングや端子箱、他の端子など)に接触したりすると、上記リード線、コネクタ及びターミナルに電流が流れて再び短絡が発生する場合がある。すなわち、上述のような構成のターミナル周辺では、短絡に起因するスパークが繰り返し発生する可能性がある。
特に、上記図6に示すように、コネクタにターミナルの3つの端子が固定された構造では、短絡等によって該ターミナルの端子が溶損若しくは破損して切断された場合、該端子はコネクタに固定されていて、他の部材との十分な絶縁距離を確保できないため、再度、短絡が発生する可能性が高い。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、圧縮機の給電用のターミナル周辺で短絡や地絡が発生し、該ターミナルの端子が溶損若しくは破損して切断された場合に、その端子周辺でスパークが繰り返し発生するのを防止することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係る圧縮機(1)では、給電用ターミナル(21)の端子(23)とリード線(31)とを接続するコネクタ(41)を、各接続部(51,52,53)が分離可能なように分割することで、該ターミナル(21)の端子(23)が溶損若しくは破損して切断された場合に、その端子(23)の接続される接続部(51,52,53)が上記給電用ターミナル(21)から離れられるようにした。
具体的には、第1の発明では、給電用ターミナル(21)の複数の端子(23)のそれぞれにリード線(31)を一本ずつ接続するためのコネクタ(41)を備えた圧縮機を対象とする。そして、上記コネクタ(41)は、上記端子(23)と上記リード線(31)とをそれぞれ接続固定するための複数の接続部(51,52,53)を備えているとともに、該各接続部(51,52,53)が分離可能なように分割されているものとする。
この構成により、給電用ターミナル(21)の端子(23)が短絡や地絡によって溶損若しくは破損して切断された場合、該端子(23)の接続される接続部(51,52,53)だけが上記給電用ターミナル(21)から離れる方向に移動できるようになる。したがって、上述の構成により、上記切断された端子(23)の絶縁距離を確保できるようになり、該端子(23)によって短絡等が再度、発生するのを防止することができる。
上述の構成において、上記給電用ターミナル(21)の端子(23)は、圧縮機ケーシング(2)を貫通するように設けられていて、上記圧縮機ケーシング(2)と上記接続部(51,52,53)との間には、上記端子(23)が切断された際に該接続部(23)が圧縮機ケーシング(2)から離れるように該接続部(51,52,53)を圧縮機ケーシング(2)に対して外方へ付勢する付勢手段(55)が設けられているものとする(第2の発明)。
これにより、上記接続部(51,52,53)は、給電用ターミナル(21)の端子(23)が切断された際に付勢手段(55)によって該給電用ターミナル(21)から離れるように移動し、該切断された端子(23)と他の部材との絶縁距離をより確実に確保することができる。したがって、上記端子(23)の短絡等に起因して再びスパークが発生するのをより確実に防止することができる。
また、上記給電用ターミナル(21)は、上記複数の端子(23)を保持するように上記圧縮機ケーシング(2)に固定される基部(22)を備えていて、上記付勢手段は、バネ部材(55)であり、その一端側が上記基部(22)または上記圧縮機ケーシング(2)のいずれか一方に当接するように配設されているのが好ましい(第3の発明)。
このように、給電用ターミナル(21)の基部(22)とコネクタ(41)の接続部(51,52,53)との間にバネ部材(55)を配設することで、端子(23)が溶損若しくは破損して切断された場合に、該基部(22)に対して接続部(51,52,53)をさらに確実に離すことができ、該切断された端子(23)と他の部材との絶縁距離をさらに確実に確保することができる。
特に、上記バネ部材(55)は、上記給電用ターミナル(21)の端子(23)に沿ってその外周を囲むように配設されるのが好ましい(第4の発明)。こうすることで、上記バネ部材(55)をコネクタ(41)と給電用ターミナル(21)の基部(22)との間に、コンパクトに配置することができる。
また、上記圧縮機ケーシング(2)の外表面上には、端子箱(3)が設けられていて、上記端子箱(3)内には、上記給電用ターミナル(21)及び上記コネクタ(41)が収納されているとともに、該給電用ターミナル(21)を囲むように消弧材(62)が配設されているのが好ましい(第5の発明)。
これにより、圧縮機ケーシング(2)の内側で短絡が生じて、給電用ターミナル(21)の圧縮機ケーシング内側部分が破損若しくは溶損しても、圧縮機ケーシング(2)外側の端子箱(3)内では、消弧材(62)によって給電用ターミナル(21)のケーシング外側部分でスパークが発生するのを確実に防止することができる。
したがって、圧縮機ケーシング(2)の内側で短絡によるスパークが発生しても、上述のように端子(23)の絶縁距離を確保することで短絡や地絡の再発を確実に防止しつつ、上記消弧材(62)によって、圧縮機ケーシング(2)外側部分で再スパークが発生するのを確実に防止することができる。
また、上記消弧材(62)は、上記給電用ターミナル(21)周辺の温度が所定温度以上になると破れるように構成された袋部材(61)内に収納されているものとする(第6の発明)。
ここで、上記所定温度とは、給電用ターミナル(21)で短絡等が発生した場合の該給電用ターミナル(21)周辺の温度を意味する。
これにより、給電用ターミナル(21)で短絡等によるスパークが発生した場合にのみ、袋部材(61)が破れて、中の消弧材(62)が流出する。すなわち、上述の構成により、必要なときにだけ消弧材(62)を給電用ターミナル(21)周辺に配置することができる。したがって、端子箱(3)内に消弧材(62)を配設する際の作業性を向上することができるとともに、例えば、平常時に端子箱(3)内のメンテナンス作業を行う場合などには、消弧材(62)が袋部材(61)内に収納されているため、消弧材がそのまま端子箱(3)内に収納されている状態よりもメンテナンス時の作業性を向上することができる。
また、上記消弧材(62)は、消火剤であるのが好ましい(第7の発明)。このように、消火剤を用いれば、給電用ターミナル(21)周辺でスパークに起因して装置の二次的な損傷が拡大するのを確実に防止することができる。
さらに、上記消弧材(62)は、電気絶縁材料であってもよい(第8の発明)。このように、電気絶縁材料を用いることで、給電用ターミナル(21)周辺で短絡が繰り返し発生するのをさらに確実に防止することができる。
以上より、第1の発明に係る圧縮機(1)によれば、給電用ターミナル(21)の端子(23)とリード線(31)とを接続するコネクタ(41)を、各接続部(51,52,53)が分離可能なように分割したため、該端子(23)が溶損若しくは破損して切断された場合には、その端子(23)の接続されている接続部(51,52,53)が給電用ターミナル(21)等の他の部品から離れることができ、短絡等の再発を防止することができる。これにより、上記給電用ターミナル(21)周辺での再スパークの発生を確実に防止することができる。
また、第2の発明によれば、上記接続部(51,52,53)は、給電用ターミナル(21)の端子(23)が切断された際に圧縮機ケーシング(2)から離れるように付勢手段(55)によって圧縮機ケーシング(2)外方に付勢されているため、該切断された端子(23)の絶縁距離をより確実に確保することができ、給電用ターミナル(21)周辺での再スパークの発生をより確実に防止することができる。
また、第3の発明によれば、上記付勢手段としてのバネ部材(55)は、その一端側が給電用ターミナル(21)の基部(22)または圧縮機ケーシング(2)のいずれか一方に当接するように配設されるため、端子(23)が切断された場合には、バネ部材(55)によって接続部(51,52,53)を給電用ターミナル(21)等から確実に離すことができ、再び短絡等が発生するのを確実に防止することができる。
また、第4の発明によれば、上記バネ部材(55)は、給電用ターミナル(21)の端子(23)に沿ってその外周を囲むように配設されるため、コンパクトに配置することができ、該給電用ターミナル(21)周辺の構成のコンパクト化を図れる。
また、第5の発明によれば、上記給電用ターミナル(21)及びコネクタ(41)を端子箱(3)内に収納するとともに、該端子箱(3)内に給電用ターミナル(21)を囲むように消弧材(62)を配設したため、該端子箱(3)内での給電用ターミナル(21)周辺のスパークの発生を確実に防止することができる。
また、第6の発明によれば、上記消弧材(62)は、給電用ターミナル(21)周辺が所定温度以上になると破れる袋部材(61)内に収納されているため、該給電用ターミナル(21)周辺の温度が短絡等によって上昇した場合にのみ、消弧材(62)が給電用ターミナル(21)周辺に展開する。これにより、上記端子箱(3)内への消弧材(62)の設置が容易になるとともに、平常時の該端子箱(3)内のメンテナンス作業が容易になる。
また、第7の発明によれば、上記消弧材(62)は消火剤であるため、仮に給電用ターミナル(21)で短絡等に起因するスパークが発生しても、すぐに消すことができ、スパークによる装置の二次的な損傷の拡大を確実に防止することができる。
さらに、第8の発明によれば、上記消弧材(62)は電気絶縁材料であるため、給電用ターミナル(21)で短絡等が発生するのを確実に防止することができ、再スパークの発生をさらに確実に防止することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
<実施形態1>
−全体構成−
図1に示すように、本発明の実施形態に係る圧縮機(1)は、いわゆる全密閉型に構成されている。特に図示しないが、上記圧縮機(1)のケーシング内部には、電動機、駆動軸、圧縮機構、軸受などが収納されている。すなわち、上記圧縮機(1)は、電動機に電力を供給すると、該電動機のロータと同軸に設けられた駆動軸が回転するように構成されている。そして、該駆動軸の一端は、圧縮機構に係合しており、該駆動軸を介して電動機から圧縮機構に動力を伝達する。これにより、上記圧縮機構は、低圧のガス冷媒を吸入し、その吸入したガス冷媒を圧縮して吐出するようになっている。
−全体構成−
図1に示すように、本発明の実施形態に係る圧縮機(1)は、いわゆる全密閉型に構成されている。特に図示しないが、上記圧縮機(1)のケーシング内部には、電動機、駆動軸、圧縮機構、軸受などが収納されている。すなわち、上記圧縮機(1)は、電動機に電力を供給すると、該電動機のロータと同軸に設けられた駆動軸が回転するように構成されている。そして、該駆動軸の一端は、圧縮機構に係合しており、該駆動軸を介して電動機から圧縮機構に動力を伝達する。これにより、上記圧縮機構は、低圧のガス冷媒を吸入し、その吸入したガス冷媒を圧縮して吐出するようになっている。
−端子箱の構成−
図1に示すように、上記圧縮機(1)のケーシング(2)(圧縮機ケーシング)の外側で且つ上下方向のほぼ中心付近には、端子箱(3)が取り付けられている。この端子箱(3)は、図2にも示すように、正面視で略長方形状の箱体であって、上記ケーシング(2)の外側に取り付け固定されるベース部材(11)と該ベース部材(11)を覆う上蓋(16)とを備えている。そして、上記端子箱(3)内には、上記圧縮機(1)のケーシング(2)を貫通するように設けられている給電用のターミナル(21)(給電用ターミナル)や、該ターミナル(21)と電源(図示省略)から延びるリード線(31)とを繋ぐコネクタ(41)などが配置されている。
図1に示すように、上記圧縮機(1)のケーシング(2)(圧縮機ケーシング)の外側で且つ上下方向のほぼ中心付近には、端子箱(3)が取り付けられている。この端子箱(3)は、図2にも示すように、正面視で略長方形状の箱体であって、上記ケーシング(2)の外側に取り付け固定されるベース部材(11)と該ベース部材(11)を覆う上蓋(16)とを備えている。そして、上記端子箱(3)内には、上記圧縮機(1)のケーシング(2)を貫通するように設けられている給電用のターミナル(21)(給電用ターミナル)や、該ターミナル(21)と電源(図示省略)から延びるリード線(31)とを繋ぐコネクタ(41)などが配置されている。
上記ベース部材(11)は、底面部(12)及び4つの側壁部(13,13,13,13,)を有し、正面視で略長方形状に形成された箱状の部材であり、その底面部(12)が上記ケーシング(2)の外周面上に固定されている。また、上記ベース部材(11)の底面部(12)には、上記ターミナル(21)が挿通するための貫通穴(12a)が形成されている。すなわち、上記ベース部材(11)は、上記ターミナル(21)が貫通穴(12a)を挿通した状態で上記ケーシング(2)の外周面上に取り付けられている。
上記上蓋(16)も、底面部(18)及び4つの側壁部(17,17,17,17)を有する箱状の部材であり、上記ベース部材(11)に対して該ベース部材(11)の開口側を覆うように配設される。上記上蓋(16)は、上記ベース部材(11)の内側に嵌め込まれるように該ベース部材(11)よりも小さく形成されている。すなわち、上記上蓋(16)は、その側壁部(17)の外面がベース部材(11)の側壁部(13)の内面に嵌合するように構成されている。
また、上記上蓋(16)には、左右の側壁部(17,17)の外面からそれぞれ側方に向かって突出する突起部(17a,17a)が形成されている(図2(A)参照)。各突起部(17a)は、上記上蓋(16)がベース部材(11)に対して取り付けられた状態で、該ベース部材(11)の側壁部(13)に形成された係合穴(13a)に係合するように設けられている。これにより、上記上蓋(16)がベース部材(11)から容易に外れないようになっている。なお、上記上蓋(16)の突起部(17a)は、上記ターミナル(21)で短絡等が生じて該ターミナル(21)が破損し、ケーシング内部からガスが噴出しても該上蓋(16)が吹き飛ばないような十分な強度を有している。
上記図2に示すように、上記端子箱(3)の下面、すなわち、該端子箱(3)をケーシング(2)に取り付けた状態で下側に位側する上記ベース部材(11)及び上蓋(16)の側壁部(13,17)には、図示しない電源に繋がるリード線(31)の取出し口(3a)が形成されている。この取出し口(3a)は、上記ベース部材(11)及び上蓋(16)の側壁部(13,17)にそれぞれ形成された切欠部(13b,17b)によって構成されている。なお、本実施形態では、上記取出し口(3a)を上記端子箱(3)の下面に設けているが、この限りではなく、上面や側面など、どの面に設けても良い。
上記リード線(31)は、電源側とは反対側の一端が上記端子箱(3)内に位置付けられていて、該一端には、ボルトによってコネクタ(41)に固定可能なように、円盤状の端子片(32)が一体的に設けられている。なお、上記図2では、リード線(31)が1本のみ記載されているが、実際には、3本のリード線が上記コネクタ(41)にそれぞれ接続されていて、それらのリード線は束ねられた状態で上記取出し口(3a)から外側へ引き出されている。
上記コネクタ(41)は、詳しくは後述するように3つの厚肉板状の接続部材(51,52,53)(接続部)からなり、それぞれの部材の表面には、上記各リード線(31)の端子片(32)をボルトによって固定するためのボルト穴(42,42,42)が形成されている。そして、上記接続部材(51,52,53)のボルト穴(42)周辺には、上記各リード線(31)の端部をガイドするための案内溝(43,44,45)、後述するターミナル(21)の端子片(24)が挿通するスリット穴(46,46,46)及び該各スリット穴(46)から上記各ボルト穴(42)まで延びるように上記端子片(24)の接触部(47)が形成されている。
また、上記コネクタ(41)の接続部材(51,52,53)は、上記図2(A)に示すように、上記各案内溝(43,44,45)と端子片接続部(47)とのなす角度がそれぞれ異なるように形成されている。具体的には、120°間隔で放射状に延びる上記各端子片接続部(47)に対して、上記端子箱(3)のリード線の取出し口(3a)にもっとも近い案内溝(43)は約120°、次に近い案内溝(44)は約90°、取出し口(3a)から最も離れている案内溝(45)は約60°の角度をなしている。
さらに、上記図2(A)に示すように、上記接続部材(51,52,53)は、それぞれの部材に形成されたスリット穴(46,46,46)が約120°間隔で並ぶように、且つ上記端子箱(3)のリード線の取り出し口(3a)に2番目に近い接続部材(52)の案内溝(44)が該端子箱(3a)の長手方向に沿うように、配設される。
すなわち、上記案内溝(43,44,45)が上記端子箱(3)の取出し口(3a)に向かって延びるように、上記コネクタ(41)は構成されている。
上述のようなコネクタ(41)の構成により、上記各リード線(31)は、ほとんど蛇行することなく取出し口(3a)に向かって伸長される。つまり、上記各リード線(31)は、きつく屈曲されることなく上記取出し口(3a)へ案内される。そのため、上記各リード線(31)同士が干渉し合ったり、リード線(31)が端子箱(3)の内面に接触したりすることもない。
上記ターミナル(21)は、図2(B)に示すように、盆状に形成された基部(22)を有していて、この基部(22)が、ケーシング(2)に形成された孔に対し、ケーシング外方に底面が向くように嵌め込まれた状態で溶接固定されている。上記基部(22)には、3本の端子ピン(23,23,23)が底面を貫通するように設けられている。これらの端子ピン(23,23,23)は、同一ピッチ円上に120°間隔で配置されている。また、上記各端子ピン(23)は、上記基部(22)よりもケーシング外側の基端部分をガラス製の絶縁材(25)によって覆われている。
上記ターミナル(21)の各端子ピン(23)は、図示しないが、ケーシング(2)内側の端部が圧縮機(1)内の電動機に対して電気的に接続されている。一方、上記各端子ピン(23)のケーシング(2)外側の端部には、端子片(24)が一体的に設けられている(図2参照)。この端子片(24)は、真鍮など金属製の板状の部材であって、その先端部にはボルト孔が形成されている。そして、図2(B)に示すように、上記端子片(24)は、上記コネクタ(41)に形成されたスリット穴(46)を挿通した状態で、該コネクタ(41)表面に形成された端子片接触部(47)に沿うように折り曲げられて、上記ボルト穴(42)に挿通されるボルト(48)によって該コネクタ(41)に固定されている。なお、上記図2(B)に示すように、上記コネクタ(41)の接続部材(51,52,53)には、スリット穴(46)に連通するように穴部(54)が形成されていて、この穴部(54)内に、上記ターミナル(21)の端子ピン(23)の先端が挿入されるようになっている。
すなわち、上記コネクタ(41)の表面上に、上記ターミナル(21)の端子片(24)と、上記リード線(31)の端子片(32)とが電気的に接続されるように固定されている。なお、上記図2(A)には、リード線(31)、端子片(32)及び端子ピン(23)の端子片(24)を一つずつのみ記載しているが、当然のことながら、これらはすべて3つずつ設けられているものとする。
−コネクタの分割構造−
ところで、ケーシング(2)の溶接や圧縮機構の摺動摩耗によって発生した金属粉や、電動機の短絡による焼損によって発生した炭化物などが上記ターミナル(21)のケーシング内側部分に付着すると、それらの付着物によって端子ピン(23)同士の間で短絡が発生したり、端子ピン(23)とケーシング(2)との間で地絡が発生したりする場合がある。そうすると、上記ターミナル(21)、特に端子ピン(23)が溶損若しくは破損する。
ところで、ケーシング(2)の溶接や圧縮機構の摺動摩耗によって発生した金属粉や、電動機の短絡による焼損によって発生した炭化物などが上記ターミナル(21)のケーシング内側部分に付着すると、それらの付着物によって端子ピン(23)同士の間で短絡が発生したり、端子ピン(23)とケーシング(2)との間で地絡が発生したりする場合がある。そうすると、上記ターミナル(21)、特に端子ピン(23)が溶損若しくは破損する。
そして、上述のようにターミナル(21)が溶損若しくは破損して切断されても、電源から電流が供給されている場合、上述のように上記端子ピン(23)の一端側はコネクタ(41)に接続されているため、端子ピン(23)の溶断した箇所が他の端子ピン(23)やケーシング(2)等に接触すると、短絡や地絡が繰り返し発生する場合がある。
これに対し、本発明では、上述のように、上記コネクタ(41)を、ターミナル(21)の各端子ピン(23)と各リード線(31)との接続部分毎に分割した。すなわち、上記図2に示すように、上記コネクタ(41)を3つの独立した部材である接続部材(51,52,53)によって構成し、上記ターミナル(21)の端子ピン(23)が溶損若しくは破損して切断されても、その端子ピン(23)に対応する接続部材だけが、該ターミナル(21)及びケーシング(2)から離れるような構成にした(図3参照)。
具体的には、上記コネクタ(41)を構成する接続部材(51,52,53)のターミナル(21)側と該ターミナル(21)の基部(22)との間に、それぞれ、バネ部材(55,55,55)(付勢手段)を設け、該各接続部材(51,52,53)をターミナル(21)から離す方向に付勢させる。すなわち、このバネ部材(55)は、上記図2(B)に示すように、一端側が上記ターミナル(21)の基部(23)の外表面上に係止されているとともに、上記端子ピン(23)に沿ってその外周を囲むように、すなわち絶縁材(25)の外周を囲むようにピン伸長方向に延びて、該端子ピン(23)の先端が挿入される上記各接続部材(51,52,53)の穴部(54,54,54)内の段部(54a,54a,54a)に他端側が係止されている。また、上記図2(B)のような接続部材(51,52,53)の取り付け状態では、上記バネ部材(55)は縮んだ状態で配設されている。
これにより、上述のように短絡や地絡等によって上記ターミナル(21)の端子ピン(23)が溶損若しくは破損して切断された場合には、バネ部材(55)の弾性復元力によって該端子ピン(23)の接続された接続部材のみが上記ターミナル(21)から離れる方向に移動する(図3参照)。したがって、上記端子ピン(23)と他の部材との絶縁距離をより確実に確保することができる。
−実施形態1の効果−
以上より、この実施形態によれば、短絡や地絡によってターミナル(21)の端子ピン(23)が溶損若しくは破損して切断された場合でも、該端子ピン(23)の接続された接続部材は、絶縁距離を確保するようにバネ部材(55)によってターミナル(21)及びケーシング(2)から離れる方向に移動するため、該溶損若しくは破損して切断された端子ピン(23)によって短絡や地絡が発生するのを防止することができる。
以上より、この実施形態によれば、短絡や地絡によってターミナル(21)の端子ピン(23)が溶損若しくは破損して切断された場合でも、該端子ピン(23)の接続された接続部材は、絶縁距離を確保するようにバネ部材(55)によってターミナル(21)及びケーシング(2)から離れる方向に移動するため、該溶損若しくは破損して切断された端子ピン(23)によって短絡や地絡が発生するのを防止することができる。
しかも、上述のように、コネクタ(41)を3つの接続部材(51,52,53)によって構成するとともに、該各接続部材(51,52,53)をバネ部材(55)によって外方に付勢することで、簡単な構成によって溶損若しくは破損して切断された端子ピン(23)の絶縁距離を確保することができる。
また、上記バネ部材(55)は、その一端側が上記ターミナル(21)の基部(22)に係止されていて、他端側が上記接続部材(51,52,53)に係止されているため、端子ピン(23)が溶損若しくは破損して切断された場合、該端子ピン(23)の接続された接続部材は、上記バネ部材(55)によって上記ターミナル(21)に対して離れる方向に確実に移動し、短絡や地絡の発生を確実に防止することができる。
さらに、上記バネ部材(55)を、ターミナル(21)の端子ピン(23)に沿ってその外周を囲むように配設することで、該ターミナル(21)周辺にコンパクトに配置することができ、端子箱(3)のコンパクト化を図ることができる。
−実施形態2−
この実施形態では、上記実施形態1の構成に加えて、図4に示すように、上記端子箱(3)の内部に消弧材(62)の収納されたパック(61)(袋部材)を配設する。これにより、ターミナル(21)周辺でスパークが繰り返し発生するのを確実に防止することができる。なお、コネクタ(41)の構造及び動きについては、上記実施形態1と同じなので、説明を省略し、上記消弧材(62)の封入されたパック(61)についてのみ以下で説明する。
この実施形態では、上記実施形態1の構成に加えて、図4に示すように、上記端子箱(3)の内部に消弧材(62)の収納されたパック(61)(袋部材)を配設する。これにより、ターミナル(21)周辺でスパークが繰り返し発生するのを確実に防止することができる。なお、コネクタ(41)の構造及び動きについては、上記実施形態1と同じなので、説明を省略し、上記消弧材(62)の封入されたパック(61)についてのみ以下で説明する。
具体的には、上記パック(61)は、上記ターミナル(21)で短絡や地絡が発生し、端子ピン(23)の温度(ターミナルの周辺温度)が所定温度まで上昇すると、破れて中から粉末状の消弧材(62)を流出させるように構成されている。すなわち、上記パック(61)は、例えば薄いシート状の樹脂によって袋状に構成されたもので、上記ターミナル(21)の短絡や地絡によるスパークの熱で溶けるような融点を有している。なお、上記パック(61)の材質としては、スパークの熱によって炭化しないようなものが好ましい。
また、上記パック(61)は、図5に示すように、環状に形成されていて、その穴部(61a)内に上記ターミナル(21)が位置付けられるように上記端子箱(3)内に配置されている。すなわち、上記パック(61)は、上記ターミナル(21)を囲むように、上記端子箱(3)のベース部材(11)内に配設されている(図4参照)。
なお、上記消弧材(62)は、スパークを防止できるようなものであれば、どのようなものであってもよく、例えば、消火剤や電気絶縁材料であってもよい。消火剤を用いる場合には、再スパークに起因する装置の二次的な損傷の拡大を確実に防止することができる一方、電気絶縁材料を用いる場合には、短絡や地絡が繰り返し発生するのを確実に防止することができる。ただし、上記電気絶縁材料は、例えばシリコンなど、スパークの熱によって炭化しないものが好ましい。
−実施形態2の効果−
以上より、上記ターミナル(21)を囲むように、消弧材の封入されたパック(61)を配置し、該ターミナル(21)が短絡や地絡によって所定温度になった場合に、該パック(61)が破れて消弧材(62)が流出するような構成にすることで、該ターミナル(21)で短絡や地絡が発生した場合には、展開した消弧材(62)によってターミナル(21)でスパークが再び発生するのを確実に防止しつつ、消弧材(62)を設置する際や平常時の端子箱(3)のメンテナンスの際には、消弧材(62)の取り扱いが容易になり、設置作業やメンテナンス作業の作業性の向上を図ることができる。
以上より、上記ターミナル(21)を囲むように、消弧材の封入されたパック(61)を配置し、該ターミナル(21)が短絡や地絡によって所定温度になった場合に、該パック(61)が破れて消弧材(62)が流出するような構成にすることで、該ターミナル(21)で短絡や地絡が発生した場合には、展開した消弧材(62)によってターミナル(21)でスパークが再び発生するのを確実に防止しつつ、消弧材(62)を設置する際や平常時の端子箱(3)のメンテナンスの際には、消弧材(62)の取り扱いが容易になり、設置作業やメンテナンス作業の作業性の向上を図ることができる。
すなわち、短絡や地絡によって上記ターミナル(21)の端子ピン(23)が溶損若しくは破損して切断された場合には、上記実施形態1のようなコネクタ(41)の構成によって該端子ピン(23)の絶縁距離を確保することで、短絡や地絡の再発を確実に防止しつつ、短絡等によって上記消弧材(62)がターミナル(21)の周辺に展開することで、再スパークの発生を確実に防止することができる。したがって、上述の構成によれば、短絡等による再スパークの発生をより確実に防止することができる。
また、上記パック(61)を環状に形成し、その穴部内に上記ターミナル(21)を位置付けることで、該ターミナル(21)で短絡や地絡等が発生した場合に、該ターミナル(21)の周辺に消弧材(62)を確実に展開することができる。すなわち、上記ターミナル(21)を囲むようにパック(61)の外皮が位置付けられるので、上記ターミナル(21)の熱によって該パック(61)を確実に溶かして、該パック(61)内から消弧材(62)を確実に流出させることができる。しかも、上述のように上記パック(61)を環状に形成することで、該パック(61)を上記端子箱(3)内に設置する際の作業性を向上することができる。
さらに、上記パック(61)は、上述のように、薄いシート状の樹脂材料からなるため、上記図2に示すように、上記端子箱(3)の内面やコネクタ(41)等に沿うように変形することができ、該端子箱(3)内に多くの消弧材(62)を効率良く配置することができる。
なお、本実施形態では、上記消弧材(62)を粉末としたが、この限りではなく、例えば液体や気体、固形物であってもよい。
《その他の実施形態》
上記各実施形態については、以下のような構成としてもよい。
上記各実施形態については、以下のような構成としてもよい。
上記実施形態1では、コネクタ(41)を構成する接続部材(51,52,53)をバネ部材(55)によって外方に付勢するようにしているが、この限りではなく、バネ部材(55)を設けなくてもよい。この場合には、溶損若しくは破損して切断された端子ピン(23)の接続された接続部材をターミナル(21)から積極的に離すような構成ではないが、該ターミナル(21)と接続部材(51,52,53)とを繋ぐ端子ピン(23)が切断されることで、接続部材は自重によって下方へ落下若しくは外方へ移動し、上記ターミナル(21)から離れることになる。
また、上記実施形態1では、接続部材(51,52,53)を外方へ付勢する手段としてバネ部材(55)を用いているが、この限りではなく、例えばゴムなどを用いてもよい。
さらに、上記バネ部材(55)は、ターミナル(21)の端子ピン(23)の外周を該端子ピン(23)の伸長方向に沿って延びるように設けられているが、この限りではなく、該バネ部材(55)を端子ピン(23)に対して並列に設けてもよい。
また、上記実施形態2では、袋状のパック(61)内に消弧材(62)を封入しているが、この限りではなく、消弧材をそのまま端子箱(3)内に封入してもよい。
さらに、上記実施形態2では、ターミナル(21)を挿通させるようにパック(61)を環状に形成しているが、この限りではなく、該ターミナル(21)の周りを囲むように複数のパックを配置するようにしてもよい。
以上説明したように、本発明は、給電用ターミナルの端子とリード線とを接続固定するコネクタを備えた圧縮機に有用である。
1 圧縮機
2 ケーシング(圧縮機ケーシング)
3 端子箱
21 ターミナル(給電用ターミナル)
22 基部
23 端子ピン(端子)
31 リード線
41 コネクタ
51,52,53 接続部材(接続部)
55 バネ部材(付勢手段)
61 パック(袋部材)
61a 穴部
62 消弧材
2 ケーシング(圧縮機ケーシング)
3 端子箱
21 ターミナル(給電用ターミナル)
22 基部
23 端子ピン(端子)
31 リード線
41 コネクタ
51,52,53 接続部材(接続部)
55 バネ部材(付勢手段)
61 パック(袋部材)
61a 穴部
62 消弧材
Claims (8)
- 給電用ターミナル(21)の複数の端子(23)のそれぞれにリード線(31)を一本ずつ接続するためのコネクタ(41)を備えた圧縮機であって、
上記コネクタ(41)は、上記端子(23)と上記リード線(31)とをそれぞれ接続固定するための複数の接続部(51,52,53)を備えているとともに、該各接続部(51,52,53)が分離可能なように分割されていることを特徴とする圧縮機。 - 請求項1において、
上記給電用ターミナル(21)の端子(23)は、圧縮機ケーシング(2)を貫通するように設けられていて、
上記圧縮機ケーシング(2)と上記接続部(51,52,53)との間には、上記端子(23)が切断された際に該接続部(23)が圧縮機ケーシング(2)から離れるように該接続部(51,52,53)を圧縮機ケーシング(2)に対して外方へ付勢する付勢手段(55)が設けられていることを特徴とする圧縮機。 - 請求項2において、
上記給電用ターミナル(21)は、上記複数の端子(23)を保持するように上記圧縮機ケーシング(2)に固定される基部(22)を備えていて、
上記付勢手段は、バネ部材(55)であり、その一端側が上記基部(22)または上記圧縮機ケーシング(2)のいずれか一方に当接するように配設されていることを特徴とする圧縮機。 - 請求項3において、
上記バネ部材(55)は、上記給電用ターミナル(21)の端子(23)に沿ってその外周を囲むように配設されていることを特徴とする圧縮機。 - 請求項1から4のいずれか一つにおいて、
上記圧縮機ケーシング(2)の外表面上には、端子箱(3)が設けられていて、
上記端子箱(3)内には、上記給電用ターミナル(21)及び上記コネクタ(41)が収納されているとともに、該給電用ターミナル(21)を囲むように消弧材(62)が配設されていることを特徴とする圧縮機。 - 請求項5において、
上記消弧材(62)は、上記給電用ターミナル(21)周辺の温度が所定温度以上になると破れるように構成された袋部材(61)内に収納されていることを特徴とする圧縮機。 - 請求項5または6において、
上記消弧材(62)は、消火剤であることを特徴とする圧縮機。 - 請求項5または6において、
上記消弧材(62)は、電気絶縁材料であることを特徴とする圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007003557A JP2008169755A (ja) | 2007-01-11 | 2007-01-11 | 圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2007003557A JP2008169755A (ja) | 2007-01-11 | 2007-01-11 | 圧縮機 |
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JP2008169755A true JP2008169755A (ja) | 2008-07-24 |
Family
ID=39698077
Family Applications (1)
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JP2007003557A Pending JP2008169755A (ja) | 2007-01-11 | 2007-01-11 | 圧縮機 |
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JP (1) | JP2008169755A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012219800A (ja) * | 2011-04-14 | 2012-11-12 | Daikin Industries Ltd | 圧縮機 |
TWI400843B (ja) * | 2010-08-25 | 2013-07-01 | ||
JP2014216396A (ja) * | 2013-04-24 | 2014-11-17 | 日立アプライアンス株式会社 | 電源端子箱構造及びこれを用いた圧縮機 |
CN106150975A (zh) * | 2015-03-30 | 2016-11-23 | Tcl空调器(中山)有限公司 | 压缩机及具有该压缩机的空调器 |
DE102016009400A1 (de) * | 2016-08-02 | 2018-02-08 | Hydac Fluidtechnik Gmbh | Verfahren zum Herstellen einer spritzwassergeschützten elektrischen Kabel-Anschlussverbindung |
JP2018182910A (ja) * | 2017-04-13 | 2018-11-15 | 株式会社ミツバ | 回転電機 |
-
2007
- 2007-01-11 JP JP2007003557A patent/JP2008169755A/ja active Pending
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