JPH11203688A - 光学式記録媒体の読取りおよび/または書込み用装置 - Google Patents

光学式記録媒体の読取りおよび/または書込み用装置

Info

Publication number
JPH11203688A
JPH11203688A JP10283598A JP28359898A JPH11203688A JP H11203688 A JPH11203688 A JP H11203688A JP 10283598 A JP10283598 A JP 10283598A JP 28359898 A JP28359898 A JP 28359898A JP H11203688 A JPH11203688 A JP H11203688A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
frequency
value
threshold
mirror signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10283598A
Other languages
English (en)
Inventor
Michael Grimm
グリム ミヒャエル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Deutsche Thomson Brandt GmbH
Original Assignee
Deutsche Thomson Brandt GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from DE19746990A external-priority patent/DE19746990A1/de
Application filed by Deutsche Thomson Brandt GmbH filed Critical Deutsche Thomson Brandt GmbH
Publication of JPH11203688A publication Critical patent/JPH11203688A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/08Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
    • G11B7/085Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam into, or out of, its operative position or across tracks, otherwise than during the transducing operation, e.g. for adjustment or preliminary positioning or track change or selection
    • G11B7/08505Methods for track change, selection or preliminary positioning by moving the head
    • G11B7/08541Methods for track change, selection or preliminary positioning by moving the head involving track counting to determine position
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B19/00Driving, starting, stopping record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor; Control thereof; Control of operating function ; Driving both disc and head
    • G11B19/02Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing
    • G11B19/12Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing by sensing distinguishing features of or on records, e.g. diameter end mark
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/08Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
    • G11B7/09Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B7/0941Methods and circuits for servo gain or phase compensation during operation

Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的高いトラック横断周波数においても信
頼性のあるミラー信号を発生させることのできる、光学
式記録媒体の読取りおよび/または書込み用装置を提供
する。 【解決手段】 本発明による装置は、走査手段を有し、
この走査手段の出力部はアナログ・ディジタル変換器
(3)の入力部に接続され、このアナログ・ディジタル
変換器(3)の出力部はミラー信号検出器(1)の入力
部に接続されている。ミラー信号検出器(1)は、周波
数の関数として可変である少なくとも1つの構成要素
(11、12、24)を有する。本発明による装置とし
ては、特にCDプレーヤまたはDVDプレーヤがある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ミラー信号検出器
を有する光学式記録媒体の読取りおよび/または書込み
用装置に関し、また当該の装置において「ミラー信号」
パラメータを周波数に応じて形成するための方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この形式の装置は、米国特許第5325
346号に開示されている。この装置は、光ディスクを
走査するための走査手段を有し、走査手段の出力部はア
ナログ・ディジタル変換器の入力部に接続され、アナロ
グ・ディジタル変換器の出力部はミラー信号検出器の入
力部に接続されている。様々なトラック横断周波数につ
いて、すなわち走査手段が記録媒体のトラックをトラッ
ク方向と直角の方向に変化する速度で横切るときに、公
知の装置のTZC信号経路には、トラック横断周波数に
よって生ずるTZC信号およびミラー信号から得られる
信号に対する影響を補償するために、様々な遅延構成要
素が設けられている。公知の装置は、大きさが変化する
トラック横断周波数には適しているが、ミラー信号が正
しく発生すると想定されているという欠点があると見な
される。特に高いトラック横断周波数においてミラー信
号自体の発生に問題が生ずるので、公知の装置はこのよ
うな高いトラック横断周波数には適していない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、比較
的高いトラック横断周波数においても信頼性のあるミラ
ー信号を発生させることができ、また従来の技術で知ら
れている欠点をなくする装置を提案することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的は、特許請求の
範囲に記載の処置によって達成される。
【0005】この目的のために、ミラー信号検出器が周
波数の関数として可変である少なくとも1つの構成要素
を有するようになされる。これには、周波数の関数とし
て可変である構成要素がその性質上作動中にトラック横
断周波数に適応的に合致することができ、その結果、あ
る周波数範囲で発生する妨害作用が周波数選択的に補償
され、または最低限に抑えられるという利点がある。ミ
ラー信号検出器は、走査手段があるデータ・トラックを
走査しているか、それとも2本のデータ・トラックの間
に位置するかどうかを示すミラー信号を発生させる。こ
の目的のために、ディスクから読み取られる高周波信号
が一般に考慮される。これは、走査手段がデータ・トラ
ックを走査している場合には高い変調度を有するが、走
査手段が2本のデータ・トラックの間を走査している場
合には弱く変調されるだけである。高いトラック横断周
波数においては、データ・トラックと2本のデータ・ト
ラック間の空間との変調の差は非常に小さい。この事象
状態はまた、この場合にも、最適のミラー信号と任意選
択でそれから誘導される最適信号を得るために、周波数
の関数として可変であるミラー信号検出器の要素によっ
て対処される。走査手段は、一般にCDプレーヤにおい
てピックアップと呼ばれている読取り/書込みヘッドで
もよい。
【0006】周波数の関数として可変である構成要素
は、可変カットオフ周波数を有するフィルタであること
が好ましい。この形式のフィルタはディジタル・ベース
で容易に実現できるという利点がある。例えば、フィル
タのカットオフ周波数は、フィルタが動作するクロック
周波数を変化させることによって変化する。フィルタの
カットオフ周波数は、トラック横断周波数の関数として
変化する。この場合、様々なフィルタの変形が利用可能
である。低妨害周波数帯域をフィルタ除去するには高域
フィルタが適当である。当該の場合に異なる範囲に変え
ることのできる上限と下限のカットオフ周波数を有する
帯域フィルタにより、それぞれのトラック横断周波数に
適した十分な周波数帯域のみが通過可能となる。本発明
のもう1つの利点は、妨害作用によって影響を受けるこ
とはあるがミラー信号形成のために絶対に必要ではない
周波数範囲が、可変カットオフ周波数を有するフィルタ
によってマスク・アウトされることである。
【0007】フィルタは低域フィルタとして設計すると
有利である。これには、高周波妨害がそれぞれのトラッ
ク横断周波数に適合する形でフィルタ除去されるという
利点がある。例えば、トラック横断動作の最初と最後に
のみ低トラック横断周波数が発生し、トラック横断動作
中はトラック横断周波数が非常に高い値をとることがあ
る。これらの高い値は、少なくとも部分的に、トラック
横断動作の最初と最後に発生する妨害作用の範囲内にあ
る。これらの妨害作用は例えば、長手方向における光学
式記録媒体のデータ搬送情報トラックの変調によって生
ずるもので、この場合、個々のトラックは、長手方向の
変調が事実上ほとんど取るに足らなくなるほど速く横切
られるので、これらの妨害作用は事実上微々たるもので
ある。
【0008】本発明は、周波数の関数として可変である
2つの構成要素を有するミラー信号検出器を提供し、構
成要素の1つは平均化ユニットで、その入力部は、周波
数の関数として可変である別の構成要素の1つの出力部
に接続されている。これは、やはり平均値が周波数の関
数として最適化されるように形成されているという利点
を有する。周波数の関数として可変である両構成要素の
出力信号は、例えば直接にまたは別の処理段階を経て、
ミラー信号を発生させる比較器に供給される。本発明に
よる平均値の適応的合致により、例えば高密度記録媒体
の場合に発生する、わずかに変調されただけの入力信号
の評価も可能になる。この場合、情報トラックが横切ら
れるとき、高周波数信号の強度は、情報トラック間にあ
る反射領域を横切る場合と比較して、20%しか減らな
いこともあるが、従来のコンパクト・ディスクの場合に
はこの値は約65%である。従って本発明では、周波数
の関数として最適である平均値適応によって、正確な読
み出しを確実に実現する。
【0009】本発明によれば、ミラー信号検出器はミラ
ー信号形成ユニット、例えば比較器を有し、その出力部
が周波数カウンタの入力部に接続されている。これは、
トラック横断周波数がミラー信号から簡単な方法で、例
えば立上がりエッジをカウントすることによって直接得
られるという利点を有する。
【0010】この装置は論理ブロックを有すると有利で
あり、論理ブロックの入力信号はトラック横断周波数す
なわちミラー信号の周波数であり、論理ブロックは、周
波数の関数として可変である構成要素の出力側に接続さ
れている。これは、論理ブロックが、使用される可変カ
ットオフ周波数を有するフィルタの場合に、当該の場
合、特定の装置または特定の形式の装置に合致するアル
ゴリズムに従って、各々の場合に適切なカットオフ周波
数を計算するという利点を有する。例えば装置または装
置形式に合致し、論理ブロックに記憶された表の中の適
当なカットオフ周波数を調べることが可能であると、同
様に有利である。従って、論理ブロックを適合させるこ
とによって、ミラー信号検出器を簡単な方法で広範囲の
様々な装置または装置形式に適合させることができる。
これによって製造が簡略化される。
【0011】本発明のもう1つの改善によれば、この装
置は閾値形成ユニットに作用するコントローラと、トラ
ック調整器も有する。これは、光学式記録媒体の形式を
決定するために、トラック調整器が非活動化され、閾値
形成ユニットが固定閾値に設定されるという利点を有す
る。トラック調整器のスイッチを切ることの効果とし
て、記録媒体の情報トラックが横切られることである。
記録媒体の形式に応じて、適当に設定された閾値に関し
てミラー信号を確定することができたり、またはこれが
不可能であり、このことから光学式記録媒体の形式に関
して1つの結論が引き出される。
【0012】光学式記録媒体の読取りおよび/または書
込み用装置、特に機構に関する請求項に記載された装置
においてパラメータ「ミラー信号」を周波数に応じて形
成するための本発明による方法は、次の各ステップを含
む。すなわち、エンベロープ信号をデータ信号から形成
する。カットオフ周波数を考慮してエンベロープ信号を
フィルタする。フィルタされたエンベロープ信号を閾値
と比較する。フィルタされたエンベロープ信号が閾値よ
り高ければ、パラメータ「ミラー信号」を第1値に設定
し、閾値より低ければ、そのパラメータを第2値に設定
する。ミラー信号の周波数を決定する。カットオフ周波
数の値をミラー信号の周波数の関数として変化させる。
続いて、この方法は第1ステップに分岐する。これは、
高周波妨害による影響がそれぞれ適当な周波数範囲でフ
ィルタされ、これによってミラー信号の最適形成が達成
されるという利点を有する。上記のカットオフ周波数で
あるカットオフ周波数を有する低域フィルタで、エンベ
ロープ信号をフィルタすると有利である。フィルタされ
たエンベロープ信号と比較する閾値を、以下参照値とも
呼ぶ。カットオフ周波数の値を、例えばカットオフ周波
数によってミラー信号の周波数の関数として変化させ、
このカットオフ周波数は、ミラー信号の周波数が上昇す
る周波数であれば増加し、低下する周波数であれば減少
する。これは、表またはその他の適当な方法に従って、
段階状に線形的に行うと有利である。本発明による方法
は、トラック横断動作の開始で始まり、この動作の終了
によって終わる。従って第1ステップへの分岐は、トラ
ック横断動作がまだ持続するときにのみ行われる。
【0013】本発明では、エンベロープ信号を平均化す
ることによって、例えば低域フィルタリングによって閾
値を形成する。これは、ミラー信号の形成のための閾値
も周波数の関数としてフィルタされたエンベロープ信号
から形成され、従ってできる限り周波数による妨害作用
を受けないという利点を有する。
【0014】本発明によれば、平均化は同様にミラー信
号の周波数の関数として行われる。これには、さらに高
い周波数の信号の場合に、例えば先に指定したように高
い記憶密度を有する記録媒体の場合に、変化する可能性
のある信号強度にできるだけ速く合致するように、平均
値も高い周波数で形成されるという利点がある。
【0015】本発明ではさらに、単一の閾値の代わりに
上限と下限の閾値を使用し、ミラー信号は、上限閾値を
超えたときには第1値、例えば値1に設定され、下限閾
値に届かないときには第2値、例えば値0に設定され、
その他の場合にはその値が維持される。これには、ミラ
ー信号の値が2つの値の間の遷移領域で不必要に大きな
範囲で変動せず、すなわちより円滑になるという利点が
ある。ヒステリシスは、ミラー信号の値が2つの値の間
の遷移領域で前後にジャンプしないようにする。その結
果、ミラー信号の周波数決定もさらに正確になり、本発
明による方法の質が向上する。
【0016】本発明による方法の有利な発展は、ある一
定の閾値を指定し、ミラー信号がこれに関して確立され
得るかどうかを検査するものである。これには、記録媒
体の形式を、どんな場合でも存在するミラー信号検出器
によって、すなわち何らの追加経費もかけることなく決
定することができるという利点がある。ミラー信号を確
立することができる場合には、第1形式の記録媒体が走
査されており、ミラー信号を確立することができない場
合には、第2形式の記録媒体が関係する。様々な形式の
記録媒体が、例えばそのトラック配置、トラック幅また
はトラック間隔の寸法の点で、例えば従来のCDおよび
DVDなどの高記憶密度を有する記録媒体による場合と
同様に異なっている。
【0017】有利には、複数の異なる閾値が次々にテス
トされる。これには、識別することのできる種々の形式
の記録媒体の数が増加するという利点がある。従って、
その性質の点でごくわずかしか変わらない形式も、様々
な閾値について決定することができるミラー信号を使用
して、区別することができる。例えば、追記型、書換え
型、および読出し専用の光学式記録媒体は、ミラー信号
を形成するために適した閾値に関してごくわずかしか異
ならない例もあるが、それでもこれらを、使用される複
数の閾値に基づいて、本発明による方法によって確実に
識別することができる。
【0018】本発明によれば、記録媒体の情報トラック
は方法ステップの実施中に横切られ、これは、最も簡単
な場合には、トラック調整器のスイッチを切って、記録
媒体または装置におけるその取付けの偏心を利用して行
われる。情報トラックの横断を能動的に実施すると特に
有利である。これには、ミラー信号を発生させる条件が
常に満たされるという利点があり、従ってミラー信号の
不在さえも、明白に記録媒体の形式のせいにすることが
できる。
【0019】本発明のさらなる利点は、下記の有利な例
示的実施形態の説明から明らかになる。記載された例示
的実施形態に本発明が限定されないことを理解された
い。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は、本発明による装置のミラ
ー信号検出器1の概略図である。その入力側にエンベロ
ープ信号Eが加えられ、その出力側にはミラー信号MI
Rが存在する。エンベロープ信号Eは、エンベロープ検
出器2によってディジタル化された高周波信号DHFか
ら発生する。この実施形態では、エンベロープ検出器2
のブロック図の中に示すように、緩やかに低下する保留
値を有する波高値検出器がこの目的のために使用され
る。高周波信号DHFはアナログ・ディジタル変換器3
によって発生し、このアナログ・ディジタル変換器3の
入力部に高周波データ信号HFが入力される。
【0021】図4は、本発明による装置の概略ブロック
図である。図式的に示され、同心状またはらせん状に配
置された情報トラック25を有する光学式記録媒体4
が、走査手段5によって形成される光ビーム6によって
走査される。この場合には、光ビーム6は光学式記録媒
体4から反射されて、走査手段5の検出素子に移り、こ
こでデータ信号HFに、またここでは例としてトラック
・エラー信号TEとして指定されるエラー信号TEに変
換され、走査手段5によって出力される。データ信号H
Fは、アナログ・ディジタル変換器3によってディジタ
ル化された高周波信号DHFに変換され、この信号は一
方ではミラー信号検出器1に送られ、他方では復調段階
7(ここでは示唆のみ)に送られる。復調段階7は、記
録媒体4の上に記録するために変調されたデータ信号を
復調して、これを音声信号または復調されたデータ信号
として出力するために使用される。図1に関して説明し
たエンベロープ検出器2は図4には個別に図示されてい
ないが、これは例えばミラー信号検出器1の一部であ
る。トラック・エラー信号TEもアナログ・ディジタル
変換器3’によってディジタル化され、ディジタル化さ
れたトラック・エラー信号DTEは調整段階8で信号D
TE’に変換され、信号処理段階9に送られる。信号処
理段階9も、ミラー信号検出器1によって出力されるミ
ラー信号MIRを受信し、2つの信号を論理的に組み合
わせ、信号をトラック調整器10に出力する。トラック
調整器10は、光学式記録媒体4に対して半径方向に走
査手段5を変位させるために、動作信号を走査手段5へ
転送する。記録媒体4を正規に読み出す場合には、半径
方向の変位は、光学式記録媒体4の情報トラック25の
上を光ビーム6をトラッキングするために使用され、探
索操作の場合には、走査手段5の半径方向移動は、所定
の数の情報トラック25を横切るために使用される。横
切られるトラックの数は、この場合には、例えばミラー
信号MIRの正のエッジをカウントすることによって決
定できる。この結果を使用し、これに応じて走査手段5
を半径方向に変位させ、こうしてできるだけ正確にトラ
ックの探索を達成する。
【0022】コントローラ26は、光学式記録媒体4の
形式、例えばCDまたはDVDを確定するために使用さ
れる。この目的で、コントローラ26の出力部は、後で
説明する特定の閾値THを設定するためにミラー信号検
出器1に接続されている。コントロール・ユニット26
のもう1つの出力部はトラック調整器10に接続されて
おり、これによってこの調整器のスイッチを切るか、ま
たは本発明の他の変形実施形態によれば、情報トラック
25を能動的に横切るようにこの調整器を制御する。ミ
ラー信号検出器1の出力部はコントロール・ユニット2
6の入力部に接続されている。現在走査されている記録
媒体の形式は、この場合には通信される信号から、当該
の場合、記憶機構M中に緩衝記憶された複数の通信され
る信号から確定される。
【0023】ミラー信号検出器1の個別の構成部分を、
ここで図1を参照してさらに詳細に説明する。エンベロ
ープ信号Eはディジタル低域フィルタ11に供給され、
このフィルタのカットオフ周波数EFIは可変であり、
制御信号SL1に従って設定される。ここに示すIIR
フィルタの場合には、これが実行されて、システム・ク
ロック信号CLKが制御信号SL1によって指定された
値によって分割され、こうして低下された周波数がディ
ジタル低域フィルタ11の動作クロックを形成する。デ
ィジタル低域フィルタ11の動作クロックが低いほど、
そのカットオフ周波数EF1も低くなる。フィルタ11
の出力信号FILは、例えばコンピュータとして設計さ
れたミラー信号形成ユニット13に送られる。第1の構
成によれば、ミラー信号形成ユニット13は、この場合
には信号FILを閾値THと比較する。信号FILの値
が閾値THより高ければ、ミラー信号MIRの値は第1
値、この場合には1に設定され、信号FILの値が閾値
THより低ければ、ミラー信号MIRは第2値、この場
合には0に設定される。
【0024】第2変形実施形態によれば、ミラー信号形
成ユニット13は、信号FILを上限閾値UTHおよび
下限閾値LTHと比較する。この場合に、信号FILの
値が上限閾値UTHより高ければミラー信号MIRの値
は1に設定され、信号FILの値が下限閾値LTHより
低ければ、ミラー信号MIRの値は0に設定される。信
号FILの値が上限閾値UTHと下限閾値LTHとの間
にある限り、ミラー信号MIRの値はそのまま変わらな
い。
【0025】本発明の一変形実施形態は、閾値THまた
は上限閾値UTHと下限閾値LTHとを一定に保持する
こと、すなわち周波数の関数として変化させないことか
らなる。しかしながら、閾値THまたはUTHとLTH
とを周波数の関数として適合させると有利である。この
目的のために、第2ディジタル低域フィルタ12が設け
られ、このフィルタはIIRフィルタと同様に設計され
ている。フィルタ11に関して説明したように、フィル
タ12のカットオフ周波数EF2を、システム・クロッ
ク信号CLKを制御信号SL2によって指定された係数
だけ減らすことにより、周波数の関数として変化させ、
フィルタ12の動作クロックを形成する。フィルタ12
の入力信号すなわち信号FILから、より高い周波数の
偏位のない平均値が、適当に選択されたフィルタ特性に
よって形成されて、閾値THとして出力される。こうし
てフィルタ12は平均化ユニットとして作用する。閾値
THは、前述の第1実施形態によれば、ミラー信号形成
ユニット13に直接送られ、これは図1では点線で示さ
れている。しかし、閾値THを閾値形成ユニット14に
供給するのが有利であり、閾値形成ユニット14は、例
えば加算または減算によってヒステリシス上限値UHY
とヒステリシス下限値LHYとを用いて、閾値THから
上限閾値UTHと下限閾値LTHとを形成する。
【0026】ミラー信号MIRが出力され、ミラー信号
検出器1の内部で周波数カウンタ15に供給される。こ
の周波数カウンタは、装置特有に適合可能であるが動作
中は一定である固定クロック信号CL1によって作動す
る。この実施形態では、周波数カウンタ15は、そのあ
ふれが出力信号を形成する8ビット・カウンタとして設
計されている。周波数カウンタ15の出力信号がより高
い周波数を持たなければならない場合には、最高または
二番目に高いカウンタ・ビットの値を出力する手段が設
けられる。所望の周波数に応じて、他のビットもこの目
的に適する。周波数カウンタ15の出力信号は論理ブロ
ック16の入力信号を形成し、論理ブロック16は、そ
の入力信号に従って、指定の閾値を使用して特定のアル
ゴリズムに従ってまたは記憶された表を使用して、制御
信号SL1、SL2を設定する。
【0027】上述の実施形態によって、例えばDVDな
どの高い記憶密度を有する光学式記録媒体4が使用され
るとき、または高いトラック横断周波数の場合に、正し
いミラー信号MIRを得ることができる。この場合、エ
ンベロープ信号Eは、ミラー信号MIRを発生させるた
めに閾値THと比較される。エンベロープ信号Eは、高
い記憶密度を有する記録媒体4の場合に、トラック横断
中に最高値に対して約20%だけ変調されるが、CDな
どの従来の記録媒体の場合にはこの値は約65%である
ので、周波数に応じて適合されるフィルタ11、12が
本発明によって提供される。この場合に周波数依存関係
は、最高トラック横断速度において例えばトラック横断
周波数の周波数範囲にある高周波数妨害作用を抑制する
ために、トラック横断操作の開始時に低カットオフ周波
数EF1、EF2によって始まる。トラック横断速度が
上昇するにつれて、いわゆるミラー信号MIRの周波数
が上昇するにつれて、カットオフ周波数EF1および/
またはEF2が、必要な周波数が通過できるようにする
ために上昇する。トラック横断操作の終りに向かって、
カットオフ周波数EF1、EF2は再び増加する。前述
のように20%程度の大きさしかないエンベロープ信号
Eの比較的狭い変調帯域を考慮するために、第2低域フ
ィルタ12が閾値THを形成するために設けられ、この
フィルタはデータ信号HFの振幅の変化に、従ってエン
ベロープ信号Eの振幅の変化に急速に反応し、この変化
は、例えば記録媒体4の偏心、反射率の変化、またはそ
の他の妨害作用によって引き起こされる可能性がある。
低域フィルタ12も周波数の関数として適合可能であ
る。フィルタ11、12の周波数に応じた適合はトラッ
ク横断周波数に依存し、この理由でこの周波数の測定値
はミラー信号MIRの周期から得られる。記号で示すよ
うに、エンベロープ検出器2を使用して波高値と緩やか
な下降を検出することによって、エンベロープ信号Eを
発生させる。
【0028】図2に、低域フィルタ11の一例を示す。
内部クロック信号CLIがディバイダ17によって、約
27MHzであることが好ましいシステム・クロック信
号CLKと制御信号SL1とから、式CLI=CLK/
SL1によって発生される。シフト・レジスタ18が内
部クロック信号CLIによって刻時され、第1内部信号
EI1が前記のシフト・レジスタの入力部(Dで示す)
に入力され、第2内部信号EI2が前記のシフト・レジ
スタの出力部(Qで示す)で出力される。この実施形態
では、内部信号EI1、EI2は、該当するデータ・ラ
イン上のビット数のストロークと表示によって明らかで
ある12ビット表示で指定される。第1内部信号EI1
は、加算器19において第2内部信号EI2から、入力
信号としてフィルタ11に送られるエンベロープ信号E
を加算すること、およびフィルタ11によって出力され
る出力信号FILを減算することによって形成される。
この場合の出力信号FILは第2内部信号EI2の最上
位8ビットを含み、これらのビットは、前記の第2内部
信号からリミッタ20によって取られる。こうして、入
力信号Eの変化が、内部クロック信号CLIによって指
定された周波数より低いときにのみ出力信号FIL中に
現れるので、フィルタ11は低域フィルタ機能を達成す
る。内部クロック信号CLIを制御信号SL1を介して
変えることができるので、フィルタ11は周波数の関数
として適合可能である。フィルタ12を、図2に示すフ
ィルタ11に相当する方法で作成し、制御信号SL1を
制御信号SL2に代え、エンベロープ信号を入力信号と
して信号FILに代え、閾値THを出力信号として信号
FILの代わりに使用することが好ましい。
【0029】図3は、本発明による装置において発生す
るいくつかの信号の一般的な曲線形状を、時間tに関し
てグラフ表示したものである。フィルタされたエンベロ
ープ信号Eに対応する出力信号FILには、高周波妨害
の重量がない。低域フィルタによって得られる閾値TH
の信号は、信号FILから導出される。これは信号FI
Lより小さな低度に変調され、フィルタ12の内部クロ
ックのためのステップを有する。図3において逆ミラー
信号
【0030】
【外1】
【0031】として示されるミラー信号MIRは、ミラ
ー信号形成ユニット13において信号FILと信号TH
の比較によって形成される。
【0032】
【外2】
【0033】は、信号FILが閾値TH以下であるとき
には「高い」値すなわち1にあるが、逆ミラー信号
【0034】
【外3】
【0035】は、信号FILが閾値TH以上であるとき
には「低い」値すなわち0にある。矢印21は、ミラー
信号MIRの周期の長さを示し、この周期長が、次いで
フィルタ11、12を適合させるために利用されるトラ
ック横断周波数を生じさせる。
【0036】図5は、本発明の第2実施形態を示す。先
行の図におけるものと同じ要素には同じ参照記号で示
し、その記号が同じである限り、さらなる詳細な説明は
省く。この実施形態に関して記載する個別の有利な構成
を、個々に、または本発明による他の構成と組み合わせ
て使用できることも有利である。論理ブロック16によ
って出力される制御信号SL2は、システム・クロック
信号CLKをディバイダ17’によって内部クロック信
号CLI’に変換するために使用される。内部クロック
信号CLI’を、クロック信号としてフィルタ12に送
る。フィルタ12もフィルタ11も総合IIRフィルタ
として記号付ける。フィルタ12は制御信号入力部を有
し、この入力部に欠陥信号DEFを入力する。この信号
はここには図示されていない方法で発生されるが、これ
は、例えば光学式記録媒体4における欠陥が原因でデー
タ信号HFの中に妨害が生じたときを示すものである。
このような場合には、欠陥の場合には信号FILのあら
ゆる変化が一般に妨害作用に基づくものであるから、こ
の変化を直接追跡しないことが閾値THのためには実用
的である。従って、内部クロック信号CLIによって指
定されるフィルタ12の作動クロックは、欠陥信号DE
Fによって指定される係数によって差し引かれ、この結
果、欠陥が終わった後に、閾値THは先行の閾値にでき
るだけ近くなり、多分、先行の閾値は一般に欠陥の後も
適当である値である。
【0037】低域フィルタ12によって形成される閾値
THに対する補足として、ミラー信号MIRのいわゆる
デューティ・サイクルを検査し、適切であれば閾値形成
ユニット14がこれが出力する上限閾値UTHと下限閾
値LTHとを変化させるようにする調整器22を準備す
る。デューティ・サイクルは、信号が「高い」値すなわ
ち1を想定する「高」フェーズの持続時間と、信号が0
の値すなわち「低い」値を想定する「低」フェーズの持
続時間との間の、比を意味するものと理解される。トラ
ックの幅と2本のトラックの間の中間空間の幅は光学式
記録媒体においては一般に同じであるから、ミラー信号
MIRについては50:50のデューティ・サイクルが
生まれる。この値からの偏差が発生した場合には、これ
は、ミラー信号MIRが正確に形成されていないことを
示すものである。修正のためのオプションは、必要とさ
れるデューティ・サイクルが確立されるように、ミラー
信号MIRを形成するために使用される閾値TH、また
はUTHとLTHを変えることである。この実施形態で
は、デューティ・サイクル調整器22が、フィルタ12
による閾値THの発生のための補足としてのみ準備され
るが、閾値UTH、LTHが調整器22のみによって形
成されることもある。この場合には、フィルタ12を省
くことができる。上述のように有利な方法で、欠陥の場
合には、低域フィルタの影響はその内部クロック周波数
を低下することによって低下される。同様に有利な変形
実施形態は、欠陥の場合にはフィルタ12のスイッチを
完全に切って、同時にフィルタ12の最後の出力値を保
持することである。調整器22は内部クロック信号CL
I’によって操作され、50:50のデューティ・サイ
クルのために設計されるが、これを異なるデューティ・
サイクルを必要とする記録媒体のデューティ・サイクル
に適合することもできる。
【0038】本発明のさらに別の有利な改善は、ヒステ
リシス値UHY、LHYを周波数の関数として変えるこ
とにもある。上限閾値UTHは、閾値THから上限ヒス
テリシス値UHYを加算することによって形成され、一
方、下限閾値LTHは、閾値THから下限ヒステリシス
値LHYを減算することによって形成される。この目的
のために、ヒステリシス値形成ユニット23が設けら
れ、このユニットは、制御信号SL2の関数として、す
なわちミラー信号MIRの周波数の関数としてヒステリ
シス値UHY、LHYを、例えば線形に、または指定さ
れた装置に特定の表を使用して変化させる。
【0039】図6は、本発明によって使用することがで
き、カウンタ24として設計されたさらに別の周波数依
存フィルタのブロック図を示す。これは、制御信号SL
1によって低下したシステム・クロック信号CLKによ
って作動し、その入力信号すなわちエンベロープ信号E
が現在カウンタの読みより大きい限り、カウントアップ
し、そうでなければカウントダウンする。入力信号Eを
実線で、カウンタの読みを段付き曲線で示す。カウンタ
の読みは、同時にカウンタ24の出力信号FILであ
る。カウンタ24は、フィルタ11の代わりおよびフィ
ルタ12の代わりの両方に使用することができる。
【0040】ここには図示しない本発明の変形実施形態
によれば、アナログ・ディジタル変換器3とエンベロー
プ検出器2との間に等化器を挿入するための準備がなさ
れ、この位置ですでに前記の等化器はできるだけ妨害作
用を減少させる。フィルタ12の作動クロックは一般に
フィルタ11のそれより低いが、いわゆるエイリアシン
グ効果を防止するためには低すぎることはない。
【0041】パラメータ・ミラー信号MIRを周波数に
応じて形成のための本発明による方法を、図1を参照し
て説明する。この方法の第1ステップでは、エンベロー
プ信号Eをエンベロープ検出器2によってデータ信号H
Fから形成する。次いでこれを、カットオフ周波数EF
1を考慮してフィルタ11によってフィルタする。それ
からフィルタされたエンベロープ信号FILを、ミラー
信号形成ユニット13によって閾値THと比較する。パ
ラメータ・ミラー信号MIRを、フィルタされたエンベ
ロープ信号FILが閾値TH以上であれば第1値に設定
し、閾値TH以下であれば第2値に設定する。ステップ
e)では、ミラー信号MIRの周波数を周波数カウンタ
15によって決定する。ステップf)で、カットオフ周
波数の値EF1、EF2をミラー信号MIRの周波数の
関数として変化させる。トラック横断動作が終了しない
限り、第1ステップへの分岐を続いて行い、そうでなけ
れば方法を終える。閾値THを、フィルタ12によって
エンベロープ信号Eを平均化することによって形成す
る。この平均化は同様に、この場合には制御信号SL2
の該当する変化によって、ミラー信号MIRの周波数の
関数として行なう。上限閾値UTHと下限閾値LTH
を、閾値形成ユニット14によって閾値THから形成す
る。パラメータ・ミラー信号MIRはこの場合に、フィ
ルタされたエンベロープ信号FILが上限閾値UTH以
上であれば第1値に設定し、下限閾値LTH以下であれ
ば第2値に設定し、そうでなければ、パラメータ・ミラ
ー信号MIRの先行値を維持する。
【0042】図7は、光学式記録媒体の形式を識別する
ための本発明による方法の一実施形態の流れ図を示す。
この方法の背景原理は、光学式記録媒体4の読取りおよ
び/または書込み用装置において、パラメータ・ミラー
信号MIRを利用することからなる。この目的のため
に、ステップw)で閾値THiを指定し、これをステッ
プc)でデータ信号HFから導出された出力信号FIL
と比較し、ステップd)でこれからミラー信号MIRを
形成する。ステップe)では、ミラー信号MIRを閾値
THiに関して形成できるかどうか、すなわちミラー信
号MIRの値が一定のままであるか、または非常に変化
する可能性のある周波数Fiによって変化するかどうか
を検査する。この情報から、最も単純なFi=0または
Fi≠0の場合には、記録媒体4の形式を決定する。こ
の場合に、閾値THiのセッティングはコントローラ2
6によって開始され、相応じてコントローラ26はミラ
ー信号検出器1の閾値形成ユニット14を駆動し、ミラ
ー信号検出器1から周波数Fiを受信し、形式を決定す
る。
【0043】次の方法ステップが実施されるが、すべて
が本発明による方法に絶対に必要とは限らないことは有
利である。ステップv)で、カウンタ値iを開始値im
inに設定する。正規の場合には、imin=1で、複
数の閾値THを指定しようとする場合にのみ、カウント
が必要である。ステップw)で、閾値THをカウントi
に従って指定の閾値THiに設定する。ステップa)と
b)では、いわゆるデータ信号HFからのエンベロープ
信号Eの形成と、カットオフ周波数EF1を考慮したエ
ンベロープ信号Eのフィルタとが、上述のさらなる実施
形態に該当する。ステップc)で、フィルタされたエン
ベロープ信号FILを閾値THiと比較し、ステップ
d)で、パラメータ・ミラー信号MIRを、フィルタさ
れたエンベロープ信号FILが閾値THi以上であれば
第1値、この場合には1の値に設定し、それが閾値TH
i以下であれば第2値、この場合には0の値に設定す
る。ステップe)で、ミラー信号MIRの周波数Fiを
決定する。指定された第1時間間隔t1がまだ経過して
いない場合には、ステップa)への分岐がステップg)
において行われる。時間間隔t1を、ステップa)から
e)までが十分に反復されて意味のある周波数Fiの確
立を可能にするように選択する。最初の時間間隔t1が
経過した後に、周波数Fiの値を記憶機構Mの中に記憶
する。この記憶操作は、この方法で単一の閾値THiの
みが使用される場合には、省くことができる。ステップ
m)における指定の値による、一般に1の値によるカウ
ンタ値iの増分も、複数の閾値が使用される場合にのみ
必要である。ステップn)で、ステップw)への分岐
を、カウントiが指定された最終値imaxを超過する
度ごとに行う。続いてステップp)で、記録媒体4の形
式を確定された周波数Fiから決定し、これは、Fi=
0とFi≠0との間を区別するために一般に十分であ
る。本発明は、記録媒体4の情報トラック25を方法ス
テップの実施と同時に確実に逆転することによって、ミ
ラー信号MIRを常に発生させることができることを保
証する。この目的のために、トラック調整器10の正規
のトラッキング調整モードを第1の方法ステップv)を
実施する前に非活動化し、最後のステップp)の終了時
に再活性化する。方法ステップv)からp)までの実施
中に、走査手段5を、例えばトラック調整器10の適当
な操作様式を使用して、情報トラック25が横切られる
ように駆動する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による装置の第1の実施形態の例におけ
るミラー信号検出器を示す概略図である。
【図2】周波数に応じて変化可能なフィルタの実施形態
を示す図である。
【図3】本発明による装置において発生する一般的な信
号のグラフ図である。
【図4】本発明による装置のブロック図である。
【図5】本発明による装置の第2実施形態におけるミラ
ー信号検出器を示す概略図である。
【図6】周波数に応じた変化可能なさらに別のフィルタ
のブロック図である。
【図7】本発明による方法の流れ図である。
【符号の説明】
1 ミラー信号検出器 2 エンベロープ検出器 3 アナログ・ディジタル変換器 4 光学式記録媒体 5 走査手段 6 光ビーム 7 復調段階 8 調整段階 9 信号処理段階 10 トラック調整器 11 ディジタル低域フィルタ 12 ディジタル低域フィルタ 13 ミラー信号形成ユニット 14 閾値形成ユニット 15 周波数カウンタ 16 論理ブロック 17 ディバイダ 18 シフト・レジスタ 19 加算器 20 リミッタ 22 デューティ・サイクル調整器 23 ヒステリシス値形成ユニット 24 カウンタ 25 情報トラック 26 コントローラ CL 内部クロック信号 CLK システム・クロック信号 DHF ディジタル化された高周波信号 DTE ディジタル化されたトラック・エラー信号 E エンベロープ信号 EF カットオフ周波数 EI 内部信号 FIL フィルタの出力信号 HF 高周波データ信号 LHY ヒステリシス下限閾値 LTH 下限閾値 M 記憶機構 MIR ミラー信号 Q シフト・レジスタの出力部 SL 制御信号 TE トラック・エラー信号 TH 閾値 UHY ヒステリシス上限閾値 UTH 上限値

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走査手段(5)を有し、この走査手段
    (5)の出力部がアナログ・ディジタル変換器(3)の
    入力部に接続され、次いでこのアナログ・ディジタル変
    換器(3)の出力部がミラー信号検出器(1)の入力部
    に接続された、光学式記録媒体(4)の読取りおよび/
    または書込み用の装置であって、ミラー信号検出器
    (1)が、周波数の関数として可変である少なくとも1
    つの構成要素(11、12、24)を有することを特徴
    とする装置。
  2. 【請求項2】 周波数の関数として可変である構成要素
    が、可変カットオフ周波数(EF1、EF2)を有する
    フィルタ(11、12)であることを特徴とする請求項
    1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 フィルタ(11、12)が低域フィルタ
    であることを特徴とする、請求項2に記載の装置。
  4. 【請求項4】 ミラー信号検出器(1)が周波数の関数
    として可変である2つの構成要素(11、12、24)
    を有し、その1つは平均化ユニット(12)であり、こ
    のユニットの入力部が、周波数の関数として可変である
    他の構成要素(11)の出力部に接続されていることを
    特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載の装
    置。
  5. 【請求項5】 ミラー信号検出器(1)がミラー信号形
    成装置(13)を有し、この装置の出力部が周波数カウ
    ンタ(15)の入力部に接続されていることを特徴とす
    る、請求項1から4のいずれか一項に記載の装置。
  6. 【請求項6】 周波数カウンタ(15)の出力部が論理
    ブロック(16)の入力部に接続され、論理ブロック
    (16)の出力部が周波数の関数として可変である1つ
    の構成要素(11、12、24)に接続されていること
    を特徴とする請求項5に記載の装置。
  7. 【請求項7】 閾値形成ユニット(14)とトラック調
    整器(10)に作用するためのコントローラ(26)が
    存在することを特徴とする、請求項1から6のいずれか
    一項に記載の装置。
  8. 【請求項8】 光学式記録媒体(4)の読取りおよび/
    または書込み用装置において、パラメータ・ミラー信号
    (MIR)を周波数に応じて形成するための方法であっ
    て、 a)データ信号(HF)からエンベロープ信号(E)を
    形成するステップと、 b)カットオフ周波数(EF1)を考慮してエンベロー
    プ信号(E)をフィルタするステップと、 c)フィルタされたエンベロープ信号(FIL)を閾値
    (TH)と比較するステップと、 d)パラメータ・ミラー信号(MIR)を、フィルタさ
    れたエンベロープ信号(FIL)が閾値(TH)より高
    い場合には第1値に設定し、閾値(TH)より低い場合
    には第2値に設定するステップと、 e)ミラー信号(MIR)の周波数を決定するステップ
    と、 f)ミラー信号(MIR)の周波数の関数としてカット
    オフ周波数(EF1、EF2)の値を変更するステップ
    と、 g)ステップa)に分岐するステップとの各方法ステッ
    プを含む方法。
  9. 【請求項9】 方法ステップb)とc)の間に、 h)エンベロープ信号(E)を平均化することによって
    閾値(TH)を形成するステップを実施することを特徴
    とする請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 ステップh)における平均化を、同様
    にミラー信号(MIR)の周波数の関数として実施する
    ことを特徴とする請求項9に記載の方法。
  11. 【請求項11】 ステップc)およびステップd)を、 j)第1閾値(TH)から上限閾値(UTH)および下
    限閾値(LTH)を形成すること、および k)パラメータ・ミラー信号(MIR)を、フィルタさ
    れたエンベロープ信号(FIL)が上限閾値(UTH)
    より高い場合には第1値に設定し、下限閾値(LTH)
    より低い場合には第2値に設定し、その他の場合にはパ
    ラメータ・ミラー信号(MIR)の先行値を維持するこ
    ととして実施することを特徴とする、請求項8から10
    のいずれか一項に記載の方法。
  12. 【請求項12】 特に請求項7から11のいずれか一項
    に記載の、光学式記録媒体(4)の読取りおよび/また
    は書込み用装置において、パラメータ・ミラー信号(M
    IR)によって光学式記録媒体(4)の形式を識別する
    ための方法であって、閾値(TH)を指定し、この閾値
    (TH)に関してミラー信号(MIR)を形成すること
    ができるかどうか検査を行うこと、およびこの情報から
    記録媒体(4)の形式を決定することを特徴とする方
    法。
  13. 【請求項13】 特に請求項12に記載の、光学式記録
    媒体(4)の読取りおよび/または書込み用装置におい
    て、パラメータ・ミラー信号(MIR)によって光学式
    記録媒体(4)の形式を識別するための方法であって、 v)カウンタ値(i)を開始値(imin)に設定する
    ステップと、 w)閾値(TH)を指定された閾値(THi)に設定す
    るステップと、 a)データ信号(HF)からエンベロープ信号(E)を
    形成するステップと、 b)カットオフ周波数(EF1)を考慮してエンベロー
    プ信号(E)をフィルタするステップと、 c)フィルタされたエンベロープ信号(FIL)を閾値
    (THi)と比較するステップと、 d)パラメータ・ミラー信号(MIR)を、フィルタさ
    れたエンベロープ信号(FIL)が閾値(THi)より
    高い場合には第1値に設定し、閾値(THi)より低い
    場合には第2値に設定するステップと、 e)ミラー信号(MIR)の周波数(Fi)を決定する
    ステップと、 g)指定された第1時間間隔(t1)を経過していない
    場合にはステップa)に分岐するステップと、 l)指定された第1時間間隔(t1)を経過した場合に
    は周波数(Fi)の値を記憶するステップと、 m)カウンタ値(i)を指定された値だけ増分するステ
    ップと、 n)カウンタ値(i)が指定された最終値(imax)
    を超えていない場合にはステップw)に分岐するステッ
    プと、 p)確定された周波数(Fi)から記録媒体(4)の形
    式を決定するステップとの各方法ステップを含む方法。
  14. 【請求項14】 記録媒体(4)の複数の情報トラック
    (25)を同時に横切ることを特徴とする、請求項12
    または13に記載の方法。
JP10283598A 1997-09-30 1998-09-21 光学式記録媒体の読取りおよび/または書込み用装置 Withdrawn JPH11203688A (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19743068 1997-09-30
DE19743068.6 1997-09-30
DE19746990A DE19746990A1 (de) 1997-09-30 1997-10-24 Gerät zum Lesen und/oder Beschreiben optischer Aufzeichnungsträger
DE19746990.6 1997-10-24

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11203688A true JPH11203688A (ja) 1999-07-30

Family

ID=26040434

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10283598A Withdrawn JPH11203688A (ja) 1997-09-30 1998-09-21 光学式記録媒体の読取りおよび/または書込み用装置

Country Status (8)

Country Link
US (1) US6154429A (ja)
EP (1) EP0908873B1 (ja)
JP (1) JPH11203688A (ja)
CN (1) CN1264148C (ja)
BR (1) BR9803984B1 (ja)
HK (1) HK1017938A1 (ja)
ID (1) ID20982A (ja)
SG (1) SG92617A1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11328689A (ja) * 1998-05-21 1999-11-30 Samsung Electronics Co Ltd ディスク状記録媒体の再生装置におけるシーク制御方法
GB0029120D0 (en) * 2000-11-29 2001-01-10 Lsi Logic Europ Ltd Apparatus and method of interrupt detection in an optical disc environment
KR100421003B1 (ko) * 2001-03-27 2004-03-03 삼성전자주식회사 미러 신호 조정 장치
US20030079161A1 (en) * 2001-10-22 2003-04-24 Verboom Johannes J. Optimized data storage system and method for optical storage system
TWI288402B (en) * 2003-12-09 2007-10-11 Mediatek Inc Automatic adjustment device and method for MIRR signal of compact disc drive
US7684291B2 (en) * 2006-06-05 2010-03-23 Mediatek Inc. Method and apparatus for blank detection of an optical disc
US7724090B2 (en) * 2006-06-05 2010-05-25 Mediatek Inc. Loop control apparatus and method thereof
US7796480B2 (en) * 2006-06-05 2010-09-14 Mediatek Inc. Apparatus and methods for light spot servo signal detection

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3619258A1 (de) * 1986-06-07 1987-12-10 Blaupunkt Werke Gmbh Compact disc (cd)-spieler
US5031166A (en) * 1988-01-25 1991-07-09 Laser Magnetic Storage International Company Optical disk tracking and seeking systems and specific track formats using discontinuities and circuitry therefor
JPH01232582A (ja) * 1988-03-14 1989-09-18 Nec Corp 情報記録再生装置
JP2646130B2 (ja) * 1989-03-13 1997-08-25 パイオニア株式会社 トラックジャンプ駆動装置
JPH0373422A (ja) * 1989-05-18 1991-03-28 Nec Corp 光ディスク装置の和信号処理回路
JPH04341936A (ja) * 1991-05-20 1992-11-27 Toshiba Corp 記録媒体処理装置
JP3003338B2 (ja) * 1991-10-29 2000-01-24 ソニー株式会社 トラック横切り検出回路及び再生装置
KR100272118B1 (ko) * 1991-11-06 2000-11-15 이데이 노부유끼 디지탈 서보 제어 회로를 구비한 광디스크 플레이어 및 트래킹 서보 회로
JPH087498A (ja) * 1994-06-17 1996-01-12 Hitachi Ltd 記録情報再生装置
JPH09167354A (ja) * 1995-12-18 1997-06-24 Nec Corp 光ディスク装置のトラックカウントパルス整形回路
JP3671572B2 (ja) * 1997-01-10 2005-07-13 ソニー株式会社 光ディスク装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN1264148C (zh) 2006-07-12
BR9803984A (pt) 1999-11-16
EP0908873B1 (en) 2003-01-22
EP0908873A1 (en) 1999-04-14
HK1017938A1 (en) 1999-12-03
US6154429A (en) 2000-11-28
BR9803984B1 (pt) 2010-03-09
CN1213127A (zh) 1999-04-07
SG92617A1 (en) 2002-11-19
ID20982A (id) 1999-04-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7215632B2 (en) Signal processing apparatus and signal processing method
JP3553292B2 (ja) サーマルアスペリティ除去方法及び磁気ディスク装置
JPH1186442A (ja) 情報再生装置
JPH07262694A (ja) ディジタル信号再生装置
JP2001126261A (ja) 光ディスク再生装置
KR100638604B1 (ko) 광기록매체로부터판독및/또는그매체에기록하기위한장치,및그장치에서주파수에의존하는파라미터미러신호를형성하는방법
JPH11203688A (ja) 光学式記録媒体の読取りおよび/または書込み用装置
US7321531B2 (en) Apparatus for reproducing data from optical storage medium using multiple detector
TWI242331B (en) Data recording/reproducing device
JP2002008315A (ja) 光ディスク装置
JP5766281B2 (ja) 信号処理装置、信号処理方法、及び光ディスク装置
US6266303B1 (en) Apparatus for reading or writing optical recording carriers
JP2003196838A (ja) 光ディスク装置と情報再生装置及びこれらの再生方法
JP2008269783A (ja) 光学記録媒体への書き込み又は該媒体からの読み出し用装置
JP4625623B2 (ja) 光ディスク再生装置
JP3685690B2 (ja) 再生専用光ディスク装置
US7075867B2 (en) Optical disc controller and optical disc device having the same
JP3661893B2 (ja) 光ディスク再生装置
JP2004095125A (ja) ディスク再生装置
US20080165650A1 (en) Information Reproducing Apparatus, Information Reproducing Method, Information Reproducing Program, and Information Recording Medium
JP3612925B2 (ja) 光メモリ再生装置
MXPA98007831A (en) Device for reading or writing on optical recording media with disk type recognition means[sg71966 ]
JPH10326458A (ja) 再生信号の等化方法及びその装置
JPH11238297A (ja) 光記録媒体判別方法及び光記録媒体判別装置
JPH117637A (ja) 光ディスク装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050920

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061019

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061031

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20070131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070207

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20070207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070515

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20070815

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20070820

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070905

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080520

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20080523