JPH11203376A - 処方の際の代替医薬品検索方法及びその装置 - Google Patents

処方の際の代替医薬品検索方法及びその装置

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JPH11203376A
JPH11203376A JP735298A JP735298A JPH11203376A JP H11203376 A JPH11203376 A JP H11203376A JP 735298 A JP735298 A JP 735298A JP 735298 A JP735298 A JP 735298A JP H11203376 A JPH11203376 A JP H11203376A
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drug
medicine
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JP735298A
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Susumu Morozumi
進 両角
Yasunori Kaneda
康則 金田
Rina Shiozawa
利奈 塩沢
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OKI MEDICAL SYSTEMS KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 相互作用を有する処方医薬品の代替医薬品検
索のメンテナンス性・処理効率を向上させる。 【解決手段】 相互作用を有する処方医薬品と同じ治療
効果の有る医薬品の薬効分類コード(以後、コードとは
医薬品の分類形態ごとに予め決められた医薬品のコード
を言う。)を医薬品相互作用チェックマスタ104から
抽出し一時記憶テーブル110に記憶する。次に、前記
相互作用を有する処方医薬品と同じ一般名コードを有す
る症病名を適応症病名マスタ105から抽出し、患者に
該当する症病名を医師が選択する。そして、該選択した
症病名に対応する一般名コードを前記抽出した同じ治療
効果の有る医薬品の一般名コードの中から抽出し、処方
する医薬品及び同時に服用する可能性の有る医薬品との
相互作用の有無をチェックし、相互作用の無い代替医薬
品を表示装置に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医療機関・病院・
診療所・医院・保険薬局等において、処方情報の鑑査処
理をコンピュータ上で行う処方鑑査システムに係り、特
に、医師あるいは薬剤師が行う処方箋の発行や処方鑑査
業務において代替医薬品の検索を効率的に行えるように
した代替医薬品検索方法及びそれに用いる装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、医薬品を処方する場合には、医師
または薬剤師が処方する医薬品の相互作用を考慮するこ
とが必要であるが、相互作用については、医師または薬
剤師の持つ知識あるいは文書情報をもとに判断して処方
を行わなければならなかった。そして、処方される医薬
品に相互作用がある場合には、該当医薬品に代わる代替
医薬品を捜す必要がある。ここで、代替医薬品とは、患
者に処方する医薬品間で相互作用を有する医薬品の替わ
りに処方する医薬品のことであり、同じ治療効果を持
ち、相互作用を有しない医薬品のことをいう。また、相
互作用とは、2種以上の医薬品を併用したときに一方の
医薬品がもう一方の医薬品の作用を強めたり、あるいは
効能を弱めてしまう作用であり、併用を禁じられている
医薬品の組み合わせも多数ある。しかし、膨大な医薬品
数の中から相互作用を有する医薬品に対して全ての代替
医薬品を把握することは不可能に近く、また、いちいち
文書情報を確認することは大変手間のかかることであっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ようにそれぞれの医薬品に対し、相互作用を有する医薬
品の代替医薬品の選択を、医師または薬剤師の持つ知識
あるいは文書情報の検索によって行うことは、医薬品数
があまりにも多いため検索するまでに時間がかかってし
まうこと等の欠点があった。そして、医薬品の相互作用
をチェックする機能に連動して、代替医薬品を検索する
方法あるいは装置については従来知られていない。
【0004】本発明は上記問題に着目してなされたもの
で、各医薬品に付される添付文書から抽出された医薬品
に関する情報をコード化することにより、データの処理
時間を短縮し、相互作用を有する医薬品の代替医薬品を
容易に検索することができる代替医薬品検索方法及びそ
の装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】以後の説明において、処
方もしくは調剤を行なおうとする医薬品の一種又は処方
もしくは調剤が行われた医薬品の一種を自己医薬品と称
し、自己医薬品と同時に服用する可能性のある一種もし
くは複数種の医薬品を相手医薬品と称する。尚、相手医
薬品には飲食物も含まれる。
【0006】上記問題を解決するために、請求項1の処
方の際の代替医薬品を検索する方法に係る発明は、処方
され、同時に服用する可能性のある医薬品に関し、相互
作用が発現する可能性のある組み合わせの有無をチェッ
クし、相互作用がある場合の代替医薬品を検索する方法
であって、コード化された医薬品のデータベースに基づ
き、同時に服用する可能性のある自己医薬品に関し、相
互作用チェックにより相互作用発現の可能性が指摘され
たとき、自己医薬品と同じ薬効を有する同効医薬品群
を、医薬品のデータベースから選択して一時記憶装置に
記憶し、次に、処方を行おうとする医薬品の一般名で、
症病名と一般名とが対でコード化されたデータベースを
検索し、検索された複数の症病名の中から、適応症病名
を特定することにより当該データベースを再度検索して
抽出された一般名コードを一時記憶装置に記憶し、該一
時記憶装置に記憶された一般名コード及び同効医薬品群
の中から代替医薬品を選択し、代替医薬品と他の処方医
薬品との相互作用チェックをさらに行い、最終的に代替
医薬品を決定して出力することを特徴とするものであ
る。
【0007】上記問題を解決するために、請求項2の代
替医薬品検索装置に係る発明は、一種もしくは複数種の
自己医薬品を記録する自己医薬品データベースと、自己
医薬品に対し相互作用が発現する可能性のある一種もし
くは複数種の相手医薬品を記録する相手医薬品データベ
ースと、医薬品相互作用に関するデータを記録するデー
タベースと、検索対象となる医薬品と同じ薬効を有する
医薬品のデータベースと、病症状の治療に有効な医薬品
の一般名を記録する適応症病名のデータベースと、検索
の結果出力された同効医薬品群及び症病名を記憶する一
時記憶装置とを含むことを特徴とするものである。
【0008】上記問題を解決するために、請求項3の医
薬品相互作用チェック装置に係る発明は、請求項2の発
明において、相互作用のある医薬品を記録する医薬品相
互作用データベース自己テーブル部と、自己医薬品に対
し相互作用が発現する可能性のある、相手医薬品を記録
する医薬品相互作用データベース相手テーブル部と、医
薬品相互作用に関するデータを記録する医薬品相互作用
データベースコメントテーブル部と、一種もしくは複数
種の自己医薬品の相互作用の有無、代替医薬品の薬効分
類及び一般名を医薬品相互作用データベースで検索し
て、当該データを記憶する一時記憶装置とを含むことを
特徴とするものである。
【0009】上記問題を解決するために、請求項4の医
薬品相互作用チェック装置に係る発明は、請求項2又は
3の発明において、自己医薬品または相手医薬品のそれ
ぞれのデータには、レセプト電算処理システムマスター
コード、医薬品の成分を表わす一般名コード、薬効分類
コードと、医薬品の構造式・薬理作用・剤型等により分
類された各コードの内の複数のものが含まれることを特
徴とするものである。
【0010】上記問題を解決するために、請求項5の医
薬品相互作用チェック装置に係る発明は、請求項2、3
又は4の発明において、自己医薬品または相手医薬品の
それぞれのデータとして、レセプト電算処理システムマ
スターコード、一般名コード、薬効分類コードと、医薬
品の構造式・薬理作用・剤型等により分類された各コー
ドの内、複数のものがコンピュータ読み取り可能な記録
媒体に記憶されていることを特徴とするものである。
【0011】本発明は、医師あるいは薬剤師が行う処方
箋の発行や処方鑑査業務の支援を行い、また、医療関連
教育機関における教育実習にも用いられる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る代替医薬品検
索方法及びその装置の実施の形態を添付図面に基づいて
説明する。
【0013】図1は、本発明の装置の一形態を示す構成
図である。本発明に係る装置は図1に示すように、代替
医薬品の検索結果を表示するための表示装置10と、患
者を診療した結果から処方する医薬品を入力するための
入力装置11と、中央演算処理装置及びメモリ等を含む
処理部12と、あらかじめ用意された全ての医薬品に関
するデータが作成記憶されているディスク13(記憶手
段としてはこの他に、CD−ROM14、フロッピーデ
ィスク15を使用することもできる。)と、医薬品に関
するデータ、あるいは検索した代替医薬品に関するデー
タ等をプリントアウトするための出力装置16とから構
成されている。
【0014】図2は、代替医薬品検索の処理に使用され
る各機能ごとのデータの構成、すなわちファイル構成を
示しており、それぞれがメモリ上では区分されてファイ
ルとして記憶されている。それぞれのファイルはデータ
ベースを構成し、自己医薬品テーブル102、相手医薬
品テーブル103、医薬品相互作用チェックマスタ10
4、適応症病名マスタ105、医薬品相互作用チェック
テーブル106、名称マスタ107がある。自己医薬品
テーブル102には、予め医薬品入力101の過程によ
り入力された処方される医薬品(自己医薬品)の医薬品
マスターコード(後述する)が記憶され、相手医薬品テ
ーブル103には、処方履歴を基に抽出した患者が服用
している医薬品(相手医薬品)及び処方される医薬品の
医薬品マスターコード、調剤日、医療機関名が記憶され
る。医薬品相互作用チェックマスタ104には、予め医
薬品固有の情報が全て記憶され、適応症病名マスタ10
5には、それぞれの病症状に効果があるとされる医薬品
が症病名コードと一般名コードとの対で記憶されてい
る。医薬品相互作用チェックテーブル106には、医薬
品間の相互作用の有無をチェックする情報が記憶されて
おり、自己医薬品に対する自己テーブル部401と相手
医薬品に対する相手テーブル部402(図4を参照)と
を含む。また、名称マスタ107には、それぞれの症病
名と症病名コード、薬効分類名と薬効分類コード、及び
医薬品の相互作用の結果をコメントとして提供するため
の文字情報がコメントコードと共に記憶される他、医薬
品相互作用の機序が文字情報として相互作用機序コード
と共に記憶されている。
【0015】前記のファイルに基づく代替医薬品検索処
理108の過程では、まず、上記入力データ及び記憶デ
ータを基に、自己医薬品及び相手医薬品の一般名コー
ド、薬効分類コード、BOXコード(いずれも後述す
る)を医薬品相互作用チェックマスタ104から取得し
て、処方医薬品相互作用チェックマスタSの形態(図3
を参照)で、入力された処方医薬品の医薬品マスターコ
ードに対応する医薬品名称、一般名コード、薬効分類コ
ード、BOXコードが一時記憶テーブル110に記憶さ
れ、自己医薬品の前記各コードに対して相互作用を有す
る全ての医薬品(相手医薬品、相手飲食物等)と相互作
用コメント等が処方医薬品相互作用チェックテーブルT
の形態(図4を参照)で一時記憶テーブル110に記憶
される。図4に示す処方医薬品相互作用チェックテーブ
ルTの形態では、自己テーブル部401には、相互作用
を有する医薬品の一般名コード、薬効分類コード、BO
Xコードが記憶され、相手テーブル部402には、前記
自己テーブル部のそれぞれのコードと相互作用を持つ医
薬品の一般名コード、薬効分類コード、BOXコードが
記憶される。また、コメントテーブル部403には、そ
れぞれの相互作用に対するコメントと重篤区分に対応す
るレベルコードと相互作用の機序コードが記憶される。
そして、前記相手テーブル部402に記憶されたコード
の中に、前記医薬品相互作用チェックマスタ104から
取得した相手医薬品のコードが存在しているかをチェッ
クし、存在している場合には、その相手医薬品が相互作
用を有する医薬品と特定される。
【0016】次に、前記相互作用を有すると特定された
医薬品と、同一の薬効分類コードを持つ医薬品を医薬品
相互作用チェックマスタ104から抽出し、一時記憶テ
ーブル110に記憶させ、同一の一般名コードを持つ症
病名を適応症病名マスタ105から抽出し、抽出された
症病名の中から患者の適応症病名に該当するものを特定
して再度前記適応症病名マスタ105を検索し、抽出さ
れた一般名コードを一時記憶テーブル110に記憶させ
る。そして、前記抽出した同一の薬効分類コードを持つ
医薬品の中から前記一般名コードと同一の一般名コード
を抽出する。代替医薬品検索結果の表示109では、代
替医薬品検索処理108の過程で検索した代替医薬品の
医薬品名が表示される。
【0017】ここで、本発明に係る医薬品に関連する各
コードについて説明する。医薬品マスターコードとは、
厚生省により制定されている医薬品を特定するためのレ
セプト電算処理システムマスターコードであり、薬効分
類コードとは、通産省により制定されている医薬品の効
能効果を階層化して分類した日本標準商品分類コードで
ある。そして両コードとも標準化されたコードとなって
いる。また、医薬品は構成成分によって全て一般名が制
定されており、本発明では剤型・適応病症状等を考慮し
た分類として一般名コードを設定している。更に、医薬
品添付文書において医薬品の構造式・薬理作用・剤型等
による表現が多いことから、この表現を一つの群として
とらえ辞書化してそれぞれの群をBOXコードとして設
定した。
【0018】前記の本発明に関連する医薬品の分類形態
を図5に示す。全ての個々の医薬品(W)が医薬品マス
ターコードで特定され、構成成分・剤型・適応病症状等
の分類により制定されている一般名(R)に一般名コー
ドが付与されている。更に、効能効果を共通とする一般
名の集合である薬効分類(Q)に薬効分類コードを制定
し、医薬品の共通した構造式・薬理作用・剤型等の集合
であるBOX(P)にBOXコードを付与している。そ
れぞれのBOXは薬効分類と該薬効分類に属さない一般
名から構成される。
【0019】代替医薬品検索方法の実施の一形態を図6
に示す検索手順に添って説明する。ただし、ここでは処
方入力された自己医薬品と処方履歴等から同時に服用す
る可能性のある医薬品との相互作用チェックが行われ、
その結果相互作用の可能性のある医薬品が処方入力した
医薬品の中に存在したものとし、当該医薬品を医薬品X
として説明をする。検索前処理801では、ステップ8
10において、処方される医薬品として入力装置11に
入力された自己医薬品の医薬品マスターコード及び処方
履歴等から抽出された相手医薬品の医薬品マスターコー
ドを基に、一般名コード、薬効分類コード、BOXコー
ドを医薬品相互作用チェックマスタ104から検索して
(ステップ811)、処方医薬品相互作用チェックマス
タSの形態(図3を参照)で自己医薬品及び相手医薬品
のそれぞれのコードを確定する。
【0020】代替候補医薬品の絞り込み802では、ス
テップ820において、医薬品Xと同じ薬効分類コード
を有する医薬品を医薬品相互作用チェックマスタ104
から検索して(ステップ821)、医薬品Xの同効医薬
品抽出が行われる。抽出された医薬品は、同効医薬品群
として一時記憶ファイル110に記憶される。また、ス
テップ823において、医師により患者の病症状が特定
され適応症病名マスタ105から一般名コードの抽出が
行われる。該抽出は、まず医薬品Xと同じ一般名コード
を持つ症病名が、症病名と一般名とが対でコード化され
た適応症病名マスタ105から抽出される(ステップ8
24)。そして、抽出された症病名は、表示装置10に
表示され、患者の病症状に相当する症病名を医師が選択
し特定する(ステップ825)。特定された症病名の症
病名コードに対応する一般名コードが適応症病名マスタ
105から抽出され(ステップ826)一時記憶装置1
10に記憶される。更に、ステップ827において、前
記ステップ826で抽出された一般名コードが、前記ス
テップ821で検索された医薬品Xと同じ薬効分類コー
ドを有する同効医薬品群の中に存在するか否かの検索を
行い(ステップ828)、医薬品Xの代替候補医薬品の
抽出がなされる。抽出された代替候補医薬品は一時記憶
装置110に記憶される。
【0021】代替医薬品の特定803では、ステップ8
30において、前記ステップ827で抽出された代替候
補医薬品と処方入力された自己医薬品、及び処方履歴等
から同時に服用する可能性のある医薬品との、相互作用
チェックを全ての組み合わせについてコンピュータ上で
行い、ステップ831において、相互作用チェックの結
果、相互作用の無い代替候補医薬品と相互作用の有る代
替候補医薬品とが容易に判別できるように、相互作用の
有る代替候補医薬品に(相)マークが付されて表示装置
10に表示される。そして、医師が、相互作用の無い医
薬品の中から治療に最適な医薬品を選択し、医薬品Xの
代替医薬品が特定される。尚、上記の表示画面及び検索
過程におけるデータは、必要に応じて接続された出力装
置16からプリントアウトすることができる。
【0022】前記ステップ824(図6参照)で、適応
症病名マスタから抽出される同一の一般名コードを持つ
症病名が、表示装置10に表示された一形態を図7に示
す。図7に表示された形態では、医薬品オゼックス60
1が医薬品Xに該当し、オゼックス601と同じ一般名
コードを持つ症病名が表示領域602に列挙されてい
る。なお、図7に記載された医薬品は、商品名あるいは
登録商標である。そして、この列挙された症病名の中か
ら患者の病症状に適応するものを医師が特定する。図7
では、膀胱炎が特定されている。
【0023】また、前記ステップ830で代替候補医薬
品と他の処方医薬品等との相互作用チェックが行われ、
その結果をステップ831で表示装置10に表示した一
形態を図8に示す。患者の症病名(適応症病名)である
膀胱炎が表示領域701に表示され、代替候補医薬品名
が表示領域702に列挙されている。相互作用のチェッ
ク結果の表示は、相互作用を有する代替候補医薬品名の
左側に(相)703を表示して知らせる。(表示領域7
02中の(内)704は医薬品が内用薬であることを示
す。)なお、図8に示される医薬品は、いずれも商品名
あるいは登録商標である。
【0024】本発明は、薬物治療のスタート時点である
処方箋発行の段階に着目するものであり、診療行為の一
環として医師が発行しようとする処方箋内はもとより他
医療機関・他診療科の処方により患者が服用している可
能性の有る医薬品がわかっている場合にはその医薬品を
含めそれらの医薬品間の相互作用の有無をチェックし、
チェックの結果相互作用の可能性が認められた相互の医
薬品についてそれぞれ同じ効果の期待できる相互作用の
可能性の無い代替医薬品を検索し、処方箋を発行した医
師による処方変更の支援を行うことにより、調剤の現場
に至る以前に薬物治療に伴う事故の未然防止に寄与し有
効な薬物治療が可能となる。更に、本発明を教育実習に
適用した場合には、医療の現場における処方の実習が模
擬的に体験できるので、学生にとって有効である。
【0025】
【発明の効果】請求項1に係る発明では、コード化され
た医薬品のデータベースに基づき、相互作用発現の可能
性が指摘された医薬品と同じ薬効を有する同効医薬品及
び代替医薬品の候補となる医薬品一般名を、それぞれの
データベースから検索して一時記憶装置に記憶させ、該
一時記憶装置に記憶したデータの中から代替医薬品を選
択する方法を取ることから、処理するデータの量を少な
くすることができ処理時間も短縮することができるた
め、該当する医薬品のデータを短時間で画面出力させる
ことができる。また、選択された代替医薬品に関しては
更に相互作用チェックが行われ、相互作用の有無を表示
することから、確実に安全な医薬品の処方をすることが
できる。
【0026】請求項2に係る発明では、医薬品相互作用
に関するデータを記録するデータベースと、自己医薬品
データベースと、相手医薬品データベースと、同じ薬効
を有する医薬品データベースと、適応症病名データベー
スと、前記データベースの中から検索したデータを一時
記憶しておく一時記憶装置とを有していることから、処
方代替医薬品の検索を容易に行うことができる。
【0027】請求項3に係る発明では、請求項2に係る
発明において、相互作用のある医薬品を記録している医
薬品相互作用データベースに自己テーブル部と相手テー
ブル部とコメントテーブル部を有し、また、前記医薬品
相互作用データベースから検索した自己医薬品の相互作
用を記憶しておく一時記憶装置も有することから、いず
れの場合にも検索時には必要な部分だけを検索すればよ
くデータの処理時間を短縮することができる。また、そ
れぞれのデータテーブルから検索したデータをプリント
アウトした時に見易いため事務処理の面でも時間を短縮
することができる。
【0028】請求項4に係る発明では、請求項2又は3
に係る発明において、医薬品にマスターコード、一般名
コード、薬効分類コード、BOXコードを付与して分類
したことから、データベース全体がコンパクト化できメ
ンテナンスの精度を向上させることができるとともに処
理効率も向上させることができる。また、行政により標
準化された医薬品マスターコードと薬効分類コードを使
用しているので、医療現場で活用しやすいとともに、患
者に対して安全で有効な医薬品を提供できる。
【0029】請求項5に係る発明では、請求項2、3又
は4に係る発明において、医薬品に関連するそれぞれの
コードを、機械読み取り可能な記憶媒体(フロッピーデ
ィスク、CD−ROM、テープ等の記憶媒体)、に記憶
させたことにより、容易に持ち運びできると共に、必要
な時に簡単にデータを取り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の医薬品相互作用チェック方法及びその
装置を示す構成図である。
【図2】本発明の医薬品相互作用チェック方法を示す構
成図である。
【図3】処方医薬品相互作用チェックマスタの形態を示
す図である。
【図4】処方医薬品相互作用チェックテーブルの形態を
示す図である。
【図5】本発明に関連する医薬品の分類形態を示す図で
ある。
【図6】代替医薬品検索方法の実施の一形態を示す図あ
る。
【図7】相互作用発現の可能性を有する医薬品と同じ一
般名コードを持つ症病名が画面表示された一形態を示す
図である。
【図8】代替候補医薬品の相互作用チェック結果が画面
表示された一形態を示す図である。
【符号の説明】
101 医薬品入力の過程 102 自己医薬品テーブル 103 相手医薬品テーブル 104 医薬品相互作用チェックマスタ 105 適応症病名マスタ 106 医薬品相互作用チェックテーブル 107 名称マスタ 110 一時記憶テーブル 108 代替医薬品検索処理 109 代替医薬品検索結果の表示 401 自己テーブル部 402 相手テーブル部 403 コメントテーブル部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塩沢 利奈 東京都品川区西五反田1丁目31番1号 株 式会社沖メディカル・システムズ医薬事業 部内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処方され、同時に服用する可能性のある
    医薬品に関し、相互作用が発現する可能性のある組み合
    わせの有無をチェックし、相互作用がある場合の代替医
    薬品を検索する方法であって、 コード化された医薬品のデータベースに基づき、同時に
    服用する可能性のある自己医薬品に関し、相互作用チェ
    ックにより相互作用発現の可能性が指摘されたとき、 自己医薬品と同じ薬効を有する同効医薬品群を、医薬品
    のデータベースから選択して一時記憶装置に記憶し、 次に、処方を行おうとする医薬品の一般名で、症病名と
    一般名とが対でコード化されたデータベースを検索し、
    検索された複数の症病名の中から、適応症病名を特定す
    ることにより当該データベースを再度検索して抽出され
    た一般名コードを一時記憶装置に記憶し、 該一時記憶装置に記憶された一般名コード及び同効医薬
    品群の中から代替医薬品を選択し、代替医薬品と他の処
    方医薬品との相互作用チェックをさらに行い、最終的に
    代替医薬品を決定して出力する処方の際の代替医薬品を
    検索する方法。
  2. 【請求項2】 一種もしくは複数種の自己医薬品を記録
    する自己医薬品データベースと、 自己医薬品に対し相互作用が発現する可能性のある一種
    もしくは複数種の相手医薬品を記録する相手医薬品デー
    タベースと、 医薬品相互作用に関するデータを記録するデータベース
    と、 検索対象となる医薬品と同じ薬効を有する医薬品のデー
    タベースと、 病症状の治療に有効な医薬品の一般名を記録する適応症
    病名のデータベースと、 検索の結果抽出された同効医薬品群及び症病名を記憶す
    る一時記憶装置と、 を含むことを特徴とする代替医薬品検索装置。
  3. 【請求項3】 相互作用のある医薬品を記録する医薬品
    相互作用データベース自己テーブル部と、 自己医薬品に対し相互作用が発現する可能性のある、相
    手医薬品を記録する医薬品相互作用データベース相手テ
    ーブル部と、 医薬品相互作用に関するデータを記録する医薬品相互作
    用データベースコメントテーブル部と、 一種もしくは複数種の自己医薬品の相互作用の有無、代
    替医薬品の薬効分類及び一般名を医薬品相互作用データ
    ベースで検索して、当該データを記憶する一時記憶装置
    と、 を含むことを特徴とする請求項2に記載の代替医薬品検
    索装置。
  4. 【請求項4】 自己医薬品または相手医薬品のそれぞれ
    のデータには、レセプト電算処理システムマスターコー
    ド、医薬品の成分を表わす一般名コード、薬効分類コー
    ドと、医薬品の構造式・薬理作用・剤型等により分類さ
    れた各コードの内の複数のものが含まれることを特徴と
    する請求項2又は3に記載の代替医薬品検索装置。
  5. 【請求項5】 自己医薬品または相手医薬品のそれぞれ
    のデータとして、レセプト電算処理システムマスターコ
    ード、一般名コード、薬効分類コードと、医薬品の構造
    式・薬理作用・剤型等により分類された各コードの内、
    複数のものがコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記
    憶されていることを特徴とする請求項2、3又は4に記
    載の代替医薬品検索装置。
JP735298A 1998-01-19 1998-01-19 処方の際の代替医薬品検索方法及びその装置 Pending JPH11203376A (ja)

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