JP2019194899A - 電子お薬手帳連携システム、装置、電子お薬手帳連携方法及びプログラム - Google Patents

電子お薬手帳連携システム、装置、電子お薬手帳連携方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】医療情報・健康情報を、携帯端末を介して管理・活用するための電子お薬手帳連携システムを提供すること。【解決手段】患者の医療情報・健康情報を出力する出力装置10と、出力装置から医療情報・健康情報を受け付けて当該医療情報・健康情報を閲覧・管理する電子お薬手帳端末20と、薬歴の管理を行う薬歴管理装置とを備える電子お薬手帳連携システム100であって、薬歴管理装置は、電子お薬手帳端末から医療情報・健康情報を受信する入力受付手段と、医療情報・健康情報のうち、他機関が入力元である医療情報・健康情報を除外して表示部に表示する他機関情報選別手段と、表示した医療情報・健康情報のうち、担当者の選択を受け付けた医療情報・健康情報を記憶部に記憶する転記受付手段と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、医療情報・健康情報を、携帯端末を介して管理・活用するための電子お薬手帳連携システム、装置、電子お薬手帳連携方法及びプログラムに関する。
情報処理技術の発展は、薬剤を調剤し提供する薬局等の医療機関にも広く浸透し、利便性を高めている。例えば、従来から医療機関においては、レセプト(診療報酬明細書)の作成を支援するレセコンといったコンピュータが知られており、高度な専門知識や複雑な計算を必要とすることなくレセプトの作成を可能にしている。また、近年では、薬歴等の患者の情報も電子的に管理するシステムが普及している。
なお、従来ではレセコンと薬歴を管理するシステムとがハード的に独立したコンピュータであったため、例えば特許文献1には、レセコン機能と薬歴管理機能とを備えた薬局用コンピュータにおいて、両機能を有効に連携した薬局用コンピュータが開示されている。
特開2011−118535号公報
ところで、薬剤の提供業務は、患者の持参した処方箋に基づいて行われる他、他の薬局で提供を受けた薬剤の情報や病院等で診断された患者の身体に関する情報を患者からヒアリングしたヒアリング内容に基づいて行われる。
しかしながら、十分なヒアリング内容を得られるまでヒアリングを行うと、かなりの時間がかかってしまい患者の負担が大きくなってしまう。また、十分にヒアリングに時間をかけたとしても、患者の記憶違いがあることにより、正確に漏れなく情報を得られることは困難である。
ここで、医療・健康情報を患者の携帯端末に記憶して、医療・健康情報を電子的に管理・活用する電子お薬手帳を利用することにより、お薬手帳の持参率を向上させることや長期間情報の管理が容易になること等が望まれている。
本発明は、このような電子お薬手帳と連携することにより、ヒアリングを行わなくても、複数の医療機関や患者間において患者の医療・健康情報を連携させる電子お薬手帳連携システムを提供することを目的とする。
(1) 患者の医療情報・健康情報を出力する出力装置と、前記出力装置から前記医療情報・健康情報を受け付けて当該医療情報・健康情報を閲覧・管理する電子お薬手帳端末と、薬歴の管理を行う薬歴管理装置とを備える電子お薬手帳連携システムであって、前記薬歴管理装置は、前記電子お薬手帳端末から前記医療情報・健康情報を受信する入力受付手段と、前記医療情報・健康情報のうち、他機関が入力元である医療情報・健康情報を除外して表示部に表示する他機関情報選別手段と、表示した前記医療情報・健康情報のうち、担当者の選択を受け付けた医療情報・健康情報を記憶部に記憶する転記受付手段と、
を備える、電子お薬手帳連携システム。
(2) 前記他機関情報選別手段は、受信した前記医療情報・健康情報のうち、他機関が入力元である医療情報・健康情報とプライバシー性の高い医療情報・健康情報とを除外して表示部に表示する、電子お薬手帳連携システム。
(3) 前記薬歴管理装置は、担当者の選択を受け付けた医療情報・健康情報に基づいて、提供する薬剤に服薬を控えるべき情報がないかを確認して、服薬を控えるべき情報が存在する場合には表示部に服薬を控えるべき情報を表示する、電子お薬手帳連携システム。
(4) 患者の医療情報・健康情報を出力する出力装置と、前記出力装置から前記医療情報・健康情報を受け付けて当該医療情報・健康情報を閲覧・管理する電子お薬手帳端末と、薬歴の管理を行う薬歴管理装置とを備える電子お薬手帳連携システムであって、前記薬歴管理装置又は前記電子お薬手帳端末の何れかが、受け付けた薬剤に服薬を控えるべき情報がないかを確認する処方監査候補提示手段と、受け付けた医療情報・健康情報のうち、前記服薬を控えるべき情報であって、他機関が入力元である医療情報・健康情報を選別する他機関情報選別手段と、を備える、電子お薬手帳連携システム。
本発明によれば、ヒアリングを行わなくても、複数の医療機関や患者間において患者の医療・健康情報を連携させることができる。
電子お薬手帳連携システムの構成を示す図である。 薬剤提供業務の概要を示す図である。 薬歴管理装置に表示される表示画面の一例を示す図である。 記憶部の処方箋DBを示す図である。 記憶部の患者DBを示す図である。 記憶部の添付文書DBを示す図である。
[本発明の実施形態]
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
[電子お薬手帳連携システム100の構成]
図1を参照して、本発明の電子お薬手帳連携システム100は、患者の医療情報・健康情報を出力する出力装置10と、患者が医療情報・健康情報を閲覧・管理する電子お薬手帳端末20と、患者の医療情報・健康情報の入力を受け付けて薬歴の管理を行う薬歴管理装置30とを含んで構成される。また、電子お薬手帳連携システム100は、電子お薬手帳端末20の医療情報・健康情報のバックアップデータを管理するクラウドサービス装置40と、電子お薬手帳装置に患者の身体に関する情報を計測して入力する計測装置50(例えば、体温計50aや体重計50b)をさらに含んで構成してもよい。
出力装置10は、本実施形態においては、薬局に備えられたレセコンとして機能する装置であり、レセプトを作成するために必要な医療情報・健康情報の入力出力・管理・演算を目的とするものであり、各種演算処理を行う制御部11や各種情報を記憶する記憶部12に加え、キーボードやタッチパネル等により実現される入力部及びディスプレイによる表示部、近距離無線通信によって情報を入出力する近距離無線通信部13を備えた汎用パーソナルコンピュータである。このような出力装置10は、各種プログラムがインストールされており、制御部11がこれらプログラムに従い動作することで、レセプトを作成するための機能の他に、入力された患者の医療情報・健康情報を電子お薬手帳端末20に出力する機能を発揮する。
なお、本実施形態において、出力装置10はレセコンとして機能する装置であるが、本発明はこれに限られず、患者の医療情報・健康情報を管理する装置であればよく、例えば、電子カルテの管理や薬歴の管理を主な目的とする装置であってもよい。
電子お薬手帳端末20は、患者の医療情報・健康情報を出力装置10から受け付けて、患者が医療情報・健康情報を管理・閲覧する端末装置であり、各種演算処理を行う制御部21や各種情報を記憶する記憶部22に加え、タッチパネルにより実現される入力部及びディスプレイによる表示部、近距離無線通信によって情報を入出力する近距離無線通信部23及び処方箋や患者の身体等を撮影する撮像部24を備えた、いわゆるスマートフォンである。このような電子お薬手帳端末20は、各種プログラムがインストールされており、制御部がこれらプログラムに従い動作することで、医療情報・健康情報を管理・表示・入出力する機能を発揮する。
薬歴管理装置30は、薬局においてその業務を多面的に支援することを目的としたものであり、出力装置10と同様に汎用パーソナルコンピュータにより実現される。このような薬歴管理装置30は、各種プログラムがインストールされており、制御部がこれらプログラムに従い動作することで、図2で参照されるような薬剤を提供するための各種の作業を行うための機能を発揮するとともに、電子お薬手帳端末20から、所定の患者の医療情報・健康情報を受け付けて当該医療情報・健康情報に基づくと、処方箋の薬剤について服薬を控えるべきとされる薬剤の候補を提示する、連携情報に基づく処方監査機能を発揮する。ここで、薬局とは、薬剤を交付する機関をいい、名称に「薬局」を含むものに限られない。例えば、〇〇クリニックであっても、薬剤を交付する機関であれば、薬局に含まれる。
これら出力装置10、電子お薬手帳端末20及び薬歴管理装置30並びに計測装置50は、近距離無線通信によって患者の医療情報・健康情報を送受信するようになっており、例えば、出力装置10の近距離無線通信部13に電子お薬手帳端末20を近づけて電子お薬手帳端末20において所定の操作を行うことにより、患者の医療情報・健康情報を送受信するようになっている。 また、電子お薬手帳端末20とクラウドサービス装置40とは、所定のネットワーク回線により接続されており、電子お薬手帳端末20に記憶された患者の医療情報・健康情報の全部又は一部を記憶されるようになっており、患者が電子お薬手帳端末20を紛失した場合に、ネットワーク回線を通じて、新たに購入した電子お薬手帳端末20について医療情報・健康情報の復元する機能を備えている。
[薬歴管理装置30の機能的構成]
続いて、連携情報に基づく処方監査機能を発揮するための薬歴管理装置30の機能的構成を説明する。薬歴管理装置30は、制御部31において、入力受付手段311、他機関情報選別手段312と、転記受付手段313と、処方監査候補提示手段314とを有し、記憶部32の一領域において、処方箋DB321と、患者DB322と、添付文書DB323とを有している。
入力受付手段311は、患者が電子お薬手帳端末20を近距離無線部33に近づけて所定の操作を行うことにより、近距離無線部33を介して、患者の医療情報・健康情報の受信を受け付ける。
なお、ここで、近距離無線部33は、本実施形態においては、近距離無線通信の一方式であるFeliCaが採用されているが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、二次元コードを読み取ることにより、医療情報・健康情報の受信を受け付けるものであってもよい。
ここで、医療情報・健康情報は、患者に対して行われた医療行為、患者が服用している薬剤及び患者の身体の計測値等の情報に加え、地域包括ケアのための情報を含むものをいう。それぞれの医療情報・健康情報には、当該情報がどのような情報であるかを分類する分類情報(診断情報なのか計測値なのか服薬する薬剤なのか等を示す情報)及び当該の情報の入力元を示す入力元情報が付加されている。
他機関情報選別手段312は、受け付けた医療情報・健康情報のうち、医療情報・健康情報に付加された入力元情報を参照して、薬歴管理装置30において入力された情報を除外して、他機関(他の医療機関及び患者自身・患者家族を含む)において入力された医療情報・健康情報のみを選別する。また、他機関情報選別手段312は、選別された他機関の医療情報・健康情報のうち、薬局において必要としない情報や高度にプライバシー性の高い情報を、医療情報・健康情報に付加された分類情報を参照して、除外する。
ここで、薬局において必要としない情報とは、処方箋を受け付けてから薬剤を提供するまでの一連の業務において、当該薬剤の提供上チェックする必要のない情報をいう。
また、プライバシー性の高い情報とは、当該機関の受け付けた医療情報と他機関の受け付けた医療情報と生命・身体に与える影響度が異なる情報や特定の疾患に関する情報をいう。
例えば、生命の存否にかかわる医療情報、生命の存否にかかわらないが身体を害する医療情報、生命・身体に影響を及ぼさない医療情報等に予め分類され、当該機関の受け付けた医療情報が生命・身体に影響を及ぼさない医療情報の場合には、生命の存否にかかわる医療情報及び生命の存否にかかわらないが身体を害する医療情報はプライバシー性の高い情報と判定される。具体的には、がんの治療を行っているある患者が薬局で栄養ドリンクを購入する場合に、栄養ドリンクの購入は当該機関の受け付けた医療情報が生命・身体に影響を及ぼさない医療情報であって、がんの治療は、生命の存否にかかわる医療情報であるから、生命・身体に与える影響度が異なり、がんの治療は、プライバシー性の高い情報である。
また、例えば、特定の疾患は、一般的に知られたくないと考えられる疾患であって、予め登録された疾患であってよい。具体的には、性感染症の治療情報については、日常的に通っている薬局には知られたくない場合があり、性感染症の治療情報は予め特定の疾患として登録されていて、プライバシー性の高い情報である。
他機関情報選別手段312は、選別した後の医療情報・健康情報を表示部に表示する。
ここで、他機関情報選別手段312が表示部に表示する、画面例について図3を参照して説明する。
表示部には、他機関情報選別手段312が選別した後の医療情報・健康情報が画面上枠に表示されており、医療情報・健康情報の分類情報の他、医療情報・健康情報が記憶された年月日、医療情報・健康情報の要約情報が表示される。また、薬歴管理装置30が、初めて受け付けた、医療情報・健康情報について、New!と表示される。
また、表示部の画面下枠には、医療情報・健康情報の具体的な情報が表示される。
また、表示部の最下部には、転記ボタン、処方書き込みボタンが設けられている。
転記受付手段313は、他機関情報選別手段312が表示部に表示した、医療情報・健康情報のうち、薬歴管理装置30を操作する担当者の操作により医療情報・健康情報の選択を受け付けて、担当者が転記ボタンを選択することに応じて、選択された医療情報・健康情報を、処方箋DB321と患者DB322とに記憶する。
ここで、図4を参照して、処方せんDB221について説明する。処方せんDB221は、薬局において受け付けた処方せん内容を記憶するDBである。
また、図5を参照して、患者D3222について説明する。患者DB322は、患者の医療情報・健康情報のうち、薬剤以外の情報について記憶するDBである。
処方監査候補提示手段314は、患者に提供する予定である薬剤が、転記受付手段313において選択を受け付けた医療情報・健康情報との間において、服薬を控えるべき情報がないかを添付文書DB323を参照して確認をし、服薬を控えるべき情報が存在する場合には服薬を控えるべき情報を表示部に表示する。具体的には、処方監査候補提示手段314は、患者に提供する予定である薬剤に関する添付文書情報を、添付文書DB323から抽出して、抽出した添付文書情報に、選択を受け付けた医療情報・健康情報に該当する服薬を控えるべき情報がないかを確認するようになっている。服薬を控えるべき情報は、薬剤の副作用が増加する場合や薬剤の効果が見込めない場合など服薬することが望ましくない状況に関する情報であって、主に添付文書(薬剤を提供する製薬会社が発行する薬剤に関する説明が書かれた文書)及び患者の身体に関する情報に基づいて検出される。より具体的には、例えば、所定の薬剤を投与するとアレルギー等の副作用が発生するとする患者の体質に関する情報、所定の疾患に投与すると副作用が発生する又は増加する並びに効果が増強する又は減弱するとする情報、所定の薬剤(一般薬も含む)又は飲食物と併用して投与すると相互作用が生じる(副作用が増加する又は発生する、効果が増強する、効果が減弱する)とする情報、同様の薬効・作用機序の薬剤が投与されているためさらに投与したとしても効果が見込めないとする情報及び保険適用上適正な用法用量であるとされる情報等の情報がある。服薬を控えるべき情報は、例えば、禁忌、推定禁忌、重複、注意及び確認等に分類される情報がある。
また、図6を参照して、添付文書DB323について説明する。添付文書DB223は、薬剤の添付文書のデータが項目ごとに薬剤と関連付けて記憶されている。添付文書とは、薬剤において、薬剤名、使用上の注意、品目仕様その他の重要事項を記載した、医師・医療機関関係者向けの製品情報記載書面である。添付文書DB323には、添付文書の項目に対応して、薬剤名のほか、適応症と用法用量を示す効能効果、使用上の注意等の情報等が記載されている。また、特に図示はしないが、添付文書に記載された情報の他、長期投与チェック薬、ハイリスク薬等の添付文書外の項目を設けてもよい。
ここで、使用上の注意とは、服薬指導を行う際に参考とする、添付文書に記載された薬剤の投与が禁止・制限される病気や併用薬剤に関する注意を促す情報であって、その注意の度合いから使用上の注意は、警告、禁忌、原則禁忌、慎重投与等のように段階的に記載されている。なお、警告及び禁忌等は、添付文書において使用上の注意とは独立した項目となっているが、本実施形態においては、使用上の注意に含むように構成してもよい。
以上、本実施形態について説明した。このような電子お薬手帳連携システム100によれば、患者に対するヒアリングを行わなくても、薬局において必要とされ、かつ、患者が知られたくないプライバシー性の高い情報ではない医療情報に限って、複数の医療機関や患者間において患者の医療・健康情報を連携させることができる。
上述の実施形態において、薬歴管理装置30の機能的構成について説明したが、これに限られず、薬歴管理装置30に備えられていた機能的構成は、電子お薬手帳連携システム100の他の端末が備えてよい。
例えば、電子お薬手帳端末20が、他機関情報選別手段312、処方監査候補提示手段314及び添付文書DB323を備えてもよい。
具体的に、電子お薬手帳端末20が他機関情報選別手段312等を備えた例を説明する。
電子お薬手帳端末20の制御部21は、撮像部24から医療機関において交付された処方箋や身体等の画像のデータを取得する。制御部21は、取得した画像のデータに基づいて、処方箋に記載された薬剤名等の画像に含まれるテキスト情報を認識して医療情報・健康情報として取得する。
電子お薬手帳端末20の処方監査候補提示手段314は、取得した医療情報・健康情報について、服薬を控えるべき情報がないかを添付文書DB323を参照して確認をし、服薬を控えるべき情報が存在する場合に服薬を控えるべき情報を取得する。
電子お薬手帳端末20の他機関情報選別手段312は、患者が電子お薬手帳端末20を薬歴管理装置30の近距離無線部33等に近づけて処方箋に記載された薬剤に関する医療情報・健康情報を選択する操作を行うことに応じて、選択された医療情報・健康情報及び選択された医療情報・健康情報に関連する服薬を控えるべき情報のうち、他機関において入力された医療情報・健康情報のみを選別する。そして、他機関情報選別手段312は、選択された医療情報・健康情報及び選別された他機関において入力されかつ服薬を控えるべき情報に該当する医療情報・健康情報を、近距離無線通信により、薬歴管理装置30に送信する。
これにより、他機関において取得された医療情報・健康情報のうち、服薬を控えるべき情報か否かを判断するために必要な情報に限り送受信されるため、ヒアリングを行わなくても、複数の医療機関や患者間において、患者のプライバシーを必要以上に開示しない範囲で、患者の医療・健康情報を連携させることができる。
また、上述の実施形態において、医療情報・健康情報の送受信は、近距離無線通信で行われたが、これに限られない。例えば、Wi−Fi(Wireless Fidelity)等の無線通信あるいはUSB(Universal Serial Bus)等の有線通信によって送受信してよいし、インターネットを介して送受信してよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限るものではない。また、本実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。
換言すると、機能的構成は例示に過ぎず、特に限定されない。即ち、上述した一連の処理を全体として実行できる機能がコンピュータに備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に示した例に限定されない。
また、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。
100 電子お薬手帳連携システム
10 出力装置
20 電子お薬手帳端末
30 薬歴管理装置
40 クラウドサービス装置
50 計測装置

Claims (5)

  1. 患者の医療情報・健康情報を出力する出力装置と、前記出力装置から前記医療情報・健康情報を受け付けて当該医療情報・健康情報を閲覧・管理する電子お薬手帳端末と、薬歴の管理を行う薬歴管理装置とが連携する電子お薬手帳連携システムであって、
    前記薬歴管理装置は、
    前記電子お薬手帳端末から前記医療情報・健康情報を受信する入力受付手段と、
    前記医療情報・健康情報のうち、前記薬歴管理装置が設置された機関以外の他機関が入力元である前記患者の医療情報・健康情報を表示部に表示する他機関情報選別手段と、
    表示した前記医療情報・健康情報のうち、担当者の選択を受け付けた医療情報・健康情報を記憶部に記憶する転記受付手段と、
    を備え、
    前記医療情報・健康情報は、生命・身体に与える影響度の大きさに応じて分類されており、
    前記他機関情報選別手段は、前記薬歴管理装置が設置された機関において受け付けた前記患者の前記医療情報・健康情報の分類に基づいて、前記電子お薬手帳端末から受信した前記医療情報・健康情報のうち、前記他機関が入力元である医療情報・健康情報であって、前記受け付けた前記医療情報・健康情報の分類よりも生命・身体に与える影響度が大きくなくプライバシー性の高くない前記患者の医療情報・健康情報を表示部に表示する、電子お薬手帳連携システム。
  2. 前記薬歴管理装置は、
    担当者の選択を受け付けた医療情報・健康情報に基づいて、提供する薬剤に服薬を控えるべき情報がないかを確認して、服薬を控えるべき情報が存在する場合には表示部に服薬を控えるべき情報を表示する、
    請求項1に記載の電子お薬手帳連携システム。
  3. 患者の医療情報・健康情報を出力する出力装置と、前記出力装置から前記医療情報・健康情報を受け付けて当該医療情報・健康情報を閲覧・管理する電子お薬手帳端末と、薬歴の管理を行う薬歴管理装置とが連携する電子お薬手帳連携システムにおける薬歴管理装置を構成する装置であって、
    前記電子お薬手帳端末から前記医療情報・健康情報を受信する入力受付手段と、
    前記医療情報・健康情報のうち、前記薬歴管理装置が設置された機関以外の他機関が入力元である前記患者の医療情報・健康情報を表示部に表示する他機関情報選別手段と、
    表示した前記医療情報・健康情報のうち、担当者の選択を受け付けた医療情報・健康情報を記憶部に記憶する転記受付手段と、
    を備え、
    前記医療情報・健康情報は、生命・身体に与える影響度の大きさに応じて分類されており、
    前記他機関情報選別手段は、前記薬歴管理装置が設置された機関において受け付けた前記患者の前記医療情報・健康情報の分類に基づいて、前記電子お薬手帳端末から受信した前記医療情報・健康情報のうち、前記他機関が入力元である医療情報・健康情報であって、前記受け付けた前記医療情報・健康情報の分類よりも生命・身体に与える影響度が大きくなくプライバシー性の高くない前記患者の医療情報・健康情報を表示部に表示する、装置。
  4. 患者の医療情報・健康情報を出力する出力装置と、前記出力装置から前記医療情報・健康情報を受け付けて当該医療情報・健康情報を閲覧・管理する電子お薬手帳端末と、薬歴の管理を行う薬歴管理装置とが連携する電子お薬手帳連携システムにおいて実行される電子お薬手帳連携方法であって、
    前記薬歴管理装置が、
    前記電子お薬手帳端末から前記医療情報・健康情報を受信する入力受付ステップと、
    前記医療情報・健康情報のうち、前記薬歴管理装置が設置された機関以外の他機関が入力元である前記患者の医療情報・健康情報を表示部に表示する他機関情報選別ステップと、
    表示した前記医療情報・健康情報のうち、担当者の選択を受け付けた医療情報・健康情報を記憶部に記憶する転記受付ステップと、を含み、
    前記医療情報・健康情報は、生命・身体に与える影響度の大きさに応じて分類されており、
    前記他機関情報選別ステップにおいては、前記薬歴管理装置が設置された機関において受け付けた前記患者の前記医療情報・健康情報の分類に基づいて、前記電子お薬手帳端末から受信した前記医療情報・健康情報のうち、前記他機関が入力元である医療情報・健康情報であって、前記受け付けた前記医療情報・健康情報の分類よりも生命・身体に与える影響度が大きくなくプライバシー性の高くない前記患者の医療情報・健康情報を表示部に表示する、電子お薬手帳連携方法。
  5. 患者の医療情報・健康情報を出力する出力装置と、前記出力装置から前記医療情報・健康情報を受け付けて当該医療情報・健康情報を閲覧・管理する電子お薬手帳端末と、薬歴の管理を行う薬歴管理装置とが連携する電子お薬手帳連携システムにおける薬歴管理装置を制御するコンピュータに、
    前記電子お薬手帳端末から前記医療情報・健康情報を受信する入力受付機能と、
    前記医療情報・健康情報のうち、前記薬歴管理装置が設置された機関以外の他機関が入力元である前記患者の医療情報・健康情報を表示部に表示する他機関情報選別機能と、
    表示した前記医療情報・健康情報のうち、担当者の選択を受け付けた医療情報・健康情報を記憶部に記憶する転記受付機能と、を実現させ、
    前記医療情報・健康情報は、生命・身体に与える影響度の大きさに応じて分類されており、
    前記他機関情報選別機能は、前記薬歴管理装置が設置された機関において受け付けた前記患者の前記医療情報・健康情報の分類に基づいて、前記電子お薬手帳端末から受信した前記医療情報・健康情報のうち、前記他機関が入力元である医療情報・健康情報であって、前記受け付けた前記医療情報・健康情報の分類よりも生命・身体に与える影響度が大きくなくプライバシー性の高くない前記患者の医療情報・健康情報を表示部に表示する、プログラム。
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