JPH11202683A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH11202683A
JPH11202683A JP10004424A JP442498A JPH11202683A JP H11202683 A JPH11202683 A JP H11202683A JP 10004424 A JP10004424 A JP 10004424A JP 442498 A JP442498 A JP 442498A JP H11202683 A JPH11202683 A JP H11202683A
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JP
Japan
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image
seam
recording medium
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belt
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JP10004424A
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English (en)
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Takanobu Yamada
孝信 山田
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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    • G03G15/0194Structure of complete machines using more than one reusable electrographic recording member, e.g. one for every monocolour image primary transfer to the final recording medium
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  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Registering Or Overturning Sheets (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 良好な画質を維持しつつ、コピー等の処理効
率を高める。 【解決手段】 カラー画像、写真等、継ぎ目10aによ
る悪影響のある画像を形成する際には、用紙11をベル
ト10に継ぎ目10aを避けるように供給するととも
に、白黒画像、文字等、継ぎ目10aによる悪影響のな
い画像を形成する際には、継ぎ目位置にかかわらず、用
紙11をベルト10に短いタイミングで供給するように
した画像形成装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複写機、レーザ
ープリンタ、ファクシミリ等に採用される画像形成装
置、中でも特に、タンデム方式のカラー複写機に好適に
採用される画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図13はタンデム方式のカラー複写機に
おけるプリンタ部を示す概略側面図である。同図に示す
ように、この複写機には、無端状に移動可能な転写搬送
ベルト(10)が設けられ、その転写搬送ベルト(1
0)の搬送経路に沿って、イエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色に対応し
て感光体ドラム(2Y)(2M)(2C)(2K)が配
置される。更に転写搬送ベルト(10)の搬送方向に対
し上流側端部には、給紙部(5)及びレジストローラ
(6)が配置されるとともに、下流側端部には定着ロー
ラ(7)が配置されている。
【0003】この複写機では、スキャナー部(図示省
略)において読み取った原稿の画像を基に、所定の処理
を施して、各感光体ドラム(2Y)(2M)(2C)
(2K)に、YMCK各色のトナー像を形成する。
【0004】その一方、記録媒体としての転写用紙(1
1)が、給紙部(5)よりレジストローラ(6)を経て
転写搬送ベルト(10)に供給されて静電吸着され、搬
送される。こうして搬送される転写用紙(11)に、各
感光体ドラム(2Y)(2M)(2C)(2K)の各色
のトナー像が転写チャージャー(4Y)(4M)(4
C)(4K)によって順次多段に転写され、定着ローラ
(7)で定着されることにより、転写用紙(11)上に
フルカラー画像が得られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
タンデム式カラー複写機は、他の方式の複写機に比べ
て、処理速度が速いものの、より一層の高速化が期待さ
れている。
【0006】処理速度の向上を図るには、プロセス速度
の向上、すなわち転写速度、画像処理速度等の複写処理
自体の速度を速くする方法や、連続供給する転写用紙
(11)の用紙間隔を狭くする方法等が考えられる。
【0007】しかしながら、前者のプロセス速度を向上
させる方法では、電子写真周りの負荷が大きくなる等の
不利益が伴うので、それらを考慮すると得策ではない。
従って現状においては、後者の方法、すなわち用紙間隔
を狭くして、処理効率を上げる方法を採用することが好
ましいが、以下に詳述するように、用紙間隔を、狭くす
ることは困難である。
【0008】すなわち上記タンデム式複写機の転写搬送
ベルト(10)は、通常、ポリエチレンテレフタレート
樹脂、ポリフッ化ビニリデン樹脂等の誘電体樹脂からな
るフィルムシートの両端部を互いに重ね合わせて接合し
て、無端状(エンドレス状)に形成したものにより構成
されており、継ぎ目(10a)を有している。
【0009】この継ぎ目(10a)の部分は、継ぎ目以
外の部分と比べて特性が異なるため、例えば継ぎ目(1
0a)に掛かるように転写用紙(11)をベルト(1
0)上に保持した状態で転写を行うと、転写が良好にな
されないことがあり、転写不良が生じて画質の低下を来
す恐れがある。
【0010】また無端ベルトを製造する場合、上述のよ
うに接合するものではなく成型型を用いて無端状のベル
トを成型する方法もあるが、これであっても成型型のウ
エルドラインが無端ベルトに現れてしまう場合がある。
このウエルドラインも上述の継ぎ目と同様にウエルドラ
イン以外の部分と比べて特性が異なり上述と同様の課題
を有している。以下、継ぎ目やウエルドラインなど無端
ベルトにおける特異部のことを代表して、継ぎ目と記述
する。
【0011】なお継ぎ目を有しない無端ベルトの製造も
可能であるが、その場合、ベルトを製造するための型代
が高く、周長の長いベルトを作製するには、型の大型化
を来し製作が困難になり、その上、型を複数の部材で構
成する必要があるためベルトの厚みにばらつきが生じ、
フルカラー複写機において最大の課題であるレジスト精
度に多大な悪影響を及ぼすため、周長の短い小型複写機
のベルトとしてのみに使用されているのが現状である。
【0012】このような状況下において、一般の複写機
では、転写用紙(11)を転写搬送ベルト(10)に保
持させる場合、転写用紙(11)を、継ぎ目に掛からな
いようにベルト(10)上に供給するように制御するも
のがほとんどであり、使用する転写用紙(11)のサイ
ズによって、処理効率が非常に低下することになる。
【0013】具体例を挙げて説明すると、プロセス速度
(転写搬送ベルトの周速)120mm/s、ベルト周長
780mmの複写機において、下表1のような設定のも
のがある。
【0014】
【表1】
【0015】上表1において、必要リターン時間とは、
スキャナーによって原稿を読み取った直後からホームポ
ジションまで戻ってくる時間等により決定されるもの
で、転写準備に最低限必要な時間である。更に最小用紙
間隔は、必要リターン時間にプロセス速度(転写搬送ベ
ルトの周速)をかけ合わせたもので、最低限必要な用紙
間隔である。また設定用紙間隔は、最小用紙間隔を考慮
して、ベルトの周長と、用紙が継ぎ目に掛からない範囲
内でベルト1周あたりに実際に配置できる用紙枚数とか
ら決定される実際の用紙間隔である。
【0016】同表に示すように、このような設定の複写
機において、一般のオフィス等で最も多用される297
mm×210mmの大きさのA4サイズの用紙を横通し
で(用紙の横方向を転写搬送ベルトによる搬送方向に一
致させて)使用する場合、転写搬送ベルト(10)の継
ぎ目(10a)を避けるべく、例えば継ぎ目(10a)
から50mm以下の間隔をおいて転写用紙(11)を転
写搬送ベルト(10)上に供給し、以降の転写用紙(1
1)を50mm間隔(設定用紙間隔)で順次供給してい
くと、4枚目に供給された転写用紙(11)は、1枚目
に供給された転写用紙(11)と同じ位置に保持される
ことになり、継ぎ目(10a)を避けつつ、連続的に用
紙が供給される。従ってベルト1周あたり、3枚の用紙
(11)に高画質で転写でき、1分間に28枚と、高い
効率で処理することができる。
【0017】同様にA4サイズの用紙を縦通しで(用紙
の縦方向を搬送方向に一致させて)使用する場合、93
mm間隔(設定用紙間隔)で用紙(11)を順次供給し
ていくと、継ぎ目(10a)を避けつつ、連続的な用紙
の供給が可能となり、ベルト1周あたり、2枚の用紙
(11)に高画質で転写でき、1分間に18枚と、比較
的高い効率で処理することができる。
【0018】ところがA3サイズの用紙を縦通しで使用
する場合、1枚目の用紙(11)を継ぎ目(10a)が
通過した直後に転写搬送ベルト(10)上に供給する
と、2枚目の用紙(11)をいくら小さい間隔で供給し
たとしても、2枚目の用紙(11)が継ぎ目(10a)
に掛かってしまい、良好な転写が行えなくなってしま
う。このため2枚目の用紙(11)は、1枚目の用紙
(11)に対し、360mmの間隔をおいて、継ぎ目
(10a)が通過した後、供給する必要があり、ベルト
1周あたり、たった1枚の用紙(11)にしか転写する
ことができず、1分間に9枚と、処理効率が非常に低く
なってしまう。
【0019】このようにA4横通し、縦通しの場合に
は、最小用紙間隔と設定用紙間隔との差が比較的小さ
く、高い効率で処理することが可能であるが、A3縦通
しの場合には、最小用紙間隔と設定用紙間隔との差が大
きくなり、処理効率が低くなってしまう。実際、A3縦
通しの場合、A4横通しの場合に比べて1/3の効率し
か得ることができず、処理効率が低いという問題があ
る。
【0020】またA3縦通しの場合、処理効率が低いだ
けではなく、最低必要な用紙間隔が86mmであるのに
対し、実際には360mmもの間隔に設定する必要があ
り、274mm分放置しておくことになり、その間も、
感光体、転写搬送ベルト等が回転するので、これらの用
紙1枚あたりの回転時間が長くなり、複写機自体の寿命
低下を来すという問題も発生する。
【0021】なおA3縦通しの場合の処理効率を向上で
きるように転写搬送ベルトの周長を決定すると、他の用
紙の処理効率が低下することになり、実質的に処理効率
を改善することはできない。
【0022】この発明は、上記従来技術の問題を解消
し、良好な画質を維持しつつ、効率良く画像を形成する
ことができる画像形成装置を提供することを目的とす
る。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明者は、鋭意努力し
た結果、形成すべき画像の種類によっては、転写用紙等
の記録媒体が搬送ベルトの継ぎ目に掛かった状態で画像
を形成したとしても、継ぎ目による悪影響が実質的に認
められないものがあり、例えば通常のオフィス等で使用
されている文字原稿等の文字を画像として形成する場合
には、継ぎ目による悪影響がほとんど認められないこと
等を究明した。更にこれらの結果を基に、引き続き本発
明者は、綿密な実験研究を繰り返し行った結果、画像形
成装置として、上記目的を達成可能な最適な構成を見出
だし、本発明を成すに至った。
【0024】すなわち本発明は、継ぎ目を有する無端状
の搬送ベルトと、そのベルトに記録媒体を供給する記録
媒体供給手段とを備え、前記記録媒体供給手段から前記
搬送ベルトに供給された記録媒体が画像形成部に搬送さ
れてその記録媒体に画像が形成されるようにした画像形
成装置であって、前記搬送ベルトの継ぎ目位置を検出す
る継ぎ目位置検出手段と、形成すべき画像が前記搬送ベ
ルトの継ぎ目により悪影響のある種類の画像(継ぎ目影
響画像)を含むか含まないかに関する画像情報を取得す
る画像情報取得手段と、前記継ぎ目位置検出手段及び画
像情報取得手段からの情報に基づき、前記記録媒体供給
手段による記録媒体の供給するタイミングを制御する供
給制御手段とを備え、前記供給制御手段は、形成すべき
画像が継ぎ目影響画像を含まない場合、前記搬送ベルト
の継ぎ目位置にかかわらず、所定のタイミングで記録媒
体を供給する第1の供給制御手段と、形成すべき画像が
継ぎ目影響画像を含む場合、継ぎ目による悪影響を回避
するタイミングで記録媒体を供給する第2の供給制御手
段とを有するものを要旨としている。
【0025】ここで継ぎ目影響画像としては、カラー画
像、写真、カラー写真等があり、また継ぎ目による悪影
響を受けない種類の画像(継ぎ目非影響画像)として
は、白黒(単一色)画像、文字、地図等があるが、もと
より本発明においては、このような種分けだけに限られ
るものではない。
【0026】本発明においては、継ぎ目影響画像を形成
する際には、記録媒体を搬送ベルトにその継ぎ目を避け
るように供給するとともに、継ぎ目非影響画像を形成す
る際には、継ぎ目位置にかかわらず、記録媒体を搬送ベ
ルトに所定の短いタイミングで給紙間隔を狭くして供給
する。従って記録媒体を、常に継ぎ目を避けて搬送ベル
トに供給するようにした従来のものに比べて、給紙間隔
を狭くすることができる。また本発明においては、記録
媒体が継ぎ目に掛かる場合もあるが、その継ぎ目に掛か
った領域には、継ぎ目影響画像が形成されることはない
ので、搬送ベルトの継ぎ目による悪影響を有効に回避す
ることができる。
【0027】一方、本発明においては、ユーザーのマニ
ュアル操作によって、形成すべき画像に関する情報を入
力する情報入力手段が設けられ、その情報入力手段を介
して上記継ぎ目影響画像に関する画像情報が得られるよ
うにした構成、又は形成すべき画像を有する原稿の画像
を読み取る画像読取手段が設けられるとともに、その画
像読取手段を介して、上記継ぎ目影響画像に関する画像
情報が得られるようにした構成を採用するのが好まし
い。
【0028】すなわちこの構成を採用する場合には、画
像情報として確実な情報を得ることができる。
【0029】また本発明において、前記第2の供給制御
手段は、所定のタイミングで記録媒体を供給した際に記
録媒体が前記搬送ベルトの継ぎ目に掛かるか掛からない
かを予測する手段と、継ぎ目に掛からないと予測された
場合、所定のタイミングで記録媒体を供給する手段と、
継ぎ目に掛かると予測された場合、記録媒体の継ぎ目に
掛かる領域に、継ぎ目影響画像が形成されるか形成され
ないかを判断する手段と、継ぎ目影響画像が形成されな
いと判断された場合、所定のタイミングで記録媒体を供
給する手段と、継ぎ目影響画像が形成されると判断され
た場合、前記搬送ベルトの継ぎ目に記録媒体が掛からな
いタイミングで記録媒体を供給する手段とを有する構成
を採用するのが良い。
【0030】すなわちこの構成においては、例えば継ぎ
目による悪影響を回避する際に、常に記録媒体を継ぎ目
に掛からないタイミングで供給する場合に比べて、より
一層、給紙間隔を縮めることができる。
【0031】更に本発明において、前記第2の供給制御
手段は、記録媒体を所定のタイミングで供給した際に記
録媒体が前記搬送ベルトの継ぎ目に掛かるか掛からない
かを予測する手段と、継ぎ目に掛からないと予測された
場合、所定のタイミングで記録媒体を供給する手段と、
継ぎ目に掛かると予測された場合、記録媒体の継ぎ目に
掛かる領域に、継ぎ目影響画像が形成されるか形成され
ないかを判断する手段と、継ぎ目影響画像が形成されな
いと判断された場合、所定のタイミングで記録媒体を供
給する手段と、継ぎ目影響画像が形成されると判断され
た場合、記録媒体の継ぎ目に掛かる領域に継ぎ目影響画
像が形成されないタイミングで記録媒体を供給する手段
とを有する構成を採用するのが望ましい。
【0032】すなわちこの構成においては、一段と給紙
間隔を縮めることができる。
【0033】また本発明は、トナー像が形成される感光
体と、継ぎ目を有する無端状の転写ベルトと、そのベル
トに記録媒体を供給する記録媒体供給手段とを備え、前
記感光体から前記転写ベルトに転写されたトナー像が、
前記記録媒体供給手段から前記転写ベルトに供給された
記録媒体に転写されるようにした画像形成装置におい
て、前記転写ベルトの継ぎ目位置を検出する継ぎ目位置
検出手段と、前記トナー像が前記転写ベルトの継ぎ目に
より悪影響のある種類の画像(継ぎ目影響画像)を含む
か含まないかに関する画像情報を取得する画像情報取得
手段と、前記継ぎ目位置検出手段及び画像情報取得手段
からの情報に基づき、前記記録媒体供給手段による記録
媒体の供給するタイミングを制御する供給制御手段とを
備え、前記供給制御手段は、トナー像が継ぎ目影響画像
を含まない場合、前記転写ベルトの継ぎ目位置にかかわ
らず、所定のタイミングで記録媒体を供給する第1の供
給制御手段と、トナー像が継ぎ目影響画像を含む場合、
継ぎ目による悪影響を回避するタイミングで記録媒体を
供給する第2の供給制御手段とを有するものを要旨とし
ており、中間転写方式の複写機等にも適用可能である。
【0034】また本発明においては、特異部を有する無
端状の搬送ベルトと、そのベルトに記録媒体を供給する
記録媒体供給手段とを備え、前記記録媒体供給手段から
前記搬送ベルトに供給された記録媒体が画像形成部に搬
送されてその記録媒体に画像が形成されるようにした画
像形成装置であって、前記搬送ベルトの特異部位置を検
出する特異部検出手段と、形成すべき画像が前記搬送ベ
ルトの特異部により悪影響のある種類の画像(特異部影
響画像)を含むか含まないかに関する画像情報を取得す
る画像情報取得手段と、前記特異部検出手段及び画像情
報取得手段からの情報に基づき、前記記録媒体供給手段
による記録媒体の供給するタイミングを制御する供給制
御手段とを備え、前記供給制御手段は、形成すべき画像
が特異部影響画像を含まない場合、前記搬送ベルトの特
異部にかかわらず、所定のタイミングで記録媒体を供給
する第1の供給制御手段と、形成すべき画像が特異部影
響画像を含む場合、特異部による悪影響を回避するタイ
ミングで記録媒体を供給する第2の供給手段とを有する
ものを要旨としている。
【0035】すなわち、本発明は、搬送ベルトに、ウエ
ルドライン等の他の部分と特性の異なる特異部が存在す
るような場合であっても適用することができる。
【0036】
【発明の実施の形態】<I.全体構成>図1はこの発明
に関連した画像形成装置を適用可能なタンデム方式のフ
ルカラー複写機を示す概略側断面図である。
【0037】同図に示すように、この複写機は、スキャ
ナー部(30)において、原稿の画像を赤(R)、緑
(G)、青紫(B)の3原色に色分解して得られた情報
光を、CCD(9)を用いて読み取り、その画像情報光
の強度レベルを基にして、後述する信号処理部において
演算処理を行うことにより、イエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色で現像す
べき書き込み画像データに変換する。そしてプリンタ部
(20)において、上記書き込み画像データで変調され
たレーザ光によって、YMCKの各色に対応する感光体
ドラム(2Y)(2M)(2C)(2K)に光書き込み
を行って、各ドラム上に静電潜像をそれぞれ形成して、
各静電潜像を、YMCK各色の現像材を有する現像器
(3Y)(3M)(3C)(3K)によって現像して、
各色のトナー像を形成する。
【0038】その一方、転写用紙(11)が、給紙部
(5)よりレジストローラ(6)を経て転写搬送ベルト
(10)に供給されて静電吸着され、搬送される。こう
して搬送される転写用紙(11)に、各感光体ドラム
(2Y)(2M)(2C)(2K)の各色のトナー像が
転写チャージャー(4Y)(4M)(4C)(4K)に
よって順次多段に転写され、その後、定着ローラ(7)
で定着されることにより、転写用紙(11)上に適宜フ
ルカラー画像が得られ、その転写用紙(11)がプリン
タ部(20)から排出される。
【0039】なお図1において、(21)は転写搬送ベ
ルト(10)の継ぎ目(10a)を検出するための継ぎ
目検出センサ、(22)は転写用紙(11)の先端を検
出するための給紙センサである。
【0040】<II.信号処理部>図2は上記複写機にお
ける信号処理部の主要部を示すブロック図である。同図
に示すように、CCD(9)によって、RGBの各色分
解情報に光電変換されたアナログ信号は、A/D変換さ
れた後、その画像データが、シェーディング補正部(5
1)において、光量むらをなくすべく、シェーディング
の補正が行われる。なお、タイミング制御部(42)に
よって、CCD(9)及びシェーディング補正部(5
1)のタイミングが制御される。
【0041】シェーディング補正されたR、G、Bデー
タは、HVC変換部(52)によって明度信号と色差信
号とに変換される。更にY、M、Cの濃度データに変換
された後、UCR−BP部(53)で下色除去、墨入れ
処理されるとともに、マスキング部(54)、ガンマ補
正部(55)において、色補正や、コントラスト、ブラ
イトネスの調整が行われ、その後、プリンタIF(5
6)からプリンタ部に転送されることにより、原稿モー
ド(白黒、単一色、カラー、文字、写真、地図等のどの
モードであるか)に応じて、適切な画像が得られる。
【0042】ここで原稿モードの設定は、ユーザーのマ
ニュアル操作によって行うものと、ACS(自動カラー
モード選択)によって自動的に行われるものとがある。
【0043】ユーザーのマニュアル操作によって行うも
のでは、ユーザーが操作パネル(43)を介して、原稿
モードの設定を行う。
【0044】またACSによって自動的に行われるもの
では、HVC変換部(52)によって変換された明度信
号に基づき、ヒストグラム生成部(61)において、明
度のヒストグラムが作成される。そしてそのヒストグラ
ム情報から、原稿の種類が判別される。
【0045】例えば原稿がカラーか白黒かを判定する際
には、モード判別部(62)において、図3に示すよう
に原稿内の総画素数に対するカラー領域のドット数(有
彩色ドットの比)が求められ(ステップS1)、その比
率が所定のしきい値よりも大きいときはカラー原稿であ
ると判定され(ステップS2、S3)、小さいときは白
黒原稿であると判定される(ステップS2、S4)。
【0046】更に文字原稿か写真原稿かを判定する際に
は、ヒストグラムの分布に基づき判断される。すなわ
ち、主に文字からなる原稿(文字原稿)は、そのヒスト
グラムが図4に示すように2値的な分布を示し、写真原
稿のヒストグラムは図5に示すように、広範囲に平均的
な分布を示すので、2値的な分布を示す場合は文字原稿
と判断され、そうでない場合は写真原稿と判断される。
【0047】こうして原稿の種類が自動的に判別され
て、原稿モードが自動的に設定される。
【0048】図2に戻って、給紙制御部(71)は、上
記原稿モードに基づき、転写すべき画像が、前記搬送ベ
ルトの継ぎ目により悪影響のある種類の画像(継ぎ目影
響画像)を含むか、含まないかに関する画像情報を取得
し、その画像情報と、継ぎ目検出センサ(21)及び給
紙センサ(22)からの情報等とに基づき、レジストロ
ーラ(6)等、プリンタ部(20)の駆動系を制御し、
後に詳述するようなタイミングで転写用紙(11)を供
給する。
【0049】なお、CPU(41)は信号処理部全体を
制御し、操作パネル(43)はデータの入出力と表示を
行う。
【0050】<III.ユーザーのモード切替による給紙制
御> (III-1) カラー(白黒)モードによる切替 原稿の種類(原稿モード)をユーザーのマニュアル操作
によって行うようにした複写機において、ユーザーは、
コピーを行う場合には、まず、図6のステップS11に
示すように、操作パネル(43)を介して原稿の種類
(原稿モード)を設定する。
【0051】その後、複写機のコピー動作を開始させる
と、設定されたモードがカラーモード、つまり原稿が継
ぎ目影響原稿である場合には、ステップS12、S13
に示すように、上記従来と同様に、転写用紙(11)が
転写搬送ベルト(10)の継ぎ目(10a)に掛からな
い給紙間隔(従来における通常の給紙間隔)で転写搬送
ベルト(10)上に供給される。
【0052】すなわち図4に示すように、転写用紙(1
1)が給紙部(5)からレンジストローラ(6)に供給
されたことが確認された後(ステップS101)、ベル
ト(10)の継ぎ目(10a)が基準位置を通過するま
で待機する(ステップS102)。そして、継ぎ目(1
0a)が基準位置を通過した時点から、ステップS10
3、S104に示す所定時間(後述する)が経過した
後、タイミングローラ(レジストローラ6)によって転
写用紙(11)が転写搬送ベルト(10)上に供給され
る(ステップS105)。このとき転写用紙(11)の
先端が、継ぎ目(10a)が通過した直後に供給され
て、転写用紙(11)が継ぎ目(10a)に掛かるのが
防止される。
【0053】続いてステップS106に示すように、ユ
ーザーの入力情報に基づき、原稿に対してコピー枚数が
2枚以上であるか判断され、なければコピー動作が終了
する。
【0054】ここでステップS103、S104のタイ
マー1における所定時間は、継ぎ目(10a)のすぐ後
に転写用紙の先端が位置するように設定された値で、用
紙サイズに関係なく一定の値であり、転写搬送ベルト
(10)の周速と、継ぎ目位置検出センサ(21)が配
置された基準位置からレジストローラ(6)による給紙
位置までの距離とによって決定される。
【0055】一方、コピー枚数が2枚以上ある場合に
は、ステップS107、S108に示す所定時間(後述
する)が経過した後、2枚目の転写用紙(11)が転写
搬送ベルト(10)に供給される(ステップS10
9)。更にステップS110に示すように、所定のコピ
ー枚数分だけ転写用紙(11)が供給され、所定の枚数
分、転写、排出された後、コピー動作が終了する。
【0056】ここでステップS107、S108のタイ
マー2における所定時間は、上記表1における設定用紙
間隔に対応する時間で、用紙サイズごとに異なる値であ
り、この時間(T2)に対応する間隔で2枚目以降の転
写用紙(11)を供給していくことにより、用紙(1
1)が継ぎ目(10a)に掛かるのが防止される。
【0057】このように原稿がカラーの場合には、つま
り原稿の画像が、継ぎ目(10a)により悪影響を受け
る種類の画像である場合には、転写用紙(11)が継ぎ
目(10a)に掛かることはなく、良好なカラー画像を
得ることができる。
【0058】図6に戻って、設定されたモードが白黒モ
ードである場合、つまり原稿の画像が継ぎ目影響画像で
ない場合には、ステップS14に示すように、転写搬送
ベルト(10)の継ぎ目位置にかかわらず、最小給紙間
隔で、転写用紙(11)が転写搬送ベルト(10)に供
給される。
【0059】すなわち図8に示すように、転写用紙(1
1)が給紙部(5)からレジストローラ(6)に供給さ
れた後(S201)、ステップS202、S203に示
す所定時間(後述する)待機し、継ぎ目(10a)の位
置にかかわらず、直ちに、レジストローラ(6)によっ
て転写用紙(11)が転写搬送ベルト(10)に供給さ
れる(ステップS204)。
【0060】ここでステップS202、S203のタイ
マー3における所定時間は、プリンタ部(20)におけ
る転写ユニットとのタイミングを図るために待機する時
間であり、図7のステップS102〜S104に示すよ
うに、継ぎ目位置が通過するまで待機する時間に比べて
極端に短い時間となる。
【0061】次に、ステップS205に示すように、続
けてコピーを行う場合には、ステップS206、S20
7に示す所定時間(後述する)おきに、転写用紙(1
1)が、継ぎ目(10a)位置にかかわらず、順次、転
写搬送ベルト(10)上に供給され、所定の枚数分の供
給が終了すると、コピー動作が終了する。
【0062】ここでステップS206、S207のタイ
マー4における所定時間は、上記表1における最小用紙
間隔に対応する時間である。
【0063】このように原稿が白黒の場合には、つまり
原稿の画像が、継ぎ目(10a)による悪影響がない種
類の画像である場合には、継ぎ目(10a)の位置にか
かわらず、最小用紙間隔(所定のタイミング)で転写用
紙(11)が順次供給され、高い効率で処理することが
できる。
【0064】また給紙間隔が狭くなるので、用紙1枚あ
たりにおける感光体等の回転時間が短くなり、複写機自
体の耐久性も向上させることができる。
【0065】(III-2) 他のモードによる切替 上記の説明では、原稿がカラーか白黒かによって、給紙
間隔を変更するようにしているが、原稿が写真か文字か
によって、給紙間隔を切替えることも可能である。
【0066】例えば、操作パネル(43)から入力され
た原稿モードが写真である場合には、上記ステップS1
3(ステップS101〜S110)と同様に、転写用紙
(11)が継ぎ目(10a)に掛からないタイミングで
給紙される一方、写真でない場合(文字原稿の場合)に
は、上記ステップS14(ステップS201〜S20
7)と同様に、継ぎ目(10a)の位置にかかわらず、
最小用紙間隔で給紙されるよう構成することができる。
【0067】また上記の他に、設定された原稿モードが
地図モードの場合に、給紙間隔を狭く給紙するように制
御することもでき、更に原稿がカラー写真の場合のみ、
継ぎ目を避けて給紙するよう制御することもできる。つ
まり、原稿がどの種類のときに、給紙間隔を狭くするか
については、特に限定されるものではない。
【0068】また本実施形態においては、原稿に継ぎ目
影響画像を含むか含まないかを、原稿モードに基づき判
別して、取得するようにしているが、上記継目影響画像
に関する画像情報は、操作パネル(43)から直接入力
するように構成することも可能である。
【0069】<IV.ACSに基づく給紙制御> (IV−1) カラーモードによる切替 図9に示すように、ACS機能付の複写機において、ス
キャナー部(30)に原稿をセットして、コピーを開始
すると、上記したように原稿がカラーか白黒かが自動的
に判別され、自動的に原稿モードが設定される(ステッ
プS21)。そしてそのモードがカラーモードの場合に
は、ステップS23に示すように、転写用紙(11)が
転写搬送ベルト(10)の継ぎ目に掛からない給紙間隔
で転写搬送ベルト(10)上に供給される。なおこのス
テップS23の給紙動作は、上記図6のステップS13
の給紙動作と同様である。
【0070】一方、ACSによって白黒原稿であると判
別され、白黒モードに設定されると、ステップS24に
示すように、上記図6のステップS14と同様に、すな
わち転写搬送ベルト(10)の継ぎ目(10a)にかか
わらず、最小の用紙間隔で転写用紙(11)が供給され
る。
【0071】なおスキャナー部(30)にADF(Au
to Document Feeder)が挿着され
て、複数の原稿を自動送りで連続的にコピーするような
場合には、各原稿ごとに、カラーか白黒かの判別を行っ
て、その都度、給紙間隔を調整するように構成すれば、
処理効率を格段にアップすることができる。
【0072】(II−2) 他のモードによる切替 既述したように、ACS機能付の複写機においては、ヒ
ストグラム情報に基づいて、原稿が文字か写真かの判別
も行うことができるので、上記と同様にして、写真原稿
の場合は、転写搬送ベルト(10)の継ぎ目(10a)
を避ける給紙間隔で、転写用紙(11)を供給し、文字
原稿の場合は、継ぎ目位置にかかわらず、狭い用紙間隔
で転写用紙を供給するように制御することができる。
【0073】また本実施形態のようにACSによる自動
切替えの場合においても、上記マニュアル切替えと同様
で、原稿がどのモード(種類)のときに、給紙間隔を狭
くするかについては、特に限定されるものではない。
【0074】<V.原稿の部分領域に基づく給紙制御>
既述したように、ACS判別処理によって、原稿がカラ
ーか白黒か、あるいは写真か文字か等を判別することが
できるので、例えばパンフレットやカレンダーのように
1枚の原稿に、カラー領域や写真領域のように、継ぎ目
に掛かった状態で転写した際に悪影響が生じる継ぎ目影
響画像領域と、白黒領域や文字領域のように、継ぎ目に
掛かった状態で転写しても悪影響がほとんど生じない継
ぎ目非影響画像領域とが混在するような原稿に対して
は、ACS処理に基づいて、継ぎ目影響画像領域がどの
位置に配置されているかを自動的に算出することが可能
である。また給紙部(5)からの情報に基づき転写用紙
のサイズも自動的に判定することができるので、これら
の情報を基に、継ぎ目影響画像領域のみが継ぎ目にかか
らないように、転写用紙の給紙タイミングを制御するこ
とができる。
【0075】具体的には図10に示すように、コピーを
開始すると、原稿の画像に継ぎ目影響画像が含まれるか
否かが判別され(ステップS31)、継ぎ目影響画像が
含まれないと判別された場合には、継ぎ目(10a)の
位置にかかわらず、最小の給紙間隔で給紙される(ステ
ップS32)。
【0076】また、ステップS31において、継ぎ目影
響画像が含まれると判別された場合には、ステップS3
3に示すように、仮に最小の給紙間隔で給紙した際に、
転写用紙(11)が(10a)に掛かるか否かが予測さ
れる。そこで継ぎ目(10a)に掛からないと判別され
た場合には、最小の給紙間隔で給紙される(ステップS
32)。
【0077】またステップS33において、転写用紙
(11)が継ぎ目(10a)に掛かると判別された場合
には、ステップS34に示すように、転写用紙(11)
の継ぎ目(10a)に掛かる領域に、継ぎ目影響画像領
域が転写されるか転写されないかが判別され、転写され
ない場合には、最小の給紙間隔で給紙される(ステップ
S32)。
【0078】また転写用紙(11)の継ぎ目(10a)
に掛かる領域に、継ぎ目影響画像領域が転写されると判
定された場合には、継ぎ目(10a)が通過した後、転
写用紙(11)が継ぎ目(10a)に掛からないよう
に、転写搬送ベルト(10)上に供給される(ステップ
S35)。
【0079】一方、上記の給紙制御は、給紙間隔を最小
間隔と通常間隔(継ぎ目を避ける間隔)との間で切替え
るものであるが、給紙間隔を細かく変更するように制御
することも可能である。
【0080】すなわち、図11に示すように、ステップ
S41〜44までは、上記図10と同様な給紙制御が行
われ、ステップS44において、転写用紙(11)の継
ぎ目(10a)に掛かる領域に、継ぎ目影響画像が転写
されると判定された場合には、ステップS45に示すよ
うに、転写用紙(11)を、若干遅らせて供給し、転写
用紙(11)の継ぎ目(10a)に掛からない領域に、
継ぎ目影響画像が転写されるように給紙する。換言すれ
ば、転写用紙(11)の継ぎ目(10a)に掛かる領域
に継ぎ目影響画像が転写されないように、継ぎ目(10
a)が完全に通過してしまう前に、転写用紙(11)を
供給するものである。
【0081】なお参考までに、上記表1の設定条件で、
この給紙制御によりA3縦通しでコピーすると、2枚目
の転写用紙(11)を供給する際、原稿の先端から27
4mmまでの間に、文字部や白黒部等の継ぎ目非影響画
像領域が存在していれば、給紙間隔を縮めることが可能
となる。
【0082】なお上記実施形態においては、本発明を、
複写機に適用した場合について説明したが、それだけに
限られず、レーザープリンタやファクシミリ等の画像形
成装置にも適用することができる。
【0083】更に上記実施形態において、所定のタイミ
ングは、最小の給紙間隔に相当するタイミングとして説
明しているが、それだけに限られず、本発明における所
定のタイミングとは、継ぎ目を避けて供給するタイミン
グよりも少しでも短いタイミングであれば良い。
【0084】また本発明においては、上記と同様に、中
間転写方式の複写機にも適用することができる。例えば
図12に示すように、感光体ドラム(102)のトナー
像を、継ぎ目(110a)を有する中間転写ベルト(1
10)を介して、転写用紙(11)に転写するようにし
た中間転写方式の複写機において、タイミングローラ
(6)等の駆動系を制御し、適宜継ぎ目位置を避けるよ
うに、転写用紙(11)を中間転写ベルト(110)に
供給して画像を形成することも可能であり、上記同様の
効果を得ることができる。
【0085】また上記実施形態においては、端部同士を
接合して得られた無端状ベルトを有する画像形成装置に
ついて説明したが、それだけに限られず、本発明は、成
型型を用いて得られた無端状のベルトを有する画像形成
装置にも適用可能である。この場合、無端ベルトに形成
されるウエルドラインが、他の部分と特性が異なるの
で、このウエルドライン等の特異部を上述の継ぎ目と同
様に取り扱うことにより、上記と同様の効果を得ること
ができる。
【0086】
【発明の効果】以上のように、本発明の画像形成装置に
よれば、継ぎ目影響画像を形成する際には、記録媒体を
搬送ベルトに継ぎ目を避けるように供給するとともに、
継ぎ目非影響画像を形成する際には、継ぎ目位置にかか
わらず、記録媒体を搬送ベルトに所定の短いタイミング
で供給する。従って記録媒体を、常に継ぎ目を避けるよ
うに搬送ベルトに供給する場合に比べて、給紙間隔を短
くすることができ、処理効率を向上させることができ
る。また本発明においては、記録媒体が継ぎ目に掛かる
場合もあるが、その継ぎ目に掛かった領域には、継ぎ目
影響画像が形成されることはなく、搬送ベルトの継ぎ目
による悪影響を有効に回避でき、良好な画質を維持する
ことができるという効果がある。
【0087】また本発明において、ユーザーによるモー
ド設定、あるいはACSによる自動モード設定等を利用
して、所定の画像情報を得る場合には、画像情報として
信頼性の高い情報を得ることができ、上記の効果を、よ
り確実に得ることができる。
【0088】また本発明において、継ぎ目による悪影響
を回避する際、記録媒体の継ぎ目に掛からない領域に継
ぎ目影響画像が形成されるように給紙することにより、
コピー等の処理効率を、一段とアップさせることができ
るという利点がある。
【0089】一方、本発明は、搬送ベルトに、ウエルド
ライン等、他の部分と特性の異なる特異部が存在するよ
うなものにも適用可能であり、その場合でも上記と同様
な効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関連したタンデム式デジタルカラー複
写機を概略的に示す断面図である。
【図2】上記複写機における信号処理部の主要部を示す
ブロック図である。
【図3】上記複写機における自動カラー選択を説明する
ためのフローチャートである。
【図4】文字原稿の一般的な明度分布を示すグラフであ
る。
【図5】写真原稿の一般的な明度分布を示すグラフであ
る。
【図6】この発明の第1の実施形態である給紙制御動作
を説明するためのフローチャートである。
【図7】上記第1実施形態の給紙制御動作における用紙
間隔通常状態の動作を説明するためのフローチャートで
ある。
【図8】上記第1実施形態の給紙制御における用紙間隔
最短状態の動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【図9】この発明の第2の実施形態である給紙制御動作
を説明するためのフローチャートである。
【図10】この発明の第3の実施形態である給紙制御動
作を説明するためのフローチャートである。
【図11】この発明の第4の実施形態である給紙制御動
作を説明するためのフローチャートである。
【図12】この発明の変形例が適用された中間転写式複
写機の要部を概略的に示す断面図である。
【図13】タンデム式フルカラー複写機のプリンタ部を
概略的に示す断面図である。
【符号の説明】
6…レジストローラ(記録媒体供給手段) 10…搬送転写ベルト 10a…継ぎ目 11…転写用紙(記録媒体) 21…継ぎ目位置検出センサ(継ぎ目位置検出手段) 43…操作パネル(情報入力手段) 102…感光体ドラム 110…中間転写ベルト 110a…継ぎ目

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 継ぎ目を有する無端状の搬送ベルトと、
    そのベルトに記録媒体を供給する記録媒体供給手段とを
    備え、前記記録媒体供給手段から前記搬送ベルトに供給
    された記録媒体が画像形成部に搬送されてその記録媒体
    に画像が形成されるようにした画像形成装置であって、 前記搬送ベルトの継ぎ目位置を検出する継ぎ目位置検出
    手段と、 形成すべき画像が前記搬送ベルトの継ぎ目により悪影響
    のある種類の画像(継ぎ目影響画像)を含むか含まない
    かに関する画像情報を取得する画像情報取得手段と、 前記継ぎ目位置検出手段及び画像情報取得手段からの情
    報に基づき、前記記録媒体供給手段による記録媒体の供
    給するタイミングを制御する供給制御手段とを備え、 前記供給制御手段は、 形成すべき画像が継ぎ目影響画像を含まない場合、前記
    搬送ベルトの継ぎ目位置にかかわらず、所定のタイミン
    グで記録媒体を供給する第1の供給制御手段と、 形成すべき画像が継ぎ目影響画像を含む場合、継ぎ目に
    よる悪影響を回避するタイミングで記録媒体を供給する
    第2の供給制御手段とを有することを特徴とする画像形
    成装置。
  2. 【請求項2】 ユーザーのマニュアル操作によって、形
    成すべき画像に関する情報を入力する情報入力手段が設
    けられ、 その情報入力手段を介して、上記継ぎ目影響画像に関す
    る画像情報が得られる請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 形成すべき画像を有する原稿の画像を読
    み取る画像読取手段が設けられるとともに、 その画像読取手段を介して、上記継ぎ目影響画像に関す
    る画像情報が得られる請求項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の供給制御手段は、 所定のタイミングで記録媒体を供給した際に記録媒体が
    前記搬送ベルトの継ぎ目に掛かるか掛からないかを予測
    する手段と、 継ぎ目に掛からないと予測された場合、所定のタイミン
    グで記録媒体を供給する手段と、 継ぎ目に掛かると予測された場合、記録媒体の継ぎ目に
    掛かる領域に、継ぎ目影響画像が形成されるか形成され
    ないかを判断する手段と、 継ぎ目影響画像が形成されないと判断された場合、所定
    のタイミングで記録媒体を供給する手段と、 継ぎ目影響画像が形成されると判断された場合、前記搬
    送ベルトの継ぎ目に記録媒体が掛からないタイミングで
    記録媒体を供給する手段とを有する請求項3記載の画像
    形成装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の供給制御手段は、 記録媒体を所定のタイミングで供給した際に記録媒体が
    前記搬送ベルトの継ぎ目に掛かるか掛からないかを予測
    する手段と、 継ぎ目に掛からないと予測された場合、所定のタイミン
    グで記録媒体を供給する手段と、 継ぎ目に掛かると予測された場合、記録媒体の継ぎ目に
    掛かる領域に、継ぎ目影響画像が形成されるか形成され
    ないかを判断する手段と、 継ぎ目影響画像が形成されないと判断された場合、所定
    のタイミングで記録媒体を供給する手段と、 継ぎ目影響画像が形成されると判断された場合、記録媒
    体の継ぎ目に掛かる領域に継ぎ目影響画像が形成されな
    いタイミングで記録媒体を供給する手段とを有する請求
    項3記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 トナー像が形成される感光体と、継ぎ目
    を有する無端状の転写ベルトと、そのベルトに記録媒体
    を供給する記録媒体供給手段とを備え、前記感光体から
    前記転写ベルトに転写されたトナー像が、前記記録媒体
    供給手段から前記転写ベルトに供給された記録媒体に転
    写されるようにした画像形成装置において、 前記転写ベルトの継ぎ目位置を検出する継ぎ目位置検出
    手段と、 前記トナー像が前記転写ベルトの継ぎ目により悪影響の
    ある種類の画像(継ぎ目影響画像)を含むか含まないか
    に関する画像情報を取得する画像情報取得手段と、 前記継ぎ目位置検出手段及び画像情報取得手段からの情
    報に基づき、前記記録媒体供給手段による記録媒体の供
    給するタイミングを制御する供給制御手段とを備え、 前記供給制御手段は、 トナー像が継ぎ目影響画像を含まない場合、前記転写ベ
    ルトの継ぎ目位置にかかわらず、所定のタイミングで記
    録媒体を供給する第1の供給制御手段と、 トナー像が継ぎ目影響画像を含む場合、継ぎ目による悪
    影響を回避するタイミングで記録媒体を供給する第2の
    供給制御手段とを有することを特徴とする画像形成装
    置。
  7. 【請求項7】 特異部を有する無端状の搬送ベルトと、
    そのベルトに記録媒体を供給する記録媒体供給手段とを
    備え、前記記録媒体供給手段から前記搬送ベルトに供給
    された記録媒体が画像形成部に搬送されてその記録媒体
    に画像が形成されるようにした画像形成装置であって、 前記搬送ベルトの特異部位置を検出する特異部検出手段
    と、 形成すべき画像が前記搬送ベルトの特異部により悪影響
    のある種類の画像(特異部影響画像)を含むか含まない
    かに関する画像情報を取得する画像情報取得手段と、 前記特異部検出手段及び画像情報取得手段からの情報に
    基づき、前記記録媒体供給手段による記録媒体の供給す
    るタイミングを制御する供給制御手段とを備え、 前記供給制御手段は、 形成すべき画像が特異部影響画像を含まない場合、前記
    搬送ベルトの特異部にかかわらず、所定のタイミングで
    記録媒体を供給する第1の供給制御手段と、 形成すべき画像が特異部影響画像を含む場合、特異部に
    よる悪影響を回避するタイミングで記録媒体を供給する
    第2の供給手段とを有することを特徴とする画像形成装
    置。
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