JP3101368B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3101368B2
JP3101368B2 JP03263888A JP26388891A JP3101368B2 JP 3101368 B2 JP3101368 B2 JP 3101368B2 JP 03263888 A JP03263888 A JP 03263888A JP 26388891 A JP26388891 A JP 26388891A JP 3101368 B2 JP3101368 B2 JP 3101368B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は像担持体上に画像を形成
し、該画像を搬送手段にて搬送されるシート状の記録材
に転写するようにした画像形成装置に関するものであ
り、例えば電子写真方式の画像形成装置、特に電子写真
感光体の如き複数の像担持体に色の異なった画像をそれ
ぞれ形成し、該画像を同一の記録材に順次重ね転写する
多重転写方式のカラー電子写真複写やプリンタ装置に好
適に応用し得る。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の画像形成部署を備え、各画
像形成部署にてそれぞれ色の異なったトナー像を形成
し、該トナーを同一の記録材に順次重ね転写する画像形
成装置、所謂、カラー画像形成装置が種々提案されてい
るが、その中で多用されているのが多色電子写真方式に
よるカラー複写装置である。
【0003】斯るカラー電子写真複写装置の一例を図5
に基づいて簡単に説明すると、カラー電子写真複写装置
の装置本体内には第1、第2、第3及び第4画像形成部
署Pa、Pb、Pc及びPdが並設される。該画像形成
部署Pa、Pb、Pc,及びPdはそれぞれ専用の像担
持体としての電子写真感光ドラム1a、1b、1c及び
1dを具備する。
【0004】感光ドラム1a、1b、1c及び1dは、
その外周側に潜像形成部2a、2b、2c、2d、現像
部3a、3b、3c、3d、及びクリーニング部5a、
5b、5c、5d、がそれぞれ配置される。
【0005】更に各画像形成部署Pa、Pb、Pc、P
dの下部には記録材を各転写位置へ搬送するための搬送
ベルト8が配置され、その内部には転写用放電部4a、
4b、4c、4dが配置される。
【0006】斯かる構成にて、先ず第1画像形成部署P
の感光ドラム1a上に潜像形成部2aにより図示しない
イメージリーダから読み取った画像情報に基づいてシア
ン成分色の潜像が形成される。該潜像は、現像部3aの
シアントナーを有する現像剤で可視画像とされ、転写部
4aにて該シアントナー像は記録材カセット60から給
送され、更にレジストローラ13を経て搬送ベルト8に
より送られてきた記録材6に転写される。
【0007】一方、上記の様にシアン画像が記録材に転
写されている間に、第2画像形成部署Pbではマゼンタ
成分色の潜像が形成され、続いて現像部3bでマゼンタ
トナー像は、上記の第1画像形成部署Paでの転写が終
了した記録材6が転写部4bに搬入されたとき、該記録
材6の所定位置に重ねて転写される。
【0008】以下、上記と同様な方法により第3、第4
画像形成部署Pc、Pdによってイエロー色、ブラック
色の画像形成が行われ、上記同一の記録材に該イエロー
色、ブラック色が所定位置に更に重ねて転写される。
【0009】この様な画像形成プロセスが終了すると、
記録材上の画像は定着部7で記録材に定着され、多色画
像を完成する。一方、転写が終了した各感光ドラム1
a、1b、1c、1dはクリーニング部5a、5b、5
c、5dにより残留トナーが除去され、引き続き行われ
る次の潜像形成に備えられる。
【0010】ここで、搬送ベルト8はポリエチレンテレ
フタレート樹脂フィルムシート(PETシート)や、ポ
リフッ化ビニリデン樹脂フィルムシートや、ポリウレタ
ン樹脂フィルムシート等の誘電体樹脂製のフィルムであ
り、その両端部を互いに重ね合わせて接合し、エンドレ
ス形状にしたものか、或いは継ぎ目を有しない(シーム
レス)ベルトが用いられている。
【0011】しかしながら上記従来例のうちシームレス
ベルトは製作が難しく、生産性、コスト面に大きな問題
を残している。
【0012】又、上記従来例のうち継ぎ目のある場合に
は、その継ぎ目部分に当たる場所で記録材を保持したま
ま転写を行うと、その継ぎ目部分に重なった転写材の部
分はその周囲と物理的な特性が異なる為、転写電界がそ
の周囲と異なり画像みだれが生じ、その結果として、画
像としては継ぎ目の部分に対応したライン状の濃度むら
として現われ画像不良を生じる。
【0013】そこで、継ぎ目部分に記録材を乗せない
為、ベルトを使用紙サイズの整数倍にする等提案されて
いる。しかし、ベルトの温湿度変化による伸縮、機械精
度による誤差から多数にわたって連続して画像を出力す
る時や、長期に及ぶ使用時などの場合にベルトがベルト
支持体に対してずれてきて、結局、継ぎ目上に記録材が
保持されてしまい、この状態で転写工程に入ってしまう
という欠点があった。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
従来技術の問題点を解決した画像形成装置を提供するも
ので、継ぎ目を有する転写材搬送ベルトを用いたとき、
この継ぎ目が原因となる画質的の低下を防止するもので
ある。
【0015】また、本発明の他の目的は、この継ぎ目を
考慮して高画質及び効率的な像形成を可能にした画像形
成装置を供給することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、像を担持する像担持体と、継ぎ目を備え複
数の記録材を複数の所定の位置にそれぞれ担持可能な搬
送ベルトと、前記搬送ベルトの継ぎ目の位置を検出する
検出手段と、前記検出手段による検出結果に基づいて継
ぎ目と重ならないように前記搬送ベルトに記録材を供給
するタイミングを制御する制御手段と、を有し、前記像
担持体上の像を前記搬送ベルトに担持された記録材に静
電的に転写する画像形成装置において、前記搬送ベルト
が回転開始してから最初に記録材が前記搬送ベルトに担
持される位置は前記複数の所定の位置の中から選択可能
であることを特徴とするものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像形成装置
の一実施例を図面に則して更に詳しく説明する。
【0018】図4を参照すると本発明は図5に関連して
説明したと同様のカラー電子写真プリンタに具現化され
ている。つまり、本実施例にて画像形成装置は装置本体
10内に画像形成部署Pa、Pb、Pc、Pdが配置さ
れ、該画像形成部署の下方に駆動ローラ12、従動支持
ローラ11、テンションローラ7b、並びに該ローラに
巻回された継ぎ目80を有する無端状に移動する搬送ベ
ルト8から成る搬送手段が設けられ、該搬送ベルト8は
矢印方向に回動される。図4にて搬送ベルト8の右側
(給紙側)にはレジストローラ13が配置される。
【0019】搬送ベルト8の上方に並設された第1、第
2、第3及び第4画像形成部署Pa、Pb、Pc及びP
dは像担持体としての感光ドラム1a、1b、1c及び
1dを有し、該感光ドラム1a、1b、1c及び1dの
それぞれの上部左側に帯電器15a、15b、15c及
び15dが設けられる。
【0020】又、感光ドラム1a、1b、1c、1dは
その上部にレーザービームスキャナ16a、16b、1
6c、16dがそれぞれ配設される。これらレーザービ
ームスキャナ16a、16b、16c、16dは半導体
レーザー、ポリゴンミラー、fθレンズ等からなり、電
気デジタル画像信号の入力を受け、その信号に対応して
変調されたレーザービームを帯電器15a、15b、1
5c、15dと現像器3a、3b、3c、3dとの間で
感光ドラム1a、1b、1c、1dの母線方向に走査露
光するように形成されている。
【0021】以上が、画像形成をする場合の主なシーケ
ンスであるが、複数回の多重転写工程により高画質を得
る場合には、画像濃度や転写効率等が原因となる各々の
画質のバランスが大切となる。そこで、例えば、各々の
ドラムに電位センサーをつけ調整したり、転写ベルトを
駆動してあらかじめ除電及び又はクリーニングを行う等
の準備動作がよく行われる。ここではこれを前回転シー
ケンスと称する。
【0022】一方、搬送ベルトのクリーニング手段とし
ては一般にブレード系とブラシ系が主である。前者はク
リーニング時、振動が少ない為、常時当接していても画
像むらにあまり影響を及ぼすことがない反面、摩耗等の
耐久性に課題を残している。又、後者は振動による画質
への影響が大きく常時当接ができないが、耐久性はブレ
ードに比べはるかに長い。そこで図6に図示したプリン
タが後者を選択した場合、ベルト上に付着したトナーが
放置している間に融着しない様に画像出力後に画像形成
とは別にベルトを駆動する後回転シーケンスによってベ
ルトのクリーニングを行う。
【0023】この様な構成のプリンタに本発明を適用し
た場合の動作のフローチャート図を図1に示した。
【0024】図中に示した様に画像形成にともなうコピ
ー信号が入力されたら、前述の前回転シーケンスが始ま
り同時に記録材のベルトの移動方向でのサイズを検出す
る。
【0025】この前回転シーケンス中に搬送ベルトの継
ぎ目検知センサ20の値S=1(ON)になったら給紙
用クロックをC=0とする。
【0026】ここで、検知センサー20は光学センサ、
機械センサ等検知できれば特に指定はないが、ここでは
汚れに対し誤動作を少なくするため、ベルトの継ぎ目位
置に突起を設け、この端部突起検知して機械的にON/
OFFするマイクロスイッチ等の機械センサを用いた。
又、給紙用クロックは感光ドラムの回転数や本体内の水
晶振動子等によるクロック・タイマー及び搬送ベルトに
駆動モータのパルス数など様々考えられるが、本実施例
ではドラムの電位制御に用いるドラムの回転数を基にし
た内部クロックを兼用した。更に搬送ベルトの駆動用の
モータとしてはワウフラ特性の良好なDDモータを用い
た。ここで図中Cの内部クロックで示した給紙クロック
Cの値は、本体のドラムクロックに対応し、0.01秒
単位で増加する値であるが、センサ20がS=1のとき
C=0となる。
【0027】一方、記録材は前回転終了後、図6中のピ
ックアップローラ9により給紙カセット60から記録紙
6は給紙され、第1レジストローラにつき当たり、ルー
プを形成して一度止まる。そして、Cの値が搬送タイミ
ング制御手段によって算出された1枚目のタイミング即
ち、レジストローラの回転開始により記録紙が送り出さ
れ、この記録紙の先端が感光ドラムの画像先端と合致す
るようなタイミングT1に等しくなったと同時に第1レ
ジストローラが回転し、所定のベルト上へ給紙搬送され
る。この時の給送タイミングTNについて図3に示し
た。これは図6に示したプリンタに於ける搬送ベルト8
の周長が1000mmの場合である。図3中aは記録材
の保持される位置、bが記録材の乗らない所を示してい
る。又、ベルト長0と1000はレーザ溶接され幅は3
mm以下と狭いので、溶接幅は図示していない。ここ
で、ベルト端部接続方法は、レーザ溶接の他、超音波や
接着剤等どんな手段を用いても本発明の例外ではない。
【0028】図3のに示す様に、日本工業規格(JI
S規格)によるサイズに基づくA4サイズの普通紙であ
る記録紙を紙間100mmで保持し搬送する場合、ベル
ト駆動の1周目は、継ぎ目があるベルト端部が紙間b4
中にあるので、画像むらが生じない。しかし、2周目で
は7枚目の位置a7、3周目では10枚目の位置a10
に端部があるので継ぎ目すじが完成した画像中に出てし
まう。
【0029】そこで、図3のに示す様に上記A4サイ
ズの記録紙の場合、ベルト1周毎に給紙クロックCをC
=0とすることで、常に紙間b4i(i=ベルト回転数)
中に継ぎ目が来る様になる。但し、プロセス・スピード
は、の場合、紙間b+紙サイズaによって連続コピー
スピードを決める要因となるが、ではベルト周長/1
周当りの枚数によって決める要因となる。例えば、1分
間に15枚の速度でA4サイズの記録紙による出力でき
るスペックとするとベルト1回転にかかる時間が12
秒、その結果、1枚当りの像形成時間は4秒となる。
【0030】ベルト周長を記録材サイズや記録材サイズ
+紙間の整数倍とするだけの場合だと機械精度又はクロ
ックの精度等の誤差累積により徐々にずれて来ることが
あったとしても、本実施例のように1周毎にクロック補
正(C=0)とすることから誤動作を抑えることができ
る。
【0031】例えば、図3のの様にドラム回転数に対
しベルト回転数が多少遅くても紙間b4中に継ぎ目の位
置をとどめることができる。
【0032】又、この装置に於いて同JIS規格のA3
サイズの記録材を通紙する場合を図3のに示した。こ
こで、図3のの様にA4サイズのタイミングに合わせ
ると、継ぎ目があるベルト端上へ位置a2がのってしま
うのでの様に紙間80mmとする方が良い。
【0033】以上説明した様に図1中でTN算出時、紙
検知で上記サイズA4なら(T1、T2、T3)=(1.
20、4.92、8.64)、上記サイズA3なら(T
1、T2)=(0.36、6.48)となる。
【0034】なお、上記実施例ではA4サイズのときは
297mm×210mmで、A3サイズのときは420
mm×297mmで、A4サイズは長い辺が移動方向に
対して直交するように、また、A3サイズは短い辺が移
動方向に対して直交するようにベルト上に供給してい
る。
【0035】また、各色の転写手段を開始するタイミン
グは図4のような構成の記録装置の場合、転写ベルト上
の電位均一化の為に記録材6が転写位置に搬送される前
に印加開始する為各色の画像書き出しタイミングと同時
で差し支えなくまた終えるタイミングは 、例えばA4
では高圧の安定性、記録材6の給紙位置等のタイミング
誤差を考慮に入れ2.1sec間高圧を印加していると
するとクロックCが各々2.1加算された時に高圧を切
るように制御する。上記説明の様に記録材はレジストロ
ーラ13によって記録材担持体の所定位置に給紙搬送さ
れるが、このときの画像タイミングについて以下に説明
する。図4の感光ドラム1a及び給紙部の拡大断面図を
図6に示した。ここで、感光ドラム1aは直径80mm
であり、レジストローラ13から転写位置(感光ドラム
1aと転写ベルト8との接点)までの距離は120m
m、感光ドラムに対するレーザービームスキャナ16a
の入射角は転写ベルト8に対して65°の角度で図中矢
印Aの方向から入射される。つまり本構成において転写
ベルト8と感光ドラム1aの周速は同一であり、記録材
搬送速度が100mm/secであることからレジスト
ローラ13の回動開始から118msec後に潜像形成
を行えば画像先端に画像を記録することができる。本例
の場合、記録材に対して先端約2mmから画像形成を行
う様に構成したのでレジストローラ13回動後98ms
ecに潜像形成を行う。つまり、本例でA4を記録する
場合第1色めの潜像形成タイミングTaNとすると
(Ta1、Ta2、Ta3)=(1.30、5.02、8.7
4)でA3なら(Ta1、Ta2)=(0.46、6.5
8)の各値にクロックCが一致したら潜像形成がなされ
る。また第2色目以降の画像形成は各感光ドラム1a、
1b、1c、1d間が160mmの為、TaNから1.6
sec後に記録する様、例えばA4では(Tb1、Tb2
b3)=(2.90、6.62、10.34)、
(Tc1、Tc2、Tc3)=(4.50、8.22、11.
94)、(Td1、Td2、Td3)=(6.10、9.8
2、13.54)、そして終了するタイミングは、10
秒間後回転を行う場合には最後の設定枚数である記録材
6が排紙センサを通過後に例えばC=0、TEND=1
0.00と設定し、C=TENDとなったら終了すること
によって全体のシーケンスをクロックCで制御すること
ができる。更に同様に以下各サイズの画像書き出しタイ
ミングも制御することができる。このシーケンスについ
ては図7に示した。以上の構成によればレジストローラ
13から転写位置までの距離、感光ドラムの直径、レー
ザーの感光ドラム1aに対する入射角などの構成によら
ずに動作制御をすることができる。
【0036】ここで、本例ではレジストローラ13の回
動タイミングと潜像書き出しタイミングでは前者の方が
早い為、前記実施例の様に全色の画像形成タイミングを
クロックCによって制御せずとも他の方法によって制御
することも可能である。例えば内部クロックCは、転写
ベルト上に記録材6を給紙するタイミングを制御する為
のパラメータとして用い、記録材6がレジストローラ1
3を通過した時点以降のシーケンスに対しては各記録材
6サイズに共通のシーケンスタイミングを用いれる様に
別途のクロック変数Kを用いる。この構成によれば、同
一サイズ例えばA4ではTNのみ記憶しておき、他のシ
ーケンスタイミング(TaN、TbN…)は共通のデータを
図8に示した様に用いることができる。
【0037】しかしながら上記方法は、レジストローラ
13を回動させるタイミングより潜像形成開始タイミン
グの方が遅い、つまり転写位置からレジストローラ13
よりも感光ドラム1a上にレーザースキャンする地点の
方が距離の長い場合に成立する系である。これに対し、
図6に示した場合より感光ドラムが大きいとか、レジス
トローラ13が近い等の理由で、転写位置からレジスト
ローラ13を回動開始するタイミングの方が潜像形成を
開始するタイミングより遅い場合は、クロックCをレジ
ストローラ13を回動するタイミングではなく、潜像形
成を行うタイミングとして、上記記録サイズに共通のク
ロック変数Kをレジストローラ13を回動するタイミン
グも含め記憶し制御する様に構成した場合が図9に示し
た場合である。例えば図6構成のうちのレジストローラ
13が転写位置から100mmの距離に構成したとす
る。上記説明の通りレーザー露光位置から転写位置まで
の距離は108.2mmなので、潜像形成の方が早い。
この場合、A4では(Ta1、Ta2、Ta3)=(1.1
0、4.82、8.54)となり、レジストローラ13
の回動開始タイミングTNは0.10sec転写終了タ
イミングTaEND=2.1…以下、上記説明と同様とな
る。
【0038】上記記載の通り本発明は記録材担持体(特
に転写ベルト)の継ぎ目によって記録動作開始タイミン
グを制御するクロック変数Cを用いるか或は前記Cと記
録動作実行タイミングKを用いることによって記録材担
持体の継ぎ目上に記録材6を乗せずに画像形成をする様
にしたものである。
【0039】ここで上記説明のタイミングは、常にT=
C=0の時に給紙した場合に丁度第1枚目の記録材6の
先端が転写ベルト8の継ぎ目位置に吸着するタイミング
を前提にしてある。つまりこのTが継ぎ目検知センサ2
0の検知タイミングであるとすると、転写ベルト8上に
記録材6が吸着される位置に対し、レジストローラ13
と継ぎ目検知センサ20との距離が等しい時に成立す
る。このように本発明では前記継ぎ目検知センサに配置
も重要な要素を持っている。しかしながら本発明におい
ては前記説明の位置に限られたものでは必ずしもない。
該センサ位置は、静電潜像を開始するか、或は記録材6
を転写ベルト8上に給紙、搬送するレジストローラ13
の回動を開始するうち早い方である等、記録動作開始タ
イミングより早く継ぎ目を検知することが好ましい。つ
まり、このタイミング以降になる場所に継ぎ目検知セン
サを配置すると、1周前の回転で継ぎ目を検知しC=0
とした時からタイミングを算出し、シーケンス動作を実
行することになるので、1枚目の記録時には前回転時
(記録準備動作時)に継ぎ目を検出し最大1周分の回転
誤差が出てしまう。また同様に記録材分離側に継ぎ目検
知センサを設けることは、クロックと回転速度の誤差を
多く含んでしまう原因となる。更に、センサ配置場所
は、転写ベルト8の移動による振動(特に上下方向)が
少ない方が読み取り精度が良い。以上を考慮した上で、
本例では給紙位置に近い従動ローラに対向した位置に配
置した。
【0040】以上説明した様に、該継ぎ目検知センサの
配置箇所によって本発明の効果が発揮されなくなること
はないが、記録材給紙位置より記録材搬送方向上流に当
たるローラ等の記録材担持体支持部材に対向して配置さ
れることが望ましくまた有効である。
【0041】(他の実施例)本発明は記録材のサイズ毎
にこの記録材を保持する場所をベルトの継ぎ目の検知タ
イミングをもとに、ベルト周上に1ヶ所以上設けること
である。ここで、あるサイズの給紙タイミングがT1
2、T3と決めた時、前実施例では必ずT1から給紙す
る例を述べた。しかしながら、本発明は、それに限定し
たものではなく、はじめからT2又はT3から給紙搬送を
はじめても良い。例えば前回転が継ぎ目の位置が丁度図
6中の駆動ローラ12の位置から始まり、1周で前回転
が充分であるとする。しかしながらT1からはじめよう
とすると1周半回転するまで待たなければならない。そ
こで、前回転開始時にC=0とし、そこから前回転中に
S=1となるまでの時間T0を用いれば、1回転に必要
な時間(ここでは12.00秒)から12.00−T0
だけ回転した所より最も近いTNの値を最初の給紙TN
することにより、1周半までしなくて済むことができ
る。
【0042】具体的に継ぎ目がローラ12の所に有るの
で、前回転開始時から前回転中にS=1となるまでには
半周分の6秒(=T0)かかる。すると12−6=6の
計算値より最も近いTNは図3のの場合、T3=8.6
4、つまり1周+220mmの回転で良いことになる。
ここでT1からはじめると、1周+500mm回転しな
ければならないので、280mmの余分な回転による時
間と摩耗を避けることができる。
【0043】(他の実施例)次に本発明は、前記実施例
の様に前回転シーケンスがある場合に限られたものでは
ない。図2にそのシーケンスの一例を示した。本例では
転写駆動モータをパルスモータを用い、クロックをその
パルスカウントによるものとする。今迄は前回転シーケ
ンスが行われる時に、ベルトの継ぎ目位置を検知し、継
ぎ目位置を値Cによって確定していたが、パルスモータ
を用いて値Cを用いることで、シーケンス終了の位置も
メモリーとして保存することができる。これはDCモー
タ等では慣性により信号値(Cの値)よりずれてしまう
が、パルスモータでは、静止トルクが大きいので、ほと
んど静止した時のずれはなくて済む。そこで、そのメモ
リー値CMを前実施例のT0と同様に扱える。
【0044】更に前記実施例では、被記録紙サイズの検
知としたが、本発明はこれに限定したものではない。
【0045】前記実施例1でA4サイズでは図3の、
A3サイズでは図3のの例を述べたが、一般にA3の
紙が厚い場合は定着機の温度低下等、信頼性がそこなわ
れる。そこで、紙の厚さによって100g紙以下は図3
のの様に1周中2枚、100g紙以上の場合は1枚通
紙とすることで記録材の通紙可能範囲を広げることがで
きる。ここで図3のの様な1枚通紙とするより、図3
のに示す様にT1=1.20とすれば、A3のファー
ストコピータイムをそこねることなく出力することがで
きる。
【0046】又、本発明は被記録材のサイズ、厚さ等の
種類のみに限ったことではなく、透明な樹脂フィルムを
用いるOHP用紙等の記録材の材質によって給送タイミ
ングを制御する場合も例外ではない。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、像
を担持する像担持体と、継ぎ目を備え複数の記録材を複
数の所定の位置にそれぞれ担持可能な搬送ベルトと、搬
送ベルトの継ぎ目の位置を検出する検出手段と、検出手
段による検出結果に基づいて継ぎ目と重ならないように
搬送ベルトに記録材を供給するタイミングを制御する制
御手段と、を有し、像担持体上の像を搬送ベルトに担持
された記録材に静電的に転写する画像形成装置におい
て、搬送ベルトが回転開始してから最初に記録材が搬送
ベルトに担持される位置は複数の所定の位置の中から選
択可能である構成とされるので、記録材が搬送ベルトの
継ぎ目の位置に担持されてしまうことにより発生する画
像不良を防止し、搬送ベルトが回転開始してから最初の
記録材が搬送ベルトに担持されるまでの時間を短くする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す流れ図。
【図2】本発明の他の実施例を示す図。
【図3】本発明の実施例における給送タイミングの説明
図。
【図4】本発明の画像形成装置の全体構成を示す概略断
面図。
【図5】従来の画像形成装置の概念図。
【図6】像形成タイミングを説明するための構成図。
【図7】像形成タイミングを説明するフローチャート
図。
【図8】像形成タイミングを説明するフローチャート
図。
【符号の説明】
N 1回転中N番目のレジストローラのONのタイミ
ング C クロック M 指定コピー枚数 1a〜1d 感光ドラム 6 被記録材 8 搬送ベルト 13 レジストローラ 24 センサー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−86344(JP,A) 特開 昭63−106247(JP,A) 特開 昭63−311360(JP,A) 特開 昭61−158344(JP,A) 特許2633077(JP,B2) 特許2750949(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/16 G03G 15/01 114 G03G 21/14

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像を担持する像担持体と、継ぎ目を備え
    複数の記録材を複数の所定の位置にそれぞれ担持可能な
    搬送ベルトと、前記搬送ベルトの継ぎ目の位置を検出す
    る検出手段と、前記検出手段による検出結果に基づいて
    継ぎ目と重ならないように前記搬送ベルトに記録材を供
    給するタイミングを制御する制御手段と、を有し、前記
    像担持体上の像を前記搬送ベルトに担持された記録材に
    静電的に転写する画像形成装置において、 前記搬送ベルトが回転開始してから最初に記録材が前記
    搬送ベルトに担持される位置は前記複数の所定の位置の
    中から選択可能であることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記像担持体は複数色の像をそれぞれ担
    持するために複数設けられ、前記各像担持体から前記搬
    送ベルトに担持された記録材に複数色の像が順次重ねて
    転写されることを特徴とする請求項1の画像形成装置。
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