JPH11202237A - 光走査装置 - Google Patents
光走査装置Info
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- JPH11202237A JPH11202237A JP2026198A JP2026198A JPH11202237A JP H11202237 A JPH11202237 A JP H11202237A JP 2026198 A JP2026198 A JP 2026198A JP 2026198 A JP2026198 A JP 2026198A JP H11202237 A JPH11202237 A JP H11202237A
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- Japan
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- lens
- collimator lens
- scanning device
- optical scanning
- lens barrel
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、コリメータレンズの側面であるコバ
部に回り込んだ接着剤を完全硬化させ、振動等を与えて
も未硬化の接着剤がレンズの有効面等に移動することが
なく、スポット形状を変形させることのない光走査装置
を提供することを目的としている。 【解決手段】本発明は、レーザ光を発する光源部と、該
レーザ光束を平行または規定の収束光に変換するコーリ
メータレンズと、該コーリメータレンズを保持し、該コ
ーリメータレンズ側に非透明部を前記光源部側に透明部
を有する鏡筒とからなるレーザ光源ユニットを備えた光
走査装置において、前記コーリメータレンズが環状の突
起部を有し、該環状の突起部の内周を前記鏡筒の非透明
部の外周に嵌合させて、該コーリメータレンズを該鏡筒
に接着固定したことを特徴とするものである。
部に回り込んだ接着剤を完全硬化させ、振動等を与えて
も未硬化の接着剤がレンズの有効面等に移動することが
なく、スポット形状を変形させることのない光走査装置
を提供することを目的としている。 【解決手段】本発明は、レーザ光を発する光源部と、該
レーザ光束を平行または規定の収束光に変換するコーリ
メータレンズと、該コーリメータレンズを保持し、該コ
ーリメータレンズ側に非透明部を前記光源部側に透明部
を有する鏡筒とからなるレーザ光源ユニットを備えた光
走査装置において、前記コーリメータレンズが環状の突
起部を有し、該環状の突起部の内周を前記鏡筒の非透明
部の外周に嵌合させて、該コーリメータレンズを該鏡筒
に接着固定したことを特徴とするものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザプリンタ、
デジタル複写機等に用いられる、レーザ書き込み用の光
走査装置に関するものである。
デジタル複写機等に用いられる、レーザ書き込み用の光
走査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、画像記録装置のレーザ書き込み用
に使用されている光走査装置は、図4に示すような構成
である。すなわち、光源ユニット101より発せられる
レーザ光束102は、シリンドリカルレンズ103によ
って、ポリゴンミラー104の反射面上に線像に結像さ
れ、ポリゴンミラー104によって偏向され、走査レン
ズ105によって不図示の感光体上に走査、結像され
る。また、走査光の一部はBDミラー106によって折
り曲げられ、受光素子107に導かれ、書き出し位置の
検知に用いられる。また、これらは光学箱108に収め
られている。
に使用されている光走査装置は、図4に示すような構成
である。すなわち、光源ユニット101より発せられる
レーザ光束102は、シリンドリカルレンズ103によ
って、ポリゴンミラー104の反射面上に線像に結像さ
れ、ポリゴンミラー104によって偏向され、走査レン
ズ105によって不図示の感光体上に走査、結像され
る。また、走査光の一部はBDミラー106によって折
り曲げられ、受光素子107に導かれ、書き出し位置の
検知に用いられる。また、これらは光学箱108に収め
られている。
【0003】さらに、光源ユニット101は図5に示す
ような構成よりなっている。すなわち、半導体レーザ1
11から発せられたレーザ光束102はコリメータレン
ズ112によって平行または規定の収束光束に変換され
て光源ユニット101から発せられる。ここで、半導体
レーザ111は略円筒形状をしたレーザホルダー113
に圧入されている。また、コリメータレンズ112は鏡
筒114に接着固定されている。ここで鏡筒114は略
円筒形状をしており、紫外線を透過する透明部114a
と、レーザ光束を透過しない非透明部114bとからな
っており、ここには感光体上のスポットの形状を決める
開口絞り114cが設けられている。コリメータレンズ
112は非透明部114bに紫外線硬化型接着剤で固定
されている。これは透明部114aはレーザホルダー1
13との接着部分(詳細は後述する)である為、長い円
筒形状をしており、その為に、透明部114a側からコ
リメータレンズ112を取付けようとすると、奥まで押
し込まなければならず、作業性が悪いからである。
ような構成よりなっている。すなわち、半導体レーザ1
11から発せられたレーザ光束102はコリメータレン
ズ112によって平行または規定の収束光束に変換され
て光源ユニット101から発せられる。ここで、半導体
レーザ111は略円筒形状をしたレーザホルダー113
に圧入されている。また、コリメータレンズ112は鏡
筒114に接着固定されている。ここで鏡筒114は略
円筒形状をしており、紫外線を透過する透明部114a
と、レーザ光束を透過しない非透明部114bとからな
っており、ここには感光体上のスポットの形状を決める
開口絞り114cが設けられている。コリメータレンズ
112は非透明部114bに紫外線硬化型接着剤で固定
されている。これは透明部114aはレーザホルダー1
13との接着部分(詳細は後述する)である為、長い円
筒形状をしており、その為に、透明部114a側からコ
リメータレンズ112を取付けようとすると、奥まで押
し込まなければならず、作業性が悪いからである。
【0004】また、レーザホルダー113の外径と、鏡
筒114の内径には1mm程度の隙間があり、この隙間
を利用してコリメータレンズ112を鏡筒114ごと光
軸方向、光軸と直交する方向に移動、調整し、ピント、
光軸調整を行った後、紫外線硬化型接着剤115を前記
隙間に注入し、紫外線116を透明部の上から照射し、
紫外線硬化型接着剤115を硬化させる。また、光源ユ
ニット101は光学箱108にビス117によって固定
されている。
筒114の内径には1mm程度の隙間があり、この隙間
を利用してコリメータレンズ112を鏡筒114ごと光
軸方向、光軸と直交する方向に移動、調整し、ピント、
光軸調整を行った後、紫外線硬化型接着剤115を前記
隙間に注入し、紫外線116を透明部の上から照射し、
紫外線硬化型接着剤115を硬化させる。また、光源ユ
ニット101は光学箱108にビス117によって固定
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例ではコリメータレンズが鏡筒の非透明部に紫外線硬
化型接着剤で固定されていたために以下のような欠点が
あった。すなわち、接着剤を塗布する際に、その一部は
いわゆる毛細管現象によってコリメータレンズのコバ部
(側面)に回り込む。この部分は紫外線を照射した際に
鏡筒の非透明部が影になり、紫外線が当たりにくく、ま
た、通常ガラスレンズのコバ部は研磨されていないの
で、紫外線の透過率が極端に悪い為に、コバ部に回り込
んだ接着剤への紫外線の照射をさらに妨げる。この為、
コバ部に回り込んだ接着剤は未硬化のまま残ってしま
い、振動などを与えると未硬化の接着剤がレンズの有効
面等に移動し、感光体上のスポットを変形させる等、悪
影響を与えるという問題が生じる。
来例ではコリメータレンズが鏡筒の非透明部に紫外線硬
化型接着剤で固定されていたために以下のような欠点が
あった。すなわち、接着剤を塗布する際に、その一部は
いわゆる毛細管現象によってコリメータレンズのコバ部
(側面)に回り込む。この部分は紫外線を照射した際に
鏡筒の非透明部が影になり、紫外線が当たりにくく、ま
た、通常ガラスレンズのコバ部は研磨されていないの
で、紫外線の透過率が極端に悪い為に、コバ部に回り込
んだ接着剤への紫外線の照射をさらに妨げる。この為、
コバ部に回り込んだ接着剤は未硬化のまま残ってしま
い、振動などを与えると未硬化の接着剤がレンズの有効
面等に移動し、感光体上のスポットを変形させる等、悪
影響を与えるという問題が生じる。
【0006】そこで、本発明は、コリメータレンズの側
面であるコバ部に回り込んだ接着剤を完全硬化させ、振
動等を与えても未硬化の接着剤がレンズの有効面等に移
動することがなく、スポット形状を変形させることのな
い光走査装置を提供することを目的とするものである。
面であるコバ部に回り込んだ接着剤を完全硬化させ、振
動等を与えても未硬化の接着剤がレンズの有効面等に移
動することがなく、スポット形状を変形させることのな
い光走査装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、光走査装置をつぎのように構成したことを
特徴とするものである。すなわち、本発明の光走査装置
は、レーザ光を発する光源部と、該レーザ光束を平行ま
たは規定の収束光に変換するコーリメータレンズと、該
コーリメータレンズを保持し、該コーリメータレンズ側
に非透明部を前記光源部側に透明部を有する鏡筒とから
なるレーザ光源ユニットを備えた光走査装置において、
前記コーリメータレンズが環状の突起部を有し、該環状
の突起部の内周を前記鏡筒の非透明部の外周に嵌合させ
て、該コーリメータレンズを該鏡筒に接着固定したこと
を特徴としている。また、本発明の光走査装置は、前記
鏡筒の非透明部の外周に、該コーリメータレンズの先端
よりも突出する外壁を設けたことを特徴としている。ま
た、本発明の光走査装置は、前記鏡筒に嵌合された前記
コーリメータレンズの環状の突起部が、前記鏡筒の非透
明部と当接する部分付近において、鏡筒側又はコーリメ
ータレンズ側に溝状の接着剤溜りを設けたことを特徴と
している。また、本発明の光走査装置は、コーリメータ
レンズが、ガラスモールドで成形されていることを特徴
としている。また、本発明の光走査装置は、コーリメー
タレンズが、樹脂モールドで成形されていることを特徴
としている。
決するため、光走査装置をつぎのように構成したことを
特徴とするものである。すなわち、本発明の光走査装置
は、レーザ光を発する光源部と、該レーザ光束を平行ま
たは規定の収束光に変換するコーリメータレンズと、該
コーリメータレンズを保持し、該コーリメータレンズ側
に非透明部を前記光源部側に透明部を有する鏡筒とから
なるレーザ光源ユニットを備えた光走査装置において、
前記コーリメータレンズが環状の突起部を有し、該環状
の突起部の内周を前記鏡筒の非透明部の外周に嵌合させ
て、該コーリメータレンズを該鏡筒に接着固定したこと
を特徴としている。また、本発明の光走査装置は、前記
鏡筒の非透明部の外周に、該コーリメータレンズの先端
よりも突出する外壁を設けたことを特徴としている。ま
た、本発明の光走査装置は、前記鏡筒に嵌合された前記
コーリメータレンズの環状の突起部が、前記鏡筒の非透
明部と当接する部分付近において、鏡筒側又はコーリメ
ータレンズ側に溝状の接着剤溜りを設けたことを特徴と
している。また、本発明の光走査装置は、コーリメータ
レンズが、ガラスモールドで成形されていることを特徴
としている。また、本発明の光走査装置は、コーリメー
タレンズが、樹脂モールドで成形されていることを特徴
としている。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は、上記したように、コー
リメータレンズが環状の突起部を有しており、この環状
の突起部の内周を前記鏡筒の非透明部の外周に嵌合さ
せ、位置決めして、該コーリメータレンズを該鏡筒に接
着固定するように構成されていて、コーリメータレンズ
の外周部が鏡筒との接着部位の外側にある為、接着剤を
硬化させる際、照射される紫外線は遮られることなく接
着剤に照射され、接着剤を完全硬化させることができ
る。したがって、振動などによって未硬化の接着剤がレ
ンズの有効面等に移動し、感光体上のスポットを変形さ
せることのない光走査装置を実現することができる。
リメータレンズが環状の突起部を有しており、この環状
の突起部の内周を前記鏡筒の非透明部の外周に嵌合さ
せ、位置決めして、該コーリメータレンズを該鏡筒に接
着固定するように構成されていて、コーリメータレンズ
の外周部が鏡筒との接着部位の外側にある為、接着剤を
硬化させる際、照射される紫外線は遮られることなく接
着剤に照射され、接着剤を完全硬化させることができ
る。したがって、振動などによって未硬化の接着剤がレ
ンズの有効面等に移動し、感光体上のスポットを変形さ
せることのない光走査装置を実現することができる。
【0009】
【実施例】以下に、本発明の実施例について説明する。 [実施例1]図1は本発明の実施例1を最も良く表す図
面であり、同図において、1はコリメータレンズ、2は
鏡筒であり、鏡筒2は紫外線を透過する透明部3、レー
ザ光束を透過しない非透明部4と、光学絞り5とで構成
されている。この鏡筒2は、コリメータレンズ1を取り
付けた状態で前記従来例の様に不図示の半導体レーザと
ピント及び光軸調整された後、不図示のレーザホルダー
に紫外線硬化型接着剤で固定される。接着剤を硬化させ
る際、紫外線は透明部3を通して接着剤に照射される。
ここで、コリメータレンズ1はいわゆるガラスモールド
で形成されており、環状突起部6が設けられている。ま
た、鏡筒2の非透明部4には、レンズ位置決め部7が突
出しており、そのレンズ位置決め部7の外周と、環状突
起部6の内周を嵌合させ、レンズ位置決め部7の前面に
設けられた着座面7aにコリメータレンズ1を突き当て
ることによってコリメータレンズ1が鏡筒2に対し、位
置決めされる。
面であり、同図において、1はコリメータレンズ、2は
鏡筒であり、鏡筒2は紫外線を透過する透明部3、レー
ザ光束を透過しない非透明部4と、光学絞り5とで構成
されている。この鏡筒2は、コリメータレンズ1を取り
付けた状態で前記従来例の様に不図示の半導体レーザと
ピント及び光軸調整された後、不図示のレーザホルダー
に紫外線硬化型接着剤で固定される。接着剤を硬化させ
る際、紫外線は透明部3を通して接着剤に照射される。
ここで、コリメータレンズ1はいわゆるガラスモールド
で形成されており、環状突起部6が設けられている。ま
た、鏡筒2の非透明部4には、レンズ位置決め部7が突
出しており、そのレンズ位置決め部7の外周と、環状突
起部6の内周を嵌合させ、レンズ位置決め部7の前面に
設けられた着座面7aにコリメータレンズ1を突き当て
ることによってコリメータレンズ1が鏡筒2に対し、位
置決めされる。
【0010】その後、環状突起部6と非透明部4の間の
隙間に光硬化型接着剤8が塗布され、光9が照射され、
光硬化型接着剤8が硬化し、コリメータレンズ1が鏡筒
2に固定される。この時、光硬化型接着剤8の一部はい
わゆる毛細管現象によって環状突起部6とレンズ位置決
め部7の嵌合隙間10に回り込む。しかし、コリメータ
レンズ1がガラスモールド製であるので、ガラスモール
ドの金型を充分磨いておけば、そのコバ部11も十分な
透過率を持っており、コバ部11を通して、隙間10に
回り込んだ光硬化型接着剤にも十分に光を当てて、完全
硬化させることが出来る。
隙間に光硬化型接着剤8が塗布され、光9が照射され、
光硬化型接着剤8が硬化し、コリメータレンズ1が鏡筒
2に固定される。この時、光硬化型接着剤8の一部はい
わゆる毛細管現象によって環状突起部6とレンズ位置決
め部7の嵌合隙間10に回り込む。しかし、コリメータ
レンズ1がガラスモールド製であるので、ガラスモール
ドの金型を充分磨いておけば、そのコバ部11も十分な
透過率を持っており、コバ部11を通して、隙間10に
回り込んだ光硬化型接着剤にも十分に光を当てて、完全
硬化させることが出来る。
【0011】上記構成を用いることによって、コリメー
タレンズを鏡筒に接着するための接着剤を完全硬化させ
ることが出来、振動などによって、未硬化接着剤がコリ
メータレンズの有効面等に回り込み、感光体上のスポッ
トを変形させるのを防ぎ、良質な画像記録装置を提供す
ることが出来る。また、着座面7aに光硬化型接着剤8
を塗布しないので、硬化させる前に光硬化型接着剤8が
光学絞り5やレンズ有効面に達することも無く、組立作
業がし易くなる。尚、本実施例ではコリメータレンズは
ガラスモールドによって形成するとしたが、要は環状突
起部を設けた形状であれば、例えば、プラスチックレン
ズ等でも良い。ガラスモールドやプラスチックレンズは
従来のレンズに比べ、形状の自由度が高いので、本実施
例の形状を実現するのに好都合である。その他にも、量
産性が高く、部品コストを大幅に低減できるメリットが
ある。本実施例では、従来例と同様、コリメータレンズ
を接着固定しているが、接着後の不良についてはコリメ
ータレンズ及び鏡筒を捨てざるを得ないが、この点につ
いていえば、部品コスト低減の重要性は高い。
タレンズを鏡筒に接着するための接着剤を完全硬化させ
ることが出来、振動などによって、未硬化接着剤がコリ
メータレンズの有効面等に回り込み、感光体上のスポッ
トを変形させるのを防ぎ、良質な画像記録装置を提供す
ることが出来る。また、着座面7aに光硬化型接着剤8
を塗布しないので、硬化させる前に光硬化型接着剤8が
光学絞り5やレンズ有効面に達することも無く、組立作
業がし易くなる。尚、本実施例ではコリメータレンズは
ガラスモールドによって形成するとしたが、要は環状突
起部を設けた形状であれば、例えば、プラスチックレン
ズ等でも良い。ガラスモールドやプラスチックレンズは
従来のレンズに比べ、形状の自由度が高いので、本実施
例の形状を実現するのに好都合である。その他にも、量
産性が高く、部品コストを大幅に低減できるメリットが
ある。本実施例では、従来例と同様、コリメータレンズ
を接着固定しているが、接着後の不良についてはコリメ
ータレンズ及び鏡筒を捨てざるを得ないが、この点につ
いていえば、部品コスト低減の重要性は高い。
【0012】[実施例2]図2は本発明の実施例2を最
も良く表す図画であり、同図において、13はコリメー
タレンズ1の外側を囲むように、非透明部4から環状に
突出した保護枠であり、保護枠13には光9が光硬化型
接着剤8へ照射されるのを妨げないようにスロープ14
が設けられている。その他の構成については実施例1と
同様なので、説明は省略する。ここで、保護枠13はコ
リメータレンズ1の先端よりも突出しており、コリメー
タレンズ1を人が手で触ったり、何かにぶつけたりし
て、傷や汚れが付いたり、鏡筒2から剥離したりするの
を防ぐ。また、保護枠13はコリメータレンズ1の内部
等で乱反射し、コバ部11から外側に漏れ出るフレア光
を防ぐはたらきも合わせ持つ。
も良く表す図画であり、同図において、13はコリメー
タレンズ1の外側を囲むように、非透明部4から環状に
突出した保護枠であり、保護枠13には光9が光硬化型
接着剤8へ照射されるのを妨げないようにスロープ14
が設けられている。その他の構成については実施例1と
同様なので、説明は省略する。ここで、保護枠13はコ
リメータレンズ1の先端よりも突出しており、コリメー
タレンズ1を人が手で触ったり、何かにぶつけたりし
て、傷や汚れが付いたり、鏡筒2から剥離したりするの
を防ぐ。また、保護枠13はコリメータレンズ1の内部
等で乱反射し、コバ部11から外側に漏れ出るフレア光
を防ぐはたらきも合わせ持つ。
【0013】上記構成を用いることで、実施例1で挙げ
た効果の他に、組立て作業のミスによるコリメータレン
ズの傷や汚れ、剥離を防ぐと共に、フレア光を防ぎ、良
質な光走査装置を提供することが出来る。尚、本実施例
では、光9の光硬化型接着剤8への照射を妨げない為
に、スロープを設けたが、この限りでは無く、例えば切
り欠きなど何でも良い。
た効果の他に、組立て作業のミスによるコリメータレン
ズの傷や汚れ、剥離を防ぐと共に、フレア光を防ぎ、良
質な光走査装置を提供することが出来る。尚、本実施例
では、光9の光硬化型接着剤8への照射を妨げない為
に、スロープを設けたが、この限りでは無く、例えば切
り欠きなど何でも良い。
【0014】[実施例3]図3は本発明の実施例3を最
も良く表す図画であり、同図において、15はレンズ位
置決め部7の先端に設けられた円周状の溝で形成され
た、接着剤溜めである。その他の構成については実施例
1乃至2と同様である為、説明は省略する。実施例1や
2の様に光硬化型接着剤8を塗布すると、硬化させる前
に、その一部は環状突起部6とレンズ位置決め部7の嵌
合隙間10に回り込み、場合によっては更にその先まで
回り込んで、レンズ有効面や開口絞り5にまで達してし
まう恐れがある。この場合、接着剤が完全硬化していて
も、レンズ有効面を汚したり、コリメータレンズ1が傾
いたりして、やはり感光体上のスポットを変形させる結
果となる。しかし、本実施例の様にレンズ位置決め部7
の先端に接着剤溜め15を設けておけば、毛細管現象に
より回り込んだ光硬化型接着剤8はここに溜まり、これ
以上先に回り込んで行くことは無い。また、接着剤溜り
5に溜まった接着剤も光9によって完全硬化させること
が出来る。
も良く表す図画であり、同図において、15はレンズ位
置決め部7の先端に設けられた円周状の溝で形成され
た、接着剤溜めである。その他の構成については実施例
1乃至2と同様である為、説明は省略する。実施例1や
2の様に光硬化型接着剤8を塗布すると、硬化させる前
に、その一部は環状突起部6とレンズ位置決め部7の嵌
合隙間10に回り込み、場合によっては更にその先まで
回り込んで、レンズ有効面や開口絞り5にまで達してし
まう恐れがある。この場合、接着剤が完全硬化していて
も、レンズ有効面を汚したり、コリメータレンズ1が傾
いたりして、やはり感光体上のスポットを変形させる結
果となる。しかし、本実施例の様にレンズ位置決め部7
の先端に接着剤溜め15を設けておけば、毛細管現象に
より回り込んだ光硬化型接着剤8はここに溜まり、これ
以上先に回り込んで行くことは無い。また、接着剤溜り
5に溜まった接着剤も光9によって完全硬化させること
が出来る。
【0015】本実施例のように構成することによって、
前述の実施例1乃至2で述べた効果の他に、接着作業中
に生じるレンズの傾きや汚れを防ぐことができる。尚、
本実施例では接着剤溜め15は鏡筒2に設けたが、コリ
メータレンズ1側に同様の構造を設けても良い。
前述の実施例1乃至2で述べた効果の他に、接着作業中
に生じるレンズの傾きや汚れを防ぐことができる。尚、
本実施例では接着剤溜め15は鏡筒2に設けたが、コリ
メータレンズ1側に同様の構造を設けても良い。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、コーリ
メータレンズが環状の突起部を有し、該環状の突起部の
内周を鏡筒の非透明部の外周に嵌合させ、該コーリメー
タレンズの外周部が鏡筒との接着部位の外側となるよう
に構成されているから、接着剤を硬化させる際、照射さ
れる紫外線が遮られることなく接着剤に照射され、該コ
ーリメータレンズの接着部位及びその回りに回り込んだ
接着剤を完全硬化させることができる。したがって、本
願発明は、上記構成によって振動などにより未硬化の接
着剤がレンズの有効面等に移動し、感光体上のスポット
を変形させることのない光走査装置を実現することがで
きる。
メータレンズが環状の突起部を有し、該環状の突起部の
内周を鏡筒の非透明部の外周に嵌合させ、該コーリメー
タレンズの外周部が鏡筒との接着部位の外側となるよう
に構成されているから、接着剤を硬化させる際、照射さ
れる紫外線が遮られることなく接着剤に照射され、該コ
ーリメータレンズの接着部位及びその回りに回り込んだ
接着剤を完全硬化させることができる。したがって、本
願発明は、上記構成によって振動などにより未硬化の接
着剤がレンズの有効面等に移動し、感光体上のスポット
を変形させることのない光走査装置を実現することがで
きる。
【図1】本発明の実施例1に係る光走査装置の光源ユニ
ットの一部を説明する断面図である。
ットの一部を説明する断面図である。
【図2】本発明の実施例2に係る光走査装置の光源ユニ
ットの一部を説明する断面図である。
ットの一部を説明する断面図である。
【図3】本発明の実施例3に係る光走査装置の光源ユニ
ットの一部を説明する断面図である。
ットの一部を説明する断面図である。
【図4】従来例の光走査装置を説明する図である。
【図5】従来例の光源ユニットを説明する図である。
1:コリメータレンズ 2:鏡筒 3:透明部 4:非透明部 5:光学絞り 6:環状突起部 7:レンズ位置決め部 8:光硬化形接着剤 9:光 13:レンズ保護枠 14:スロープ 15:接着剤溜め
Claims (5)
- 【請求項1】レーザ光を発する光源部と、該レーザ光束
を平行または規定の収束光に変換するコーリメータレン
ズと、該コーリメータレンズを保持し、該コーリメータ
レンズ側に非透明部を前記光源部側に透明部を有する鏡
筒とからなるレーザ光源ユニットを備えた光走査装置に
おいて、 前記コーリメータレンズが環状の突起部を有し、該環状
の突起部の内周を前記鏡筒の非透明部の外周に嵌合させ
て、該コーリメータレンズを該鏡筒に接着固定したこと
を特徴とする光走査装置。 - 【請求項2】前記鏡筒の非透明部の外周に、該コーリメ
ータレンズの先端よりも突出する外壁を設けたことを特
徴とする請求項1に記載の光走査装置。 - 【請求項3】前記鏡筒に嵌合された前記コーリメータレ
ンズの環状の突起部が、前記鏡筒の非透明部と当接する
部分付近において、鏡筒側又はコーリメータレンズ側に
溝状の接着剤溜りを設けたことを特徴とする請求項1ま
たは請求項2に記載の光走査装置。 - 【請求項4】コーリメータレンズが、ガラスモールドで
成形されていることを特徴とする請求項1〜請求項3の
いずれか1項に記載の光走査装置。 - 【請求項5】コーリメータレンズが、樹脂モールドで成
形されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のい
ずれか1項に記載の光走査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2026198A JPH11202237A (ja) | 1998-01-16 | 1998-01-16 | 光走査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2026198A JPH11202237A (ja) | 1998-01-16 | 1998-01-16 | 光走査装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11202237A true JPH11202237A (ja) | 1999-07-30 |
Family
ID=12022268
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2026198A Pending JPH11202237A (ja) | 1998-01-16 | 1998-01-16 | 光走査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11202237A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005316045A (ja) * | 2004-04-28 | 2005-11-10 | Canon Inc | 光学ユニット、光学部材固定方法 |
JP2015041736A (ja) * | 2013-08-23 | 2015-03-02 | ウシオ電機株式会社 | 半導体レーザ装置 |
CN114764173A (zh) * | 2020-12-31 | 2022-07-19 | 江西晶超光学有限公司 | 镜筒、镜头、多群组镜头及摄像模组 |
-
1998
- 1998-01-16 JP JP2026198A patent/JPH11202237A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005316045A (ja) * | 2004-04-28 | 2005-11-10 | Canon Inc | 光学ユニット、光学部材固定方法 |
JP4574216B2 (ja) * | 2004-04-28 | 2010-11-04 | キヤノン株式会社 | 光学ユニット |
JP2015041736A (ja) * | 2013-08-23 | 2015-03-02 | ウシオ電機株式会社 | 半導体レーザ装置 |
CN114764173A (zh) * | 2020-12-31 | 2022-07-19 | 江西晶超光学有限公司 | 镜筒、镜头、多群组镜头及摄像模组 |
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