JPH1120200A - プリンタ装置、プリンタシステム及びプリンタ装置の駆動方法 - Google Patents

プリンタ装置、プリンタシステム及びプリンタ装置の駆動方法

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JPH1120200A
JPH1120200A JP9174796A JP17479697A JPH1120200A JP H1120200 A JPH1120200 A JP H1120200A JP 9174796 A JP9174796 A JP 9174796A JP 17479697 A JP17479697 A JP 17479697A JP H1120200 A JPH1120200 A JP H1120200A
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signal
input signal
ink
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printing
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JP9174796A
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Toshio Narishima
俊夫 成島
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/21Ink jet for multi-colour printing
    • B41J2/2107Ink jet for multi-colour printing characterised by the ink properties
    • B41J2/211Mixing of inks, solvent or air prior to paper contact
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K15/00Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers
    • G06K15/02Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers using printers
    • G06K15/10Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers using printers by matrix printers
    • G06K15/102Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers using printers by matrix printers using ink jet print heads

Abstract

(57)【要約】 【課題】 所望の階調表現を可能とするキャリアジェッ
ト方式のプリンタ装置、プリンタシステム、及びプリン
タ装置の駆動方法を提供する。 【解決手段】 キャリアジェットプリンタ40は、入力
するドットの情報を含む入力信号に対して所定の変換処
理を施して、印字に必要な印字信号に変換する出力特性
変換回路41と、この印字信号に基づいてドット印字毎
に当該ドットの濃度に対応させてインクと希釈液を混合
してインク液を形成し当該インク液を記録媒体上に吐出
することにより、記録媒体上にドットを印字するプリン
タヘッド30とを備える。上記出力特性変換回路41
は、最も低濃度のドットの情報を含む入力信号に基づい
て印字する際にも上記ドット印字手段が希釈液にインク
を混合するように、入力信号を印字信号に変換する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクと希釈液と
を吐出直前に混合させた後に記録媒体上に吐出させるプ
リンタ装置、プリンタシステム及びプリンタ装置の駆動
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】特に、オフィス等においては、デスクト
ップパブリッシングと称されるコンピュータを使用した
文書作成が盛んに行われるようになってきており、最近
では文字や図形だけでなく、写真のようなカラーの自然
画像を文字、図形とともに出力するといった要求も増加
してきている。このため、高品位な自然画像をプリント
することが要求され、中間調の表示による階調表現が重
要となっている。
【0003】また、記録信号に応じた制御信号に応じて
印刷時に必要な時だけインク液滴をノズルより吐出して
紙、フィルム等の記録媒体に被着させて記録する、いわ
ゆるオンデマンド型のプリンタ装置は、小型化、低コス
ト化に好適なため、近年急速に普及しつつある。
【0004】このように、インク液滴をノズルより吐出
させる方法としては、様々な方法が提案されているが、
ピエゾ素子を用いる方法または発熱素子を用いる方法が
一般的である。前者はピエゾ素子の変形によりインクに
圧力を加えて吐出させる方法である。後者は、発熱素子
によりノズル内のインクを加熱気化させて発生する泡の
圧力でインクを吐出させる方法である。
【0005】そして、上記のような中間調の表示による
階調表現を上述のインク液滴を吐出するオンデマンド型
のプリンタ装置で疑似的に行う方法としては、様々な方
法が提案されている。すなわち、第1の方法としては、
ピエゾ素子或いは発熱素子に与える電圧の大きさやパル
ス幅を変化させて吐出する液滴サイズを制御し、印刷ド
ットの径を可変として階調を表現するものが挙げられ
る。
【0006】しかし、上記第1の方法においては、ピエ
ゾ素子或いは発熱素子に与える電圧を下げすぎたり、パ
ルス幅を小さくしすぎると、インクが吐出しなくなるた
め最小液滴径に限界があり、表現可能な階調段数が少な
く、特に低濃度の表現が非常に困難であるという欠点を
有している。従って、自然画像のプリントアウトには不
満足なものである。
【0007】また、第2の方法としては、ドット径は変
化させずに1画素を例えば4×4のドットよりなるマト
リクスで構成し、このマトリクス単位でいわゆるディザ
法や誤差拡散法といった画像処理により階調表現を行う
方法が挙げられる。
【0008】しかし、この第2の方法においても、1画
素を4×4のマトリクスで構成した場合、17階調の濃
度を表現することができるが、例えば上記第1の方法と
同じドット密度で印刷した場合には解像度が1/4に劣
化してしまい、荒さが目立つため、これも自然画像のプ
リントアウトには不満足なものである。
【0009】そこで、本発明者等は、従来のオンデマン
ド型のプリンタ装置の問題点を原理的に解決するため
に、例えば特開平5−201024号公報及び特開平7
−195682号公報に示されるように、インクと透明
溶媒である希釈液とを所定の混合比で吐出直前に混合し
てインク液とし、このインク液を直ちにノズルより吐出
して記録媒体上に被着させて記録を行う外部混合型のプ
リントヘッドを有するキャリアジェット方式のプリンタ
装置を提案してきた。
【0010】すなわち、このキャリアジェット方式のプ
リンタ装置におけるプリントヘッドでは、吐出媒体用ノ
ズルに隣接して定量媒体用ノズルが配されており、以下
に示すように定量されたインク液を記録媒体上に被着さ
せる。
【0011】先ず、定量媒体用ノズルから定量された量
のインクが溢れ出し、吐出媒体用ノズル及びその周辺に
移動する。次に、吐出媒体用ノズルから希釈液が吐出
し、そのとき、吐出媒体用ノズル及びその周辺に広がっ
ているインクと混合して、所望する濃度とされたインク
液が形成される。そして、このように混合したインク液
の液滴が記録媒体に向かって吐出され、記録媒体上に被
着される。
【0012】なお、以下、このような方式のうち、イン
クを定量媒体とし、希釈液を吐出媒体としたが、上記プ
リンタ装置においては、希釈液を定量媒体とし、インク
を吐出媒体としても何等問題はない。
【0013】このようなキャリアジェット方式のプリン
タ装置においては、インク或いは希釈液の何れかである
定量媒体の量を変化させて、インクと希釈液の混合比率
を変化させることにより吐出される混合溶液の濃度を制
御し、印刷されるドット毎に濃度を変更することが可能
であり、解像度の劣化を発生させることなく中間階調が
豊富な自然画像をプリントアウトすることが可能であ
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たようなキャリアジェット方式のプリンタ装置において
は、定量媒体側や吐出媒体側の圧力発生部、特に定量媒
体側の圧力発生部に印加する駆動信号と、定量媒体や吐
出媒体が定量されて混合されてなるインク液の濃度と
が、簡単な関係、例えば比例関係にならなかった。
【0015】つまり、キャリアジェット方式のプリンタ
装置におけるプリントヘッドでは、印字信号を駆動信号
に変換してこの駆動信号に基づいて定量媒体側の圧力発
生部に駆動電圧を印加する際に、この駆動電圧が小さい
と、特に定量されたインクが定量媒体用ノズルから押し
出されても、単に盛り上がるのみで、吐出媒体用ノズル
の近傍まで達しないことがあった。その結果、吐出媒体
用ノズルから希釈液が吐出する際にインクと混合するこ
とができずに、希釈液のみが記録媒体上に被着されてし
まった。
【0016】このため、キャリアジェット方式のプリン
タ装置においては、印字信号を駆動信号に変換してプリ
ンタヘッドを駆動しても、所望する階調表現が得られな
いという問題があった。
【0017】そこで、本発明は、従来の実情に鑑みて提
案されたものであり、インクと希釈液とが混合されてな
るインク液の濃度を精度良く、所望の濃度に制御するこ
とができ、所望の階調表現を可能とするキャリアジェッ
ト方式のプリンタ装置、プリンタシステム、及びプリン
タ装置の駆動方法を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために完成された本発明に係るプリンタ装置は、印字す
るドットの情報を含む入力信号に対して所定の変換処理
を施して印字に必要な印字信号に変換する変換手段と、
印字信号に基づいてドット印字毎に当該ドットの濃度に
対応させてインクと希釈液を混合してインク液を形成し
当該インク液を記録媒体上に吐出することにより、記録
媒体上にドットを印字するドット印字手段とを備える。
【0019】特に、本発明に係るプリンタ装置では、上
記変換手段が、最も低濃度のドットの情報を含む入力信
号に基づいて印字する際にもドット印字手段が希釈液に
インクを混合するように、入力信号を印字信号に変換す
ることを特徴とするものである。
【0020】以上のように構成された本発明に係るプリ
ンタ装置によれば、最も低濃度のドットの情報を含む入
力信号に基づいて印字する際にも上記ドット印字手段が
希釈液にインクを混合するように、上記入力信号を印字
信号に変換する変換手段が備えられているため、低濃度
の入力信号に基づいて印字する際にも正確な量のインク
を希釈液に混合することができることから、正確な階調
表現が可能となり、ドット印字手段を駆動しても定量さ
れたインクが希釈液と混合しないといった現象を回避す
ることができる。
【0021】また、上述の変換手段は、必ずしもプリン
タ装置内に備えられている必要はなく、本発明に係るプ
リンタシステムのように、プリンタ装置の外部に配され
て、プリンタ装置に接続されていても良い。
【0022】つまり、本発明に係るプリンタシステムに
おいては、印字するドットの情報を含む入力信号に対し
て所定の変換処理を施して印字に必要な印字信号に変換
する変換手段と、上記印字信号に基づいてドット印字毎
に当該ドットの濃度に対応させてインクと希釈液を混合
してインク液を形成し当該インク液を記録媒体上に吐出
することにより、記録媒体上にドットを印字するドット
印字手段を有するプリンタ装置とを備える。
【0023】特に、本発明に係るプリンタシステムにお
ける変換手段は、最も低濃度のドットの情報を含む入力
信号に基づいて印字する際にも上記ドット印字手段が希
釈液にインクを混合するように、入力信号を印字信号に
変換することを特徴とするものである。
【0024】以上のように構成された本発明に係るプリ
ンタシステムによれば、上述の変換処理を行う変換手段
が備えられているため、低濃度の入力信号に基づいて印
字する際にも正確な量のインクを希釈液に混合すること
ができることから、正確な階調表現が可能となり、ドッ
ト印字手段を駆動しても定量されたインクが希釈液と混
合しないといった現象を回避することができる。
【0025】また、本発明に係るプリンタ装置の駆動方
法は、印字するドットの情報を含む入力信号に対して所
定の変換処理を施して印字に必要な印字信号に変換し、
上記印字信号に基づいて、ドット印字毎に当該ドットの
濃度に対応させてインクと希釈液を混合してインク液を
形成し当該インク液を記録媒体上に吐出することによ
り、記録媒体上にドットを印字する方法である。
【0026】特に、本発明に係るプリンタ装置の駆動方
法では、上記所定の変換処理において、最も低濃度のド
ットの情報を含む入力信号に基づいて印字する際にも上
記ドット印字手段が希釈液にインクを混合するように、
入力信号を印字信号に変換することを特徴とするもので
ある。
【0027】以上示したような本発明に係るプリンタ装
置の駆動方法によれば、上述の変換処理を行うため、ド
ット印字手段が駆動しても定量されたインクが希釈液と
混合しないといった現象を回避することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0029】本発明を適用したプリンタ装置は、外部混
合型のプリントヘッドを有するインクジェットプリン
タ、つまりキャリアジェット方式のプリンタ装置(以
下、キャリアジェットプリンタと称する。)である。な
お、以下では、印字するドットの情報を含む入力信号と
して、デジタル信号を例に採り上げるが、アナログ信号
であっても良い。
【0030】始めに、プリンタシステムの全体構成につ
いて説明する。図1は、プリンタシステムの全体構成を
示すブロック図である。
【0031】プリンタシステムは、複数の画像ファイル
10aが格納された画像メモリ10と、R(赤)、G
(緑)、B(青)の色信号をC(シアン)、M(マゼン
タ)、Y(イエロー)、K(黒)のドットの情報を含む
入力信号に変換するホストコンピュータ20と、出力特
性変換回路41、ヘッド駆動回路42及びプリンタヘッ
ド30を用いて上記入力信号に信号処理を施して記録す
るキャリアジェットプリンタ40とから構成される。こ
こで、変換手段の一例として出力特性変換回路41を、
ドット印字手段の一例としてプリンタヘッド30を用い
る。
【0032】ホストコンピュータ20及びキャリアジェ
ットプリンタ40を接続するインターフェースとして
は、転送信号数が多いことから、IEEE Std 1
284(バイ−セントロニクス)やSCSI−2等のパ
ラレルインターフェースを採用する。なお、このホスト
コンピュータ20及びキャリアジェットプリンタ40を
接続するインターフェースとしては、上記のパラレルイ
ンターフェースの他に、RS−232CやRS−422
等のシリアルインターフェースを用いても良い。
【0033】ホストコンピュータ20は、周知のCPU
(Central Processing Unit)、フラッシュメモリ、R
AM(Random Access Memory)等から構成されている。
また、このホストコンピュータ20は、画像メモリ10
から画像ファイル10aを読み込み、後述する種々の信
号処理を行った後、プリンタヘッド30が走査するため
に必要な印字するドットの情報を含む信号を、キャリア
ジェットプリンタ40に対して出力する。そして、キャ
リアジェットプリンタ40は、上記ホストコンピュータ
20から受け取ったドットの情報を含む入力信号に対し
て種々の信号処理を施して、信号処理後の信号に基づい
て記録紙上に印字する。
【0034】ここで、画像メモリ10は、ハードディス
クやCD−ROM等から構成されている。また、キャリ
アジェットプリンタ40の構成については、後述する。
【0035】なお、本発明に係るプリンタシステムとし
ては、図2に示すように、変換手段43がキャリアジェ
トプリンタ40内に備えられているのではなく、変換手
段43がホストコンピュータ20内のソフトウェアによ
って行われるようになされていても好ましい。
【0036】図3は、ホストコンピュータ20の構成を
示すブロック図である。ホストコンピュータ20は、色
分解処理部21と、黒抽出下色除去部22と、色及び階
調修正部23と、シャープネス修正部24と、多値化デ
ィザ処理部25とが、順次接続されて構成されている。
【0037】色分解処理部21では、画像メモリ10か
ら読み込まれた画像ファイル10aのR、G、B信号
を、C、M、Y信号に変換する処理を行う。ここで、上
記R、G、B信号は、8ビットで構成されている。
【0038】黒抽出下色除去部22では、例えばプリン
タヘッド30に黒(K)の記録ヘッドが用意されている
場合、上述したように色分解処理部21にて変換された
C、M、Y信号に対して、このC、M、Y信号から黒
(K)成分を抽出し、新たにC、M、Y、K信号を生成
して出力する。
【0039】色及び階調修正部23では、上述したよう
に黒抽出下色除去部22で生成されたC、M、Y、K信
号に対して、必要に応じて色及び階調修正を行い、修正
処理したC、M、Y、K信号を出力する。
【0040】シャープネス修正部24では、上述したよ
うに色及び階調修正部23で修正されたC、M、Y、K
信号に対して、高域強調、MTF補正、ぼけ補正等の画
像の鮮鋭化処理や、平滑化、地肌の除去等のノイズ除去
処理を行う。
【0041】多値化ディザ処理部25では、上述したよ
うにシャープネス修正部24により処理が施されたC、
M、Y、K信号に対して、キャリアジェットプリンタ4
0の最大ドット階調数では再現できない階調の再現とし
て、例えば多階調誤差拡散法等の多階調ディザ処理を行
い、この多階調ディザ処理後の信号を、印字するドット
の情報を含む信号とする。
【0042】ホストコンピュータ20は、以上示したよ
うな処理を行うことによって得られたドットの情報を含
む信号を、キャリアジェットプリンタ40の実際の印字
動作に同期させてキャリアジェットプリンタ40へ転送
する。
【0043】キャリアジェットプリンタ40では、上述
したようにホストコンピュータ20から入力されたドッ
トの情報を含む入力信号に対して、出力特性変換回路4
1が、この入力信号をより効果的に印字できるように変
換し、印字信号とする。そして、ヘッド駆動回路42
が、出力特性変換回路41によって変換された印字信号
に信号処理を施して駆動信号に変換し、実際にプリンタ
ヘッド30を駆動させる。
【0044】ここで、特に本発明に用いられる出力特性
変換回路41は、プリンタヘッド30の入出力特性、す
なわちプリンタヘッド30への駆動信号とプリンタヘッ
ド30による印字濃度との関係から、印字信号に基づい
た階調表現を最大限効果的に可能とするような信号変換
を行う。この出力特性変換回路41による変換について
の詳細は、後述する。
【0045】ところで、通常のキャリアジェットプリン
タに内蔵されるプリンタヘッド30では、インク液滴が
吐出されるインク吐出機構が図4に示すような構成とさ
れている。
【0046】プリンタヘッド30は、駆動信号に従って
定量されたインクと規定量の希釈液とが混合されたイン
ク液を用いて中間調の印字を行う。
【0047】図4はインク吐出機構全体の構成を示し、
図5は要部の構造を示す。オリフィスプレート301に
は、定量媒体用ノズル302と吐出媒体用ノズル303
とが設けられている。これらのノズル302、303の
後方には、それぞれインク導入孔304、希釈液導入孔
305が連結されている。
【0048】これらの導入孔304、305は、それぞ
れ定量側キャビティ306、吐出側キャビティ307に
通じている。そして、キャビティ306、307の背面
には、振動板308が設けられている。振動板308
は、定量側電歪素子309および吐出側電歪素子310
によって駆動される。
【0049】図6は、定量側電歪素子309および吐出
側電歪素子310に印加される駆動電圧の経時変化を示
すタイミングチャートである。同図(A)は、吐出側電
歪素子310に印加される駆動電圧を示す。また、同図
(B)は、定量側電歪素子309に印加される駆動電圧
を示す。
【0050】図6中a1で示す時点から図中d1で示す時
点までは、希釈液が吐出媒体用ノズル303内に充填さ
れている。特に、図中a1で示す時点から図中b1で示す
時点までの間は、図7に示すように、インク100及び
希釈液101が待機している状態である。
【0051】次に、図中b1で示す時点では、定量側電
歪素子309の駆動電圧を所定値まで上げることによ
り、インク100が、定量媒体用ノズル302から吐出
媒体用ノズル303の開口部に向かって押し出される。
【0052】そして、図中b1で示す時点から図中c1
示す時点までの間に、図8に示すように、定量媒体用ノ
ズル302から押し出されたインク100が、吐出媒体
用ノズル303の開口部に滞留して、吐出媒体用ノズル
303の開口部上の希釈液と混じり合う。
【0053】また、図中c1で示す時点では、インク1
00が希釈液101と接触して混じり合っている部分を
残存させるように、インク導入孔304内に引き込まれ
ていく。
【0054】続いて、この図中c1で示す時点から図中
2で示す時点まで、定量側キャビティ306からイン
ク100がインク導入孔304に再充填され始める。
【0055】また、図中d1で示す時点では、吐出側電
歪素子310の駆動電圧を所定値まで上げることによ
り、図9に示すように、吐出媒体用ノズル303の開口
部上で混じり合ったインク100と希釈液101とが、
吐出媒体ノズル303より押し出される。
【0056】そして、このように押し出されたインク1
00と希釈液101との混合液がインク液滴312とな
って、記録媒体上に向けて吐出され被着される。
【0057】また、図中d1で示す時点から図中eで示
す時点まで、吐出側電歪素子310に印加する駆動電圧
値が保持され、図中eで示す時点では、希釈液101が
希釈液導入孔305内に引き込まれる。さらに、図中e
で示す時点から図中a2で示す時点まで、吐出側キャビ
ティ307から希釈液101が希釈液導入孔305に再
充填される。
【0058】なお、希釈液101が吐出されてから次に
吐出されるまでの間、つまり図中d1で示す時点から図
中d2で示す時点までの間は、例えば1msec間隔で
行われる。特に、図中d1で示す時点では、吐出側電歪
素子310に、例えば9Vの駆動電圧が印加され、印加
された電圧による吐出側電歪素子310の機械的変位に
よって希釈液が吐出されるようになっている。
【0059】一方、インク100が押し出される時、つ
まり図中b1で示す時では、例えば定量側電歪素子30
9に7Vの駆動電圧が印加されるが、この電圧による定
量側電歪素子309の変位ではインクの吐出は起こら
ず、図8に示すように、定量媒体用ノズル302から吐
出媒体用ノズル303の開口部に向けて押し出されるだ
けである。
【0060】以上示したようなタイミングチャートに沿
って、インク100と希釈液101とが吐出直前に混合
されてインク液となり、このインク液からなるインク液
滴312が吐出媒体用ノズル303から記録媒体上に吐
出されて被着されることになる。
【0061】特に、図中b1で示す時点から図中c1で示
す時点までの時間と、駆動電圧値とを制御することによ
って、押し出されるインクの量を調節することができ、
吐出されるインク液滴312のインク濃度を任意に制御
することができる。すなわち、駆動信号に応じて、例え
ば図中b1で示す時点から図中c1で示す時点まで時間を
150μsecとし、図中b1で示す時点で駆動電圧を
7Vとし、図中b2で示す時点で駆動電圧を3Vとする
と、図中b1で示す時点でのインク液の濃度と、図中b2
で示す時点でのインク液の濃度とが異なる。このように
して、所望の中間調を印字することができる。
【0062】次に、通常用いられているキャリアジェッ
ト方式のプリンタ装置を実際に駆動した際における、定
量側電歪素子309に印加する駆動電圧、つまり定量側
駆動電圧と、インク液滴312が被着された記録媒体上
での平均反射濃度との関係について説明する。ここで、
定量側駆動電圧と平均反射濃度との関係を求めるため、
以下に示すような測定を行い、その結果を表1に示し
た。
【0063】測定方法としては、表1に示すように、0
〜255に及ぶ入力信号を0、15、31等のように1
6毎に区分し、入力信号サンプル1、2、3等と順次対
応させ、最終的に入力信号サンプル1〜17とした。そ
して、定量側駆動電圧の電圧値としては、定量側駆動電
圧と記録媒体上での平均反射濃度との関係が最も良く示
されるような値を実験を繰り返して求め、この値を用い
た。そして、実際にこの定量側駆動電圧値における、記
録媒体上での平均反射濃度を測定した。
【0064】
【表1】
【0065】また、図10に、この表1の定量側駆動電
圧を横軸に、平均反射濃度を縦軸にプロットした関係図
を示す。さらに、図11では、表1の入力信号を横軸
に、平均反射濃度を縦軸にプロットした関係図を示して
いる。
【0066】表1、図10及び図11から明らかなよう
に、入力信号サンプル1が、その他の入力信号サンプル
の示す平均反射濃度の曲線上に位置していないことがわ
かる。つまり、インクの定量が、定量側駆動電圧の0V
の所から始まるのではなく、ある必要最低限の電圧値を
越えて始めて、定量混合動作、つまり定量媒体用ノズル
からインクが押し出されて希釈液と混合する動作が開始
することが判明した。
【0067】この現象は、定量媒体用ノズル302から
押し出されたインクが少量である場合に、このインクが
吐出媒体用ノズル303の開口部近傍まで達することが
できず、その結果吐出媒体用ノズル303からの希釈液
が吐出する際に、インクが希釈液と接触混合せずに、希
釈液だけ吐出され、インク液が吐出しなかったものと考
えられる。
【0068】したがって、このようにインク液が吐出せ
ず、希釈液だけが吐出してしまうような現象が生じる
と、微妙な色調の変化を正確に再現することが困難であ
る。例えば、定量側駆動電圧が微少な領域図10中のα
領域、つまり入力信号が0〜15の範囲内に属する領域
である場合、定量側駆動電圧を印加しても、インクが希
釈液と接触混合しないため、インク液が吐出されず、記
録媒体上に印字できないといえる。なお、図10で定量
側駆動電圧が0Vの時や、図11で入力データが0の時
に、反射濃度が0となっていないのは、記録媒体自体の
反射濃度が測定されているためである。
【0069】そこで、以上述べたような通常のキャリア
ジェットプリンタに見られた現象を回避するため、本発
明を適用したキャリアジェット方式のプリンタ装置40
では、出力特性変換回路41を設けることによって、こ
の出力特性変換回路41が、定量側駆動電圧を最大限有
効に利用することができるように、外部から入力された
ドットの情報を含む入力信号を変換し、正確な中間調表
現を可能とするものである。
【0070】すなわち、本発明に用いられる出力特性変
換回路41は、最も低濃度のドットの情報を含む入力信
号に基づいて印字する際にも上記プリンタヘッド30が
希釈液101にインク100を混合するように、入力さ
れたドット情報を含む入力信号を印字信号に変換するも
のである。
【0071】このような出力特性変換回路41を用いる
ことによって、最も低濃度のドットの情報を含む入力信
号に基付いて印字する際にも、プリンタヘッド30が希
釈液101にインク100を混合することができ、所望
する濃度が低濃度な際にインク100が希釈液101と
混合せずインク液が吐出されずに希釈液101のみが吐
出されてしまうといった従来の現象を回避することがで
きる。
【0072】以下に、この出力特性変換回路41による
変換について、定量側の電圧に着目して詳細を説明す
る。
【0073】具体的には、外部からキャリアジェットプ
リンタ40に入力された上記入力信号を、記録媒体上の
印字に寄与しない範囲の電圧、つまり図10中β以下の
駆動電圧を用いずに、印字に直接寄与する必要最低限の
電圧β以上の駆動電圧に対応して出力される印字信号に
変換するものである。
【0074】このことは、表1の入力信号を横軸に、定
量側駆動電圧を縦軸にとった図12を用いて以下のよう
に説明することもできる。従来のプリントヘッドが示す
線δでは、駆動電圧が0〜βの範囲において、入力信号
と定量側駆動電圧とが直線の関係でなかった。
【0075】一方、本発明に使用される出力特性変換回
路41では、入力信号を必要最低限の電圧β以上の駆動
電圧に対応する印字信号に変換する。したがって、出力
特性変換回路41による変換によって、従来のプリント
ヘッドが示す折れ線δから、直線εに変換されることに
なる。
【0076】その結果、定量側駆動電圧を有効に最大限
利用することができ、しかもこの直線関係から所望の階
調を定量側駆動電圧により制御しやすくなるため、中間
調の表現がより精度良く可能となる。
【0077】さらに、上述のことは、上記入力信号と変
換後の印字信号との関係に着目して、以下に示す図13
に基づいて説明することもできる。
【0078】上記出力特性変換回路41による変換は、
外部から入力される印字するドットの情報を含む上記の
入力信号と変換後の印字信号との相関、及びこれらの信
号と定量側駆動電圧との相関が、図13に示すようにな
されている。
【0079】例えば、図13に示すように、外部から入
力される上記入力信号が、0〜255にわたる256階
調の場合、必要最低限の電圧βで出力する印字信号が0
〜255の内の10であるとき、この入力信号の0〜2
55の内の10以下の部分を、印字信号0〜255の内
の10以上の印字信号に変換する。そして、これに伴っ
て、その他の入力信号も印字信号0〜255の内の10
〜255の範囲内の信号に変換されることになる。ここ
で、変換される印字信号は、必ずしも上述の範囲内で等
分されるとは限らない。図13は、多調階ディザを使用
していない場合である。
【0080】なお、ここで、通常のキャリアジェット方
式のプリンタ装置に見られたインクが定量側駆動電圧の
0Vの所から押し出されないという現象の要因は、定量
媒体用ノズル302の形状、オリフィスプレート301
に対する定量媒体用ノズル302の角度、吐出媒体用ノ
ズル303の形状、定量媒体用ノズル302と吐出媒体
用ノズル303との距離、定量媒体用ノズル302と吐
出媒体用ノズル303との間のオリフィスプレート30
1の表面性、インク及び希釈液の粘性や表面張力や混合
しやすさ等の物性、インクを押し出す際のタイミング、
希釈液を吐出する際のタイミング等である。そのため、
変換手段による変換の仕方は、前もって実験やシミュレ
ーションを行って決定しておく。
【0081】つぎに、上述したようなプリンタヘッド3
0を有するキャリアジェットプリンタ40の制御系の構
成について説明する。図14は、キャリアジェットプリ
ンタ40における制御系の構成を示すブロック図であ
る。
【0082】キャリアジェットプリンタ40の制御系
は、システムバス2に接続されるデータ入力インターフ
ェース1と、CPU3、ROM(Read Only Memory)4
及びRAM5からなりホストコンピュータ20からの入
力信号が入力される出力特性変換回路41と、温度セン
サ16とシステムバス2とを接続するセンサインターフ
ェース17と、出力特性変換回路41から印字信号が供
給されるヘッド駆動回路42と、ヘッド駆動回路42か
らの駆動信号に基づいて駆動電圧が印加される電歪素子
309、310とを有するプリンタヘッド30とを備え
る。
【0083】また、ヘッド駆動回路42には、ヘッド位
置センサ15と、紙送りモータ及びヘッド送りモータ1
4とが接続されている。
【0084】ここで、ヘッド駆動回路42は、プリント
情報処理部21、D/A変換部6、タイミング制御部
9、モータ制御部12、モータドライブ部13、ドライ
ブ部7、10を備える。ドライブ部7には定量側電歪素
子309が接続され、ドライブ10には吐出側電歪素子
310が接続されている。
【0085】また、プリンタヘッド30には、定量側電
歪素子309、吐出側電歪素子310が設けられてい
る。
【0086】データ入力インターフェース1は、ホスト
コンピュータ20とCPU3を含む出力特性変換回路4
1とを接続している。このデータ入力インターフェース
1は、ホストコンピュータ20からの印字するドットの
情報を含む入力信号や制御信号をシステムバス2に供給
する。データ入力インターフェース1としては、バイ−
セントロニクス、SCSI−2等のパラレルインターフ
ェースや、RS−232C、RS−422等のシリアル
インターフェースが用いられる。
【0087】出力特性変換回路41内に備えられるCP
U3は、上記のデータ入力インターフェース1を介して
ホストコンピュータ20から送られる上記入力信号を、
システムバス2を通じてヘッド駆動回路42に供給す
る。このとき、CPU3は、後述するように、出力特性
変換回路41内のROMまたはRAMに備えられた変換
テーブルを参照することにより、入力信号を印字信号に
変換して、この印字信号をヘッド駆動回路42に供給す
る。
【0088】また、CPU3は、ROM4に記録された
制御プログラムに基づいて、プリント制御信号をタイミ
ング制御部9に供給し、さらにモータ駆動制御信号をモ
ータ制御部12に供給する。このようにして、CPU3
は、プリント処理に従って1走査毎にプリンタヘッド3
0の各ノズル302、303を駆動する際、キャリアジ
ェットプリンタ40の各ノズルのライン単位の混合及び
吐出の両動作を制御する。
【0089】ROM4は、CPU3の処理動作に必要な
制御プログラムやデータを記録している。なお、後述す
るように、このROM4に、入力信号と印字信号との関
係を示す変換テーブルが記録されていても良い。
【0090】RAM5は、ROM4から読み出された信
号を一時的に記録する領域を有しており、書換可能とさ
れている。なお、後述するように、このRAM5に、入
力信号と印字信号との関係を示す変換テーブルが記録さ
れていても良い。
【0091】プリント情報処理部21は、システムバス
2を介して出力特性変換回路41と接続されている。ま
た、プリント情報処理部21は、D/A変換部6とも接
続されている。このプリント情報処理部21では、出力
特性変換回路41によって変換された印字信号が入力さ
れ、この印字信号に信号処理を施してその印字信号をD
/A変換部6に供給する。
【0092】D/A変換部6は、出力特性変換回路41
からの印字信号が入力されるプリント情報処理部21と
接続している。また、D/A変換部6は、ドライブ部7
及びタイミング制御部9と接続している。このD/A変
換部6は、プリント情報処理部21からの印字信号をア
ナログ信号に変換してドライブ部7に供給する。
【0093】ドライブ部7は、D/A変換部6及び定量
側電歪素子309と接続されている。このドライブ部7
は、D/A変換部6にて変換されたアナログ信号が入力
される。そして、ドライブ部7がこのアナログ信号に信
号処理を施して、駆動信号を定量側電歪素子309に供
給する。
【0094】プリントヘッド30内の定量側電歪素子3
09には、この駆動信号が入力され、この駆動信号に基
づいてインクを定量する。
【0095】タイミング制御部9は、ヘッド位置センサ
15、モータ制御部12、D/A変換部6及びドライブ
部10が接続されている。このタイミング制御部9に
は、ヘッド位置センサ15からの位置検出信号と、出力
特性変換回路41内のCPU3から出力されたプリント
制御信号が入力される。このとき、タイミング制御部9
は、上記位置検出信号からプリンタヘッド30の位置を
検出する。
【0096】そして、タイミング制御部9は、モータ駆
動トリガ信号をモータ制御部12に供給し、D/A変換
トリガ信号をD/A変換部6に供給し、タイミング信号
をドライブ部10に供給する。
【0097】ドライブ部10は、吐出側電歪素子310
に接続されており、タイミング信号に信号処理を施して
駆動信号を吐出側電歪素子310に供給する。
【0098】プリントヘッド30内の吐出側電歪素子3
10には、この駆動信号が入力され、この駆動信号に基
づいて希釈液を吐出する。
【0099】モータ制御部12は、システムバス2を介
してCPU3と接続しており、またタイミング制御部9
やモータドライブ部13にも接続している。このモータ
制御部12は、システムバス2を通じてCPU3からモ
ータ駆動制御信号を受け、さらにタイミング制御部9か
らモータ駆動トリガ信号を受けると、モータ駆動信号を
モータドライブ部13に供給する。
【0100】モータドライブ部13には、紙送り及びヘ
ッド送りモータ14が接続されており紙送り及びヘッド
送りモータ14を駆動する。
【0101】センサインターフェース17には、プリン
タヘッド30のノズルの近傍に設けられた温度センサ1
6が接続されている。
【0102】なお、図14のヘッド駆動回路42には、
説明を簡単にするために1つのノズルを駆動する構成し
か示されていないが、実際にはノズル数に応じた数のD
/A変換部6、ドライブ部7、10、定量側電歪素子3
09及び吐出側電歪素子310が設けられている。
【0103】定量側電歪素子309、吐出側電歪素子3
10は、ドライブ部7、10から出力された駆動信号に
基づいて駆動電圧が印加されて駆動し、駆動信号に応じ
たインクを定量し、所定量の希釈液を吐出する。
【0104】紙送り及びヘッド送りモータ14は、CP
U3からのモータ駆動制御信号がモータ制御部12及び
モータドライブ部13を介して出力されたモータ駆動信
号に基づいて駆動する。
【0105】以上のような構造のキャリアジェットプリ
ンタ40の制御系では、以下に示すように信号が読みと
られ、信号処理が施される。先ず、印字に直接関わる信
号としては、データ入力インターフェース1を介してホ
ストコンピュータ20から入力されたドットの情報を含
む入力信号が出力特性変換回路41により印字信号に変
換されて、ヘッド駆動回路42に供給される。
【0106】次に、ヘッド駆動回路42に入力された印
字信号は、プリント情報処理部21に入力され信号処理
が施された後、プリント情報処理部21から出力されて
D/A変換部6に供給される。
【0107】次に、D/A変換部6に入力された印字信
号と、CPU3からのプリント制御信号がタイミング制
御部9により信号処理されてなるD/A変換トリガ信号
とが、このD/A変換部6によりアナログ信号に変換さ
れ、ドライブ部7に供給される。 最後に、このアナロ
グ信号は、ドライブ部7によって信号処理が施されて駆
動信号とされ、定量側電歪素子309に供給される。
【0108】このようにして、定量側電歪素子309に
入力された駆動信号に基づいて、駆動電圧が定量側電歪
素子309に印加されて、インクの定量が行われる。
【0109】一方、タイミング制御部9からのタイミン
グ信号が、ドライブ部10に供給され、このドライブ部
10により信号処理が施されて駆動信号とされて、吐出
側電歪素子310に出力される。
【0110】このようにして、吐出側電歪素子310に
入力された駆動信号に基づいて、駆動電圧が吐出側電歪
素子310に印加されて、希釈液の吐出が行われる。
【0111】さらに、紙送り及びヘッド送りモータ14
に関わる信号としては、ヘッド位置センサ15から入力
された位置検出信号がタイミング制御部9に供給され
る。そして、このタイミング制御部9からモータ駆動ト
リガ信号がモータ制御部12に供給される。
【0112】また、CPU3から入力されたモータ駆動
制御信号も、モータ制御部12に供給される。次に、こ
のモータ制御部12からモータ駆動信号が、モータドラ
イブ部13に供給され、更に、紙送り及びヘッド送りモ
ータ14に供給される。
【0113】このようにして、モータドライブ部13に
入力されたモータ駆動信号に基づいて、紙送り及びヘッ
ド送りモータ14が駆動する。
【0114】以上のような構造の制御系を有するキャリ
アジェットプリンタ40に備えられた変換手段は、詳し
くは、以下に示すように構成されており、また以下に示
すような変換処理を行う。
【0115】本発明に使用される出力特性変換回路41
は、図15に示すように、CPU3と、ROM54とを
備える。この出力特性変換回路41による変換方法とし
ては、先ず、キャリアプリンタ40内のROM54に、
図13に示すような出力特性に応じて変換する変換テー
ブルを予め入力しておく。
【0116】CPU3は、ホストコンピュータ20から
入力された印字に関する入力信号を、ROM54中の変
換テーブルを参照することにより、印字信号に変換し
て、ヘッド駆動回路42に供給する。ここで、ROM5
4は、ROM4の一部を流用しても良い。
【0117】なお、出力特性変換回路61としては、キ
ャリアジェットプリンタ40内に設けられ、図16に示
すように、CPU3と、RAM55とから構成されるも
のであっても良い。
【0118】この出力特性変換回路61による変換方法
としては、先ず、キャリアプリンタ40内のRAM55
に、図13に示すような出力特性に応じて変換する変換
テーブルを予め入力しておく。
【0119】CPU3は、ホストコンピュータ20から
入力された印字するドットの情報を含む入力信号を、R
AM55中の変換テーブルを参照することにより、印字
信号に変換して、ヘッド駆動回路42に供給する。ここ
で、RAM55は、RAM5の一部を流用しても良い。
【0120】このとき、RAM55内の変換テーブル
は、プリンタヘッド30及びキャリアジェトプリンタ4
0の周辺の温度や湿度等の環境条件、更には、高画質モ
ードやドラフトモードの選択や記録紙の種類などの印字
モードの条件等に応じて、制御すると好ましい。
【0121】また、出力特性変換回路71は、キャリア
ジェットプリンタ40内に設けられ、図17に示すよう
に、CPU3と、ロジック回路56とから構成されるも
のであっても良い。この出力特性変換回路71による変
換は、上述の図15及び図16のような変換テーブルを
参照することにより変換するのではなく、ロジック素子
等を組み合わせたロジック回路56により行われるもの
である。
【0122】この出力特性変換回路71による変換方法
としては、ホストコンピュータ20からCPU3を介し
て入力された入力信号がロジック回路56に入力した時
に、このロジック回路56が、上記入力信号を印字信号
に変換する方法である。そして、このようにして得られ
た印字信号は、ヘッド駆動回路42に供給される。
【0123】特に、このような変換方法は、プログラマ
ブル・ロジック・アレイ(PLA)や、ゲートアレイ・
スタンダードセルのような専用集積回路の中に組み込む
ことで容易に実現することができる。なお、ロジック回
路56内に複数パターンの変換方法を用意しておき、C
PU3が、コントロール信号によりそれらの中から印字
条件等に適した方法を選択するようにしてもよい。
【0124】ここで、上述のロジック回路56は、図1
8に示すように、システムバス2とヘッド駆動回路42
との中継位置に配されていると良い。
【0125】なお、出力特性変換回路81としては、キ
ャリアジェットプリンタ40内に設けられ、図19に示
すように、CPU3と、D/A変換部6と、アナログ変
換回路57とから構成されるものであっても良い。この
出力特性変換回路81は、上述の図15及び図16のよ
うな変換テーブルを用いた構成とするのではなく、図1
9に示すように、非線形変換機能を有するアナログ変換
回路57を設けたものである。
【0126】この出力特性変換回路81による変換方法
としては、先ず、ホストコンピュータ20からCPU3
を介して入力された入力信号が、D/A変換部6に入力
されて、デジタル信号からアナログ信号に変換される。
そして、このアナログ信号が、アナログ変換回路57に
より、上述した出力特性に変換されて、印字信号として
出力される。そして、この印字信号が、ヘッド駆動回路
42に供給されて、最終的に出力される。
【0127】なお、アナログ変換回路57内に複数パタ
ーンの変換方法を用意しておき、CPU3が、コントロ
ール信号によりそれらの中から印字条件等に適した方法
を選択するようにしてもよい。
【0128】ここで、出力特性の変換処理を行うアナロ
グ変換回路57は、図20に示すように、ヘッド駆動回
路42内のD/A変換部6とドライブ部7との中継位置
に配されていると良い。
【0129】さらに、出力特性変換回路としては、上述
の図15、図16、図17及び図19に示したように、
出力特性変換回路をキャリアジェットプリンタ40内に
配したものではなく、図2に示したように、ホストコン
ピュータ20内に配してホストコンピュータ20内のソ
フトウェアによって実行するものであっても良い。
【0130】すなわち、出力特性変換回路は、プリンタ
ドライバ内の処理に上述の変換処理を加えて、変換され
た信号を、キャリアジェットプリンタ40内に転送する
ものである。この出力特性変換回路による変換方法によ
れば、キャリアジェットプリンタ40内に回路が増える
ことがないので、コストの削減を図ることができる。こ
こで、プリンタドライバ内での出力特性変換処理では、
変換テーブルによる手法や計算による手法を用いること
ができる。
【0131】なお、プリンタドライバ内に複数の変換手
段を備えることによって、印字する画像条件に適するよ
うな変換手段の選択を行っても良い。また、このような
選択ではなく、プリンタの設定画面上で、使用者が自由
に選択できるようにしても良い。
【0132】また、ホストコンピュータ20とキャリア
ジェットプリンタ40とのインターフェースが、バイ−
セントロニクスのような双方向通信が可能な方式を用い
た場合には、印字する時の環境温度等のキャリアジェッ
トプリンタ40の条件を、キャリアジェットプリンタ4
0からホストコンピュータ20に転送して、その情報を
基に、プリンタドライバが、複数の変換手段のうち最適
な出力特性変換回路41を選択するようにしても良い。
【0133】なお、出力特性変換回路41による変換方
法は、キャリアジェット方式のプリンタ装置及びプリン
タヘッド30の開発段階において決定されるが、プリン
タ装置の使用者が、プリンタドライバのバージョンアッ
プにより最適な方法を更新することも可能である。
【0134】また、交換可能なプリンタヘッド30また
はインクタンクを使用している場合には、新しいプリン
タヘッドまたはインクタンクに、出力特性変換回路41
が付加されており、これにより最適な方法を更新するこ
とができる。
【0135】以上述べてきたようなキャリアジェットプ
リンタ40の最大ドット階調数では限界があり再現でき
ない階調がある場合、上述の出力特性変換回路41に加
えて、1画素のデータ値にディザを加えて、複数の一定
の閾値で多値化して階調を再現するディザ法を用いた多
階調ディザ制御手段により、安定した多階調出力を可能
とすることができる。
【0136】すなわち、例えばキャリアジェットプリン
タ40の安定出力段数が4、6、8、16段階程度の場
合で、画像データがそれ以上の階調数あった場合は、多
階調ディザ法を併用することで、再現することができ
る。
【0137】図21は、本発明における多階調ディザ法
の説明図である。具体的には、多階調誤差拡散法を用い
たもので以下説明する。
【0138】図21におけるある注目ラインの画素Gに
ついて、本来印字したい入力レベルXと実際に印字する
際の取り得るレベルX’との関係は、以下の式(1)に
示す通りである。
【0139】y=X−X’ ・・・(1) すなわち、上記入力レベルXは、入力画像データそのも
のであり256階調以上あるのに対して、実際に印字す
る際の取り得るレベルX’は通常4、6、8、16段階
等の数種類しかない。従って、入力レベルXと実際のレ
ベルX’との間には、誤差yが存在する。なお、画素G
の誤差yを、画素Gの周囲の画素に分配して加算する場
合、このとき分配される周囲の画素及びその比率は様々
な状態を取りうるものである。図21は、分配率の一例
を示していて、注目画素Gの周囲の位置に応じて7/1
6、3/16、5/16、1/16などと分配した例で
ある。
【0140】本発明を適用したキャリアジェット方式の
プリンタ装置40にこの多階調ディザ制御手段を併用す
る場合は、出力特性変換回路41の前段に多階調ディザ
制御手段を組み込むと良い。
【0141】例えば、プリンタドライバ内にこの多階調
ディザ制御手段を組み込み、ディザ処理した後のデータ
を、プリンタドライバ内の変換手段、又はプリンタ装置
内の変換手段によって変換し、さらにそれによってプリ
ントヘッド30を駆動することで、最適な階調表現を実
現することができる。
【0142】つぎに、キャリアジェットプリンタ40の
構成について説明する。図22は、キャリアジェットプ
リンタ40のプリンタヘッド機構を示す斜視図である。
記録紙210は、プラテン211の周面に巻き付けられ
て移送されると共に、このプラテン211は紙送りモー
タ212によってプーリ213、214、ベルト215
を介して回転駆動される。
【0143】プリンタヘッド30は、ヘッド送り機構2
17を介してプラテン211の周面に平行に設けられた
送りネジ218に取り付けられており、ヘッド送り機構
217によってプラテン211の周面に平行に移動す
る。ヘッド送り機構217には、舌片201が設けら
れ、舌片201がヘッド送り機構217の移動経路に設
けられたヘッド位置センサ15によって検出され、プリ
ンタヘッド30の操作位置が検出されるようにされてい
る。
【0144】また、プリンタヘッド30は、インク10
0と希釈液101とを混合させて吐出するものである。
この記録ヘッド216は、図4に示したような定量媒体
用ノズル302、吐出媒体用ノズル303、インク導入
孔304、希釈液導入孔305、定量側キャビティ30
6、吐出側キャビティ307、定量側電歪素子309及
び吐出側電歪素子310を備えている。
【0145】ホストコンピュータ20から入力信号がキ
ャリアジェットプリンタ40に供給されると、上述した
出力特性変換回路41を介してヘッド駆動回路42から
駆動信号が、プリンタヘッド30に供給される。そし
て、これらの駆動信号がプリンタヘッド30、ヘッド送
り機構217、紙送りモータ212に供給され、駆動信
号に応じたプリント動作、記録紙210の移送及びプリ
ンタヘッド30の走査が行われる。
【0146】本発明に適用されるプリンタヘッド30
は、単一の記録ヘッドもしくは複数の記録ヘッドを有す
る。
【0147】図23は、プリンタヘッド30に配設され
た各記録ヘッドの構成を示す説明図である。記録ヘッド
31〜34では、各記録ヘッドの筐体に16個のノズル
が設けられている。各ノズルには電歪素子309、31
0が設けられ、インク液滴312の吐出が行われる。
【0148】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
るプリンタ装置によれば、最も低濃度のドットの情報を
含む入力信号に基づいて印字する際にも上記ドット印字
手段が希釈液にインクを混合するように、上記入力信号
を印字信号に変換する変換手段が備えられているため、
低濃度の入力信号に基づいて印字する際にも正確な量の
インクを希釈液に混合することができることから、正確
な階調表現が可能となり、ドット印字手段を駆動しても
定量されたインクが希釈液と混合しないといった現象を
回避することができる。したがって、本発明に係るプリ
ンタ装置によれば、所望の階調表現が実現され、高品位
な濃度階調性が実現される。
【0149】また、上述の出力特性変換手段は、必ずし
もプリンタ装置に備えられている必要はなく、本発明に
係るプリンタシステムのように、プリンタ装置の外部に
配され、プリンタ装置に接続されていても良い。
【0150】以上のように構成された本発明に係るプリ
ンタシステムによれば、上述の変換処理を行う変換手段
が備えられているため、ドットを印字する際に正確な濃
度のインク液を吐出することができ、ドット印字手段を
駆動しても定量されたインクが希釈液と混合しないとい
った現象を回避することができる。したがって、本発明
に係るプリンタシステムによれば、所望の階調表現が実
現され、高品位な濃度階調性が実現される。
【0151】また、本発明に係るプリンタ装置の駆動方
法によれば、上述の変換処理を行うため、ドット印字手
段が駆動しても定量されたインクが希釈液と混合しない
といった現象を回避することができる。したがって、本
発明に係るプリンタ装置の制御方法によれば、所望の階
調表現が実現され、高品位な濃度階調性が実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したプリンタ装置を備えるプリン
タシステムの一例を示すブロック図である。
【図2】本発明を適用したプリンタシステムの一例を示
すブロック図である。
【図3】本発明を適用したプリンタ装置におけるホスト
コンピュータによって実行される信号処理を示すブロッ
ク図である。
【図4】本発明を適用したプリンタ装置のプリンタヘッ
ドにおけるノズル吐出機構全体の構造を示す模式図であ
る。
【図5】本発明を適用したプリンタ装置のプリンタヘッ
ドにおけるノズル吐出機構の要部の構造を示す模式図で
ある。
【図6】本発明を適用したプリンタ装置のプリンタヘッ
ドにおける駆動電圧の印加タイミングチャートを示すチ
ャートである。
【図7】インク及び希釈液が共に待機状態である様子を
示す模式図である。
【図8】インクが希釈液と接触する様子を示す模式図で
ある。
【図9】インクと希釈液とが混合してなるインク液が、
吐出媒体用ノズルから吐出される様子を示す模式図であ
る。
【図10】定量側駆動電圧と記録媒体上の反射濃度との
関係を示す図である。
【図11】入力信号と記録媒体上の反射濃度との関係を
示す図である。
【図12】入力信号と定量側駆動電圧との関係を示す図
である。
【図13】多階調ディザを使用していない場合の出力変
換手段による変換において、入力データと変換後のデー
タと定量側駆動電圧との関係を模式的に説明する図であ
る。
【図14】キャリアジェットプリンタにおける制御系の
構成の一例を示すブロック図である。
【図15】本発明に使用される出力特性変換回路の構成
の一例を示す模式図である。
【図16】本発明に使用される出力特性変換回路の構成
の他の一例を示す模式図である。
【図17】本発明に使用される出力特性変換回路の構成
の他の一例を示す模式図である。
【図18】図17に示す出力特性変換回路を有するキャ
リアジェットプリンタにおける制御系の構成の一例を示
すブロック図である。
【図19】本発明に使用される出力特性変換回路の構成
の他の一例を示す模式図である。
【図20】図19に示す出力特性変換回路を有するキャ
リアジェットプリンタにおける制御系の構成の一例を示
すブロック図である。
【図21】多階調ディザ法を説明する模式図である。
【図22】本発明に使用されるキャリアジェットプリン
タの一例の構成を示す図である。
【図23】本発明に使用されるプリンタヘッド30に配
設された記録ヘッドの構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 画像メモリ、20 ホストコンピュータ、30
プリンタヘッド、40キャリアジェットプリンタ、41
出力特性変換回路、42 ヘッド駆動回路

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字するドットの情報を含む入力信号に
    対して所定の変換処理を施して、印字に必要な印字信号
    に変換する変換手段と、 上記印字信号に基づいて、ドット印字毎に当該ドットの
    濃度に対応させてインクと希釈液を混合してインク液を
    形成し当該インク液を記録媒体上に吐出することによ
    り、記録媒体上にドットを印字するドット印字手段とを
    備え、 上記変換手段は、最も低濃度のドットの情報を含む入力
    信号に基づいて印字する際にも上記ドット印字手段が希
    釈液にインクを混合するように、入力信号を印字信号に
    変換することを特徴とするプリンタ装置。
  2. 【請求項2】 上記変換手段は、入力信号と印字信号の
    関係を示す変換テーブルを備え、上記所定の変換処理を
    行う際に、上記変換テーブルを参照して入力信号を印字
    信号に変換することを特徴とする請求項1記載のプリン
    タ装置。
  3. 【請求項3】 上記入力信号はデジタル信号であり、 上記変換手段は、ロジック回路によって上記所定の変換
    処理を行うことにより、入力信号を印字信号に変換する
    ことを特徴とする請求項1記載のプリンタ装置。
  4. 【請求項4】 上記入力信号はデジタル信号であり、 上記変換手段は、入力信号をアナログ信号に変換して出
    力するデジタルアナログ変換手段と、上記デジタルアナ
    ログ変換手段から出力されたアナログ信号に対して上記
    所定の変換処理を施して上記印字信号とするアナログ変
    換手段とを備えることを特徴とする請求項1記載のプリ
    ンタ装置。
  5. 【請求項5】 上記変換手段は、入力信号に対して多階
    調ディザ処理を施す多階調ディザ手段を備えることを特
    徴とする請求項1記載のプリンタ装置。
  6. 【請求項6】 印字するドットの情報を含む入力信号に
    対して所定の変換処理を施して、印字に必要な印字信号
    に変換する変換手段と、 上記印字信号に基づいて、ドット印字毎に当該ドットの
    濃度に対応させてインクと希釈液を混合してインク液を
    形成し当該インク液を記録媒体上に吐出することによ
    り、記録媒体上にドットを印字するドット印字手段を有
    するプリンタ装置とを備え、 上記変換手段は、最も低濃度のドットの情報を含む入力
    信号に基づいて印字する際にも上記ドット印字手段が希
    釈液にインクを混合するように、入力信号を印字信号に
    変換することを特徴とするプリンタシステム。
  7. 【請求項7】 上記変換手段は、入力信号と印字信号の
    関係を示す変換テーブルを備え、上記所定の変換処理を
    行う際に、上記変換テーブルを参照して入力信号を印字
    信号に変換することを特徴とする請求項6記載のプリン
    タシステム。
  8. 【請求項8】 上記入力信号はデジタル信号であり、 上記変換手段は、ロジック回路によって上記所定の変換
    処理を行うことにより、入力信号を印字信号に変換する
    ことを特徴とする請求項6記載のプリンタシステム。
  9. 【請求項9】 上記入力信号はデジタル信号であり、 上記変換手段は、入力信号をアナログ信号に変換して出
    力するデジタルアナログ変換手段と、上記デジタルアナ
    ログ変換手段から出力されたアナログ信号に対して上記
    所定の変換処理を施して上記印字信号とするアナログ変
    換手段とを備えることを特徴とする請求項6記載のプリ
    ンタシステム。
  10. 【請求項10】 上記変換手段は、入力信号に対して多
    階調ディザ処理を施す多階調ディザ手段を備えることを
    特徴とする請求項6記載のプリンタシステム。
  11. 【請求項11】 印字するドットの情報を含む入力信号
    に対して所定の変換処理を施して、印字に必要な印字信
    号に変換し、 上記印字信号に基づいて、ドット印字毎に当該ドットの
    濃度に対応させてインクと希釈液を混合してインク液を
    形成し当該インク液を記録媒体上に吐出することによ
    り、記録媒体上にドットを印字し、 上記所定の変換処理では、最も低濃度のドットの情報を
    含む入力信号に基づいて印字する際にも上記ドット印字
    手段が希釈液にインクを混合するように、入力信号を印
    字信号に変換することを特徴とするプリンタ装置の駆動
    方法。
  12. 【請求項12】 上記所定の変換処理では、入力信号と
    印字信号の関係を示す変換テーブルを参照して入力信号
    を印字信号に変換することを特徴とする請求項11記載
    のプリンタ装置の駆動方法。
  13. 【請求項13】 上記入力信号はデジタル信号であり、 上記所定の変換処理では、ロジック回路によって入力信
    号を印字信号に変換することを特徴とする請求項11記
    載のプリンタ装置の駆動方法。
  14. 【請求項14】 上記入力信号はデジタル信号であり、 入力信号をアナログ信号に変換して出力し、 上記アナログ信号に対して上記所定の変換処理を施して
    上記印字信号に変換することを特徴とする請求項11記
    載のプリンタ装置の駆動方法。
  15. 【請求項15】 上記所定の変換処理では、入力信号に
    対して多階調ディザ処理を施すことを特徴とする請求項
    11記載のプリンタ装置の駆動方法。
JP9174796A 1997-06-30 1997-06-30 プリンタ装置、プリンタシステム及びプリンタ装置の駆動方法 Withdrawn JPH1120200A (ja)

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AU7313098A (en) 1999-01-07
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