JPH11201308A - 圧力制御弁 - Google Patents

圧力制御弁

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JPH11201308A
JPH11201308A JP584698A JP584698A JPH11201308A JP H11201308 A JPH11201308 A JP H11201308A JP 584698 A JP584698 A JP 584698A JP 584698 A JP584698 A JP 584698A JP H11201308 A JPH11201308 A JP H11201308A
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JP
Japan
Prior art keywords
pressure
valve
poppet valve
pressure control
control valve
Prior art date
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Pending
Application number
JP584698A
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English (en)
Inventor
Shigeru Yamashita
茂 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ポペット弁を使用した圧力制御弁の圧力オーバ
ライドを低減すると同時にチャタリングを防止する。 【要約】 ポペット弁3の下部に設けられた円錐面3bの鋭角な斜
面と入力ポート内面1aの通路に油圧制御回路の油流体
を通過させ、その流れを整流しポペット弁3の動きを安
定化することによりチャタリングを防止するとともに、
前記円錐面3bの上部に設けられた円錘面3aの鈍角な
斜面と弁座のシート面5で開口面積を形成し、弁リフト
量xに対する開口面積の変化率を増大させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は油圧制御回路内の圧
力を制御するための圧力制御弁に関する。
【0002】
【従来の技術】油圧制御回路内の油圧が異常に上昇し
て、制御装置等が破損され危険状態になることを防止す
るために、所定の設定圧力以上に油圧制御回路圧力が上
昇したとき、ポペット弁を開いて油流量を低圧タンク側
へ逃がして圧力を制御する方式の圧力制御弁が、流量通
路での詰まりが少ないことや応答性がすぐれている等の
理由で油圧制御回路に広く使用されている。図4は、こ
のような圧力制御弁の構造の従来例を示したものであ
る。図示しないが、入力ポート1は油圧制御回路側、出
力ポート2は油流量を逃がすための低圧タンク側に接続
されている。ポペット弁3は、ばね4による押しつけ力
と、油圧制御回路の作動圧力がポペット弁3の円錐部の
受圧面積に作用する押し上げ力との差により上下し、シ
ート面5aとの間に開口面積が形成され、それに応じた
油流量が入力ポート1から出力ポート2を通して流れ、
油圧制御回路の圧力が一定に保たれるように制御され
る。前記ばね4の押しつけ力は、設定ノブ6を回してネ
ジ7を回転させ、押し具8を上下することにより設定さ
れる。ばね4の両端は押し具8と一体のガイド(A)1
0とポペット弁3と一体のガイド(B)11に外嵌され
ており、ばね4の使用中に偏心やずれによって設定圧力
が変化するのを防いでいる。ロックナット9は設定ノブ
6が振動などでずれないように固定するものである。こ
れらの構成要素はケース12により結合配置されてい
る。
【0003】この圧力制御弁の流量−圧力特性は図3の
点線に示すとおりである。この図に示されたクラッキン
グ圧力は、油圧制御回路の作動圧力が上昇していくと、
ある圧力からポペット弁3が少し浮き上がり、油流量が
ポート1からポート2を通して流れ始めるときの圧力で
あり、全量逃がし圧力はポンプ吐出流量を全量タンクへ
逃す圧力である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の圧力制御弁は以
上のように構成されているが、図3に示したように、流
量が流れ始めてから、全量逃がし流量(ポンプ吐出流
量)に相当する圧力差(圧力オーバライドと称す)、即
ちクラッキング圧力と設定圧力との差が大きいと、圧力
制御弁を流れる流量が増大することにより設定圧力も大
きく変わるという欠点があった。また、図示した負荷圧
力において、シリンダ等の負荷に流せる流量が、全量逃
がし圧力での流量を100%としたとき、その約30%
しか得られず流量利用効率が低いという欠点があった。
この原因は、ポペット弁がばねによって押しつけられた
力を設定圧力として用いたことにあり、ポペット弁の変
位量に比例して設定圧力が変化する。このような圧力
差、即ち圧力オーバライドを低減するためには、ポペッ
ト弁角φを大きくとり、ポペット弁の変位量に対する開
口面積の変化を大きくする方法が考えられる。しかし、
この方法ではポペット弁が油圧によって押し上げられた
瞬間にポペット弁下部の圧力が急に低下して、ポペット
弁は急速にばね力で押し下げられ、また圧力が上昇し、
ポペット弁は再び押し上げられるという現象を繰り返す
ことによって振動が継続し、それに伴い騒音を発生する
チャタリングが起きるという問題があった。圧力オーバ
ライドを低減する方法として、バランスピストン形リリ
ーフ弁等があるが、構造が複雑で、油流路が詰まりやす
く、また、応答性が劣るという欠点があった。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、タンクへの逃がし流量の増大に伴う設
定圧力の上昇を低減し圧力制御精度を高め、チャタリン
グを防止した圧力制御弁を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の圧力制御弁は、液体流路の開閉を行うた
めのポペット弁と、該ポペット弁に制御回路作動圧力を
一定に保つための設定圧力を加える手段を備えた圧力制
御弁において、ポペット弁は、その先端部の鋭角な円錐
斜面と、この鋭角な円錐斜面の大径側の鈍角な円錐斜面
がそれぞれの中心軸を同一にしかつ連接されて構成さ
れ、鈍角な円錐斜面と弁座のシート面で形成された開口
面積を通して流量を逃がすことにより制御回路の圧力制
御ができることを特徴とする。
【0007】本発明の圧力制御弁は上記のように構成さ
れており、チャタリングを防止した設定圧力変化の少な
い圧力制御弁を得ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明の圧力制御弁の一実
施例について説明する。図1は本実施例の圧力制御弁に
用いられるポペット弁3、台座5、及び入力ポート1を
組み合わせた部分を示したものである。その他の部分に
ついては、図4と同じ構造を有している。ポペット弁3
は先端側の鋭角θを有する円錘面3bと、この円錐面3
bの大径側に配置される鈍角φを有する円錐面3aがそ
れぞれの中心軸を同一にして連接され構成されている。
油圧制御回路圧力がクラッキング圧力以上になると、ポ
ペット弁3は回路作動圧力を円錐斜面に受けて、図に示
すようにシート面5aよりxだけ浮き上がり、xに比例
した開口面積が開き、油流量は入力ポート1から矢印の
方向に流れる。油圧制御回路圧力が、ばね4に与えられ
た設定圧力に到達すると、油流量はポペット弁3の円錘
面3bの斜面と入力ポート内面1a間を通り、所定の油
流量を低圧側タンクへ逃がし油圧制御回路の圧力上昇を
抑える。
【0009】上記開口面積をA、弁座口直径をd、ポペ
ット弁角をφ、弁変位量をxとすると A=πxsin(dーxsin(φ/2)cos(φ/2)) の関係があるため、ポペット弁角を140°にした場合
の弁変位量xに対する開口面積Aの特性は図2の実線で
示したようになる。同図の点線は、従来用いられている
ようなポペット弁角を60°にしたときの特性であり、
同じ開口面積における弁変位量を比較した場合、ポペッ
ト弁角が140°では、60°にしたときに比べ約1/
2に縮小されている。また、開口面積Aと油流量Qは、
油密度をρポペット弁前後の圧力差をP、流量係数をα
とすると Q=παxsin(φ/2)√(2P/ρ) の関係があり、油流量Qはほぼ弁変位量xに比例してお
り、同じ油流量の変化に対する弁変位量xも約1/2に
縮小されることになる。図3の実線は本発明による圧力
制御弁の流量−圧力特性を示したもので、圧力差は約1
/2に縮小され、利用流量は約60%に増加している。
【0010】一方、ポペット弁角φが大きくなったこと
に対し、チャタリング現象が起きやすくなるが、ポペッ
ト弁3の先端側の円錐面3bの斜面と入力ポート1間の
油流路が、油流量の流れを整流することにより、ポペッ
ト弁3の動きが安定化され、それが浮き上がったときの
弁下部の圧力の急激な低下を無くし、チャタリングの発
生を防止することができる。
【0011】本発明は以上詳述したとおりであるが、上
記および図示例に限定されず細部形状については例えば
2個の円錐面を局面で連接してもよいし、さらには弁座
側の角部を面取りした曲面としてもよく、これら変形実
施例を包含するものである。
【0012】
【発明の効果】ポペット弁の下部の鋭角な斜面を有する
円錘部とその上部に鈍角な斜面を有する円錘部を連設し
た簡単な構造で、ポペット弁変位量に対する開口面積変
化率を増大し、油流量の流れを整流することにより、ポ
ペット弁の動きを安定化させ、チャタリングを防止する
ことができる。その結果、ポペット弁本来の混入物によ
る詰まりが少なく、応答が速い等の特長を持ちながら、
流量増大に伴う設定圧力の増加を低減した圧力制御弁が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の圧力制御弁に使用するポペット弁の一
実施例を示すものである。
【図2】本発明の圧力制御弁と従来の圧力制御弁のポペ
ット弁変位量対開口面積の関係を示したものである。
【図3】本発明の圧力制御弁と従来の圧力制御弁の設定
圧力対タンクへの逃がし量の関係を示したものである。
【図4】従来の圧力制御弁の構造を示したものである。
【符号の説明】
1・・・入力ポート 1a・・・入力ポート内面 2・・・出力ポート 3・・・ポペット弁 3a、3b・・・円錘面 4・・・ばね 5・・・シート面 6・・・設定ノブ 7・・・ネジ 8・・・押し具 9・・・ロックナット 10・・・ガイド(A) 11・・・ガイド(B) 12・・・ケース

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液体流路の開閉を行うためのポペット弁
    と、該ポペット弁に制御回路作動圧力を一定に保つため
    の設定圧力を加える手段を備えた圧力制御弁において、
    前記ポペット弁は、その先端側の鋭角な円錐斜面と、こ
    の鋭角な円錐斜面の大径側の鈍角な円錐斜面とがそれぞ
    れの中心軸を同一にして連接されて構成され、鈍角な円
    錐斜面と弁座のシート面で形成された開口面積を通して
    流量を逃がすことにより制御回路の圧力制御ができるよ
    うにしたことを特徴とする圧力制御弁。
JP584698A 1998-01-14 1998-01-14 圧力制御弁 Pending JPH11201308A (ja)

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