JPH11200301A - 鉄道車両の渡り装置 - Google Patents

鉄道車両の渡り装置

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JPH11200301A
JPH11200301A JP578698A JP578698A JPH11200301A JP H11200301 A JPH11200301 A JP H11200301A JP 578698 A JP578698 A JP 578698A JP 578698 A JP578698 A JP 578698A JP H11200301 A JPH11200301 A JP H11200301A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
line
crossover
arm
arms
track
Prior art date
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Pending
Application number
JP578698A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaharu Nakatani
正治 中谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Sharyo Ltd
Original Assignee
Nippon Sharyo Ltd
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Publication date
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Publication of JPH11200301A publication Critical patent/JPH11200301A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 営業車両の通過線に加工を加えることなく、
渡り線を敷設する。渡り線の敷設及び取外し作業を短時
間で簡単に行うことができる。 【解決手段】 上り線1の外側に、上り線1に向けて旋
回可能な第1アーム装置3と、下り線2の外側に、下り
線2に向けて旋回可能な第2アーム装置4とを設ける。
渡り線5を2分割し、第1アーム装置3のアーム3a,
3bと第2アーム装置4のアーム4a,4bにそれぞれ
支持する。アーム3a,3bとアーム4a,4bとを線
路側に旋回し、渡り線5の半体5a,5bを連続させる
ことによって、上り線1と下り線2との間に渡り線5を
敷設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軌道の保線作業時
に、第1線路と、該第1線路に隣接する第2線路、例え
ば上り線と下り線との間に臨時に渡り線を敷設して、保
守用車両等を渡れるようにした鉄道車両の渡り装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、軌道の保線作業のために用いら
れている保守用車両等の使用は、安全上の問題から基本
的には夜間等の営業時間外に限定されているが、営業時
間内でも作業の必要性は多く、この場合に、営業車両の
通過時に、保守用車両等を営業車両の通過線から退避さ
せる必要があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、保守用車両
を退避させる退避線が近くにない場合には、保守用車両
等を待避線のあるところまで走行させなければならない
ので作業効率が悪く、特に、新幹線のように分岐がなく
駅間距離が長い場合には、保線作業のできる時間が少く
なっていた。
【0004】そこで本発明は、営業車両の通過線に加工
を加えることなく、渡り線を臨時に敷設することがで
き、しかも敷設及び取外し作業を短時間で簡単に行える
鉄道車両の渡り装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明は、第1線路と、該第1線路に隣接する第2線
路との間に、保守用車両を渡すための渡り線を敷設する
鉄道車両の渡り装置であって、前記第1線路の外側に、
第1線路に向けて旋回可能な第1アーム装置を、また、
前記第2線路の外側に、第2線路に向けて旋回可能な第
2アーム装置をそれぞれ設け、前記渡り線を2分割して
前記第1アーム装置と第2アーム装置とにそれぞれ支持
させ、第1アーム装置と第2アーム装置とを旋回して、
前記各渡り線を第1線路と第2線路の外側から、第1線
路と第2線路上に移動可能とすることを特徴としてい
る。
【0006】上記第1アーム装置と第2アーム装置と
を、第1線路と第2線路の外側から線路側に旋回するこ
とによって、第1線路と第2線路の外側にそれぞれ退避
している各渡り線を、第1線路と第2線路上に移動し、
分割された渡り線を突き合わせ、第1線路と第2線路と
の間に渡り線を敷設する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一形態例を図面に
基づいてさらに詳しく説明する。本形態例の渡り装置
は、図1に示されるように、第1線路である例えば上り
線1と、該上り線1に隣接する第2線路である例えば下
り線2の外側に、第1アーム装置3となる2つのアーム
3a,3bと第2アーム装置4となる2つのアーム4
a,4bとが、向かい合せに、位置をずらして設けら
れ、第1アーム装置3と第2アーム装置4とに、2分割
した渡り線5の半体5a,5bがそれぞれ支持されてい
る。
【0008】第1アーム装置3のアーム3a,3bは、
上り線1の外側に設けた2つの支軸6,6に、また、第
2アーム装置4のアーム4a,4bは、下り線2の外側
に設けた2つの支軸6,6に、基端部がそれぞれ軸支さ
れると共に、各支軸6に設けた旋回装置7によって、ア
ーム3a,3bは上り線1方向に、アーム4a,4bは
下り線2方向に旋回可能に取付けられる。また、アーム
3a,3bの先端には、連結装置8,8を介して渡り線
5の上り線側の半体5aが連結され、アーム4a,4b
の先端には、連結装置8,8を介して渡り線5の下り線
側の半体5bが連結される。
【0009】第1アーム装置3のアーム3a,3bは、
第2アーム装置4に近い方のアーム3aが長く、遠い方
のアーム3bが短く形成され、アーム3aを支軸6を中
心に線路側に旋回させた時に、その先端が、上り線1を
超えて上り線1と下り線2との間に突出し、また、アー
ム3bを支軸6を中心に線路側に旋回させた時に、その
先端が上り線1の2本のレールの間に突出するようにそ
れぞれ調整される。一方、アーム4a,4bは、第1ア
ーム装置3に近い方のアーム4aが長く、遠い方のアー
ム4bが短く形成され、アーム4aを支軸6を中心に線
路側に旋回させた時に、その先端が、下り線2を超えて
下り線2と上り線1との間に突出し、また、アーム4b
を支軸6を中心に線路側に旋回させた時に、その先端
が、下り線2の2本のレールの間に突出するようにそれ
ぞれ調整される。
【0010】渡り線5の半体5a,5bは、複数の枕木
5cを備え、突き合わせた時に緩やかなS字状になるよ
うに形成されており、内端に設けた突き合わせ部5d,
5dを突き合わせて連続するもので、半体5aの外端に
は、上り線1上に載置される固定ベース部5eが、半体
5bの外端には、下り線2上に載置される固定ベース部
5fがそれぞれ形成される。また、上り線1と下り線2
との間には、渡り線5を支持する支持用レール9が設け
られ、支持用レール9の高さを調節することによって、
半体5a,5bは、連結した時に、固定ベース部5e,
5fから突き合わせ部5d,5dに向けてそれぞれ上り
勾配となるように設定される。
【0011】各支軸6に取付けられる旋回装置7は、図
2に示されるように、旋回モータ7aと、該旋回モータ
7aを作動させることによって回転する旋回ピニオン7
bとターンテーブルベアリング7cとで構成される。タ
ーンテーブルベアリング7cは、支軸6に内周側が、各
アーム3a,3b,4a,4bの基端部下面に外周側が
取付けられ、外周側には旋回ピニオン7bに歯合するギ
アが形成されている。これによって、各旋回モータ7a
を作動させると、旋回ピニオン7b及びターンテーブル
ベアリング7cを介してアーム3a,3b,4a,4b
は、上り線1または下り線2と略平行な状態から、上り
線1または下り線2に略直交する状態まで旋回する。
【0012】連結装置8は、図3に示されるように、各
アーム3a,3b,4a,4bの先端に取付けられるシ
リンダ8aと、シリンダ8aに取付けられるコネクティ
ングプレート8bと、コネクティングプレート8bの外
周にターンテーブルベアリング8cを介して取付けられ
る支持プレート8dと、各アーム3a,3b,4a,4
bと各コネクティングプレート8bとをそれぞれつなぐ
リンク8eとを備えている。
【0013】各シリンダ8aは、ロッドの先端がアーム
3a,3b,4a,4bの先端に、また、シリンダ本体
が各コネクティングプレート8bにそれぞれ取付けら
れ、ロッドの伸長に伴って、コネクティングプレート8
bが持ち上げられる。コネクティングプレート8bは、
円形の板材で形成されたもので、中心部に設けた取付孔
に前記シリンダ8aのシリンダ本体が取付けられ、外周
には、テーンテーブルベアリング8cの内周側が取付け
られる。支持プレート8dは、矩形の板材で形成された
もので、中央部にコネクティングプレート8bの外径と
略同径の取付孔が形成され、この取付孔の外周部に、前
記ターンテーブルベアリング8cの外周側が取付けられ
ることによって、コネクティングプレート8bに回動可
能に取付けられる。また、支持プレート8dの対向する
2辺は、渡り線5の枕木5c,5cに固設される。
【0014】上述のように構成された渡り装置は、通常
の営業車両運転時には、図1の破線に示されるように、
アーム3a,3b,4a,4bを上り線1または下り線
2と略平行な状態にし、渡り線5の半体5aを上り線1
の外側に、半体5bを下り線2の外側にそれぞれ退避さ
せておく。
【0015】渡り線5を敷設する際には、アーム3a,
3bを上り線1側へ、アーム4a,4bを下り線2側へ
それぞれ旋回させ、これと同時に、連結装置8のシリン
ダ8aのロッドを伸長させる。これによって、渡り線5
の半体5a,5bは、連結装置8によって持ち上げられ
ながら旋回する(図3の実線に示す)。半体5aは、突
き合わせ部5d側が上り線1と下り線2との間に突出
し、固定ベース部5eが上り線1の上に位置した状態
で、アーム3a,3bの旋回を停止させると共にシリン
ダ8aのロッドを縮小させ、突き合わせ部5d側を支持
用レール9上に、固定ベース部5eを上り線1上に設置
する(図1の実線に示す)。一方、半体5bも、突き合
わせ部5d側が下り線2と上り線1との間に突出し、固
定ベース部5fが下り線2の上に位置した状態で、アー
ム4a,4bの旋回を停止させると共にシリンダ8aの
ロッドを縮小させ、突き合わせ部5d側を支持用レール
9上に、固定ベース部5fを下り線2上に設置する。次
いで、突き合わせ部5d,5dの位置を調整して半体5
a,5bを連続させることによって、上り線1から下り
線2まで保守車両等が移動可能な渡り線5が形成され
る。
【0016】また、渡り線5の半体5a,5bを退避さ
せる際には、各アームのシリンダ8のロッドを伸長し、
各アーム3a,3b,4a,4bを上り線1または下り
線2と略平行になるように回動させることによって、渡
り線5の半体5aを上り線1の外側にまた半体5bを下
り線2の外側に収納する。
【0017】尚、本形態例では、渡り線を2分割したも
ので説明したが、一体の渡り線でもよく、渡り線の分割
の有無は、渡り線の長さに応じて適宜決定すればよい。
また、分割した渡り線の各半体の長さは異なってもよ
い。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、第1線
路と、該第1線路に隣接する第2線路との間に、保守用
車両を渡すための渡り線を敷設する鉄道車両の渡り装置
であって、前記第1線路の外側に、第1線路に向けて旋
回可能な第1アーム装置を、また、前記第2線路の外側
に、第2線路に向けて旋回可能な第2アーム装置をそれ
ぞれ設け、前記渡り線を2分割して前記第1アーム装置
と第2アーム装置とにそれぞれ支持させ、第1アーム装
置と第2アーム装置とを旋回して、前記各渡り線を第1
線路と第2線路の外側から、第1線路と第2線路上に移
動可能としたので、営業車両の通過線に加工を加えるこ
となく、渡り線を簡単に敷設することができようにな
る。しかも、敷設及び取外し作業を短時間で簡単に行う
ことができるので、保線作業を行う時間を長く取ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の渡り装置を示す説明図
【図2】 渡り装置の要部断面図
【図3】 図1のA−A断面図
【図4】 渡り線の敷設状態を示す要部説明図
【符号の説明】 1…上り線、2…下り線、3…第1アーム装置、4…第
2アーム装置、3a,3b…第1アーム装置のアーム、
4a,4b…第2アーム装置のアーム、5…渡り線、5
a,5b…渡り線の半体、6…支軸、7…旋回装置、8
…連結装置、8a…シリンダ、9…支持用レール

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1線路と、該第1線路に隣接する第2
    線路との間に、保守用車両を渡すための渡り線を敷設す
    る鉄道車両の渡り装置であって、前記第1線路の外側
    に、第1線路に向けて旋回可能な第1アーム装置を、ま
    た、前記第2線路の外側に、第2線路に向けて旋回可能
    な第2アーム装置をそれぞれ設け、前記渡り線を2分割
    して前記第1アーム装置と第2アーム装置とにそれぞれ
    支持させ、第1アーム装置と第2アーム装置とを旋回し
    て、前記各渡り線を、第1線路と第2線路の外側から、
    第1線路と第2線路上に移動可能としたことを特徴とす
    る鉄道車両の渡り装置。
JP578698A 1998-01-14 1998-01-14 鉄道車両の渡り装置 Pending JPH11200301A (ja)

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JP578698A JPH11200301A (ja) 1998-01-14 1998-01-14 鉄道車両の渡り装置

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JP578698A JPH11200301A (ja) 1998-01-14 1998-01-14 鉄道車両の渡り装置

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JPH11200301A true JPH11200301A (ja) 1999-07-27

Family

ID=11620796

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JP578698A Pending JPH11200301A (ja) 1998-01-14 1998-01-14 鉄道車両の渡り装置

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JP (1) JPH11200301A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005535807A (ja) * 2002-08-16 2005-11-24 スコット−トラック、アイピー、リミテッド 鉄道軌道用の分岐線/渡り線部分
JP2007524020A (ja) * 2004-02-25 2007-08-23 スコット−トラック、アイピー、リミテッド 鉄道軌道用の分岐線部分および渡り線部分

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005535807A (ja) * 2002-08-16 2005-11-24 スコット−トラック、アイピー、リミテッド 鉄道軌道用の分岐線/渡り線部分
JP2007524020A (ja) * 2004-02-25 2007-08-23 スコット−トラック、アイピー、リミテッド 鉄道軌道用の分岐線部分および渡り線部分

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