JPH11199703A - 廃プラスチックの脱塩素処理方法 - Google Patents

廃プラスチックの脱塩素処理方法

Info

Publication number
JPH11199703A
JPH11199703A JP614298A JP614298A JPH11199703A JP H11199703 A JPH11199703 A JP H11199703A JP 614298 A JP614298 A JP 614298A JP 614298 A JP614298 A JP 614298A JP H11199703 A JPH11199703 A JP H11199703A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
waste plastic
reactor
treatment
primary
dechlorination
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP614298A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3719838B2 (ja
Inventor
Tamotsu Kodera
保 小寺
Suenobu Kawabe
末信 川部
Kazuo Koyama
和男 小山
Shigeki Kashimoto
茂樹 樫本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takuma Co Ltd
Original Assignee
Takuma Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takuma Co Ltd filed Critical Takuma Co Ltd
Priority to JP614298A priority Critical patent/JP3719838B2/ja
Publication of JPH11199703A publication Critical patent/JPH11199703A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3719838B2 publication Critical patent/JP3719838B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/62Plastics recycling; Rubber recycling

Landscapes

  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 廃プラスチックに含まれている塩素成分を効
率よく略完全に除去しておくことができる廃プラスチッ
クの脱塩素処理方法を提供する。 【解決手段】 一次処理反応機において、廃プラスチッ
ク4aを250〜300℃に加熱することにより、廃プ
ラスチック4aに含まれる塩素成分を熱分解による脱塩
化水素反応により塩化水素として除去すると共に、発生
した塩化水素ガス6aを一次処理反応機1から排気させ
る。一次処理反応機1から排出された廃プラスチック4
bを、廃プラスチック細分化処理機3で微小形状に粉砕
する。粉砕された廃プラスチック4cを、二次処理反応
機2において、水酸化ナトリウム若しくは炭酸ナトリウ
ム又は両者の混合物を反応剤5として添加しつつ300
〜330℃に加熱して、廃プラスチック4cに残留する
塩素成分を反応剤5との反応により塩化ナトリウムとし
て除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチック廃棄
物である廃プラスチックを脱塩素処理するための方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】廃プラスチックは、それが高カロリー可
燃物であることから、埋め立て処分や焼却処分される
他、燃料化してエネルギ源として利用されている。
【0003】しかし、廃プラスチックには、塩化ビニル
を代表として塩素含有プラスチックが含まれており、塩
素化合物が大量に含まれている。したがって、廃プラス
チックを固形燃料又は粉体燃料として燃焼させると、高
濃度の塩化水素を含む燃焼ガス(排ガス)が発生するこ
とになる。この塩化水素を含む排ガスは、鉄に対して激
しい腐食性を示し、ボイラ水管の腐食等により排ガスボ
イラ等での熱利用に制約を受けることになる。
【0004】したがって、廃プラスチックを燃料化する
に当たっては、これに含まれる塩素成分を除去しておく
ことが好ましい。そこで、従来からも、特開平5−24
5463号公報に開示される如く、廃プラスチックをプ
ラスチックの熱特性を利用して脱塩素処理することが提
案されている。すなわち、粉砕した廃プラスチックを常
温から330℃の範囲で且つ最高到達温度が290〜3
30℃となるように段階的に昇温熱分解して、ガス生成
物と融解固体物とに分離し、発生した塩化水素を水に溶
解させて、塩酸として回収するのである。また、社団法
人プラスチック処理促進協会発行の「各種プラスチック
の熱的諸性質及び燃焼・熱分解時の生成物について」
(以下「文献」という)には、ポリ塩化ビニル中の塩化
水素を効果的に除去するためには、300℃で30分、
350℃で10分以上保持する必要があると教示されて
おり、廃プラスチックをかかる条件で加熱することによ
って良好な脱塩素処理を行いうることが示唆されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した公報
や文献に開示,示唆された脱塩素処理方法は、小型装置
を使用する実験レベルでの廃プラスチック処理において
はともかく、大型装置である実機(反応機等)を使用し
た実際の廃プラスチック処理においては、加熱温度の制
御が困難である等の理由から採用し難いものであり、廃
プラスチック燃料を製造するような場合には実用できな
いものであった。
【0006】すなわち、実用的な大型反応機を使用して
大量の廃プラスチックを加熱する場合、加熱温度を脱塩
化水素反応が効果的に行なわれる温度範囲に設定して当
該設定温度に厳格に管理したとしても、反応機内におけ
る廃プラスチックの加熱温度をムラなく当該設定温度に
維持させておくことは実際上困難であり、部分的に当該
設定温度から外れた低温部分又は高温部分が発生するた
め、熱分解による脱塩化水素反応が充分に行なわれない
し、一旦放出された塩化水素が反応機内で留まって廃プ
ラスチックに取り込まれることもある。
【0007】したがって、熱分解による脱塩化水素反応
のみでは、廃プラスチックの脱塩素処理を充分に行なう
ことができず、処理後の廃プラスチックにはある程度以
上の塩素成分が残留することになり、燃料等として好適
に使用できるものを得ることは困難である。すなわち、
反応機から取り出される廃プラスチックは、塩素成分が
或る程度除去されているものの、かなりの量の残留塩素
成分が含まれており、これを燃料として高温燃焼させた
場合には、塩化水素が発生することになる。しかも、上
記した如く設定温度から逸脱した高温部分が生じること
から、上記した文献に開示される如く350℃に加熱し
た場合、反応機内における廃プラスチックの加熱温度が
局部的に350℃を超えて発火点に達し、廃プラスチッ
クが発火する虞れがある。このような廃プラスチックの
発火は、危険であることは勿論、当該廃プラスチックを
燃料等として利用できなくなるといった問題を生じる。
【0008】本発明は、このような問題を生じることな
く、廃プラスチックに含まれている塩素成分を効率よく
略完全に除去しておくことができる廃プラスチックの脱
塩素処理方法を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の廃プラスチック
の脱塩素処理方法にあっては、上記の目的を達成すべ
く、一次処理反応機において、廃プラスチックを所定の
一次脱塩素処理温度に加熱することにより、当該廃プラ
スチックに含まれる塩素成分を熱分解による脱塩化水素
反応により塩化水素として除去すると共に、発生した塩
化水素ガスを一次処理反応機から排気させ塩酸として回
収し、更に一次処理反応機から排出された廃プラスチッ
クを、微小形状に粉砕又は成型した上で、二次処理反応
機において、水酸化ナトリウム若しくは炭酸ナトリウム
又は両者の混合物を反応剤として添加しつつ所定の二次
脱塩素処理温度に加熱して、当該廃プラスチックに残留
する塩素成分を反応剤との反応により塩化ナトリウムと
して除去するようにすることを提案する。一次脱塩素処
理温度は250〜300℃としておくことが好ましく、
二次脱塩素処理温度は300〜330℃としておくこと
が好ましい。
【0010】一次処理反応機においては、廃プラスチッ
クを一次脱塩素処理温度(250〜300℃)に加熱す
ることによって脱塩化水素反応を生ぜしめるようにして
いるため、以下に述べる如く、廃プラスチックの脱塩素
処理を、発火等の問題を生じることなく、良好に行なう
ことができると共に、発生する塩化水素の再利用を有効
に図ることができる。
【0011】すなわち、周知のように、ポリ塩化ビニル
等のプラスチックを加熱することによる熱分解反応は、
一般に、200〜350℃(以下「脱塩化水素反応条
件」という)における脱塩化水素反応を主体とした一次
分解と、約350℃以上で生じる炭素主鎖の分裂による
低級炭化水素やその誘導体の生成を主体とした二次分解
とに分類される。また、廃プラスチックは、一般に、3
50℃を超える高温条件下では、発火する虞れがある。
【0012】したがって、一次処理温度を、脱塩化水素
反応条件の下限値(200℃)及び上限値(350℃)
に対してかなりの余裕(50℃)をもった範囲(250
〜300℃)としておくことにより、仮に、一次処理反
応機における廃プラスチックの温度分布にバラツキがあ
り、一次処理温度を逸脱する低温部分又は高温部分が発
生したとしても、低温部分での加熱温度が脱塩化水素反
応条件を大きく下回ったり、高温部分での加熱温度が脱
塩化水素反応条件を大きく上回ったりするようなことが
なく、全体として廃プラスチックの脱塩化水素処理が良
好に行なわれる。その結果、廃プラスチックに含まれる
塩素成分を完全に除去し得ないまでも、その大部分を除
去することができる。例えば、後述する如く90%前後
まで除去することができる。しかも、高温部分での加熱
温度が脱塩化水素反応条件を大きく上回ったりするよう
なことがないことから、つまり廃プラスチックが350
℃を超えて加熱されるようなことがないから、廃プラス
チックが発火するような虞れもない。
【0013】また、脱塩化水素反応で生じる塩化水素の
純度は、周知のように、温度条件によって異なり、つま
り温度依存性があり、250〜300℃の温度条件下で
は発生する塩化水素の純度は極めて高く、98%を超え
ることになる。したがって、一次処理温度(250〜3
00℃)下では、極めて高純度の塩化水素が発生するこ
とになるから、これを塩酸として回収することにより、
極めて高純度の塩酸を得ることができ、一次処理反応機
で発生する塩化水素を有効に再利用することができる。
【0014】ところで、一次処理反応機における脱塩化
水素反応を効率的に行なうためには、廃プラスチックの
反応表面積が可及的に大きくなるように、廃プラスチッ
クの形状を小さくしておくことが好ましい。したがっ
て、ペレットのような小形状のもののみを含む廃プラス
チックを脱塩素処理する場合には、これをそのまま一次
処理反応機に投入することができる。しかし、都市ごみ
や産業廃棄物等から選別された廃プラスチックには、一
般に、ペレットのような小形状のものから器材のような
大形状のものまで、種々の大きさのものが含まれている
ことから、通常は、廃プラスチックを、予め、約100
mm以下となるような小形状のものに粉砕処理した上
で、一次処理反応機に投入させるようにすることが好ま
しい。
【0015】一次処理反応機において熱分解による脱塩
化水素処理を施された廃プラスチックには、上述した如
く、一部の塩素成分が脱塩化水素反応によって除去され
ずに残留しているが、この残留塩素成分は、二次処理反
応機において、脱塩化水素反応条件の温度範囲であって
一次脱塩素処理温度以上の温度である二次脱塩素処理温
度(300〜330℃)で更に加熱しつつ水酸化ナトリ
ウム等の反応剤を添加させることにより、塩化ナトリウ
ムとして固定され、略完全に除去される。
【0016】ところで、廃プラスチックには、種々のプ
ラスチックが含まれており、その性状は一様ではなく区
々である。例えば、熱可塑性プラスチックのように、加
熱により軟化して流動したり、融解したりするものもあ
れば、逆に、熱硬化性プラスチックのように、加熱によ
り硬化したりするものもある。したがって、一次処理反
応機においては、廃プラスチックの一部が流動化,溶融
化すること等により、廃プラスチック同士が結着一体化
して、大形状化することがある。その結果、一次処理反
応機に投入された廃プラスチックが予め上記した如く粉
砕処理された小形状のものであっても、一次処理反応機
から排出される廃プラスチックには大形状のものが含ま
れることになる。一方、二次処理反応機においては、こ
れに投入される廃プラスチックの形状が大きい場合に
は、反応面積が小さくなることから、反応剤との反応を
効果的に行なうことができない虞れがある。
【0017】そこで、一次処理反応機から排出された廃
プラスチックを、そのまま二次処理反応機に投入させ
ず、その投入前において微小形状に粉砕又は成型するよ
うにしている。例えば、粉砕処理を行なう場合には、廃
プラスチックを3〜10mm程度に粉砕しておくことが
好ましい。また、成型処理を行なう場合には、廃プラス
チックを10mm程度に成型しておくことが好ましい。
【0018】このように、一次処理反応機から排出され
た廃プラスチックは、粉砕,成型により微小形状化され
た上で、二次処理反応機に投入されることから、二次処
理反応機における反応面積が増大し、一次処理反応機に
おける熱分解によっては除去されずに廃プラスチック中
に留まった残留塩素成分(塩化水素)の放出を促進する
ことができ、これと反応剤との反応(塩化ナトリウムと
して固定,除去する)も促進される。
【0019】すなわち、二次処理反応機においては、微
小形状に粉砕,成型された廃プラスチックを、反応剤と
混合攪拌させつつ、一次処理温度以上の加熱条件(30
0〜330℃であり、以下「二次処理温度」という)で
加熱することから、残留塩素成分と反応剤との反応が充
分に行なわれる。この場合、反応剤としては、水酸化ナ
トリウム又は炭酸ナトリウムが使用される。必要に応じ
て、水酸化ナトリウム及び炭酸ナトリウムの混合物を使
用することもできる。
【0020】具体的には、二次処理反応機においては、
反応剤の存在により、NaOH+HCl→NaCl+H
2 O又はNa2 CO3 +2HCl→2NaCl+CO2
+H 2 Oの反応が行なわれ、廃プラスチックの残留塩素
成分は塩化ナトリウムに固定されて除去される。かかる
反応に必要とされる反応剤の添加量は、当該廃プラスチ
ックに含まれる塩素成分が僅かである(一次処理反応機
において熱分解されずに残留した分)ことから、少量で
足りる。
【0021】而して、二次処理反応機に投入される廃プ
ラスチックは、含有塩素成分の大半を一次処理反応機に
おいて除去されたものであること、二次処理温度を一次
処理温度以上としていること、及び二次処理反応機には
微小形状に粉砕,成型された廃プラスチックが投入され
ることから、廃プラスチックの加熱及び反応剤との攪
拌,反応が充分に且つ均一に行なわれることになる。し
たがって、二次処理反応機においては、廃プラスチック
の残留塩素成分が略完全に除去されることになる。すな
わち、廃プラスチックに含まれる塩素成分を、一次処理
反応機と二次処理反応機とで段階的に除去するようにし
たことによって、脱塩素処理を効率よく略完全に行なう
ことができる。
【0022】なお、二次処理温度も、一次処理温度と同
様に、前記脱塩化水素反応条件の下限値(200℃)及
び上限値(350℃)に対してかなりの余裕をもった範
囲(300〜330℃)とされているから、二次処理反
応機における廃プラスチックの温度分布にバラツキがあ
り、二次処理温度を逸脱する低温部分又は高温部分が発
生したとしても、そのことが反応剤との反応を妨げたり
するような虞れはない。しかも、高温部分での加熱温度
が350℃を大きく超えて、廃プラスチックが発火する
ような虞れもない。
【0023】二次処理反応機から排出される廃プラスチ
ックは、上記した如く含有塩素成分を略完全に除去され
たものであるから、そのまま、或いは適当な処理(成型
処理,粉砕処理等)を施すことによって、廃プラスチッ
ク燃料として好適に使用することができる。すなわち、
高温燃焼させたときにも塩化水素が殆ど発生することが
なく、その燃焼ガス(排ガス)を廃熱ボイラ等の熱源と
して有効に利用することができる。
【0024】ところで、上記した如く脱塩素処理された
廃プラスチックには、二次処理反応機において生成した
塩化ナトリウムが含まれているが、当該廃プラスチック
を高温燃焼させた場合、この塩化ナトリウムが一部熱分
解して、塩化水素を発生することになる(2NaCl+
2O→Na2O+2HCl)。
【0025】しかし、このような廃プラスチックに含ま
れる塩化ナトリウムの熱分解反応によって生成する塩化
水素は極く僅かであり、ボイラ水管等を腐食させる等の
問題は生じない。表1は、塩化ナトリウムの熱分解反応
による塩化水素の生成量(ppm)を当該反応の平衡論
的な計算により求めたものであるが、この表からも塩化
ナトリウムの熱分解反応による塩化水素の生成量が極め
て少ないことが理解されるであろう。
【0026】
【表1】
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
に基づいて具体的に説明する。
【0028】図1はこの実施の形態において使用する脱
塩素処理装置の一例を示したもので、この装置は、廃プ
ラスチックの脱塩素処理を行う反応機を、上位の一次処
理反応機1と下位の二次処理反応機2とに分離構成する
と共に、両反応機1,2間に廃プラスチック細分化処理
機3を配置してなる。なお、以下の説明においては、便
宜上、前後とは図1における左右を意味するものとす
る。
【0029】一次処理反応機1は、図1に示す如く、外
部加熱式のスクリュー形反応機であり、反応容器11と
スクリュー12と加熱機構13とからなる。反応容器1
1は、天井壁11aの前端部に被処理物投入口14を設
けると共にその中央部に排気口15を設け、底壁11b
の後端部に処理物排出口16を設けたものであり、これ
らの開口部14〜16を除いて密閉構造をなしているも
のである。スクリュー12は、底壁11b上に配置され
て前後方向に延びる二軸スクリュー12aとこれを回転
駆動する駆動モータ12bとからなり、被処理物投入口
14から反応容器11内に投入された廃プラスチック4
aを処理物排出口16に向けて攪拌しつつ移送させるも
のである。加熱機構13は、反応容器11の底壁11a
に埋設されたヒーター13a…により反応容器11内の
廃プラスチック4aを外部から間接加熱するものであ
り、ヒータ13a…による廃プラスチック4aの加熱温
度を、温度制御器13bにより250〜300℃の範囲
内で一定に制御,維持するように構成されている。な
お、排気口15には、図示していないが、塩酸回収塔等
からなる排ガス処理装置を設けた排気路が接続されてい
る。
【0030】二次処理反応機2は、図1に示す如く、一
次処理反応機1と同様構造をなすものであり、反応容器
21とスクリュー22と加熱機構23とからなる。反応
容器21は、前壁の上端部に反応剤投入口27を設けた
点を除いて、前記反応容器11と同一構造をなすもので
あり、天井壁21aの前端部及び中央部に被処理物投入
口24及び排気口25を設けると共に底壁21bの後端
部に処理物排出口26を設けてある。スクリュー22
は、前記スクリュー12と同一構造をなすものであり、
底壁11b上に配置されて前後方向に延びる二軸スクリ
ュー22aを駆動モータ22bによる回転駆動させるこ
とにより、被処理物投入口24から反応容器21内に投
入された廃プラスチック4cを処理物排出口26に向け
て攪拌しつつ移送させるものである。加熱機構23は、
前記加熱機構13と同一構造をなすものであり、反応容
器21の底壁21aに埋設されたヒーター23a…によ
り反応容器21内の廃プラスチック4cを外部から間接
加熱するものであり、ヒータ23a…による廃プラスチ
ック4cの加熱温度を、温度制御器23bにより300
〜330℃の範囲内で一定に制御,維持するように構成
されている。
【0031】廃プラスチック細分化処理機3は、廃プラ
スチック4bを微小形状に粉砕又は成型する粉砕機又は
成型機であり、図1に示す如く、被処理物供給口31及
び処理物放出口32を、夫々、上下方向に延びる筒状の
シュート33,34を介して一次処理反応機1の処理物
排出口16及び二次処理反応機2の被処理物投入口24
に連通接続してある。すなわち、廃プラスチック細分化
処理機3は、被処理物供給口31から供給された廃プラ
スチック4bを微小形状に粉砕処理又は成型処理すると
共に、処理された廃プラスチック4cを処理物放出口3
2から放出するように構成されている。被処理物供給口
31からの廃プラスチック供給は、一次処理反応機1の
処理物排出口16から排出された廃プラスチック4bが
シュート33内を落下することにより行なわれ、処理物
放出口32から放出された廃プラスチック4cは、シュ
ート34を落下して、二次処理反応機2の被処理物投入
口24から反応容器21内に投入されるようになってい
る。
【0032】而して、この実施の形態にあっては、上記
した脱塩素処理装置を使用して、本発明に係る廃プラス
チックの脱塩素処理方法が次のように実施される。
【0033】まず、廃プラスチック4aを、一次処理反
応機1により一次脱塩素処理を行う。なお、廃プラスチ
ック4aは、予め、金属類等を選別除去し、更に一次処
理反応機1における反応表面積を増大させるべく100
mm程度以下の大きさに粗粉砕しておくことが好まし
い。勿論、廃プラスチック4aがペレットのような小形
状プラスチックのみである場合には、このような事前の
粉砕処理は必要とされないが、極めて稀なケースであろ
う。
【0034】すなわち、粗粉砕された廃プラスチック4
aを、被処理物投入口14から反応容器11内に投入さ
せると、その廃プラスチック4aはスクリュー12によ
り処理物排出口16へと攪拌されつつ移送されていく。
この間において、廃プラスチック4aは加熱機構13よ
り250〜300℃に加熱され、熱分解により塩化水素
(塩化水素ガス)を放出する。この加熱時間つまり廃プ
ラスチック4aの反応容器11内での滞留時間は、二軸
スクリュー12aの回転速度を制御することによって、
処理条件に応じて適宜に設定することができる。例え
ば、300℃に加熱する場合においては、通常、30分
程度に設定しておくことが好ましい。
【0035】かかる一次脱塩素処理(脱塩化水素処理)
によって、廃プラスチック4aに含まれる塩素成分の大
半は塩化水素として除去されることになる。
【0036】そして、一次脱塩素処理された廃プラスチ
ック4bは、スクリュー12により処理物排出口16へ
と排出される。この廃プラスチック4bには、前述した
如く、反応容器11内での加熱による軟化,溶融等によ
り廃プラスチック相互が接着一体化して、大型化したも
のが含まれる。一方、廃プラスチック4aから放出され
た塩化水素を含む排ガス6aは、排気口15から反応容
器15外に排出され、排ガス処理装置により処理され
る。特に、排ガス6a中の塩化水素は、、塩酸回収塔に
より塩酸として回収されるが、前述した如く、当該一次
処理温度(250〜300℃)下では高純度(98%以
上)のものである。したがって、塩酸回収塔により回収
された塩酸は、極めて高純度のものであり、有効に利用
することができるものである。
【0037】次に、一次処理反応機1から排出された廃
プラスチック4bは、廃プラスチック細分化処理機3に
供給されて細分化処理される。
【0038】すなわち、スクリュー12により処理物排
出口16から排出された廃プラスチック4bは、シュー
ト33内を落下通過して、被処理物供給口31から廃プ
ラスチック細分化処理機3に供給される。廃プラスチッ
ク細分化処理機3に供給された廃プラスチック4bは、
粗粉砕形状より更に細かい微小形状に粉砕又は成型され
る。例えば、廃プラスチック細分化処理機3として粉砕
機を採用して、廃プラスチック4bを3〜10mm程度
に粉砕する。また、廃プラスチック4bが冷間時に硬度
大となる性状のものである場合には、廃プラスチック細
分化処理機3として成型機を採用して、10mm程度に
成型する。
【0039】このように細分化処理された廃プラスチッ
ク4bは、処理物放出口32から放出されて、シュート
34内を落下通過し、二次処理反応機2の被処理物投入
口24から反応容器21内に投入される。そして、一次
処理反応機1において除去さずに残留した塩素成分は、
反応容器21内における二次脱塩素処理によって略完全
に除去される。
【0040】すなわち、二次処理反応機2の反応容器2
1内には、シュート34を介して被処理物投入口24か
ら廃プラスチック4cが投入されると共に、これと同時
に反応剤投入口27から反応剤5が投入される。反応剤
5としては、粉末状の水酸化ナトリウム若しくは炭酸ナ
トリウム又はこれらの混合物が使用される。
【0041】そして、反応容器21内に投入された廃プ
ラスチック4c及び反応剤5は、スクリュー22により
攪拌混合されつつ、処理物排出口26に向かって移送さ
れていき、この間において、廃プラスチック4cは加熱
機構23により300〜330℃に加熱され、これに残
留する塩素成分が加熱による脱塩化水素反応及び塩化水
素と反応剤5との反応により、略完全に除去される。な
お、廃プラスチック4cの加熱時間つまり反応容器21
内での滞留時間は、二軸スクリュー22aの回転速度を
制御することによって、処理条件に応じて適宜に設定す
ることができる。例えば、330℃に加熱する場合にお
いては、通常、30分程度に設定しておくことが好まし
い。
【0042】すなわち、反応容器21内に投入される廃
プラスチック4cは、それが一次処理反応機1に投入さ
れる形状(粗粉砕形状)より微小な形状に粉砕又は成型
されたものであること、一次処理反応機1における加熱
温度を上回る温度(300〜330℃)で加熱されるこ
と、及び一次処理反応機1において含有塩素成分の大半
を除去されたものであることから、熱分解による脱塩化
水素反応が充分に行なわれ、残留する塩素成分が塩化水
素(塩化水素ガス)として略完全に放出されることにな
る。そして、放出された塩化水素は、反応剤5である水
酸化ナトリウム(NaOH)又は炭酸ナトリウム(Na
2 CO3 )と反応して(NaOH+HCl→NaCl+
2 O,Na2 CO3 +2HCl→2NaCl+CO2
+H2 O)、塩化ナトリウム(NaCl)を生成する。
すなわち、残留塩素成分は塩化ナトリウムとして固定さ
れるのである。かかる反応は、上記した如く廃プラスチ
ック4cが微小形状に粉砕,成型されたもので反応表面
積が増大していることから、廃プラスチック4cと反応
剤5とがスクリュー22により充分に混合攪拌されるこ
ととも相まって、促進され効果的に行われる。このよう
に、廃プラスチック4cの脱塩化水素反応及び反応剤5
との反応が同時に行なわれることから、廃プラスチック
4cに残留する塩素成分は、塩化ナトリウムに固定され
て、略完全に除去される。なお、反応剤5の使用量は、
一次処理反応機1において除去されずに残留した僅かな
塩素成分を処理するに必要且つ充分な量であればよく、
極めて少量で足りる。
【0043】このようにして残留塩素成分を除去された
廃プラスチック4dは、スクリュー22により処理物排
出口26から反応容器21外に排出される。二次処理反
応機2から排出された廃プラスチック4dは、塩素成分
を略完全に除去されたものであるから、高温での燃焼に
よっても塩化水素を殆ど発生しない(廃プラスチック4
dに含まれる塩化ナトリムは、前述した如く、高温で燃
焼しても塩化水素を殆ど発生しない)ものであり、燃料
等として利用価値の極めて高いものである。なお、当該
廃プラスチック4dは、そのまま燃料等として使用する
ことができるが、用途に応じて、更に適当な処理(成型
処理等)を施した上で使用に供することもできる。一
方、反応容器21内で発生する排ガス6bは排気口25
から排出されるが、この排ガス6b中には塩化水素が殆
ど含まれていないことから、ボイラ水管腐食等の問題を
生じることなく、廃熱ボイラの加熱源等として有効に利
用することが可能である。
【0044】ところで、本発明に係る脱塩素処理方法に
よる脱塩素効果を確認するために、ポリエチレン、ポリ
スチレン及び塩化ビニルが混在する廃プラスチック4a
を、予め、100mm程度に粉砕した上、各反応機1,
2(前後幅:2500mm,左右幅:600mm,高
さ:520mm)及びプラスチック細分化処理機(粉砕
機又は成型機)として実機を使用した上記構成の脱塩素
処理装置により、次のような脱塩素処理実験を行なっ
た。
【0045】すなわち、上記した如く粉砕した廃プラス
チック4aを、一次処理反応機1の反応容器11に30
kg/hの割合で投入し、投入された廃プラスチック4
aを300℃で30分間加熱処理した。処理後、処理物
排出口16から排出された廃プラスチック4bにおける
塩素含有量を測定したところ、脱塩素率は約90%であ
った。
【0046】次に、この廃プラスチック4bを、粉砕機
である廃プラスチック細分化処理機3により大きさ10
mmの微小片4cに粉砕した上、二次処理反応機2の反
応容器21に投入させた。
【0047】そして、二次処理反応機2において、反応
剤5として水酸化カルシウムを投入しつつ、微小片とさ
れた廃プラスチック4cを330℃で30分間加熱処理
し、二次処理反応機2の処理物排出口26から排出され
た廃プラスチック4dにおける塩素含有量を測定した。
【0048】その結果、当該廃プラスチック4dにおけ
る脱塩素率は99%に達しており、本発明に係る脱塩素
処理方法によれば、廃プラスチックの脱塩素処理を略完
全に行ないうることが確認された。また、当該廃プラス
チック4dを高温燃焼させたところ、塩化水素の発生は
殆ど認められなかった。
【0049】なお、本発明は上記した実施の形態に限定
されるものではなく、本発明の基本原理を逸脱しない範
囲において、適宜に改良,変更することができる。
【0050】
【発明の効果】以上の説明から容易に理解されるよう
に、本発明によれば、廃プラスチックの脱塩素処理を一
次処理反応機における脱塩化水素処理と二次処理反応機
における反応剤との反応による塩化ナトリウム固定処理
との2段階に亘って行い、廃プラスチック中の塩素成分
の大半を一次処理反応機で脱塩化水素処理により除去
し、一次処理反応機で除去されずに残留する塩素成分を
二次処理反応機で反応剤との反応により塩化ナトリウム
に固定させて除去するようにしたから、廃プラスチック
の脱塩素処理を効率よく良好に行なうことができ、塩素
成分を殆ど含まない廃プラスチックを容易に得ることが
できる。したがって、本発明によって処理された廃プラ
スチックは、二次処理反応機において生成し廃プラスチ
ックに含まれる塩化ナトリウムが熱分解によって塩化水
素を殆ど発生しないものであることとも相俟って、高温
燃焼によっても強腐食性の塩化水素を殆ど発生しない燃
料等として種々の用途に好適に使用することができ、そ
の実用的価値極めて大なるものである。また、二次処理
反応機においては、一次処理反応機により含有塩素成分
の大半を除去された廃プラスチックを脱塩素処理するに
すぎないから、その処理を行なうに必要とされる反応剤
の使用量が少量で足り、少量の反応剤により脱塩素処理
を効率良く且つ経済的に行なうことができる。さらに、
一次処理反応機で発生する塩化水素は、極めて高純度の
塩酸として回収され、好適に再利用される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る廃プラスチックの脱塩素処理方法
を実施するための装置の一例を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1…一次処理反応機、2…二次処理反応機、3…廃プラ
スチック細分化処理機、4a…一次処理反応機に投入さ
れた廃プラスチック、4b…一次処理反応機から排出さ
れた廃プラスチック、4c…二次処理反応機に投入され
た廃プラスチック、4d…二次処理反応機から排出され
た廃プラスチック、5…反応剤、6a…塩化水素を含む
排ガス、6b…排ガス、11,21…反応容器、12,
22…スクリュー、13,23…加熱機構。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 樫本 茂樹 兵庫県尼崎市金楽寺町2丁目2番33号 株 式会社タクマ内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一次処理反応機において、廃プラスチッ
    クを所定の一次脱塩素処理温度に加熱することにより、
    当該廃プラスチックに含まれる塩素成分を熱分解による
    脱塩化水素反応により塩化水素として除去すると共に、
    発生した塩化水素ガスを一次処理反応機から排気させ、
    更に一次処理反応機から排出された廃プラスチックを、
    微小形状に粉砕又は成型した上で、二次処理反応機にお
    いて、水酸化ナトリウム若しくは炭酸ナトリウム又は両
    者の混合物を反応剤として添加しつつ所定の二次脱塩素
    処理温度に加熱して、当該廃プラスチックに残留する塩
    素成分を反応剤との反応により塩化ナトリウムとして除
    去するようにしたことを特徴とする廃プラスチックの脱
    塩素処理方法。
  2. 【請求項2】 一次脱塩素処理温度が250〜300℃
    であり、二次脱塩素処理温度が300〜330℃である
    ことを特徴とする、請求項1に記載する廃プラスチック
    の脱塩素処理方法。
JP614298A 1998-01-14 1998-01-14 廃プラスチックの脱塩素処理方法 Expired - Fee Related JP3719838B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP614298A JP3719838B2 (ja) 1998-01-14 1998-01-14 廃プラスチックの脱塩素処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP614298A JP3719838B2 (ja) 1998-01-14 1998-01-14 廃プラスチックの脱塩素処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11199703A true JPH11199703A (ja) 1999-07-27
JP3719838B2 JP3719838B2 (ja) 2005-11-24

Family

ID=11630277

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP614298A Expired - Fee Related JP3719838B2 (ja) 1998-01-14 1998-01-14 廃プラスチックの脱塩素処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3719838B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005097365A1 (ja) * 2004-03-30 2005-10-20 All Green Corporation 加熱によって発生する特定ガスの除去装置とその方法
JP2007302788A (ja) * 2006-05-11 2007-11-22 Jfe Chemical Corp 水素化分解生成物の製造方法、プラスチックの処理方法及びベンゼン類の製造方法
JP2007332345A (ja) * 2006-05-15 2007-12-27 Jfe Chemical Corp 水素化分解生成物の製造方法、プラスチックの処理方法及びベンゼン類の製造方法
IT202000014629A1 (it) 2020-06-18 2021-12-18 Eni Spa Composizione di materiale plastico e procedimento per il trattamento di materie plastiche per formare detta composizione.

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005097365A1 (ja) * 2004-03-30 2005-10-20 All Green Corporation 加熱によって発生する特定ガスの除去装置とその方法
JP2007302788A (ja) * 2006-05-11 2007-11-22 Jfe Chemical Corp 水素化分解生成物の製造方法、プラスチックの処理方法及びベンゼン類の製造方法
JP2007332345A (ja) * 2006-05-15 2007-12-27 Jfe Chemical Corp 水素化分解生成物の製造方法、プラスチックの処理方法及びベンゼン類の製造方法
IT202000014629A1 (it) 2020-06-18 2021-12-18 Eni Spa Composizione di materiale plastico e procedimento per il trattamento di materie plastiche per formare detta composizione.

Also Published As

Publication number Publication date
JP3719838B2 (ja) 2005-11-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS58125785A (ja) 廃棄物を安定した最終生成物に変える方法及び装置
EP0475556B1 (en) Plastics waste processing
US3941066A (en) Method for disposal of waste synthetic high polymer
JP2756731B2 (ja) プラスチック材の熱水処理および部分酸化
EP1607466B1 (en) Device and process for waste transformation
JP2002363337A (ja) プラスチックの再資源化方法
JPH07286062A (ja) 塩素含有プラスチック廃棄物の処理方法
JP3719838B2 (ja) 廃プラスチックの脱塩素処理方法
JP2008095024A (ja) 廃プラスチックリサイクルシステム
JP2009269965A (ja) 固体原燃料の製造方法
JP3754549B2 (ja) 塩素含有廃棄物の脱塩素処理方法
JP4277111B2 (ja) 廃棄物処理方法および廃棄物処理装置
JPH10259273A (ja) 含塩素高分子樹脂の塩素除去方法
JPH10298571A (ja) 脱塩素した廃プラスチック燃料の製造方法およびその装置
JP3696992B2 (ja) 廃棄物の熱処理方法
JP3495476B2 (ja) 塩素含有プラスチックを含む廃棄物の処理方法及び装置
JP2002226626A (ja) プラスチックの処理方法および処理設備
JP2000093919A (ja) 廃棄物の処理方法
JPH11286685A (ja) 炭化物の製造方法
JPH11286687A (ja) 炭化物の製造方法
JPH10244237A (ja) 処理物の固形化処理方法と固形化物
JP2004250496A (ja) 塩素含有樹脂の脱塩素方法
JPH10245606A (ja) 合成樹脂類の処理方法及び設備
JP2003321573A (ja) 塩素含有樹脂類の処理方法
JP2008050224A (ja) セメント原燃料化方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050513

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050613

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050722

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050816

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050906

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080916

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090916

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090916

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100916

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100916

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110916

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120916

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130916

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees