JPH11199541A - ソルビン酸の回収装置および回収方法 - Google Patents

ソルビン酸の回収装置および回収方法

Info

Publication number
JPH11199541A
JPH11199541A JP10117490A JP11749098A JPH11199541A JP H11199541 A JPH11199541 A JP H11199541A JP 10117490 A JP10117490 A JP 10117490A JP 11749098 A JP11749098 A JP 11749098A JP H11199541 A JPH11199541 A JP H11199541A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sorbic acid
acid
extraction unit
extraction
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10117490A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Miura
弘 三浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daicel Corp
Original Assignee
Daicel Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daicel Chemical Industries Ltd filed Critical Daicel Chemical Industries Ltd
Priority to JP10117490A priority Critical patent/JPH11199541A/ja
Priority to EP98951745A priority patent/EP0970941A4/en
Priority to US09/341,576 priority patent/US6455733B1/en
Priority to CN98801810.1A priority patent/CN1243504A/zh
Priority to PCT/JP1998/005038 priority patent/WO1999025676A1/ja
Publication of JPH11199541A publication Critical patent/JPH11199541A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C51/00Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides
    • C07C51/42Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives
    • C07C51/48Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives by liquid-liquid treatment

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ソルビン酸の製造工程から生成する濾液(母
液)からソルビン酸を高い回収率で回収し、廃液中のB
ODを有効に低減する。 【解決手段】 ポリエステルの分解工程1で生成した粗
ソルビン酸を晶析工程2に供してソルビン酸を結晶化さ
せ、結晶ソルビン酸と母液(濾液)とを分離する。この
母液を、特定の抽出溶媒を用いる抽出工程3に供し、抽
出液(有機相)を逆抽出工程4に供してアルカリ水溶液
で処理し、ソルビン酸をソルビン酸塩として水相に抽出
する。この水相を中和工程6で中和し、生成したソルビ
ン酸を分離工程7で回収する。前記抽出溶媒としては、
水に対する溶解度1重量%以下、ソルビン酸の溶解度
0.5重量%以上であり、水に対して分液可能な有機溶
媒(脂肪族C6-20アルコール,ケトン類,エステル類、
芳香族エーテル類など)を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ソルビン酸を有効
に回収できる装置および回収方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ソルビン酸は、クロトンアルデヒドとケ
テンとの反応により生成するポリエステルを分解する方
法(例えば、酸やアルカリによる分解,熱分解)により
生成できる。これらの方法のうち、収率および品質的に
は、酸分解法、特に塩酸を用いた加水分解法が有利であ
る。
【0003】塩酸分解法によるソルビン酸の製造では、
代表的には、クロトンアルデヒドとケテンとの反応によ
りポリエステルを生成させ、このポリエステルを塩酸中
に分散して加熱分解し、反応生成物を冷却、濾過して粗
ソルビン酸を生成させる。次いで、粗ソルビン酸を熱水
に溶解させて熱時濾過し、濾液を冷却して結晶化させる
再結晶法により精ソルビン酸を得ている。この再結晶法
では、低濃度のソルビン酸を含む再結晶母液(濾液)が
多量に生成し、この母液からソルビン酸を有効に回収す
ることが困難である。また、前記母液(濾液)は生物化
学的酸素要求量BOD(Biochemical oxygen demand)
が高く、環境汚染の観点から、そのまま排出することが
できない。
【0004】特公昭61−13456号公報には、ポリ
エステルの酸分解により精製する粗ソルビン酸のウェッ
トケーキから再結晶法で精ソルビン酸を製造する方法に
おいて、再結晶過程で排出されるソルビン酸の稀薄水溶
液(再結晶母液)のpHを5〜7に調整して逆浸透法に
より濃縮した後、濃縮液からソルビン酸の結晶を析出さ
せてソルビン酸を回収する方法が提案されている。この
文献には、溶媒抽出法は有利でないことが記載されてい
る。しかし、この方法では、逆浸透装置を必要とし、簡
単な装置および操作によりソルビン酸を高い効率で回収
し、廃液(濾液)中のBODを低減することは困難であ
り、有効かつ効率よくBODを低減できる方法は見いだ
されていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、再結晶などのソルビン酸の製造工程で生成する排液
(濾液などの晶析母液など)からソルビン酸を高い回収
率で回収できるソルビン酸の回収装置および回収方法を
提供することにある。本発明の他の目的は、廃液中のB
ODを有効に低減できるとともに、粗ソルビン酸から高
純度のソルビン酸を高い回収率で回収できるソルビン酸
の回収装置および回収方法を提供することにある。本発
明のさらに他の目的は、複雑な装置や操作を用いること
なく、ソルビン酸の製造工程から生成する排液から純度
の高いソルビン酸を高い回収率で回収できるとともに、
抽出溶媒のリサイクルにより廃液中のBODを有効に低
減できるソルビン酸の回収装置および回収方法を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記目的
を達成するため鋭意検討の結果、特定の溶媒で抽出する
と、結晶母液からソルビン酸を高い抽出率で抽出でき、
廃液中のBODを顕著に低減できることを見いだし、本
発明を完成した。すなわち、本発明の回収装置は、ソル
ビン酸の製造工程(粗ソルビン酸の再結晶工程など)か
ら生成する排液から、少なくとも溶媒抽出によりソルビ
ン酸を回収するための装置であって、水に対する溶解度
1重量%以下、ソルビン酸の溶解度0.5重量%以上で
あり、かつ水に対して分液可能な有機溶媒により、前記
排液からソルビン酸を抽出するための抽出ユニットを備
えている。この装置において、例えば、粗ソルビン酸の
結晶化により生成した結晶ソルビン酸と排液(母液)と
を分離し、この排液(母液)を前記溶媒抽出に供しても
よい。前記溶媒抽出ユニットからの抽出液は、逆抽出ユ
ニットにおいてアルカリで処理し、ソルビン酸をソルビ
ン酸塩として抽出してもよい。また、前記逆抽出ユニッ
トからの抽出液は、処理ユニットで酸により少なくとも
中和処理し、分離ユニットにおいて、処理混合液からソ
ルビン酸を分離してもよい。さらに、リサイクルライン
を通じて、逆抽出ユニットで分離した有機溶媒を前記抽
出ユニットにリサイクルしてもよい。前記抽出溶媒とし
ては、アルコール類,ケトン類,炭化水素類,エステル
類,エーテル類などが利用できる。本発明の方法では、
前記有機溶媒により前記排液(母液など)からソルビン
酸を抽出することによりソルビン酸を回収する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、必要により添付図面を参
照しつつ本発明を詳細に説明する。本発明は、ソルビン
酸の製造工程から生成する排液からソルビン酸を回収す
るプロセス、例えば、粗ソルビン酸の再結晶により生成
する母液(濾液)からソルビン酸を回収するプロセスな
どに適用できる。粗ソルビン酸の製造方法は特に制限さ
れず、種々の方法、例えば、(a)クロトンアルデヒド
とケテンとの反応により生成するポリエステルの分解、
(b)クロトンアルデヒドとマロン酸との縮合反応など
により粗ソルビン酸を得ることができる。前記ポリエス
テルの分解は、酸又はアルカリによる分解、熱分解のい
ずれであってもよいが、工業的には、前記ポリエステル
の酸分解(特に無機酸,中でも塩酸による分解)により
粗ソルビン酸を生成させるのが有利である。
【0008】図1は本発明の回収プロセスの一例を示す
フロー図である。この例では、クロトンアルデヒドとケ
テンとの反応により生成したポリエステルを酸(この例
では塩酸)で分解して粗ソルビン酸を生成させる分解工
程1と、この分解工程で生成した粗ソルビン酸からソル
ビン酸を晶析するための晶析工程2とを経て、結晶ソル
ビン酸と母液(濾液)とに分離している。なお、分解工
程1での生成物は、濾過などによる分離工程に供し、粗
ソルビン酸と濾液(排液)とに分離できる。
【0009】前記分解工程1は、慣用の方法、例えば、
ポリエステルの基本構成単位に対して2〜7倍モル程度
の酸(特に塩酸)を用い、温度50〜90℃で撹拌混合
することにより行うことができる。この分解工程では、
ポリエステルの分解ののち、異性化が可能な熟成を行っ
てもよく、熟成温度は前記温度範囲から選択できる。
【0010】この分解工程においてソルビン酸が反応系
中で析出するので、通常、前記のように反応生成物を分
離工程(濾過など)に供して、粗ソルビン酸と濾液(排
液)とに分離し、粗ソルビン酸をケーキ(ウェットケー
キ)として晶析(再結晶)工程2に供される。
【0011】晶析工程2では、粗ソルビン酸からソルビ
ン酸を結晶化させることにより、結晶化した精製ソルビ
ン酸を得ることができる。ソルビン酸の結晶化は、前記
ウェットケーキと熱水とを混合して粗ソルビン酸を熱水
に溶解し、活性炭ととも加熱混合して熱濾過し、濾液を
冷却することにより行うことができる。また、活性炭な
どの吸着剤とともに有機又は無機塩基(例えば、水酸化
ナトリウムなどのアルカリ金属水酸化物など)を添加し
てソルビン酸をソルビン酸塩として可溶化し、晶析工程
で酸(例えば、塩酸などの無機酸)を添加して遊離のソ
ルビン酸として析出させてもよい。このような結晶化に
より生成した結晶ソルビン酸は、濾別,遠心分離などの
方法により、排液(濾液,母液)から分離され、精製工
程で、洗浄,再結晶,乾燥などの慣用の精製法で精製で
きる。
【0012】このような方法で分離された排液(母液)
は、通常、酸性(pH=2〜4程度)であり、稀薄溶液
ではあるものの、0.01〜0.3重量%程度の濃度で
ソルビン酸を含有している。このような排液のBOD
は、通常、4,000〜200,000ppm(また、
分解工程の分離排液では、例えば、20,000〜15
0,000ppm)程度であるため、排液を廃棄処分す
ると、環境汚染の一因となる。そこで、BODを低減し
つつ前記排液からソルビン酸を効率よく回収するため本
発明では、前記排液からソルビン酸を回収する際、抽出
工程(又は抽出ユニット)3において、特定の溶媒抽出
(抽剤)によりソルビン酸を抽出する。
【0013】前記抽出溶媒は、水に対しては溶解度が小
さく、ソルビン酸に対しては高い溶解性を有し、しかも
水に対して分液可能な抽剤であればよく、炭化水素類
(脂肪族炭化水素類,脂環族炭化水素類,芳香族炭化水
素類),ハロゲン化炭化水素類,アルコール類,エステ
ル類,ケトン類,エーテル類などから適当に選択でき
る。特に、温度20℃において、水に対する溶解度1重
量%以下(好ましくは0.5重量%以下、さらに好まし
くは0.3重量%以下)、ソルビン酸の溶解度0.5重
量%以上(好ましくは1重量%以上、さらに好ましくは
3重量%以上、特に5重量%以上)の抽出溶媒が好まし
い。抽出溶媒は、通常、水に対して比重差があり、水と
の比重差は0.1以上(例えば、0.1〜0.3程度)
である。
【0014】このような有機溶媒には、アルコール類,
炭化水素類,エステル類,ケトン類およびエーテル類が
含まれる。これらの抽出溶媒は単独で又は二種以上混合
して使用できる。
【0015】アルコール類には、炭素数6以上の直鎖状
又は分枝鎖状アルコール類、例えば、ヘキサノール,2
−メチルペンタノール,2−メチルヘキサノール,ヘプ
タノール、ジメチルペンタノール,オクタノール,2−
エチルヘキサノール,カプリルアルコール,ノニルアル
コール,デシルアルコール,イソデシルアルコール,ラ
ウリルアルコール,ミリスチルアルコール,オクタデシ
ルアルコール,オレイルアルコールなどの直鎖状又は分
枝鎖状の脂肪族C6-20アルコール類、シクロアルカノー
ル(シクロオクタノールなどのC6-10シクロアルカノー
ル)、アルキルシクロヘキサノール(例えば、メチルシ
クロヘキサノール,トリメチルシクロヘキサノールなど
のC1-4アルキル−C5-10シクロアルカノール)などが
例示できる。
【0016】芳香族炭化水素類には、トルエン,キシレ
ンなどが含まれ、ケトン類には、例えば、ジブチルケト
ン,ジイソブチルケトン,ジペンチルケトン,メチルア
ミルケトン,メチルヘキシルケトンなどの脂肪族ケトン
類(炭素数6以上のジアルキルケトン類など)、メチル
シクロヘキサノンなどの脂環族ケトン類などが含まれ
る。エステル類には、有機酸C4-16アルキルエステル類
や有機酸シクロアルキルエステル類、例えば、酢酸ブチ
ル,酢酸イソブチル,酢酸アミル,酢酸イソアミル,酢
酸ヘキシル,酢酸2−エチルブチル,酢酸オクチル,酢
酸2−エチルヘキシルなどの酢酸C4-16アルキルエステ
ル類(特に酢酸C6-16アルキルエステル類)、酢酸シク
ロヘキシル,酢酸2−メチルシクロヘキシルなどの酢酸
シクロアルキルエステル(特に酢酸C4-8 シクロアルキ
ルエステル類)、これらに対応するプロピオン酸エステ
ル類,安息香酸エステル類(安息香酸メチル,安息香酸
エチル,安息香酸ブチルなど)などが例示できる。エー
テル類には、イソフロピルエーテル,ブチルエーテル,
イソブチルエーテル,アミルエーテル,メチルブチルエ
ーテル,メチルイソブチルエーテル,エチルブチルエー
テルなどの脂肪族エーテル類、アニソール,フェネトー
ルなどの芳香族エーテル類などが含まれる。好ましい抽
剤には、炭素数6以上のアルコール類,ケトン類,炭化
水素類(芳香族炭化水素類など),有機酸C6-16エステ
ル類、有機酸シクロアルキルエステル類、およびエーテ
ル類(芳香族エーテル類など)が含まれる。中でも、直
鎖状又は分枝鎖状C6-20アルコール類(特にC8-16アル
コール類)やケトン類を抽出溶媒として用いると、排液
(濾液など)に対する使用量が少なくても高い効率でソ
ルビン酸を抽出できる。
【0017】抽出工程3において、抽出溶媒Sの使用量
は、前記母液中のソルビン酸の濃度に応じて適当に選択
でき、通常、前記排液(濾液など)F 100重量部に
対して、10〜250重量部(S/F=0.1〜2.
5)、好ましくは20〜200重量部(S/F=0.2
〜2)、さらに好ましくは25〜150重量部(S/F
=0.25〜1.5)程度の範囲から選択できる。ま
た、抽出回数は特に制限されず、1〜10回、特に1〜
5回程度の範囲から選択できる。抽出操作は、適当な温
度、例えば、10〜80℃、好ましくは20〜70℃、
特に30〜60℃程度の範囲で行うことができる。抽出
操作においては、室温(10〜30℃程度)の抽出溶媒
を用いるのが、工業的に有利である。
【0018】前記抽出溶媒を用いると、ソルビン酸を高
い効率で有機相に抽出でき、水相のBODを、例えば、
1500pp以下(好ましくは1000ppm以下)に
著しく低減できる。そのため、抽出工程(又は抽出ユニ
ット)3で処理され、かつ抽出液(有機相)と分離され
た水相は、さほど大きな負荷を伴うことなく排水処理で
きる。
【0019】ソルビン酸をソルビン酸塩として抽出する
ため、ソルビン酸を含有する抽出液(有機相)は、逆抽
出工程(逆抽出ユニット)4において、アルカリ(アル
カリ水溶液)で処理される。アルカリとしては、アミン
類などの有機塩基も使用可能であるが、工業的には無機
塩基を使用するのが有利である。無機塩基には、例え
ば、アンモニア以外に、アルカリ金属水酸化物(水酸化
リチウム,水酸化ナトリウム,水酸化カリウムなど)、
アルカリ金属炭酸塩(炭酸ナトリウムなど)、アルカリ
金属炭酸水素塩(炭酸水素ナトリウムなど)などが含ま
れる。アルカリは、通常、水溶液として使用でき、アル
カリの濃度は特に制限されないが、通常、3〜15重量
%、好ましくは5〜10重量%(例えば、5〜8重量
%)程度である。
【0020】アルカリの使用量は、抽出液(有機相)中
のソルビン酸や他の酸性成分の濃度に応じて選択でき、
通常、ソルビン酸1モルに対してアルカリ0.5〜2当
量(例えば、0.7〜1.5当量)、特に1〜2当量程
度の範囲から選択できる。7.5重量%の水酸化ナトリ
ウム水溶液を用いる場合、抽出液(有機相)/アルカリ
水溶液=0.1〜20(重量比)、好ましくは0.2〜
10(重量比)、さらに好ましくは0.5〜5(重量
比)程度の割合で使用できる。
【0021】なお、有機相と水相との分液効率を高める
ため、逆抽出工程でのソルビン酸の濃度は、例えば、3
〜25重量%、好ましくは3〜20重量%(例えば、3
〜15重量%)程度である。
【0022】この逆抽出工程(又は逆抽出ユニット)4
では、ソルビン酸塩が水相へ移行し、抽出液(水相)と
有機溶媒(有機相)とが分離する。分離した有機溶媒
(有機相)は、ライン5を通じて前記抽出工程(又は抽
出ユニット)3へリサイクルされ、溶媒抽出に再利用さ
れる。
【0023】ソルビン酸塩を含む抽出液(水相)は、ソ
ルビン酸を遊離化させるため、処理工程(又は処理ユニ
ット)6において、酸を用いて少なくとも中和処理され
る。酸としては、蒸留などの分離手段によりソルビン酸
と分離可能な有機酸(酢酸など)も使用可能であるが、
通常、無機酸(塩酸,硝酸,硫酸など、特に塩酸)が使
用される。酸処理液のpHは、例えば、1〜4、好まし
くは2〜3程度である。この処理によりソルビン酸が結
晶として析出する。そのため、処理液を、濾過,遠心分
離などによる分離工程(又は分離ユニット)7に供する
ことにより、高純度の結晶状ソルビン酸と、塩などを含
む水相とに分離でき、必要によりソルビン酸を精製して
乾燥することによりソルビン酸を回収できる。塩などを
含む水相は、大きな負荷を作用させることなく排水処理
することができる。このような方法では、純度98%以
上の高純度ソルビン酸を回収率98%以上で効率よく回
収できる。
【0024】なお、抽出ユニットや逆抽出ユニットは、
慣用の装置、例えば、撹拌槽と分液槽(静置槽)とで構
成された槽型抽出装置,充填塔(ラシヒリング充填塔な
ど),目ざら塔,スプレー塔,脈動抽出塔(パルスコラ
ム)などの塔型抽出装置(抽出塔)、激しい撹拌で抽出
する噴射型抽出装置、回転抽出装置などの回転型抽出装
置などで構成できる。抽出および逆抽出においては、被
抽出液と抽出剤又はアルカリとを向流で流して行うこと
ができる。逆抽出ユニットでは、アルカリ水溶液を循環
しながら抽出することができ、必要により消費量に対応
するアルカリを補充するとともに、アルカリ水溶液の補
充量に相当する量を系外に抜き取りながら逆抽出を行っ
てもよい。
【0025】さらに、本発明はソルビン酸の製造工程か
ら生成するソルビン酸含有排液からソルビン酸を回収す
るプロセスに適用でき、排液の由来は特に制限されな
い。例えば、前記の例では、前記晶析工程から生成する
排液からソルビン酸を回収しているが、分解工程1から
生成する排液、晶析工程2で得られた結晶ソルビン酸の
生成工程から生成する排液などにも適用できる。好まし
いプロセスでは、少なくとも前記晶析工程から生成する
排液に適用される。本発明では、上記各工程又は一部の
工程をバッチ式に行ってもよく、全工程を連続的に行っ
てもよい。
【0026】
【発明の効果】本発明では、ソルビン酸の製造工程から
生成する排液を特定の有機溶媒を用いて抽出処理するの
で、ソルビン酸を高い回収率で回収できる。また、廃液
中のBODを有効に低減できるとともに、高純度のソル
ビン酸を高い回収率で回収できる。さらに、複雑な装置
や操作を用いることなく、抽出および逆抽出という簡単
な操作で、ソルビン酸の製造工程から生成する排液から
純度の高いソルビン酸を高い回収率で回収できるととも
に、抽出溶媒のリサイクルにより廃液中のBODを有効
に低減できる。
【0027】
【実施例】以下に、実施例に基づいて本発明をより詳細
に説明するが、本発明はこれらの実施例により限定され
るものではない。なお、以下の実施例および比較例で
は、次のような排液(母液)を用いてソルビン酸を回収
した。
【0028】クロトンアルデヒドとケテンとの反応によ
り生成したポリエステル100重量部に対して濃塩酸3
80重量部を添加し、温度60℃で2時間加水分解し、
反応混合物を室温に冷却し、粗ソルビン酸の結晶を析出
させた。この粗結晶100重量部に対して活性炭5重量
部と25重量%水酸化ナトリウム水溶液95重量部とを
混合し、加熱して熱時に活性炭を濾過し、濾液に濃塩酸
を加えてpH2〜3に調整することによりソルビン酸を
析出させた、生成した結晶ソルビン酸を濾別することに
より、濾液(母液)を得た。
【0029】実施例1 母液として、ソルビン酸2904ppm,他の成分(有
機酸など)3626ppm(合計6530ppm)を含
む濾液を用いた。母液F1 と表1に示す抽出溶媒S1 と
を、所定の流量(L/H)および割合(S1/F1=2)
で溶媒抽出塔(40mmφ×1000mm,ラシヒリン
グ5mmφ×5mmを充填)に供給して抽出処理し、有
機相と水相とに分離した。水相中のソルビン酸濃度を高
速液体クロマトグラフィーで測定することにより、抽出
率を算出した。結果を表1に示す。
【0030】
【表1】 クロトンアルデヒドとケテンとの反応により生成したポ
リエステル100重量部に対して濃塩酸380重量部を
添加し、温度80℃まで加熱した。その後75℃で60
分熟成を行った後、1時間かけて25℃に冷却し、粗ソ
ルビン酸の結晶を析出させた。この粗結晶100重量部
に対して活性炭5重量部と25%水酸化ナトリウム水溶
液95重量部とを混合し、加熱して熟時に活性炭を濾過
し、濾液に濃塩酸を加えてpH2〜3に調整することに
よりソルビン酸を析出させ、生成した結晶ソルビン酸を
濾別することにより、濾液(母液)を得た。
【0031】この母液を用い実施例1と同様に抽出操作
に供したところ、実施例1と同様の結果を得た。
【0032】実施例2 母液として、ソルビン酸2320ppm,他の成分(有
機酸など)5374ppm(合計7694ppm)を含
む濾液を用いた。母液F1 と抽出溶媒S1 とを、表2に
示す流量割合(S1/F1)=1又は(S1/F1)=0.
5で溶媒抽出塔に供給する以外、実施例1と同様にして
抽出処理し、水相中のソルビン酸濃度を高速液体クロマ
トグラフィーで測定するとともに、抽出率を算出した。
なお、結果を表2に示す。
【0033】
【表2】 表1および表2から明らかなように、特定の抽出溶媒を
用いて抽出処理することにより、廃液(母液)中のソル
ビン酸含有量およびBODを大きく低減できる。なお、
BODは、おおよそソルビン酸の含有量(単位ppm)
の1.5倍程度に相当する。
【0034】実施例3 母液として、ソルビン酸2855ppm,他の成分(有
機酸など)2395ppm(合計5250ppm)を含
む濾液を用いた。母液を流量1L/H、n−オクタノー
ルを流量2L/H(流量比S/F=2)で溶媒抽出塔
(40mmφ×1000mm,ラシヒリング5mmφ×
5mmを充填)に供給して抽出処理し、有機相と水相と
に分離した。高速液体クロマトグラフィーで分析したと
ころ、水相ではソルビン酸は検出されず(抽出率100
%)、他の成分1560ppm(抽出率34.9%),
全体の抽出率70.3%であり、BODを大きく低減で
きた。
【0035】前記ソルビン酸を含む有機相を流量2L/
H、7.5重量%水酸化ナトリウム水溶液を流量1L/
H(流量比S/F=2)で逆抽出塔(40mmφ×10
00mm,ラシヒリング5mmφ×5mmを充填)に供
給することにより、ソルビン酸をソルビン酸ナトリウム
として水相に抽出し、有機相と水相とに分離した。有機
層および水相の成分を高速液体クロマトグラフィーで分
析したところ、有機相ではソルビン酸は検出されず、水
相ではソルビン酸2734ppm(抽出率101%)、
他の成分816ppmであり、ソルビン酸を高い効率で
逆抽出できた。
【0036】逆抽出塔からの有機相は、貯蔵槽に蓄え、
前記抽出溶媒としてリサイクルした。一方、水相100
重量部に対して35%塩酸3重量部を加え、水相からソ
ルビン酸を析出させ、濾別して乾燥することにより、純
度98%以上のソルビン酸を回収率98%以上で回収し
た。なお、これらの操作は連続的に行った。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の回収プロセスの一例を示すフロ
ー図である。
【符号の説明】
1…分解工程 2…晶析工程 3…抽出工程 4…逆抽出工程 5…リサイクルライン 6…中和工程 7…分離工程

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソルビン酸の製造工程から生成するソル
    ビン酸含有排液から、少なくとも溶媒抽出によりソルビ
    ン酸を回収するための装置であって、水に対する溶解度
    1重量%以下、ソルビン酸の溶解度0.5重量%以上で
    あり、水に対して分液可能な有機溶媒により、前記排液
    からソルビン酸を抽出するための抽出ユニットを備えて
    いるソルビン酸の回収装置。
  2. 【請求項2】 抽出ユニットにおいて、少なくとも粗ソ
    ルビン酸の再結晶により生成する排液からソルビン酸を
    抽出する請求項1記載のソルビン酸の回収装置。
  3. 【請求項3】 溶媒抽出ユニットからの抽出液をアルカ
    リで処理し、ソルビン酸をソルビン酸塩として抽出する
    ための逆抽出ユニットを備えている請求項1記載のソル
    ビン酸の回収装置。
  4. 【請求項4】 逆抽出ユニットからの抽出液を酸で処理
    するための処理ユニットと、この処理混合液からソルビ
    ン酸を分離するための分離ユニットとを備えている請求
    項3記載のソルビン酸の回収装置。
  5. 【請求項5】 逆抽出ユニットで分離された有機溶媒を
    抽出ユニットにリサイクルするためのラインを備えてい
    る請求項1〜4のいずれかの項に記載のソルビン酸の回
    収装置。
  6. 【請求項6】 有機溶媒が、アルコール類,ケトン類,
    炭化水素類,エステル類およびエーテル類から選択され
    た少なくとも一種である請求項1記載のソルビン酸の回
    収装置。
  7. 【請求項7】 有機溶媒が、炭素数6〜20のアルコー
    ル類である請求項1記載のソルビン酸の回収装置。
  8. 【請求項8】 ポリエステルの分解により生成する粗ソ
    ルビン酸からソルビン酸を結晶化させ、生成した結晶ソ
    ルビン酸と排液とを分離し、前記排液からソルビン酸を
    回収するための装置であって、炭素数6以上のアルコー
    ル類,ケトン類,炭化水素類,有機酸C6-16エステル
    類,有機酸シクロアルキルエステル類,およびエーテル
    類から選択され、かつ水に対して分液可能な有機溶媒に
    より、前記排液からソルビン酸を抽出するための抽出ユ
    ニットと、この抽出ユニットからの抽出液をアルカリ水
    溶液で処理し、ソルビン酸をソルビン酸塩として抽出す
    るための逆抽出ユニットと、この逆抽出ユニットで分離
    された有機溶媒を前記抽出ユニットにリサイクルするた
    めのラインと、前記逆抽出ユニットからの抽出液を酸で
    少なくとも中和するための処理ユニットと、この処理混
    合液からソルビン酸を分離するための分離ユニットとを
    備えているソルビン酸の回収装置。
  9. 【請求項9】 ソルビン酸の製造工程から生成するソル
    ビン酸含有排液から、少なくとも溶媒抽出によりソルビ
    ン酸を回収する方法であって、水に対する溶解度1重量
    %以下、ソルビン酸の溶解度0.5重量%以上であり、
    かつ水に対して分液可能な有機溶媒により、前記排液か
    らソルビン酸を抽出するソルビン酸の回収方法。
JP10117490A 1997-11-14 1998-04-27 ソルビン酸の回収装置および回収方法 Pending JPH11199541A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10117490A JPH11199541A (ja) 1997-11-14 1998-04-27 ソルビン酸の回収装置および回収方法
EP98951745A EP0970941A4 (en) 1997-11-14 1998-11-10 APPARATUS AND METHOD FOR RECOVERING SORBIC ACID
US09/341,576 US6455733B1 (en) 1997-11-14 1998-11-10 Apparatus and method for recovering sorbic acid
CN98801810.1A CN1243504A (zh) 1997-11-14 1998-11-10 回收山梨酸的设备和方法
PCT/JP1998/005038 WO1999025676A1 (fr) 1997-11-14 1998-11-10 Appareil et procede de recuperation d'acide sorbique

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9-313288 1997-11-14
JP31328897 1997-11-14
JP10117490A JPH11199541A (ja) 1997-11-14 1998-04-27 ソルビン酸の回収装置および回収方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11199541A true JPH11199541A (ja) 1999-07-27

Family

ID=26455587

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10117490A Pending JPH11199541A (ja) 1997-11-14 1998-04-27 ソルビン酸の回収装置および回収方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US6455733B1 (ja)
EP (1) EP0970941A4 (ja)
JP (1) JPH11199541A (ja)
CN (1) CN1243504A (ja)
WO (1) WO1999025676A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104262137A (zh) * 2014-09-23 2015-01-07 湖南农业大学 碱提酸沉法分离青蒿素生产废料中二氢青蒿酸

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6320061B1 (en) * 2000-06-05 2001-11-20 Eastman Chemical Company Solvent exchange process
US8828231B2 (en) 2008-09-03 2014-09-09 Arkema Inc. Method for recovering carboxylic acids from dilute aqueous streams

Family Cites Families (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS3819106B1 (ja) * 1960-05-30 1963-09-21
JPS391660B1 (ja) * 1962-01-09 1964-02-20
DE1252664B (de) * 1964-02-01 1967-10-26 Farbwerke Hoechst Aktiengesellschaft vormals Meister Lucius S. Brunmg, Frankfurt/M Verfahren zur Herstellung von Sorbinsaure durch Umsetzung von Keten mit Crotonaldehyd
JPS4213924B1 (ja) * 1964-12-22 1967-08-07
JPS444091B1 (ja) * 1965-04-02 1969-02-20
DE1293749B (de) * 1965-04-24 1969-04-30 Hoechst Ag Verfahren zur Aufarbeitung der bei der Herstellung von Sorbinsaeure durch thermische Polyesterspaltung entstandenen waessrigen Polyglykoldialkylaetherloesung
JPS4314442B1 (ja) * 1965-05-28 1968-06-19
JPS4638131B1 (ja) * 1966-06-22 1971-11-10
JPS4430975B1 (ja) * 1966-09-13 1969-12-12
JPS4837015B1 (ja) * 1970-12-25 1973-11-08
JPS493975B1 (ja) * 1970-12-29 1974-01-29
DE2331668C2 (de) * 1973-06-22 1982-07-29 Hoechst Ag, 6000 Frankfurt Verfahren zur Reinigung von Sorbinsäure
JPS5533426B2 (ja) * 1973-12-14 1980-08-30
JPS5630333B2 (ja) * 1973-12-26 1981-07-14
JPS53111010A (en) * 1977-03-10 1978-09-28 Ueno Seiyaku Oyo Kenkyujo Kk Stable sorbinic acid suspension comosition process for preparing same and method of preserving food and drink and feed using same
JPS6049174B2 (ja) * 1977-12-22 1985-10-31 チッソ株式会社 ソルビン酸結晶の製造方法
FR2450233A1 (fr) * 1979-02-28 1980-09-26 Rhone Poulenc Ind Procede de recuperation de l'uranium contenu dans un acide phosphorique impur
US4740617A (en) * 1981-12-21 1988-04-26 Monsanto Company Sorbic acid process with crystallization
JPS60152439A (ja) * 1984-01-19 1985-08-10 Daicel Chem Ind Ltd ソルビン酸の製造方法
CA1276176C (en) * 1984-02-16 1990-11-13 Henry Clay Brown Purification of crude sorbic acid
JPS6127938A (ja) * 1984-07-16 1986-02-07 Daicel Chem Ind Ltd ソルビン酸の製法
JPH0629214B2 (ja) * 1985-07-11 1994-04-20 ダイセル化学工業株式会社 ソルビン酸の製造方法
JPH0665655B2 (ja) * 1985-08-21 1994-08-24 ダイセル化学工業株式会社 ソルビン酸アルカリ塩の製法
JPH0629215B2 (ja) * 1985-10-23 1994-04-20 ダイセル化学工業株式会社 ソルビン酸の製造法
JP2729285B2 (ja) * 1988-10-18 1998-03-18 日本合成化学工業株式会社 ソルビン酸の精製方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104262137A (zh) * 2014-09-23 2015-01-07 湖南农业大学 碱提酸沉法分离青蒿素生产废料中二氢青蒿酸

Also Published As

Publication number Publication date
EP0970941A4 (en) 2005-01-19
WO1999025676A1 (fr) 1999-05-27
US6455733B1 (en) 2002-09-24
CN1243504A (zh) 2000-02-02
EP0970941A1 (en) 2000-01-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR0152534B1 (ko) 테레프탈산 여과액에서 불순물을 제거하기 위한 추출방법
RU2163231C2 (ru) Способ и устройство для получения очищенной терефталевой кислоты
KR100552262B1 (ko) 정제된 테레프탈산과 이소프탈산을 혼합 크실렌으로부터제조하는 방법
CN109734755A (zh) 一种三氯蔗糖结晶工艺
JPH04228084A (ja) クエン酸の回収方法
JP2003520832A (ja) 無水蟻酸の製造法の場合の排水の清浄化
JP3085776B2 (ja) アジピン酸を回収する方法
JP5052234B2 (ja) コハク酸の製造方法
JP3620243B2 (ja) メチオニンの製造方法
JP3206103B2 (ja) メチオニンの製造方法
JPH08502760A (ja) 高純度メラミンの生成方法
JPH11199541A (ja) ソルビン酸の回収装置および回収方法
EP1075458A1 (en) Process for purifying isophthalic acid by crystallization
JPH07118285A (ja) ショ糖脂肪酸エステルの製造方法
US4146730A (en) Method for obtaining glutaric acid, succinic acid, and adipic acid from an acid mixture comprising them
JP4817496B2 (ja) 精製テレフタル酸及びイソフタル酸を混合キシレンから製造する方法
US4015946A (en) Process for recovering ammonium sulphate from aqueous solutions of ammonium sulphate which contain organic compounds
RU2000133325A (ru) Способ получения очищенной терефталевой и изофталевой кислоты из смешанных ксиленов
JP4657674B2 (ja) テレフタル酸の製造方法
JP4228049B2 (ja) アルミ加工工場におけるアルカリ性廃液のリサイクル方法
JP3039600B2 (ja) 2,6−ナフタレンジカルボン酸ジメチルの製造法
KR100650536B1 (ko) 테레프탈산의 제조 방법
JPH0717902A (ja) 高純度テレフタル酸分離母液の処理方法
JP2629044B2 (ja) メタクリルアミドの取得方法
JPS591250B2 (ja) ナフトキノンとフタル酸の分離方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees