JPH1119951A - 自動車用ウインドモールの製造方法 - Google Patents

自動車用ウインドモールの製造方法

Info

Publication number
JPH1119951A
JPH1119951A JP17376297A JP17376297A JPH1119951A JP H1119951 A JPH1119951 A JP H1119951A JP 17376297 A JP17376297 A JP 17376297A JP 17376297 A JP17376297 A JP 17376297A JP H1119951 A JPH1119951 A JP H1119951A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass
leg
molding
lip
window
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP17376297A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3572170B2 (ja
Inventor
Yuji Nagahashi
雄二 長橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
Original Assignee
Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd filed Critical Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
Priority to JP17376297A priority Critical patent/JP3572170B2/ja
Publication of JPH1119951A publication Critical patent/JPH1119951A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3572170B2 publication Critical patent/JP3572170B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 少ない工程数でドリップ機能を有する可変断
面構造のウインドモールを成形できるようにする。 【解決手段】 フロントピラー側のフランジ部に嵌合す
る断面略U字状の脚部23と、フロントウインドガラス
に弾接するガラスリップ36を有するガラス挾持部25
とを、予め均一断面形状のものとして押出成形する。脚
部23およびガラス挾持部25を、車体装着時に必要と
される相対位置関係のもとで金型41に位置決めした
上、金型成形部たるヘッド部24と首部26を上端の重
合端末部とともに一体成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車用ウインドモ
ールの製造方法に関し、さらに詳しくは、フロントウイ
ンドガラスの側縁部とフロントピラーとにまたがって配
設されて、フロントウインドガラスからドアガラス側へ
の雨水等の回り込みを防止するいわゆるドリップ機能を
備えた自動車用ウインドモールの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の自動車用サイドウインドモール
として特開平8−156584号公報に開示されている
ものがある。
【0003】この従来のサイドウインドモール1は、図
9〜11に示すように、フロントウインドガラス2の側
縁部とフロントピラー3とにまたがって配設されるとと
もに、上端部では、フロントウインドガラス2の上縁部
に沿って配設されるアッパーモール13と突き合わされ
るもので、サイドウインドモール1そのものの形状とし
ては、フロントピラー3側のフランジ部4に嵌合するこ
とになる断面略U字状の脚部5と、その脚部5の上部に
一体に形成された幅広のヘッド部6、および脚部5の側
部で該脚部5と一体に形成されてフロントウインドガラ
ス2の側縁部を挾持することになる断面略コ字状のガラ
ス挾持部7とから形成されている。
【0004】そして、上記のヘッド部6と脚部5および
ガラス挾持部7との間には横向きに開口する断面コ字状
のドリップ溝8が形成されていて、このドリップ溝8の
開口高さHすなわちヘッド部6とガラス挾持部7とのな
す距離は、サイドウインドモール1自体の上端から下端
に向かって漸次大きくなるように設定されている。
【0005】なお、図10において、9はフロントウイ
ンドガラス2をフロントピラー3側の開口縁のフランジ
部10に接着する接着剤、11はダムラバーである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のサイ
ドウインドモール1は、上記公報に示されているように
可変断面連続押出成形法によって成形されるものである
が、一本のひも状のものとして連続的に押出成形される
サイドウインドモールを所定の長さに裁断したのちに、
図9に示したアッパーモール13との突き合わせ重合部
となるべき部分に図11に示すように逃げ部12を切欠
形成するか、あるいは二次加工として図12に示す重合
端末部14を別に金型成形する必要があり、その上でサ
イドウインドモール1を車体側に装着したときにその車
体あるいはフロントウインドガラス2の曲率に忠実に追
従するようにモール自体にいわゆるくせ付け作業を施す
必要がある。
【0007】したがって、押出成形時にその押出口形状
を連続的に変化させるために押出成形工程での成形作業
が繁雑になるばかりでなく、上記のように最終製品形状
を得るまでに多くの加工工数を要するために、サイドウ
インドモールのコストアップを招く結果となって好まし
くない。
【0008】また、図11に示した逃げ部12の加工は
手作業に頼らざるを得ず、その逃げ部12の形状のばら
つきが発生しやすいほか、図12に示すように重合端末
部14を二次加工によって金型成形した場合には押出成
形部と金型成形部との接合部15が明瞭にあらわれ、外
観品質の向上が望めない。
【0009】本発明は以上のような課題に着目してなさ
れたもので、製造されるウインドモールの形状は従来構
造のものと実質的に同一でありながらも、加工工数の削
減によりコストダウンを図り、併せて外観品質を大幅に
向上させることができるウインドモールの製造方法を提
供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、フロントウインドガラスの側縁部とフロントピラー
とにまたがって配設され、フロントウインドガラスの上
縁部側に配設されるアッパーモール部と重なり合うよう
に上端部に一体に形成された重合端末部と、フロントピ
ラー側のフランジ部に嵌合する脚部と、脚部の上方に一
体に形成されたヘッド部と、前記脚部からフロントウイ
ンドガラス側に突出して該フロントウインドガラスの側
縁部上面に圧接するガラスリップと、前記ヘッド部とガ
ラスリップとの間に横向きに開口形成されて、その開口
高さが下方に向かって漸次増大する断面略コ字状のドリ
ップ溝とを備えた長尺な自動車用ウインドモールを製造
する方法であって、相互に独立した略U字状の脚部とガ
ラスリップとを予めそれぞれに押出成形し、これらの脚
部およびガラスリップを、車体側への装着時に必要とさ
れる相対位置関係となるように所定の金型に位置決めし
た上で、前記脚部およびガラスリップをインサートとし
て重合端末部とともにウインドモールの残余の部分を一
体成形することを特徴としている。
【0011】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明における残余の成形部分は、脚部およびガラスリ
ップの上面側を覆うように成形されるものであることを
特徴としている。
【0012】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の発明における脚部およびガラスリップの位置
決め時には、車体への装着時における車体側およびフロ
ントウインドガラス側の曲率に合わせて所定の金型に位
置決めすることを特徴としている。
【0013】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれかに記載の発明における脚部およびガラスリップ
のうち残余の成形部分との接合面となる部位の表面に
は、予め軟質層が一体に押出成形されていることを特徴
としている。
【0014】したがって、請求項1に記載の発明では、
押出成形工程で予め均一断面形状のものとして成形され
た脚部およびガラスリップを所定の金型にセットし、こ
れら脚部およびガラスリップをインサートとして金型成
形を行うことにより、ウインドモールの残余の部分がそ
れら脚部およびガラスリップと一体に成形され、同時に
重合端末部も一体成形される。
【0015】この場合、請求項2に記載の発明のよう
に、脚部およびガラスリップの上面側を覆うように残余
の部分を金型成形すれば、予め押出成形された脚部およ
びガラスリップと金型成形部との接合部が露出しなくな
る。
【0016】また、請求項3に記載の発明のように、金
型に対して脚部やガラスリップを位置決めする際に、車
体側およびフロントウインドガラス側の曲率に合わせる
べく脚部およびガラスリップに所定の曲率をもたせた状
態で位置決めすれば、脚部およびガラスリップはその曲
率を有したままで残余の金型成形部と一体化される。
【0017】請求項4に記載の発明では、脚部およびガ
ラスリップのうち後から成形される金型成形部と接合さ
れる部分に予め軟質層を成形しておくことにより、脚部
およびガラスリップは軟質層を介して金型成形部と一体
化される。
【0018】一般に、押出成形品をインサートとしてこ
れと一体に残余の部分を金型成形する場合、両者がとも
に同一材料であったとしても、その接合面にプライマ処
理を施さないかぎり、その接合部での融着が不完全にな
りやすく、場合によっては剥離等が生ずるという傾向が
ある。
【0019】このようなことから、請求項4に記載の発
明では、押出成形部のうち金型成形部との接合部となる
べき部分に予め軟質層を成形しておくことにより、この
軟質層を介して押出成形部と金型成形部とが完全に融着
される。
【0020】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、脚部お
よびガラスリップを均一断面形状のものとして予め押出
成形し、これら脚部およびガラスリップをインサートと
してウインドモールの残余の部分を重合端末部とともに
金型成形するようにしたことから、押出成形工程では均
一断面形状の押し出しで済むためにその押出成形作業を
簡素化できるほか、重合端末部の成形も金型成形時に同
時に行われるために、従来のように別工程で行う必要が
なく、加工工程の簡素化と工数の削減によってウインド
モールのコストダウンを図ることができる効果がある。
【0021】その上、金型成形時には、脚部とガラスリ
ップとが、車体側への装着時に必要とされる相対位置関
係のままで一体化されてしまうために、従来のようなく
せ付け作業が不要であり、これによって加工工数を一段
を削減できる効果がある。
【0022】請求項2に記載の発明によれば、金型成形
部は、脚部およびガラスリップの上面側を覆うようにこ
れらと一体に成形されるために、重合端末部との接合部
が発生しないことはもちろんのこと、押出成形部と金型
成形部との接合部が露出しないために、ウインドモール
の外観品質が大幅に向上する。
【0023】特に請求項3に記載の発明のように、脚部
およびガラスリップの金型への位置決めに際して、車体
側への装着時におけるその車体およびフロントウイドガ
ラス側の曲率に合わせて上記脚部とガラスリップとの相
対位置関係を決定することにより、従来は必須とされた
くせ付け作業が不要となるのに併せて、車体側への装着
時にウインドモールが車体およびフロントウインドガラ
スに忠実に追従し、そのウインドモールと車体あるいは
フロントウインドガラスとの整合性が一段と良好なもの
となる効果がある。
【0024】請求項4に記載の発明によれば、押出成形
部と金型成形部との接合部に予め軟質層を設定してある
ため、その軟質層を介して押出成形部と金型成形部とが
堅固に融着一体化され、両者の接合強度が一段と向上す
るという効果がある。
【0025】
【発明の実施の形態】図3〜5は本発明の代表的な第1
の実施の形態を示す図であって、図10,11に示した
従来のサイドウインドモール1に代わって使用されるウ
インドモール21の例を示している。
【0026】すなわち、本実施の形態におけるウインド
モール21は、フロントウンドガラス2の側縁部とフロ
ントピラー3とにまたがるようにしてフロントウンドガ
ラス2の上端からその下端に沿って配設されるもので、
上端部には、図9に示したアッパーモール13側の端末
部と重なり合う重合端末部22が一体に形成されてい
る。
【0027】このウインドモール21は、図3〜5に示
すようにその断面形状として、一対の脚片23a,23
bからなる略V字状もしくは略U字状の脚部23と、脚
部23の上端に一体に形成されて表面が滑らかな円弧状
をなす幅広のヘッド部24と、ヘッド部24の下方に位
置する略コ字状のガラス挾持部25と、上記の脚部23
とガラス挾持部25との中間に位置して両者を連結して
いる首部26とを含んでいる。
【0028】上記の脚部23には凹溝27のほか上下二
段にわたって突条28,29が形成されており、これら
の凹溝27および突条28,29に内側フランジ部30
aが係合・弾接するように、脚部23をフロントピラー
3に付設されたドリップチャンネル30の内側フランジ
部30aに嵌合させることでウインドモール21が車体
に固定される。
【0029】なお、ドリップチャンネル30の外側フラ
ンジ部30bにはウインドモール21に隣接するように
してウエザーストリップ31が嵌合固定されており、こ
のウエザーストリップ31の中空リップ32およびドリ
ップシールリップ33に対してフロントドアのサッシュ
部(フレーム部)34が弾接することになる。
【0030】他方、略コ字状をなすガラス挾持部25の
上辺部35にはガラスリップ36が突設されているとと
もに、下辺部37には保持リップ38が突設されてい
て、ガラスリップ36がフロントウインドガラス2の上
面に弾接し、かつ保持リップ38はフロントウインドガ
ラス2を接着固定している例えばウレタン系の接着剤9
中に埋設される。11はダムラバーである。
【0031】上記のヘッド部24と首部26およびガラ
ス挾持部25との間には横向きの略コ字状の空間として
ドリップ溝39が形成されていて、このドリップ溝39
の開口高さすなわちヘッド部24とガラス挾持部25と
のなす距離は、ウインドモール21の上端から下端に向
かって連続的に漸増している。つまり、図3に示すよう
に、ドリップ溝39はウインドモール21の上端に近付
くにしたがってその開口高さが徐々に減少しており、最
終的には同図に示すようにウインドモール21の上端で
は上記のドリップ溝39が完全に消失していてヘッド部
24とガラス挾持部25とが直接密着した形状となって
いる。
【0032】以上のように、ウインドモール21はその
上端から下端になるにしたがってその高さ寸法が連続的
に漸増するような形状となっており、この形状変化に対
応するために、図4,5に示すようにドリップチャンネ
ル30の内側フランジ部30aの高さが一定であるのに
対して、フロントピラー3側のフロントウインドガラス
取付用の開口縁のフランジ部10が、そのフロントウイ
ンドガラス2の下端になるほど徐々に沈み込むように変
化させてある。
【0033】そして、上記の脚部23およびガラス挾持
部25はいずれも長手方向での断面形状が均一の押出成
形品として予め成形されていて、これらの脚部23およ
びガラス挾持部25をインサートとしてそれ以外のヘッ
ド部24および首部26を金型成形することでウインド
モール21が所定の断面形状のものとして形成されてい
る。
【0034】ここで、上記の脚部23およびガラス挾持
部24はいずれも無可塑塩化ビニール(無可塑PVC)
等の樹脂材料にて押出成形されるものであるが、その押
出成形の際に同時押出工法を採用することによって、脚
部23のうち凹溝27や突条28,29のほか、ガラス
挾持部25のガラスリップ36や保持リップ38、およ
び上記脚部23の上面の表皮層40については、無可塑
PVCよりも軟質のパラフィン含有PVCあるいはNB
Rアロイ等の樹脂材料にて成形される。また、予め押出
成形された脚部23やガラス挾持部25をインサートと
して金型成形される金型成形部すなわちヘッド部24や
首部26については、上記脚部23等の材質である無可
塑PVC等よりも硬質のPVC等によって成形される。
【0035】かかる構造のウインドモール21を成形す
るにあたっては、押出成形品である脚部23やガラス挾
持部25を所定長さの均一断面形のものとして予め押出
成形しておく。これら脚部23やガラス挾持部25を単
独で押出成形する際には、前述したように、凹溝27、
突状28,29、表皮層40、ガラスリップ36および
保持リップ38が同時に押出成形されることは言うまで
もない。
【0036】続いて、図1,2に示すように、図3に示
した重合端末部22を含むウインドモール21の形状に
対応するところのキャビティ42を有する金型41を用
意し、この金型41のキャビティ42に対して押出成形
品である脚部23およびガラス挾持部25をそれぞれ位
置決めする。なお、金型41は分割可能な複数の金型素
片41a〜41fによって形成されている。
【0037】この時、押出成形品である脚部23および
ガラス挾持部25については、前述したように均一断面
形状のものとして予め押出成形されたものであるが、上
記金型41への位置決めにあたっては、キャビティ42
のうちの脚部相当部およびガラス挾持部相当部に忠実に
追従させるべく嵌合させる。すなわち、キャビティ42
のうち脚部相当部およびガラス挾持部相当部について
は、ウインドモール21が装着されるフロントピラー3
側の曲率あるいはフロントウインドガラス2側の曲率等
を考慮してその位置や傾き等が決定されていることか
ら、上記脚部相当部およびガラス挾持部相当部に対して
押出成形品である脚部23およびガラス挾持部25を忠
実に追従させることで、それら両者の関係に関するかぎ
り車体装着時の相対位置関係が再現されることになる。
【0038】このようにして脚部23およびガラス挾持
部25が位置決めされたならば、金型41を型締めした
上で、図示外の材料注入口から所定の樹脂材料をキャビ
ティ42内に注入する。このキャビティ42に対する樹
脂材料の注入によって金型成形部たるヘッド部24や首
部26が初めて成形され、その金型成形部を介して押出
成形品である脚部23とガラス挾持部25とが両者の相
対位置関係を保ちつつ一体化される。
【0039】同時に、図3に示すように、ウインドモー
ル21の上端には、脚部23やガラス挾持部25に連続
するようにして重合端末部22が一体に成形される。
【0040】この注入成形時において、金型成形部たる
ヘッド部24は脚部23の上面の表皮層40のほかガラ
ス挾持部25のうちガラスリップ36を除く上面側を完
全に覆うようにして成形されることから、押出成形品た
る脚部23やガラス挾持部25と金型成形部たるヘッド
部24や首部26との接合部が外部に露出することはな
い。
【0041】また、押出成形品である脚部23やガラス
挾持部25と、金型成形部であるヘッド部24や首部2
6の材料がともにPVC系のものであったとしても、押
出成形品として一旦完全に固化してしまった脚部23や
ガラス挾持部25に対して、金型成形部であるヘッド部
24や首部26とが融着接合するかたちとなるため、一
般的には両者の親和性の面で必ずしも十分でなく、プラ
イマー処理等を必要とする。
【0042】この点を考慮して本実施の形態では、押出
成形品である脚部23やガラス挾持部25のうち金型成
形部たるヘッド部24や首部26と接合することになる
部分に、予め軟質の表皮層40やガラスリップ36を同
時成形してあるため、押出成形品と金型成形部との融着
がきわめて良好に行われ、両者の接合部での剥離等を未
然に防止できることになる。
【0043】このように本実施の形態によれば、脚部2
3やガラス挾持部25を予め均一断面形状のものとして
押出成形しておき、これらをインサートとして金型成形
を行うことによって、断面形状が連続的に変化するいわ
ゆる可変断面形状のウインドモール21を容易に成形で
きることはもちろんのこと、ウインドモール21上端の
重合端末部22の成形までも一工程内で行うことができ
る。
【0044】図6〜8は本発明の第2の実施の形態を示
す図であって、ウインドモール21のヘッド部24に装
飾用の光輝フィルム43が埋設されている点で第1の実
施の形態と異なっている。
【0045】より詳しくは、脚部23を押出成形する際
にその脚部23の表皮層40の上に光輝フィルム43が
同時押出成形法によって一体に貼着される一方、この脚
部23およびガラス挾持部25をインサートとして金型
成形部たるヘッド部24および首部26を金型成形する
際に、上記光輝フィルム43相当部を金型で隠蔽するよ
うに成形する。これにより、ウインドモール21が成形
された時点では、ウインドモール21のヘッド部24に
光輝フィルム43が露出するかたちとなっていわゆる加
飾効果が発揮される。
【0046】本実施の形態においても、第1の実施の形
態と同様の作用効果が得られることは言うまでもない。
【0047】ここで、第1,第2の実施の形態における
ガラス挾持部25は必ずしも断面略コ字状である必要は
なく、少なくともフロントウインドガラス2に弾接する
ガラスリップ36を有していればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す図で、ウイン
ドモール成形用金型の断面図。
【図2】本発明の第1の実施の形態を示す図で、ウイン
ドモール成形用金型の断面図。
【図3】図1,2の金型によって成形されるウインドモ
ールの要部斜視図。
【図4】図3のA−A線に沿う断面図。
【図5】図3のB−B線に沿う断面図。
【図6】本発明の第2の実施の形態を示すウインドモー
ルの要部斜視図。
【図7】図6のC−C線に沿う断面図。
【図8】図6のD−D線に沿う断面図。
【図9】自動車のフロントピラー部まわりの要部斜視
図。
【図10】図9の要部拡大斜視図。
【図11】図9に示すサイドウインドモールのみの要部
斜視図。
【図12】サイドウインドモールの端末部の斜視図。
【符号の説明】 2…フロントウインドガラス 3…フロントピラー 13…アッパーモール 21…ウインドモール 22…重合端末部(金型成形部) 23…脚部(押出成形品) 24…ヘッド部(金型成形部) 25…ガラス挾持部(押出成形品) 26…首部(金型成形部) 30…ドリップチャンネル 30a…内側フランジ部 36…ガラスリップ 39…ドリップ溝 40…表皮層 41…金型

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロントウインドガラスの側縁部とフロ
    ントピラーとにまたがって配設され、 フロントウインドガラスの上縁部側に配設されるアッパ
    ーモール部と重なり合うように上端部に一体に形成され
    た重合端末部と、 フロントピラー側のフランジ部に嵌合する脚部と、 脚部の上方に一体に形成されたヘッド部と、 前記脚部からフロントウインドガラス側に突出して該フ
    ロントウインドガラスの側縁部上面に圧接するガラスリ
    ップと、 前記ヘッド部とガラスリップとの間に横向きに開口形成
    されて、その開口高さが下方に向かって漸次増大する断
    面略コ字状のドリップ溝と、 を備えた長尺な自動車用ウインドモールを製造する方法
    であって、 相互に独立した略U字状の脚部とガラスリップとを予め
    それぞれに押出成形し、 これらの脚部およびガラスリップを、車体側への装着時
    に必要とされる相対位置関係となるように所定の金型に
    位置決めした上で、 前記脚部およびガラスリップをインサートとして重合端
    末部とともにウインドモールの残余の部分を一体成形す
    ることを特徴とする自動車用ウインドモールの製造方
    法。
  2. 【請求項2】 前記残余の成形部分は、脚部およびガラ
    スリップの上面側を覆うように成形されるものであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の自動車用ウインドモール
    の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記脚部およびガラスリップの位置決め
    時には、車体への装着時における車体側およびフロント
    ウインドガラス側の曲率に合わせて所定の金型に位置決
    めすることを特徴とする請求項1または2記載の自動車
    用ウインドモールの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記脚部およびガラスリップのうち残余
    の成形部分との接合面となる部位の表面には、予め軟質
    層が一体に押出成形されていることを特徴とする請求項
    1〜3のいずれかに記載の自動車用ウインドモールの製
    造方法。
JP17376297A 1997-06-30 1997-06-30 自動車用ウインドモールの製造方法 Expired - Fee Related JP3572170B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17376297A JP3572170B2 (ja) 1997-06-30 1997-06-30 自動車用ウインドモールの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17376297A JP3572170B2 (ja) 1997-06-30 1997-06-30 自動車用ウインドモールの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1119951A true JPH1119951A (ja) 1999-01-26
JP3572170B2 JP3572170B2 (ja) 2004-09-29

Family

ID=15966683

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17376297A Expired - Fee Related JP3572170B2 (ja) 1997-06-30 1997-06-30 自動車用ウインドモールの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3572170B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013018631A1 (ja) * 2011-08-02 2013-02-07 セントラル硝子株式会社 自動車のモール及びそのモールを取付けた側部窓ガラスの取付方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013018631A1 (ja) * 2011-08-02 2013-02-07 セントラル硝子株式会社 自動車のモール及びそのモールを取付けた側部窓ガラスの取付方法
JP2013032108A (ja) * 2011-08-02 2013-02-14 Central Glass Co Ltd 自動車のモール及びそのモールを取付けた側部窓ガラスの取付方法
CN103717425A (zh) * 2011-08-02 2014-04-09 中央硝子株式会社 汽车的嵌条及安装有该嵌条的侧部窗玻璃的安装方法
US9205786B2 (en) 2011-08-02 2015-12-08 Central Glass Company, Limited Molding for vehicle and method for attaching side window with molding attached
CN103717425B (zh) * 2011-08-02 2016-08-24 中央硝子株式会社 汽车的嵌条及安装有该嵌条的侧部窗玻璃的安装方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3572170B2 (ja) 2004-09-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6240677B1 (en) Sealing or guiding assemblies and methods of making them
US7269887B2 (en) Method of making applique for pillar area of vehicle
US4894954A (en) Weather strip for vehicle
US6716496B2 (en) Weather strip
JP3221825B2 (ja) モール部とリップ部が一体に成形されたウエザーストリップ
US20060150522A1 (en) Window sealing and guiding arrangements
US20070194539A1 (en) Sealing, trimming or guiding strips
JPS6334223A (ja) 自動車用ウエザ−ストリツプ
JP3572170B2 (ja) 自動車用ウインドモールの製造方法
JPH07112647A (ja) パネルのフランジに対するトリム部材の装着方法
JPS609891B2 (ja) ガ−ニツシユの製造方法
JPS60166517A (ja) ウエザ−ストリツプ
JPH0537692Y2 (ja)
JP2823601B2 (ja) ウインドウモール
JP3069126B2 (ja) 自動車用ウインドモールの成形方法
JP2000142110A (ja) 自動車用ドアトリムとその製造法
JP2928372B2 (ja) ウェザーストリップ
EP0916478B1 (en) Sealing, trimming or finishing strips and methods for making them
JP3535584B2 (ja) センタピラー用ウエザストリップの製造方法
JP3298367B2 (ja) 自動車用ウエザストリップおよびその製造方法
JP3300250B2 (ja) ウエルトおよびその製造方法
JP3368078B2 (ja) 自動車用モールディングの接合構造
JPH08132479A (ja) ドアトリムアッパーガーニッシュ及びその製造方法
JPH06340239A (ja) ドアウエザストリツプの製造方法
JPH06340219A (ja) ドアウエザストリツプの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040617

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040622

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040628

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees