JPH08132479A - ドアトリムアッパーガーニッシュ及びその製造方法 - Google Patents

ドアトリムアッパーガーニッシュ及びその製造方法

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JPH08132479A
JPH08132479A JP6303233A JP30323394A JPH08132479A JP H08132479 A JPH08132479 A JP H08132479A JP 6303233 A JP6303233 A JP 6303233A JP 30323394 A JP30323394 A JP 30323394A JP H08132479 A JPH08132479 A JP H08132479A
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JP
Japan
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resin
upper garnish
door trim
main body
garnish
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Pending
Application number
JP6303233A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoya Kodama
直也 児玉
Yoshiaki Irihama
義彰 入濱
Yoshiaki Asada
良紀 浅田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HAYASHI GIJUTSU KENKYUSHO KK
Hayashi Gijutsu Kenkyusho KK
Original Assignee
HAYASHI GIJUTSU KENKYUSHO KK
Hayashi Gijutsu Kenkyusho KK
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH08132479A publication Critical patent/JPH08132479A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/16Making multilayered or multicoloured articles
    • B29C45/1676Making multilayered or multicoloured articles using a soft material and a rigid material, e.g. making articles with a sealing part

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 シール部材を一体化したドアアッパーガーニ
ッシュを単一の工程で成すことが可能な構成と製造方
法。 【構成】 アッパーガーニッシュの樹脂硬度がロックウ
ェルRスケール硬度で80以上、シール部の樹脂硬度が
ショアA硬度で55度以上、75度未満である構成を、
硬軟2種の樹脂を同時ないしは連続的に同一キャビティ
内に射出成形する成形方法で得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は自動車の内装ドアトリ
ムのアッパーガーニッシュにドアガラスを支持しシール
するシール部材を一体化した構成及びその製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車ドア部の内装材としてパネ
ルPにドアトリム内装材10を係合敷設して装飾してい
る(外観図6、断面図7)。これは樹脂、木質等基材1
1を所要の形状に成形して(または未成形で)表面には
表皮材を貼着して装飾性を高める構成が一般的である。
さらにドアトリムの上側部は乗員が肘をかけたりして直
接触れることや意匠上の理由から、別部材のアッパーガ
ーニッシュ12を基材の上側縁に取り付ける例も多い。
またこの種のドアトリム内装材では図7のように窓ガラ
スWに接する上側角部にシール部材40を取り付ける。
これはドアトリムと平行に上下動する窓ガラスを摺接支
持する柔軟なリップ状のものであり、窓ガラスとドアト
リムの隙間をうめることによって水もれや音もれなどを
防止するものである。これはドアトリムの上側角部で窓
ガラスに接する位置に取り付けるものであり、取付用の
基部41から窓ガラス向きに柔軟なリップを立設してな
り、素材はゴム、エラストマー樹脂、塩化ビニル樹脂な
どで、円滑な摺動性を確保するために植毛をほどこし
て、摩擦力を弱める場合も多い。従来のシール部材のド
アトリムへの取付方法として種々様々あるが、多く用い
られる例としては、別物の取付クリップを用いる例やシ
ール部材の基部をドアトリムの端部にはめ込む例(図
7)もある。これらの従来例に共通して、以下の課題が
残存する。 シール部材のドアトリムへの組付けに工数を要し、
工程も煩雑であること。 シール部材とドアトリムの間に微小な隙間を生ずる
ことがさけられず、隙間からの水もれ、音もれがおこる
こと。 取付強度が弱かったり、経時でゆるみが生じてガタ
ツキが起こること。 このような問題を解決しようとして先に特願昭63−1
08021号(特開平1−278834号)が提案され
ている。これは「スライドガラスに接するリップ部を有
する軟質合成樹脂シール部に背面に係合突起を設けた硬
質合成樹脂基板を固着してこの基板に硬質樹脂製のアッ
パーガーニッシュを一体成形した」構成である。この構
成によって、先述の従来例に共通する課題のうちシール
部材とドアトリム間に隙間が生ずる問題およびシール部
材の取付強度が弱いといった問題は解決される。しかし
ながら、この方法では軟質合成樹脂シール部を直接ドア
トリムに一体化することは(取付強度が不足して)でき
ないために、シール部の背面に係合突起を設けた硬質合
成樹脂基板を固着することが不可欠となっていて、シー
ル部材の組付け工数、工程の煩雑さの問題は十分に解決
されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記課題を解
決しようとするものであって、シール部材とドアアッパ
ーガーニッシュを一体化する構成において、工程の簡略
化をはかり、単一の工程で成すことが可能な構成と製造
方法を提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】課題を解決する本発明の
手段は、自動車の内装ドアトリムの上縁に取りつけられ
る熱可塑性樹脂を射出成形してなるアッパーガーニッシ
ュであって、ロックウェルRスケール硬度が80以上の
硬質の樹脂よりなる本体部に、ショアA硬度が55度以
上75度未満の軟質の樹脂よりなるシール部を一体成形
してなるドアトリムアッパーガーニッシュであり、その
製造方法は、成形型のアッパーガーニッシュ本体部及び
シール部相当のキャビティに異なる2つのゲートから本
体部に相当するキャビティには硬質樹脂を、シール部に
相当するキャビティには軟質樹脂をそれぞれ注入してシ
ール部と本体部を一体成形することを特徴とするドアト
リムアッパーガーニッシュの製造方法、ないしは、成形
型のアッパーガーニッシュ本体部及びシール部相当のキ
ャビティに1つのゲートから先に軟質の樹脂を注入して
シール部を形成するのに引き続いて硬質の樹脂を注入し
て本体部を形成するドアトリムアッパーガーニッシュの
製造方法による。
【0005】
【作用】本発明では、研究の結果、アッパーガーニッシ
ュの樹脂硬度をロックウェルRスケール硬度で80以上
に、シール部の樹脂硬度をショアA硬度が55度以上7
5度未満にすることによって、シール部材は窓ガラスと
の円滑な摺動が可能な十分な柔軟性がありながら、アッ
パーガーニッシュとの間にも十分な取付強度が確保でき
る。しかもこの硬度比であれば、硬軟2種の樹脂を同時
にないしは連続的に同一キャビティ内に射出成形して一
体成形できる。
【0006】
【実施例】以下図面をもとに本発明の好適な実施例を説
明する。図1が本発明の第1実施例アッパーガーニッシ
ュを示し、図2が本発明の第2実施例アッパーガーニッ
シュを示している。共にドアトリム基材11の上縁に基
材と別体のアッパーガーニッシュ12をとりつけてなる
タイプの構成である。このアッパーガーニッシュ12の
窓ガラスWと接する側縁にはシール部12aが一体に形
成されており、図1の第1実施例においてはアッパーガ
ーニッシュ本体部12bを硬質の樹脂で成形し、これに
軟質の樹脂からなるシール部12aが一体に形成されて
いる。図2の第2実施例では同じくアッパーガーニッシ
ュ本体部が12bが硬質の樹脂でシール部12aが軟質
の樹脂で一体的に形成されているが、アッパーガーニッ
シュの外側はシール部と同じ軟質の樹脂で被覆される。
いずれの場合でも、シール部は実質的に軟質の樹脂で形
成され、アッパーガーニッシュ部は実質的に硬質の樹脂
で形成される。第1の実施例はアッパーガーニッシュ本
体部の表面が硬く、耐傷つき性の要求が強い場合に好ま
しく、第2の実施例はアッパーガーニッシュ本体部の表
面触感を柔らかくする要求が強い場合に好ましい。硬質
樹脂として好ましいのは、ポリプロピレン樹脂、塩化ビ
ニル樹脂などの熱可塑性樹脂であり、ロックウェルRス
ケール硬度が80以上あるものが好ましい。硬度が80
以下では剛性が不足して製品としての要求を満たすこと
ができない。軟質樹脂として好ましいのは、オレフィン
系熱可塑性エラストマー類であり、ショアA硬度が55
度以上75度未満である必要がある。硬度が75度以上
では硬すぎて窓ガラスの円滑な摺動を妨げるし、55度
未満では、アッパーガーニッシュ本体部への取付強度が
不足する。第1実施例と第2実施例の製造方法は以下に
よる。まず第1の実施例では図3のように1組の成形型
21、22、23に対し、2つのゲート24、25をも
うけ、2つの押出機31、32より樹脂を個別にキャビ
ティに注入する。成形型は左右21、22およびスライ
ド型23からなり、型締時のキャビティ27はアッパー
ガーニッシュ本体部およびシール部に相当する。第1の
押出機31は硬質樹脂用であり、アッパーガーニッシュ
本体部相当キャビティの末端につながるゲート24に接
続され、第2の押出機32は軟質樹脂用であり、成形型
のシール部相当キャビティ近傍につながるゲート25に
接続される。第1の押出機31より本体部相当キャビテ
ィに硬質の樹脂Mhを注入し、同時にあるいはこれに遅
れて、第2の押出機32よりシール部相当キャビティに
軟質の樹脂Msを注入する。両樹脂の注入量と注入タイ
ミングを調整することによって、第1、第2の押出機よ
り注入された硬質の樹脂と軟質の樹脂のぶつかり合う部
位を境界として、本体部を実質的に硬質の樹脂で、シー
ル部を軟質の樹脂で形成することができる。この際、両
樹脂の境界はいくらか本体側に入り込んでいるほうがシ
ール部と本体部の結合力が強まり好ましい。次に第2の
実施例では図4のような2つの押出軸33a、33bを
もつ公知の2種樹脂射出成形機33を用いる。第1実施
例と同等の成形型にゲートは1カ所26とし、キャビテ
ィ27のシール部材直下の本体部との境界より樹脂を注
入することが好ましい。樹脂の注入は図5のAからCの
順に、まず軟質樹脂Msより始める。次に軟質樹脂がキ
ャビティのゲートに近い部分に注入された後(図5A)
に硬質の樹脂Mhの注入を開始する(図5B)。この時
点でシール部相当のキャビティはすでに軟質樹脂Msで
埋まっているから、硬質樹脂Mhは主に本体部キャビテ
ィの方に流れる。両樹脂の注入量とタイミングを調整す
ることによって硬質樹脂を本体部の末端まで到らせるこ
とができる(図5C)。このとき硬質の樹脂は軟質の樹
脂を外側に押し広げながら進むので、最終的に硬質樹脂
が軟質樹脂で被覆される形が得られる。
【発明の効果】本発明によれば、シール部材とドアトリ
ム(アッパーガーニッシュ)の間に隙間を生じないの
で、雨水や車外音が室内に侵入することが可及的に少な
くなる。また、シール部材のドアトリム(アッパーガー
ニッシュ)への組付工程を簡略化して工数を低減でき、
かつ両者間の取付強度を十分に大きくすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例断面図
【図2】本発明の第2実施例
【図3】第1実施例に適した製造装置
【図4】第2実施例に適した製造装置
【図5】第2実施例における樹脂の充填工程を示す
【図6】ドアトリム
【図7】従来例断面図
【符号の説明】
10・・・ドアトリム 11・・・ドアトリム基材 12・・・アッパーガーニッシュ 12a・・・シール部 12b・・・本体部 21、22,23・・・成形型 24、25,26・・・ゲート 27・・・キャビティ 31、32、33・・・押出機 33a、33b・・・押出軸 Ms・・・軟質樹脂 Mh・・・硬質樹脂 W・・・窓ガラス P・・・パネル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の内装ドアトリムの上縁に取りつ
    けられる熱可塑性樹脂を射出成形してなるアッパーガー
    ニッシュであって、ロックウェルRスケール硬度が80
    以上の硬質の樹脂よりなる本体部に、ショアA硬度が5
    5度以上75度未満の軟質の樹脂よりなるシール部を一
    体成形してなることを特徴とするドアトリムアッパーガ
    ーニッシュ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の硬質の樹脂よりなる本
    体部に軟質の樹脂よりなるシール部を一体成形してなる
    ドアトリムアッパーガーニッシュの製造方法として、成
    形型のアッパーガーニッシュ本体部及びシール部相当の
    キャビティに異なる2つのゲートから本体部に相当する
    キャビティには硬質樹脂を、シール部に相当するキャビ
    ティには軟質樹脂をそれぞれ注入してシール部と本体部
    を一体成形することを特徴とするドアトリムアッパーガ
    ーニッシュの製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の硬質の樹脂よりなる本
    体部に軟質の樹脂よりなるシール部を一体成形してなる
    ドアトリムアッパーガーニッシュの製造方法として、成
    形型のアッパーガーニッシュ本体部及びシール部相当の
    キャビティに1つのゲートから先に軟質の樹脂を注入し
    てシール部を形成するのに引き続いて硬質の樹脂を注入
    して本体部を形成することを特徴とするドアトリムアッ
    パーガーニッシュの製造方法。
JP6303233A 1994-11-10 1994-11-10 ドアトリムアッパーガーニッシュ及びその製造方法 Pending JPH08132479A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR3062098A1 (fr) * 2017-01-23 2018-07-27 Peugeot Citroen Automobiles Sa Panneau d’habillage integrant un joint leche-vitre

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR3062098A1 (fr) * 2017-01-23 2018-07-27 Peugeot Citroen Automobiles Sa Panneau d’habillage integrant un joint leche-vitre

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