JPH06270706A - ブーツ付きコンソールアッパパネル - Google Patents

ブーツ付きコンソールアッパパネル

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JPH06270706A
JPH06270706A JP8541593A JP8541593A JPH06270706A JP H06270706 A JPH06270706 A JP H06270706A JP 8541593 A JP8541593 A JP 8541593A JP 8541593 A JP8541593 A JP 8541593A JP H06270706 A JPH06270706 A JP H06270706A
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JP
Japan
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boot
upper panel
console upper
molding
boots
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Pending
Application number
JP8541593A
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English (en)
Inventor
Akiyoshi Nagano
昭義 永野
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Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H59/00Control inputs to control units of change-speed-, or reversing-gearings for conveying rotary motion
    • F16H59/02Selector apparatus
    • F16H59/0213Selector apparatus with sealing means, e.g. against entry of dust

Landscapes

  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品数が少なく,製造容易なブーツ付きコン
ソールアッパパネルを提供すること。 【構成】 ブーツ付きコンソールアッパパネル10にお
いて,ブーツ1はブーツ本体19とコンソールアッパパ
ネル5に取り付けられる嵌合固定部12とを,合成樹脂
により一体成形してなる嵌合固定部12は表皮層110
とコア層111とよりなり,一方ブーツ本体19は上記
表皮層110と同じ材料で成形されている。また,ブー
ツとコンソールアッパパネルとは一体成形されており,
コンソールアッパパネルは表皮層及びコア層よりなり,
ブーツは上記表皮層と同材料により成形されていてもよ
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,自動車室内用部品の一
種であって,シフトレバーを被覆するブーツを設けたブ
ーツ付きコンソールアッパパネルに関する。
【0002】
【従来技術】自動車の室内には,図10に示すごとく,
シフトレバー7を覆うブーツ9を有するブーツ付きコン
ソールアッパパネル90が設けられている。従来,該ブ
ーツ付きコンソールアッパパネル90は,例えば,図1
1に示すごとく,シフトレバー7を覆うブーツ9と,パ
ネル型のコンソールアッパパネル5とからなる。上記ブ
ーツ9は,クリップ6及びベース3により,コンソール
アッパパネル5の段部51に固定されている。
【0003】ブーツ9は,シフトレバー7を覆うジャバ
ラ形状のブーツ本体99を有し,該ブーツ本体99の下
部91には湾曲部910を有している。ベース3は,ブ
ーツ9の下部91とほぼ同形状のリング状板部39と,
該リング状板部39の下方に延設された支持部38とか
らなる。また,支持部38には,クリップ6を固定する
ための孔380が設けられている。
【0004】クリップ6は,図11,図12に示すごと
く,断面が略三角形状のばね部62と,ブーツ9の下部
91及びコンソールアッパパネル5の段部51を係止す
るための係止部61とからなる。また,上記ばね部62
には,上記ベース3の孔380に挿入するための爪63
が設けられている。
【0005】ブーツ9の湾曲部910の内部には,ベー
ス3のリング状板部39が嵌合されている。ベース3の
支持部38は,クリップ6のばね部62を係合してい
る。また,ベース3の孔380には,クリップ6の爪6
3が挿入されている。
【0006】これにより,ブーツ9の下部91に,ベー
ス3及びクリップ6が固定される。また,ブーツ9の湾
曲部910とクリップ6の係止部61との間に,コンソ
ールアッパパネルの段部51が挟持される。よって,ブ
ーツ9は,クリップ6及びベース3により,コンソール
アッパパネル5に固定される。
【0007】尚,コンソールアッパパネル5はタルク入
りポリプロピレン樹脂,ブーツ9はポリ塩化ビニル,ベ
ース3はポリプロピレン樹脂をそれぞれ用いている。ま
た,クリップ6は金属を用いている。なお,シフトレバ
ー7の上には,ノブ70が取り付けられている。
【0008】
【解決しようとする課題】しかしながら,上記従来のブ
ーツ付きコンソールアッパパネルは,コンソールアッパ
パネル5,ブーツ9,クリップ6,及びベース3の4部
品から構成されており,部品数が多い。そのため,上記
各部品の組立が必要となる。それ故,部品の作製及び組
立に多数の労力と時間を必要とする。また,そのため,
製造コストが高くなる。本発明はかかる従来の問題点に
鑑み,部品数が少なく,製造容易なブーツ付きコンソー
ルアッパパネルを提供しようとするものである。
【0009】
【課題の解決手段】本願にかかる第一発明は,ブーツ付
きコンソールアッパパネルにおいて,ブーツはコンソー
ルアッパパネルに取り付けられる嵌合固定部とブーツ本
体とを合成樹脂により一体的に成形してなり,また上記
嵌合固定部は表皮層とその内部に内包されたコア層とよ
りなり,一方ブーツ本体は上記表皮層と同じ材料で成形
されていることを特徴とするブーツ付きコンソールアッ
パパネルにある。
【0010】本発明において最も注目すべきことは,ブ
ーツの嵌合固定部が表皮層及びコア層からなること,及
びブーツがコンソールアッパパネルに対して他の部品を
用いることなく独自で取り付けられていることである。
上記ブーツは,ブーツ本体と嵌合固定部とよりなる。嵌
合固定部は,表皮層及びその中に内包されたコア層から
なるサンドイッチ構造を呈する。ブーツ本体は,上記表
皮層と同じ材料により成形されている。
【0011】即ち,ブーツ本体及び表皮層の材料として
は,ポリ塩化ビニル,熱可塑性エラストマー等の比較的
柔軟性のある軟質材を用いている。一方,コア層の材料
としては,アクリロニトリル─ブタジエン─スチレン共
重合体(ABS樹脂),タルク入りポリプロピレン樹脂
等の比較的剛性の大きい硬質材を用いている。コンソー
ルアッパパネルは,ブーツの嵌合固定部を嵌合するため
の段部を有する。コンソールアッパパネルは,通常は例
えばポリプロピレン樹脂,ABS樹脂等の合成樹脂を用
いて成形されている。
【0012】次に,上記ブーツ付きコンソールアッパパ
ネルの製造方法について,その一例を説明する。まず,
ブーツの成形を行うに当たって,ブーツの形状をしたキ
ャビティを有する成形型を準備する。このキャビティ
は,ブーツ本体成形部と嵌合固定部成形部とよりなり,
両成形部の分岐点付近には,キャビティ内に突出したセ
キ(堰)を設けてある。
【0013】次に,キャビティ内に,軟質材を射出す
る。これにより,軟質材は,キャビティ内の前方に押さ
れていく。次に,上記軟質材の中に硬質材を注入する。
これにより,軟質材の一部が硬質材に押されて,キャビ
ティ内を前進する。このとき,キャビティ内に突出した
セキにより,硬質材の流入が抑制され,軟質材だけがブ
ーツ本体成形部に流入し,前方に進む。これにより,嵌
合固定部が2層からなり,ブーツ本体が1層からなるブ
ーツが得られる。
【0014】一方,上記とは別にコンソールアッパパネ
ルを成形する。次に,上記ブーツの嵌合固定部を,コン
ソールアッパパネルの段部に嵌合固定する。これによ
り,上記ブーツが取付けられたブーツ付きコンソールア
ッパパネルが得られる。
【0015】次に,本願にかかる第二発明は,ブーツ付
きコンソールアッパパネルにおいて,ブーツとコンソー
ルアッパパネルとは合成樹脂により一体成形されている
とともに,コンソールアッパパネルは表皮層とその内部
に内包されたコア層とよりなり,ブーツは上記表皮層と
同材料により成形されていることを特徴とするブーツ付
きコンソールアッパパネルにある。
【0016】本第二発明において最も注目すべきこと
は,ブーツとコンソールアッパパネルとが一体成形さ
れ,かつ,上記コンソールアッパパネルは,コア層と表
皮層とからなることである。上記ブーツは,上記表皮層
と同材料を用いており,その材料は軟質材である。ま
た,コア層は硬質材を用いている。
【0017】上記ブーツ付きコンソールアッパパネルを
成形するに当たっては,コンソールアッパパネル成形部
とブーツ成形部とを有するキャビティを設けた成形型を
準備する。上記両成形部の間にはキャビティ内に突出し
たセキが設けられている。
【0018】次に,キャビティ内に,軟質材を射出す
る。次に,該軟質材の中に硬質材を注入する。このと
き,上記セキにより,硬質材の流入が抑制され,軟質材
だけがブーツ成形部に流入する。これにより,ブーツ付
きコンソールアッパパネルが得られる。その他は,上記
第一発明と同様である。
【0019】
【作用及び効果】第一発明においては,ブーツの嵌合固
定部は,その内部に硬質材よりなるコア層を有し,その
表面が軟質材よりなる表皮層により被覆されている。そ
のため,嵌合固定部は,機械的強度に優れ,かつ弾性を
有する。それ故,嵌合固定部は,コンソールアッパパネ
ルの段部に対して,強くかつ若干の弾力性を有して確実
に係合保持される。
【0020】また,上記ブーツ付きコンソールアッパパ
ネルの全体は,ブーツ及びコンソールアッパパネルの2
部品よりなり,従来に比べて部品数が少ない。そのた
め,部品の製造工程を削減でき,低コスト化を図ること
ができる。また,ブーツの嵌合固定部をコンソールアッ
パパネルの段部に嵌合するのみで,組み付けられるの
で,組付作業が容易である。
【0021】次に,第二発明においては,ブーツとコン
ソールアッパパネルとが一体成形されている。そのた
め,ブーツ付きコンソールアッパパネルの構成部品は1
部品のみとなり,第一発明に比べて,更に部品数が少な
い。また,ブーツとコンソールアッパパネルとを組み立
てる必要もない。そのため,より製造工程数を減らすこ
とができる。
【0022】また,コンソールアッパパネルは上記サン
ドイッチ構造を有するので,適度の剛性と柔軟性を有
し,見栄え,感触にも優れている。その他は,上記第一
発明の場合と同様である。以上のごとく,第一発明又は
第二発明によれば,部品数が少なく,製造容易なブーツ
付きコンソールアッパパネルを提供することができる。
【0023】
【実施例】
実施例1 本例のブーツ付きコンソールアッパパネルについて,図
1〜図3を用いて説明する。上記ブーツ付きコンソール
アッパパネル10は,図1に示すごとく,ブーツ1とコ
ンソールアッパパネル5とよりなる。ブーツ1は,ブー
ツ本体19と,コンソールアッパパネル5に取り付けら
れる嵌合固定部12とを合成樹脂により一体成形してな
る。嵌合固定部12は表皮層110とその中に内包され
たコア層111とよりなる。
【0024】一方,ブーツ本体19は,上記表皮層11
0と同じ材料で成形されている。ブーツ1の嵌合固定部
12は,図2に示すごとく,係止部120と爪部121
とを有する。係止部120と爪部121との間の係合溝
122には,コンソールアッパパネル5の段部51が嵌
合固定されている。嵌合固定部12とブーツ本体19と
の間には,リング状溝15が形成されている。該リング
状溝15は,後述する成形型のセキ45(図4〜図7)
により形成された部分である。
【0025】ブーツ本体19及び表皮層110は,軟質
材であるポリ塩化ビニルを用いている。一方,コア層1
11は,硬質材であるアクリロニトリル─ブタジエン─
スチレン共重合体(ABS樹脂)を用いている。コンソ
ールアッパパネル5は,タルク入りポリプロピレン樹脂
(以下,PPFという。)を用いて成形されている。
尚,図1,図3中,符号59は小物入れを,符号7はシ
フトレバー,70はノブを示す。
【0026】次に,上記ブーツ付きコンソールアッパパ
ネルの製造方法について説明する。まず,ブーツ1の成
形方法について説明する。この成形方法に用いる成形型
4は,図4に示すごとく,ブーツの形状を有したキャビ
ティ40を有する。
【0027】該キャビティ40はブーツ本体成形部40
9と嵌合固定部成形部401とを有し,両者の分岐点付
近には,キャビティ40内に突出したセキ45が設けて
ある。成形型4は,分割型41〜49が組み合わされて
構成されている。分割型41は,嵌合固定部成形部40
1に開口するゲート410を有する。ゲート410は,
軟質材注入用の射出成形機,及び硬質材注入用の射出成
形機(図示略)に連結している。
【0028】次に,射出成形方法について説明する。ま
ず,図5に示すごとく,キャビティ40内に,ゲート4
10より,溶融軟化状態にある軟質材20を射出する。
この軟質材20の射出量は,前記表皮層及びブーツ本体
の全容量に相当する。そして,射出時に,軟質材20
は,嵌合固定部成形部401内に入り,前方に押されて
いく。このとき,キャビティ壁に接触した部分の軟質材
20は,固化し表皮層を形成する。
【0029】更に,軟質材20は,前方に押されて,ブ
ーツ本体成形部409の中まで入っていく。図5は,軟
質材20がほぼ所定量注入された状態を示している。次
に,所定量の軟質材20の射出後は,図6に示すごと
く,未だ軟化状態に状態にある軟質材20内に,ゲート
410より硬質材21を注入する。
【0030】このとき,硬質材21の注入により,キャ
ビティ40内の軟質材20は前方に押されていく。そし
て,キャビティ40内に突出したセキ45により,硬質
材21はブーツ本体成形部409内へ流入することが抑
制される。そのため,軟質材20だけがブーツ本体成形
部409内に流入し,前方に進む。これにより,嵌合固
定部成形部401内は軟質材20とその内部の硬質材2
1によって充填され,ブーツ本体成形部409は軟質材
20のみによって充填される。
【0031】その後は,全体を冷却,固化し,成形型か
ら成形品を取り出す。この成形品は,前記図1,図2に
示したブーツ1である。このブーツ1は,嵌合固定部1
2とブーツ本体19との分岐点付近に,成形型のセキに
よって形成されたリング状溝15を有している。
【0032】一方,コンソールアッパパネルは,従来と
同様に,前記PPF材料により成形する。次に,図2に
示すごとく,ブーツ1の嵌合固定部12における係止部
120と爪部121との間の係合溝122に,コンソー
ルアッパパネル5の段部51を嵌合し,固定する。これ
により,本例のブーツ付きコンソールアッパパネル10
が得られる。
【0033】次に,本例の作用効果について説明する。
ブーツ1の嵌合固定部12は,その内部に硬質材よりな
るコア層111を有し,その表面を軟質材よりなる表皮
層110により被覆されている。そのため,嵌合固定部
12は,機械的強度に優れ,かつ弾性を有する。それ
故,嵌合固定部12は,コンソールアッパパネル5の段
部51に対して確実に係合保持される。
【0034】また,ブーツ付きコンソールアッパパネル
10の全体は,ブーツ1及びコンソールアッパパネル5
の2部品よりなり,従来に比べて部品数が少ない。その
ため,部品の製造工程を削減し,低コスト化を図ること
ができる。また,ブーツ1の嵌合固定部1をコンソール
アッパパネル5の段部51に係合するのみで,組み付け
られるので,組付作業が容易である。また,ブーツ1の
ブーツ本体19は,表皮層110と同材料の軟質材によ
り成形されている。そのため,ブーツ1内に装着された
シフトレバー7を抵抗なく自由に動かすことができる。
【0035】また,上記成形方法においては,図7に示
すごとく,成形型における嵌合固定部成形部401とブ
ーツ本体成形部409との間にセキ45を設けている。
そのため,軟質材20を射出した後,該軟質材20の中
に硬質材21を注入したとき,この硬質材21はセキ4
5を越えることなく,嵌合固定部12内に止まる。それ
故,嵌合固定部11は硬質材21を軟質材20で被覆し
たサンドイッチ構造を呈し,ブーツ本体19は軟質材2
0のみによって成形された,ブーツ1を成形することが
できる。
【0036】また,図7に示すごとく,硬質材21は,
セキ45によりブーツ本体成形部409内に流入するこ
とを抑制される。このとき,セキ45付近の軟質材20
が,硬質材21の押圧力により押される。そのため,セ
キ45が設けてある部分の反対側の軟質材表面にスジ模
様201が形成される(図7,図2)。このスジ模様2
01は成形後にも残り,見栄えが悪い。
【0037】しかし,本例においては,スジ模様201
は,図1,図2に示すごとく,ブーツ本体19の最下段
のジャバラ198によって覆われているため,外から見
えることはない。換言すれば,上記セキ45はブーツ1
にスジ模様201を発生させるが,本例においては,セ
キ45を上記の位置に設けているので,外観上の問題も
解決できる。
【0038】実施例2 本例のブーツ付きコンソールアッパパネル3は,図8に
示すごとく,ブーツ30とコンソールアッパパネル31
とが一体成形されたものである。コンソールアッパパネ
ル31は表皮層310及びコア層311よりなり,ブー
ツ30は表皮層310と同材料により成形されている。
ブーツ30は,表皮層310と同材料を用いており,そ
の材料は軟質材である。また,コア層311は硬質材を
用いている。
【0039】次に,上記ブーツ付きコンソールアッパパ
ネルの製造方法につき説明する。上記製造方法に用いる
成形型4は,図9に示すごとく,ブーツ付きコンソール
アッパパネルの形状を有するキャビティ40を有してい
る。まず,このキャビティ40は,コンソールアッパパ
ネル成形部403とブーツ成形部402とよりなり,両
者の分岐点付近には,キャビティ40内に突出したセキ
45が設けてある。コンソールアッパパネル成形部40
3には,ゲート410が開口している。
【0040】次に,成形に当たっては,キャビティ40
内に,ゲート410より軟質材を射出する。次に,この
軟質材の中に硬質材を注入し,コンソールアッパパネル
成形部403内を充填する。このとき,実施例1で説明
したように,セキ45により,硬質材はブーツ成形部4
02内へ流入せず,軟質材だけがブーツ成形部402に
流入する。
【0041】その後,キャビティ40内の成形品を固化
し,成形型4から取り出す。得られた成形品は,図8に
示すブーツ付きコンソールアッパパネル3である。ま
た,嵌合固定部31とブーツ30との分岐点付近には,
成形型のセキ45によって形成されたリング状溝35が
形成されている。その他は,実施例1と同様である。
【0042】次に,本例の作用効果について説明する。
本例においては,ブーツ30とコンソールアッパパネル
31とが一体成形されている。そのため,ブーツ付きコ
ンソールアッパパネル3の構成部品は1部品のみとな
り,部品数が少ない。また,ブーツ30とコンソールア
ッパパネル31とを組み立てる必要もない。そのため,
より製造工程数を減らすことができる。その他,実施例
1と同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のブーツ付きコンソールアッパパネル
の断面図。
【図2】実施例1のブーツ付きコンソールアッパパネル
の要部拡大断面図。
【図3】実施例1のブーツ付きコンソールアッパパネル
の斜視図。
【図4】実施例1にかかる,ブーツを成形するための成
形型の断面図。
【図5】実施例1にかかる,ブーツの成形方法を示す成
形方法説明図。
【図6】図5に続く,成形方法説明図。
【図7】図6に続く,成形方法説明図。
【図8】実施例2のブーツ付きコンソールアッパパネル
の断面図。
【図9】実施例2にかかる,ブーツ付きコンソールアッ
パパネルを成形するための成形型の要部断面図。
【図10】従来例のブーツ付きコンソールアッパパネル
の斜視図。
【図11】従来例のブーツ付きコンソールアッパパネル
の断面図。
【図12】従来例にかかる,クリップの正面図。
【符号の説明】
1,30...ブーツ, 3,10...ブーツ付きコンソールアッパパネル, 12...嵌合固定部, 110,310...表皮層, 111,311...コア層, 15,35...リング状溝, 19...ブーツ本体, 4...成形型, 40...キャビティ, 45...セキ, 5,31...コンソールアッパパネル, 7...シフトレバー,

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブーツ付きコンソールアッパパネルにお
    いて,ブーツはコンソールアッパパネルに取り付けられ
    る嵌合固定部とブーツ本体とを合成樹脂により一体的に
    成形してなり,また上記嵌合固定部は表皮層とその内部
    に内包されたコア層とよりなり,一方ブーツ本体は上記
    表皮層と同じ材料で成形されていることを特徴とするブ
    ーツ付きコンソールアッパパネル。
  2. 【請求項2】 ブーツ付きコンソールアッパパネルにお
    いて,ブーツとコンソールアッパパネルとは合成樹脂に
    より一体成形されているとともに,コンソールアッパパ
    ネルは表皮層とその内部に内包されたコア層とよりな
    り,ブーツは上記表皮層と同材料により成形されている
    ことを特徴とするブーツ付きコンソールアッパパネル。
JP8541593A 1993-03-19 1993-03-19 ブーツ付きコンソールアッパパネル Pending JPH06270706A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100452601B1 (ko) * 2002-02-25 2004-10-12 현대자동차주식회사 수동변속기의 변속레버용 부트 마운팅 구조
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