JPH04308714A - ポリウレタン成形品のインサート成形法 - Google Patents

ポリウレタン成形品のインサート成形法

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JPH04308714A
JPH04308714A JP3075362A JP7536291A JPH04308714A JP H04308714 A JPH04308714 A JP H04308714A JP 3075362 A JP3075362 A JP 3075362A JP 7536291 A JP7536291 A JP 7536291A JP H04308714 A JPH04308714 A JP H04308714A
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Takahiro Hashiba
羽柴 隆博
Toru Abiko
我孫子 透
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Toyoda Gosei Co Ltd
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車部品としてのス
テアリングホイールのパッド部等の成形に利用されるポ
リウレタン成形品のインサート成形法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、インサートを有するパッド部は、
次のような成形法によって成形されている。即ち、図6
に示すように、下型21の凹部21aと上型22の凸部
22aとから成形品形状をなすキャビティ23が形成さ
れている。このキャビティ23内には、上型22の凸部
22aの外周部に沿うようにインサート24が取付けら
れるようになっている。図7に示すように、前記上型2
2の凸部22a側面には断面三角形状の係止爪25が突
設される。一方、インサート24には同係止爪25が係
入される係止孔26が透設されている。
【0003】そして、インサート24の複数箇所に設け
られた係止孔26に前記係止爪25を係止させることに
よって、インサート24を上型22の凸部22a外周部
に取付けることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、成形品
の形状、即ちキャビティ23の形状が図8に示すように
、上型22の凸部22aの厚さが薄い場合、インサート
24も同凸部22aに対応する形状となってその側面が
小さくなる。その結果、上型22の凸部22aのコーナ
部に係止爪25を設けるとともに、インサート24にこ
の係止爪25に対応する係止孔26を設けなければなら
ない。そのため、前記係止爪25が斜め下方へ向くこと
から、係止方向である上下方向に対するアンダカット量
が少なくなる。従って、この係止爪25とインサート2
4の係止孔26との間に強い係合力が得られないという
問題点があった。
【0005】また、係止孔26に係止爪25が係合され
たとき、係止爪25は係止孔26内にあるため、両者の
係合状態を表面から見ずらいので、係止爪25が係止孔
26に係止されたかどうかの確認がしにくく、そのため
インサート24を上型22の凸部22aに取付けるため
に要する作業時間が長くなるという問題点があった。本
発明は上記問題点を解消するためになされたものであっ
て、その目的は、金型本体に対するインサートの係合力
が向上し、インサートを金型本体に取付ける際の取付け
が容易かつ確実で、しかも作業時間の短縮を図ることが
できるポリウレタン成形品のインサート成形法を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では一対の金型本体によって成形品形状をな
すキャビティを設け、同キャビティに面する金型本体に
インサートを取着し、前記キャビティ内にゲートからポ
リウレタンの成形原料を注入することにより成形するポ
リウレタン成形品のインサート成形法において、前記イ
ンサートが取着される側の金型本体には、少なくとも1
個所に嵌合凹部を設け、同嵌合凹部には先端部が拡径し
た係合部を有する係合突起を突設するとともに、前記イ
ンサートには前記金型本体の嵌合凹部に嵌合するボス部
を突設し、同ボス部には前記係合突起が挿通される挿通
孔を透設し、同係合突起の係合部を前記ボス部と係合さ
せることによってインサートを金型本体に取付けた後、
金型本体を型閉めして成形するポリウレタン成形品のイ
ンサート成形法をその要旨としている。
【0007】
【作用】金型本体の型開き状態で、金型本体の係合突起
をインサートのボス部の挿通孔に挿通させるようにして
金型本体の嵌合凹部にインサートのボス部を嵌合させ、
インサートを金型本体に係合させる。このとき、インサ
ートの挿通孔には金型本体の係合突起が挿通されるとと
もに、その先端部の拡径した係合部が挿通されてインサ
ートのボス部に係合される。従って、インサートのボス
部と金型本体の係合突起との確実な係合状態が得られ、
しかもこの係合状態をインサートの表面側から確認する
ことが可能となる。
【0008】
【実施例】以下に本発明をステアリングホイールのパッ
ド部を成形するインサート成形法に具体化した実施例に
ついて図1〜5に従って説明する。図1に示すように、
金型本体としての下型1の凹部1aと、同じく金型本体
としての上型2の凸部2aとから成形品形状をなすキャ
ビティ3が設けられている。この下型1は固定型であり
、上型2は可動型となっている。前記キャビティ3を構
成する上型2の凸部2aの外周部にはインサート4が取
付けられるようになっている。このインサート4は硬質
樹脂としてのタルク入りポリプロピレン(PP)製であ
る。そして、前記キャビティ3内にはこのインサート4
を覆うようにしてポリウレタン製の軟質の表皮層5が形
成されるようになっている。
【0009】前記上型2の凸部2a下部の左右位置には
、嵌合凹部6が設けられ、同嵌合凹部6には先端部に拡
径した係合部7aを有する係合突起7が突出形成されて
いる。一方、図2に示すように、インサート4には前記
嵌合凹部6に対応する形状のボス部8が突出形成され、
同ボス部8には前記係合突起7が挿通可能な挿通孔8a
が透設されている。また、ボス部8の下側には、前記挿
通孔8aに挿通された係合突起7の拡径した係合部7a
を収容する収容凹部9が形成されている。
【0010】前記係合突起7の係合部7aはインサート
4の挿通孔8aの径よりも少し大きいので、係合突起7
の係合部7aが挿通孔8aに挿通された後には係合部7
aがボス部8に確実に係合されるようになっている。ま
た、両者の係合後には前記収容凹部9内に突出した係合
突起7を下方から見ることができ、それによって係合状
態を確認できるようになっている。前記係合突起7の数
はインサート4を上型2に位置決めするために3個以上
であることが好ましいが、成形品の形状、即ちインサー
ト4の形状によっては1箇所であってもよい。その場合
、その他の部分には前述した従来の係合構造をとること
により、インサート4を上型2に位置決め固定する。
【0011】さらに、係合突起7の下面がインサート4
の下面よりもわずかに上に位置しているため、キャビテ
ィ3内を成形原料が流動するときにこの係合突起7は成
形原料の流動の妨げとならず、しかもボス部8によって
形成される前記収容凹部9内に空気を巻き込んで成形不
良とならないようになっている。前記係合突起7の先端
面は、インサート4の下面と同一か又は係合突起7の先
端面とインサート4の下面との距離dが例えば成形品の
厚さ5mmに対して±1mmの範囲であることが好まし
い。
【0012】図1に示すように、前記キャビティ3の右
上部には、ポリウレタンの成形原料であるポリオールや
ポリイソシアネートをキャビティ3内へ注入するための
ゲート10が開口されている。さて、上記のように構成
された金型を用いたポリウレタン成形品のインサート成
形法について説明する。
【0013】まず、上型2を上動させて下型1から離間
させた状態で、図3に示すように、上型2の凸部2aに
対してインサート4を取付ける。即ち、インサート4の
ボス部8の挿通孔8aに上型2の係合突起7を挿通する
ようにインサート4を上型2側へ移動し、インサート4
のボス部8を上型2の嵌合凹部6に嵌合させる。このと
き、上型2の係合突起7の先端部はインサート4の挿通
孔8aより大きい拡径した係合部7aとなっているため
、インサート4を押し込むようにして強制的に係合突起
7を挿通孔8aに挿通して係合させる。
【0014】すると、係合突起7の拡径した係合部7a
がインサート4のボス部8の収容凹部9内に入るととも
に、同ボス部8に係合する。この係合時には小さな音が
し、しかも手応えがあるとともに、係合後にはインサー
ト4の表面から係合突起7が突出しているのを目で確認
することができる。従って、上型2の係合部7aをイン
サート4のボス部8に対し、強い係合力によって確実に
係合させることができるとともに、インサート4の上下
方向及び左右方向の位置決め精度を、従来の係止爪と係
止孔との係合に比べて向上させることができる。
【0015】次に、図4に示すように、インサート4を
取付けた上型2を下動させ、下型1に対して型閉めを行
う。そして、上型2の凸部2aと下型1の凹部1aとで
成形品形状をなすキャビティ3が形成される。その状態
で図1に示すように、ゲート10からポリウレタンの成
形原料としてポリオール、ポリイソシアネート等を横か
ら流し込むようにしてキャビティ3内へ注入する。する
と、成形原料は前記収容凹部9に収容された係合突起7
の部分を流動してゆく。
【0016】その際、係合突起7の先端面はインサート
4の下面よりわずかに上方、即ち収容凹部9内にあり、
収容凹部9を占めるように配置されているので、収容凹
部9内に空気を巻き込んでその部分が成形不良となるこ
とがない。また、係合突起7がインサート4の下面より
突出していないので、この係合突起7を取り除いたとき
に、その部分がさらに余分な空洞となることがない。空
洞ができると、成形品の外面から表皮層5を押圧したと
き、その部分がへこんで違和感がでてしまう。
【0017】そして、成形原料であるポリオールとポリ
イソシアネートが反応してポリウレタンが生成し、キャ
ビティ3形状に相当する成形品が成形される。続いて、
図5に示すように、上型2を成形品とともに上動させて
下型1から離間する。そして、常法に従って成形品を下
方へ押し出す。このとき、上型2の係合突起7はインサ
ート4のボス部8の挿通孔8aを通って強制的に引き抜
かれる。なお、表皮層5のうち、前記係合突起7の係合
部7aの部分は空洞部となる。
【0018】上記のように、本実施例のインサート成形
法では、成形品の側面が薄いものであるにもかかわらず
、従来のような係止爪と係止孔による弱い係合ではなく
、上型2の係合突起7の拡径した係合部7aがインサー
ト4のボス部8に対してアンダカット状に係合されてい
るので、上型2に対するインサート4の係合力が強い。 また、インサート4のボス部8を上型2の嵌合凹部6に
嵌合するようにして、係合突起7を挿通孔8aに挿通し
て係合させ、そのとき係合音がするとともに、軽い手応
えがあり、しかも取付後に係合突起7をインサート4の
表面から確認することができるので、上型2に取付ける
際の取付けが確実である。その結果、インサート4の上
型2に対する取付精度が向上するとともに、取付けに要
する作業時間の短縮を図ることができる本発明は上記実
施例に限定されるものではなく、例えば次のように構成
してもよい。即ち、インサート4を形成する材料として
は、硬質樹脂であればよく、例えばガラス繊維入りPP
等であってもよい。また、前記ボス部8には、係合突起
7の係止力を調整するためのスリットを設けてもよい。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、金型本体に対するイン
サートの係合力が向上するとともに、インサートを金型
本体に取付ける際の取付けが容易かつ確実で、しかも作
業時間の短縮を図ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を表す図であって、金型本体と
しての上型にインサートを取付けた状態でキャビティ内
に成形原料を射出した状態を示す金型の断面図である。
【図2】図1の要部拡大断面図である。
【図3】インサートを上型に取付ける前の状態を示す断
面図である。
【図4】インサートを取付けた状態の上型を下型側へ移
動させる状態を示す金型の断面図である。
【図5】キャビティ内に成形原料を注入して成形した後
に型開きする状態を示す金型の断面図である。
【図6】従来例を表す図であって、キャビティ内にイン
サートを取付けた状態を示す金型の断面図である。
【図7】図6の要部拡大断面図である。
【図8】別の従来例を示す金型の断面図である。
【符号の説明】
1…金型本体としての下型、2…金型本体としての上型
、3…キャビティ、4…インサート、6…嵌合凹部、7
…係合突起、7a…係合部、8…ボス部、8a…挿通孔
、10…ゲート。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  一対の金型本体(1,2)によって成
    形品形状をなすキャビティ(3)を設け、同キャビティ
    (3)に面する金型本体(2)にインサート(4)を取
    着し、前記キャビティ(3)内にゲート(10)からポ
    リウレタンの成形原料を注入することにより成形するポ
    リウレタン成形品のインサート成形法において、前記イ
    ンサート(4)が取着される側の金型本体(2)には、
    少なくとも1個所に嵌合凹部(6)を設け、同嵌合凹部
    (6)には先端部が拡径した係合部(7a)を有する係
    合突起(7)を突設するとともに、前記インサート(4
    )には前記金型本体(2)の嵌合凹部(6)に嵌合する
    ボス部(8)を突設し、同ボス部(8)には前記係合突
    起(7)が挿通される挿通孔(8a)を透設し、同係合
    突起(7)の係合部(7a)を前記ボス部(8)と係合
    させることによってインサート(4)を金型本体(2)
    に取付けた後、金型本体(1,2)を型閉めして成形す
    ることを特徴とするポリウレタン成形品のインサート成
    形法。
JP3075362A 1991-04-08 1991-04-08 ポリウレタン成形品のインサート成形法 Expired - Lifetime JPH07119020B2 (ja)

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JPH07119020B2 JPH07119020B2 (ja) 1995-12-20

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014522351A (ja) * 2011-05-23 2014-09-04 レイトラム,エル.エル.シー. 固定された回転軸を備えたコンベアベルトモジュール

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014522351A (ja) * 2011-05-23 2014-09-04 レイトラム,エル.エル.シー. 固定された回転軸を備えたコンベアベルトモジュール

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