JPH0357458Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0357458Y2
JPH0357458Y2 JP7244486U JP7244486U JPH0357458Y2 JP H0357458 Y2 JPH0357458 Y2 JP H0357458Y2 JP 7244486 U JP7244486 U JP 7244486U JP 7244486 U JP7244486 U JP 7244486U JP H0357458 Y2 JPH0357458 Y2 JP H0357458Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
notch
resin
molded product
side edge
inner member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP7244486U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62182712U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP7244486U priority Critical patent/JPH0357458Y2/ja
Publication of JPS62182712U publication Critical patent/JPS62182712U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0357458Y2 publication Critical patent/JPH0357458Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は異種の材料を2色成形によつて一体に
構成した樹脂成形品に関する。
〔従来の技術〕
構造部品としての強度と外観部品としての体裁
たとえば特定の色彩や感触を兼ね備える必要のあ
る機械、装置の部品は、2色成形による樹脂成形
品として成形される例が多い。
小型カメラに取付けられるグリツプもそのよう
な例の一つで、構造的にはその内部に電池室等を
構成するので握力に充分耐えられる強度を要求さ
れると同時に、その外面は手の感覚とか滑り防止
のため軟かな感触のものが望まれている。
このような2色成形は、部品を構造部分と外観
部分とに2分した上、各々硬度を異にし、且つ互
いに相溶性のある2種類の樹脂材料によつて成形
することを前提としたものである。カメラのグリ
ツプの場合には第3図に示す如く、一次成形工程
により成形された構造部分となる内側部材1を、
二次成形工程において金型内にインサートして金
型を閉合したのち、ゲート3aからの射出によつ
て外側部材2を成形すると同時に内側部材1に融
着させることにより内側部材1と外側部材2の一
体となつたグリツプを一部品として形成するよう
にしている。
一般に内側部材1には硬質の樹脂例えばポリカ
ーボネート樹脂あるいはABS樹脂が用いられ、
一方外側部材2には軟質で且つ内側部材と相溶性
のある樹脂例えばウレタン樹脂等が使用されてい
る流動状のウレタン樹脂がランナー3から内側部
材1の切欠部1aを過ぎるゲート3aより射出さ
れて外側部材2を成形するようになつているが、
成形後には破断線xyにおいてランナー3を切断
分離し部品として完成されるようになつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
2色成形の場合、成形後、成形品を金型から取
り出す際に、金型の突出しピンが、内側部材1
(硬質)とランナー3(軟質)を同時に押すこと
によつて、金型から成形品を離型させるのが普通
である。
ところが突出しピンで押す際に軟質部(ランナ
ー)は圧縮、変形するので、内側部材1とランナ
ー3は同一の動きをせず、このために両者間に引
張り合いを生ずることになる。
従来の例では第4図aに示すように、内側部材
1に設けた切欠部1aの形状は開口部と奥側が同
一巾の「逆コの字」状であつた。このために上記
した引張り合いによつて生ずる力が外側部材2に
迄およんで、この部分に変形を起こす(第4図b
参照)。
又、ゲートカツト時においても、同様にゲート
3aにニツパ等によるカツト時の力が加わるとこ
の力が外側部材に迄およんで、変形を起し、外観
を損うという問題があつた。
本考案はこの点で解決して、2色成形後離型
時、ゲートカツト時等において、外観が損なわれ
ることのない樹脂成形品を提供することを目的と
する。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は、切欠部を有する構成部品に対し、
射出成形工程で樹脂を前記切欠き部に流入させ
て、前記構成部品の表面に樹脂層を形成した樹脂
成形品において、前記切欠部は構成部品の側縁部
に形成し、該切欠部は側縁開口部の巾を最小と
し、且つ側縁開口部から内方へ向けて拡がつた形
状としたことを特徴とする樹脂成形品によつて達
成される。
〔実施例〕
本考案の一実施例を、第1図および第2図に示
す。
本実施例は本考案を前述したカメラのグリツプ
に適用した例を示したものである。
11は当グリツプの構成部品としての用をなす
内側部材であつて、前記したようなポリカーボネ
ートあるいはABS等の硬質の樹脂材料によつて
一次成形工程で成形された強固な構造部材であ
り、前もつて、内側部材11専用の成形金型によ
つて成形されるものである。前記内側部材11
は、二次成形工程によつてその表面に外側部材1
2を融着、樹脂成形品として形成されるものであ
るが、該外側部材12の射出成形用ゲート13a
が接続する側縁部に、側縁開口部を最小とし、且
つ側縁開口部から内方へ向けて拡がつたすなわち
第1図に示す如き略台形状の孔もしくは切欠部1
1aを備えている。
前記切欠部11aの上部には第2図に示すよう
にランナー13に連なるゲート13aが位置して
いて、ランナー13から射出される樹脂材料が外
切欠部11aを充填したのち前記内側部材11の
表面に流入して該内側部材11に融着した外側部
材12を成形するようになつている。
従つて2色成形後、前記外側部材12は、前記
内側部材11に対しその切欠部11aは奥行に対
し開口部が小さいという形状により外側部材12
とランナー13との引張による切欠11aの内へ
の樹脂の移動がないという係止効果によつて強固
に固定されているため、ランナー13の方向に移
動は勿論変型も出来ないよう確保されている。
その結果、2色成形後の成形品を金型から離型
する際等に、既に説明したような内側部材11と
ランナー13との内に生ずる引張り力によつて
も、前記した切欠部11aによる係止作用によつ
て、外側部材12の隆起等の変形が防止されてい
るためその外観や外形寸法が正常に保たれること
になる。
前記切欠部11aは、内側部材11の側縁開口
部の巾を、孔の最大幅径に対して約2分の1とす
るのが最も良好な樹脂成形品が得られる。尚切欠
部11aの形状は、実施例では略台形状とした
が、孔の最大幅径に対し、側縁開口部径が小なら
ばどの様な形状でも良いことはもちろんである。
〔考案の効果〕
本考案によつて、2色成形において問題とされ
ていた成形面の変形が極めて簡単な処理によつて
解消されることゝなり、その結果外観が良く寸法
精度の高い有用な樹脂成形品が提供されることゝ
なつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の樹脂成形品の斜視図。第2図
はその要部平面図。第3図は従来例の正面図およ
び断面図。第4図はその要部平面図。 11……内側部材、11a……切欠部、12…
…外側部材、13……ランナー、13a……ゲー
ト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 切欠部を有する構成部品に対し、射出成形工
    程で樹脂を前記切欠部に流入させて、前記構成
    部品の表面に樹脂層を形成した樹脂成形品にお
    いて、前記切欠部は構成部品の側縁部に形成
    し、該切欠部は側縁開口部の巾を最小とし、且
    つ側縁開口部から内方へ向けて拡がつた形状と
    したことを特徴とする樹脂成形品。 (2) 構成部品の側縁部に形成した切欠部は、略台
    形状としたことを特徴とする実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の樹脂成形品。
JP7244486U 1986-05-13 1986-05-13 Expired JPH0357458Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7244486U JPH0357458Y2 (ja) 1986-05-13 1986-05-13

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7244486U JPH0357458Y2 (ja) 1986-05-13 1986-05-13

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62182712U JPS62182712U (ja) 1987-11-19
JPH0357458Y2 true JPH0357458Y2 (ja) 1991-12-27

Family

ID=30915892

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7244486U Expired JPH0357458Y2 (ja) 1986-05-13 1986-05-13

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0357458Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62182712U (ja) 1987-11-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2004021A1 (en) Method of making a slider for use in a slide fastener
JPS59142110A (ja) アンダ−カツト成形品用金型
JPH0357458Y2 (ja)
JPH0112649B2 (ja)
JP3262783B1 (ja) グリップ付き軸筒及びその軸筒の成形方法
JPH0420590Y2 (ja)
JPH03193320A (ja) 射出成形用金型
JP2674248B2 (ja) 射出成形用金型
JPS6333536Y2 (ja)
JP2758434B2 (ja) 歯ブラシなどのハンドルの成形方法及び成形型
JPS63278813A (ja) 射出成形用型
JPH10264202A (ja) 複合合成樹脂成形品の製造方法
JPH0238840Y2 (ja)
JPH0636898Y2 (ja) 射出成形用金型
JPH07256705A (ja) 射出成形用金型
JPS59192541A (ja) 発泡樹脂成形品の成形方法
JPH025934Y2 (ja)
JPH08192440A (ja) アウトサートモールド
JPH09254202A (ja) 射出成形用金型
JPH028739Y2 (ja)
JPS642492B2 (ja)
JPH0639874A (ja) 金型成形方法
JPS62256619A (ja) 布地付ア−ムレストの製造方法
JPS63274523A (ja) 射出成形用型
JPH0636899Y2 (ja) 射出成形用金型