JP3298367B2 - 自動車用ウエザストリップおよびその製造方法 - Google Patents

自動車用ウエザストリップおよびその製造方法

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  • Molding Of Porous Articles (AREA)
  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車用ウエザストリッ
プ、特にセンタピラーに沿って取付けるウエザストリッ
プおよびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3に示すようなサッシュレスドア車で
は、センタピラー1に、フロントドアガラス2Aの後縁
およびリヤドアガラス2Bの前縁に当接するウエザスト
リップW1が取付けられ、ルーフサイドには上記ドアガ
ラス2A,2Bの上縁に当接するウエザストリップW2
が取付けられる。センタピラー用のウエザストリップW
1としては、図4に示すようにフロント側の第1のウエ
ザストリップ3Aとリヤ側の第2のウエザストリップ3
Bとを中央の連結部4を介して一体化した構造のものが
多用されている。この場合、上記連結部4を硬質のゴム
または合成樹脂で形成してピラーモールとしての役割を
なさしめている。
【0003】一方、センタピラーの形状を、車体側面の
ドア開口の形状とマッチさせるため、下方へ向けて幅を
広くすることが行なわれている。このようなセンタピラ
ーでは、これに合せてウエザストリップW1も下方へ向
けて幅が広がる形状のものを用い、上記一体型のウエザ
ストリップW1では中央のピラーモール4を下方へ向け
て幅が広がる形状としている。
【0004】一体型の上記ウエザストリップW1は第1
および第2のウエザストリップ3A,3Bおよびピラー
モール4を一体押出成形することにより製造され得る。
この場合、押出口の開口形状が連続的に変化する押出機
を用いて、いわゆる可変押出成形することにより、ピラ
ーモール4の幅を連続的に変化させることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ピラーモー
ルの幅が変化する上記一体型のウエザストリップを可変
押出成形する場合、ピラーモールの幅の変化に対応し
て、ピラーモール成形材料の供給量を変化させなければ
ならない。ところがピラーモールは剛性が必要なことか
ら一般に厚肉であり、幅のわずかな変化に対しても断面
積はかなり変化するから、材料の供給量およびタイミン
グの制御が厳格になされないと材料供給に過不足が生じ
製品不良、特に表面品質の欠陥につながる。しかしなが
ら、押出口への材料の供給量の変化およびそのタイミン
グは材料の粘性ないしは流動性等の条件によっても左右
されるから、厳格な制御は極めて困難である。
【0006】そこで本発明は、ピラーモールを介して前
後の第1および第2のウエザストリップが一体化され、
かつその幅が下方へ向けて広がるセンタピラー用ウエザ
ストリップにおいて、品質良好で押出成形可能なウエザ
ストリップを得ることを課題としてなされたものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、図1に示すよ
うにピラーモール4を介して前後の第1および第2のウ
エザストリップ3A,3Bが一体化され、かつ幅が上部
から下部へと連続的に広くなるセンタピラー用ウエザス
トリップW1において、ピラーモール4を、その一部が
裏面側で肉抜きされて薄肉部41を形成し、この薄肉部
41の幅をピラーモール4の上部から下部へと漸次広く
なる構造としたことを特徴とする(請求項1)。
【0008】上記センタピラー用ウエザストリップW1
は、第1および第2のウエザストリップ3A,3Bなら
びにピラーモール4を一体押出成形するに際し、ピラー
モール4を、その薄肉部41の幅を連続的に変化せしめ
て可変押出成形することにより得られる(請求項2)。
【0009】
【作用】ピラーモール4は一部が薄肉部41となってい
るが、他の厚肉部42により剛性は確保される。そして
押出成形時、薄肉部41の幅の変化に伴うピラーモール
4の断面積の変化は微小であるから、たとえ幅の変化に
対応する材料供給量の変化およびそのタイミングに若干
のずれが生じても、そのずれにより製品不良が生じるこ
とはない。
【0010】
【実施例】図1(A)に示すようにピラー用ウエザスト
リップW1は、ピラーモール4を介してフロント側の第
1のウエザストリップ3Aとリヤ側の第2のウエザスト
リップ3Bが結合された押出成形の一体構造体で、その
上端を、分離されたルーフサイドウエザストリップW2
に型成形接続部5で接続し、下端に型成形端末部6を形
成して用いられる。
【0011】ウエザストリップW1の構造の詳細を図1
(B)〔図1(A)のIB−IB線断面図〕および図1
(C)〔図1(A)のIC−IC線断面図〕により説明す
る。
【0012】フロントドアガラス2Aに当接する第1の
ウエザストリップ3Aと、リヤドアガラス2Bに当接す
る第2のウエザストリップ3Bは前後方向にほぼ対称形
をなすスポンジゴムの中空体で、いずれも取付基部3
1、シール壁32およびブリッジ33を備えている。両
ウエザストリップ3A,3Bは、これらの基部31がハ
字形となる位置にあり、対向端部がピラーモール4で結
合されている。
【0013】ピラーモール4はソリッドゴムまたは合成
樹脂からなり、中央が厚肉部42となっており、ウエザ
ストリップ3A,3Bに連結する両側の部分は、裏面側
が肉抜きされた薄肉部41としてある。厚肉部42の底
端は矢形のクリップ421を形成している。
【0014】両側の薄肉部41はピラーモール4の上部
〔図1(B)〕から下部〔図1(C)〕へと幅が連続的
に広くなっている。これにより図1(A)に示すよう
に、ピラーモール4は上部から下部へと幅が連続的に広
がり、従って第1および第2のウエザストリップ3A,
3Bを含むセンタピラー用ウエザストリップW1全体は
幅が上部から下部へと連続的に広くなっている。
【0015】一方、センタピラー1の断面山形をなす外
板11には同じく断面山形のリテーナ7が取付けてあ
る。リテーナ7はその頂部に台形の突出部71が形成し
てあり、突出部71の頂面には長手方向に溝が形成して
あって、これに上記ピラーモール4のクリップ421を
押込むことでピラーモール4が固定される。両ウエザス
トリップ3A,3Bの取付基部31はリテーナ7の両側
に嵌着固定される。
【0016】なお、センタピラー1の外板11および内
板12の前後のフランジは重合溶接されており、これに
トリム60A,60Bが取付けられている。
【0017】上記ウエザストリップW1は可変押出によ
り一体成形することができる。図2は可変押出を行う押
出機の要部を示すものである。図略の押出ヘッドの前端
面には、中央に上記ピラーモール4の押出口80を有す
るメインダイプレート8Aを設け、その前面に重ね合せ
て固定ダイプレート8Bを設ける。固定ダイプレート8
Bにはその中央に、押出されたピラーモール4を通過せ
しめるとともに、左右に可動ダイ9A,9Bを左右方向
移動可能に収納する開口81が形成してある。可動ダイ
9A,9Bにはそれぞれ前面側に第1のウエザストリッ
プ3Aおよび第2のウエザストリップ3B(図1)の断
面形状と同一形状の溝91A,91Bが穿設してある。
メインダイプレート8Aにはスポンジゴムの供給路8
2、86が、ダイプレート8Bには供給路83,84
A,84B,87,88A,88Bが、可動ダイプレー
ト9Aには供給路85A,89Aが、可動ダイプレート
9Bには供給路85B,89Bがそれぞれ設けてある。
メインダイプレート8Aの押出口80と、可動プレート
9A,9Bの溝91A,91Bとの位置関係は、可動ダ
イプレート9A,9Bが固定ダイプレート8Bの開口8
1の左右両端にあるときに溝91A,91Bの上端が押
出口80の幅の狭い左右の両端と重なる位置としてあ
る。
【0018】メインダイプレート8Aの押出口80から
押出されたソリッドゴムのピラーモール4(図1)は固
定ダイプレート8Bの開口81の中央から引き出され
る。第1および第2のウエザストリップ3A,3Bを成
形するためのスポンジゴムは、メインダイプレート8A
の供給路82から入り、固定ダイプレート8Bの供給路
83から分流し、一方は固定ダイプレート8Bの供給路
84Aへ、他方は供給路84Bへ流れ、それぞれ可動ダ
イプレート9A,9Bの供給路85A,85Bから溝9
1A,91Bへ、その上側から供給される。またスポン
ジゴムは、メインダイプレート8Aの供給路86から入
り固定ダイプレート8Bの供給路87を経て分流し、一
方は供給路88Aへ、他方は供給路88Bへ流れ、それ
ぞれ可動ダイプレート9A,9Bの供給路89A,89
Bから溝91A,91Bへ、その下側から供給される。
そして、溝91A,91Bから押出される第1および第
2のウエザストリップ3A,3B(図1)はその上端が
メインダイプレート8Aの押出口80から押出されたピ
ラーモール4(図1)の両端と結合され一体となって引
出される。
【0019】このとき、可動ダイプレート9A,9Bを
互に離れる方向あるいは近づく方向に移動させること
で、ピラーモール4の薄肉部41(図1)の幅、従って
ピラーモール4全体の幅を徐変させることができる。可
動ダイプレート9A,9Bの移動およびピラーモール4
の薄肉部41の幅の変化に伴うソリッドゴムの供給量の
変化は、周知のコントローラにより制御する。
【0020】しかして押出されたウエザストリップW1
の幅は、ピラーモール4の薄肉部41の幅が連続的に変
化することで連続的に変化する。
【0021】この場合、押出口の開口面積が変化するの
は上記薄肉部41を成形する部分のみであるから、成形
されるピラーモールの幅の変化率に対し、供給されるピ
ラーモール用のソリッドゴムの供給量の変化率は極めて
小さい。従って、たとえソリッドゴムの供給量の変化率
が所定の変化率から若干ずれることがあっても、それに
よって製品不良が生じることはない。
【0022】
【発明の効果】しかして本発明によれば、中央のピラー
モールを介して2本のウエザストリップが結合され、か
つピラーモールは長手方向の一方から他方へと幅が連続
的に徐変するセンタピラー用ウエザストリップにおい
て、ピラーモールの表面品質良好な製品を一体押出成形
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)は本発明のセンタピラー用ウエザス
トリップの正面図、図1(B)および図1(C)はそれ
ぞれ同ウエザストリップの図1(A)のIB−IB線および
IC−IC線に沿う位置での取付け状態断面図である。
【図2】図2(A)は本発明のウエザストリップを押出
成形する押出装置の要部分解図、図2(B)は図2
(A)の一部拡大図である。
【図3】本発明のウエザストリップが適用される自動車
の側面図である。
【図4】従来のセンタピラー用ウエザストリップの取付
け状態断面図である。
【符号の説明】
1 センタピラー 2A,2B ドアガラス W1 センタピラー用ウエザストリップ 3A 第1のウエザストリップ 3B 第2のウエザストリップ 4 ピラーモール 41 薄肉部 42 厚肉部 8A,8B ダイプレート 9A,9B 可動ダイ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60J 10/08 B29C 47/92 B29D 31/00 B60R 13/06 B62D 25/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のセンタピラーに沿って取付けら
    れるウエザストリップであって、フロントドアガラスの
    後縁に当接する第1のウエザストリップとリヤドアガラ
    スの前縁に当接する第2のウエザストリップとを中央の
    ピラーモールを介して一体に結合してなり、かつ幅を上
    部より下部へ向けて連続的に広くしたウエザストリップ
    において、上記ピラーモールの裏面側に長手方向に肉抜
    きを設けてモール部の一部を薄肉とし、該薄肉部の幅を
    上部から下部に向けて連続的に広くしたことを特徴とす
    る自動車用ウエザストリップ。
  2. 【請求項2】 自動車のセンタピラーに沿って取付けら
    れるウエザストリップであって、フロントドアガラスの
    後縁に当接する第1のウエザストリップと、リヤドアガ
    ラスの前縁に当接する第2のウエザストリップとを中央
    のピラーモールを介して一体に結合してなり、かつ幅を
    上部から下部に向けて連続的に広くしたウエザストリッ
    プを一体押出成形するに際し、上記ピラーモールを、そ
    の一部が裏面側が肉抜きされた薄肉とし、薄肉部の幅を
    押出方向へ連続的に変化せしめて押出成形することを特
    徴とする自動車用ウエザストリップの製造方法。
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