JPH01204713A - モールディングの製造方法 - Google Patents

モールディングの製造方法

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JPH01204713A JP63029101A JP2910188A JPH01204713A JP H01204713 A JPH01204713 A JP H01204713A JP 63029101 A JP63029101 A JP 63029101A JP 2910188 A JP2910188 A JP 2910188A JP H01204713 A JPH01204713 A JP H01204713A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は異なる横断面形状を有する複数種の長尺のモ
ールディングの製造方法に関するものである。
〔従来の技術〕
車両用その他のモールディングとして、長尺の合成樹脂
成形品が使用されている。これらの中には基本的な構造
は同じであるが、細部において異なる横断面形状を有す
るものがある。従来これらのモールディングは異なる押
出成形型を用いて、それぞれ別の製造工程で製造されて
いた。
以下、車両用のモールディングを中心に説明する。第1
0図は車両の斜視図である。図において、1は車体、2
はフロントウィンドウ、3はドア。
4はサイドウィンドウ、5はウィンドウモールディング
、6はサイドモールディングである。
第11図は例えば特開昭61−13.5824号に示さ
れた従来のウィンドウモールディング5を示す第1O図
のA−A断面図、第12図は13−B断面図、第13図
はC部拡大図である。ウィンドウモールディング5は合
成樹脂の押出成形品であるアッパ一部7とサイド部8と
がコーナジヨイント9により接合されている。アッパ一
部7は第11図に示すように、ウィンドウプレート10
と車体パネル11の間隙を覆うモールディング本体5a
から、ウィンドウプレー1−10に当接するリップ5b
、車体パネル11に当接するリップ5b’ および間隙
に伸びる脚部5c、ならびに脚部5cから両側に伸びて
ウィンドウプレート1゜および車体パネル11に係合す
るひれ部5dが設けられ、合成樹脂により押出成形され
ている。モールディング本体・5aには装飾フィルム1
2、脚部5cには芯材13が埋設されている。
サイド部8はアッパ一部7と同じ横断面形状の共通部1
4に付加部15として突条16が設けられて、せき17
が形成され、ウィンドウプレート10上を流れる雨水を
集めて流下させ、サイドウィンドウ4への横流れを防止
するようになっている。コーナジヨイント9は、このよ
うに横断面形状の異なるアッパ一部7とサイド部8を連
結して一体化するものである。
このようにウィンドウモールディング5は横断面形状の
異なるアッパ一部7とサイド部8とがらなり、両者はア
ッパ一部7に相当する共通部14に付加部15としての
突条16が付加した構造になっている。
第14図は他のウィンドウモールディング5を示す第1
O図のA−A断面図、第15図はB−B断面図である。
このウィンドウモールディング5は、モールディング本
体5aが金属板をロール成形した異形材からなり、クリ
ップ18により係止部材19に係合するようになってい
るが、他の構成は第11図ないし第13図と同様となっ
ており、共通部14と付加部15から形成されている。
第16図および第17図はサイドモールディング6を示
す斜視図である。サイドモールディング6は、芯材13
を埋設した合成樹脂の押出成形品からなるモールディン
グ本体6aを共通部14とし、車種によって付加部15
として複数本の突条16が付加された構造になっている
第18図は従来のモールディングの製造方法を示す系統
図である。従来の製造方法は、横断面形状の異なるモー
ルディング20ごとに横断面形状の異なる押出成形型2
1を用い、これに装飾フィルム12、芯材13等を供給
するとともに、押出機22から樹脂を供給して押出成形
を行い、押出成形材23を冷却槽24で冷却し、引取機
25で引取って、切断機26で切断してモールディング
20を製造している。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような従来の製造方法では、横断面
形状の異なるモールディングの種類ごとに押出成形型を
準備し、別々の工程でモールディングの押出成形を行っ
ているため、押出成形型の製作費用が高くなる。また押
出成形型の取替に時間を要するとともに、押出開始後正
確な寸法に安定して押出成形できるまでに時間を必要と
し、その間樹脂、芯材等の材料が無駄になる。このため
上記のような従来の方法は多品種少量生産には適さない
という問題点があった。
一方、押出成形に際して、押出成形型の出口付近で、樹
脂部を溶着する方法は知られている(例えば特開昭54
−93055号、同57−185133号、同60−1
16423号、同58−205746号、 同59−5
9426号)。しかしながら、このような方法も同一の
横断面形状のモールディングの製造に用いられており、
横断面形状の異なる異種モールディングの製造の場合に
は、モールディングの種類ごとに同数の押出成形型を用
いる必要がある。
この発明の目的は、上記の問題点を解決するため1個の
押出成形型を用いて、横断面形状の異なる複数種の長尺
のモールディングを、簡単な操作と短い時間で、連続し
て製造することが可能なモールディングの製造方法を提
案することである。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は、異なる横断面形状を有する複数種の長尺の
モールディングを製造する方法において、各モールディ
ングの共通部を形成する共通部押出孔と、それぞれのモ
ールディングの付加部を形成する1以上の付加部押出孔
とを近接位置に有する押出成形型に、同一の押出機から
樹脂を供給して各押出孔から同期して押出し、押出され
た共通部および付加部を軟化状態にあるときに接合また
は分離した状態を保って第1のモールディングを製造し
、その後押出された共通部および付加部を分離または接
合した状態を保って第2のモールディングを製造するこ
とを特徴とするモールディングの製造方法である。
モールディングの製造に際して共通部と付加部を接合し
たり分離したりする順序は任意であるが。
共通部と付加部とを接合して第1のモールディングを製
造した後、共通部と付加部を分離して第2のモールディ
ングを製造するのが好ましい。また付加部押出孔を複数
個設け、別の付加部を選択的に組合せて接合するように
切換えてもよい。付加部は下側から上向きに接合させる
ようにすると、分離時に自重で溶下して分離するので好
ましい。
また付加部の接合または分離を開始する際、付加部を切
断すると、付加部がただちに接合、分離するため付加部
が押出成形品を引張って変形させることがないので好ま
しい。
本発明において製造の対象となるモールディングとして
は、ウィンドウモールディング、サイドモールディング
等の車両用のモールディングのほか、建築用サツシ等の
建具、家庭電気製品の飾り条、家具のトリム縁など、車
両用以外の一般のモールディングが含まれる。
〔作 用〕
本発明のモールディングの製造方法においては、異なる
横断面形状を有する複数種の長尺のモールディングを製
造する際、共通部押出孔と付加部押出孔とを有する押出
成形型に、同一の押出機から樹脂を供給して、各押出孔
から同期して押出し。
押出された共通部および付加部を出口付近で軟化状態で
接合し、または分離した状態を保って第1のモールディ
ングを製造する。その後押出された共通部および付加部
を分離または接合した状態を保って第2のモールディン
グを製造する。分離した状態で押出される付加部は回収
して再度使用される。
〔実施例〕
以下、本発明を図面の実施例に基づいて説明する。第1
図は第11図ないし第13図のモールディングを製造す
る実施例の製造方法を示す概略系統図、第2図は接合状
態を示す要部断面図、第3図は分離状態を示す要部断面
図、第4図は第2図および第3図のD−D断面図、第5
図(a)は第2図のE−E断面図、(b)はF−F断面
図、第6図(a)は第3図のG−G断面図、(b)はH
−H断面図、第7図は第3図の工部拡大図、第8図はそ
のJ方向斜視図であり、第1O図ないし第18図と同一
符号は同一または相当部分を示す。
押出成形型21はアダプタ27および押出ダイ28から
なり、モールディング20の共通部14を形成する共通
部押出孔29および付加部15を形成する付加部押出孔
30を有し、それぞれ同一の樹脂流路31を経て押出機
22に連結されている。押出ダイ28の出口側には共通
部14を上から支持するガイド32が設けられ、これに
対向して下側に接合部材33が設けられ、流体圧シリン
ダ34により往復動するようになっている。接合部材3
3は摺動溝35を有する受台36の押出ダイ28と近接
する部分の上部に、金属線からなる切断刃37がフレー
ム36aにより取付けられている。受台36は金属、硬
質樹脂等、平温な表面を有しかつ付加部15の樹脂と接
着しないものが好ましい。
モールディング20(ウィンドウモールディング5のア
ッパ一部7およびサイド部8)の製造方法は、樹脂原料
を供給管41からホッパー42を経て押出機22に供給
し、ここで溶融した樹脂43を押出成形型21の樹脂流
路31に供給する。一方アンコイラー44から装飾フィ
ルム12.芯材13等を押出成形型 21の共通部押出
孔29に供給して押出成形を行う。
装飾フィルム12、芯材13は別の位置に供給されるが
、簡略化のため1本の線で図示されている。
押出成形型21では、押出機22から供給された樹脂4
3は共通部押出孔29および付加部押出孔30に分流し
て押出され、それぞれ共通部14および付加部15を離
間した状態で形成する。押出成形開始時は第3図に示す
ように、接合部材33を後退させた状態で樹脂43を押
出してテストランを行い、付加部15は落下させておく
。落下した付加部15は回収機45によりペレット化し
て回収し、返送管46からホッパ−42に返送して再使
用される。
共通部14および付加部15が正確な寸法に安定した状
態で押出されるようになると、第1工程として、共通部
14と付加部15が接合したモールディング20 (実
施例ではウィンドウモールディング5のサイド部8)を
製造するために、第2図および第5図に示すように、流
体圧シリンダ34により接合部材33を前進させ、付加
部15を共通部14に接合させる。この場合切断刃37
の上昇によって、付加部15は切断され、切断前に押出
されていた付加部15は自重によって自然落下するとと
もに、切断後に押出される付加部15は受台36の摺動
溝35に沿って送出され、受台36の上昇によって共通
部14に溶着される。このとき共通部14はガイド32
によって上から支持されており、変形が防止される。
共通部14および付加部15は軟化状態で接合するため
、直ちに溶着して一体化し、両者が接合した押出成形材
23が得られる。その後冷却槽24で冷却されて固化し
、引取機25で引取られ、センサー47で位置を検出し
ながら切断機26で切断され、モールディング20(サ
イド部8)が製造される。このとき切断機26で切断せ
ず、アイドラー48を経てセンサー49で位置を検出し
ながら巻取ドラム50に巻取り、後で切断してモールデ
ィング20を得ることもできる。
第1工程による付加部15が接合したモールディング2
0の製造が予定量に達した後、第2工程として付加部1
5が接合しないモールディング20(実施例ではウィン
ドウモールディング5のアッパ一部7)を製造するため
に、第3図および第6図に示すように流体圧シリンダ3
4により接合部材33を後退させ、付加部15を分離し
た状態で落下させる。
この場合切断刃37の下降によって付加部15は切断さ
れ、切断後に押出される付加部15は摺動溝35に沿っ
て自重で落下し1回収機45から回収されてホッパー4
2に返送される。こうして共通部14のみからなる押出
成形材23が得られ、前記と同様にして付加部15が接
合しないモールディング20(アッパ一部7)が製造さ
れる。
以上の説明では共通部14と付加部15とを離間した状
態でテストランを行ったが1両者を接合させた状態でテ
ストランを行ってもよい。また第1工程として共通部1
4と付加部15が接合したモールディング20(サイド
部8)を製造し、第2工程として付加部15が接合しな
いモールディング20(アッパ一部7)を製造したが、
逆でもよい。第14図および第15図のウィンドウモー
ルディング5および第16図および第17図のサイドモ
ールディング6も同様にして製造される。このほか付加
部押出孔30を複数個設け、これに対応して接合部材3
3も複数個設けて、異なる付加部15を接合させ、異な
る横断面形状を有する多種のモールディングを製造する
こともできる。
第9図は他の実施例における接合部材33を示す断面図
である。この接合部材33は、摺動溝35を有する2個
のローラ51.52がガイドフレーム53に取付けられ
たローラ式のものであり、ロー・−ラ51.52が回転
して付加部15を押付けるようになっている。
〔発明の効果〕
本発明によれば、押出成形型に共通部押出孔と付加部押
出孔を設け、押出された共通部と付加部を接合または分
離して異種のモールディングを製造するようにしたので
、1個の押出成形型を用いて横断面形状の異なる複数種
のモールディングを連続して製造することができ、押出
成形型の交換およびそれに伴うテストランが不要となり
、型および材料費が節減され、製造時間も短縮される。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の製造方法を示す概略系統図、第2図は
接合状態を示す要部断面図、第3図は分離状態を示す要
部断面図、第4図は第2図および第3図のD−D断面図
、第5図(a)は第2図のE−E断面図、(b)はF−
F断面図、第6図(a)は第3図のG−G断面図、(b
)はH−H断面図、第7図は第3図の1部拡大図、第8
図はそのJ方向斜視図、第9図は他の実施例の接合部材
の断面図、第10図は車両の斜視図、第11図および第
14図は従来のウィンドウモールディングを示す第10
図のA−A断面図、第12図および第15図はB−B断
面図、第13図はC部拡大図、第16図および第17図
は従来のサイドモールディングを示す斜視図、第18図
は従来のモールディングの製造方法を示す系統図である
。 各図中、同一符号は同一または相当部分を示し、5.6
.20はモールディング、14は共通部、15は付加部
、21は押出成形型、22は押出機、23は押出成形材
、24は冷却槽、25は引取機、26は切断機、29は
共通部押出孔、30は付加部押出孔、33は接合部材で
ある。 代理人 弁理士 柳 原   成 第4図 区  ? し) 派 口 派 ω口 派        派 手続補正書 1.事件の表示 昭和63年特許願第29101号 2、発明の名称 モールディングの製造方法 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 住 所  神奈川県横浜市戸塚区上矢部町字藤井320
番地名 称  橋本フォーミング工業株式会社代表者 
大木滑合 4、代理人 〒105電話436−47007、補正の
内容 (1)明細書第7頁第17行「瀉下」を「落下」に訂正
する。 (2)図面中、第10図、第11図および第12図を別
紙の通り訂正する。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)異なる横断面形状を有する複数種の長尺のモール
    ディングを製造する方法において、各モールディングの
    共通部を形成する共通部押出孔と、それぞれのモールデ
    ィングの付加部を形成する1以上の付加部押出孔とを近
    接位置に有する押出成形型に、同一の押出機から樹脂を
    供給して各押出孔から同期して押出し、押出された共通
    部および付加部を軟化状態にあるときに接合または分離
    した状態を保って第1のモールディングを製造し、その
    後押出された共通部および付加部を分離または接合した
    状態を保って第2のモールディングを製造することを特
    徴とするモールディングの製造方法。
  2. (2)共通部と付加部とを接合して第1のモールディン
    グを製造した後、共通部と付加部を分離して第2のモー
    ルディングを製造する請求項1記載の方法。
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