JP2639086B2 - 樹脂成形品の製造方法 - Google Patents

樹脂成形品の製造方法

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JP2639086B2 JP1082003A JP8200389A JP2639086B2 JP 2639086 B2 JP2639086 B2 JP 2639086B2 JP 1082003 A JP1082003 A JP 1082003A JP 8200389 A JP8200389 A JP 8200389A JP 2639086 B2 JP2639086 B2 JP 2639086B2
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鉄男 堀田
達也 田村
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は車両用モールディング、ガスケット等の異な
る横断面形状を有する複数種の長尺の樹脂成形品の製造
方法、特に付加部の両側に複数の共通部を有する複数種
の樹脂成形品の製造方法に関するものである。
〔従来の技術〕
車両用モールディングその他の樹脂成形品として、長
尺の樹脂成形品が使用されている。これらの中には基本
的な構造は同じであるが、特定部分の寸法が異なるもの
がある。
第1図(a)は車両のフロントウインドウ、(b)は
リアウインドウのウインドウモールディングを示す断面
図である。図において、1a、1bは樹脂成形品としてのモ
ールディング(ウインドウモールディング)で、ウイン
ドウプレート2a、2bと車体パネル3a、3bの間隙を覆う頭
部4a、4bの裏面から脚部5a、5bが伸び、ウインドウプレ
ート2a、2bの端部に係合している。
このようなモールディング1a、1bは、第1図(a)の
フロントウインドウと(b)のリアウインドウでは、基
本的にほぼ同一の形状となっているが、ウインドウプレ
ート2a、2bの厚みの差(T1>T2)により(a)の脚部5a
は(b)の脚部5bよりも長くなっている。
従来これらのモールディング1a、1bは異種の樹脂成形
品として、異なる押出成形型を用いて、それぞれ別の製
造工程で製造されていた。
しかしながら、このような従来の製造方法では、横断
面形状の異なる樹脂成形品の種類ごとに押出成形型を準
備し、別々の工程で樹脂成形品の押出成形を行っている
ため、押出成形型の製作費用が高くなる。また押出成形
型の取替に時間を要するとともに、押出開始後正確な寸
法に安定して押出成形できるまでに時間を必要とし、そ
の間樹脂、芯材等の材料が無駄になる。このため上記の
ような従来の方法は多品種少量生産には適さないという
問題点があった。
一方、押出成形に際して、押出成形型の出口付近で、
樹脂部を溶着する方法は知られている(例えば特開昭54
−93055号、同57−185133号、同60−116423号、同58−2
05746号、同59−59426号)。しかしながら、このような
方法も同一の横断面形状の樹脂成形品の製造に用いられ
ており、横断面形状の異なる異種樹脂成形品の製造の場
合には、樹脂成形品の種類ごとに同数の押出成形型を用
いる必要がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
この発明の目的は、上記の問題点を解決するため1個
の押出成形型を用いて、横断面形状の異なる複数種の長
尺の樹脂成形品を、簡単な操作と短い時間で、連続して
製造することが可能な樹脂成形品の製造方法を提案する
ことである。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は、異なる横断面形状を有する複数種の長尺
の樹脂成形品を製造する方法において、各成形品の共通
部間に付加部をはさんだ形で樹脂を押出し、付加部を取
捨選択して共通部同志、または共通部と付加部とを溶着
一体化して、異種の成形品を製造することを特徴とする
樹脂成形品の製造方法である。
〔作 用〕
本発明では複数種の樹脂成形品を、複数の共通部と、
各共通部間に挟まれた1個以上の付加部とに分割し、あ
るいは一体化した状態で樹脂を押出し、まず全体を一体
化した状態で第1の成形品を製造し、その後付加部を押
出さずまたは除去して残部を溶着一体化して第2の成形
品を製造する。この場合第1および第2の成形品の製造
順序は逆でもよい。
このように付加部をすべて残すか、選択して組合せる
か、あるいはすべて除去するかを選択して切替えること
により、1個の押出成形型を用いて、横断面形状の異な
る複数種の長尺の樹脂成形品を、簡単な操作と短い時間
で、連続して製造することができる。
〔実施例〕
以下、本発明を図面の実施例により説明する。
第2図は押出成形装置の正面図、第3図(a)、
(b)は押出成形型出口の押出材の断面図、第4図
(a)、(b)は製造されたモールディングの断面図で
あり、第1図と同一符号は同一または相当部分を示す。
この実施例は第1図(a)、(b)のモールディング
1a、1bを製造する例であり、モールディング1a、1bの頭
部4a、4bおよび脚部5a、5bの上部を第1の共通部11aと
し、脚部5a、5bの下部を第2の共通部11bとし、脚部5a
の中間部を付加部11cとしてそれぞれのモールディング1
a、1bを製造する。
第2図において、12は押出成形型で、第1の押出機か
ら押出された第1の樹脂13aを供給して第1および第2
の樹脂流路14a、14bに分流させ、第1および第2の共通
部11a、11bを押出す。また第2の押出機から押出された
第2の樹脂13bを第3の樹脂流路14cに導き、付加部11c
を第1および第2の共通部11a、11b間に押出す。
第1および第2の共通部11a、11bおよび付加部11cは
それぞれ独立して押出し、下側の第1の共通部11aをガ
イド部15上を移動させながら、ローラー16により押圧し
て第1、第2の共通部11a、11bおよび付加部11cが一体
化した押出材11を引取り、所定の寸法に切断して第1の
モールディング1aを製造する。
モールディング1aを所定量製造した後、第2の樹脂13
bを押出す押出機を休止させて共通部11a、11bのみを押
出し、ローラー16により押圧して第1および第2の共通
部11a、11bを溶着一体化した押出材11を引取り、付加部
11cがなく、脚部5bの寸法が短い第2のモールディング1
bを製造する。
これらのモールディング1a、1bをウインドウプレート
2a、2bに取付けた状態は第4図(a)、(b)に示され
ている。第4図に示すように、第1、第2の共通部11
a、11bに伸張しにくい条材17を埋設しておくと、芯材と
して利用できる。この場合は条材17を押出成形型12に供
給して、押出成形を行う。
なお上記の例において、第1および第2の樹脂13a、1
3bは同一の押出機から同一の樹脂を供給し、それぞれの
流路14a、14b、14cに分流するようにしてもよい。この
場合、第2のモールディング1bを製造するときは、付加
部11cを押出成形型12の出口で切断して第3図(b)に
示すように、矢印Xまたは逆X方向に連続的に除去し、
第1および第2の共通部11a、11bを溶着一体化する。こ
のとき第4図に示すように、付加部11cに芯材17を埋設
した場合は、付加部11cを切断等のおそれなく、確実に
除去することができる。
第5図は他の実施例を示す第2図のA−A相当断面図
である。この実施例では第2の共通部11bおよび付加部1
1cが一体化した状態、すなわち第1のモールディング1a
の頭部4aと脚部5aをほぼ分割した状態で、第1の共通部
11aから分離して押出している。そして第1のモールデ
ィング1aを製造する場合は、付加部11cが一体化した第
2の共通部11bと第1の共通部11aをそのまま溶着一体化
してモールディング1aを製造する。
第2のモールディング1bを製造する場合は、切断装置
20により第2の共通部11bから付加部11cを切断して除去
しながら、第1および第2の共通部11a、11bを溶着一体
化してモールディング1bを製造する。
切断装置20は、鋼線等からなる切断刃21と、この切断
刃21を支持する支持枠22と、この支持枠22をスライドさ
せるガイド23と、支持枠22を上下動させるねじ24と、こ
のねじ24を回転させるモータ25とからなり、モータ25の
回転によりねじ24が回転して、支持枠22に支持された切
断刃21が上下動し、付加部11cを切断する。
第6図(a)はさらに別の実施例の押出成形装置を示
す正面図、(b)はそのB−B断面図である。この実施
例では第1、第2の共通部11a、11bおよび付加部11cが
一体化した状態、すなわち第1のモールディング1aと同
じ断面形状の押出材11を押出す。そして第1のモールデ
ィング1aを製造するときは押出材11をそのまま引取っ
て、モールディング1aを製造する。
第2のモールディング1bを製造するときは、2個の切
断刃21a、21bを有する切断装置20により、押出材11を第
1、第2の共通部11a、11bおよび付加部11cに切断して
分割し、付加部11cを除去しながら、第1および第2の
共通部11a、11bを溶着一体化し、モールディング1bを製
造する。
第7図(a)、(b)は他の実施例により製造したモ
ールディングの断面図である。この実施例のモールディ
ング1a、1bは第1図ないし第6図に示すものとは形状は
異なるが、ほぼ同様の構成のウインドウモールディング
であって、第1、第2の共通部11a、11b間に、付加部11
cがある場合と、ない場合とがあり、前記実施例と同様
にして製造される。
第8図は第7図のモールディング1a、1bを車体パネル
3に取付けるためのファスナーの例を示す断面図であ
る。ファスナー6は接触材料7により車体パネル3の段
差部3cに取付けられるもので、段差部3cの高さHによ
り、第1、第2の共通部11a、11b間に付加部11cがある
場合と、ない場合とがあり、この場合も前記と同様にし
て製造される。
第9図はガスケットの例を示す断面図である。ガスケ
ット8は軟質樹脂製の頭部4および脚部5からなり、ウ
インドウプレート2の周縁に取付けられて、車体パネル
3との間をシールするものである。このガスケット8も
ウインドウプレート2の厚さ、および車体パネル3の段
差部3aの高さにより、第1、第2の共通部11a、11b間に
付加部11cがある場合と、ない場合とがあり、この場合
も前記と同様にして製造される。
なお上記実施例では、樹脂成形品としてモールディン
グ1a、1b、ファスナー6、ガスケット8を示したが、こ
れらに限定されず、押出成形により製造可能な他の樹脂
成形品の製造に適用できる。
また、以上の実施例においては、すべて付加部を1個
とし、2種類の横断面形状の異なる樹脂成形品を製造す
る方法について説明したが、必要によっては付加部を2
個以上の複数個とし、これらを選択、組合せることによ
り、3種類以上の横断面形状の異なる樹脂成形品を得る
ことができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、各成形品の共通部間に付加部をはさ
んだ形で樹脂を押出し、全体を一体化した状態で第1の
成形品を得る工程と、付加部を除去して残部を溶着一体
化し第2の成形品を得る工程とを含むため、1個の押出
成形型を用いて、横断面形状の異なる複数種の長尺の樹
脂成形品を、簡単な操作と短い時間で、連続して製造す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)、(b)はモールディングの断面図、第2
図は押出成形装置の正面図、第3図(a)、(b)は押
出成形型出口の押出材の断面図、第4図(a)、(b)
は製造されたモールディングの断面図、第5図は他の実
施例を示す第2図のA−A相当断面図、第6図(a)は
別の実施例の押出成形装置を示す正面図、(b)はその
B−B断面図、第7図(a)、(b)、第8図、第9図
はそれぞれ別の実施例の断面図である。 各図中、同一符号は同一または相当部分を示し、1a、1b
はモールディング、11は押出材、11a、11bは共通部、11
cは付加部、12は押出成形型、13a、13bは樹脂、15はガ
イド部、16はローラー、20は切断装置である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今野 貞男 神奈川県横浜市戸塚区上矢部町字藤井 320番地 橋本フォーミング工業株式会 社内

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】異なる横断面形状を有する複数種の長尺の
    樹脂成形品を製造する方法において、各成形品の共通部
    間に付加部をはさんだ形で樹脂を押出し、付加部を取捨
    選択して共通部同志、または共通部と付加部とを溶着一
    体化して、異種の成形品を製造することを特徴とする樹
    脂成形品の製造方法。
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