JPH05138714A - ウインドモールデイングの押出成形型 - Google Patents

ウインドモールデイングの押出成形型

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JPH05138714A
JPH05138714A JP3334070A JP33407091A JPH05138714A JP H05138714 A JPH05138714 A JP H05138714A JP 3334070 A JP3334070 A JP 3334070A JP 33407091 A JP33407091 A JP 33407091A JP H05138714 A JPH05138714 A JP H05138714A
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JP
Japan
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molding
slider
wind
window
window glass
Prior art date
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Pending
Application number
JP3334070A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Tsutsui
英樹 筒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inoac Corp
Original Assignee
Inoue MTP KK
Inoac Corp
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Publication date
Application filed by Inoue MTP KK, Inoac Corp filed Critical Inoue MTP KK
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Publication of JPH05138714A publication Critical patent/JPH05138714A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • B29C47/92

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  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 断面形状の異なるウインドモールディング、
すなわち車体側部に対応するウインドモールディングと
車体上部に対応するウインドモールディングを連続して
簡単かつ容易に成形することができるウインドモールデ
ィングも押出成形型を提供する。 【構成】 押出成形用ダイの出口22に雨水排水溝部を
形成する第一スライダー30をモールディングの側部方
向に対して進退自在に設けるとともに、窓ガラス嵌合溝
部を形成しかつモールディング本体の下部形状を規定す
る第二スライダー40をモールディングの上下方向に対
して進退自在に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はウインドモールディン
グの押出成形型に関する。
【0002】
【従来の技術】車体への窓ガラスの取付けと両者間のす
き間を隠蔽するためにウインドモールディングが多用さ
れる。しかるに、近年、例えばフロントガラスを取り付
けるウインドモールディングにあっては、図6に示した
ように、フロントガラス50の両側部に取り付けられる
側部ウインドモールディング10Aにおいては、上部に
装飾傘部12を設けたモールディング本体11に上側段
部15および下側段部16が形成されている。
【0003】これら二つの段部のうち、上側段部15は
装飾傘部12とともに雨水排水溝部13を形成して、ウ
インドガラス面の雨水が車両後部側面に飛散するのを防
ぐ。そして、下側段部16は前記上側段部15とともに
窓ガラス嵌合溝部14を形成する。符号51は車体、5
2は接着剤である。
【0004】これに対して、ウインドガラス50の上側
に設けられる上部ウインドモールディング10Dは、図
7のように、モールディング本体11と装飾傘部12と
からなる。この上部ウインドモールディング10Dにあ
っては、上記側部ウインドモールディング10Aのよう
な雨水排水溝部を必要としないので、モールディング本
体11にはガラス嵌合溝部14のみが形成されている。
【0005】このような異なった形状を有するウインド
モールディングは、実開平1−111010号公報に記
載のように、ウインドモールディングの取付位置に応じ
て主モールディングに副モールディングを成形するよう
にしたものが提案されている。
【0006】しかしながら、この従来公知のウインドモ
ールディングにあっては、各モールディングを押出成形
するための異なった成形ダイを必要とする。さらに、車
体側部に取り付けるウインドモールディングと車体上部
に取り付けるウインドモールディングとの間にコーナー
接続のための新たな部品が必要となり、製造コストを上
昇させるという問題があった。また、各モールディング
との接続部分の色調や光沢を厳密に一致させることは困
難で接続部の外観不良の原因ともなっていた。
【0007】このほかに、図6に示されるような、雨水
排水溝部13と窓ガラス嵌合溝部14とを有する有する
ウインドモールディングを成形しておき、必要に応じて
下側段部16および窓ガラス嵌合溝部14とを切除する
方法があるが、切除する際に窓ガラス嵌合部を雨水排水
溝部に連結するための新たな工程が必要となり煩雑な工
程を必要としていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記した
問題点に鑑み提案されたものであって、断面形状の異な
るウインドモールディング、すなわち車体側部に対応す
るウインドモールディングと車体上部に対応するウイン
ドモールディングを連続して簡便かつ容易に成形するこ
とのできるウインドモールディングの押出成形型を提供
しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち、この発明は、
モールディング本体の長手方向の一部においては上部側
面に雨水排水溝部および下部側面に窓ガラス嵌合溝部の
2つの溝部を有し、かつ他の一部においては窓ガラス嵌
合溝部のみを有するウインドモールディングを一体に押
出成形するものにおいて、押出成形用ダイの出口に、前
記雨水排水溝部を形成する第一スライダーをモールディ
ングの側部方向に対して進退自在に設けるとともに、前
記窓ガラス嵌合溝部を形成しかつモールディング本体の
下部形状を規定する第二スライダーをモールディングの
上下方向に対して進退自在に設けたことを特徴とするウ
インドモールディングの押出成形型に係る。
【0010】
【実施例】以下添付の図面に従ってこの発明を詳細に説
明する。図1はこの発明の押出成形型によって製造され
たウインドモールディングの中間部を省略したその長手
方向の縦断面図、図2はこの発明の一実施例を示すウイ
ンドモールディングの押出成形型の要部を示す正面図、
図3は第一スライダーおよび第二スライダーの作動状態
を示す正面図、図4は同じく第一スライダーおよび第二
スライダーの作動状態を示す正面図、図5はさらに第一
スライダーおよび第二スライダーの作動状態を示す正面
図である。
【0011】この発明の押出成形型によって得られた車
両用ウインドモールディング10は、その長手方向の縦
断面図である図1、およびその幅方向の縦断面図である
図6および図7から理解されるように、モールディング
本体11と該モールディング本体11の上側に形成され
た装飾傘部12とからなる。
【0012】このモールディング本体11の長手方向の
一部においては、その上部側面17に上側段部15、下
部側面18に下側段部16が設けられている。そして、
前記装飾用傘部12と前記上側段部15とによって雨水
排水溝部13が形成され、前記上側段部15と下側段部
16とによって窓ガラス嵌合溝部14が形成される。
【0013】一方、前記モールディング本体11の他の
一部においては、下側段部16のみが突設され、該下側
段部16と装飾用傘部12とによって窓ガラス嵌合溝部
14が形成されている。
【0014】すなわち、図1は、図7に示されるような
フロントウインド側部に適用されるウインドモールディ
ングであって雨水排水溝部13と窓ガラス嵌合溝部14
とが完全に形成されたウインドモールディング10A、
およびフロントウインドコーナー部に用いられる雨水排
水溝部13の大きさがやや減少したウインドモールディ
ング10B、および図8に示されるようなフロントウイ
ンド上部に用いられる窓ガラス嵌合溝部14のみが形成
されたウインドモールディング10C、10Dが示され
る。
【0015】図2はこの発明のウインドモールディング
の押出成形型20の一例を示したものである。符号21
はダイ、22はダイ出口で、前記ダイ21にはウインド
モールディングを形成する樹脂材料を連続的に押し出す
図示しない公知の押出機が取り付けられている。
【0016】前記ダイ出口22は、図2に図示のよう
に、成形するウインドモールディングにおいて雨水排水
溝部13および窓ガラス嵌合溝部14とを全く形成しな
い形状に形成されているとともに、前記第一スライダー
30および第二スライダー40が前記ダイ出口22外側
に取り付けられている。
【0017】第一スライダー30および第二スライダー
40は、前記ダイ出口22の外側に進退自在に設けられ
ていて、当該ダイ出口22の面積を徐々に変化させてモ
ールディング本体11を所定の形状に形成するものであ
る。
【0018】第一スライダー30は、前記ダイ出口22
外側を前記モールディング本体11の側部方向に対して
進退自在に摺動し、押出成形されるモールディング本体
11の上部側面17に雨水排水溝部13を形成する。
【0019】第二スライダー40はモールディング本体
11の下部形状を規定し、かつ窓ガラス嵌合部14を形
成するためのもので、窓ガラス嵌合溝部14を形成する
ための突出部41および下側段部およびモールディング
の下部形状を規定する凹部42を有している。この第二
スライダー40は、前記ダイ出口22外側を押出成形さ
れるモールディング本体11の上下方向に対して進退自
在に摺動する。
【0020】この実施例において、前記第一スライダー
30および第二スライダー40は、前記ダイ出口22外
側において、互いに当接して摺動する摺動部35,45
を有していて、当該摺動部35,45の傾きによって一
定の関係で互いに関連して進退動をなすように構成され
ている。
【0021】図3は前記した図1および図6におけるウ
インドモールディング10Aを成形する状態を示したも
のである。前記第一スライダー30および第二スライダ
ー40が前記ダイ出口22に最も突出しており、押し出
されるモールディング本体11に雨水排水溝部13およ
び窓ガラス嵌合溝部14を完全に形成している。符号P
は樹脂材料である。
【0022】図4は前記ウインドモールディング10A
の雨水排水溝部13の大きさを徐々に変化させた成形状
態を示したもので、例えば、フロントウインドコーナー
部に用いられる、図1のウインドモールディング10B
に相当する。
【0023】モールディング本体11の押出成形にとも
なって、前記第一スライダー30と第二スライダー40
とがそれぞれの摺動部35,45を当接して摺動させな
がら、前記第一スライダー30はダイ出口22の側部方
向へ、第二スライダー40はダイ出口22の上方向に移
動する。それによって、雨水排水溝部13の大きさは徐
々に小さくなり、モールディング本体11の高さを徐々
に低く成形する。
【0024】さらに、図5は図1および図7に示される
ような窓ガラス嵌合部14のみを形成したウインドモー
ルディング10C,10Dの成形状態に相当する。前記
ダイ出口22において、前記第一スライダー30は該ダ
イ出口22から完全に後退する。一方、第二スライダー
40はダイ出口22に完全に突出した状態で保持され、
該第二スライダー40の突出部41および凹部42によ
ってモールディング本体11の下部形状を規定するとと
もに、窓ガラス嵌合溝部14のみを形成する。
【0025】このように、この発明の押出成形型のダイ
出口に設けられた第一スライダー30および第二スライ
ダー40の移動によって、モールディング本体がその断
面形状を徐々に変化させながら連続的に押出成形され
る。
【0026】なお、第一スライダー30および第二スラ
イダー40の摺動によってダイ出口22の面積が変化す
るが、それによって吐出樹脂量が変動するのを防ぐため
に、前記押出成形型10に公知のスクリュ回転数制御装
置、あるいはギアポンプ、バイパスバルブなどの一種ま
たは二種以上を取りつけて、ダイ出口からの吐出樹脂量
を一定に保つことが好ましい。
【0027】
【発明の効果】以上図示し説明したように、この発明の
ウインドモールディングの押出成形型によれば、断面形
状の異なったウインドモールディングを連続的に押し出
すことができる。
【0028】特に、窓ガラス嵌合部は、常に連続した一
本の溝によって形成されるので、従来の雨水排水溝部と
窓ガラス嵌合溝部とを連結するためのつなぎ加工も不要
となる。
【0029】したがって、コーナー部分の継手部材やモ
ールディング成形後の切断加工工程が不要となりウイン
ドモールディングの表面状態を美しく保つことができる
とともに、作業効率を大幅に向上させることができ、製
造コストの低減に大いに役立つ。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の押出成形型によって製造されたウイ
ンドモールディングの中間部を省略したその長手方向の
縦断面図である。
【図2】この発明の一実施例を示すウインドモールディ
ングの押出成形型の要部を示す正面図である。
【図3】第一スライダーおよび第二スライダーの作動状
態を示す正面図である。
【図4】同じく第一スライダーおよび第二スライダーの
作動状態を示す正面図
【図5】さらに第一スライダーおよび第二スライダーの
作動状態を示す正面図である。
【図6】フロントウインド側部に用いられる一般的なウ
インドモールディングの断面図である。
【図7】フロントウインド上部に用いられる一般的なウ
インドモールディングの断面図である。
【符号の説明】
10 ウインドモールディング 11 モールディング本体 13 雨水排水溝部 14 窓ガラス嵌合溝部 17 上部側面 18 下部側面 20 押出成形機 22 ダイ出口 30 第一スライダー 40 第二スライダー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モールディング本体の長手方向の一部に
    おいては上部側面に雨水排水溝部および下部側面に窓ガ
    ラス嵌合溝部の2つの溝部を有し、かつ他の一部におい
    ては窓ガラス嵌合溝部のみを有するウインドモールディ
    ングを一体に押出成形するものにおいて、 押出成形用ダイの出口に、前記雨水排水溝部を形成する
    第一スライダーをモールディングの側部方向に対して進
    退自在に設けるとともに、前記窓ガラス嵌合溝部を形成
    しかつモールディング本体の下部形状を規定する第二ス
    ライダーをモールディングの上下方向に対して進退自在
    に設けたことを特徴とするウインドモールディングの押
    出成形型。
  2. 【請求項2】 請求項1において、第一スライダーおよ
    び第二スライダーが互いに当接して摺動する摺動部を有
    し、一定の関係で互いに関連して進退動をなすように構
    成されたウインドモールディングの押出成形型。
JP3334070A 1991-11-21 1991-11-21 ウインドモールデイングの押出成形型 Pending JPH05138714A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0776213A (ja) * 1993-06-30 1995-03-20 Katayama Kogyo Kk モールディング及びその製造装置
US7504056B2 (en) 2003-03-28 2009-03-17 Kinugawa Rubber Ind. Co., Ltd. Extrusion molding system and method
CN107877881A (zh) * 2017-10-10 2018-04-06 江阴市福诺新型装饰材料有限公司 木塑地板转移印在线挤出系统
KR102370656B1 (ko) * 2020-10-19 2022-03-07 넥센타이어 주식회사 타이어 반제품 제조를 위한 가변형 압출 금형

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