JP2796424B2 - モールディング及びその製造方法 - Google Patents
モールディング及びその製造方法Info
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- JP2796424B2 JP2796424B2 JP2304884A JP30488490A JP2796424B2 JP 2796424 B2 JP2796424 B2 JP 2796424B2 JP 2304884 A JP2304884 A JP 2304884A JP 30488490 A JP30488490 A JP 30488490A JP 2796424 B2 JP2796424 B2 JP 2796424B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は,車両用モールディング,特に断面形状が長
手方向に沿って変化するモールディング及びその製造方
法に関する。
手方向に沿って変化するモールディング及びその製造方
法に関する。
一般に自動車においては,第18図に示すごとく,ウイ
ンドモールディング91,ドアアウターモールディング92
などのモールディングを装着している。該ウインドモー
ルディング91は,ピラー93とウインドガラス94との境目
に沿って装着する。また,ドアアウターモールディング
92は,ドア95とドアガラス96との境目に沿って装着す
る。
ンドモールディング91,ドアアウターモールディング92
などのモールディングを装着している。該ウインドモー
ルディング91は,ピラー93とウインドガラス94との境目
に沿って装着する。また,ドアアウターモールディング
92は,ドア95とドアガラス96との境目に沿って装着す
る。
これらのモールディングは,後述のごとく,芯金と樹
脂部とよりなる。そして,該モールディングには,芯金
の長手方向に沿ってプロテクタが設けられている(例え
ば,実公昭61−31531号公報,実公平1−14488号公
報)。
脂部とよりなる。そして,該モールディングには,芯金
の長手方向に沿ってプロテクタが設けられている(例え
ば,実公昭61−31531号公報,実公平1−14488号公
報)。
即ち,第19図に例示するごとく,従来のモールディン
グ97は芯金98と該芯金98の長手方向に沿って設けた合成
樹脂製のプロテクタ99とを有する。そして,上記芯金98
は取付部981と,外側片983と両者間を連結する天井部98
2とよりなる。また,芯金98は,取付部981にはリップ99
3を,外側片983の上方には水ガイド992を有する。な
お,このモールディングは,外側片983は,同じ高さを
有している。即ち,モールディング97の断面形状は,長
手方向のいずれの場所でも同じである。
グ97は芯金98と該芯金98の長手方向に沿って設けた合成
樹脂製のプロテクタ99とを有する。そして,上記芯金98
は取付部981と,外側片983と両者間を連結する天井部98
2とよりなる。また,芯金98は,取付部981にはリップ99
3を,外側片983の上方には水ガイド992を有する。な
お,このモールディングは,外側片983は,同じ高さを
有している。即ち,モールディング97の断面形状は,長
手方向のいずれの場所でも同じである。
また,上記プロテクタ99は,同図に示すごとく,専体
のピラー93に装着したときには,ウィンドガラス94と接
触し,ウィンドガラス94上の雨水が車室内に入らないよ
う,シールする機能を有する。なお,同図において,945
はピラー93とウィンドガラス94との間に配設したシール
ゴムである。
のピラー93に装着したときには,ウィンドガラス94と接
触し,ウィンドガラス94上の雨水が車室内に入らないよ
う,シールする機能を有する。なお,同図において,945
はピラー93とウィンドガラス94との間に配設したシール
ゴムである。
そして,上記モールディング97の製造に当たっては,
断面略U字状に成形した芯金98を用い,該芯金98に対し
て,押出インサート成形法により,上記プロテクタ99,
リップ993,水ガイド992を一体成形している。
断面略U字状に成形した芯金98を用い,該芯金98に対し
て,押出インサート成形法により,上記プロテクタ99,
リップ993,水ガイド992を一体成形している。
ところで,近年,ウィンドガラス94における雨水の排
除性の向上,意匠性の向上などの点より,第20図〜第23
図に示すごとく,外側片983の高さを,モールディング
の長さ方向に沿って変化させたモールディング970が用
いられている。即ち,該モールディング970は,第21図
〜第23図に示すごとく,その断面形状が,モールディン
グの長手方向に沿って変化させてある。また,そのた
め,芯金98の外側片983の高さも変化させてある。
除性の向上,意匠性の向上などの点より,第20図〜第23
図に示すごとく,外側片983の高さを,モールディング
の長さ方向に沿って変化させたモールディング970が用
いられている。即ち,該モールディング970は,第21図
〜第23図に示すごとく,その断面形状が,モールディン
グの長手方向に沿って変化させてある。また,そのた
め,芯金98の外側片983の高さも変化させてある。
そして,かかるモールディング970を製造するに当た
っては,断面略U字状の芯金98を準備し,まず該芯金98
に上記水ガイド992,リップ993を押出インサート方法に
より一体成形する。その後,上記芯金の外側片983の一
部分(下方)を切除して,外側片983の高さが順次低く
なるように加工する。更にその後,別途作製しておいた
プロテクタ991を,上記外側片983の下端部に沿って接着
剤により接合する。
っては,断面略U字状の芯金98を準備し,まず該芯金98
に上記水ガイド992,リップ993を押出インサート方法に
より一体成形する。その後,上記芯金の外側片983の一
部分(下方)を切除して,外側片983の高さが順次低く
なるように加工する。更にその後,別途作製しておいた
プロテクタ991を,上記外側片983の下端部に沿って接着
剤により接合する。
しかしながら,上記従来のモールディング及びその製
造方法においては,プロテクタ991を別途作製し,接合
する必要があるため,工数が多大となり,製造コストア
ップを引き起こす。また,プロテクタの接合に当たって
は,長手方向の装着ずれ,接着剤のはみ出し等が発生
し,モールディングとしての意匠性を損なう。
造方法においては,プロテクタ991を別途作製し,接合
する必要があるため,工数が多大となり,製造コストア
ップを引き起こす。また,プロテクタの接合に当たって
は,長手方向の装着ずれ,接着剤のはみ出し等が発生
し,モールディングとしての意匠性を損なう。
また,他の手段としては,断面形状を変化させた上記
芯金98を射出成形型内に配置し,射出成形により,プロ
テクタ,リップ及び水ガイドを一体的に成形してモール
ディングを製造する方法が考えられる。
芯金98を射出成形型内に配置し,射出成形により,プロ
テクタ,リップ及び水ガイドを一体的に成形してモール
ディングを製造する方法が考えられる。
しかし,この方法においては,長尺のモールディング
を製造する場合,射出成形型が大型化し,多大の費用を
必要とする。また,モールディングとプロテクタとの間
にバリが発生し,モールディングとしての意匠性を損な
う。
を製造する場合,射出成形型が大型化し,多大の費用を
必要とする。また,モールディングとプロテクタとの間
にバリが発生し,モールディングとしての意匠性を損な
う。
本発明は,かかる従来の問題点に鑑み,意匠性を損な
うことなく,高さが変化する外側片の下部に沿ってプロ
テクタを一体的に形成することができ,また製造容易な
モールディング及びその製造方法を提供しようとするも
のである。
うことなく,高さが変化する外側片の下部に沿ってプロ
テクタを一体的に形成することができ,また製造容易な
モールディング及びその製造方法を提供しようとするも
のである。
本発明は,芯金と該芯金の長手方向に沿って設けたプ
ロテクタとを有し,断面形状がその長手方向に沿って変
化するモールディングにおいて,上記芯金は取付部と外
側片と両者間を連結する天井部とよりなり,また該外側
片はその高さが芯金の長手方向に沿って変化しており,
かつ上記プロテクタは上記芯金の外側片の内壁面に一体
的に押出成形されたプロテクタ片を屈撓変形させて外側
片の下部に嵌め込んであることを特徴とするモールディ
ングにある。
ロテクタとを有し,断面形状がその長手方向に沿って変
化するモールディングにおいて,上記芯金は取付部と外
側片と両者間を連結する天井部とよりなり,また該外側
片はその高さが芯金の長手方向に沿って変化しており,
かつ上記プロテクタは上記芯金の外側片の内壁面に一体
的に押出成形されたプロテクタ片を屈撓変形させて外側
片の下部に嵌め込んであることを特徴とするモールディ
ングにある。
本発明において最も注目すべきことは,芯金の外側片
の高さを該芯金の長手方向に沿って変化させると共に,
該外側片の内壁面にプロテクタ片を一体的に押出成形し
たことにある。そして,該プロテクタ片を屈撓変形させ
て外側片の下部に嵌め込み,プロテクタを形成したこと
にある。
の高さを該芯金の長手方向に沿って変化させると共に,
該外側片の内壁面にプロテクタ片を一体的に押出成形し
たことにある。そして,該プロテクタ片を屈撓変形させ
て外側片の下部に嵌め込み,プロテクタを形成したこと
にある。
本発明のモールディングにおいては,上記プロテクタ
は,芯金の外側片の下部に沿って,強固に嵌合して,一
体的に形成されている。また,プロテクタ,リップ,水
ガイドの材料としては,塩化ビニル樹脂,アイオノマー
樹脂,合成ゴムなどがある。
は,芯金の外側片の下部に沿って,強固に嵌合して,一
体的に形成されている。また,プロテクタ,リップ,水
ガイドの材料としては,塩化ビニル樹脂,アイオノマー
樹脂,合成ゴムなどがある。
また,芯金としては,鋼板,ステンレス鋼板,アルミ
ニウム板などがあり,ステンレス鋼板を用いた場合に
は,芯金の表面に「光る意匠面」を形成することができ
る。また,本発明のモールディングは,外側片の内壁面
にプロテクタ片を成形し,該プロテクタ片を外側片の下
部に嵌め込んでプロテクタを形成している。そのため,
外側片の外壁面に「光る意匠面」を容易に形成すること
ができる。
ニウム板などがあり,ステンレス鋼板を用いた場合に
は,芯金の表面に「光る意匠面」を形成することができ
る。また,本発明のモールディングは,外側片の内壁面
にプロテクタ片を成形し,該プロテクタ片を外側片の下
部に嵌め込んでプロテクタを形成している。そのため,
外側片の外壁面に「光る意匠面」を容易に形成すること
ができる。
また,芯金の外側片の下方は,内側方向にL字状に曲
げておくことが好ましい(第1図)。また,このように
曲げた外側片の下端部には,プロテクタ片を係合させる
ための係合屈曲部を形成する。プロテクタ片には,該係
合屈曲部と係合して,該プロテクタ片の垂直方向の動き
を規制する係合溝部と,該係合溝部と共働して水平方向
の動きを規制するプロテクタ部とを設けることが好まし
い(第2図)。
げておくことが好ましい(第1図)。また,このように
曲げた外側片の下端部には,プロテクタ片を係合させる
ための係合屈曲部を形成する。プロテクタ片には,該係
合屈曲部と係合して,該プロテクタ片の垂直方向の動き
を規制する係合溝部と,該係合溝部と共働して水平方向
の動きを規制するプロテクタ部とを設けることが好まし
い(第2図)。
また,プロテクタ片には,上記係合屈曲部の下面と対
応させて,当接部材を設けておくことが好ましい(第16
図)。これにより,ウインドモールディングの場合,モ
ールディングとウィンドガラスとの間のシール性が向上
し,またウィンドガラスの損傷を防止できる。
応させて,当接部材を設けておくことが好ましい(第16
図)。これにより,ウインドモールディングの場合,モ
ールディングとウィンドガラスとの間のシール性が向上
し,またウィンドガラスの損傷を防止できる。
本発明は,上記外側片の高さが芯金の長手方向に沿っ
て変化していると共に,天井部の幅が該芯金の長手方向
に沿って変化しているモールディングに適用することも
可能である。
て変化していると共に,天井部の幅が該芯金の長手方向
に沿って変化しているモールディングに適用することも
可能である。
そして,上記モールディングの製造方法としては,芯
金の外側片の高さが該芯金の長手方向に沿って変化して
いると共に該外側片の下部にプロテクタを設けてなるモ
ールディングを製造する方法であって,一定幅の金属薄
板を連続成形して,断面形状が一定の芯金を形成する工
程と,メインダイスと,その押出口の一辺に沿って移動
可能なプロテクタ片成形用サブダイスとを有する押出成
形型を用いて,上記サブダイスを移動させながら,上記
芯金の外側片の内壁面に対して該芯金の長手方向に沿っ
てプロテクタ片の成形位置を変化させつつ,プロテクタ
片を一体的に押出成形する工程と,押出成形されたモー
ルディング材を所定の長さに切断する工程と,切断され
たモールディング材において,上記プロテクタ片に沿っ
て該プロテクタ片が上記芯金の外側片の下部に位置する
ように該外側片の高さを変える工程と,該プロテクタ片
を屈撓変形させて外側片の下部に嵌め込み,プロテクタ
を形成する工程とよりなることを特徴とするモールディ
ングの製造方法がある。
金の外側片の高さが該芯金の長手方向に沿って変化して
いると共に該外側片の下部にプロテクタを設けてなるモ
ールディングを製造する方法であって,一定幅の金属薄
板を連続成形して,断面形状が一定の芯金を形成する工
程と,メインダイスと,その押出口の一辺に沿って移動
可能なプロテクタ片成形用サブダイスとを有する押出成
形型を用いて,上記サブダイスを移動させながら,上記
芯金の外側片の内壁面に対して該芯金の長手方向に沿っ
てプロテクタ片の成形位置を変化させつつ,プロテクタ
片を一体的に押出成形する工程と,押出成形されたモー
ルディング材を所定の長さに切断する工程と,切断され
たモールディング材において,上記プロテクタ片に沿っ
て該プロテクタ片が上記芯金の外側片の下部に位置する
ように該外側片の高さを変える工程と,該プロテクタ片
を屈撓変形させて外側片の下部に嵌め込み,プロテクタ
を形成する工程とよりなることを特徴とするモールディ
ングの製造方法がある。
ここで最も注目すべきことは,予め断面形状一定の芯
金を準備しておき,押出成形型を用いて該芯金の外側片
の内壁面に対してプロテクタ片を一体的に押出成形し,
モールディング材の長さ切断を行ない,外側片の高さを
変え,その後プロテクタ片を外側片の下部に嵌め込むよ
うにしたことにある。また,上記押出成形を行うに当た
っては,メインダイスと,その押出口の一辺に沿って移
動可能なプロテクタ片成形用のサブダイスを有する押出
成形型を用いる。
金を準備しておき,押出成形型を用いて該芯金の外側片
の内壁面に対してプロテクタ片を一体的に押出成形し,
モールディング材の長さ切断を行ない,外側片の高さを
変え,その後プロテクタ片を外側片の下部に嵌め込むよ
うにしたことにある。また,上記押出成形を行うに当た
っては,メインダイスと,その押出口の一辺に沿って移
動可能なプロテクタ片成形用のサブダイスを有する押出
成形型を用いる。
上記メインダイスの口金は,芯金形状と,該芯金の外
側に成形するためのリップ,水ガイド等の形状とからな
る開口形状を有する。そしてサブダイスは,上記芯金の
外側片の内側に位置するように,プロテクタ片成形用の
口金を有する。そして,このプロテクタ片成形用口金の
位置を移動させることにより,上記のごとくプロテクタ
片の成形位置を変化させる(第14図参照)。
側に成形するためのリップ,水ガイド等の形状とからな
る開口形状を有する。そしてサブダイスは,上記芯金の
外側片の内側に位置するように,プロテクタ片成形用の
口金を有する。そして,このプロテクタ片成形用口金の
位置を移動させることにより,上記のごとくプロテクタ
片の成形位置を変化させる(第14図参照)。
これにより,芯金には,上記リップ,水ガイド等及び
プロテクタ片が一体的に同時に押出成形される。このよ
うにして得た押出インサート成形品は,プロテクタ片が
外側片の下部に位置するように,該外側片の高さを変
え,次いでプロテクタ片を屈撓変形させて外側片の下部
に嵌め込み,断面形状が長手方向に沿って変化してい
る,本発明にかかるモールディングを得る。
プロテクタ片が一体的に同時に押出成形される。このよ
うにして得た押出インサート成形品は,プロテクタ片が
外側片の下部に位置するように,該外側片の高さを変
え,次いでプロテクタ片を屈撓変形させて外側片の下部
に嵌め込み,断面形状が長手方向に沿って変化してい
る,本発明にかかるモールディングを得る。
即ち,これを詳説すれば,本発明によりモールディン
グを製造するに当たっては,まず一定幅の金属薄板を連
続成形して,断面形状が一定の芯金を形成する。
グを製造するに当たっては,まず一定幅の金属薄板を連
続成形して,断面形状が一定の芯金を形成する。
次に,押出成形型を用いて,芯金の外側片の内壁面に
対してプロテクタ片を一体的に押出成形する。この場
合,メインダイスと,その押出口の一辺に沿って移動可
能なプロテクタ片成形用のサブダイスとを有する押出成
形型を用いる。そして,サブダイスを移動させながら,
芯金の外側片の内壁面に対して該芯金の長手方向に沿っ
てプロテクタ片の配設位置を変化させつつ,プロテクタ
片を一体的に押出成形する。
対してプロテクタ片を一体的に押出成形する。この場
合,メインダイスと,その押出口の一辺に沿って移動可
能なプロテクタ片成形用のサブダイスとを有する押出成
形型を用いる。そして,サブダイスを移動させながら,
芯金の外側片の内壁面に対して該芯金の長手方向に沿っ
てプロテクタ片の配設位置を変化させつつ,プロテクタ
片を一体的に押出成形する。
その後,押出成形されたモールディング材を所定の長
さに切断する。
さに切断する。
次に,切断されたモールディング材において,プロテ
クタ片が芯金の外側片の下部に位置するように,該外側
片の高さを変える。そして,該プロテクタ片を屈撓変形
させて外側片の下部に嵌め込み,プロテクタを形成す
る。これにより,芯金の外側片の高さが該芯金の長手方
向に沿って変化していると共に該外側片の下部にプロテ
クタを配設しているモールディングを得る。即ち,断面
形状が長手方向に沿って変化し,外側片の下部にプロテ
クタを有するモールディングを得る。また,このように
して得られたモールディングには,外側片に「光る意匠
面」を容易に形成することができる。
クタ片が芯金の外側片の下部に位置するように,該外側
片の高さを変える。そして,該プロテクタ片を屈撓変形
させて外側片の下部に嵌め込み,プロテクタを形成す
る。これにより,芯金の外側片の高さが該芯金の長手方
向に沿って変化していると共に該外側片の下部にプロテ
クタを配設しているモールディングを得る。即ち,断面
形状が長手方向に沿って変化し,外側片の下部にプロテ
クタを有するモールディングを得る。また,このように
して得られたモールディングには,外側片に「光る意匠
面」を容易に形成することができる。
また,上記押出成形に当たっては,上記芯金における
上記プロテクタ等を一体成形する部分に,予めアクリ
ル,フェノール樹脂などの接着剤を塗布するか,或いは
装着シートを貼着しておくことが好ましい(第7図参
照)。
上記プロテクタ等を一体成形する部分に,予めアクリ
ル,フェノール樹脂などの接着剤を塗布するか,或いは
装着シートを貼着しておくことが好ましい(第7図参
照)。
また,上記芯金の外側片の高さを変える方法として
は,該外側片の一部分を切断除去することにより行なう
方法がある。
は,該外側片の一部分を切断除去することにより行なう
方法がある。
また,プロテクタ片を外側片の下部に嵌め込む手段と
しては,上記芯金の外側片の下部を,上記プロテクタに
沿ってモールディングの内側方向に屈曲させ,その外側
片の下部にプロテクタ片を嵌め込む方法もある。
しては,上記芯金の外側片の下部を,上記プロテクタに
沿ってモールディングの内側方向に屈曲させ,その外側
片の下部にプロテクタ片を嵌め込む方法もある。
本発明にかかるモールディングは,プロテクタによ
り,前記のごとく雨水シール機能を有する。また,該モ
ールディングは,押出成形及び嵌め込み装着によりプロ
テクタを一体的に形成しているため,プロテクタは芯金
に対して強く接合され,また意匠性に優れている。
り,前記のごとく雨水シール機能を有する。また,該モ
ールディングは,押出成形及び嵌め込み装着によりプロ
テクタを一体的に形成しているため,プロテクタは芯金
に対して強く接合され,また意匠性に優れている。
また,上記製造方法によれば,芯金の外側片に対し
て,プロテクタ片の高さ位置を徐々に変化させて一体的
に成形することができ,プロテクタ片の形成が容易であ
る。また,プロテクタ片成形後は,その下方の外側片の
一部を除去するなどして外側片の下部を内側方向に屈曲
させることなどにより,外側片の高さを変え,次いでプ
ロテクタ片を外側片の下部に嵌め込んでプロテクタを形
成することにより,断面形状の変化したモールディング
を得ることができる。それ故,製造容易である。
て,プロテクタ片の高さ位置を徐々に変化させて一体的
に成形することができ,プロテクタ片の形成が容易であ
る。また,プロテクタ片成形後は,その下方の外側片の
一部を除去するなどして外側片の下部を内側方向に屈曲
させることなどにより,外側片の高さを変え,次いでプ
ロテクタ片を外側片の下部に嵌め込んでプロテクタを形
成することにより,断面形状の変化したモールディング
を得ることができる。それ故,製造容易である。
それ故,本発明によれば,意匠性を損なうことなく,
高さが変化する外側片の下部に沿ってプロテクタを一体
的に配設し,また製造容易なモールディング及びその製
造方法を提供することができる。
高さが変化する外側片の下部に沿ってプロテクタを一体
的に配設し,また製造容易なモールディング及びその製
造方法を提供することができる。
第1実施例 本発明の実施例にかかるモールディング及びその製造
方法につき,第1図〜第14図を用いて説明する。本例
は,ドアアウターモールディングとしてのモールディン
グについて適用したものである(第18図参照)。
方法につき,第1図〜第14図を用いて説明する。本例
は,ドアアウターモールディングとしてのモールディン
グについて適用したものである(第18図参照)。
本例のモールディング3は,第1図に示すごとく,芯
金31と該芯金31の長手方向に沿って設けたプロテクタ32
1とを有すう。該芯金31は,取付部311と外側片313と両
者間を連結する天井部312とよりなる。そして,第1図
〜第4図に示すごとく,該外側片313は,その高さが芯
金31の長手方向に沿って変化している。また,プロテク
タ321は,芯金31の外側片313の内壁面に一体的に押出成
形されたプロテクタ片320を屈撓変形させて外側片313の
下部に嵌め込んで形成してある。
金31と該芯金31の長手方向に沿って設けたプロテクタ32
1とを有すう。該芯金31は,取付部311と外側片313と両
者間を連結する天井部312とよりなる。そして,第1図
〜第4図に示すごとく,該外側片313は,その高さが芯
金31の長手方向に沿って変化している。また,プロテク
タ321は,芯金31の外側片313の内壁面に一体的に押出成
形されたプロテクタ片320を屈撓変形させて外側片313の
下部に嵌め込んで形成してある。
上記芯金31は,ステンレス鋼板により作製してある。
また,該芯金31は,一定の幅を有する天井部312と,高
さが変化している外側片313とを有し,断面形状が長手
方向に沿って変化している。
また,該芯金31は,一定の幅を有する天井部312と,高
さが変化している外側片313とを有し,断面形状が長手
方向に沿って変化している。
即ち,該外側片313は,第1図及び第2図に示すごと
く,高さがH1の部分と,第1図及び第4図に示すごと
く,高さがH2の部分と,第1図及び第3図に示すごと
く,長さLに亘って高さが上記H1からH2の間で変化する
部分とを有する。
く,高さがH1の部分と,第1図及び第4図に示すごと
く,高さがH2の部分と,第1図及び第3図に示すごと
く,長さLに亘って高さが上記H1からH2の間で変化する
部分とを有する。
そして,該外側片313の下部には,係合屈曲部314を内
側へ屈曲形成している。
側へ屈曲形成している。
上記プロテクタ片320は,芯金31の長手方向に沿って
樹脂部32に形成してある。即ち,上記モールディング3
は,芯金31と,装着シート317を介して該芯金31の取付
部311及び外側片313に一体的に押出成形された樹脂部32
とからなる。
樹脂部32に形成してある。即ち,上記モールディング3
は,芯金31と,装着シート317を介して該芯金31の取付
部311及び外側片313に一体的に押出成形された樹脂部32
とからなる。
そして,取付部311に設けた樹脂部32には,複数のリ
ップ323を外側へ突出させて形成している。該リップ323
は,前記ドアガラス96との間にシールを施するためのも
のである。
ップ323を外側へ突出させて形成している。該リップ323
は,前記ドアガラス96との間にシールを施するためのも
のである。
また,外側片313の内壁面に設けた樹脂部32には,上
記プロテクタ片320を内側へ突出させて形成している。
該プロテクタ片320は,上記外側片313の下部の係合屈曲
部314に嵌め込んでプロテクタ321を形成するためのもの
である。また,プロテクタ321は,前記ドア95との間に
シールを施すと共に該ドア95に対する芯金31の直接的な
接触を防止するためのものである。該プロテクタ片320
は,第2図及び第13図に示すごとく,係合屈曲部314と
係合する係合溝部3201とプロテクタ部3202とを有する。
記プロテクタ片320を内側へ突出させて形成している。
該プロテクタ片320は,上記外側片313の下部の係合屈曲
部314に嵌め込んでプロテクタ321を形成するためのもの
である。また,プロテクタ321は,前記ドア95との間に
シールを施すと共に該ドア95に対する芯金31の直接的な
接触を防止するためのものである。該プロテクタ片320
は,第2図及び第13図に示すごとく,係合屈曲部314と
係合する係合溝部3201とプロテクタ部3202とを有する。
上記樹脂部32を押出成形するための押出成形型4は,
第14図に示すごとく,メインダイス41とプロテクタ片成
形用のサブダイス42とを有する。該メインダイス41及び
サブダイス42には,それぞれ押出口410,420を設けてあ
り,サブダイス42は上記外側片313の内壁面に対応する
押出口410の一辺に沿って移動可能となっている。
第14図に示すごとく,メインダイス41とプロテクタ片成
形用のサブダイス42とを有する。該メインダイス41及び
サブダイス42には,それぞれ押出口410,420を設けてあ
り,サブダイス42は上記外側片313の内壁面に対応する
押出口410の一辺に沿って移動可能となっている。
また,上記押出口410の内側面は,芯金31の取付部31
1,天井部312,外側片313の内側及び前記樹脂部32のプロ
テクタ片320等と同形状を有し,その外側面は前記樹脂
部32のリップ323等と同じ形状を有する。
1,天井部312,外側片313の内側及び前記樹脂部32のプロ
テクタ片320等と同形状を有し,その外側面は前記樹脂
部32のリップ323等と同じ形状を有する。
即ち,該メインダイス41の内部には,押出口410の一
辺と連通した凹部411を有する。該凹部411は,サブダイ
ス42の移動分だけ該サブダイス42よりも長く形成してあ
る。この移動分H3は,上記外側片313の高さ変化(H2−H
1)により定められる。
辺と連通した凹部411を有する。該凹部411は,サブダイ
ス42の移動分だけ該サブダイス42よりも長く形成してあ
る。この移動分H3は,上記外側片313の高さ変化(H2−H
1)により定められる。
そして,該凹部411内には,サブダイス42を移動可能
に装入してあり,メインダイス41とサブダイス42との間
には,該サブダイス42の移動方向に沿ってダイスガイド
43を介設してある。また,該サブダイス42の基部には,
該サブダイス42の移動方向と平行させて送りロッド421
を延設し,該送りロッド421は変換装置44に接続する。
該変換装置44には,駆動モータ45のシャフト451を接続
してあり,該変換装置44によりシャフト451の回転運動
を送りロッド421の直線運動に変換するようにしてい
る。この場合の変換機構には,例えばボールねじを用い
たものがある。
に装入してあり,メインダイス41とサブダイス42との間
には,該サブダイス42の移動方向に沿ってダイスガイド
43を介設してある。また,該サブダイス42の基部には,
該サブダイス42の移動方向と平行させて送りロッド421
を延設し,該送りロッド421は変換装置44に接続する。
該変換装置44には,駆動モータ45のシャフト451を接続
してあり,該変換装置44によりシャフト451の回転運動
を送りロッド421の直線運動に変換するようにしてい
る。この場合の変換機構には,例えばボールねじを用い
たものがある。
次に,上記モールディング3の製造方法について,第
5図〜第14図を用いて説明する。
5図〜第14図を用いて説明する。
まず,第5図に示すごとく,一定幅の金属薄板310の
表面に部分的に保護フィルム316を被着しておく。この
保護フィルム316は,連続成形及び押出成形の際に,金
属薄板310の表面を保護するためのものである。
表面に部分的に保護フィルム316を被着しておく。この
保護フィルム316は,連続成形及び押出成形の際に,金
属薄板310の表面を保護するためのものである。
また,第6図に示すごとく,金属薄板310の表面に
は,後述する芯金31において樹脂部32を押出成形しよう
とする部位に,予め接着シート317を貼着しておく。
は,後述する芯金31において樹脂部32を押出成形しよう
とする部位に,予め接着シート317を貼着しておく。
次に,第7図に示すごとく,図示省略したロールフォ
ーミング工程において,上記金属薄板310を連続成形
し,取付部311と天井部312と外側片313とよりなる芯金3
1を形成する。このとき,該芯金31の断面形状は一定と
なっている。
ーミング工程において,上記金属薄板310を連続成形
し,取付部311と天井部312と外側片313とよりなる芯金3
1を形成する。このとき,該芯金31の断面形状は一定と
なっている。
次に,第14図に示す押出成形型4を用いて,第8図及
び第9図に示すごとく,芯金31に樹脂部32を一体的に押
出成形する。
び第9図に示すごとく,芯金31に樹脂部32を一体的に押
出成形する。
この押出成形の際,第14図に示すメインダイス41内に
上記芯金31を送り込む。該メインダイス41内に送り込ま
れた芯金31は,装着シート317の溶融接合により,取付
部311及び外側片313の表面に樹脂部32が一体的に押出成
形された状態で,押出口410,420から出て来る。これに
より,第8図及び第9図に示すごとく,芯金31の取付部
311においては,樹脂部32にリップ323が形成される。ま
た,芯金31の外側片313の内壁面においては,樹脂部32
にプロテクタ片320が形成される。
上記芯金31を送り込む。該メインダイス41内に送り込ま
れた芯金31は,装着シート317の溶融接合により,取付
部311及び外側片313の表面に樹脂部32が一体的に押出成
形された状態で,押出口410,420から出て来る。これに
より,第8図及び第9図に示すごとく,芯金31の取付部
311においては,樹脂部32にリップ323が形成される。ま
た,芯金31の外側片313の内壁面においては,樹脂部32
にプロテクタ片320が形成される。
そして,上記押出成形時に,駆動モータ45を作動させ
ると,シャフト451の回転運動が変換装置44に伝達され
る。該変換装置44においては,シャフト451の回転運動
を送りロッド421の直線運動に変換する。そのため,該
送りロッド421の直線運動により,サブダイス42がダイ
スガイド43に沿って移動する。これにより,サブダイス
42のプロテクタ片成形用の押出口420がメインダイス41
の押出口410の一辺に沿って移動することになる。
ると,シャフト451の回転運動が変換装置44に伝達され
る。該変換装置44においては,シャフト451の回転運動
を送りロッド421の直線運動に変換する。そのため,該
送りロッド421の直線運動により,サブダイス42がダイ
スガイド43に沿って移動する。これにより,サブダイス
42のプロテクタ片成形用の押出口420がメインダイス41
の押出口410の一辺に沿って移動することになる。
したがって,サブダイス42の移動により,芯金31の外
側片313に対して,該芯金31の長手方向に沿って,プロ
テクタ片320の成形装置を変化させつつ,該プロテクタ
片320を一体的に押出成形することができる。
側片313に対して,該芯金31の長手方向に沿って,プロ
テクタ片320の成形装置を変化させつつ,該プロテクタ
片320を一体的に押出成形することができる。
押出成形されたプロタクタ片320は,第8図及び第9
図に示すごとく,外側片313の内壁面より斜め下方に向
かって延設された状態となっている。また,該プロテク
タ片320には,係合溝部3201及びプロテクタ部3202が形
成されている。
図に示すごとく,外側片313の内壁面より斜め下方に向
かって延設された状態となっている。また,該プロテク
タ片320には,係合溝部3201及びプロテクタ部3202が形
成されている。
その後,図示省略した切断装置を用いて,押出成形さ
れたモールディング材30を所定の長さに切断する。
れたモールディング材30を所定の長さに切断する。
次に,第10図及び第11図に示すごとく,切断されたモ
ールディング材30において,上記プロテクタ片320に沿
って芯金31の外側片313の下部3130を切断除去する。こ
のとき,長さLに亘って,外側片313の切断位置を上記
サブダイス42の移動分H3(=H2−H1)だけ変化させる。
また,上記プロテクタ片320を形成した樹脂部32の下方
に一定寸法の係合部3140を残す。この係合部3140は,第
12図及び第13図に示すごとく,内側へ屈曲させる。そし
て,外側片313の下部に係合屈曲部314を形成する。
ールディング材30において,上記プロテクタ片320に沿
って芯金31の外側片313の下部3130を切断除去する。こ
のとき,長さLに亘って,外側片313の切断位置を上記
サブダイス42の移動分H3(=H2−H1)だけ変化させる。
また,上記プロテクタ片320を形成した樹脂部32の下方
に一定寸法の係合部3140を残す。この係合部3140は,第
12図及び第13図に示すごとく,内側へ屈曲させる。そし
て,外側片313の下部に係合屈曲部314を形成する。
その後,保護フィルム316を剥離させる。外側片313に
は,保護フィルム316を剥離させた跡に,「光る意匠
面」が形成される。そして,プロテクタ片320を屈撓変
形させて係合屈曲部314に嵌め込み,プロテクタ321を形
成する。
は,保護フィルム316を剥離させた跡に,「光る意匠
面」が形成される。そして,プロテクタ片320を屈撓変
形させて係合屈曲部314に嵌め込み,プロテクタ321を形
成する。
この場合,第2図に示すごとく,係合屈曲部314の先
端部がプロテクタ片320の係合溝部3201に係合して,該
プロテクタ片320の上下方向の動きを規制する。更に,
該係合屈曲部314の屈曲角部がプロテクタ片320のプロテ
クタ部3202と係合して,該プロテクタ片320の左右方向
の動きを規制する。該プロテクタ部320は,係合屈曲部3
14に対するプロテクタ片320の係合装着後は,プロテク
タ321を形成する。
端部がプロテクタ片320の係合溝部3201に係合して,該
プロテクタ片320の上下方向の動きを規制する。更に,
該係合屈曲部314の屈曲角部がプロテクタ片320のプロテ
クタ部3202と係合して,該プロテクタ片320の左右方向
の動きを規制する。該プロテクタ部320は,係合屈曲部3
14に対するプロテクタ片320の係合装着後は,プロテク
タ321を形成する。
これにより,第1図〜第4図に示すごとく,固定幅の
天井部312と,高さの変化する外側片313と,上記プロテ
クタ等の樹脂部32とを有し,断面形状が芯金31の長手方
向に沿って変化しているモールディング3を得ることが
できる。
天井部312と,高さの変化する外側片313と,上記プロテ
クタ等の樹脂部32とを有し,断面形状が芯金31の長手方
向に沿って変化しているモールディング3を得ることが
できる。
このようにして得られたモールディング3は,前記従
来例において第18図に示したごとく,車両ドア95とドア
ガラス92との境目に沿って装着する。該モールディング
3のリップ323は,ドアガラス92に弾力的に当接して,
シール機能を発揮する。また,プロテクタ321は,ドア9
5に弾力的に当接してシール機能を発揮する。更に,プ
ロテクタ321は,芯金31がドア95に対して直接的に接触
することを防止している。
来例において第18図に示したごとく,車両ドア95とドア
ガラス92との境目に沿って装着する。該モールディング
3のリップ323は,ドアガラス92に弾力的に当接して,
シール機能を発揮する。また,プロテクタ321は,ドア9
5に弾力的に当接してシール機能を発揮する。更に,プ
ロテクタ321は,芯金31がドア95に対して直接的に接触
することを防止している。
そして,モールディング3は,上記のごとく押出成形
によりプロテクタ321などを一体的に形成しているた
め,従来のようなバリを生ずることもない。また,芯金
13の表面,特に外側片313の表面に「光る意匠面」を形
成している。したがって,本例のモールディング3は,
意匠性に優れている。また,プロテクタ321等の樹脂部3
2は押出一体成形により芯金31に強固に接合されてい
る。
によりプロテクタ321などを一体的に形成しているた
め,従来のようなバリを生ずることもない。また,芯金
13の表面,特に外側片313の表面に「光る意匠面」を形
成している。したがって,本例のモールディング3は,
意匠性に優れている。また,プロテクタ321等の樹脂部3
2は押出一体成形により芯金31に強固に接合されてい
る。
また,押出成形により,芯金31の長手方向に沿って,
容易にプロテクタ321を形成することができるため,従
来の方法と比較して製造コストを大幅に低減することが
可能となる。
容易にプロテクタ321を形成することができるため,従
来の方法と比較して製造コストを大幅に低減することが
可能となる。
このように,本例によれば,断面形状が長手方向に沿
って変化しているモールディング3であって,意匠性を
損なうことなく,かつ製造コスト的にも優れた,モール
ディング3を得ることができる。
って変化しているモールディング3であって,意匠性を
損なうことなく,かつ製造コスト的にも優れた,モール
ディング3を得ることができる。
第2実施例 本例のモールディング及びその製造方法につき,第15
図〜第17図を用いて説明する。本例は,ウインドモール
ディングとしてのモールディングについて適用したもの
である(第18図参照)。
図〜第17図を用いて説明する。本例は,ウインドモール
ディングとしてのモールディングについて適用したもの
である(第18図参照)。
本例のモールディング5は,第15図に示すごとく,芯
金51と樹脂部52とよりなり,該樹脂部52には該芯金51の
長手方向に沿ってプロテクタ521を形成している。該芯
金51は,取付部511と外側片513と両者間を連結する天井
部512とよりなる。そして,第15図及び第16図に示すご
とく,該外側片513は,その高さが芯金51の長手方向に
沿って変化している。また,プロテクタ521は,第17図
に示すごとく,芯金51の外側片513の内壁面に一体的に
押出成形されたプロテクタ片520を屈撓変形させて外側
片513の下部に嵌め込んで形成してある。
金51と樹脂部52とよりなり,該樹脂部52には該芯金51の
長手方向に沿ってプロテクタ521を形成している。該芯
金51は,取付部511と外側片513と両者間を連結する天井
部512とよりなる。そして,第15図及び第16図に示すご
とく,該外側片513は,その高さが芯金51の長手方向に
沿って変化している。また,プロテクタ521は,第17図
に示すごとく,芯金51の外側片513の内壁面に一体的に
押出成形されたプロテクタ片520を屈撓変形させて外側
片513の下部に嵌め込んで形成してある。
したがって,上記モールディング5は,前記第1実施
例に示したモールディング3と同様の構造を有し,その
製造方法及び作用効果についても同様である。
例に示したモールディング3と同様の構造を有し,その
製造方法及び作用効果についても同様である。
本例のモールディング5が,前記モールディング3と
最も異なる点は,外側片513の上部に水ガイド522を設け
たことにある。該水ガイド522は,上記樹脂部52に形成
してある。また,該樹脂部52は,アイオノマー樹脂によ
り作製してあり,前記第1実施例に示した装着シート31
7は不要となっている。
最も異なる点は,外側片513の上部に水ガイド522を設け
たことにある。該水ガイド522は,上記樹脂部52に形成
してある。また,該樹脂部52は,アイオノマー樹脂によ
り作製してあり,前記第1実施例に示した装着シート31
7は不要となっている。
本例のモールディング5は,前記従来例において第18
図に示したごとく,車両のピラー93とウインドガラス94
との境目に沿って装着する。上記水ガイド522は,車両
走行時に雨水をルーフ方向へ円滑に排水する。
図に示したごとく,車両のピラー93とウインドガラス94
との境目に沿って装着する。上記水ガイド522は,車両
走行時に雨水をルーフ方向へ円滑に排水する。
また,上記プロテクタ片520は,第16図及び第17図に
示すごとく,プロテクタ521と一体的に形成した樹脂プ
レート5203を有し,該プロテクタ片520は当接部材とし
ての機能をも併せ持っている。そのため,モールディン
グ5とウインドガラス94との間のシールが向上し,また
ウインドガラス94の損傷を防止することができる。
示すごとく,プロテクタ521と一体的に形成した樹脂プ
レート5203を有し,該プロテクタ片520は当接部材とし
ての機能をも併せ持っている。そのため,モールディン
グ5とウインドガラス94との間のシールが向上し,また
ウインドガラス94の損傷を防止することができる。
その他は,前記第1実施例と同様である。
なお,第15図〜第17図において,523はリップ,5201は
係合溝部,5202はプロテクタ部,514は係合屈曲部,516は
「光る意匠面」を保護するための保護フィルムを示し,
これらは前記第1実施例と同様のものである。
係合溝部,5202はプロテクタ部,514は係合屈曲部,516は
「光る意匠面」を保護するための保護フィルムを示し,
これらは前記第1実施例と同様のものである。
第1図〜第14図は第1実施例にかかるモールディング及
びその製造方法を示し,第1図はモールディングの斜視
図,第2図は第1図におけるE−E線矢視断面図,第3
図は第1図におけるF−F線矢視断面図,第4図は第1
図におけるG−G線矢視図,第5図は部分的に保護フィ
ルムを被着した状態を示す金属薄板の斜視図,第6図は
樹脂部の成形部位に予め接着シートを被着した状態を示
す金属薄板の斜視図,第7図は該金属薄板を連続成形し
て断面形状が一定の芯金を形成した状態を示す斜視図,
第8図は芯金に対して樹脂部を一体的に押出成形した状
態を示す斜視図,第9図は第8図におけるI−I線矢視
断面図,第10図は押出成形されたモールディング材にお
ける外側片の下部を切断除去した状態を示す斜視図,第
11図は第10図におけるJ−J線矢視断面図,第12図はプ
ロテクタ片を屈撓変形させて外側片の下部に嵌め込む状
態を示す斜視図,第13図は第12図におけるK−K線矢視
断面図,第14図は押出成形型の側面図,第15図〜第17図
は第2実施例にかかるモールディング及びその製造方法
を示し,第15図はモールディングの斜視図,第16図は第
15図におけるM−M線矢視断面図,第17図はプロテクタ
片を屈撓変形させて外側片の下部に嵌め込む状態を示す
斜視図,第18図〜第23図は従来例を示し,第18図はモー
ルディングを装着した車両の斜視図,第19図は装着状態
におけるモールディングの斜視図,第20図〜第23図は長
手方向に沿って断面形状が変化している他の従来のモー
ルディングを示し,第20図はその側面図,第21図〜第23
図はそれぞれ第20図のX−X線,Y−Y線及びZ−Z線に
おける矢視断面図である。 3,5……モールディング, 30,50……モールディング材, 310……金属薄板, 31,51……芯金, 311,511……取付部, 312,512……天井部, 313,513……外側片, 314,514……係合屈曲部, 32,52……樹脂部, 320,520……プロテクタ片, 321,521……プロテクタ, 323,523……リップ, 522……水ガイド, 4……押出成形型, 41……メインダイス, 410……押出口, 42……サブダイス,
びその製造方法を示し,第1図はモールディングの斜視
図,第2図は第1図におけるE−E線矢視断面図,第3
図は第1図におけるF−F線矢視断面図,第4図は第1
図におけるG−G線矢視図,第5図は部分的に保護フィ
ルムを被着した状態を示す金属薄板の斜視図,第6図は
樹脂部の成形部位に予め接着シートを被着した状態を示
す金属薄板の斜視図,第7図は該金属薄板を連続成形し
て断面形状が一定の芯金を形成した状態を示す斜視図,
第8図は芯金に対して樹脂部を一体的に押出成形した状
態を示す斜視図,第9図は第8図におけるI−I線矢視
断面図,第10図は押出成形されたモールディング材にお
ける外側片の下部を切断除去した状態を示す斜視図,第
11図は第10図におけるJ−J線矢視断面図,第12図はプ
ロテクタ片を屈撓変形させて外側片の下部に嵌め込む状
態を示す斜視図,第13図は第12図におけるK−K線矢視
断面図,第14図は押出成形型の側面図,第15図〜第17図
は第2実施例にかかるモールディング及びその製造方法
を示し,第15図はモールディングの斜視図,第16図は第
15図におけるM−M線矢視断面図,第17図はプロテクタ
片を屈撓変形させて外側片の下部に嵌め込む状態を示す
斜視図,第18図〜第23図は従来例を示し,第18図はモー
ルディングを装着した車両の斜視図,第19図は装着状態
におけるモールディングの斜視図,第20図〜第23図は長
手方向に沿って断面形状が変化している他の従来のモー
ルディングを示し,第20図はその側面図,第21図〜第23
図はそれぞれ第20図のX−X線,Y−Y線及びZ−Z線に
おける矢視断面図である。 3,5……モールディング, 30,50……モールディング材, 310……金属薄板, 31,51……芯金, 311,511……取付部, 312,512……天井部, 313,513……外側片, 314,514……係合屈曲部, 32,52……樹脂部, 320,520……プロテクタ片, 321,521……プロテクタ, 323,523……リップ, 522……水ガイド, 4……押出成形型, 41……メインダイス, 410……押出口, 42……サブダイス,
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60R 13/04 B60J 5/00 501 B29C 47/00 - 47/96 B29C 67/00 - 73/34 B29D 1/00 - 31/02
Claims (5)
- 【請求項1】芯金と該芯金の長手方向に沿って設けたプ
ロテクタとを有し,断面形状がその長手方向に沿って変
化するモールディングにおいて, 上記芯金は取付部と外側片と両者間を連結する天井部と
よりなり,また該外側片はその高さが芯金の長手方向に
沿って変化しており,かつ上記プロテクタは上記芯金の
外側片の内壁面に一体的に押出成形されたプロテクタ片
を屈撓変形させて外側片の下部に嵌め込んで形成してあ
ることを特徴とするモールディング。 - 【請求項2】第1請求項において,芯金の天井部は,そ
の幅が該芯金の長手方向に沿って変化していることを特
徴とするモールディング。 - 【請求項3】芯金の外側片の高さが該芯金の長手方向に
沿って変化していると共に該外側片の下部にプロテクタ
を設けてなるモールディングを製造する方法であって, 一定幅の金属薄板を連続成形して,断面形状が一定の芯
金を形成する工程と, メインダイスと,その押出口の一辺に沿って移動可能な
プロテクタ片成形用サブダイスとを有する押出成形型を
用いて,上記サブダイスを移動させながら,上記芯金の
外側片の内壁面に対して該芯金の長手方向に沿ってプロ
テクタ片の成形位置を変化させつつ,プロテクタ片を一
体的に押出成形する工程と, 押出成形されたモールディング材を所定の長さに切断す
る工程と, 切断されたモールディング材において,上記プロテクタ
片に沿って,該プロテクタ片が上記芯金の外側片の下部
に位置するように,該外側片の高さを変える工程と, 該プロテクタ片を屈撓変形させて外側片の下部に嵌め込
み,プロテクタを形成する工程とよりなることを特徴と
するモールディングの製造方法。 - 【請求項4】第3請求項において,上記芯金の外側片の
高さを変える工程は,該外側片の一部分を切断除去する
ことにより行なうことを特徴とするモールディングの製
造方法。 - 【請求項5】第3請求項において,上記プロテクタを形
成する工程は,上記芯金の外側片の下部を,上記プロテ
クタに沿って,モールディングの内側方向に屈曲させ,
その外側片の下部に上記プロテクタ片を嵌め込むことに
より行なうことを特徴とするモールディングの製造方
法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2304884A JP2796424B2 (ja) | 1990-11-08 | 1990-11-08 | モールディング及びその製造方法 |
US07/781,374 US5281291A (en) | 1990-10-24 | 1991-10-23 | Molding and method of producing the same |
US08/130,392 US5534316A (en) | 1990-10-24 | 1993-10-01 | Molding and method of producing the same |
US08/637,172 US5804118A (en) | 1990-10-24 | 1996-04-24 | Molding and method of producing the same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2304884A JP2796424B2 (ja) | 1990-11-08 | 1990-11-08 | モールディング及びその製造方法 |
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Family Applications (1)
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JP2304884A Expired - Fee Related JP2796424B2 (ja) | 1990-10-24 | 1990-11-08 | モールディング及びその製造方法 |
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JP (1) | JP2796424B2 (ja) |
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-
1990
- 1990-11-08 JP JP2304884A patent/JP2796424B2/ja not_active Expired - Fee Related
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