JPH11199518A - 温感剤組成物及び皮膚外用剤 - Google Patents

温感剤組成物及び皮膚外用剤

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JPH11199518A
JPH11199518A JP9369142A JP36914297A JPH11199518A JP H11199518 A JPH11199518 A JP H11199518A JP 9369142 A JP9369142 A JP 9369142A JP 36914297 A JP36914297 A JP 36914297A JP H11199518 A JPH11199518 A JP H11199518A
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JP
Japan
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skin
cyclodextrin
warming
acid
agent
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Application number
JP9369142A
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English (en)
Inventor
Yuko Ono
祐子 大野
Miyuki Takahashi
美由紀 高橋
Tomomasa Koide
倫正 小出
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Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 非ステロイド系抗炎症剤と温感付与物質
とシクロデキストリン類とを配合してなる皮膚外用剤。 【効果】 皮膚適用時に付与される温感の持続性が皮膚
刺激性を増加させることなく向上することができるのみ
ならず、非ステロイド系抗炎症剤の経皮吸収性を格段に
向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、温感の持続性が改
善された温感剤組成物及び該温感剤組成物を配合するこ
とによって、皮膚に適用した際の温感の持続性が改善さ
れると共に、非ステロイド系抗炎症剤の経皮吸収性も大
幅に改善され、更に持効性にも優れる皮膚外用剤に関す
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、消炎、鎮痛剤として使用されている非ステロイド系
抗炎症剤を含有する皮膚外用剤は、炎症を起こしている
適用部位に冷たい感じがするのを解消するために温感を
付与する物質を配合することが提案されている。
【0003】しかしながら、その温感を持続させるため
には多量の温感付与物質を配合する必要があるが、その
一方で、温感付与物質を多量に配合しようとすると皮膚
刺激性の問題や配合組成上の問題が生じるおそれがあっ
た。一方、非ステロイド系抗炎症剤を含有する皮膚外用
剤については、その経皮吸収性を向上させる技術が種々
提案されているが、未だ十分な経皮吸収性が得られてい
ないというのが現状である。
【0004】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、
温感付与物質による温感の持続性に優れる温感剤組成物
及び適用時に感じられる温感の持続性に優れるのみなら
ず、非ステロイド系抗炎症剤の経皮吸収性が向上し、更
に持効性にも優れる皮膚外用剤を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討した結果、
温感付与物質とシクロデキストリン類とを併用すること
によって、温感付与物質による温感の持続性が向上する
ことを見い出し、更に鋭意検討したところ、非ステロイ
ド系抗炎症剤を含有する皮膚外用剤に温感付与物質とシ
クロデキストリン類とを併用することによって、皮膚外
用剤を適用した時の温感の持続性が向上するのみなら
ず、非ステロイド系抗炎症剤の経皮吸収性が大幅に向上
する上、持効性が得られることを知見し、本発明をなす
に至った。
【0006】即ち、温感付与物質にシクロデキストリン
類を配合することによって、温感付与物質がシクロデキ
ストリン類に包接されて、その持続性効果が得られ、こ
の包接体を非ステロイド系抗炎症剤を含有する皮膚外用
剤に配合すると、温感成分の経皮吸収促進作用により、
効果が継続する。
【0007】従って、本発明は、温感付与物質にシクロ
デキストリン類を配合してなることを特徴とする温感剤
組成物及び非ステロイド系抗炎症剤を含有する皮膚外用
剤に上記温感剤組成物を配合してなることを特徴とする
皮膚外用剤を提供する。
【0008】以下、本発明をより詳細に説明すると、本
発明の温感剤組成物は、温感付与物質にシクロデキスト
リン類を配合することによって、温感の持続性を向上さ
せるものである。ここで、温感付与物質としては、皮膚
に適用した時に温感を感じさせる物質であればよく、こ
のような温感付与物質として、カプシコシド,カプサイ
シン,カプサイシノイド,ジヒドロキシカプサイシン、
カプサンチン等のカプサイシン類似体,トウガラシエキ
ス,トウガラシチンキ,トウガラシ末などのトウガラシ
由来の温感付与物質、ニコチン酸ベンジル、ニコチン酸
β−ブトキシエチル、N−アシルワニルアミド、ノニル
酸ワニルアミド等が挙げられ、これらは1種を単独で又
は2種以上を併用して用いることができる。本発明の場
合、これらの中でも特にトウガラシ由来のカプシコシ
ド、カプサイシン、カプサイシノイド、カプサイシン類
似体、トウガラシエキス、トウガラシチンキ、トウガラ
シ末等が好適であり、適用時の皮膚刺激性を緩和するこ
とを考慮すれば、トウガラシ由来の上記物質を2種以上
組み合わせて使用すると、より好適であり、一方に対し
て他方を1〜5000倍(重量比)とするようにして配
合すると、より効果的である。なお、カプサイシンの具
体的成分としては、8−メチル−N−バニリル−6E−
ノネンアミド,N−バニリルノナンアミド等、カプサイ
シノイドの具体的成分としては、N−バニリル−9−オ
クタデセンアミド等、カプサイシン類似体の具体的成分
としては、N−バニリル−アルカジエンアミド,N−バ
ニリル−アルカンジエンニル,N−バニリル−cis−
モノ不飽和アルケンアミド等を挙げることができる。
【0009】上記温感付与物質に配合するシクロデキス
トリン類としては、シクロデキストリン及び包接に必要
なシクロデキストリンの糖類環状構造を有するシクロデ
キストリン誘導体が挙げられ、シクロデキストリンとし
て、例えばα−シクロデキストリン、β−シクロデキス
トリン、γ−シクロデキストリン及びδ−シクロデキス
トリン等を挙げることができ、また、シクロデキストリ
ン誘導体として、例えばメチル化シクロデキストリン、
ヒドロキシエチル化シクロデキストリン、マルトシル−
α−シクロデキストリン、ヒドロキシエチル−β−シク
ロデキストリン、トリアセチル−β−シクロデキストリ
ン等を挙げることができ、これらの中でもα−シクロデ
キストリン、β−シクロデキストリン、γ−シクロデキ
ストリン、δ−シクロデキストリン、メチル化シクロデ
キストリン及びヒドロキシエチル化シクロデキストリン
が好適に用いられ、これらは1種単独でも2種以上を組
み合わせて使用してもよい。
【0010】本発明の温感剤組成物は、上記シクロデキ
ストリン類を上記温感付与物質に配合することにより、
温感付与物質による温感の持続性を向上させるものであ
り、これらの配合割合は特に制限されないが、好ましく
は上記温感付与物質:シクロデキストリン類(重量比)
=0.001:1〜30:1、より好ましくは0.0
1:1〜20:1、更に好ましくは0.1:1〜10:
1である。シクロデキストリン類の配合割合が小さすぎ
るとシクロデキストリン類による温感の持続性向上効果
が不十分となる場合があり、大きすぎると十分な温感を
付与することができない場合がある。
【0011】本発明の温感剤組成物は、その用途が特に
制限されるものではなく、持続性に優れた温感が要求さ
れる種々の用途に使用することができ、また、本発明の
効果を妨げない範囲で上記温感付与物質及びシクロデキ
ストリン類に加えて香料、着色剤等を添加することもで
きる。
【0012】本発明の皮膚外用剤は、非ステロイド系抗
炎症剤を含有し、貼付剤、クリーム剤、ゲル剤、ローシ
ョン剤、軟膏剤等として調製されるものであり、上記温
感剤組成物を配合することによって、皮膚外用剤の温感
の持続性が向上されたものである。ここで、非ステロイ
ド系抗炎症剤としては、皮膚外用剤に配合し得るもので
あればその種類が特に制限されるものではなく、例えば
アズレン、アセトアミノフェン、アセメタシン、アルク
ロフェナク、アルミノプロフェン、アンピロキシカム、
アンフェナク、イソキシカム、イソキセバク、イブフェ
ナク、イブプロフェン、インドシン、インドプロフェ
ン、インドメタシン、エトドラク、エモルファゾン、オ
キサプロジン、オキサブロフェン、オキシカム、オキセ
ビナク、オルセノン、オルトフェナミン酸、カルプロフ
ェン、クリダナク、クリプロフェン、ケトチフェン、ケ
トプロフェン、ケトロラク、アスピリン,サリチル酸メ
チル,サリチル酸グリコール等のサリチル酸系薬剤、ザ
ルトプロフェン、ジクロフェナク、シクロプロフェン、
ジドメタシン、ジフルニサル、硝酸イソソルビド、スド
キシカム、スプロフェン、スリンダク、ゾメビラク、チ
アプロフェン、チオキサプロフェン、チオビナク、テニ
ラック、テノキシカム、トラマドール、トルメチン、ト
ルフェナム酸、ナプロキセン、ニフルミン酸、ビルプロ
フェン、ピロキシカム、フェニドン、フェノプロフェ
ン、フェルビナク、フェンクロフェナク、フェンチアザ
ク、フェンブフェン、ブクロキシ酸、ブフェキサマク、
プラノプロフェン、フルプロフェン、フルフェナミン
酸、フルフェニサル、フルルビプロフェン、フルルビプ
ロフェンアキセチル、フロクタフェニン、プロチジン
酸、フロフェナク、ベノキサプロフェン、ベノリレー
ト、ベンダザク、ミロプロフェン、メクロフェナミン
酸、メピリゾール、メフェナム酸、リシブフェン、ロキ
ソプロフェン及びこれらの塩等が挙げられ、これらは1
種を単独で又は2種以上を併用して用いることができ
る。本発明の場合、抗炎症作用、安全性等を考慮する
と、これらの中でもフルルビプロフェン、フェルビナ
ク、ブフェキサマク、スプロフェン、イブプロフェン、
ジクロフェナクナトリウム、ピロキシカム、インドメタ
シン、ザルトプロフェン、メフェナム酸等が好適であ
り、特にフルルビプロフェン、フェルビナク、ブフェキ
サマク、スプロフェン等を含有する場合に効果的であ
る。
【0013】本発明の皮膚外用剤全体に対する上記非ス
テロイド系抗炎症剤の配合量は特に制限されるものでは
なく、皮膚外用剤の剤型、使用目的等によって適宜選定
することができるが、通常外用剤全体の0.1〜10%
(重量%、以下同様)、より好ましくは0.2〜7%、
更に好ましくは0.3〜5%が好ましい。非ステロイド
系抗炎症剤の配合量が少なすぎると十分な薬効が得られ
ない場合があり、多すぎると皮膚刺激などの副作用があ
らわれる場合がある。
【0014】本発明の温感剤組成物を上記皮膚外用剤に
配合する場合、その配合量は特に制限されるものではな
いが、上記温感付与物質の配合量が皮膚外用剤全体の
0.0001〜5%、好ましくは0.001〜3%、よ
り好ましくは0.01〜1%となるように配合すること
が好ましい。温感付与物質の配合量が少なすぎると十分
な温感、経皮吸収性の向上効果が得られない場合があ
り、多すぎると皮膚刺激性が生じる場合がある。そし
て、上記シクロデキストリン類の配合量が皮膚外用剤全
体の0.01〜10%、好ましくは0.05〜7%、よ
り好ましくは0.1〜5%となるように配合することが
好ましい。シクロデキストリン類の配合量が少なすぎる
と十分な温感の持続性、持効性が得られない場合があ
り、多すぎると温感付与物質を十分配合できない場合が
ある。また、同様の理由により、上記温感付与物質とシ
クロデキストリン類との合計配合量が皮膚外用剤全体の
0.01〜10%、好ましくは0.05〜7%、より好
ましくは0.1〜5%となるように配合することが好ま
しい。なお、上記非ステロイド系抗炎症剤に対する上記
温感付与物質の配合割合は、好ましくは上記非ステロイ
ド系抗炎症剤:温感付与物質(重量比)=1:0.00
01〜1:1、より好ましくは1:0.001〜1:
0.7、更に好ましくは1:0.002〜1:0.5で
ある。非ステロイド系抗炎症剤の配合割合が小さすぎる
と薬効が不十分となる場合があり、大きすぎるとそれ以
上配合しても経皮吸収性の向上効果において差が得られ
ない。
【0015】本発明の皮膚外用剤は、上記温感付与物質
による温感を増強することを考慮すれば、上記温感付与
物質に少量の清涼化剤を添加すると効果的であり、清涼
化剤としては、リモネン,テルピノレン,メンタン,テ
ルピネンなどのp−メンタン及びそれらから誘導される
単環式モノテルペン系炭化水素化合物等のテルペン系炭
化水素化合物、l−メントール,イソプレゴール,3,
1−メントキシプロパン−1,2−ジオール等のメント
ール類縁化合物などが好適に使用され、このような清涼
化剤を上記温感付与物質:清涼化剤(重量比)=1:1
〜1:0.0001、特に1:1〜1:0.001とな
るように配合すると効果的である。
【0016】本発明の皮膚外用剤には、上記必須成分以
外に非ステロイド系抗炎症剤以外の有効成分、色素、香
料等を必要に応じて適宜配合することができる。なお、
上記有効成分等の配合量は本発明の効果を妨げない範囲
で通常量とすることができる。
【0017】更に、本発明の皮膚外用剤には、その他の
任意成分として剤型に応じた適宜な成分を添加し、各製
剤の通常の方法で調製することができる。例えば貼付剤
を調製する場合には、水系粘着剤として、ポリアクリル
酸,ポリアクリル酸塩,ポリビニルアルコール,ポリビ
ニルピロリドン,ポリビニルピロリドン・ビニルアセテ
ート共重合体,カルボキシビニル共重合体,メチルセル
ロース,カルボキシメチルセルロース,カルボキシメチ
ルセルロース塩,カルボキシエチルセルロース,カルボ
キシエチルセルロース塩,ヒドロキシプロピルセルロー
ス,アルギン酸ナトリウム,ゼラチン,ペクチン,ポリ
エチレンオキサイド,メチルビニルエーテル・無水マレ
イン酸共重合体,カルボキシメチルスターチ等の1種又
は2種以上の水溶性高分子物質(配合量通常基剤全体の
1〜15%)、カオリン,ベントナイト,モンモリロナ
イト,酸化チタン,酸化亜鉛,水酸化アルミニウム,無
水ケイ酸等の1種又は2種以上の無機粉体(配合量通常
基剤全体の0〜10%)、プロピレングリコール,グリ
セリン,ソルビトール,ピロリドンカルボン酸ナトリウ
ム,乳酸ナトリウム等の1種又は2種以上の保湿剤(配
合量通常基剤全体の0〜20%)及び水を適宜割合で混
合したものなどを使用することができる。
【0018】この場合、このような水系粘着剤としては
金属イオン架橋型含水ゲル基剤、特にポリアクリル酸及
びポリアクリル酸塩を含有し、更にカルボキシメチルセ
ルロースナトリウム及び/又はアルギン酸アルカリ金属
塩を含有する非ゼラチン系基剤を好ましく使用し得る。
即ち、上記組成の含水ゲル基剤は粘着力が強く、かつ含
水率も高く、保型性に優れているため、この含水ゲル基
剤を用いることにより、これに上記非ステロイド系抗炎
症剤を配合した場合、この有効成分が皮膚に効率的に吸
収される。なお、上記組成の含水ゲル基剤は、ポリアク
リル酸とポリアクリル酸塩との配合比率を変えることに
より、任意のpHを有する基剤を得ることができるもの
であるが、この場合ポリアクリル酸とポリアクリル酸塩
の配合比はl:9〜8:2とすることが好ましく、ポリ
アクリル酸重量がポリアクリル酸−ポリアクリル酸塩重
量の1/10より少ないと肌への充分な粘着力が得られ
ない場合があり、またポリアクリル酸−ポリアクリル酸
塩重量の8/10より多いと充分な増粘が行われず、膏
体(基剤)がダレる場合が生じる。更に、上記成分から
なる含水ゲル基剤を多価金属塩により金属架橋する場
合、多価金属塩としては塩化カルシウム,塩化マグネシ
ウム,塩化アルミニウム,カリミョウバン,アンモニウ
ムミョウバン,鉄ミョウバン,硫酸アルミニウム,硫酸
第二鉄,硫酸マグネシウム,エチレンジアミン四酢酸
(EDTA、以下同様)−カルシウム,EDTA−アル
ミニウム,EDTA−マグネシウム,塩化第一錫等の可
溶性塩、水酸化カルシウム,水酸化第二鉄,水酸化アル
ミニウム,炭酸カルシウム,炭酸マグネシウム,リン酸
カルシウム,リン酸水素カルシウム,リン酸二水素カル
シウム,ステアリン酸マグネシウム,ステアリン酸アル
ミニウム,クエン酸カルシウム,硫酸バリウム,水酸化
バリウム,アルミニウムアラントイネート,酢酸アルミ
ニウム,アルミニウムグリシネート,水酸化第一錫,α
−錫酸等の微溶性又は難溶性塩などから選ばれる1種又
は2種以上、更に架橋反応の速度調整剤としてEDTA
−2ナトリウム,クエン酸,酒石酸,尿素,アンモニア
等の金属イオンに対してキレートもしくは配位能を持つ
有機酸、有機酸塩、有機塩基などを配合し得る。
【0019】アクリル系粘着剤では、その粘着性などか
ら、特に、炭素数4〜18の脂肪族アルコールと(メ
タ)アクリル酸とから得られる(メタ)アルキル酸アル
キルエステルの(共)重合体及び/又は上記(メタ)ア
クリル酸アルキルエステルとその他の官能性モノマーと
の共重合体が好適に用いられる。
【0020】上記(メタ)アクリル酸エステルとして
は、アクリル酸ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリ
ル酸ヘキシル、アクリル酸オクチル、アクリル酸−2−
エチルヘキシル、アクリル酸イソオクチル、アクリル酸
デシル、アクリル酸イソデシル、アクリル酸ラウリル、
アクリル酸ステアリル、メタクリル酸メチル、メタクリ
ル酸ブチル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸−
2−エチルヘキシル、メタクリル酸イソオクチル、メタ
クリル酸イソデシル、メタクリル酸ラウリル、メタクリ
ル酸ステアリルなどがある。上記官能性モノマーには、
水酸基を有するモノマー、カルボキシル基を有するモノ
マー、アミド基を有するモノマー、アミノ基を有するモ
ノマーなどが挙げられる。水酸基を有するモノマーとし
ては、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒ
ドロキシプロピル(メタ)アクリレートなどのヒドロキ
シアルキル(メタ)アクリレートがある。カルボキシル
基を有するモノマーとしては、アクリル酸、メタクリル
酸などのα,β不飽和カルボン酸、マレイン酸ブチルな
どのマレイン酸モノアルキルエステル、マレイン酸、ク
マル酸、クロトン酸などがある。無水マレイン酸もマレ
イン酸と同様の(共)重合成分を与える。アミド基を有
するモノマーとしては、アクリルアミド、ジメチルアク
リルアミド、ジエチルアクリルアミドなどのアルキル
(メタ)アクリルアミド、ブトキシメチルアクリルアミ
ド、エトキシメチルアクリルアミドなどのアルキルエー
テルメチロール(メタ)アクリルアミド、ジアセトンア
クリルアミド、ビニルピロリドンなどがある。アミノ基
を有するモノマーとしては、ジメチルアミノアクリレー
トなどがある。上記以外の共重合性モノマーとしては、
酢酸ビニル、スチレン、α−メチルスチレン、塩化ビニ
ル、アクリロニトリル、エチレン、プロピレン、ブタジ
エンなどが挙げられ、これらが共重合されていてもよ
い。
【0021】ゴム系粘着剤としては、天然ゴム、合成イ
ソプレンゴム、ポリイソブチレン、ポリビニルエーテ
ル、ポリウレタン、ポリブタジエン、スチレン−ブタジ
エン共重合体、スチレン−イソプレン共重合体などが用
いられる。シリコーン樹脂系粘着剤としては、ポリオル
ガノシロキサンなどのシリコーンゴムが用いられる。
【0022】更に、本発明においては、基剤に上記成分
に加えて必要に応じ膏体物性(柔軟性、粘着性、保型性
等)の調整剤としてポリブテン,ラテックス,酢酸ビニ
ルエマルション,アクリル樹脂エマルション等の高分子
物質、架橋ゲル化剤として種々の多価金属塩、ジアルデ
ヒドデンプン等の有機架橋化剤、有効成分の安定配合剤
としてラノリン,流動パラフィン,植物油,豚脂,牛
脂,高級アルコール,高級脂肪酸,活性剤等の適宜成分
を配合することができる。さらに、必要に応じて各種配
合剤、例えばロジン系樹脂,ポリテルペン樹脂,クマロ
ン−インデン樹脂,石油系樹脂,テルペンフェノール樹
脂などの粘着性付与剤;液状ポリブテン,鉱油,液状ポ
リイソプレン,液状ポリアクリレートなどの可塑剤、充
填剤老化防止剤などが添加される。
【0023】本発明の皮膚外用剤として貼付剤を調製す
る場合、貼付剤の支持体としては、貼付剤に通常使用さ
れる支持体が用いられる。この様な支持体の素材として
は、酢酸セルロース、エチルセルロース、ポリエチレン
テレフタレート、酢酸ビニル−塩化ビニル共重合体、ナ
イロン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、可塑化ポリ塩
化ビニル、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニ
リデン、アルミニウムなどがある。これらは例えば単層
のシート(フィルム)や二枚以上の積層(ラミネート)
体として用いられる。アルミニウム以外の素材は織布や
不織布として利用してもよい。
【0024】貼付剤は常法に従って製造し得、例えば水
性パップ剤であれば、上記各成分を練合してペースト状
に調製し、これを上記支持体に塗布し、必要によりポリ
エチレンフィルム等のフェイシングを被覆することによ
って得られるものである。更に例えば、アクリル系、ゴ
ム系、シリコーン系粘着剤組成物の場合は上記支持体表
面に薬物と界面活性剤とを含有する粘着剤層が形成され
貼付剤が得られる。当該粘着剤層を形成するには、溶剤
塗工法、ホットメルト塗工法、電子線エマルジョン塗工
法などの種々の塗工法が用いられ得る。
【0025】更に、例えば軟膏剤及びローション剤等の
液剤の場合、基剤としての溶媒、油成分、グリコール
類、界面活性剤、水溶性高分子化合物などを配合するこ
とができ、具体的には、溶媒として、例えば水,エタノ
ール,プロピルアルコール,イソプロピルアルコール,
アセトン,ベンジルアルコール等、油成分として、例え
ばラノリン,硬化油,レシチン,プラスチベース,流動
パラフィン,オレイン酸,ステアリン酸,ミリスチン
酸,パルミチン酸,ミツロウ,パラフィンワックス,マ
イクロクリスタリンワックス,アジピン酸ジイソプロピ
ル,ミリスチン酸イソプロピル,セバスチン酸イソプロ
ピル,パルミチン酸イソプロピル,スクワラン,スクワ
レン,セタノール,ステアリルアルコール,オレイルア
ルコール,ヘキサデシルアルコール,シリコン油等、グ
リコール類として、例えばグリセリン,プロピレングリ
コール,ポリエチレングリコール,ポリプロピレングリ
コール等、界面活性剤として、例えばポリオキシエチレ
ン硬化ヒマシ油,ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸
エステル,ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステ
ル,ポリオキシエチレングリコール脂肪酸エステル,ポ
リオキシエチレングリコールエーテル,ポリオキシエチ
レンアルキルフェニルエーテル,ポリオキシエチレンポ
リオキシプロピレンアルキルエーテル,ポリオキシエチ
レンフィトステロール,ソルビタン脂肪酸エステル,グ
リセリン脂肪酸エステル等、水溶性高分子化合物とし
て、例えばカルボキシビニルポリマー,カルボキシメチ
ルセルロースナトリウム,ポリビニルアルコール,メチ
ルセルロース,ヒドロキシエチルセルロース,ヒドロキ
シプロピルセルロース,ポリビニルピロリドン,ヒドロ
キシプロピルメチルセルロース,ポリアクリル酸等を配
合することができる。
【0026】軟膏剤又は液剤として調製する場合、常法
によって製造し得、軟膏剤であれば、例えば上記各成分
を上記溶剤に順次添加し、適宜時間混練することによっ
て調製することができ、液剤であれば、例えば上記各成
分を上記溶剤に順次添加、溶解することによって調製す
ることができる。
【0027】また、ゲル剤の場合、上記液剤の任意成分
に加え、更にカルボキシビニルポリマー,グリセリンモ
ノオレエート等のゲル化剤を添加することができ、ゲル
剤を調製する場合、常法によって製造し得、例えばゲル
化剤以外の上記各成分を上記溶剤に順次添加、溶解した
後、ゲル化剤を添加してゲル化させることによって調製
することができる。
【0028】更に、他の皮膚外用剤もその種類に応じた
成分を用いて通常の方法で製造することができる。
【0029】なお、本発明の皮膚外用剤は、いずれの剤
型であっても、製剤pHを3.5〜7.5、特に4〜6
に調整することが必要である。pHが低すぎても高すぎ
ても皮膚刺激性を十分に緩和することができない。ここ
で、製剤pHの調整は、薬学上許容される酸性化合物及
びアルカリ性化合物を通常量使用して行うことができ
る。
【0030】本発明の皮膚外用剤の使用量、使用方法等
は特に制限されるものではなく、皮膚外用剤の剤型等に
合わせて通常の非ステロイド系抗炎症剤を含有する皮膚
外用剤と同様に使用することができる。
【0031】
【発明の効果】本発明の温感剤組成物によれば、付与さ
れる温感の持続性が向上するので、例えば皮膚外用剤に
持続性のある温感を付与する際に有用である。
【0032】また、本発明の皮膚外用剤によれば、皮膚
適用時に付与される温感の持続性が皮膚刺激性を増加さ
せることなく向上することができるのみならず、非ステ
ロイド系抗炎症剤の経皮吸収性を格段に向上させること
ができるので、消炎、鎮痛効果に優れるのみならず、使
用感及び安全性にも優れる皮膚外用剤として、幅広く使
用することができるものである。
【0033】
【実施例】以下、実施例及び比較例を示し、本発明を具
体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限される
ものではない。
【0034】〔実施例1〜12及び比較例1〜11〕表
1及び表2に示す各成分を常法に従いへンシェルミキサ
ーにより混合撹拌して、実施例1〜12及び比較例1〜
11の貼付基剤を調製した。各基剤を不織布上に100
g/m2になるように均一に塗布して、ポリエチレンフ
ィルムのフェーシングを施し、貼付剤を製造した。各貼
付剤を健常人20名(パネラー)の肩に貼付し、貼付剤
の皮膚貼付時から0.5,1,2,3,4,5時間後毎
の温感を各パネラー毎に下記の評価基準に基づいて官能
評価し、各時間毎に各パネラーの評価点を平均して貼付
剤の温感の強さの指標として、その経時的変化を調べ
た。各時間毎の評価点の平均値を表3及び表4に記載す
ると共に、温感の強さの経時的変化を図1及び図2に示
す。 <評価基準> 0:温感を感じない 1:温感は感じるが極めて弱い 2:弱い温感を感じる 3:温感を感じる 4:明らかに温感を感じる 5:強い温感を感じる 6:強すぎる温感を感じる
【0035】
【表1】
【0036】
【表2】
【0037】
【表3】
【0038】
【表4】
【0039】〔実施例13〜24及び比較例12〜2
2〕表5及び表6に示す各成分を用いて常法によりクリ
ーム剤を調製した。各クリーム剤の常用量を健常人20
名(パネラー)の肩に塗布し、塗布時から0.5,1,
2,3,4,5時間後毎の温感を上記と同様にして官能
評価し、各時間毎に各パネラーの評価点を平均して貼付
基剤の温感の強さの指標として、その経時的変化を調べ
た。各時間毎の評価点の平均値を表7及び表8に記載す
ると共に、温感の強さの経時的変化を図3及び図4に示
す。
【0040】
【表5】
【0041】
【表6】
【0042】
【表7】
【0043】
【表8】
【0044】〔実施例25〜36及び比較例23〜3
3〕表9及び表10に示す成分を用いて、常法により透
明ゲル剤を得た。各ゲル剤について上記と同様にして評
価した。各時間毎の評価点の平均値を表11及び表12
に記載すると共に、温感の強さの経時的変化を図5及び
図6に示す。
【0045】
【表9】
【0046】
【表10】
【0047】
【表11】
【0048】
【表12】
【0049】〔実施例37〜48及び比較例34〜4
4〕表13及び表14に示す成分を用いて、常法により
透明ローション剤を得た。各ローション剤について上記
と同様にして評価した。各時間毎の評価点の平均値を表
15及び表16に記載すると共に、温感の強さの経時的
変化を図7及び図8に示す。
【0050】
【表13】
【0051】
【表14】
【0052】
【表15】
【0053】
【表16】
【0054】〔実施例49〜60及び比較例45〜5
5〕表17及び表18に示す各成分を用いて、常法によ
り軟膏剤を得た。各軟膏剤について上記と同様にして評
価した。各時間毎の評価点の平均値を表19及び表20
に記載すると共に、温感の強さの経時的変化を図9及び
図10に示す。
【0055】
【表17】
【0056】
【表18】
【0057】
【表19】
【0058】
【表20】
【0059】次に、上記実施例及び比較例につき、各非
ステロイド系抗炎症剤の血中濃度を下記測定方法によっ
て経時的に測定した。各実施例及び比較例の血中濃度下
面積(AUC)を表1,2,5,6,9,10,13,
14,17,18に併記すると共に、各非ステロイド系
抗炎症剤について製剤毎に実施例と比較例とのAUCの
差(△)を求め、各△値を各比較例のAUCで割ったも
のに100を掛けた値を非ステロイド系抗炎症剤の経皮
吸収性の向上効果の指標とした。また、実施例1〜1
1、比較例1〜11につき各非ステロイド系抗炎症剤の
血中濃度が10μg/ml以上を維持した時間を持効性
の指標とした。結果を表21に記載する。 <非ステロイド系抗炎症剤の血中濃度測定方法>ウィス
ター系雄性ラット(体重140〜160g)10匹を1
群として実験に供した。ラットは実験前日に腹部を剃毛
した。実験当日、貼付剤の場合は剃毛した部分に貼付剤
の場合は3×5cmの大きさとした貼付剤を貼った後、
個別ケージで飼育し、その他の製剤の場合は剃毛した部
分に約3×5cmの範囲となるように通常量を塗布した
後、個別ケージで飼育した。貼付後、又は塗布後1、
2、3、4、6、8時間後の計6回、ラットの血液をエ
ーテル麻酔下で採取した。採取した血液は、直ちに遠心
分離後、血漿成分を分取し、常法に従って高速液体クロ
マトグラフィー分析に供した。各非ステロイド系抗炎症
剤の血中濃度はあらかじめ定めておいた検量線より計算
し、血中濃度下面積(AUC)を血中濃度解析ソフトを
用いて計算した。
【0060】
【表21】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1〜11の貼付剤の温感の強さの経時的
変化を示すグラフである。
【図2】比較例1〜11の貼付剤の温感の強さの経時的
変化を示すグラフである。
【図3】実施例13〜23のクリーム剤の温感の強さの
経時的変化を示すグラフである。
【図4】比較例12〜22のクリーム剤の温感の強さの
経時的変化を示すグラフである。
【図5】実施例25〜35のゲル剤の温感の強さの経時
的変化を示すグラフである。
【図6】比較例23〜33のゲル剤の温感の強さの経時
的変化を示すグラフである。
【図7】実施例37〜47のローション剤の温感の強さ
の経時的変化を示すグラフである。
【図8】比較例34〜44のローション剤の温感の強さ
の経時的変化を示すグラフである。
【図9】実施例49〜59の軟膏剤の温感の強さの経時
的変化を示すグラフである。
【図10】比較例45〜55の軟膏剤の温感の強さの経
時的変化を示すグラフである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温感付与物質にシクロデキストリン類を
    配合してなることを特徴とする温感剤組成物。
  2. 【請求項2】 非ステロイド系抗炎症剤を含有する皮膚
    外用剤に請求項1記載の温感剤組成物を配合してなるこ
    とを特徴とする皮膚外用剤。
JP9369142A 1997-12-26 1997-12-26 温感剤組成物及び皮膚外用剤 Pending JPH11199518A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100395247B1 (ko) * 2000-08-30 2003-08-21 디디에스텍주식회사 비자극성 캡사이신 경피 투여 제형
WO2010074163A1 (ja) * 2008-12-24 2010-07-01 ハウス食品株式会社 複合体及びその製造方法

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