JPH11199516A - 温感剤組成物及び皮膚外用剤 - Google Patents

温感剤組成物及び皮膚外用剤

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JPH11199516A
JPH11199516A JP36914697A JP36914697A JPH11199516A JP H11199516 A JPH11199516 A JP H11199516A JP 36914697 A JP36914697 A JP 36914697A JP 36914697 A JP36914697 A JP 36914697A JP H11199516 A JPH11199516 A JP H11199516A
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JP
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skin
warming
salt
acid
warm sense
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Application number
JP36914697A
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English (en)
Inventor
Yuko Ono
祐子 大野
Miyuki Takahashi
美由紀 高橋
Tomomasa Koide
倫正 小出
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Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 非ステロイド系抗炎症剤、温感付与物
質、ポリアクリル酸及び/又はその塩、ポリビニルアル
コール、ポリビニルピロリドン、ポリビニルピロリドン
・ビニルアセテート共重合体、メチルセルロース、カル
ボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロース
塩、カルボキシエチルセルロース、カルボキシエチルセ
ルロース塩、キサンタンガム、ヒドロキシプロピルセル
ロース、アルギン酸ナトリウム、ペクチン、ポリエチレ
ンオキサイド、メチルビニルエーテル・無水マレイン酸
共重合体、カルボキシメチルスターチ、カルボキシビニ
ルポリマーの中から選ばれる2種以上の水溶性高分子物
質を配合した皮膚外用剤。 【効果】 皮膚適用時に付与される温感の持続性が皮膚
刺激性を増加させることなく向上することができるのみ
ならず、非ステロイド系抗炎症剤の経皮吸収性を格段に
向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、温感の持続性が改
善された温感剤組成物、及び該温感剤組成物を配合する
ことによって、皮膚に適用した際の温感の持続性が改善
されると共に、非ステロイド系抗炎症剤の経皮吸収性も
大幅に改善された皮膚外用剤に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、消炎、鎮痛剤として使用されている非ステロイド系
抗炎症剤を含有する皮膚外用剤は、炎症を起こしている
適用部位に冷たい感じがするのを解消するために温感を
付与する物質を配合することが提案されている。
【0003】しかしながら、その温感を持続させるため
には多量の温感付与物質を配合する必要があるが、その
一方で、温感付与物質を多量に配合しようとすると皮膚
刺激性の問題や配合組成上の問題が生じるおそれがある
という問題があった。一方、非ステロイド系抗炎症剤を
含有する皮膚外用剤については、その経皮吸収性を向上
させる技術が種々提案されているが、未だ十分な経皮吸
収性及び持効性が得られていないというのが現状であ
る。
【0004】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、
温感付与物質による温感の持続性に優れる温感剤組成物
及び適用時に感じられる温感の持続性に優れるのみなら
ず、非ステロイド系抗炎症剤の経皮吸収性及び持効性が
向上した皮膚外用剤を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討した結果、
温感付与物質にポリアクリル酸及び/又はポリアクリル
酸塩を配合すると共に、更に特定の水溶性高分子物質を
2種以上組み合わせて配合することによって、温感付与
物質による温感の持続性が向上することを見い出し、更
に鋭意検討したところ、非ステロイド系抗炎症剤を含有
する皮膚外用剤に温感付与物質と共に、ポリアクリル酸
及び/又はポリアクリル酸塩、更に特定の水溶性高分子
物質を2種以上組み合わせて配合することによって、皮
膚外用剤を適用した時の温感の持続性が向上すると共
に、非ステロイド系抗炎症剤の経皮吸収性が大幅に向上
し、更に優れた持効性が得られることを知見し、本発明
をなすに至った。
【0006】従って、本発明は、温感付与物質にポリア
クリル酸及び/又はその塩を配合すると共に、更にポリ
ビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリビニル
ピロリドン・ビニルアセテート共重合体、メチルセルロ
ース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチル
セルロース塩、カルボキシエチルセルロース、カルボキ
シエチルセルロース塩、キサンタンガム、ヒドロキシプ
ロピルセルロース、アルギン酸ナトリウム、ペクチン、
ポリエチレンオキサイド、メチルビニルエーテル・無水
マレイン酸共重合体、カルボキシメチルスターチ、カル
ボキシビニルポリマーの中から選ばれる2種以上の水溶
性高分子物質を配合してなることを特徴とする温感剤組
成物、及び非ステロイド系抗炎症剤を含有する皮膚外用
剤に上記温感剤組成物を配合してなることを特徴とする
皮膚外用剤を提供する。
【0007】以下、本発明をより詳細に説明すると、本
発明の温感剤組成物は、温感付与物質にポリアクリル
酸、ポリアクリル酸塩、上記特定の水溶性高分子物質を
2種以上配合することによって、温感の持続性を向上さ
せるものである。ここで、温感付与物質としては、皮膚
に適用した時に温感を感じさせる物質であればよく、こ
のような物質として、例えばカプシコシド,カプサイシ
ン,カプサイシノイド,ジビトロキシカプサイシン、カ
プサンチン等のカプサイシン類似体,トウガラシエキ
ス,トウガラシチンキ,トウガラシ末などのトウガラシ
由来の温感付与物質、ニコチン酸ベンジル、ニコチン酸
β−ブトキシエチル、N−アシルワニルアミド、ノニル
酸ワニルアミド等が挙げられ、これらは1種を単独で又
は2種以上を併用して用いることができる。本発明の場
合、これらの中でも特にトウガラシ由来のカプシコシ
ド、カプサイシン、カプサイシノイド、カプサイシン類
似体、トウガラシエキス、トウガラシチンキ、トウガラ
シ末等が好適であり、適用時の皮膚刺激性を緩和するこ
とを考慮すれば、トウガラシ由来の上記物質を2種以上
組み合わせて使用すると、より好適であり、一方に対し
て他方を1〜5000倍(重量比)となるように配合す
ると、より効果的である。なお、カプサイシンの具体的
成分としては、8−メチル−N−バニリル−6E−ノネ
ンアミド,N−バニリルノナンアミド等、カプサイシノ
イドの具体的成分としては、N−バニリル−9−オクタ
デセンアミド等、カプサイシン類似体の具体的成分とし
ては、N−バニリル−アルカジエンアミド,N−バニリ
ル−アルカンジエンニル,N−バニリル−cis−モノ
不飽和アルケンアミド等を挙げることができる。
【0008】本発明の温感剤組成物は、ポリアクリル酸
及びポリアクリル酸塩のいずれか一方を配合してもよ
く、両方を組み合わせて配合してもよいが、ポリアクリ
ル酸及びポリアクリル酸塩を組み合わせて配合するとよ
り効果的である。ここで、ポリアクリル酸としてはいず
れのものでも使用することができ、その分子量及び直鎖
状、分岐鎖状等の形状には特に制限はないが、分子量1
万〜1000万のものを用いることが好ましく、特に重
量平均分子量が1万〜50万未満、50万〜200万未
満、200万〜500万の平均分子量を有するポリアク
リル酸及びその塩を2種以上組み合わせると、より好適
である。なお、通常のアクリル酸を重合して得られた重
合体のほか、カルボキシビニルポリマー、例えばカーボ
ポール(商品名:米国グッドリッチ社製)等のアクリル
酸重合体を一部架橋したものも好適に使用し得る。
【0009】また、ポリアクリル酸塩としてはポリアク
リル酸ナトリウム、ポリアクリル酸カリウム等のポリア
クリル酸の一価金属塩、ポリアクリル酸モノエタノール
アミン、ポリアクリル酸ジエタノールアミン、ポリアク
リル酸トリエタノールアミン等のポリアクリル酸のアミ
ン塩、ポリアクリル酸のアンモニウム塩などの1種又は
2種以上が好適に使用し得る。
【0010】本発明においてポリアクリル酸とポリアク
リル塩とを組み合わせて使用する場合、これらの配合比
(重量比)は1:10〜1:0.1、特に1:9〜1:
1とすることが好ましいが、ポリアクリル酸を一部中和
してポリアクリル酸塩が上記比率になるようにしたもの
を用いても差し支えない。
【0011】本発明の温感剤組成物における上記温感付
与物質とポリアクリル酸及び/又はポリアクリル酸塩と
の配合割合は、特に制限されるものではないが、温感付
与物質:ポリアクリル酸及び/又はポリアクリル酸塩
(重量比)=0.0001:1〜0.5:1、好ましく
は0.001:1〜0.1:1とすると好適である。ポ
リアクリル酸及びポリアクリ塩の配合割合が小さすぎて
も大きすぎても本発明の効果を十分に得ることができな
い場合がある。
【0012】本発明の温感剤組成物に配合される水溶性
高分子物質は、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロ
リドン、ポリビニルピロリドン・ビニルアセテート共重
合体、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロース塩、カルボキシエチル
セルロース、カルボキシエチルセルロース塩、キサンタ
ンガム、ヒドロキシプロピルセルロース、アルギン酸ナ
トリウム、ペクチン、ポリエチレンオキサイド、メチル
ビニルエーテル・無水マレイン酸共重合体、カルボキシ
メチルスターチ、カルボキシビニルポリマーの中から選
ばれる2種以上のものであり、これらの中でもポリビニ
ルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシメチ
ルセルロース及びその塩、ヒドロキシプロピルセルロー
ス等を2種以上組み合わせるとより好適であり、特にポ
リビニルアルコールとカルボキシメチルセルロース又は
カルボキシメチルセルロースナトリウムとの組み合わせ
がより効果的である。なお、カルボキシメチルセルロー
ス塩,カルボキシエチルセルロース塩としては、具体的
には例えばナトリウム塩,カリウム塩等を挙げることが
できる。
【0013】本発明の温感剤組成物における上記水溶性
高分子物質の合計量の配合割合は、特に制限されるもの
ではないが、温感付与物質:水溶性高分子物質(重量
比)=0.000001:1〜1:1、好ましくは0.
00001:1〜1:1、より好ましくは0.000
3:1〜1:1とすると好適である。水溶性高分子物質
の配合割合が小さすぎると効果がなくなる場合があり、
多すぎると皮膚刺激がある場合がある。また、同様の理
由により、ポリアクリル酸及び/又はポリアクリル酸
塩:水溶性高分子物質(重量比)=1:0.01〜1:
30、好ましくは1:0.05〜1:20、より好まし
くは1:0.1〜1:10とすると好適である。
【0014】本発明の温感剤組成物は、その用途が特に
制限されるものではなく、持続性に優れた温感が要求さ
れる種々の用途に使用することができ、また、本発明の
効果を妨げない範囲で上記必須成分に加えて香料、着色
剤等を添加することもできる。
【0015】本発明の皮膚外用剤は、非ステロイド系抗
炎症剤を含有し、貼付剤、クリーム剤、ゲル剤、ローシ
ョン剤、軟膏剤等として調製されるものであり、上記温
感剤組成物を配合することによって、皮膚外用剤の温感
の持続性が向上され、更に非ステロイド系抗炎症剤の経
皮吸収性も改善されたものである。ここで、非ステロイ
ド系抗炎症剤としては、皮膚外用剤に配合し得るもので
あればその種類が特に制限されるものではなく、例えば
アズレン、アセトアミノフェン、アセメタシン、アルク
ロフェナク、アルミノプロフェン、アンピロキシカム、
アンフェナク、イソキシカム、イソキセバク、イブフェ
ナク、イブプロフェン、インドシン、インドプロフェ
ン、インドメタシン、エトドラク、エモルファゾン、オ
キサプロジン、オキサブロフェン、オキシカム、オキセ
ビナク、オルセノン、オルトフェナミン酸、カルプロフ
ェン、クリダナク、クリプロフェン、ケトチフェン、ケ
トプロフェン、ケトロラク、アスピリン,サリチル酸メ
チル,サリチル酸グリコール等のサリチル酸系薬剤、ザ
ルトプロフェン、ジクロフェナク、シクロプロフェン、
ジドメタシン、ジフルニサル、硝酸イソソルビド、スド
キシカム、スプロフェン、スリンダク、ゾメビラク、チ
アプロフェン、チオキサプロフェン、チオビナク、テニ
ラック、テノキシカム、トラマドール、トルメチン、ト
ルフェナム酸、ナプロキセン、ニフルミン酸、ビルプロ
フェン、ピロキシカム、フェニドン、フェノプロフェ
ン、フェルビナク、フェンクロフェナク、フェンチアザ
ク、フェンブフェン、ブクロキシ酸、ブフェキサマク、
プラノプロフェン、フルプロフェン、フルフェナミン
酸、フルフェニサル、フルルビプロフェン、フルルビプ
ロフェンアキセチル、フロクタフェニン、プロチジン
酸、フロフェナク、ベノキサプロフェン、ベノリレー
ト、ベンダザク、ミロプロフェン、メクロフェナミン
酸、メピリゾール、メフェナム酸、リシブフェン、ロキ
ソプロフェン及びこれらの塩等が挙げられ、これらは1
種を単独で又は2種以上を併用して用いることができ
る。本発明の場合、抗炎症作用、安全性などを考慮する
と、これらの中でもフルルビプロフェン、フェルビナ
ク、ブフェキサマク、スプロフェン、イブプロフェン、
ジクロフェナクナトリウム、ピロキシカム、インドメタ
シン、ザルトプロフェン、メフェナム酸等が好適であ
り、特にフルルビプロフェン、フェルビナク、ブフェキ
サマク、スプロフェン等を含有する場合に効果的であ
る。
【0016】本発明の皮膚外用剤全体に対する上記非ス
テロイド系抗炎症剤の配合量は特に制限されるものでは
なく、皮膚外用剤の剤型、使用目的等によって適宜選定
することができるが、好ましくは外用剤全体の0.1〜
10%(重量%、以下同様)、より好ましくは0.2〜
5%、更に好ましくは0.3〜3%が好適である。非ス
テロイド系抗炎症剤の配合量が少なすぎると十分な薬効
が得られない場合があり、多すぎると皮膚刺激が生じる
場合がある。
【0017】本発明の皮膚外用剤における上記温感剤組
成物の配合量は特に制限されるものではないが、上記温
感付与物質の配合量が皮膚外用剤全体の0.0001〜
5%、好ましくは0.001〜3%、より好ましくは
0.01〜1%となるように配合することが好ましい。
温感付与物質の配合量が少なすぎると十分な温感が得ら
れない場合があり、多すぎると皮膚刺激性が生じる場合
がある。そして、ポリアクリル酸及び/又はポリアクリ
ル酸塩の(合計)配合量が皮膚外用剤全体の0.1〜3
0%、好ましくは1〜20%、より好ましくは2〜10
%となるように配合することが好ましい。ポリアクリル
酸及びポリアクリル酸塩の配合量が少なすぎると十分な
温感の持続性が得られない場合があり、多すぎても持続
性が得られない場合がある。また、同様の理由により、
上記水溶性高分子物質の合計配合量が皮膚外用剤全体の
0.1〜50%、好ましくは0.1〜30%、より好ま
しくは1〜30%となるように配合することが好適であ
る。なお、上記非ステロイド系抗炎症剤に対する上記温
感付与物質の配合割合は、好ましくは上記非ステロイド
系抗炎症剤:温感付与物質(2種併用の場合、合計配合
量)(重量比)=1:0.0001〜1:1、より好ま
しくは1:0.001〜1:0.7、更に好ましくは
1:0.002〜1:0.5である。非ステロイド系抗
炎症剤の配合割合が小さすぎると薬効が不十分となる場
合があり、大きすぎるとそれ以上配合しても経皮吸収性
の向上効果において差が得られない。
【0018】本発明の皮膚外用剤は、上記必須成分以外
に、更にα−シクロデキストリン,β−シクロデキスト
リン,γ−シクロデキストリン,δ−シクロデキストリ
ン,メチル化シクロデキストリン,ヒドロキシエチル化
シクロデキストリン等のシクロデキストリン類の1種又
は2種以上を配合すると、温感の持続性が向上する上、
非ステロイド系抗炎症剤の経皮吸収性、持効性が向上す
るので、より好適であり、この場合、シクロデキストリ
ン類の配合量は、本発明の効果を妨げない範囲で有効量
とすることができ、通常外用剤全体の0.01〜10
%、特に0.05〜7%となるように配合すると好適で
ある。また、上記温感付与物質による温感を増強するこ
とを考慮すれば、上記温感付与物質に少量の清涼化剤を
添加すると効果的であり、清涼化剤としては、リモネ
ン,テルピノレン,メンタン,テルピネンなどのp−メ
ンタン及びそれらから誘導される単環式モノテルペン系
炭化水素化合物等のテルペン系炭化水素化合物、l−メ
ントール,イソプレゴール,3,1−メントキシプロパ
ン−1,2−ジオール等のメントール類縁化合物などが
好適に使用され、このような清涼化剤を上記温感付与物
質:清涼化剤(重量比)=1:0.1〜1:0.000
1、特に1:0.1〜1:0.001となるように配合
すると効果的である。
【0019】また、本発明の皮膚外用剤には、上記必須
成分以外に非ステロイド系抗炎症剤以外の有効成分、着
色料、香料等を必要に応じて適宜配合することができ
る。なお、上記有効成分等の配合量は本発明の効果を妨
げない範囲で通常量とすることができる。
【0020】更に、本発明の皮膚外用剤には、その他の
任意成分として剤型に応じた適宜な成分を添加し、各製
剤の通常の方法で調製することができる。例えば貼付剤
を調製する場合には、水系粘着剤としてポリアクリル
酸、ポリアクリル酸塩及び上記特定の水溶性高分子物質
以外の水溶性高分子物質、カオリン,ベントナイト,モ
ンモリロナイト,酸化チタン,酸化亜鉛,水酸化アルミ
ニウム,無水ケイ酸等の1種又は2種以上の無機粉体、
プロピレングリコール,グリセリン,ソルビトール,ピ
ロリドンカルボン酸ナトリウム,乳酸ナトリウム等の1
種又は2種以上の保湿剤及び水を適宜割合で混合したも
のなどを使用することができる。
【0021】この場合、このような水系粘着剤としては
金属イオン架橋型含水ゲル基剤、特にポリアクリル酸及
びポリアクリル酸塩を含有し、更にカルボキシメチルセ
ルロースナトリウム及び/又はアルギン酸アルカリ金属
塩を含有する基剤を好ましく使用し得る。即ち、上記組
成の含水ゲル基剤は粘着力が強く、かつ含水率も高く、
保型性に優れているため、この含水ゲル基剤を用いるこ
とにより、これに上記非ステロイド系抗炎症剤を配合し
た場合、この有効成分が皮膚に効率的に吸収されるもの
である。なお、上記組成の含水ゲル基剤は、ポリアクリ
ル酸とポリアクリル酸塩との配合比率を変えることによ
り、任意のpHを有する基剤を得ることができるもので
あるが、この場合ポリアクリル酸とポリアクリル酸塩の
配合比はl:9〜8:2とすることが好ましく、ポリア
クリル酸重量がポリアクリル酸−ポリアクリル酸塩重量
の1/10より少ないと肌への充分な粘着力が得られな
い場合があり、またポリアクリル酸−ポリアクリル酸塩
重量の8/10より多いと充分な増粘が行われず、膏体
(基剤)がダレる場合が生じる。更に、上記成分からな
る含水ゲル基剤を多価金属塩により金属架橋する場合、
多価金属塩としては塩化カルシウム,塩化マグネシウ
ム,塩化アルミニウム,カリミョウバン,アンモニウム
ミョウバン,鉄ミョウバン,硫酸アルミニウム,硫酸第
二鉄,硫酸マグネシウム,エチレンジアミン四酢酸(E
DTA、以下同様)−カルシウム,EDTA−アルミニ
ウム,EDTA−マグネシウム,塩化第一錫等の可溶性
塩、水酸化カルシウム,水酸化第二鉄,水酸化アルミニ
ウム,炭酸カルシウム,炭酸マグネシウム,リン酸カル
シウム,リン酸水素カルシウム,リン酸二水素カルシウ
ム,ステアリン酸マグネシウム,ステアリン酸アルミニ
ウム,クエン酸カルシウム,硫酸バリウム,水酸化バリ
ウム,アルミニウムアラントイネート,酢酸アルミニウ
ム,アルミニウムグリシネート,水酸化第一錫,α−錫
酸等の微溶性又は難溶性塩などから選ばれる1種又は2
種以上、更に架橋反応の速度調整剤としてEDTA−2
ナトリウム,クエン酸,酒石酸,尿素,アンモニア等の
金属イオンに対してキレートもしくは配位能を持つ有機
酸、有機酸塩、有機塩基などを配合し得る。
【0022】アクリル系粘着剤では、その粘着性などか
ら、特に、炭素数4〜18の脂肪族アルコールと(メ
タ)アクリル酸とから得られる(メタ)アルキル酸アル
キルエステルの(共)重合体及び/又は上記(メタ)ア
クリル酸アルキルエステルとその他の官能性モノマーと
の共重合体が好適に用いられる。
【0023】上記(メタ)アクリル酸エステルとして
は、アクリル酸ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリ
ル酸ヘキシル、アクリル酸オクチル、アクリル酸−2−
エチルヘキシル、アクリル酸イソオクチル、アクリル酸
デシル、アクリル酸イソデシル、アクリル酸ラウリル、
アクリル酸ステアリル、メタクリル酸メチル、メタクリ
ル酸ブチル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸−
2−エチルヘキシル、メタクリル酸イソオクチル、メタ
クリル酸イソデシル、メタクリル酸ラウリル、メタクリ
ル酸ステアリルなどがある。上記官能性モノマーには、
水酸基を有するモノマー、カルボキシル基を有するモノ
マー、アミド基を有するモノマー、アミノ基を有するモ
ノマーなどが挙げられる。水酸基を有するモノマーとし
ては、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒ
ドロキシプロピル(メタ)アクリレートなどのヒドロキ
シアルキル(メタ)アクリレートがある。カルボキシル
基を有するモノマーとしては、アクリル酸、メタクリル
酸などのα,β不飽和カルボン酸、マレイン酸ブチルな
どのマレイン酸モノアルキルエステル、マレイン酸、ク
マル酸、クロトン酸などがある。無水マレイン酸もマレ
イン酸と同様の(共)重合成分を与える。アミド基を有
するモノマーとしては、アクリルアミド、ジメチルアク
リルアミド、ジエチルアクリルアミドなどのアルキル
(メタ)アクリルアミド、ブトキシメチルアクリルアミ
ド、エトキシメチルアクリルアミドなどのアルキルエー
テルメチロール(メタ)アクリルアミド、ジアセトンア
クリルアミド、ビニルピロリドンなどがある。アミノ基
を有するモノマーとしては、ジメチルアミノアクリレー
トなどがある。上記以外の共重合性モノマーとしては、
酢酸ビニル、スチレン、α−メチルスチレン、塩化ビニ
ル、アクリロニトリル、エチレン、プロピレン、ブタジ
エンなどが挙げられ、これらが共重合されていてもよ
い。
【0024】ゴム系粘着剤としては、天然ゴム、合成イ
ソプレンゴム、ポリイソブチレン、ポリビニルエーテ
ル、ポリウレタン、ポリブタジエン、スチレン−ブタジ
エン共重合体、スチレン−イソプレン共重合体などが用
いられる。シリコーン樹脂系粘着剤としては、ポリオル
ガノシロキサンなどのシリコーンゴムが用いられる。
【0025】更に、本発明においては、基剤に上記成分
に加えて必要に応じ膏体物性(柔軟性、粘着性、保型性
等)の調整剤としてポリブテン,ラテックス,酢酸ビニ
ルエマルション,アクリル樹脂エマルション等の高分子
物質、架橋ゲル化剤として種々の多価金属塩、ジアルデ
ヒドデンプン等の有機架橋化剤、有効成分の安定配合剤
としてラノリン,流動パラフィン,植物油,豚脂,牛
脂,高級アルコール,高級脂肪酸,活性剤等の適宜成分
を配合することができる。さらに、必要に応じて各種配
合剤、例えばロジン系樹脂,ポリテルペン樹脂,クマロ
ン−インデン樹脂,石油系樹脂,テルペンフェノール樹
脂などの粘着性付与剤;液状ポリブテン,鉱油,液状ポ
リイソプレン,液状ポリアクリレートなどの可塑剤、充
填剤老化防止剤などが添加される。
【0026】本発明の皮膚外用剤として貼付剤を調製す
る場合、貼付剤の支持体としては、貼付剤に通常使用さ
れる支持体が用いられる。この様な支持体の素材として
は、酢酸セルロース、エチルセルロース、ポリエチレン
テレフタレート、酢酸ビニル−塩化ビニル共重合体、ナ
イロン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、可塑化ポリ塩
化ビニル、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニ
リデン、アルミニウムなどがある。これらは例えば単層
のシート(フィルム)や二枚以上の積層(ラミネート)
体として用いられる。アルミニウム以外の素材は織布や
不織布として利用してもよい。
【0027】貼付剤は常法に従って製造し得、例えば水
性パップ剤であれば、上記各成分を練合してペースト状
に調製し、これを上記支持体に塗布し、必要によりポリ
エチレンフィルム等のフェイシングを被覆することによ
って得られるものである。更に例えば、アクリル系、ゴ
ム系、シリコーン系粘着剤組成物の場合は上記支持体表
面に薬物と界面活性剤とを含有する粘着剤層が形成され
貼付剤が得られる。当該粘着剤層を形成するには、溶剤
塗工法、ホットメルト塗工法、電子線エマルジョン塗工
法などの種々の塗工法が用いられ得る。
【0028】更に、例えば軟膏剤及びローション剤等の
液剤の場合、基剤としての溶媒、油成分、グリコール
類、界面活性剤、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸塩、
上記特定の水溶性高分子物質以外の水溶性高分子化合物
などを配合することができ、具体的には、溶媒として、
例えば水,エタノール,プロピルアルコール,イソプロ
ピルアルコール,アセトン,ベンジルアルコール等、油
成分として、例えばラノリン,硬化油,レシチン,プラ
スチベース,流動パラフィン,オレイン酸,ステアリン
酸,ミリスチン酸,パルミチン酸,ミツロウ,パラフィ
ンワックス,マイクロクリスタリンワックス,アジピン
酸ジイソプロピル,ミリスチン酸イソプロピル,セバス
チン酸イソプロピル,パルミチン酸イソプロピル,スク
ワラン,スクワレン,セタノール,ステアリルアルコー
ル,オレイルアルコール,ヘキサデシルアルコール,シ
リコン油等、グリコール類として、例えばグリセリン,
プロピレングリコール,ポリエチレングリコール,ポリ
プロピレングリコール等、界面活性剤として、例えばポ
リオキシエチレン硬化ヒマシ油,ポリオキシエチレンソ
ルビタン脂肪酸エステル,ポリオキシエチレングリセリ
ン脂肪酸エステル,ポリオキシエチレングリコール脂肪
酸エステル,ポリオキシエチレングリコールエーテル,
ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル,ポリオ
キシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル,
ポリオキシエチレンフィトステロール,ソルビタン脂肪
酸エステル,グリセリン脂肪酸エステル等を配合するこ
とができる。
【0029】軟膏剤又は液剤として調製する場合、常法
によって製造し得、軟膏剤であれば、例えば上記各成分
を上記溶剤に順次添加し、適宜時間混練することによっ
て調製することができ、液剤であれば、例えば上記各成
分を上記溶剤に順次添加、溶解することによって調製す
ることができる。
【0030】また、ゲル剤の場合、上記液剤の任意成分
に加え、更にグリセリンモノオレエート等のゲル化剤を
添加することができ、ゲル剤を調製する場合、常法によ
って製造し得、例えばゲル化剤以外の上記各成分を上記
溶剤に順次添加、溶解した後、ゲル化剤を添加してゲル
化させることによって調製することができる。
【0031】更に、他の皮膚外用剤もその種類に応じた
成分を用いて通常の方法で製造することができる。
【0032】なお、本発明の皮膚外用剤は、いずれの剤
型であっても、製剤pHを3.5〜7.5、特に4〜6
に調整することが必要である。pHが低すぎても高すぎ
ても皮膚刺激性を十分に緩和することができない。ここ
で、製剤pHの調整は、薬学上許容される酸性化合物及
びアルカリ性化合物を通常量使用して行うことができ
る。
【0033】本発明の皮膚外用剤の使用量、使用方法等
は特に制限されるものではなく、皮膚外用剤の剤型等に
合わせて通常の非ステロイド系抗炎症剤を含有する皮膚
外用剤と同様に使用することができる。
【0034】
【発明の効果】本発明の温感剤組成物によれば、付与さ
れる温感の持続性が向上するので、例えば皮膚外用剤に
持続性のある温感を付与する際に有用である。
【0035】また、本発明の皮膚外用剤によれば、皮膚
適用時に付与される温感の持続性が皮膚刺激性を増加さ
せることなく向上することができるのみならず、非ステ
ロイド系抗炎症剤の経皮吸収性を格段に向上させること
ができるので、消炎、鎮痛効果に優れるのみならず、使
用感及び安全性にも優れる皮膚外用剤として、幅広く使
用することができるものである。
【0036】
【実施例】以下、実施例及び比較例を示し、本発明を具
体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限される
ものではない。
【0037】〔実施例1〜12及び比較例1〜11〕表
1及び表2に示す各成分を常法に従いへンシェルミキサ
ーにより混合撹拌して、実施例1〜12及び比較例1〜
11の貼付基剤を調製した。各基剤を不織布上に100
g/m2になるように均一に塗布して、ポリエチレンフ
ィルムのフェーシングを施し、貼付剤を製造した。各貼
付剤を健常人20名(パネラー)の肩に貼付し、貼付剤
の皮膚貼付時から0.5,1,2,3,4,5時間後毎
の温感を各パネラー毎に下記の評価基準に基づいて官能
評価し、各時間毎に各パネラーの評価点を平均して貼付
剤の温感の強さの指標として、その経時的変化を調べ
た。各時間毎の評価点の平均値を表3及び表4に記載す
ると共に、温感の強さの経時的変化を図1及び図2に示
す。 <評価基準> 0:温感を感じない 1:温感は感じるが極めて弱い 2:弱い温感を感じる 3:温感を感じる 4:明らかに温感を感じる 5:強い温感を感じる 6:強すぎる温感を感じる
【0038】
【表1】
【0039】
【表2】
【0040】
【表3】
【0041】
【表4】
【0042】〔実施例13〜24及び比較例12〜2
2〕表5及び表6に示す各成分を用いて常法によりクリ
ーム剤を調製した。各クリーム剤の常用量を健常人20
名(パネラー)の肩に塗布し、塗布時から0.5,1,
2,3,4,5時間後毎の温感を上記と同様にして官能
評価し、各時間毎に各パネラーの評価点を平均して貼付
基剤の温感の強さの指標として、その経時的変化を調べ
た。各時間毎の評価点の平均値を表7及び表8に記載す
ると共に、温感の強さの経時的変化を図3及び図4に示
す。
【0043】
【表5】
【0044】
【表6】
【0045】
【表7】
【0046】
【表8】
【0047】〔実施例25〜36及び比較例23〜3
3〕表9及び表10に示す成分を用いて常法によりゲル
剤を調製した。各ゲル剤について上記と同様にして評価
した。各時間毎の評価点の平均値を表11及び表12に
記載すると共に、温感の強さの経時的変化を図5及び図
6に示す。
【0048】
【表9】
【0049】
【表10】
【0050】
【表11】
【0051】
【表12】
【0052】〔実施例37〜48及び比較例34〜4
4〕表13及び表14に示す成分を用いて常法によりロ
ーション剤を調製した。各ローション剤について上記と
同様にして評価した。各時間毎の評価点の平均値を表1
5及び表16に記載すると共に、温感の強さの経時的変
化を図7及び図8に示す。
【0053】
【表13】
【0054】
【表14】
【0055】
【表15】
【0056】
【表16】
【0057】〔実施例49〜59及び比較例45〜5
5〕表17及び表18に示す各成分を用いて、常法によ
り軟膏剤を得た。各軟膏剤について上記と同様にして評
価した。各時間毎の評価点の平均値を表19及び表20
に記載すると共に、温感の強さの経時的変化を図9及び
図10に示す。
【0058】
【表17】
【0059】
【表18】
【0060】
【表19】
【0061】
【表20】
【0062】〔実施例60〜71〕表21に示す各成分
を常法に従いへンシェルミキサーにより混合撹拌して、
実施例60〜71の貼付基剤を調製した。各基剤を不織
布上に100g/m2になるように均一に塗布して、ポ
リエチレンフィルムのフェーシングを施し、貼付剤を製
造した。各貼付剤を健常人20名(パネラー)の上腕部
に貼付し、24時間のクローズドパッチテストにより皮
膚刺激性を下記の評価基準に基づいて官能評価し、各パ
ネラーの評価点を平均して貼付剤の皮膚刺激性の指標と
した。結果を表21に併記する。 <評価基準> 5:皮膚刺激性を全く感じない 4:皮膚刺激性をほとんど感じない 3:皮膚刺激性をあまり感じない 2:皮膚刺激性をやや感じる 1:皮膚刺激性を感じる
【0063】次に、下記のカラゲニン足浮腫試験方法に
より各貼付剤による浮腫抑制率を求めて、非ステロイド
系抗炎症剤による薬効の指標とした。結果を表21に併
記する。 <カラゲニン足浮腫抑制試験方法>体重140〜160
gのウィスター系雄性ラットを1群10匹として用い、
各ラットの右後肢の足容積をボリュームディファレンシ
ャルメーターで測定した後、1%カラゲニン懸濁液0.
1mlを同足蹠皮下にそれぞれ注射した。貼付剤は起炎
剤注射4時間前に右後肢に貼付しておき、また、対照群
には貼付剤を起炎剤注射4時間前に貼付しないで注射し
て、注射後の右後肢の足容積を上記メーターで測定し、
注射前後の足容積の差から下記式により各ラットの浮腫
率を求め、対照群の平均浮腫率と貼付(適用)群の平均
浮腫率とから各貼付剤(皮膚外用剤)による浮腫抑制率
を求めた。なお、試験中に貼付した貼付剤をラットが咬
んだり舐めたりしないようにラットの頭部から前肢にか
けて黒布袋で覆った。
【0064】 浮腫率(%)=[(Vt−Vn)/Vn]×100 Vn:カラゲニン注射前の足容積 Vt:カラゲニン注射4時間後の足容積 浮腫抑制率(%)=[(Ec−Et)/Ec]×100 Ec:対照群の平均浮腫率 Et:貼付(適用)群の平均浮腫率
【0065】
【表21】
【0066】表21の結果によれば、本発明の皮膚外用
剤は、皮膚刺激性が緩和される上、いずれの非ステロイ
ド系抗炎症剤を配合した場合であっても、優れた薬効を
発揮することが認められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1〜11の貼付剤の温感の強さの経時的
変化を示すグラフである。
【図2】比較例1〜11の貼付剤の温感の強さの経時的
変化を示すグラフである。
【図3】実施例13〜23のクリーム剤の温感の強さの
経時的変化を示すグラフである。
【図4】比較例12〜22のクリーム剤の温感の強さの
経時的変化を示すグラフである。
【図5】実施例25〜35のゲル剤の温感の強さの経時
的変化を示すグラフである。
【図6】比較例23〜33のゲル剤の温感の強さの経時
的変化を示すグラフである。
【図7】実施例37〜47のローション剤の温感の強さ
の経時的変化を示すグラフである。
【図8】比較例34〜44のローション剤の温感の強さ
の経時的変化を示すグラフである。
【図9】実施例49〜59の軟膏剤の温感の強さの経時
的変化を示すグラフである。
【図10】比較例45〜55の軟膏剤の温感の強さの経
時的変化を示すグラフである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温感付与物質にポリアクリル酸及び/又
    はその塩を配合すると共に、更にポリビニルアルコー
    ル、ポリビニルピロリドン、ポリビニルピロリドン・ビ
    ニルアセテート共重合体、メチルセルロース、カルボキ
    シメチルセルロース、カルボキシメチルセルロース塩、
    カルボキシエチルセルロース、カルボキシエチルセルロ
    ース塩、キサンタンガム、ヒドロキシプロピルセルロー
    ス、アルギン酸ナトリウム、ペクチン、ポリエチレンオ
    キサイド、メチルビニルエーテル・無水マレイン酸共重
    合体、カルボキシメチルスターチ、カルボキシビニルポ
    リマーの中から選ばれる2種以上の水溶性高分子物質を
    配合してなることを特徴とする温感剤組成物。
  2. 【請求項2】 非ステロイド系抗炎症剤を含有する皮膚
    外用剤に請求項1記載の温感剤組成物を配合してなるこ
    とを特徴とする皮膚外用剤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20030028255A (ko) * 2001-09-27 2003-04-08 (주)지씨아이 알긴과 잔틴 검을 이용한 화상 연고제의 제조

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