JPH11198251A - エアバックカバーの製造方法 - Google Patents
エアバックカバーの製造方法Info
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- JPH11198251A JPH11198251A JP10020451A JP2045198A JPH11198251A JP H11198251 A JPH11198251 A JP H11198251A JP 10020451 A JP10020451 A JP 10020451A JP 2045198 A JP2045198 A JP 2045198A JP H11198251 A JPH11198251 A JP H11198251A
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Abstract
に優れたエアバックカバーの製造方法を提供する。 【解決手段】極性材料または非極性材料の何れか一方か
らなるシート体5の一主面に、極性成分と非極性成分と
を有するブレンドポリマーからなる介在層6を形成し、
このシート体を成形型にインサートして、極性材料また
は非極性材料の何れか他方からなるエアーバックカバー
1aを成形する。
Description
クカバーの製造方法に関し、特にエンブレムプレートな
どのシート体を有するエアバックカバーの製造方法に関
する。
その他の乗員の負傷を最小限にとどめるためのエアバッ
ク装置が設けられている。この種のエアバック装置は、
図7に示すようにドライバーとステアリングホイール1
との間あるいは助手席の乗員とインストルメントパネル
2との間に空気袋3を瞬時に膨らませるものであり、ス
テアリングホイール1内やインストルメントパネル2内
に空気袋3が折り畳まれた状態で内蔵されている。ま
た、側面衝突による乗員の負傷を防ぐために、図8に示
すようにシートサイド4(あるいはドアの内側)に空気
袋3を内蔵したサイドエアバック装置も知られている。
をGセンサで検出し、空気袋を展開すべき場合には、ス
テアリングホイール1内、インストルメントパネル2
内、あるいはシートサイド4内に装着されたインフレー
タに電気信号を送出してガス発生剤を燃焼させ、空気袋
3を膨張させるものであり、このとき空気袋3が収納さ
れたエアバックカバー1a,2a,4aを押し開く。
ストルメントパネル2あるいはシートサイド4に設けら
れるエアバックカバー1a,2a,4aは、空気袋3が
膨張する際に円滑に開くように切り込みが形成されると
ともに、その破片が飛び散らないようにポリオレフィン
系熱可塑性エラストマーやポリスチレン系熱可塑性エラ
ストマーなどの弾性体から構成されている。
グホイール1やインストルメントパネル2などのように
室内の目立つ部位に、商標その他をあしらったエンブレ
ムプレートを取り付けることが少なくないが、この種の
エンブレムプレートは、塗装、ポットスタンプ、メッ
キ、真空蒸着などの処理を施した硬度の高いポリエステ
ル系エラストマーやPP製不織布からなるため、上述し
たエアバックカバーを構成するポリオレフィン系熱可塑
性エラストマーやポリスチレン系熱可塑性エラストマー
との接着性に問題があって、空気袋が膨張してエアバッ
クカバーが押し開かれる際に、当該エンブレムプレート
がエアバックカバーから剥離して飛び散るおそれがある
ので、安全性の点から別体のエンブレムプレートを取り
付けることができなかった。
やインストルメントパネル2のエアバックカバー1a,
2aに商標などをあしらう場合には、当該エアバックカ
バーに一体成形により凹凸状の文字、図形あるいは記号
を形成することで代用するか、あるいはエアバックカバ
ー以外の部位にエンブレムプレートを取り付けていた。
意匠的に高級感が現出できず、商品価値を高めることが
できないといった問題があった。また、ステアリングホ
イールなどではその大部分がエアバックカバーから構成
されているので、これを避けてエンブレムプレートを設
けることは現実的には無理であった。
鑑みてなされたものであり、エンブレムプレートなどの
シート体との接着性に優れたエアバックカバーの製造方
法を提供することを目的とする。
に、本発明のエアバックカバーの製造方法は、極性材料
または非極性材料の何れか一方からなるシート体の一主
面に、極性成分と非極性成分とを有するブレンドポリマ
ーからなる介在層を形成し、このシート体を成形型にイ
ンサートして、極性材料または非極性材料の何れか他方
からなるエアバックカバーを成形することを特徴とす
る。
方からなるシート体を極性材料または非極性材料の他方
からなるエアバックカバーに良好な接着性をもって複合
化し、エアバック膨張時においてもシート体が飛散しな
いように、しかも当該シート体を自由な位置に設定でき
る製造方法を追求した結果完成されたものである。
シート体を極性材料または非極性材料の他方からなるエ
アバックカバーにそのままインサート成形して熱融着せ
しめても、エアバックカバーに必要とされる接合力は得
られないが、本発明のように非極性である付加重合系熱
可塑性ブロック弾性体と極性を有する縮合重合系熱可塑
性ブロック弾性体とを主成分とする介在層をシート体と
エアバックカバーとの間に介在させることにより、シー
ト体とエアバックカバーとは、当該エアバックカバーに
要求される以上の充分な接合力で熱融着される。
有する成形体にも良好な接合力で熱融着するとともに、
非極性の成形体に対しても良好な接合力で熱融着するの
で、結果的に、シート体とエアバックカバーとの接合力
を充分なものとすることができる。
層を形成する手法は特に限定されず、シート体に介在層
を形成したのち、このシート体をエアバックカバーの成
形型内にセットしてインサート成形によりエアバックカ
バーを製造しても良いし、逆にエアバックカバーに介在
層を形成したのち、このエアバックカバーをシート体の
成形型内にセットしてインサート成形によりシート体を
製造しても良い。ただし、エアバックカバーの方がシー
ト体より大きい場合には、前者の方法の方が成形型が小
さくでき、かつ効率的に製造することができる。
とエアバックカバーとを十分強固に熱融着できるが、介
在層の主面に凹凸部を形成すれば、その接合力がさらに
高まることになる。
プレートである。また、こうしたエンブレムプレート
は、たとえばポリエステル系樹脂、ポリプロピレン系樹
脂、ポリスチレン系樹脂、アクリロニトリルブタジエン
スチレン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、セラミック
スおよび金属からなる群より選ばれる材料で形成された
板状体、または天然繊維もしくは合成繊維で形成された
布状体から構成される。
ポリスチレンブロックと水添または非水添のポリイソプ
レンブロックとからなる付加重合系熱可塑性ブロック弾
性体、またはポリスチレンブロックと水添または非水添
のポリブタジエンブロックとからなる付加重合系熱可塑
性ブロック弾性体と、(ii)ポリエステル系熱可塑性
エラストマー、ポリアミド系熱可塑性エラストマーおよ
びポリウレタン系熱可塑性エラストマーからなる群から
選ばれる縮合重合系熱可塑性ブロック弾性体と、を主成
分とする。
ブロック弾性体と縮合重合系熱可塑性ブロック弾性体と
をブレンドした組成物で構成されることが好ましいが、
特に縮合重合系熱可塑性ブロック弾性体100重量部に
対し、付加重合系熱可塑性ブロック弾性体を3〜100
重量部混合することがより好ましい。
可塑性ブロック弾性体は、ポリスチレンブロック(以
下、単にSともいう。)と水添または非水添のポリイソ
プレンブロック(以下、単にIともいう。)とからなる
ブロック共重合体、またはポリスチレンブロック(S)
と水添または非水添のポリブタジエンブロック(以下、
単にBともいう。)とからなるブロック共重合体の何れ
かである。
は、(S−I)や(S−B)で表されるジブロックのも
の、あるいはS−(I−S)nやS−(B−S)n,
(ただしn=1〜5)の一般式で表されるトリブロック
およびそれ以上のものである。
弾性体は、たとえば全体の数平均分子量が5,000〜
500,000の範囲にあり、Sブロック単位の含有量
が5〜70wt%であり、かつIブロック単位またはB
ブロック単位の二重結合の70%以上が水添されたもの
がより好ましく用いられる。また、Sブロック単位の重
量平均分子量としては5,000〜125,000、I
ブロック単位またはBブロック単位の重量平均分子量と
しては15,000〜250,000のものを例示する
ことができる。
と水添または非水添のポリイソプレンブロックとからな
る付加重合系熱可塑性ブロック弾性体として、飽和型の
ジブロックおよびトリブロックタイプのスチレンエンチ
レンプロピレン(SEP)やスチレンエチレンプロピレ
ンスチレン(SEPS)が好適に用いられる。市販品で
は、たとえばクラレ社製「セプトン」が例示できる。
非水添のポリブタジエンブロックとからなる付加重合系
熱可塑性ブロック弾性体としては、スチレンエンチレン
ブタジエン(SEB)やスチレンエチレンブタジエンス
チレン(SEBS)が好適に用いられる。市販品では、
たとえば、水素添加物として三菱油化社製「ラバロ
ン」、旭化成社製「タフテック」、シェル化学社製「ク
ラトンG」、非水素添加物としてアロン化成社製「エラ
ストマーAR」、シェル化学社製「クラトンカリフレッ
クスTR」、日本合成ゴム社製「JSR TR」が例示
できる。
体 次に、本発明において、介在層を構成する他方の縮合重
合系熱可塑性ブロック弾性体は、ハードセグメントとソ
フトセグメントとを有するブロック弾性体であり、ポリ
エステル系熱可塑性エラストマー、ポリアミド系熱可塑
性エラストマーおよびポリウレタン系熱可塑性エラスト
マーからなる群から選ばれるセグメント化熱可塑性エラ
ストマーである。
マーとしては、芳香族ジカルボン酸と短鎖グリコールと
から調製されたハードセグメント(ポリエステルセグメ
ント)と、芳香族ジカルボン酸とポリアルキレングリコ
ール(長鎖グリコール)とから調製されたソフトセグメ
ント(ポリエーテルセグメント)とを有するポリエーテ
ル・エステル型コポリマーを例示することができる。
トマーとしては、芳香族ジカルボン酸と短鎖グリコール
とから調製されたハードセグメント(ポリエステルセグ
メント)と、ポリカプロラクトンから調製されたソフト
セグメント(ポリエステルセグメント)とを有するポリ
エステル・エステル型コポリマーを例示することができ
る。
マーの典型的なものとしては、テレフタル酸ジメチル
1,4−ブタンジオール、ポリ(オキシテトラメチレ
ン)グリコールを出発原料として重縮合反応およびエス
テル交換反応させることにより調製された図9の一般式
で示される組成物がある。
ミド系熱可塑性エラストマーとしては、ナイロン6,6
6,11,12などのポリアミドからなるハードセグメ
ントと、ポリエーテルまたはポリエステルからなるソフ
トセグメントとを有するものを例示することができる。
さらに具体的には、図10に一般式で示すポリエーテル
ブロックアミドを例示できる。同図において、「PA」
はハードセグメントであるポリアミドのブロックを示
し、「PE」はソフトセグメントであるポリエーテルの
ブロックを示す。このポリエーテルブロックアミドは、
たとえば(1)ジアミンとジカルボン酸の塩、ラクタム
類、またはアミノジカルボン酸(上記「PA」を構成す
る成分)、(2)ポリオキシエチレングリコール、ポリ
オキシプロピレングリコールなどのポリオキシアルキレ
ングリコール(上記「PE」を構成する成分)、(3)
ジカルボン酸、を重縮合させることにより調製すること
ができる。
レタン系熱可塑性エラストマーとしては、ジイソシアネ
ートと短鎖グリコール(エチレングリコール、プロピレ
ングリコール、1,4−ブタンジオール、ビスフェノー
ルAなど)とから調製されたハードセグメントと、ジイ
ソシアネートと長鎖ポリオールとから調製されたソフト
セグメントとを有するものを例示することができる。
アルキレングリコールのようなポリエーテル系ポリオー
ル、またはポリアルキレンアジペート、ポリカプロラク
トン、ポリカーボネートなどのようなポリエステル系ポ
リオールが好ましく用いられる。この種のポリウレタン
系熱可塑性エラストマーは、図11の一般式で示され、
同図において、「A」はジイソシアネートと短鎖グリコ
ールとから調製されたハードセグメントを示し、「B」
はジイソシアネートと長鎖ポリオールとから調製された
ソフトセグメントを示している。また、「Y」はAセグ
メントとBセグメントとを連結するウレタン結合のジイ
ソシアネート化合物の残基を示している。このジイソシ
アネート化合物としては、フェニレンジイソシアネー
ト、トリレンジイソシアネート、キシレンジイソシアネ
ート、4,4−ジフェニルメタンジイソシアネート、ヘ
キサメチレンジイソシアネートなどを例示することがで
きる。
た付加重合系熱可塑性ブロック弾性体と縮合重合系熱可
塑性ブロック弾性体が主成分であるが、他の弾性体成分
や他の充填剤などの配合成分を含んでも何ら問題はな
い。こうした他の弾性体成分としては、たとえばSBS
ブロックポリマーあるいは水添SBSブロックポリマ
ー、EPRなどのオレフィン系エラストマー、SBRな
どのジエン系エラストマー、ウレタン系エラストマーあ
るいは可塑剤配合の弾性に富んだ可塑性ポリ塩化ビニル
を例示できる。
熱融着される前記エアバックカバーは、たとえば熱可塑
性エラストマーから構成され、こうした熱可塑性エラス
トマーとしては、ポリオレフィン系熱可塑性エラストマ
ーまたはポリスチレン系熱可塑性エラストマーを例示す
ることができる。
よれば、極性成分と非極性成分とを有するブレンドポリ
マーからなる介在層、たとえば付加重合系熱可塑性ブロ
ック弾性体と縮合重合系熱可塑性ブロック弾性体とを主
成分とする介在層を、シート体とエアバックカバーとの
間に介在させたので、シート体とエアバックカバーと
を、当該エアバックカバーに要求される以上の充分な接
合力で熱融着することができる。
体が飛散することがなく、安全性を確保できるととも
に、自由な材質で意匠性に富んだシート体をエアバック
カバーに取り付けることができ、商品性を高めることが
可能となる。
基づいて説明する。図1は本発明のエアバックカバーの
製造方法により製造されるエアバックカバーを示す縦断
面図(図7の I-I線に沿う断面図)、図2は図1のII部
の拡大断面図、図3は本実施形態に係るエンブレムプレ
ートを示す斜視図、図4は図3のエンブレムプレートに
介在層を形成する工程を示す断面図、図5は図4により
得られたエンブレムプレートをインサートしてエアバッ
クカバーを成形する工程を示す断面図、図6は本発明の
他の実施形態を示す断面図(図1のII部相当図)であ
る。
カバーとしてステアリングホイールカバーを、シート体
としてエンブレムプレートをそれぞれ例に挙げて本発明
の製造方法を説明するが、本発明の製造方法は、ステア
リングホイールに内蔵されたエアバック装置以外にも、
インストルメントパネルやシートサイドあるいはドアイ
ンナに内蔵されたエアバック装置のエアバックカバーに
もそのまま適用することができる。また、エンブレムプ
レート以外のシート体にも適用することができる。
(以下、ステアリングホイールカバー1aともいう。)
には、内部に折り畳まれた空気袋3(図7参照)が円滑
に膨張するように切り込み11aが形成されており、同
図に二点鎖線で示すようにこの切り込み11aを押し開
くことにより空気袋3がドライバーとステアリングホイ
ールとの間に膨張される。また、空気袋が膨張したとき
に、当該エアバックカバー1aの破片が乗員に向かって
飛散しないように、エアバックカバー1aはポリオレフ
ィン系熱可塑性エラストマーあるいはポリスチレン系熱
可塑性エラストマーなどの弾性体から構成されている。
は、製造メーカの商標や車種の商標、あるいはデザイン
をあしらったエンブレムプレート(シート体)5が装着
されている。当該エンブレムプレート5は、図3に示す
ように、高硬度のポリエステル系エラストマーからなる
基材層51の一主面に、塗装、ポットスタンプ、メッ
キ、真空蒸着あるいははめ込みなどの諸処理を施すこと
により所望の商標その他の図形、記号53(以下、図柄
等ともいう。)などが表されており、さらにこの一主面
を保護するために、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂あ
るいはアクリル樹脂からなる透明の保護層52がたとえ
ばポッティング処理により形成されている。この保護層
52を設けることで、基材層51に形成された図柄等5
3の剥がれや劣化が防止される。ただし、基材層51に
形成される図柄等53の耐久性が充分であれば省略する
こともできる。
ル系エラストマー以外にも、たとえばポリプロピレン製
不織布に図柄等の処理を施したエンブレムプレート5で
あっても適用することができる。要するに、後述する介
在層6との熱融着性に優れた材質であればよい。
された基材層51および保護層52からなるエンブレム
プレート5の裏面に、本発明に係る介在層6が形成され
る。これは、たとえば図4に示すように成形型7内にエ
ンブレムプレート5を位置決めしてセットしたのち、注
入口71からキャビティ72内に介在層6を構成する樹
脂を射出成形することにより製造することができる。
る樹脂は、付加重合系熱可塑性ブロック弾性体と縮合重
合系熱可塑性ブロック弾性体とを主成分とするブレンド
ポリマーであり、縮合重合系熱可塑性ブロック弾性体1
00重量部に対し、付加重合系熱可塑性ブロック弾性体
を3〜100重量部といった混合比でブレンドする。
は、ポリスチレンブロックと水添または非水添のポリイ
ソプレンブロックとからなるブロック共重合体、または
ポリスチレンブロックと水添または非水添のポリブタジ
エンブロックとからなるブロック共重合体の何れかであ
る。
のポリイソプレンブロックとからなる付加重合系熱可塑
性ブロック弾性体としては、飽和型のジブロックおよび
トリブロックタイプのスチレンエンチレンプロピレン
(SEP)やスチレンエチレンプロピレンスチレン(S
EPS)が好適に用いられる。
のポリブタジエンブロックとからなる付加重合系熱可塑
性ブロック弾性体としては、スチレンエンチレンブタジ
エン(SEB)やスチレンエチレンブタジエンスチレン
(SEBS)が好適に用いられる。
は、ハードセグメントとソフトセグメントとを有するブ
ロック弾性体であり、ポリエステル系熱可塑性エラスト
マー、ポリアミド系熱可塑性エラストマーおよびポリウ
レタン系熱可塑性エラストマーからなる群から選ばれる
セグメント化熱可塑性エラストマーである。
マーの典型的なものとしては、テレフタル酸ジメチル
1,4−ブタンジオール、ポリ(オキシテトラメチレ
ン)グリコールを出発原料として重縮合反応およびエス
テル交換反応させることにより調製された図9の一般式
で示される組成物が挙げられる。
としては、ナイロン6,66,11,12などのポリア
ミドからなるハードセグメントと、ポリエーテルまたは
ポリエステルからなるソフトセグメントとを有するもの
を例示することができ、さらに具体的には、図10に一
般式で示すポリエーテルブロックアミドを例示できる。
ては、ジイソシアネートと短鎖グリコール(エチレング
リコール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオ
ール、ビスフェノールAなど)とから調製されたハード
セグメントと、ジイソシアネートと長鎖ポリオールとか
ら調製されたソフトセグメントとを有するものを例示す
ることができ、図11の一般式で示されるものが例示で
きる。
が熱融着されたエンブレムプレート5を成形型8内にセ
ットし、通孔81から真空引きすることにより位置決め
したのち、図外の注入口からキャビティ82内へエアバ
ックカバー1aを構成する樹脂を射出成形する。これに
より、介在層6とエアバックカバー1aとが熱融着さ
れ、充分な接合強度で複合化されることになる。
ては、ポリオレフィン系熱可塑性エラストマーまたはポ
リスチレン系熱可塑性エラストマーを例示することがで
きる。
理解を容易にするために記載されたものであって、本発
明を限定するために記載されたものではない。したがっ
て、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技
術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨
である。
aとは充分な接合強度で熱融着されるが、図6に示すよ
うに、介在層6のエアバックカバー1a側の主面に凹凸
部61を成形したうえで両者を複合化すればさらに接合
強度が向上することになる。
造されるエアバックカバーを示す縦断面図である。
図である。
工程を示す断面図である。
サートしてエアバックカバーを成形する工程を示す断面
図である。
図)である。
視図である。
マーの一例を示す化学式である。
マーの一例を示す化学式である。
トマーの一例を示す化学式である。
Claims (12)
- 【請求項1】 極性材料または非極性材料の何れか一方
からなるシート体の一主面に、極性成分と非極性成分と
を有するブレンドポリマーからなる介在層を形成し、こ
のシート体を成形型にインサートして、極性材料または
非極性材料の何れか他方からなるエアバックカバーを成
形することを特徴とするエアバックカバーの製造方法。 - 【請求項2】 前記介在層は、 (i)ポリスチレンブロックと水添または非水添のポリ
イソプレンブロックとからなる付加重合系熱可塑性ブロ
ック弾性体、またはポリスチレンブロックと水添または
非水添のポリブタジエンブロックとからなる付加重合系
熱可塑性ブロック弾性体と、 (ii)ポリエステル系熱可塑性エラストマー、ポリア
ミド系熱可塑性エラストマーおよびポリウレタン系熱可
塑性エラストマーからなる群から選ばれる縮合重合系熱
可塑性ブロック弾性体と、を主成分とすることを特徴と
する請求項1記載のエアバックカバーの製造方法。 - 【請求項3】 前記介在層は、前記縮合重合系熱可塑性
ブロック弾性体100重量部に対し、前記付加重合系熱
可塑性ブロック弾性体3〜100重量部が混合されてな
ることを特徴とする請求項2記載のエアバックカバーの
製造方法。 - 【請求項4】 前記介在層を構成するポリエステル系熱
可塑性エラストマーは、芳香族ジカルボン酸と短鎖グリ
コールとから調製されたハードセグメントと、芳香族ジ
カルボン酸とポリアルキレングリコールとから調製され
たソフトセグメントとを有するポリエーテル・エステル
型コポリマーであることを特徴とする請求項2または3
記載のエアバックカバーの製造方法。 - 【請求項5】 前記介在層を構成する前記ポリエステル
系熱可塑性エラストマーは、芳香族ジカルボン酸と短鎖
グリコールとから調製されたハードセグメントと、ポリ
カプロラクトンから調製されたソフトセグメントとを有
するポリエステル・エステル型コポリマーであることを
特徴とする請求項2または3記載のエアバックカバーの
製造方法。 - 【請求項6】 前記介在層を構成するポリアミド系熱可
塑性エラストマーは、ポリアミドからなるハードセグメ
ントと、ポリエーテルまたはポリエステルからなるソフ
トセグメントとを有することを特徴とする請求項2また
は3記載のエアバックカバーの製造方法。 - 【請求項7】 前記介在層を構成するポリウレタン系熱
可塑性エラストマーは、ジイソシアネートと短鎖グリコ
ールとから調製されたハードセグメントと、ジイソシア
ネートと長鎖ポリオールとから調製されたソフトセグメ
ントとを有することを特徴とする請求項2または3記載
のエアバックカバーの製造方法。 - 【請求項8】 前記長鎖ポリオールは、ポリエーテル系
ポリオールまたはポリエステル系ポリオールであること
を特徴とする請求項7記載のエアバックカバーの製造方
法。 - 【請求項9】 前記エアバックカバーは、熱可塑性エラ
ストマーからなることを特徴とする請求項1〜8記載の
エアバックカバーの製造方法。 - 【請求項10】 前記エアバックカバーを構成する熱可
塑性エラストマーは、ポリオレフィン系熱可塑性エラス
トマーまたはポリスチレン系熱可塑性エラストマーであ
ることを特徴とする請求項9記載のエアバックカバーの
製造方法。 - 【請求項11】 前記極性材料からなるシート体は、エ
ンブレムプレートであることを特徴とする請求項1〜1
0記載のエアバックカバーの製造方法。 - 【請求項12】 前記エンブレムプレートは、ポリエス
テル系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリスチレン系樹
脂、アクリロニトリルブタジエンスチレン系樹脂、ポリ
カーボネート系樹脂、セラミックスおよび金属からなる
群より選ばれる材料で形成された板状体、または天然繊
維もしくは合成繊維で形成された布状体であることを特
徴とする請求項11記載のエアバックカバーの製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02045198A JP4301585B2 (ja) | 1998-01-16 | 1998-01-16 | エアバッグカバーにシート体を取り付ける方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02045198A JP4301585B2 (ja) | 1998-01-16 | 1998-01-16 | エアバッグカバーにシート体を取り付ける方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11198251A true JPH11198251A (ja) | 1999-07-27 |
JP4301585B2 JP4301585B2 (ja) | 2009-07-22 |
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---|---|---|---|
JP02045198A Expired - Fee Related JP4301585B2 (ja) | 1998-01-16 | 1998-01-16 | エアバッグカバーにシート体を取り付ける方法 |
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---|---|
JP (1) | JP4301585B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005249773A (ja) * | 2004-02-02 | 2005-09-15 | Toyota Motor Corp | レーダ装置ビーム経路内用成形品 |
US8459713B2 (en) | 2010-08-09 | 2013-06-11 | Autoliv Asp, Inc. | Assembly for attaching an emblem onto an airbag storage compartment cover |
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1998
- 1998-01-16 JP JP02045198A patent/JP4301585B2/ja not_active Expired - Fee Related
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US8459713B2 (en) | 2010-08-09 | 2013-06-11 | Autoliv Asp, Inc. | Assembly for attaching an emblem onto an airbag storage compartment cover |
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