JPH11194676A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH11194676A
JPH11194676A JP9361492A JP36149297A JPH11194676A JP H11194676 A JPH11194676 A JP H11194676A JP 9361492 A JP9361492 A JP 9361492A JP 36149297 A JP36149297 A JP 36149297A JP H11194676 A JPH11194676 A JP H11194676A
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JP9361492A
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Tatsuya Shiratori
達哉 白鳥
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原稿搬送装置をもつ複写機の原稿台ガラス上
に原稿が無い場合には、複写機の複写動作を行わないよ
うにする。 【解決手段】 原稿トレイ上に原稿が無いことを原稿有
無検知センサが検知した状態で、かつ、原稿搬送装置が
原稿載置台に閉じられてからの経過時間を記憶装置によ
り43aにより記憶させ、経過時間が所定時間を過ぎた
のちは、コピーボタンを使用者が操作しても、複写機の
動作は行なわないように制御する。これにより、原稿載
置台上に原稿が無い状態でのコピーが阻止されて、白紙
のコピーが生じるのが防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置に係
り、詳細には、例えば、電子写真複写機等で自動原稿送
り装置を装備した画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子複写機においては、原稿を自
動的に分離、搬送し原稿台ガラス(画像読取部)上の所
定の位置に原稿をセットできる自動原稿送り装置、いわ
ゆるADFが多く利用されてきている。これは、いちい
ち画像形成装置本体の圧板を開閉しなくても、原稿を自
動的にセットできるので、現在はコピー作業の効率化の
観点から、オフィス用の複写機にはなくてはならないも
のとなっている。
【0003】まず、本発明が対象とする電子写真複写機
について図6、図7を用いて説明する。
【0004】図6において、カセット1の中にある中板
1aによって、積載されている記録紙用のシート2は、
中板1aによって給紙ローラ3に対し加圧され、給紙ロ
ーラ3によって上部の1枚が分離され、レジストローラ
4に搬送される。このレジストローラ4によってシート
2の縦方向のレジストが調整される。原稿台ガラス5上
に載せられた原稿の原稿画像は、照明ランプ(画像走査
装置)6によって照射され、ミラー7,レンズ8,等を
介して電子写真感光体等の感光体ドラム(画像形成手
段)9上に照射され、静電潜像が形成される。この静電
潜像は、現像器10により現像剤としてのトナーを用い
てトナー像に変換される。トナー像とシートシート2の
位置は、レジストローラ4によってタイミングをとら
れ、トナー像は転写手段としての転写ローラ11によっ
て、シート2の適正位置に転写される。転写後のシート
2は、さらに搬送手段12によって定着器13に搬送さ
れ、トナー像が加熱溶融されて、シート2に定着された
後、排紙ローラ14により排紙トレイ15に積載され
る。
【0005】次に、ADFの動作の概要について説明す
る。
【0006】図6に示す様に、原稿Dは、使用者によっ
てトレイ(原稿載置台)16上に置かれる。本ADFの
場合は、1枚目の原稿Dが原稿面を裏にしてトレイに近
い側から順々の置かれるものである。原稿先端が、原稿
有無検知センサのセンサレバー(原稿有無検知手段)1
7を倒し、これによって図示せぬフォトインタラプタが
遮光されて信号を図示せぬコントローラに伝達する。
【0007】この状態で、コピーボタンが押されると、
中板18が図示せぬ駆動装置によって動作し、原稿先端
が給紙ローラ(給送手段)19に接触することとなる。
この状態で、給紙ローラ19が回転すると、中板最上部
のシート2と、場合によってはその下部のシートが搬送
されて、分離パッド20と給紙ローラ19のニップに進
入する。
【0008】この際、分離パッド20によって最上部以
外のシートの搬送がせき止められ、1枚の原稿Dのみ
が、レジストローラ21へと搬送される。レジストロー
ラ部で斜行補正、あるいはレジスト調整された原稿D
は、原稿搬送ベルト22によって原稿台ガラス5上に搬
送されていく。原稿先端が、原稿台ガラス5の所定位置
を一旦通り過ぎ、原稿反転センサ23に到達すると原稿
は一旦停止し、そこから所定量後進して停止する。これ
が、原稿が走査されるときの所定位置となるのである。
【0009】この動作は、原稿が原稿台ガラス5上に正
確に置かれるようにするため行われるものである。この
位置で、ハロゲンランプ等の照明ランプ6を持つミラー
台が原稿を走査した後、再び原稿搬送ベルト22が動作
して、原稿を排出トレイ24に排出するのである。原稿
が複数の場合は、排出動作が行われている最中に次の原
稿が給紙され、同様な工程を経るのである。
【0010】本ADF25は、開閉されていたことを検
知する検知センサ(開閉検知手段)を有している。図7
は、図6のADF25を矢印A方向から見た図である。
ADF25は、支持足16の上部にある回転中心25a
を中心として回転する。一点鎖線にあるADF25は、
矢印方向に閉じられる際、ADF25に固定されている
配置されたとしてのマイクロスイッチ26がONし、A
DF25が閉じている事を検知できるようになってい
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このようなADF25
において、使用者が原稿をADF給紙口に挿入した時、
原稿有無検知センサのセンサレバー17が原稿を検知で
きる位置まで、原稿先端が到達しない場合がある。例え
ば、使用者がきちんと原稿をセットしない場合に、原稿
が所定位置にセットされず、原稿検知センサレバー17
を倒せない事がある。使用者がこれに気づかず、コピー
ボタン(画像形成開始ボタン)27を押すと、複写機は
原稿台ガラス5上に原稿があると判断して、ADF25
から原稿を給紙しようとせず、光学系が動作を開始して
しまうのである。
【0012】当然、原稿台ガラス5上には原稿がのせら
れていないため、光学系はADF25の原稿搬送ベルト
22を走査してしまう。コピー紙は白紙の状態で出力さ
れて、一連の動作は完結してしまうのである。また、使
用者の中には、コピー操作をあせるあまり、原稿をセッ
トするのと、コピーボタン27を押すのとが、ほぼ同時
に行われる事があり、原稿検知センサ17が原稿を検知
する前に、コピーボタン27が押されてしまう。この場
合も同様に、ブックコピー(原稿台ガラス上の手操作で
載置した原稿をコピーするモード)に入ってしまう。
【0013】使用者にとってみれば、ADF25から原
稿が送られていかないのに、本体からシート2が給紙さ
れ、白紙が排出されて機械が停止するということに対
し、困惑するのである。さらに、この動作の意味がわか
らず、ADF25のトレイ上に原稿を再セットすると、
複写機のコントローラは、原稿台ガラス5上に原稿が載
せられていると判断しているため、「ガラス上から原稿
を取り除いてください。」というメッセージが操作部上
に表示される。原稿台ガラス5上に原稿を置いたという
認識は使用者にはないため、使用者はこのメッセージに
ますます戸惑ってしまうのである。
【0014】このようなトラブルは、ADF25のつか
ない複写機では発生しない。それは、ADF25の付か
ない複写機では、コピーボタン27が押されれば、ブッ
クコピーのみが動作すると決まっているからであり、使
用者の期待しないモードで、機械が動作するということ
がないからである。
【0015】上記のトラブルは、使用者がADF25が
開閉していないのにも関わらず、機械が、ADF25の
トレイ16上に原稿がないと、一律に原稿台ガラス5上
の原稿を走査してしまうことに問題がある。ADF25
には、これが開閉されていたかを検知するADF開閉検
知センサ26が搭載されている。ADF25に原稿がセ
ットされている状態で、万一開放されている時に、使用
者が誤ってコピーボタンを押してしまった際、原稿搬送
ベルト22が突如動作してしまう可能性があるため、こ
の開閉検知センサ26が必要なのである。よって、この
信号を有効に活用すれば、いきなりブックコピーモード
に入って、無駄なコピーがとられてしまうという問題を
解決できる可能性がある。
【0016】本発明は、画像形成装置本体の画像読取部
に原稿が無い状態では、画像形成開始ボタンが操作され
ても、画像形成動作を禁止して、白紙のコピーの発生を
防止した画像形成装置を提供することを目的とするもの
である。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
画像読取部と、該原稿読取部上の原稿を読み取って記録
用のシートに画像を形成する画像形成手段と、原稿を前
記画像読取部に給送する給送手段を備え、前記画像読取
部に対して開閉自在の原稿搬送手段と、前記原稿搬送手
段の原稿の有無を検知する原稿有無検知手段と、前記原
稿搬送手段の開閉を検知する開閉検知手段と、該開閉検
知手段の閉信号が発生してから現在までの経過時間を記
憶する閉状態継続時間記憶装置と、を有し、前記原稿有
無検知手段が原稿無しを検知し、前記閉状態継続時間記
憶装置に記憶された原稿搬送手段の閉状態継続時間が所
定時間以上である状態のもとで、使用者により画像形成
開始ボタンが操作された場合に、前記画像形成手段が動
作しないように制御することを特徴とする。
【0018】請求項6に係る発明は、原稿読取部と、該
原稿読取部上の原稿を読み取って記録用のシートに画像
を形成する 画像形成手段と、原稿を前記画像読取部に
給送する給送手段を備え、前記画像読取部に対して開閉
自在の原稿搬送手段と、前記原稿搬送手段の原稿の有無
を検知する原稿有無検知手段と、前記原稿搬送手段の開
閉を検知する開閉検知手段と、該開閉検知手段の閉信号
が発生してから現在までの経過時間を記憶する閉状態継
続時間記憶装置と、を有し、前記画像読取部へは使用者
の操作によるブックモードで原稿の載置を行って前記画
像形成手段による画像形成を行い、前記原稿有無検知手
段が原稿無しを検知し、前記閉状態継続時間記憶装置に
記憶された原稿搬送手段の閉状態継続時間が所定時間以
上である状態のもとで、使用者により画像形成開始ボタ
ンが操作された場合に、前記画像形成手段が動作しない
ように制御することを特徴とする。
【0019】請求項7に係る発明は、原稿読取部と、該
原稿読取部上の原稿を読み取って記録用のシートに画像
を形成する 画像形成手段と、原稿を前記画像読取部に
給送する給送手段を備え、前記画像読取部に対して開閉
自在の原稿搬送手段と、前記原稿搬送手段の原稿の有無
を検知する原稿有無検知手段と、前記原稿搬送手段の開
閉を検知する開閉検知手段と、該開閉検知手段の閉信号
が発生してから現在までの経過時間を記憶する閉状態継
続時間記憶装置と、を有し、前記原稿搬送手段を開閉し
た後に、前記原稿有無検知手段が原稿無しを検知し、前
記閉状態継続時間記憶装置に記憶された原稿搬送手段の
閉状態継続時間が所定時間以上である状態のもとで、使
用者により画像形成開始ボタンが操作された場合に、前
記画像形成手段が動作しないように制御し、前記原稿搬
送手段の開閉動作により前記画像形成手段の動作禁止を
解除することを特徴とする。
【0020】請求項8に係る発明は、原稿読取部と、該
原稿読取部上の原稿を読み取って記録用のシートに画像
を形成する画像形成手段と、原稿を前記画像読取部に給
送する給送手段を備え、前記画像読取部に対して開閉自
在の原稿搬送手段と、前記原稿搬送手段の原稿の有無を
検知する原稿有無検知手段と、前記原稿搬送手段の開閉
を検知する開閉検知手段と、該開閉検知手段の閉信号が
発生してから現在までの経過時間を記憶する閉状態継続
時間記憶装置と、を有し、前記画像読取部へは前記原稿
搬送手段により原稿を給紙して前記画像形成手段により
画像形成を行い、前記原稿有無検知手段が原稿無しを検
知し、前記閉状態継続時間記憶装置に記憶された原稿搬
送手段の閉状態継続時間が所定時間以上である状態のも
とで、使用者により画像形成開始ボタンが操作された場
合に、前記画像形成手段が動作しないように制御するこ
とを特徴とする。
【0021】請求項9に係る発明は、原稿読取部と、該
原稿読取部上の原稿を読み取って記録用のシートに画像
を形成する画像形成手段と、原稿を前記画像読取部に給
送する給送手段を備え、前記画像読取部に対して開閉自
在の原稿搬送手段と、前記原稿搬送手段の原稿の有無を
検知する原稿有無検知手段と、該開閉検知手段の閉信号
が発生してから現在までの経過時間を記憶する閉状態継
続時間記憶装置と、を有し、前記画像読取部へは使用者
の操作によるブックモードで原稿の載置を行って前記画
像形成手段による画像形成を行い、前記原稿を前記画像
読取部に載置したままの状態で、前記原稿有無検知手段
が原稿無しを検知し、前記閉状態継続時間記憶装置に記
憶された原稿搬送手段の閉状態継続時間が所定時間以上
である状態のもとで、使用者により画像形成開始ボタン
が操作された場合に、前記画像形成手段が動作しないよ
うに制御することを特徴とする。
【0022】[作用]以上構成に基づき、原稿搬送手段
の原稿の検知が無い状態であって、かつ、原稿搬送手段
が閉塞されてからの閉状態継続時間が、所定時間以上の
場合には、装置本体は画像読取部に原稿が無く、かつ原
稿載置台にも検知されていないことを認識して、使用者
が画像形成開始ボタンを操作しても、画像形成手段のの
画像形成動作は行わない。
【0023】また、原稿搬送手段のの原稿載置台上に原
稿を積載しても、この原稿が原稿有無検知手段を作動さ
せるような適正な位置にセットされていない場合には、
原稿搬送手段による原稿給送時には、原稿搬送手段は、
通常開放しないために、閉状態継続時間は所定時間より
も長い状態になり、この状態では、使用者により画像形
成開始ボタンが操作されても、画像形成手段は動作せ
ず、使用者に原稿をセットさせるように促すメッセ−ジ
を出すことができる。使用者が、原稿のセットをやり直
して、原稿有無検知手段を作動させた状態では、画像形
成開始ボタンの操作により、原稿の給送及び画像形成動
作は開始される。これにより、画像読み取りすべき原稿
が、像読取部に無い状態では、ある所定時間後に、画像
形成開始ボタンを操作しても、装置は画像形成動作を行
わず、白紙のコピーシートが発生するのが防止される。
【0024】
【発明の実施の形態】〈実施の形態1〉以下、本発明の
実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0025】図1は、画像形成装置本体としての複写機
本体40のDCコントローラ43を中心にした信号系の
伝達経路を示した制御装置(制御手段)50のコントロ
ーラと各信号の伝達経路を示す図である。
【0026】ADF25の原稿給送トレイ16上での原
稿有無検知センサ17の信号、ADF25の開閉検知セ
ンサ26の信号、さらに、使用者によって押されたコピ
ーボタン(画像形成開始ボタン)27からのコピーON
信号が、少なくともこのコントローラ43に伝達され
る。コントローラ43内には、ADF25が閉状態であ
ることを、ADF開閉検知センサ(開閉検知手段)26
から認知している状態において、この閉状態が何分前か
ら継続されているかを記憶できる閉状態継続時間記憶装
置43aが内蔵されている。上記コントローラ43及び
これにより接続されたセンサ等により、制御装置50が
構成されている。コントローラ43は、画像形成装置本
体40の画像形成手段9に接続されている。
【0027】この記憶装置43aは、以下に示す場合に
時間を記憶する。
【0028】(1)使用者が、ブックモードを使用した
場合等に、ADF25を解放してブックモードでコピー
をとった原稿を原稿台ガラス5上から取り除いて、AD
F25が閉状態に入ってからの閉状態継続時間(経過時
間)t1 を記憶できる。これは、図2に示すタイミング
チャートで表される場合であり、記憶装置43aは、継
続時間t1 を記憶する。図2において、現在とは、この
時点で使用者がコピーボタン27を押したタイミングを
示し、経過時間t1が所定の時間(例えば、5分)を超
えた場合、機械(画像形成手段9)は動作せず、「原稿
をセットして下さい。」というメッセージを、操作部上
の表示手段45に表示する。
【0029】なお、上記の画像形成手段9の画像形成動
作の禁止は、上記コピーボタン27の再度の操作により
解除されるように制御されている。
【0030】(2)使用者が、単にADF25を開閉し
た場合であり、この場合は、ADF25の開閉から、所
定時間内にコピーボタン27が押された場合は、このA
DF25の開閉で、原稿台ガラス5上に使用者によって
原稿が置かれたものと機械は認識し、ブックコピーを開
始するが、この時間以上の場合は、機械は動作せず、操
作部上のメッセージ表示部45に「原稿をセットしてく
ださい。」という内容のメッセージを表示させる。これ
は、図3のタイミングチャートに示す。
【0031】この図の場合は、経過時間t2が、所定時
間5分以上経っているため、現在の時点でコピーボタン
27が押されると、ブックコピーモードに入らず、操作
部にメッセージが表示され、一旦、使用者に対し認識さ
せる。また、t2が5分以内であれば、機械は原稿をガ
ラスに載せるために、ADF25を開閉したと認識し、
通常のブックコピーを開始する。この5分という時間
は、あらかじめ複写機本体のソフト内に組み込まれてい
るものであるが、この時間に固執する必要はなく、使用
者の2つの操作に関連性がなくなるのに必要な時間とい
うことを考えて、使用者の使い方に合わせて再設定して
も良いのである。
【0032】(3)ADF25が使用される場合は、当
然ADF25は閉状態で使用される。ADF25から原
稿を送り、その原稿のコピー動作が終了するとその時点
からの時間を記憶する。この時間の記憶は、時間の長さ
の問題ではなく、ADF25使用後で、なお且つ、AD
F25閉状態の継続を機械が確認するため行っている。
閉状態が継続されているというのは、原稿が原稿台ガラ
ス5上には、少なくともないという事を表している。こ
の状態で、ADF25の原稿有無検知センサ17が原稿
を検知できない状態で、コピーボタン27がONされる
と、機械は原稿台ガラス上5にも、ADF25上にも原
稿がないと判断して、操作部上のメッセージ表示装置
に、「原稿をセットしてください」というメッセージを
表示し、使用者に確認作業を依頼するのである。この状
態のタイミングチャートは、図4に示す。経過時間t3
は、この時間が0秒より大きい値であれば、この時点で
コピーボタン27が押された場合、操作部にメッセージ
を表示する。
【0033】(4) 図5は、コピーすみの原稿が、原
稿載置台5上に載置されたままの場合の状態の、経過時
間のタイミングチャートを示している。ADF25が開
閉され、ブックコピーが取られた後、ADF25が再度
開閉されることが無い状態で、時間がt4経過した場合
においては、所定時間、例えば5分経過したあと、コピ
ーボタン27がおされた場合は、操作部にメッセージを
表示する。5分経過したということで、同じ原稿のコピ
ーを使用者がとる意志がないと機械が判断する。また、
5分以内にコピーボタン27が押された場合は、再度同
じ原稿を使用者がコピーをとろうとしていると判断し、
機械はブックコピー動作を開始する。
【0034】図1に示す制御装置50のように、各セン
サからの信号と、コピーボタン27からの信号が、コン
トローラ43に伝達され、ADF25の閉状態継続時間
の量を所定時間と比較し、あるいは、継続時間の続行の
確認を実施し、機械の非動作や、操作部にメッセージの
表示を行うのである。
【0035】なお、本発明は、使用者の操作ミスを防ぐ
目的で提案されたものであるが、一定時間の経過で、使
用者の操作の正否を判断するものであり、実際には、使
用者の操作が正しくても、使用者に注意を促すメッセー
ジを表示してしまう場合がある。この発明は、時間の経
過によって、使用者の意図、動作を推測するものである
ため、判断ミスを起こす場合もある。これに対応するた
め、使用者が再度コピーボタン27を押すと、使用者が
一旦確認したとして、コピーを実行するものであっても
良いのである。
【0036】〈実施の形態2〉前記実施の形態1は、A
DF25が付設された場合について言及したが、ADF
25だけでなく、RDF、つまり両面原稿を扱えるDF
であっても良い。さらに、このような原稿を、原稿台ガ
ラス上の定位置に載置して、光学系でスキャナさせる方
式のDFだけでなく、停止している光学系の上部を、一
定速度で原稿を通過させる方式の、流し読み方式のDF
であっても良いのである。つまり、使用者が、自ら原稿
をガラス上に載せる以外に、原稿を走査できるようにす
る手段を持つものがあれば、この提案は効果を発揮でき
るのである。また、画像形成を停止した場合は、メッセ
ージではなく、使用者の操作に対しての警告、あるいは
注意を与えるものであれば、特定のLEDの点灯であっ
ても良いのである。要するに、使用者がコピーボタン2
7を押しても機械が動作しない理由を、何らかの手段で
使用者に伝達できれば良いので、例えば音声によるメッ
セージの表現であっても良い。
【0037】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、原稿載置台の有無検知手段の検知が無い状態であっ
て、かつ、原稿搬送手段が閉塞されてからの閉状態継続
時間が、所定時間以上の場合には、装置は画像読取部に
原稿が無く、かつ原稿載置台にも検知されていないこと
を認識して、使用者が画像形成開始ボタンを操作して
も、画像形成装置本体の画像形成動作は行わないように
したので、画像読み取りすべき原稿が画像読取部に無い
状態では、ある所定時間後に、画像形成開始ボタンを操
作しても、装置の画像形成動作を停止させて、白紙のコ
ピーシートが発生するのを防止することができる。すな
わち、原稿搬送手段の開閉検知機構としての開閉検知手
段を使って、使用者が実施した操作を機械が予測し、使
用者が原稿をガラス面に置く動作をしたか否かを判断し
て、一定時間経っても原稿搬送手段の開閉検知手段が動
作しなかったら、原稿が置かれていないとして、一旦操
作部上の表示手段、例えば、液晶パネルにおいて使用者
に原稿が置かれているか、否かを確認してもらうメッセ
ージを出して注意を喚起でき、ミスないコピー動作を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置の制
御装置のコントローラと各信号の伝達経路を示す図。
【図2】同じく、原稿搬送装置の開閉信号と、複写機の
動作期間と、現在までのコントローラが記憶すべき経過
時間t1 の関係を示すタイミングチャート。
【図3】同じく、原稿搬送装置が開閉されただけで、複
写機本体が動作しなかった状態と、経過時間t2 及び所
定時間(5分)の関係を示す図。
【図4】同じく、原稿搬送装置を使ってコピーをとった
後の、経過時間t3 を示すタイミングチャート。
【図5】同じく、コピー済みの原稿が原稿台ガラス上に
載置したままの状態、及び経過時間t4 を示すタイミン
グチャート。
【図6】本発明が対象とする原稿搬送装置を備えた画像
形成装置の一例を示す縦断側面図。
【図7】同じく、原稿搬送装置の開閉検知センサ部であ
って、図6に示す画像形成装置の右側面図。
【符号の説明】
5 原稿台ガラス(画像読取部) 6 照明ランプ(画像走査装置) 9 感光ドラム(画像形成手段) 16 原稿トレイ(原稿載置台) 17 原稿有無検知センサ(原稿有無検知
手段) 19 給紙ローラ(給送手段) 25 ADF(原稿搬送装置) 26 開閉検知センサ(開閉検知手段) 27 コピーボタン(画像形成開始ボタ
ン) 40 複写機本体(画像形成装置本体) 43 コントローラ 43a ADF閉状態継続時間記憶装置 45 表示手段

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿読取部と、 該原稿読取部上の原稿を読み取って記録用のシートに画
    像を形成する画像形成手段と、 原稿を前記画像読取部に給送する給送手段を備え、前記
    画像読取部に対して開閉自在の原稿搬送手段と、 前記原稿搬送手段の原稿の有無を検知する原稿有無検知
    手段と、前記原稿搬送手段の開閉を検知する開閉検知手
    段と、 該開閉検知手段の閉信号が発生してから現在までの経過
    時間を記憶する閉状態継続時間記憶装置と、 を有し、 前記原稿有無検知手段が原稿無しを検知し、前記閉状態
    継続時間記憶装置に記憶された原稿搬送手段の閉状態継
    続時間が所定時間以上である状態のもとで、使用者によ
    り画像形成開始ボタンが操作された場合に、前記画像形
    成手段が動作しないように制御することを特徴とする画
    像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記原稿搬送手段の閉状態継続時間が所
    定時間以下の場合においては、前記画像形成手段を動作
    可能に制御することを特徴とする請求項1に記載の画像
    形成装置。
  3. 【請求項3】 原稿搬送手段の閉状態継続時間が比較さ
    れる所定時間は、使用者又はサービスマンにより可変に
    設定できることを特徴とする請求項1又は2に記載の画
    像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記所定時間が略5分であることを特徴
    とする請求項1ないし3の何れか1項記載の画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 前記画像形成開始ボタンが再度操作され
    た場合には、前記画像形成手段の動作禁止を解除するよ
    うに制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形
    成装置。
  6. 【請求項6】 原稿読取部と、 該原稿読取部上の原稿を読み取って記録用のシートに画
    像を形成する 画像形成手段と、 原稿を前記画像読取部に給送する給送手段を備え、前記
    画像読取部に対して開閉自在の原稿搬送手段と、 前記原稿搬送手段の原稿の有無を検知する原稿有無検知
    手段と、 前記原稿搬送手段の開閉を検知する開閉検知手段と、 該開閉検知手段の閉信号が発生してから現在までの経過
    時間を記憶する閉状態継続時間記憶装置と、 を有し、 前記画像読取部へは使用者の操作によるブックモードで
    原稿の載置を行って前記画像形成手段による画像形成を
    行い、前記原稿有無検知手段が原稿無しを検知し、前記
    閉状態継続時間記憶装置に記憶された原稿搬送手段の閉
    状態継続時間が所定時間以上である状態のもとで、使用
    者により画像形成開始ボタンが操作された場合に、前記
    画像形成手段が動作しないように制御することを特徴と
    する画像形成装置。
  7. 【請求項7】 原稿読取部と、 該原稿読取部上の原稿を読み取って記録用のシートに画
    像を形成する 画像形成手段と、 原稿を前記画像読取部に給送する給送手段を備え、前記
    画像読取部に対して開閉自在の原稿搬送手段と、 前記原稿搬送手段の原稿の有無を検知する原稿有無検知
    手段と、前記原稿搬送手段の開閉を検知する開閉検知手
    段と、 該開閉検知手段の閉信号が発生してから現在までの経過
    時間を記憶する閉状態継続時間記憶装置と、 を有し、 前記原稿搬送手段を開閉した後に、前記原稿有無検知手
    段が原稿無しを検知し、前記閉状態継続時間記憶装置に
    記憶された原稿搬送手段の閉状態継続時間が所定時間以
    上である状態のもとで、使用者により画像形成開始ボタ
    ンが操作された場合に、前記画像形成手段が動作しない
    ように制御し、前記原稿搬送手段の開閉動作により前記
    画像形成手段の動作禁止を解除することを特徴とする画
    像形成装置。
  8. 【請求項8】 原稿読取部と、 該原稿読取部上の原稿を読み取って記録用のシートに画
    像を形成する画像形成手段と、 原稿を前記画像読取部に給送する給送手段を備え、前記
    画像読取部に対して開閉自在の原稿搬送手段と、 前記原稿搬送手段の原稿の有無を検知する原稿有無検知
    手段と、 前記原稿搬送手段の開閉を検知する開閉検知手段と、 該開閉検知手段の閉信号が発生してから現在までの経過
    時間を記憶する閉状態継続時間記憶装置と、 を有し、 前記画像読取部へは前記原稿搬送手段により原稿を給紙
    して前記画像形成手段により画像形成を行い、前記原稿
    有無検知手段が原稿無しを検知し、前記閉状態継続時間
    記憶装置に記憶された原稿搬送手段の閉状態継続時間が
    所定時間以上である状態のもとで、使用者により画像形
    成開始ボタンが操作された場合に、前記画像形成手段が
    動作しないように制御することを特徴とする画像形成装
    置。
  9. 【請求項9】 原稿読取部と、 該原稿読取部上の原稿を読み取って記録用のシートに画
    像を形成する画像形成手段と、 原稿を前記画像読取部に給送する給送手段を備え、前記
    画像読取部に対して開閉自在の原稿搬送手段と、 前記原稿搬送手段の原稿の有無を検知する原稿有無検知
    手段と、 前記原稿搬送手段の開閉を検知する開閉検知手段と、 該開閉検知手段の閉信号が発生してから現在までの経過
    時間を記憶する閉状態継続時間記憶装置と、 を有し、 前記画像読取部へは使用者の操作によるブックモードで
    原稿の載置を行って前記画像形成手段による画像形成を
    行い、前記原稿を前記画像読取部に載置したままの状態
    で、前記原稿有無検知手段が原稿無しを検知し、前記閉
    状態継続時間記憶装置に記憶された原稿搬送手段の閉状
    態継続時間が所定時間以上である状態のもとで、使用者
    により画像形成開始ボタンが操作された場合に、前記画
    像形成手段が動作しないように制御することを特徴とす
    る画像形成装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8199373B2 (en) 2008-03-31 2012-06-12 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image scanning apparatus
JP2016143978A (ja) * 2015-01-30 2016-08-08 ブラザー工業株式会社 機能実行機器、通信機器のためのコンピュータプログラム、及び、通信機器
US9706070B2 (en) 2014-04-01 2017-07-11 Canon Kabushiki Kaisha Image reading apparatus, image reading method, and computer program
US9906670B2 (en) 2015-03-31 2018-02-27 Kyocera Document Solutions Inc. Adaptive mode image forming apparatus

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