JPH07117895A - 用紙搬送装置 - Google Patents
用紙搬送装置Info
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- JPH07117895A JPH07117895A JP6195387A JP19538794A JPH07117895A JP H07117895 A JPH07117895 A JP H07117895A JP 6195387 A JP6195387 A JP 6195387A JP 19538794 A JP19538794 A JP 19538794A JP H07117895 A JPH07117895 A JP H07117895A
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- sensor
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 不用意なエラー表示を防止し、使い勝手の良
い用紙搬送装置を提供する。 【構成】 読取りがスタートするとセンサS3およびS
4がいずれもオフ(ステップS1およびステップS10
でNO)の場合、タイマT3がスタートする(S1
1)。そして、タイマT3がタイムアウトするまで、セ
ンサS3およびS4のいずれかがオンになるとエラー表
示はされず、以後の処理に移る。一方、タイマT3がタ
イムアウトするまでセンサS3およびS4がオフのまま
であるとき(S12でYES)、切替カバーが不完全な
開状態にあるとしてエラー表示がされる(S13)。
い用紙搬送装置を提供する。 【構成】 読取りがスタートするとセンサS3およびS
4がいずれもオフ(ステップS1およびステップS10
でNO)の場合、タイマT3がスタートする(S1
1)。そして、タイマT3がタイムアウトするまで、セ
ンサS3およびS4のいずれかがオンになるとエラー表
示はされず、以後の処理に移る。一方、タイマT3がタ
イムアウトするまでセンサS3およびS4がオフのまま
であるとき(S12でYES)、切替カバーが不完全な
開状態にあるとしてエラー表示がされる(S13)。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ファクシミリ装置に
関し、特に読取原稿の搬送路の切替えが可能なファクシ
ミリ装置に関するものである。
関し、特に読取原稿の搬送路の切替えが可能なファクシ
ミリ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】読取られた原稿の搬送路の切替を切替カ
バーの開閉によて切替えるファクシミリ装置が提案され
ている。これによって、原稿の排出方向を所望の方向に
簡単に選択することができる。
バーの開閉によて切替えるファクシミリ装置が提案され
ている。これによって、原稿の排出方向を所望の方向に
簡単に選択することができる。
【0003】一方、イメージセンサで原稿を読取る際発
生する静電気による画像ノイズを除去するために、イメ
ージセンサからアースをとったファクシミリ装置が提案
されている。
生する静電気による画像ノイズを除去するために、イメ
ージセンサからアースをとったファクシミリ装置が提案
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のフ
ァクシミリ装置では、搬送路の切替えは容易であるもの
の、不用意に切替えをするとすぐにエラー表示が出てし
まい、送信が停止されてしまうため使い勝手が悪い。ま
た、搬送路の切替えによて原稿が排出されているにもか
かわらず、ジャム表示がされてしまう場合がある。
ァクシミリ装置では、搬送路の切替えは容易であるもの
の、不用意に切替えをするとすぐにエラー表示が出てし
まい、送信が停止されてしまうため使い勝手が悪い。ま
た、搬送路の切替えによて原稿が排出されているにもか
かわらず、ジャム表示がされてしまう場合がある。
【0005】また、イメージセンサによって読取られた
原稿には静電気が生じているが、この静電気によって原
稿のジャムが発生しやすい。特に、搬送路の切替機構を
有するファクシミリ装置にあっては、搬送路の各々でジ
ャムが生じるおそれがある。
原稿には静電気が生じているが、この静電気によって原
稿のジャムが発生しやすい。特に、搬送路の切替機構を
有するファクシミリ装置にあっては、搬送路の各々でジ
ャムが生じるおそれがある。
【0006】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、不用意なエラー表示を防止し、
使い勝手の良い用紙搬送装置を提供することを目的とす
る。
ためになされたもので、不用意なエラー表示を防止し、
使い勝手の良い用紙搬送装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る用
紙搬送装置は、搬送路の切替機構を有する用紙搬送装置
であって、搬送路の切替機構の設定状態を検出する検出
手段と、検出手段により切替機構の設定状態が正常でな
い旨の検出出力に応答して、所定時間の計数を開始する
計数手段と、計数手段による計数が終了するまでに、検
出手段が切替機構の設定状態が正常である旨を検出しな
いとき、エラー表示を行なう表示手段とを備えたもので
ある。
紙搬送装置は、搬送路の切替機構を有する用紙搬送装置
であって、搬送路の切替機構の設定状態を検出する検出
手段と、検出手段により切替機構の設定状態が正常でな
い旨の検出出力に応答して、所定時間の計数を開始する
計数手段と、計数手段による計数が終了するまでに、検
出手段が切替機構の設定状態が正常である旨を検出しな
いとき、エラー表示を行なう表示手段とを備えたもので
ある。
【0008】請求項2の発明に係る用紙搬送装置は、搬
送路の第1の位置と第2の位置との間に第1の位置から
第3の位置へ搬送路を切替える切替機構を有する用紙搬
送装置であって、用紙が前記第1の位置を通過した旨を
検出する第1の検出手段と、第1の検出手段の検出出力
に応答して、所定時間の計数を開始する計数手段と、用
紙が前記第2の位置を通過した旨を検出する第2の検出
手段と、計数手段による計数が終了するまでに用紙が第
2の位置を通過した旨を前記第2の検出手段が検出しな
いとき、切替機構の設定状態を確認する確認手段とを備
えたものである。
送路の第1の位置と第2の位置との間に第1の位置から
第3の位置へ搬送路を切替える切替機構を有する用紙搬
送装置であって、用紙が前記第1の位置を通過した旨を
検出する第1の検出手段と、第1の検出手段の検出出力
に応答して、所定時間の計数を開始する計数手段と、用
紙が前記第2の位置を通過した旨を検出する第2の検出
手段と、計数手段による計数が終了するまでに用紙が第
2の位置を通過した旨を前記第2の検出手段が検出しな
いとき、切替機構の設定状態を確認する確認手段とを備
えたものである。
【0009】
【作用】請求項1の発明においては、計数手段の計数の
終了を条件にエラー表示が制御される。
終了を条件にエラー表示が制御される。
【0010】請求項2の発明においては、第2の位置を
原稿が通過しないときには切替機構の状態が確認され
る。
原稿が通過しないときには切替機構の状態が確認され
る。
【0011】
【実施例】図1はこの発明の一実施例に係るファクシミ
リ装置の外観斜視図である。
リ装置の外観斜視図である。
【0012】図を参照して、本体400上部の操作パネ
ル60には、ファクシミリ装置の動作状態等を表わすL
CD601、種々の数値を入力するためのテンキー60
3が設けられている。ファクシミリ装置上部のトレイ4
01は、送信用の原稿が載置されるものである。この上
に載置された原稿は自動給紙機構(ADF)により本体
400内部に搬送され、イメージセンサ(後述する)に
よって読取られる。そして、読取られた原稿は、トレイ
402に排出される構成となっている。また、本体40
0の背面には、プリント後の記録紙が排出されるトレイ
403が配置されている。
ル60には、ファクシミリ装置の動作状態等を表わすL
CD601、種々の数値を入力するためのテンキー60
3が設けられている。ファクシミリ装置上部のトレイ4
01は、送信用の原稿が載置されるものである。この上
に載置された原稿は自動給紙機構(ADF)により本体
400内部に搬送され、イメージセンサ(後述する)に
よって読取られる。そして、読取られた原稿は、トレイ
402に排出される構成となっている。また、本体40
0の背面には、プリント後の記録紙が排出されるトレイ
403が配置されている。
【0013】図2は、図1のファクシミリ装置の断面構
造である。図を参照して、イメージスキャナ45は、送
信用原稿の読取を走査するイメージセンサ451等によ
り構成されている。トレイ401にセットされて送り込
まれ、イメージセンサ451によって読取られた原稿
は、原稿搬送路452を介してトレイ402上に排出さ
れる。イメージスキャナ45内には、イメージセンサの
他、原稿搬送用の駆動モータ、原稿の有無の検出セン
サ、カバー開閉検出センサ、ジャム検出センサ等(詳細
は後述する)が設けられている。また、原稿搬送路は搬
送路切替カバー31を解放することによってトレイ40
2の方向へUターンさせずに、ストレートにファクシミ
リ装置外へ原稿を排出することができる。
造である。図を参照して、イメージスキャナ45は、送
信用原稿の読取を走査するイメージセンサ451等によ
り構成されている。トレイ401にセットされて送り込
まれ、イメージセンサ451によって読取られた原稿
は、原稿搬送路452を介してトレイ402上に排出さ
れる。イメージスキャナ45内には、イメージセンサの
他、原稿搬送用の駆動モータ、原稿の有無の検出セン
サ、カバー開閉検出センサ、ジャム検出センサ等(詳細
は後述する)が設けられている。また、原稿搬送路は搬
送路切替カバー31を解放することによってトレイ40
2の方向へUターンさせずに、ストレートにファクシミ
リ装置外へ原稿を排出することができる。
【0014】このプリンタエンジン(記録部)46はい
わゆる電子写真式のものであり、感光体ドラム、現像
器、トナーボックス等よりなるイメージジングカートリ
ッジ461と、感光体ドラムに静電潜像を形成するレー
ザ光学系463と、ヒータを備えた定着器462等より
構成されている。給紙カセット464に蓄えられた記録
用紙は、給紙ローラ(図示せず)によりイメージジング
カートリッジ461に搬送され、感光体ドラム上のトナ
ー像が転写される。記録用紙上のトナー像は定着器46
2によって加熱され、記録用紙上に定着する。そして、
定着後の記録用紙はトレイ403上に排出される。
わゆる電子写真式のものであり、感光体ドラム、現像
器、トナーボックス等よりなるイメージジングカートリ
ッジ461と、感光体ドラムに静電潜像を形成するレー
ザ光学系463と、ヒータを備えた定着器462等より
構成されている。給紙カセット464に蓄えられた記録
用紙は、給紙ローラ(図示せず)によりイメージジング
カートリッジ461に搬送され、感光体ドラム上のトナ
ー像が転写される。記録用紙上のトナー像は定着器46
2によって加熱され、記録用紙上に定着する。そして、
定着後の記録用紙はトレイ403上に排出される。
【0015】図3は図1のファクシミリ装置の制御構成
を示すシステムブロック図である。図を参照して、モー
タ705はプリンタエンジン46を駆動するためのもの
である。各種センサ706は、記録用紙を検出するペー
パーセンサ、トナーの残量を検出するトナーエンプティ
センサ、ヒータ707の温度を検出する温度センサ等に
より構成されている。また、ヒータ707は定着器46
2用のものであり、ハロゲンランプ等により構成されて
いる。モータ705、各種センサ706およびヒータ7
07は、CPU等よりなるプリンタコントローラ703
によりその動作が制御される構成となっている。
を示すシステムブロック図である。図を参照して、モー
タ705はプリンタエンジン46を駆動するためのもの
である。各種センサ706は、記録用紙を検出するペー
パーセンサ、トナーの残量を検出するトナーエンプティ
センサ、ヒータ707の温度を検出する温度センサ等に
より構成されている。また、ヒータ707は定着器46
2用のものであり、ハロゲンランプ等により構成されて
いる。モータ705、各種センサ706およびヒータ7
07は、CPU等よりなるプリンタコントローラ703
によりその動作が制御される構成となっている。
【0016】NCU(Network Control
Unit)702は、電話回線を利用したデータ通信
の制御を行なう。タイマ704は、カウンタタイマコン
トローラ等により構成され、パワーセーブモードのタイ
マ動作の管理や原稿の搬送状態の把握等を行なう。ブザ
ー50は、読取るべき原稿のセット完了を知らせるもの
であり、操作パネル60にはLCD601、テンキー6
03等が含まれる。イメージスキャナ45には原稿を読
取るイメージセンサ451、ローラ等を駆動するための
モータ453、原稿の存在を検知する各種センサ454
が含まれる。コントローラ701はCPU、画像メモリ
等よりなり、ファクシミリ装置全体の動作を制御するも
のである。なお、この実施例に係るファクシミリ装置は
いわゆるポーリング受信、タイマポーリング受信および
送信予約等を行なうことが可能である。
Unit)702は、電話回線を利用したデータ通信
の制御を行なう。タイマ704は、カウンタタイマコン
トローラ等により構成され、パワーセーブモードのタイ
マ動作の管理や原稿の搬送状態の把握等を行なう。ブザ
ー50は、読取るべき原稿のセット完了を知らせるもの
であり、操作パネル60にはLCD601、テンキー6
03等が含まれる。イメージスキャナ45には原稿を読
取るイメージセンサ451、ローラ等を駆動するための
モータ453、原稿の存在を検知する各種センサ454
が含まれる。コントローラ701はCPU、画像メモリ
等よりなり、ファクシミリ装置全体の動作を制御するも
のである。なお、この実施例に係るファクシミリ装置は
いわゆるポーリング受信、タイマポーリング受信および
送信予約等を行なうことが可能である。
【0017】図4は図1のファクシミリ装置のイメージ
スキャナ45の要部と搬送路切替カバー31とを示した
断面構造図である。
スキャナ45の要部と搬送路切替カバー31とを示した
断面構造図である。
【0018】図を参照して、原稿の搬送方向から見て上
流側には、第1ローラ1および第2ローラ3が設けられ
ている。そしてその下流側直後には搬送開始センサS1
が設けられ密着型イメージセンサ451とこれに対向す
るプラテンローラ5が配置されている。なお、イメージ
センサ451の下流側直後には、除電ブラシ21が取付
けられている。また、イメージセンサ451の下流に
は、一対の第1の搬送ローラ7が設けられ、さらにU字
状に形成された原稿搬送路452に面する搬送路切替カ
バー31が設けられている。搬送路切替カバー31は、
軸13を中心に回動自在であり、その上部および下部に
は、搬送路切替カバー31の開閉を検知するためのカバ
ー閉センサS3およびカバー開センサS4が設けられて
いる。搬送路切替カバー31の下流側には一対の第2の
搬送ローラ9と、排出用の一対の第3の搬送ローラ11
が設けられている。第2の搬送ローラ9と第3の搬送ロ
ーラ11との間には原稿のジャムを検出するためのジャ
ム検出センサS2が設けられている。
流側には、第1ローラ1および第2ローラ3が設けられ
ている。そしてその下流側直後には搬送開始センサS1
が設けられ密着型イメージセンサ451とこれに対向す
るプラテンローラ5が配置されている。なお、イメージ
センサ451の下流側直後には、除電ブラシ21が取付
けられている。また、イメージセンサ451の下流に
は、一対の第1の搬送ローラ7が設けられ、さらにU字
状に形成された原稿搬送路452に面する搬送路切替カ
バー31が設けられている。搬送路切替カバー31は、
軸13を中心に回動自在であり、その上部および下部に
は、搬送路切替カバー31の開閉を検知するためのカバ
ー閉センサS3およびカバー開センサS4が設けられて
いる。搬送路切替カバー31の下流側には一対の第2の
搬送ローラ9と、排出用の一対の第3の搬送ローラ11
が設けられている。第2の搬送ローラ9と第3の搬送ロ
ーラ11との間には原稿のジャムを検出するためのジャ
ム検出センサS2が設けられている。
【0019】図5は図4の断面構造図において、搬送路
を切替えた場合の状況を示した図である。
を切替えた場合の状況を示した図である。
【0020】図を参照して、図5の(1)は、搬送路切
替カバー31を閉じた状態であり、原稿は図の矢印で示
されているように、搬送路切替カバー31の部分でUタ
ーンして排出される。この場合、センサS3はオンの状
態であり、センサS4はオフの状態となっている。
替カバー31を閉じた状態であり、原稿は図の矢印で示
されているように、搬送路切替カバー31の部分でUタ
ーンして排出される。この場合、センサS3はオンの状
態であり、センサS4はオフの状態となっている。
【0021】一方、図5の(2)は、搬送路切替カバー
を開けた状態を示したものであり、原稿は矢印で示され
ているように、搬送路切替カバー31の部分でUターン
することなく、直接ストレートに排出される。
を開けた状態を示したものであり、原稿は矢印で示され
ているように、搬送路切替カバー31の部分でUターン
することなく、直接ストレートに排出される。
【0022】この場合、センサS3はオフの状態であ
り、センサS4はオンの状態となっている。このように
センサS3およびS4の状態を検出することによって、
搬送路切替カバー31の開状態または閉状態が検出され
る。
り、センサS4はオンの状態となっている。このように
センサS3およびS4の状態を検出することによって、
搬送路切替カバー31の開状態または閉状態が検出され
る。
【0023】図6はこの発明の一実施例による原稿の搬
送ミスの検知方法の概要を説明するための図である。
送ミスの検知方法の概要を説明するための図である。
【0024】以下、図4および図5も参照しつつその内
容を説明する。原稿はセットされた後に、操作パネルか
ら読取動作が指示され、読取りが開始されると、第1ロ
ーラ1、第2ローラ3およびプラテンローラ5および第
1の搬送ローラ7が駆動され、原稿がイメージセンサ4
51に送り込まれる。このとき、搬送開始センサS1が
オンになり、タイマT1のカウントが開始される。
容を説明する。原稿はセットされた後に、操作パネルか
ら読取動作が指示され、読取りが開始されると、第1ロ
ーラ1、第2ローラ3およびプラテンローラ5および第
1の搬送ローラ7が駆動され、原稿がイメージセンサ4
51に送り込まれる。このとき、搬送開始センサS1が
オンになり、タイマT1のカウントが開始される。
【0025】イメージセンサ451によって読取られた
原稿用紙はプラテンローラ5および第1の搬送ローラ7
によって搬送される。
原稿用紙はプラテンローラ5および第1の搬送ローラ7
によって搬送される。
【0026】搬送方向は図5の(1)に示したように搬
送路切替カバー31が閉じた状態のときにUターンして
搬送される搬送(以下「Uターン搬送」という)および
図5の(2)で示したように搬送路切替カバー31が開
の状態のときにストレートに搬送される搬送(以下「ス
トレート搬送」という)のいずれか1方向への搬送が行
なわれる。なお、搬送路452は、大部分搬送ガイドに
よって形成されているが、Uターン搬送においては、搬
送路切替カバー31の内側を搬送路の一部としている。
送路切替カバー31が閉じた状態のときにUターンして
搬送される搬送(以下「Uターン搬送」という)および
図5の(2)で示したように搬送路切替カバー31が開
の状態のときにストレートに搬送される搬送(以下「ス
トレート搬送」という)のいずれか1方向への搬送が行
なわれる。なお、搬送路452は、大部分搬送ガイドに
よって形成されているが、Uターン搬送においては、搬
送路切替カバー31の内側を搬送路の一部としている。
【0027】ストレート搬送においては、読取り後の原
稿用紙は第1の搬送ローラ7を通過後Uターンせずにそ
のまま排出される。すなわち、搬送路切替カバー31を
開けることによって、第1の搬送ローラ7の後に搬送路
切替カバー31の内面によりストレート搬送用の原稿排
出部が形成され、この原稿排出部に原稿が排出される。
稿用紙は第1の搬送ローラ7を通過後Uターンせずにそ
のまま排出される。すなわち、搬送路切替カバー31を
開けることによって、第1の搬送ローラ7の後に搬送路
切替カバー31の内面によりストレート搬送用の原稿排
出部が形成され、この原稿排出部に原稿が排出される。
【0028】ここで、搬送路切替カバー31の近傍に
は、カバー閉センサS3とカバー開センサS4が設けら
れている。そしてこのカバー閉センサS3およびカバー
開センサS4によって現在の搬送路切替カバーの状態、
すなわちUターン搬送かストレート搬送かが判明する。
は、カバー閉センサS3とカバー開センサS4が設けら
れている。そしてこのカバー閉センサS3およびカバー
開センサS4によって現在の搬送路切替カバーの状態、
すなわちUターン搬送かストレート搬送かが判明する。
【0029】図5の(1)の状態ではS3がオンでかつ
S4がオフとなっており、これによって搬送路切替カバ
ーが閉じた状態と判断され、これはUターン搬送を意味
する。
S4がオフとなっており、これによって搬送路切替カバ
ーが閉じた状態と判断され、これはUターン搬送を意味
する。
【0030】図5の(2)の状態ではS3がオフかつS
4がオンとなっており、これによって搬送路切替カバー
が開かれていると判断され、これはストレート搬送を意
味する。
4がオンとなっており、これによって搬送路切替カバー
が開かれていると判断され、これはストレート搬送を意
味する。
【0031】図5の(1)と(2)との中間位置に搬送
路切替カバーが存在するときには、S3がオフかつS4
がオフとなり、これは搬送路切替カバーが不完全な開閉
状態となっている場合または、搬送路切替カバーを開閉
いずれかに切替えようとした途中の状態であることを意
味している。
路切替カバーが存在するときには、S3がオフかつS4
がオフとなり、これは搬送路切替カバーが不完全な開閉
状態となっている場合または、搬送路切替カバーを開閉
いずれかに切替えようとした途中の状態であることを意
味している。
【0032】Uターン搬送におけるジャム検出 Uターン搬送においては、読取後の原稿用紙を搬送路に
沿ってUターンして原稿を排出する。排出部近傍には、
ジャムセンサS2が設けられており、搬送されてきた原
稿を検出するか否かによってジャム検出が行なわれる。
すなわち、前述のタイマT1のタイムアウトまでにセン
サS2が原稿を検出しなければ、原稿のジャムが発生し
たと判断し、操作パネル60上のLCD表示部601に
エラーを表示するとともに読取動作を中止する。
沿ってUターンして原稿を排出する。排出部近傍には、
ジャムセンサS2が設けられており、搬送されてきた原
稿を検出するか否かによってジャム検出が行なわれる。
すなわち、前述のタイマT1のタイムアウトまでにセン
サS2が原稿を検出しなければ、原稿のジャムが発生し
たと判断し、操作パネル60上のLCD表示部601に
エラーを表示するとともに読取動作を中止する。
【0033】ストレート搬送におけるジャム検出 ストレート搬送においては、Uターン搬送経路中にある
ジャムセンサS2を通過しないため、ジャムセンサS2
によるジャムの検出は行なわれない。このようにするこ
とによって、ストレート搬送時にUターン搬送の排出部
での誤ったジャム検出を防止している。
ジャムセンサS2を通過しないため、ジャムセンサS2
によるジャムの検出は行なわれない。このようにするこ
とによって、ストレート搬送時にUターン搬送の排出部
での誤ったジャム検出を防止している。
【0034】搬送途中で搬送路が切替ったときのジャム
検出 搬送路切替カバー31は手動で操作されるため、いつ切
替えられるかが不明である。したがって、原稿読取開始
前にはUターン搬送が行なわれるように搬送路切替カバ
ー31が閉まっていても読取開始後原稿が搬送途中にあ
るときにストレート搬送に切替えるべく搬送路切替カバ
ー31が開けられる場合がある。
検出 搬送路切替カバー31は手動で操作されるため、いつ切
替えられるかが不明である。したがって、原稿読取開始
前にはUターン搬送が行なわれるように搬送路切替カバ
ー31が閉まっていても読取開始後原稿が搬送途中にあ
るときにストレート搬送に切替えるべく搬送路切替カバ
ー31が開けられる場合がある。
【0035】そのような場合、当初の設定はUターン搬
送(センサS3がオンかつS4がオフ)であるため、原
稿はストレート搬送によって排出されていても、タイマ
T1はスタートしているため、タイマT1とジャムセン
サS2によるジャムの検出が行なわれてしまうことにな
る。
送(センサS3がオンかつS4がオフ)であるため、原
稿はストレート搬送によって排出されていても、タイマ
T1はスタートしているため、タイマT1とジャムセン
サS2によるジャムの検出が行なわれてしまうことにな
る。
【0036】そこでセンサS3およびS4のオンオフに
よって再度カバーの開閉状態を検知し、これによってス
トレート搬送と判定されると、Uターン搬送におけるジ
ャム検出が行なわれる条件であるタイマT1がタイムア
ウトし、センサS2が原稿を検出しなくても、ジャムが
発生したと扱われず、ジャムの誤検出が防止される。
よって再度カバーの開閉状態を検知し、これによってス
トレート搬送と判定されると、Uターン搬送におけるジ
ャム検出が行なわれる条件であるタイマT1がタイムア
ウトし、センサS2が原稿を検出しなくても、ジャムが
発生したと扱われず、ジャムの誤検出が防止される。
【0037】なお、搬送路切替カバー31の開閉が不完
全な状態のとき(センサS3およびS4がいずれもオ
フ)にはエラー検出するようにしている。これによっ
て、搬送路切替カバー31の開閉が不完全なとき、原稿
の読取動作を禁止している。しかし、上述のように、原
稿搬送中に搬送路切替カバー31が開または閉のときに
は、一次的に(センサS3がオフおよびS4がオフ)の
不完全な開閉状態に対応する状態が発生する。このよう
なときに上述のジャム検出のための搬送路切替カバーの
再確認が実行されるとエラーが発生してしまうことにな
り、読取りの中断という好ましくない事態となる。
全な状態のとき(センサS3およびS4がいずれもオ
フ)にはエラー検出するようにしている。これによっ
て、搬送路切替カバー31の開閉が不完全なとき、原稿
の読取動作を禁止している。しかし、上述のように、原
稿搬送中に搬送路切替カバー31が開または閉のときに
は、一次的に(センサS3がオフおよびS4がオフ)の
不完全な開閉状態に対応する状態が発生する。このよう
なときに上述のジャム検出のための搬送路切替カバーの
再確認が実行されるとエラーが発生してしまうことにな
り、読取りの中断という好ましくない事態となる。
【0038】そこで、このようなカバーの不完全な開閉
状態を検出しても、所定時間(タイマT3によって2秒
間としている)の経過を待って、その不完全開閉状態が
変化しないのを確認して始めてエラー表示を行なうこと
としている。
状態を検出しても、所定時間(タイマT3によって2秒
間としている)の経過を待って、その不完全開閉状態が
変化しないのを確認して始めてエラー表示を行なうこと
としている。
【0039】したがって、所定時間の経過前に搬送路切
替カバー31の開閉状態が“開”または“閉”のいずれ
かの状態に変化すると、上述の判定基準に従って処理さ
れる。
替カバー31の開閉状態が“開”または“閉”のいずれ
かの状態に変化すると、上述の判定基準に従って処理さ
れる。
【0040】なお、本実施例では、読取可能な原稿の最
大長さの仕様を規定しており、カウンタT2がタイムア
ウトとなった状態でも、センサS2がオフしないときは
原稿が仕様外の長尺用紙と判断されてエラー表示され
る。
大長さの仕様を規定しており、カウンタT2がタイムア
ウトとなった状態でも、センサS2がオフしないときは
原稿が仕様外の長尺用紙と判断されてエラー表示され
る。
【0041】図7および図8は図3のコントローラ70
1が行なう上記の搬送ミス検出の制御内容を示すフロー
チャートである。
1が行なう上記の搬送ミス検出の制御内容を示すフロー
チャートである。
【0042】読取スタートの開始が指示されると、ステ
ップS1において、センサS3がオンでかつセンサS4
がオフであるか否かが判別される。すなわち、搬送路切
替カバー31が閉状態のUターン搬送であるか否が判別
される。Uターン搬送であると判定されたとき、ステッ
プS2で原稿の搬送がスタートする。そしてステップS
3において、センサS1がオンされたか否かが判別され
る。センサS1がオンされると、ステップS4でタイマ
T1がスタートする。そして、ステップS5において、
センサS2がオンされたか否かが判別される。センサS
2がオンされると、すなわち原稿がセンサS2の位置に
到達したと判断されると、ステップS6においてタイマ
T2がスタートする。そしてタイマT2のタイムアウト
を待ってステップS8で再度センサS2のオン状態が判
別される。ステップS8においてもセンサS2がオンで
ある場合には、原稿の長さが仕様外のものであり、長尺
原稿としてステップS9でファクシミリ装置の操作部の
LCDにおいてエラー表示が行なわれ処理は終了する。
ップS1において、センサS3がオンでかつセンサS4
がオフであるか否かが判別される。すなわち、搬送路切
替カバー31が閉状態のUターン搬送であるか否が判別
される。Uターン搬送であると判定されたとき、ステッ
プS2で原稿の搬送がスタートする。そしてステップS
3において、センサS1がオンされたか否かが判別され
る。センサS1がオンされると、ステップS4でタイマ
T1がスタートする。そして、ステップS5において、
センサS2がオンされたか否かが判別される。センサS
2がオンされると、すなわち原稿がセンサS2の位置に
到達したと判断されると、ステップS6においてタイマ
T2がスタートする。そしてタイマT2のタイムアウト
を待ってステップS8で再度センサS2のオン状態が判
別される。ステップS8においてもセンサS2がオンで
ある場合には、原稿の長さが仕様外のものであり、長尺
原稿としてステップS9でファクシミリ装置の操作部の
LCDにおいてエラー表示が行なわれ処理は終了する。
【0043】一方、ステップS1において、搬送路切替
カバー31が閉の状態となっていないと判断されたとき
は、ステップS10において、センサS3がオフでかつ
センサS4がオンであるか否かが判別される。センサS
3がオフでかつセンサS4がオンである場合は、搬送路
切替カバー31が開の状態すなわちストレート搬送とな
っていると判断される。この場合は、ステップS22で
原稿の搬送をスタートし、センサS2の原稿検出に基づ
くジャム検出を行なうことなく処理を終了する。
カバー31が閉の状態となっていないと判断されたとき
は、ステップS10において、センサS3がオフでかつ
センサS4がオンであるか否かが判別される。センサS
3がオフでかつセンサS4がオンである場合は、搬送路
切替カバー31が開の状態すなわちストレート搬送とな
っていると判断される。この場合は、ステップS22で
原稿の搬送をスタートし、センサS2の原稿検出に基づ
くジャム検出を行なうことなく処理を終了する。
【0044】一方、ステップS10において、搬送路切
替カバー31が“開”の状態にもなっていないと判断さ
れると、ステップS11においてタイマT3がスタート
する。そしてステップS12において、タイマT3がタ
イムアウトしたか否かが判別される。タイマT3がタイ
ムアウトしていないときは、フローはステップS1に戻
り、ステップS1、S10、S12の判断を繰返すこと
になる。したがってタイマT3がタイムアウトするまで
に、センサS3およびS4の信号の状態が変わったとき
は、搬送路切替カバー31の開閉を行なう切替動作が完
了したと判断され、フローはステップS1またはS10
において分岐し各々の処理が行なわれることになる。
替カバー31が“開”の状態にもなっていないと判断さ
れると、ステップS11においてタイマT3がスタート
する。そしてステップS12において、タイマT3がタ
イムアウトしたか否かが判別される。タイマT3がタイ
ムアウトしていないときは、フローはステップS1に戻
り、ステップS1、S10、S12の判断を繰返すこと
になる。したがってタイマT3がタイムアウトするまで
に、センサS3およびS4の信号の状態が変わったとき
は、搬送路切替カバー31の開閉を行なう切替動作が完
了したと判断され、フローはステップS1またはS10
において分岐し各々の処理が行なわれることになる。
【0045】一方、ステップS12においてタイマT3
がタイムアウトしたと判断されたときは、搬送路切替カ
バー31が開閉いずれの状態でもない不完全な設置状態
が継続している判断され、ステップS13において、
“カバー不完全開”として操作パネルにおいてエラー表
示が行なわれた後フローは終了する。
がタイムアウトしたと判断されたときは、搬送路切替カ
バー31が開閉いずれの状態でもない不完全な設置状態
が継続している判断され、ステップS13において、
“カバー不完全開”として操作パネルにおいてエラー表
示が行なわれた後フローは終了する。
【0046】また、ステップS5において、センサS2
がオンとなっていないときには、ステップS14におい
て、タイマT1がタイムアウトしたか否かが判別され
る。そしてタイマT1がタイムアウトするまでフローは
ステップS5のステップを繰返すことになる。そしてス
テップS14において、タイマT1がタイムアウトした
と判断されたときは、ステップS15において、センサ
S3がオフでかつセンサS4がオンであるか否かが判別
される。すなわちステップS15において、搬送路切替
カバー31が“開”状態すなわちストレート搬送となっ
ているか否かが判断される。そしてステップS15にお
いてストレート搬送であると判断されたときは、読取ら
れた原稿は直接搬送路切替カバーの方向に排出され、セ
ンサS2の位置に到達することはないため、ステップS
16において、エラー表示することなく処理は終了す
る。
がオンとなっていないときには、ステップS14におい
て、タイマT1がタイムアウトしたか否かが判別され
る。そしてタイマT1がタイムアウトするまでフローは
ステップS5のステップを繰返すことになる。そしてス
テップS14において、タイマT1がタイムアウトした
と判断されたときは、ステップS15において、センサ
S3がオフでかつセンサS4がオンであるか否かが判別
される。すなわちステップS15において、搬送路切替
カバー31が“開”状態すなわちストレート搬送となっ
ているか否かが判断される。そしてステップS15にお
いてストレート搬送であると判断されたときは、読取ら
れた原稿は直接搬送路切替カバーの方向に排出され、セ
ンサS2の位置に到達することはないため、ステップS
16において、エラー表示することなく処理は終了す
る。
【0047】一方、ステップS15において、ストレー
ト搬送でないと判断されたときは、ステップS17にお
いて、センサS3がオンでかつセンサS4がオフである
か否かが判別される。すなわちS17において、Uター
ン搬送であるか否かが判別される。そしてUターン搬送
であると判断されたときは、タイマT1の設定時間内
に、センサS2の位置に到達すべき原稿が検知されてい
ないことから、原稿のジャムが発生したものと判断さ
れ、ステップS18において、操作パネルにジャムの発
生が生じたものとしてエラー表示がなされた後処理は終
了する。
ト搬送でないと判断されたときは、ステップS17にお
いて、センサS3がオンでかつセンサS4がオフである
か否かが判別される。すなわちS17において、Uター
ン搬送であるか否かが判別される。そしてUターン搬送
であると判断されたときは、タイマT1の設定時間内
に、センサS2の位置に到達すべき原稿が検知されてい
ないことから、原稿のジャムが発生したものと判断さ
れ、ステップS18において、操作パネルにジャムの発
生が生じたものとしてエラー表示がなされた後処理は終
了する。
【0048】ステップS17において、Uターン搬送で
もないと判断されたときは、ステップS19において、
タイマT3がスタートする。そしてタイマT3がタイム
アウトするまでに、フローはステップS15、S17、
S20の判断を繰返すことになる。ここでタイマT3の
設定時間は約2秒間であるが、このようにするのは、搬
送路切替カバーを開または閉の状態から閉または開の状
態に切替えている途中の状態をエラーとして処理をしな
いためである。そして、ステップS20において、タイ
マT3がタイムアウトしたと判断されたときは、搬送路
切替カバーが開または閉の状態のいずれの状態でもない
状態が2秒間続いたことを意味することになり、ステッ
プS21において、カバーが不完全開であるとしてエラ
ー表示を行なった後処理は終了する。
もないと判断されたときは、ステップS19において、
タイマT3がスタートする。そしてタイマT3がタイム
アウトするまでに、フローはステップS15、S17、
S20の判断を繰返すことになる。ここでタイマT3の
設定時間は約2秒間であるが、このようにするのは、搬
送路切替カバーを開または閉の状態から閉または開の状
態に切替えている途中の状態をエラーとして処理をしな
いためである。そして、ステップS20において、タイ
マT3がタイムアウトしたと判断されたときは、搬送路
切替カバーが開または閉の状態のいずれの状態でもない
状態が2秒間続いたことを意味することになり、ステッ
プS21において、カバーが不完全開であるとしてエラ
ー表示を行なった後処理は終了する。
【0049】本実施例では、ステップS14でタイマT
1がタイムアップしてから、ステップS15にて、カバ
ーの開閉状態を確認し、ジャムとするか否かを判断して
いる。これに対して、図8に対応する、この発明の他の
実施例による図10のフローチャートのように、タイマ
T1がタイムアップ(S15でYES)する前であって
もカバーの開閉状態をチェック(S14)し、切替カバ
ーが開の状態であってストレート搬送であると判断され
る(S14でYES)と、タイマT1のカウントに係わ
らずエラー表示をすることなく処理を終了し、カバーが
閉状態の場合(S14でNO)にのみタイマT1のタイ
ムアップでジャムとするようにしてもよい。
1がタイムアップしてから、ステップS15にて、カバ
ーの開閉状態を確認し、ジャムとするか否かを判断して
いる。これに対して、図8に対応する、この発明の他の
実施例による図10のフローチャートのように、タイマ
T1がタイムアップ(S15でYES)する前であって
もカバーの開閉状態をチェック(S14)し、切替カバ
ーが開の状態であってストレート搬送であると判断され
る(S14でYES)と、タイマT1のカウントに係わ
らずエラー表示をすることなく処理を終了し、カバーが
閉状態の場合(S14でNO)にのみタイマT1のタイ
ムアップでジャムとするようにしてもよい。
【0050】図9は図4のイメージスキャナ部のうち、
自動原稿搬送装置(ADF)としての原稿投入部分の詳
細を示した断面構造図である。 図9の(1)は原稿を
セットする前の状態を示した図であり、図9の(2)は
原稿をセット完了した時点での状態を示した図であり、
図9の(3)は図9の(2)の状態からスタートキーを
押して原稿の搬送がスタートした時点の状態を示した図
である。
自動原稿搬送装置(ADF)としての原稿投入部分の詳
細を示した断面構造図である。 図9の(1)は原稿を
セットする前の状態を示した図であり、図9の(2)は
原稿をセット完了した時点での状態を示した図であり、
図9の(3)は図9の(2)の状態からスタートキーを
押して原稿の搬送がスタートした時点の状態を示した図
である。
【0051】従来のファクシミリ装置では、ADFに原
稿をセットすると、すぐにプレフィードが開始されるた
め、1度原稿をセットすると、抜き取ったり整頓したり
することは不可能であった。このため、1度セットした
原稿を取出すためには、かなりの時間を有した。また、
原稿が斜めにセットされている場合等であっても、その
まま読取部へフィードされてしまうため、ミスフィード
の原因にもなっていた。この実施例では、そのような不
具合を改善し、また原稿セット音を付加することによっ
て、ユーザの使い勝手を向上させている。
稿をセットすると、すぐにプレフィードが開始されるた
め、1度原稿をセットすると、抜き取ったり整頓したり
することは不可能であった。このため、1度セットした
原稿を取出すためには、かなりの時間を有した。また、
原稿が斜めにセットされている場合等であっても、その
まま読取部へフィードされてしまうため、ミスフィード
の原因にもなっていた。この実施例では、そのような不
具合を改善し、また原稿セット音を付加することによっ
て、ユーザの使い勝手を向上させている。
【0052】図を参照して、搬送口33には、第1ロー
ラ1に対向する位置にプレッシャープレート15が取付
けられ、第2ローラ3に対向する位置に原稿検出センサ
S5およびセパレータ17が取付けられている。
ラ1に対向する位置にプレッシャープレート15が取付
けられ、第2ローラ3に対向する位置に原稿検出センサ
S5およびセパレータ17が取付けられている。
【0053】図9の(1)は、搬送口33に、複数枚の
原稿19が、セットされようとする段階を示している。
原稿19が、セットされようとする段階を示している。
【0054】原稿19は、セパレータ17の位置にまで
到達すると、図9の(2)に示されているように、原稿
検出センサS5のレバー35を押し下げて回転させるこ
とによって、原稿19がセットされた旨の信号が、セン
サS5からコントローラ701に送られる。コントロー
ラ701は、この信号を受けて、図3に示されているよ
うに、ブザー50を動作させ、原稿のセットの旨をユー
ザに知らせる。これによって、ユーザは、原稿がADF
に正確にセットされたか否かが音によって判別でき、原
稿の不十分なセットによるミスフィードを防止すること
ができる。また、このように原稿がセットされることに
応答した音の付加によって、ユーザの原稿セット感を高
めることもできる。また図9の(2)の状態では、原稿
を抜き差しすることができるため、セットした後の原稿
の送信または複写動作等のキャンセルが容易となる。
到達すると、図9の(2)に示されているように、原稿
検出センサS5のレバー35を押し下げて回転させるこ
とによって、原稿19がセットされた旨の信号が、セン
サS5からコントローラ701に送られる。コントロー
ラ701は、この信号を受けて、図3に示されているよ
うに、ブザー50を動作させ、原稿のセットの旨をユー
ザに知らせる。これによって、ユーザは、原稿がADF
に正確にセットされたか否かが音によって判別でき、原
稿の不十分なセットによるミスフィードを防止すること
ができる。また、このように原稿がセットされることに
応答した音の付加によって、ユーザの原稿セット感を高
めることもできる。また図9の(2)の状態では、原稿
を抜き差しすることができるため、セットした後の原稿
の送信または複写動作等のキャンセルが容易となる。
【0055】そして図9の(2)の状態において、ブザ
ー音を確認した後、操作パネルから、原稿の送信処理を
指示すると、これに応答して、プレッシャープレート1
5が起き上がり複数枚の原稿19の最上部が第1ローラ
1に圧接される。これによって、原稿19の最上部の1
枚が第1ローラ1および第2ローラ3の回転によってイ
メージセンサ451の読取部分に搬送される。このよう
にして、原稿19は順次1枚ずつイメージセンサ451
によって読取られることになる。
ー音を確認した後、操作パネルから、原稿の送信処理を
指示すると、これに応答して、プレッシャープレート1
5が起き上がり複数枚の原稿19の最上部が第1ローラ
1に圧接される。これによって、原稿19の最上部の1
枚が第1ローラ1および第2ローラ3の回転によってイ
メージセンサ451の読取部分に搬送される。このよう
にして、原稿19は順次1枚ずつイメージセンサ451
によって読取られることになる。
【0056】なお、上記実施例では、ファクシミリ装置
に適用しているが、上記のような搬送路を有するもので
あれば、たとえばデジタル複写機等にも本願発明を適用
することができる。
に適用しているが、上記のような搬送路を有するもので
あれば、たとえばデジタル複写機等にも本願発明を適用
することができる。
【0057】また、上記の実施例では、搬送路切替カバ
ーの設定状態の検出はセンサS3およびS4によって検
出されているが、これらのセンサに代えて、他の状態検
出方法を用いても同様の効果を奏する。
ーの設定状態の検出はセンサS3およびS4によって検
出されているが、これらのセンサに代えて、他の状態検
出方法を用いても同様の効果を奏する。
【0058】また、上記の実施例では、ジャムの発生に
応じて操作パネルにエラーの表示を行なっているが、こ
の表示に代えて、警告ランプの点灯、あるいは、ブザー
等による警告音の発生によってエラーの警告を行なって
もよい。
応じて操作パネルにエラーの表示を行なっているが、こ
の表示に代えて、警告ランプの点灯、あるいは、ブザー
等による警告音の発生によってエラーの警告を行なって
もよい。
【0059】
【発明の効果】請求項1の発明は以上説明したとおり、
計数手段の計数の終了を条件にエラー表示が制御される
ので、切替機構の設定状態の不用意な変化にも対処が可
能となる。
計数手段の計数の終了を条件にエラー表示が制御される
ので、切替機構の設定状態の不用意な変化にも対処が可
能となる。
【0060】請求項2の発明は以上説明したとおり、第
2の位置を原稿が通過しないときには、切替機構の状態
が確認されるので、正しいジャム表示が確保され、装置
の信頼性が向上する。
2の位置を原稿が通過しないときには、切替機構の状態
が確認されるので、正しいジャム表示が確保され、装置
の信頼性が向上する。
【0061】
【図1】この発明の一実施例によるファクシミリ装置の
外観構成を示す斜視図である。
外観構成を示す斜視図である。
【図2】図1のファクシミリ装置の断面構造を示す図で
ある。
ある。
【図3】図1のファクシミリ装置の制御構成を示すシス
テムブロック図である。
テムブロック図である。
【図4】図2のイメージスキャナ部分の詳細な構造を示
す断面図である。
す断面図である。
【図5】図4のイメージスキャナの構造において、搬送
方向を切替えた状態を示す図である。
方向を切替えた状態を示す図である。
【図6】図1のファクシミリ装置において、原稿の搬送
ミスの検知方法の概要を説明するための図である。
ミスの検知方法の概要を説明するための図である。
【図7】図3のコントローラ701が行なう原稿の搬送
ミス検出の制御内容を示すフローチャートの一部であ
る。
ミス検出の制御内容を示すフローチャートの一部であ
る。
【図8】図3のコントローラ701が行なう原稿の搬送
ミス検出の制御内容を示すフローチャートの他の一部で
ある。
ミス検出の制御内容を示すフローチャートの他の一部で
ある。
【図9】図4のイメージスキャナ部分のうち、原稿投入
部分の詳細を示した図である。
部分の詳細を示した図である。
【図10】この発明の他の実施例によるコントローラ7
01のフローチャートであって、先の一実施例の図8に
対応する図である。
01のフローチャートであって、先の一実施例の図8に
対応する図である。
1 第1ローラ 3 第2ローラ 7 第1の搬送ローラ 9 第2の搬送ローラ 11 第3の搬送ローラ 19 原稿 31 搬送路切替カバー 45 イメージスキャナ 60 操作パネル 452 原稿搬送路 454 各種センサ 601 LCD 701 コントローラ 704 タイマ なお、図中において同一符号は同一部分または相当部分
を示す。
を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石塚 智美 大阪市中央区安土町二丁目3番13号大阪国 際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 増田 浩幸 大阪市中央区安土町二丁目3番13号大阪国 際ビル ミノルタ株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 搬送路の切替機構を有する用紙搬送装置
であって、 前記搬送路の切替機構の設定状態を検出する検出手段
と、 前記検出手段による前記切替機構の設定状態が正常でな
い旨の検出出力に応答して、所定時間の計数を開始する
計数手段と、 前記計数手段による計数が終了するまでに、前記検出手
段が前記切替機構の設定状態が正常である旨を検出しな
いとき、エラー表示を行なう表示手段とを備えた、用紙
搬送装置。 - 【請求項2】 搬送路の第1の位置と第2の位置との間
に前記第1の位置から第3の位置へ搬送路を切替える切
替機構を有する用紙搬送装置であって、 用紙が前記第1の位置を通過した旨を検出する第1の検
出手段と、 前記第1の検出手段の検出出力に応答して、所定時間の
計数を開始する計数手段と、 用紙が前記第2の位置を通過した旨を検出する第2の検
出手段と、 前記計数手段による計数が終了するまでに用紙が前記第
2の位置を通過した旨を前記第2の検出手段が検出しな
いとき、前記切替機構の設定状態を確認する確認手段と
を備えた、用紙搬送装置。 - 【請求項3】 前記確認手段による前記切替機構の設定
状態が正常でない旨の出力に応答して、所定時間の計数
を開始する第2の計数手段と、 前記第2の計数手段による計数が終了するまでに、前記
確認手段が前記切替機構の設定状態が正常である旨を検
出しないとき、エラー表示を行なう表示手段とをさらに
備えた、請求項2記載の用紙搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6195387A JPH07117895A (ja) | 1993-08-31 | 1994-08-19 | 用紙搬送装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5-215591 | 1993-08-31 | ||
JP21559193 | 1993-08-31 | ||
JP6195387A JPH07117895A (ja) | 1993-08-31 | 1994-08-19 | 用紙搬送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07117895A true JPH07117895A (ja) | 1995-05-09 |
Family
ID=26509086
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6195387A Withdrawn JPH07117895A (ja) | 1993-08-31 | 1994-08-19 | 用紙搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07117895A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010016539A (ja) * | 2008-07-02 | 2010-01-21 | Canon Electronics Inc | 画像読取装置 |
JP2010206696A (ja) * | 2009-03-05 | 2010-09-16 | Canon Electronics Inc | 画像読取装置 |
JP2013251726A (ja) * | 2012-05-31 | 2013-12-12 | Brother Ind Ltd | 画像読取装置 |
JP2014099826A (ja) * | 2012-11-16 | 2014-05-29 | Brother Ind Ltd | 画像読取装置 |
JP2014099827A (ja) * | 2012-11-16 | 2014-05-29 | Brother Ind Ltd | 自動原稿送り装置及び画像形成装置 |
-
1994
- 1994-08-19 JP JP6195387A patent/JPH07117895A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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