JP2000309467A - 画像読取記録装置 - Google Patents

画像読取記録装置

Info

Publication number
JP2000309467A
JP2000309467A JP11117992A JP11799299A JP2000309467A JP 2000309467 A JP2000309467 A JP 2000309467A JP 11117992 A JP11117992 A JP 11117992A JP 11799299 A JP11799299 A JP 11799299A JP 2000309467 A JP2000309467 A JP 2000309467A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
sheet
unit
recording sheet
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11117992A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruo Ishizuka
石塚  晴男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP11117992A priority Critical patent/JP2000309467A/ja
Publication of JP2000309467A publication Critical patent/JP2000309467A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
  • Pile Receivers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、原稿排出部に記録済みの記録シー
トを排出したり、記録シート排出部に読取済みのシート
状原稿を排出することで読取動作と記録動作でシート排
出部を共用することが出来、有限な記録シート排出部及
び原稿排出部を有効に活用することが出来る画像読取記
録装置を提供することを可能にすることを目的としてい
る。 【解決手段】 読取済みの原稿Dを記録シート排出トレ
イ13a上に排出する第1の搬送経路と、記録済みの記録
シートPを原稿排出トレイ9上に排出する第2の搬送経
路を有し、記録シート排出部13を画像記録装置本体4の
上部に配置し、中間トレイ27をその真下に配置し、原稿
排出トレイ9を記録シート排出部13の真上に配置して構
成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル複写機、
プリンタ、ファクシミリ等の入力された画像情報を記録
シートに記録する画像記録装置を備え、これにシート状
原稿の画像情報を読み取る画像読取部を備えた画像読取
記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のデジタル複写機、プリンタ、ファ
クシミリ等の入力された画像情報を記録シートに記録す
る画像記録装置を備え、これにシート状原稿の画像情報
を読み取る画像読取部を備えた画像読取記録装置におい
ては、特許第2632412号公報に記載されているように片
面に記録済みの記録シートの表裏面を反転して再度記録
可能なように構成したものがある。また、同公報には記
録済みの記録シートの排出部を選択可能とする提案が記
載されている。
【0003】また、特公平7-94302号公報に記載された
ように画像記録装置の上部に記録済みの記録シートを積
載するように構成したものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
従来例において、特許第2632412号公報に記載された技
術では、記録済みの記録シートの反転経路が画像記録部
と記録シート給送部との中間に配置されており、この部
分で記録シートのジャムが発生した場合に記録シートの
反転経路内に記録シートが滞留しているか否かを確認し
難い虞がある。
【0005】また、正常に動作している場合では反転経
路内の記録シートの状況が確認し難く記録動作がどのよ
うに進行しているかが分かり難い。また、反転経路内に
ジャムした記録シートが滞留している場合にその記録シ
ートを取り除くために反転経路全体を引き出す等の大が
かりな構造が必要となる場合があり、装置のコストが高
くなる可能性がある。
【0006】また、装置本体内部に設けられた記録シー
ト排出部が機密性を必要としない場合は記録シートの有
無の確認や記録済みの記録シートの取り出しが不便にな
り易い。
【0007】また、特公平7-94302号公報に記載された
技術では、装置本体上部に積載された記録シートが記録
面を下向きにしたフェイスダウンで積載されるため、積
載された記録シートの記録状態を確認しようとした場
合、記録シートを一旦めくる等して裏面(記録面)を見
る必要があり、不便である。
【0008】また、記録動作中の記録シートの記録状態
を確認しようとした場合、記録シートの積載状態を乱し
てしまう可能性があった。
【0009】本発明は前記課題を解決するものであり、
その目的とするところは、簡単な構成で記録シートに触
れることなく記録後の記録シート上の記録画像の確認が
容易に出来、記録シートの表裏面を反転して記録シート
の両面記録を行う場合に使用される装置本体内部に設け
られる中間載置部を記録シートの排出部として使用する
ことが出来、更に中間載置部を記録シートの排出部とし
て使用した場合でも記録シートの有無の確認や記録済み
の記録シートの取り出しが容易で、更には原稿排出部に
記録済みの記録シートを排出したり、記録シート排出部
に読取済みのシート状原稿を排出することで読取動作と
記録動作でシート排出部を共用することが出来、追加の
シート排出部を装備せずに読取済み原稿や記録済みの記
録シートを仕分けして有限な記録シート排出部及び原稿
排出部を有効に活用することが出来る画像読取記録装置
を提供せんとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明に係る画像読取記録装置の代表的な構成は、シ
ート状原稿の画像情報を読み取る画像読取部と、前記画
像読取部により画像情報が読み取られたシート状原稿を
排出する原稿排出部と、画像情報に応じて記録シートに
画像を記録する画像記録部と、前記画像記録部により画
像が記録された記録シートを排出する記録シート排出部
と、前記画像記録部により画像が記録された記録シート
の表裏面を反転して該記録シートを前記画像記録部に再
給送するために一旦、記録シートを載置収容する中間載
置部と、前記中間載置部に載置した記録シートを再給送
する再給送部と、前記画像読取部により画像情報が読み
取られたシート状原稿を前記記録シート排出部に搬送す
る第1の搬送経路及び/または前記画像記録部により画
像が記録された記録シートを前記原稿排出部に搬送する
第2の搬送経路とを有し、前記記録シート排出部を装置
本体の上部に配置し、且つ前記中間載置部を前記記録シ
ート排出部の真下に配置し、且つ前記原稿排出部を前記
記録シート排出部の真上に配置したことを特徴とする。
【0011】本発明は、上述の如く構成したので、簡単
な構成で記録シートに触れることなく記録後の記録シー
ト上の記録画像の確認が容易に出来、記録シートの表裏
面を反転して記録シートの両面記録を行う場合に使用さ
れる装置本体内部に設けられる中間載置部を記録シート
の排出部として使用することが出来、更に中間載置部を
記録シートの排出部として使用した場合でも記録シート
の有無の確認や記録済みの記録シートの取り出しが容易
で、更には原稿排出部に記録済みの記録シートを排出し
たり、記録シート排出部に読取済みのシート状原稿を排
出することで読取動作と記録動作でシート排出部を共用
することが出来、追加のシート排出部を装備せずに読取
済み原稿や記録済みの記録シートを仕分けして有限な記
録シート排出部及び原稿排出部を有効に活用することが
出来る。
【0012】
【発明の実施の形態】図により本発明に係る画像読取記
録装置の一例としてファクシミリ装置に適用した場合の
一実施形態を具体的に説明する。図1は本発明に係る画
像読取記録装置の第1実施形態の構成を示す斜視図、図
2及び図3は本発明に係る画像読取記録装置の第1実施
形態の構成を示す断面説明図、図4は第1実施形態の制
御系の構成を示すブロック図である。
【0013】また、図5は記録シート排出部にスリット
を設けた構成を示す斜視図、図6は記録シート排出部の
ロック機構の構成を示す斜視図、図7(a),(b)は
記録シート排出部のロック機構の動作を示す平面図、図
8は記録シート排出部の開閉制御を説明するフローチャ
ート、図9は中間載置部の前カバーを開閉式に構成した
斜視図、図10は中間載置部の前カバーを取り外し式に構
成した斜視図、図11は中間載置部の前カバーを記録シー
ト排出部と別体で構成した場合の制御を説明するフロー
チャートである。
【0014】また、図12はシート排出部を原稿排出部、
記録シート排出部、中間載置部から選択する際に参照さ
れる管理テーブルを示す図、図13は読取動作時のシート
排出部を原稿排出部、記録シート排出部、中間載置部か
ら選択する制御を説明するフローチャート、図14は記録
動作時のシート排出部を原稿排出部、記録シート排出
部、中間載置部から選択する制御を説明するフローチャ
ートである。
【0015】先ず、図1〜図14を用いて本発明に係る画
像読取記録装置の第1実施形態について説明する。図1
〜図3において、1はファクシミリ装置からなる画像読
取記録装置本体であり、2は装置本体1の上部に設けら
れ、紙や合成樹脂等で構成されるシート状原稿Dを複数
枚積載することが出来る原稿載置台である。
【0016】3は原稿Dの画像情報を読み取る画像読取
部であり、4はLED(発光ダイオード)アレイを使用
した電子写真プリンタからなる画像記録装置本体であ
る。5は表示部や入力キー等が配置された操作部であ
り、6は原稿載置台2上に載置された原稿Dを自動的に
分離給送し、画像読取手段となる密着型イメージセンサ
8に搬送するADF(オートドキュメントフィーダ)か
らなる原稿搬送部である。
【0017】7は原稿搬送部6により搬送された原稿D
を密着型イメージセンサ8に押し付ける原稿押圧部であ
り、9は密着型イメージセンサ8により画像情報が読み
取られ機外に排出された原稿Dを載置して収容する原稿
排出部となる原稿排出トレイである。
【0018】10はLED(発光ダイオード)アレイを搭
載したLEDヘッドユニットであり、11は画像情報に応
じて紙や合成樹脂等で構成される記録シートPに画像を
記録する画像記録部である。
【0019】12は積載して収容された記録シートPを画
像記録部11に向けて給送するカセット給送部であり、13
は画像記録装置本体4の上部に設けられ、画像記録部11
において画像が記録されて機外に排出された記録シート
Pを載置して収容する記録シート排出部である。
【0020】14は画像記録部11に設けられた画像記録手
段となる記録カートリッジ11eを脱着する際に開放する
カートリッジカバーであり、15はADF(オートドキュ
メントフィーダ)からなる原稿搬送部6を覆うADFカ
バーである。
【0021】16は外原稿ガイド、17は内原稿ガイドであ
り、18は原稿押さえ板である。19は画像読取部3と画像
記録装置本体4との接合部であり、20は画像読取記録装
置本体1の制御部である。
【0022】21は記録シートPを搬送するシート搬送部
であり、22は右カバーである。23は記録シートPの搬送
方向を切り換える搬送方向切換部であり、24は記録カー
トリッジ11eの内部に設けられた電子写真感光体ドラム
11aの回転に同期させて記録シートPを搬送するレジス
ト搬送部である。
【0023】25は画像記録装置本体4の内部に配置され
たMP(マルチペーパー)給送部であり、26は画像記録
部11により画像が記録された記録シートPの表裏面を反
転して該記録シートPを画像記録部11に再給送するため
の両面搬送部である。
【0024】以下に画像読取部3により原稿Dの画像情
報を読み取る動作について詳細に説明する。先ず、原稿
載置台2上に積載された原稿Dを分離パッド6aと圧接
した分離ローラ6bにより一枚ずつ分離給送する。
【0025】次に図示しない押圧バネにより押圧された
分離搬送コロ6cと圧接した分離搬送ローラ6dにより
外原稿ガイド16と内原稿ガイド17の一部で構成されるU
ターンシートパスを搬送する。
【0026】次に図示しない押圧バネにより押圧された
給送コロ6eと圧接した給送ローラ6f等により原稿D
を密着型イメージセンサ8に搬送し、原稿押圧部7にお
いて原稿押さえ板18を変形させた弾性力により原稿Dを
密着型イメージセンサ8に押圧して密着させつつ搬送し
て原稿Dの画像情報を該密着型イメージセンサ8により
読み取る。
【0027】次に原稿Dを図示しない押圧バネにより押
圧された読取搬送コロ6gと圧接した読取搬送ローラ6
hによって搬送し、更に図示しない押圧バネにより押圧
された排出コロ6iと圧接した排出ローラ6jによって
機外に設けられた原稿排出トレイ9に排出するようにな
っている。
【0028】また、制御部20からの信号により原稿フラ
ッパ6kが切り換え動作することで原稿Dを搬送経路31
を介して記録シート排出部13に搬送することも出来る構
成になっている。原稿Dは外原稿ガイド16、内原稿ガイ
ド17及び図示しない原稿ガイドによりガイドされつつ搬
送される。
【0029】原稿載置台2には原稿Dの搬送方向と直交
する方向(原稿Dの幅方向)にスライド可能なスライダ
2aが設けられており、該スライダ2aを原稿載置台2
上に載置された原稿Dの両側端部に当接して規制するこ
とで原稿Dの幅方向の位置を揃えることが出来るように
なっている。
【0030】原稿載置台2の原稿トレイ2bはヒンジ部
2cを中心に図3に示すように上方に回動可能になって
いる。また、原稿排出トレイ9も同様にヒンジ部9aを
中心に図3に示すように上方に回動可能になっている。
【0031】密着型イメージセンサ8は光源としてのL
ED(発光ダイオード)アレイから原稿Dの画像情報面
に光を照射し、画像情報面を反射した反射光を例えばセ
ルフォックレンズ(商標名)等のレンズによりセンサ素
子に結像して画像情報を読み取るものである。
【0032】カセット給送部12は装置本体1の底部に配
設されており、シートカセット12aに積載して収容され
た記録シートPは中板12bが中板バネ12cによって上方
に付勢され、分離爪12dによって先端角隅部及びその上
面が規制されている。
【0033】そして、断面半円形状の給送ローラ12eが
回転すると、記録シートPは分離爪12dによって一枚ず
つ分離された後(爪分離方式)、カセット搬送ローラ対
12fによってレジスト搬送部24に搬送される。
【0034】この搬送された記録シートPは所定時間後
にレジストセンサ24bにより先端が検知され、記録シー
トPの給送が開始されてから所定時間後に該レジストセ
ンサ24bに記録シートPの先端が検知されない場合はジ
ャムと判断して記録動作を停止し、操作部5にジャムの
表示を行うようになっている。
【0035】記録シートPの給送が開始されてから所定
時間後にレジストセンサ24bに記録シートPの先端が検
知された場合、この分離された記録シートPはカセット
搬送ローラ対12fによって圧接搬送を続けられ、レジス
トローラ対24aの圧接ニップ部Nに案内される。
【0036】レジストローラ対24aは記録シートPの先
端が該レジストローラ対24aの圧接ニップ部Nに到達し
た時点では回転停止状態に制御されており、記録シート
Pの先端がこの回転停止状態のレジストローラ対24aの
圧接ニップ部Nに突き当たって受け止められ、その後も
カセット搬送ローラ対12fによる記録シートPの給送動
作が行われることで記録シートPに所定の撓みループが
形成され、その撓みループの反力により記録シートPの
先端辺が圧接ニップ部Nのニップ線に倣って平行化する
ことによって記録シートPの斜行が補正される。
【0037】次いで、所定の制御タイミングでレジスト
ローラ対24aが回転駆動され、記録シートPが搬送され
る。搬送中の記録シートPはトップセンサ24cにより先
端位置が検知され、感光体ドラム11aに形成されたトナ
ー画像の先端と記録シートPとの先端が一致するように
画像出力タイミングが合わされた後、転写帯電器11fと
感光体ドラム11aとの間に搬送される。
【0038】トナー画像はシートカセット12aに積載さ
れた記録シートPの上面側に記録される。本実施形態で
はシートカセット12aの記録シートPの最大積載可能枚
数は普通紙で約250枚であり、装置本体1に対して前
面方向(図1の手前側方向)に引き出されるように構成
されている(フロントローディング方式)。
【0039】また、本実施形態では画像記録装置本体4
の内部にMP(マルチペーパー)給送部25が配置されて
いる。MP給送部25は固定されたMPトレイ25e上に記
録シートPを積載する。MP中板25cはMP中板バネ25
dによって上方に付勢されているが、図示しないカムに
よってMP中板25cは待機状態では押し下げられてい
る。
【0040】装置本体1の制御部20からMP給送を開始
するための信号が伝達されると、図示しないカムが回動
し、MP中板25cの押し下げ解除により該MP中板25c
上に積載された記録シートPはMP給送ローラ25aと該
MP給送ローラ25aに圧接されたMP分離パッド25bに
よって一枚ずつ分離給送される(摩擦片分離方式)。
【0041】記録シートPがレジスト搬送部24に搬送さ
れてからの動作は前述したカセット給送部12から記録シ
ートPが給送された場合と同様である。トナー画像はM
Pトレイ25e上に積載された記録シートPの下面側に記
録される。本実施形態ではMP給送部25の最大積載可能
枚数は普通紙で約100枚である。MP給送部25は摩擦
片分離方式のため葉書等も給送することが出来る。
【0042】また、カセット給送部12と同様に構成され
た図示しない2段目のカセット給送部がオプションとし
て画像読取記録装置本体1に対して分離、結合可能にな
っており、装置本体1全体の記録シートPの最大積載枚
数は普通紙で約350枚〜約600枚まで可変可能とな
っている。2段目のカセット給送部から給送された記録
シートPは図示しない2段目のシートカセットからのシ
ートパス12gを介してレジスト搬送部24に搬送される。
【0043】画像記録装置本体4は制御部20から出力さ
れる画像信号に基づいてLEDヘッドユニット10の一次
元LEDアレイ10aの所望の画素を発光させ、例えばセ
ルフォックスレンズ(商標名)等のレンズで構成された
レンズ部10bを通して感光体ドラム11aに照射して該感
光体ドラム11aの表面に画像情報を形成し、カセット給
送部12等から画像記録部11に給送された記録シートPに
画像情報を転写する。
【0044】感光体ドラム11aは一次帯電器11b、現像
ローラ11c、クリーニングブレード11d等と共に記録カ
ートリッジ11e内に一体的に組み込まれており、装置本
体1に対して着脱自在に構成されている。
【0045】そして、感光体ドラム11aの表面は一次帯
電器11bにより均一に帯電され、表面に一次元LEDア
レイ10aからの光が照射されると静電潜像が形成され、
該静電潜像が現像ローラ11cから供給されるトナーによ
ってトナー画像として顕像化されるようになっている。
【0046】画像記録部11の感光体ドラム11aの周辺部
には転写帯電器11fが配置され、また、感光体ドラム11
aよりも記録シートPの搬送方向下流側には熱定着器11
gが配置されている。記録シートPは転写帯電器11fの
作用により感光体ドラム11aの表面に形成されたトナー
画像が転写され、シート搬送部21を図2の上方に搬送さ
れる。
【0047】シート搬送部21に沿って搬送された記録シ
ートPは熱定着器11gによってトナー画像が加熱、加圧
処理されて永久定着された後、搬送方向切換部23に搬送
される。熱定着器11gのシート搬送方向下流側に配置さ
れた定着センサ11hは画像記録部11でのジャム検知やタ
イミング制御等に使用される。
【0048】搬送方向切換部23において記録シートPは
第1の排出フラッパ23a、第2の排出フラッパ23bが制
御部20からの信号により切換動作することにより進行方
向が変えられて記録シート排出部13、両面搬送部26及び
原稿排出トレイ9のうちの何れかに搬送される。
【0049】このように、記録シート排出部13、両面搬
送部26及び原稿排出トレイ9のうちの何れかに搬送され
た記録シートPは何れの位置でも画像情報面を上面にし
て積載される。積載された記録シートPは夫々シート検
知手段となる記録シート排出トレイセンサ13c、中間ト
レイセンサ27a、原稿排出トレイセンサ9bによって積
載状態が監視され、各トレイ上の記録シートPが取り去
られたことが分かるようになっている。
【0050】装置本体1にはカートリッジカバー14が開
閉可能に設けられており、該カートリッジカバー14を開
放することにより記録カートリッジ11eを装置本体1の
外部に引き出して交換出来るようになっている。
【0051】また、カートリッジカバー14にはインター
ロック機構が装備されており、カートリッジカバー14が
開いているか若しくは記録カートリッジ11eが装置本体
1にセットされていない場合は画像記録装置本体4が動
作しないようになっている。また、記録動作中に記録シ
ートPにジャムが発生した場合、カートリッジカバー14
を開放することによって内部に滞留している記録シート
Pを取り出すことが出来るようになっている。
【0052】次に両面記録動作について説明する。両面
記録時は記録シートPの裏面の画像情報を先に記録し、
その後、表面の画像情報を記録する。両面搬送部26は画
像記録装置本体4の上部に配置されており、熱定着器11
gを通過した記録シートPは制御部20から出力される制
御信号に基づいて第1の排出フラッパ23aが切り換わる
ことで両面搬送部26に搬送される。
【0053】両面搬送部26に搬送された記録シートPは
カール取りローラ対28によって熱定着器11gにより熱及
び圧力が加えられて発生した記録シートPのカールが除
去された後、中間載置部となる中間トレイ27上に一旦積
載される。
【0054】所定枚数の裏面の画像情報の記録が終わっ
たら、次に中間トレイ27上に積載された記録シートPに
表面の画像情報を記録する。カール取りローラ対28の下
部には中間トレイ27上に積載した記録シートPを再給送
するための再給送部29が設けられている。
【0055】再給送部29には搬送ベルト29bと逆転する
分離ローラ29aが装備されており、中間トレイ27上に積
載された記録シートPを搬送ベルト29bにより再下面側
から引き込みながら上位の記録シートPを分離ローラ29
aにより押し戻して下から順に分離、給送する。
【0056】再給送部29から給送された記録シートPは
中間搬送ローラ対30によって搬送される。再給送部29に
より記録シートPの搬送が開始されてから所定時間以内
にレジストセンサ24bが記録シートPの先端を検知した
場合、中間搬送ローラ対30によって圧接搬送が続けら
れ、記録シートPはレジストローラ対24aの圧接ニップ
部Nに案内される。
【0057】この後は前述のように記録動作を続け、記
録後は第1の排出フラッパ23aを切り換えて記録シート
排出部13の記録シート排出トレイ13a上に積載する。記
録シート排出トレイ13aはヒンジ部13bを回動中心とし
て図3の上方に回動させることが出来るようになってい
る。
【0058】本実施形態では画像読取部3により画像情
報が読み取られた原稿Dを原稿排出トレイ9の真下に設
けられた記録シート排出トレイ13aに搬送する第1の搬
送経路が原稿フラッパ6k、搬送経路31等により構成さ
れ、画像記録部11により画像が記録された記録シートP
を原稿排出トレイ9に搬送する第2の搬送経路が第2の
排出フラッパ23b、搬送経路31等により構成されてい
る。
【0059】図4に示すように装置本体1を制御する制
御手段となる制御部20にはCPU(中央演算装置)20a
が設けてあり、MPU(マイクロプロセッサ)20b、該
MPU20bの制御プログラム等を格納するROM(リー
ドオンリメモリ)20c、各種データ処理のワークエリア
や画像情報の一時的記憶部として使用されるRAM(ラ
ンダムアクセスメモリ)20d、画像の変倍や解像度変換
等を行う画像処理部20eを有して構成されている。
【0060】また、CPU20aには公知の構成からなる
カレンダや時計機能等が備えられており、RAM20dの
内、ワンタッチキー宛て先情報、ソフトウェアスイッチ
情報等の重要なシステム設定情報を格納する領域はバッ
テリーバックアップによって停電等の不慮の障害から保
護されている。
【0061】装置本体1の制御系は図4に示すように、
上述のCPU20aと以下の各要素である操作部5、表示
部32、画像読取部3、画像記録部11、通信制御部33、通
信網34、ハンドセット35、外部インターフェイス36、H
DD(ハードディスクドライブ)38をインターフェイス
を介して結合した構成となっている。
【0062】操作部5はテンキー5a、ファンクション
キー5b、ワンタッチキー5c、スタートキー5d、ス
トップキー5e等の各種キースイッチ等を有しており、
表示部32は各種メッセージの表示を行うLCD(液晶表
示部)32a、送信モード等の表示を行う各種LED(発
光ダイオード)32b、通信状態や障害発生を遠方のユー
ザに報知するタリーランプ32c等を有している。
【0063】画像読取部3は読取モータ等の駆動部3
a、画像読取センサである密着型イメージセンサ8、読
み取った画像のシェーディングや2値化を行う画像処理
部3b、原稿Dの検知等を行う各種センサ3c等を有し
ている。
【0064】画像記録部11は記録モータ等の駆動部11
i、LEDヘッドユニット10や記録カートリッジ11eに
よる電子写真プロセスの制御等を行う記録ユニット11
j、記録する画像のスムージング等を行う画像処理部11
k、記録シートP等の検知を行う各種センサ11m等を有
している。
【0065】発呼、着呼、画像データの符号化等を行う
通信制御部33は通信モデム(MODEM)、NCU(ネ
ットワークコントロールユニット)等からなる接続部33
aを持ち、該接続部33aには通信網34、ハンドセット35
が接続される。
【0066】外部インターフェイス36はCPU20aから
直接データの送受信を行うインターフェイスであり、例
えば、RS232C、SCSI、LAN(例えばEthern
et)等のインターフェイス規格の接続方式により装置外
部のコンピュータ37と接続することにより装置本体1を
外部コンピュータ37のスキャナプリンタ等として使用す
ることが出来る。HDD(ハードディスクドライブ)38
は大容量の不揮発性メモリとして画像情報等の保存に使
用される。
【0067】複数ページの画像を記録する場合は記録シ
ート排出トレイ13a或いは原稿排出トレイ9上に排出積
載された後の記録シートPのページ順が揃うようにRA
M20dまたはHDD38に一旦全ページの画像を蓄積した
後、最終ページから記録するように制御される。
【0068】また、装置本体1外部の複数の画像通信装
置から画像情報を受信する通信部となる通信制御部33及
び通信網34を介してファクシミリ受信時の相手機や、外
部インターフェイス36を介して外部コンピュータ37が最
終ページから画像情報を送信することが可能な場合には
ファクシミリ受信時の相手機や外部コンピュータ37の側
で画像のページ順を変更し、本装置本体1の側では画像
の受信ページ順に記録するように構成しても良い。
【0069】次に図3を用いて両面搬送部26における記
録シートPのジャム処理操作について説明する。図2及
び図3に示すように、原稿トレイ2b、原稿排出トレイ
9及び記録シート排出トレイ13aは、装置本体1の上下
方向に略等しい位置に配置し、ヒンジ部2c,9a,13
bからなる回動中心も装置本体1の上下方向に略等しい
位置に配置されている。
【0070】従って、両面搬送部26において記録シート
Pのジャムが発生した場合、図3に示すように、原稿ト
レイ2b、原稿排出トレイ9及び記録シート排出トレイ
13aを夫々ヒンジ部2c,9a,13bからなる回動中心
を中心に上方に回動させて退避させることで両面搬送部
26の上部を開放して露出させてジャム処理を行うことが
出来るようになっている。
【0071】図3に示すように、原稿排出トレイ9及び
記録シート排出トレイ13aを上方に回動させて退避させ
た状態で、シート検知手段となる原稿排出トレイセンサ
9b及び記録シート排出トレイセンサ13cは何れも装置
本体1側に残る構成となっており、原稿排出トレイ9及
び記録シート排出トレイ13aの回動の影響を受けないよ
うに構成されている。
【0072】更に再給送部29やその下側に記録シートP
が滞留している場合は、図3に示すように、搬送ベルト
29bの分離ローラ29aに対する圧接や中間搬送ローラ対
30の圧接を解除することで滞留した記録シートPを容易
に除去することが出来るようになっている。
【0073】本実施形態の場合、記録シート排出トレイ
13a及び中間トレイ右カバー27bは、例えば、ポリカー
ボネート樹脂や透明ABS(アクリロニトリル−ブタジ
エン−スチレン共重合体)樹脂等の透明な材料で構成さ
れており、装置本体1の前方或いは側方から両面搬送部
26の状態を動作中でも確認することが出来るようになっ
ている。
【0074】このように両面搬送部26の状態を動作中で
も確認可能に構成したことで記録シートPの裏面を記録
中にどの程度まで記録が進んでいるか等の記録シートP
の状況を容易に目視確認することが出来、記録シートP
にジャムが発生した場合でも両面搬送部26に記録シート
Pが滞留しているか否かを容易に確認することが出来る
ものである。
【0075】従って、ジャムした記録シートPを目視し
つつ原稿トレイ2b、原稿排出トレイ9及び記録シート
排出トレイ13aを順に開いていくように操作出来、直感
的に分かりやすい操作でジャム処理を行うことが出来
る。
【0076】図5は記録シート排出トレイ13a及び中間
トレイ右カバー27bを不透明な材料で構成した場合の一
例を示す図である。図5において、記録シート排出トレ
イ13a及び中間トレイ右カバー27bには幅3〜5mm程度
のスリット13d,27cが複数設けられている。
【0077】このように構成することで、記録シート排
出トレイ13a及び中間トレイ右カバー27bを不透明な材
料で構成した場合でもスリット13d,27cを介して両面
搬送部26の状態を確認することが出来る。
【0078】スリット13d,27cはその幅が3〜5mm程
度と細いため外部から記録シートPの搬送に影響する大
きな異物が混入することがなく、更には通気孔の機能を
兼ねているので両面搬送部26を外気と同様の環境条件に
近づけることが出来る。
【0079】尚、記録シート排出トレイ13a及び中間ト
レイ右カバー27bは前述した透明な樹脂材料で且つスリ
ット13d,27cを設けて構成しても良いし、記録シート
排出トレイ13a及び中間トレイ右カバー27bのうち何れ
かのみを透明な材料で構成し、適宜スリット13d,27c
を設ける等の適宜組み合わせた構成とすることでも良
い。
【0080】次に記録シート排出トレイ13aの開閉を行
う制御について図6〜図8を用いて説明する。図6に示
すように、記録シート排出トレイ13aの装置本体4後方
側にはトレイロック部39及びトレイ開閉センサ40が設け
られている。
【0081】トレイ開閉センサ40はフォトインタラプ
タ、マイクロスイッチ等を使用した一般的なセンサで構
成され、記録シート排出トレイ13aの開閉状態を検知す
る。また、記録シート排出トレイ13aの開閉と連動して
画像記録装置本体4の動作を強制的に停止させるインタ
ーロック機構を組み込んでも良い。
【0082】トレイロック部39は図7(a),(b)に
示すように、ソレノイド39a、ロックレバー39b、ロッ
クバネ39c及びヒンジ部39d等を有して構成されてお
り、画像記録装置本体4側に配設されている。
【0083】図7(a)はソレノイド39aに通電してい
ない時の状態を示し、記録シート排出トレイ13aは開放
状態となっている。図7(b)はソレノイド39aに通電
している時の状態を示し、記録シート排出トレイ13aは
ロックレバー39bの突出部によりその上面が規制されて
ロック状態となっている。
【0084】即ち、図7(b)に示すように、ソレノイ
ド39aに通電すると、ロックレバー39bがヒンジ部39d
を中心にロックバネ39cの引っ張り力に抗して回動する
ことで記録シート排出トレイ13a側に入り込み、該記録
シート排出トレイ13aを回動させて開くことが出来なく
なるようになっている。
【0085】また、図7(a)に示すように、ソレノイ
ド39aに通電していない時はロックレバー39bがロック
バネ39cに引かれて戻り、記録シート排出トレイ13aを
回動させて開くことが出来るようになる。
【0086】本実施形態の構成では記録シート排出トレ
イ13aのロック中はソレノイド39aに通電し続けなけれ
ばならないが、停電時には自動的にロックが解除される
ため好ましい。
【0087】ソレノイド39aの連続通電を回避するため
には動作した位置をそのまま保持するキープソレノイド
やDC(直流)モータ等を使用してロックレバー39bを
動作させることも可能である。この構成でロック状態で
停電した場合に記録シート排出トレイ13aを開くことが
必要であれば手動でロック解除を行えるように構成して
おけば良い。
【0088】次に図8を用いて記録シート排出トレイ13
aの開閉を制御するフローチャートについて説明する。
先ず、図8のステップS1において、トレイ開閉センサ
40の検知状態を確認する。ステップS2において記録シ
ート排出トレイ13aが開いている場合はステップS3へ
進み、記録シート排出トレイ13aが閉じている場合はス
テップS4へ進む。
【0089】ステップS3において、記録シート排出ト
レイ13aが開いている状態で記録動作を行うと無用なジ
ャムを発生する可能性が高いので「記録不可」のステー
タスを立てる。この状態でもファクシミリ送信等他の機
能は通常動作可能であるが、記録動作が必要な受信出力
やレポート出力は行わない。
【0090】ステップS4では、記録シート排出トレイ
13aが閉じている場合で記録要求が有るか否かを確認
し、ステップS5において、記録要求が有る場合にはス
テップS6へ進み、記録要求が無い場合には前記ステッ
プS1へ戻る。
【0091】ステップS6において、記録要求が有った
場合ではユーザが不用意に記録シート排出トレイ13aを
開かないようにトレイロック部39を動作させて記録シー
ト排出トレイ13aをロックする。
【0092】そして、ステップS7において、要求され
た記録を実行し、記録が正常に終了したか、或いはジャ
ム等で異常終了したかを確認する。ステップS8におい
て、記録が正常に終了した場合はステップS12へ進み、
正常に終了しなかった場合はステップS9へ進む。
【0093】記録シートPにジャムが発生する等した場
合には記録シート排出トレイ13aを開いて画像記録装置
本体4内部に滞留している記録シートPを取り除く必要
が有るため、ステップS9において、トレイロック部39
を動作させて記録シート排出トレイ13aのロックを解除
する。
【0094】そして、ステップS10において、ユーザに
ジャム処理を促すメッセージをLCD32aに表示し、ジ
ャム処理が行われたか否かを確認する。ジャム処理の確
認は画像記録装置本体4内部の各センサが記録シートP
を検知していないことで確認する。
【0095】ステップS11において、ジャム処理終了が
確認された場合はステップS12へ進み、ジャム処理終了
が確認されない場合は前記ステップS10へ進む。ステッ
プS12ではトレイロック部39を動作させて記録シート排
出トレイ13aのロック状態を変更する。記録シート排出
トレイ13aのロック状態の変更後は前記ステップS1に
戻る。
【0096】ステップS12において、通常はロック解除
を行うがソフトウェアスイッチの設定等によってロック
状態を継続するように構成しても構わない。このような
設定の状態で両面搬送部26に記録済みの記録シートPを
積載することで、前述した従来例の特許第2632412号公
報に記載されているような記録済みの記録シートPを不
特定多数のユーザが取り出せないような装置とすること
も可能である。
【0097】この場合、ロック解除を行って両面搬送部
26に積載されている記録済みの記録シートPを取り出す
ようにするにはパスワード入力によってロック解除動作
が行われるようにする。
【0098】また、ロック解除動作を抑制するような別
の錠を設ける等しても良いし、ジャム処理時も記録済み
の記録シートPを取り出せないようにするために記録シ
ート排出トレイ13a、中間トレイ右カバー27b及び中間
トレイ27を一体化して箱状に開くように構成しても良
い。
【0099】次に図9〜図11を用いて両面搬送部26の前
面側の中間トレイ前カバー41を記録シート排出トレイ13
aとは別体で構成した場合の制御について説明する。図
9は中間トレイ前カバー41を開閉式にした場合の説明図
であり、図10は中間トレイ前カバー41を取り外し式にし
た場合の説明図である。尚、図11に説明する制御フロー
は図8に説明した制御フローよりも高い優先順位を持っ
て動作する。
【0100】図9において、両面搬送部26の前面側は開
閉可能な中間トレイ前カバー41によりカバーされてい
る。中間トレイ前カバー41の左側にはトレイロック部39
と略同様に構成された中間トレイ前カバーロック部42
と、トレイ開閉センサ40と略同様に構成された中間トレ
イ前カバー開閉センサ43が配設されている。
【0101】次に図11を用いて中間トレイ前カバー41の
開閉を制御するフローチャートについて説明する。先
ず、図11のステップS21において、中間トレイ前カバー
41の開閉状態を中間トレイ前カバー開閉センサ43により
確認する。ステップS22において、中間トレイ前カバー
41が開いている場合はステップS23へ進み、中間トレイ
前カバー41が閉じている場合はステップS24へ進む。
【0102】中間トレイ前カバー41が開いている状態で
両面記録を行うと中間トレイ27上に積載された記録中の
記録シートPをユーザが誤って触れてしまい、無用なジ
ャムが発生する可能性があるので、ステップS23におい
て、「両面記録不可」のステータスを立てる。この状態
では中間トレイ27は片面記録時の排出トレイとして使用
される。また、ソフトウェアスイッチの設定により、こ
の状態では片面記録時の排出トレイとして使用しないよ
うな制御を行っても良い。
【0103】中間トレイ前カバー41が閉じている場合は
両面記録を行っても問題ないので、ステップS24におい
て、「両面記録許可」のステータスを立てる。
【0104】次にステップS25において、操作部5から
記録モード変更要求の操作入力が有るか否かを確認す
る。記録モード変更要求は操作部5からのみではなく装
置外部の外部コンピュータ37や通信網34に接続された別
の通信機器からされても良い。
【0105】ステップS26において、記録モード変更が
有る場合はステップS27へ進み、記録モード変更が無い
場合は前記ステップS21に戻る。ステップS27では、記
録モード変更ステータスを確認し、ステップS28におい
て、「両面記録許可」のステータスが立っている場合は
ステップS29へ進み、「両面記録不可」のステータスが
立っている場合はステップS31へ進む。
【0106】ステップS29では、記録モード変更要求に
応じて記録モードを「両面記録」または「片面記録」に
変更する。ステップS30において、「両面記録」モード
が設定された場合は中間トレイ前カバーロック部42を動
作させて中間トレイ前カバー41をロックする。また、
「片面記録」モードが設定された場合はソフトウェアス
イッチの設定によりロックを解除しないようにしても問
題ない。ステップS30でロック状態の変更後は前記ステ
ップS21に戻る。
【0107】ステップS31では、記録モード変更要求を
拒否するメッセージをLCD32aに表示する。要求が操
作部5からでなく装置外部の外部コンピュータ37や通信
網34に接続された別の通信機器からなされた場合は、記
録モード変更要求を拒否する内容の信号を送出する。そ
の後、前記ステップS21に戻る。
【0108】前述のように記録済みの記録シートPを不
特定多数のユーザが取り出せないような装置とする場合
はトレイロック部39と中間トレイ前カバーロック部42の
動作を連動させれば良い。
【0109】上述のように制御することで、中間トレイ
27上に積載された記録シートPを図9の矢印a方向から
取り出すことが出来、一般的な2段トレイと略同様な操
作感覚で使用することが出来る。
【0110】また、図10に示すように、中間トレイ前カ
バー41を取り外し式にした場合は、ユーザが中間トレイ
前カバー41を誤って閉めてしまい、中間トレイ27が排出
トレイとして使えないような事態を招く可能性を低減す
ることが出来る。逆に両面記録機能の確保を優先する場
合は図9の構成の方が望ましい。
【0111】次に図12〜図14を用いて記録シート排出部
13の記録シート排出トレイ13a、両面搬送部26の中間ト
レイ27及び原稿排出トレイ9を読取動作、記録動作で有
効に使い分ける方法について説明する。
【0112】本実施形態の場合、装置本体1が読取動作
または記録動作として使用される際の所定の使用パター
ンによって第1の搬送経路を構成する原稿フラッパ6k
と搬送経路31を使用するか或いは第2の搬送経路を構成
する第2の排出フラッパ23bと搬送経路31を使用するか
或いは使用しないかを判断する判断手段を制御部20のC
PU20aが兼ねている。
【0113】また、読取動作或いは記録動作として使用
される使用動作パターンの履歴を記憶する記憶手段、及
び複数の画像通信装置に対応する使用動作パターンの履
歴を記憶する記憶手段を制御部20のRAM20dが兼ねて
いる。
【0114】また、RAM20dに記憶された使用動作パ
ターンの履歴に応じて使用動作パターンを変更する変更
手段を制御部20のCPU20aが兼ねている。
【0115】図12(a)〜(e)は記録シート排出部13
の記録シート排出トレイ13a、両面搬送部26の中間トレ
イ27及び原稿排出トレイ9の各トレイを選択する際に参
照されるRAM20dの所定のアドレス上に展開される管
理テーブルを示す図である。
【0116】本実施形態では図12(a)〜(e)に示す
ように、5つの使用動作パターンの動作モードを有し、
図12(a)〜(e)は夫々の使用動作パターンの動作モ
ードについて管理テーブルにセットされるパラメータを
示している。また夫々の使用動作パターンの動作モード
はソフトウェアスイッチ等により設定され、適宜切り換
え可能に構成されている。
【0117】図12(a)〜(e)に示す管理テーブルに
は、動作モード、各トレイの予約状況、各トレイ上のシ
ート(原稿D或いは記録シートP)積載の有無が書き込
まれており、所定の動作モードが予約されたり、シート
が積載されているトレイは他の動作からの使用の制限対
象となる。
【0118】図12(a)に示す使用動作パターンの動作
モードは標準モードであり、原稿排出トレイ9は読取済
み原稿Dの排出専用、記録シート排出トレイ13aは記録
済み記録シートPの排出専用、中間トレイ27は両面記録
専用として設定されており、この標準モードでは各トレ
イは本来の用途以外には使用されない。
【0119】図12(b)に示す使用動作パターンの動作
モードは読取2ビン確保モードであり、原稿排出トレイ
9と記録シート排出トレイ13aとは読取済み原稿Dの排
出専用、中間トレイ27は記録済み記録シートPの排出専
用として設定されており、この読取2ビン確保モードは
送信専用機等の読取動作の使用頻度が高い場合の用途に
使用される。
【0120】読取済み原稿Dの排出専用に確保した原稿
排出トレイ9と記録シート排出トレイ13aとからなる2
つのトレイは、例えば、ダイレクト送信とメモリ送信等
の動作モードで選択する。また、何れかのトレイに積載
が有った場合は空いている方を選択するようにしても良
い。
【0121】中間トレイ27は記録済み記録シートPの排
出専用となって両面記録は行えないものの送信専用機で
必要な通信管理レポート等の記録が行えるようになって
いる。
【0122】図12(c)に示す使用動作パターンの動作
モードは記録2ビン確保モードであり、原稿排出トレイ
9と記録シート排出トレイ13aとは記録済み記録シート
Pの排出専用、中間トレイ27はフリーとして設定されて
おり、この記録2ビン確保モードは受信とプリンタモー
ド等の記録動作の使用頻度が高い場合の用途に使用され
る。
【0123】記録済み記録シートPの排出専用に確保し
た原稿排出トレイ9と記録シート排出トレイ13aとから
なる2つのトレイは、例えば、受信とプリンタ出力等の
動作モードで選択する。中間トレイ27はフリーであるの
で必要に応じて両面記録に使用するか3つ目の記録シー
トPの排出トレイとして使用するかは適宜動的に変化す
る。
【0124】中間トレイ27が一旦、何れかの用途で使用
された場合は積載された記録シートPが無くなって所定
の時間(例えば30秒)が経過するまで、その用途で予
約される。即時に変更しないのはユーザが一旦取り除い
た記録シートPを中間トレイ27に戻す可能性が有るから
である。
【0125】また、メモリ受信する等して次の動作で同
様の予約が行われることが事前に予測可能な場合も予約
状況を継続する。
【0126】トレイの用途を動的に変更する場合は、そ
の内容を操作部5のLCD32aに表示する。例えば、中
間トレイ27を記録シートPの排出に使用する場合は「中
間トレイが記録排紙トレイとして使用されていますので
両面記録は現在できません」等のメッセージを表示す
る。
【0127】前述のように予約が解除された場合は操作
部5のLCD32aの表示を元の状態に戻すか、「両面記
録ができるようになりました」のような内容に変更す
る。読取動作は基本的に禁止するが、原稿Dと記録済み
の記録シートPとの混載についての注意を促すメッセー
ジを操作部5のLCD32aに表示するようにしても良
い。
【0128】図12(d)に示す使用動作パターンの動作
モードは記録3ビン確保モードであり、原稿排出トレイ
9と記録シート排出トレイ13aと中間トレイ27とが記録
済み記録シートPの排出専用として設定されており、こ
の記録3ビン確保モードは受信とプリンタモード等の記
録動作が殆どで更に大量の積載を行う用途に使用され
る。
【0129】記録済み記録シートPの排出専用に確保し
た原稿排出トレイ9、記録シート排出トレイ13a及び中
間トレイ27の3つのトレイは、例えば、各トレイでの積
載枚数が均等になるように選択する。また、図示しない
トレイ満載センサを配設することで各トレイが満載状態
になった場合、他のトレイに出力するようにしても良
い。
【0130】図12(e)に示す使用動作パターンの動作
モードはトレイ動的確保モードであり、原稿排出トレイ
9と記録シート排出トレイ13aと中間トレイ27とが共に
フリーとして設定されており、このトレイ動的確保モー
ドは読取動作と記録動作の使用頻度にばらつきが有る場
合に使用される。
【0131】原稿排出トレイ9と記録シート排出トレイ
13aと中間トレイ27の全てのトレイが初期状態ではフリ
ーとし、特定の用途を指定しない。そして、読取動作ま
たは記録動作が始まった時点で各トレイの用途を決定し
て予約する。
【0132】使用可能なトレイが複数有る場合は図12
(a)に示した標準モードの用途で使用する。また、優
先順位を別のモード(例えば図12(c)に示した記録2
ビン確保モード)と併用することでトレイを動的に確保
する際の確保順を切り換えることが出来る。
【0133】次に図13を用いて読取動作の制御について
説明する。図13のステップS41において、原稿載置台2
の原稿トレイ2b上に原稿Dが載置される等して読取動
作が行われるような操作を検知した場合は、先ず、原稿
排出トレイ9、記録シート排出トレイ13a、中間トレイ
27の各トレイの予約状況を確認する。
【0134】ステップS42において、原稿Dを排出積載
するためのトレイが確保されているかまたは動的に確保
可能な場合はステップS43へ進み、トレイの空きが無い
場合はステップS47へ進む。ステップS43において、動
的にトレイを確保する場合は管理テーブルに予約フラグ
を立て、ステップS44において読取動作を開始する。
【0135】ステップS45において、原稿Dの1ページ
を読み取る。読み取った画像情報は動作モードによって
送信したりメモリに蓄積する等の処理を行う。ステップ
S46で次ページが有るか否かを確認し、次ページが無い
場合は動作を終了する。次ページが有る場合は前記ステ
ップS45に戻る。
【0136】ステップS47では、操作部5のLCD32a
に「読取用に確保されている排紙トレイがありません」
等の表示を行い注意を促す。ステップS48では記録用に
予約されたトレイに積載するかどうかパラメータを確認
する。記録用に予約されたトレイへの積載が許可されて
いる場合は前記ステップS44へ進み、許可されていない
場合はステップS49へ進む。
【0137】ステップS49では操作部5のLCD32aに
「トレイ上の記録紙を取り除いて読取用の排紙トレイを
確保してください」等の表示を行って終了する。その
後、所定のタイミングでトレイの状態を再度確認し、読
取用に排紙トレイを確保出来た場合は前記ステップS43
から再実行するようにしても良い。
【0138】次に図14を用いて記録動作の制御について
説明する。図14のステップS51において、受信したり外
部コンピュータ37からプリント指示が届くなどして記録
動作が行われるような状態になった場合は、先ず、両面
記録を行うかどうかと中間トレイ27の予約状況を確認す
る。
【0139】ステップS52において、中間トレイ27が両
面記録のために確保されているか、または動的に確保可
能な場合はステップS53へ進み(尚、片面記録の場合も
同様にステップS53へ進む)、中間トレイ27に空きが無
い場合はステップS54へ進む。
【0140】ステップS53では、動的に中間トレイ27を
確保する場合は管理テーブルに予約フラグを立てる
(尚、片面記録の場合は予約を行わない)。ステップS
54では両面記録は出来ないので片面記録モードに変更す
る。
【0141】次にステップS55において、原稿排出トレ
イ9、記録シート排出トレイ13a、中間トレイ27の各ト
レイの予約状況を確認し、ステップS56において、記録
シートPを排出積載するためのトレイが確保されている
か、または動的に確保可能な場合はステップS57へ進
み、トレイの空きが無い場合はステップS61へ進む。
【0142】ステップS57において、動的にトレイを確
保する場合は管理テーブルに予約フラグを立てる。そし
て、ステップS58において記録動作を開始し、ステップ
S59において1ページ分を記録する。
【0143】ステップS60において、次ページが有るか
否かを確認し、次ページが無い場合は記録動作を終了す
る。次ページが有る場合はステップS59に戻る。
【0144】前記ステップS61では操作部5のLCD32
aに「記録用に確保されている排紙トレイがありませ
ん」等の表示を行い、注意を促す。ステップS62におい
て、読取用に予約されたトレイに積載するかどうかパラ
メータを確認し、読取用に予約されたトレイへの積載が
許可されている場合はステップS58へ進み、許可されて
いない場合はステップS63へ進む。
【0145】ステップS63において、操作部5のLCD
32aに「トレイ上の原稿を取り除いて記録用の排紙トレ
イを確保して下さい」等の表示を行って終了する。ま
た、例えば受信の場合は動作モードを「受信して記録」
から「受信してメモリに保存」のように動作モードを切
り換える。その後、所定のタイミングでトレイの状態を
再度確認し、記録用に排紙トレイを確保出来た場合は前
記ステップS51から再実行するようにしても良い。
【0146】コピー動作時は基本的に読取側の予約を優
先し、重複積載を禁止する。また、送信とプリンタ出力
等の別の動作であっても読取部と記録部が同時に動作す
る場合は同様に制御する。
【0147】このようにすると原稿Dと記録シートPと
が同一のトレイにページが混ざって積載されることを避
けることが出来る。また、搬送方向切換部23で原稿Dと
記録シートPとが交差することも避けられる。
【0148】上記構成によれば、簡単な構成で記録シー
トPに触れることなく記録後の記録シートP上の記録画
像の確認が容易に出来、記録シートPの表裏面を反転し
て記録シートPの両面記録を行う場合に使用される装置
本体4の内部に設けられる中間載置部となる中間トレイ
27を記録シートPの排出部として使用することが出来、
更に中間トレイ27を記録シートPの排出部として使用し
た場合でも記録シートPの有無の確認や記録済みの記録
シートPの取り出しが容易である。
【0149】更には原稿排出部となる原稿排出トレイ9
に記録済みの記録シートPを排出したり、記録シート排
出部13に読取済みのシート状原稿Dを排出することで読
取動作と記録動作でシート排出部を共用することが出
来、追加のシート排出部を装備せずに読取済み原稿Dや
記録済みの記録シートPを仕分けして有限な記録シート
排出部13及び原稿排出部となる原稿排出トレイ9を有効
に活用することが出来る。
【0150】次に図15を用いて本発明に係る画像読取記
録装置及び画像記録装置の第2実施形態について説明す
る。図15は本発明に係る画像読取記録装置の第2実施形
態の構成を示す断面説明図である。尚、前記第1実施形
態と同様に構成したものは同一の符号を付して説明を省
略する。
【0151】図15に示すファクシミリ装置は図2に示し
た前記第1実施形態の構成とは別のレイアウトを有する
画像記録装置本体4に適用したものである。図15に示す
ように、本実施形態では、画像記録装置本体4の上部に
記録シート排出トレイ13aを有する記録シート排出部13
が設けられ、その真下に画像記録部11により画像が記録
された記録シートPの表裏面を反転して該記録シートP
を画像記録部11に再給送するために一旦、記録シートP
を載置収容する中間載置部となる中間トレイ27と、該中
間トレイ27に載置した記録シートPを再給送する搬送ベ
ルト29bと分離ローラ29aとを有する再給送部29とが配
置されている。
【0152】そして、画像記録装置本体4の下部に配置
されたカセット給送部12の真上に画像記録部11が配置さ
れ、該画像記録部11と記録シート排出部13との間に両面
搬送部26が配置されている。
【0153】従って、記録シート排出トレイ13aを有す
る記録シート排出部13が画像記録装置本体4の上部に配
置され、且つ中間載置部となる中間トレイ27が記録シー
ト排出部13の真下で且つ画像記録部11の真上に配置さ
れ、且つ原稿排出部となる原稿排出トレイ9が記録シー
ト排出部13の真上に配置して構成される。
【0154】上記構成において、両面記録動作時は前記
第1実施形態と同様に記録シートPの裏面の画像情報を
先に記録し、その後、表面の画像情報を記録する。熱定
着器11gを通過した記録シートPは制御部20から出力さ
れる制御信号に基づいて第1の排出フラッパ23aが切り
換わることで両面搬送部26に搬送される。
【0155】両面搬送部26に搬送された記録シートPは
カール取りローラ対28に導かれ、熱定着器11gによって
加熱及び加圧されてカールが生じた記録シートPが該カ
ール取りローラ対28によりカールが除去された後、中間
トレイ27上に一旦積載される。
【0156】所定枚数の裏面の画像情報の記録が終わっ
たら次に中間トレイ27上に積載された記録シートPに表
面の画像情報を記録する。両面搬送部26の図15の右側方
向には再給送部29が配設されており、該再給送部29には
搬送ベルト29bと、これに逆転する分離ローラ29aが設
けられている。そして、搬送ベルト29bにより中間トレ
イ27上に積載された最下位の記録シートPを引き込みな
がら下から順に分離、給送する。
【0157】再給送部29から再給送された記録シートP
は中間反転ローラ対51によって搬送され、反転部52でス
イッチバックして下方に搬送される。スイッチバックし
た後はレジスト搬送部24に再度搬送された後、前述のよ
うに画像記録部11において記録動作を続ける。
【0158】記録後は第1の排出フラッパ23aを切り換
えて記録シート排出部13の記録シート排出トレイ13a上
に積載する。記録シート排出トレイ13aと中間トレイ右
カバー27bは一体化されており、ヒンジ部13bを回動中
心として図15の上方に回動させることが出来るようにな
っている。
【0159】記録シート排出トレイ13aと中間トレイ右
カバー27bを前記第1実施形態と同様に透明の樹脂材料
で形成したり、スリットを設けることで前記第1実施形
態と同様に両面搬送部26に記録シートPが滞留している
か否かを容易に確認することが出来る。
【0160】更に中間トレイ27を透明の樹脂材料で形成
することで反転部52に記録シートPが滞留しているか否
かを確認することが出来る。また、中間反転ローラ対51
の付近に滞留した記録シートPは右カバー22を開くこと
で取り除くことが出来る。また、再給送部29を上方に回
動するように構成して記録シートPのジャム処理を行う
ようにしても良い。
【0161】本実施形態ではMP給送部25は画像記録装
置本体4の右側に配設されている。他の構成は前記第1
実施形態と同様に構成され、同様な効果を得ることが出
来る。
【0162】尚、前記各実施形態では、画像読取記録装
置の一例として、ファクシミリ装置に適用した場合につ
いて説明したが、スキャナプリンタやデジタル複写機等
に適用することも出来る。
【0163】また、画像の記録方式としてはレーザビー
ム方式等他の電子写真方式でも良いし、それ以外の記録
方式にも適用出来る。また、ソートコピーを行うために
別のトレイが追加で増設されていても良い。
【0164】
【発明の効果】本発明は、上述の如き構成と作用とを有
するので、簡単な構成で記録シートに触れることなく記
録後の記録シート上の記録画像の確認が容易に出来、記
録シートの表裏面を反転して記録シートの両面記録を行
う場合に使用される装置本体内部に設けられる中間載置
部を記録シートの排出部として使用することが出来、更
に中間載置部を記録シートの排出部として使用した場合
でも記録シートの有無の確認や記録済みの記録シートの
取り出しが容易である。
【0165】更には原稿排出部に記録済みの記録シート
を排出したり、記録シート排出部に読取済みのシート状
原稿を排出することで読取動作と記録動作でシート排出
部を共用することが出来、追加のシート排出部を装備せ
ずに読取済み原稿や記録済みの記録シートを仕分けして
有限な記録シート排出部及び原稿排出部を有効に活用す
ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像読取記録装置の第1実施形態
の構成を示す斜視図である。
【図2】本発明に係る画像読取記録装置の第1実施形態
の構成を示す断面説明図である。
【図3】本発明に係る画像読取記録装置の第1実施形態
の構成を示す断面説明図である。
【図4】第1実施形態の制御系の構成を示すブロック図
である。
【図5】記録シート排出部にスリットを設けた構成を示
す斜視図である。
【図6】記録シート排出部のロック機構の構成を示す斜
視図である。
【図7】(a),(b)は記録シート排出部のロック機
構の動作を示す平面図である。
【図8】記録シート排出部の開閉制御を説明するフロー
チャートである。
【図9】中間載置部の前カバーを開閉式に構成した斜視
図である。
【図10】中間載置部の前カバーを取り外し式に構成した
斜視図である。
【図11】中間載置部の前カバーを記録シート排出部と別
体で構成した場合の制御を説明するフローチャートであ
る。
【図12】シート排出部を原稿排出部、記録シート排出
部、中間載置部から選択する際に参照される管理テーブ
ルを示す図である。
【図13】読取動作時のシート排出部を原稿排出部、記録
シート排出部、中間載置部から選択する制御を説明する
フローチャートである。
【図14】記録動作時のシート排出部を原稿排出部、記録
シート排出部、中間載置部から選択する制御を説明する
フローチャートである。
【図15】本発明に係る画像読取記録装置の第2実施形態
の構成を示す断面説明図である。
【符号の説明】
1…画像読取記録装置本体、2…原稿載置台、2a…ス
ライダ、2b…原稿トレイ、2c…ヒンジ部、3…画像
読取部、3a…駆動部、3b…画像処理部、3c…各種
センサ、4…画像記録装置本体、5…操作部、5a…テ
ンキー、5b…ファンクションキー、5c…ワンタッチ
キー、5d…スタートキー、5e…ストップキー、6…
原稿搬送部、6a…分離パッド、6b…分離ローラ、6
c…分離搬送コロ、6d…分離搬送ローラ、6e…給送
コロ、6f…給送ローラ、6g…読取搬送コロ、6h…
読取搬送ローラ、6i…排出コロ、6j…排出ローラ、
6k…原稿フラッパ、7…原稿押圧部、8…密着型イメ
ージセンサ、9…原稿排出トレイ、9a…ヒンジ部、9
b…原稿排出トレイセンサ、10…LEDヘッドユニッ
ト、10a…一次元LEDアレイ、10b…レンズ部、11…
画像記録部、11a…感光体ドラム、11b…一次帯電器、
11c…現像ローラ、11d…クリーニングブレード、11e
…記録カートリッジ、11f…転写帯電器、11g…熱定着
器、11h…定着センサ、11i…駆動部、11j…記録ユニ
ット、11k…画像処理部、11m…各種センサ、12…カセ
ット給送部、12a…シートカセット、12b…中板、12c
…中板バネ、12d…分離爪、12e…給送ローラ、12f…
カセット搬送ローラ対、12g…シートパス、13…記録シ
ート排出部、13a…記録シート排出トレイ、13b…ヒン
ジ部、13c…記録シート排出トレイセンサ、13d…スリ
ット、14…カートリッジカバー、15…ADFカバー、16
…外原稿ガイド、17…内原稿ガイド、18…原稿押さえ
板、19…接合部、20…制御部、20a…CPU、20b…M
PU、20c…ROM、20d…RAM、20e…画像処理
部、21…シート搬送部、22…右カバー、23…搬送方向切
換部、23a…第1の排出フラッパ、23b…第2の排出フ
ラッパ、24…レジスト搬送部、24a…レジストローラ
対、24b…レジストセンサ、24c…トップセンサ、25…
MP給送部、25a…MP給送ローラ、25b…MP分離パ
ッド、25c…MP中板、25d…MP中板バネ、25e…M
Pトレイ、26…両面搬送部、27…中間トレイ、27a…中
間トレイセンサ、27b…中間トレイ右カバー、27c…ス
リット、28…カール取りローラ対、29…再給送部、29a
…分離ローラ、29b…搬送ベルト、30…中間搬送ローラ
対、31…搬送経路、32…表示部、32a…LCD、32b…
各種LED、32c…タリーランプ、33…通信制御部、33
a…接続部、34…通信網、35…ハンドセット、36…外部
インターフェイス、37…外部コンピュータ、38…HD
D、39…トレイロック部、39a…ソレノイド、39b…ロ
ックレバー、39c…ロックバネ、39d…ヒンジ部、40…
トレイ開閉センサ、41…中間トレイ前カバー、42…中間
トレイ前カバーロック部、43…中間トレイ前カバー開閉
センサ、51…中間反転ローラ対、52…反転部、D…原
稿、N…ニップ部、P…記録シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H072 AA01 AA17 AA22 AA32 AB14 AB15 AB18 FB04 3F053 EA02 EA04 EA05 EB01 EB07 EC01 ED15 LA02 LA05 LA07 LB02 LB03 3F054 AA01 AA02 AC02 AC03 AC05 BA04 BC11 BF01 BF08 CA10 CA31 DA02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状原稿の画像情報を読み取る画像
    読取部と、 前記画像読取部により画像情報が読み取られたシート状
    原稿を排出する原稿排出部と、 画像情報に応じて記録シートに画像を記録する画像記録
    部と、 前記画像記録部により画像が記録された記録シートを排
    出する記録シート排出部と、 前記画像記録部により画像が記録された記録シートの表
    裏面を反転して該記録シートを前記画像記録部に再給送
    するために一旦、記録シートを載置収容する中間載置部
    と、 前記中間載置部に載置した記録シートを再給送する再給
    送部と、 前記画像読取部により画像情報が読み取られたシート状
    原稿を前記記録シート排出部に搬送する第1の搬送経路
    及び/または前記画像記録部により画像が記録された記
    録シートを前記原稿排出部に搬送する第2の搬送経路
    と、 を有し、 前記記録シート排出部を装置本体の上部に配置し、且つ
    前記中間載置部を前記記録シート排出部の真下に配置
    し、且つ前記原稿排出部を前記記録シート排出部の真上
    に配置したことを特徴とする画像読取記録装置。
  2. 【請求項2】 前記記録シート排出部のシートの有無を
    検知するシート検知手段を有し、該シート検知手段によ
    り前記第1の搬送経路を搬送された読取済みのシート状
    原稿が前記記録シート排出部にあることを検知した場合
    は記録済みの記録シートが前記記録シート排出部に搬送
    されないように制御する制御手段を有することを特徴と
    する請求項1に記載の画像読取記録装置。
  3. 【請求項3】 前記シート検知手段により前記第1の搬
    送経路を搬送された読取済みのシート状原稿が前記記録
    シート排出部にあることを検知した場合は記録済みの記
    録シートを前記中間載置部に搬送することを特徴とする
    請求項2に記載の画像読取記録装置。
  4. 【請求項4】 前記原稿排出部のシートの有無を検知す
    るシート検知手段を有し、該シート検知手段により前記
    第2の搬送経路を搬送された記録済みの記録シートが前
    記原稿排出部にあることを検知した場合は読取済みのシ
    ート状原稿が前記原稿排出部に搬送されないように制御
    する制御手段を有することを特徴とする請求項1に記載
    の画像読取記録装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の搬送経路または前記第2の搬
    送経路を搬送されたシートが所定のシート排出部に有る
    か否かを検知するシート検知手段を有し、該シート検知
    手段の検知により前記所定のシート排出部にシートが有
    る間は請求項2〜4のいずれか1項に記載された制御を
    継続し、前記所定のシート排出部にシートが無くなった
    場合は所定のタイミングで前記制御を別の制御に変更す
    ることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載
    の画像読取記録装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の搬送経路または前記第2の搬
    送経路をシートが搬送された場合は、装置の状態を表示
    する表示部の表示内容を変更することを特徴とする請求
    項1に記載の画像読取記録装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の搬送経路または前記第2の搬
    送経路を搬送されたシートが所定のシート排出部に有る
    か否かを検知するシート検知手段を有し、該シート検知
    手段の検知により前記所定のシート排出部にシートが有
    る間は前記変更した表示内容の表示を継続し、前記所定
    のシート排出部のシートが無くなった場合は所定のタイ
    ミングで前記変更した表示内容の表示を再度変更するこ
    とを特徴とする請求項6に記載の画像読取記録装置。
  8. 【請求項8】 前記第1の搬送経路または前記第2の搬
    送経路を使用する第1の動作モードと、 前記第1の搬送経路または前記第2の搬送経路を使用し
    ない第2の動作モードと、 を有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項
    に記載の画像読取記録装置。
JP11117992A 1999-04-26 1999-04-26 画像読取記録装置 Pending JP2000309467A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11117992A JP2000309467A (ja) 1999-04-26 1999-04-26 画像読取記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11117992A JP2000309467A (ja) 1999-04-26 1999-04-26 画像読取記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000309467A true JP2000309467A (ja) 2000-11-07

Family

ID=14725359

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11117992A Pending JP2000309467A (ja) 1999-04-26 1999-04-26 画像読取記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000309467A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7341387B2 (en) * 2004-03-08 2008-03-11 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
JP2015151244A (ja) * 2014-02-17 2015-08-24 株式会社リコー 画像形成装置
JP7481866B2 (ja) 2020-03-13 2024-05-13 キヤノン株式会社 画像形成装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7341387B2 (en) * 2004-03-08 2008-03-11 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
US7674057B2 (en) 2004-03-08 2010-03-09 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
JP2015151244A (ja) * 2014-02-17 2015-08-24 株式会社リコー 画像形成装置
JP7481866B2 (ja) 2020-03-13 2024-05-13 キヤノン株式会社 画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001166641A (ja) 画像形成装置
JP4669025B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP2007163755A (ja) 画像形成装置、原稿読取装置及び該装置を備える複写機
JP2007119114A (ja) 画像形成装置
JPH08228257A (ja) 画像形成装置
JP2009232354A (ja) 画像読取装置及び複写機
JP2014056161A (ja) 画像形成装置
JP2000309467A (ja) 画像読取記録装置
JPH1195504A (ja) 記録装置
JP2000302274A (ja) 画像読取記録装置及び画像記録装置
JP4227559B2 (ja) 画像形成装置及び画像読取装置
JP2002209055A (ja) 画像読取記録装置
JP4152252B2 (ja) シート搬送装置
JP3840775B2 (ja) 通信端末装置
JP3857198B2 (ja) 画像形成装置
JP3745513B2 (ja) 画像形成装置
JP2008017193A (ja) 画像処理装置
JP4102685B2 (ja) 画像形成装置
JP3301899B2 (ja) 画像複写装置
JP2004212693A (ja) 画像形成装置
JP2007286353A (ja) 画像記録装置
JP2005126195A (ja) 画像記録装置
JP2004145194A (ja) 記録装置
JP2000029261A (ja) 画像記録装置
JP4333978B2 (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees