JP2016143978A - 機能実行機器、通信機器のためのコンピュータプログラム、及び、通信機器 - Google Patents
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Abstract
Description
図1に示すように、機能実行システム2は、スキャナSCと、携帯端末PTと、を備える。各機器SC,PTは、Wi−Fi方式に従った無線通信(以下では「Wi−Fi通信」と呼ぶ)と、NFC(Near Field Communicationの略)方式に従った無線通信(以下では「NFC通信」と呼ぶ)と、を実行可能である。図1の例では、1個の携帯端末PTのみを図示しているが、他の例では、機能実行システム2は複数個の携帯端末を備えていてもよい。
スキャナSCは、スキャン機能を実行可能な周辺機器(即ち携帯端末PTの周辺機器)である。スキャナSCは、操作部12と、表示部14と、スキャン実行部16と、センサ18と、無線LAN(LocalArea Networkの略)インターフェース20と、NFCインターフェース30と、制御部40と、を備える。各部12〜40は、バス線(符号省略)に接続されている。なお、変形例では、センサ18は、スキャン実行部16に含まれていてもよい。以下では、インターフェースのことを「I/F」と記載する。図1では、印刷実行部90が破線で図示されているが、本実施例のスキャナSCは印刷実行部90を備えていない。印刷実行部90については後述の第3実施例で説明する。
携帯端末PTは、携帯電話(例えばスマートフォン)、PDA、ノートPC、タブレットPC、携帯型音楽再生装置、携帯型動画再生装置等の可搬型の端末装置である。携帯端末PTは、操作部52と、表示部54と、無線LANI/F60と、NFCI/F70と、制御部80と、を備える。各部52〜80は、バス線(符号省略)に接続されている。
続いて、図2を参照して、スキャナSCのNFCI/F30のプロセッサ32によって実行される処理について説明する。図2の処理では、S10及びS20の各監視ステップが順次実行される。
続いて、図3を参照して、スキャナSCの制御部40のCPU42によって実行されるメイン処理について説明する。スキャナSCの電源がOFF状態からON状態に切り替えられると、CPU42は、メイン処理を実行する。
続いて、図4を参照して、スキャナSCの制御部40のCPU42によって実行されるスキャン実行処理について説明する。スキャナSCの電源がOFF状態からON状態に切り替えられると、CPU42は、スキャン実行処理を実行する。
図5を参照して、携帯端末PTの制御部80のCPU82によって実行されるメイン処理について説明する。携帯端末PTの電源がOFF状態からON状態に切り替えられると、CPU82は、メイン処理を実行する。図示しないが、メイン処理が開始されると、CPU82は、所定期間毎に、NFCI/F70を介して、Polling信号を送信する。
続いて、図6〜図8を参照して、図2〜図5のフローチャートによって実現される具体歴なケースA1〜A3を説明する。
ケースA1は、原稿がセットされた状態のスキャナSCに携帯端末PTが近づけられるケースを示す。スキャナSCの電源がOFF状態からON状態に切り替えられると、制御部40は、無線プロファイルWP1を準備する(図3のS40)。また、この時点では原稿がスキャナSCにセットされていないため、制御部40は、原稿ステータスDS「無」を検出する(図3のS40)。電源がON状態に切り替えられた直後のスキャナSCは、デバイス状態で動作する。制御部40は、無線プロファイルWP1、原稿ステータスDS「無」、アプリ起動指示AAI、及び、デバイス情報DIを含む記憶指示100をNFCI/F30に供給する(S42)。この結果、I/Fメモリ34に無線プロファイルWP1、原稿ステータスDS「無」、アプリ起動指示AAI、及び、デバイス情報DIが書き込まれる(図2のS12)。
上記の通り、本実施例では、スキャナSCは、原稿ステータス「有」の状態で携帯端末PTとの間にNFCセッションが確立する場合に、NFCI/F30を用いたNFCセッションの確立後に、スキャンを開始させるための指示がユーザからスキャナSC及び携帯端末PTに与えられていなくても、スキャンを実行することができる。即ち、本実施例によると、スキャナSCは、スキャナSC及び携帯端末PTにユーザから指示が与えられない場合であっても、スキャンを適切に実行し得る。
ケースA2は、原稿がセットされていない状態のスキャナSCに携帯端末PTが近づけられるケースを示す。ケースA2でも、スキャナSCの電源がOFF状態からON状態に切り替えられてから、I/Fメモリ34に無線プロファイルWP1及び原稿ステータスDS「無」が書き込まれる(図2のS12)までの処理は、上記ケースA1(図6参照)と共通するため説明を省略する。
上記の通り、本実施例では、スキャナSCは、原稿ステータスDSが「無」を示す場合にも、無線プロファイルWP1を含むスキャナ情報114を携帯端末PTに送信する。そのため、原稿ステータスDSが「無」を示す場合にも、スキャナSCと携帯端末PTとのWi−Fi接続が確立される。ただし、本実施例では、携帯端末PTは、原稿ステータスDSが「無」を示す場合、スキャナSCにスキャン実行指示を送信しない。このため、スキャナSCは、原稿ステータスDSが「無」を示す場合には、スキャンを実行することはない。従って、本実施例では、スキャナSCは、原稿ステータスDSが「無」を示すか「有」を示すかに応じて、スキャンを実行するか否かを適切に切り替えることができる。
ケースA3は、原稿がセットされてから所定期間が経過した後のスキャナSCに携帯端末PTが近づけられるケースである。ケースA3でも、スキャナSCの電源がOFF状態からON状態に切り替えられてから、I/Fメモリ34に無線プロファイルWP1及び原稿ステータスDS「無」が書き込まれる(図2のS12)までの処理は、上記ケースA1(図6参照)と共通するため説明を省略する。ケースA3では、携帯端末PTのユーザは、スキャナSCのADFに原稿をセットする。なお、これにより、スキャナSCの原稿ステータスDS「無」から原稿ステータスDS「有」に変化する(図3のS44でYES)。そのため、制御部40は、原稿ステータスDS「有」を含む記憶指示102をNFCI/F30に供給する(図3のS52)。この結果、I/Fメモリ34に原稿ステータスDS「有」が書き込まれる(図2のS12)。
上記の通り、本実施例では、スキャナSCは、原稿ステータスDSが「放置」を示す場合には、携帯端末PTの表示部54に表示された選択画面において、ユーザによってスキャンを続行することが選択されることを条件として(図5のS116でYES)、スキャンを実行する。従って、本実施例では、スキャナSCは、原稿ステータスDSが「放置」を示す場合でも、その後、所定の条件が満たされる場合に、スキャンを実行することができる。
図9を参照して、本実施例において、スキャナSCに対する原稿のセット状況毎のI/Fメモリ34の記憶内容(即ち、スキャナ情報)をまとめて説明しておく。スキャナSCのADFに原稿がセットされていない状況では、I/Fメモリ34には、無線プロファイルWP,原稿ステータスDS「無」、アプリ起動指示AAI、デバイス情報DIが記憶される。スキャナSCのADFに原稿がセットされており、原稿がセットされてから所定期間が経過していない状況では、I/Fメモリ34には、無線プロファイルWP,原稿ステータスDS「有」、アプリ起動指示AAI、デバイス情報DIが記憶される。スキャナSCのADFに原稿がセットされており、原稿がセットされてから所定期間が経過した状況では、I/Fメモリ34には、無線プロファイルWP,原稿ステータスDS「放置」、アプリ起動指示AAI、デバイス情報DIが記憶される。
スキャナSC、携帯端末PTが、それぞれ、「機能実行機器」、「通信機器」の一例である。NFC方式、WFD方式が、それぞれ、「第1の方式」、「第2の方式」の一例である。NFCI/F30、無線LANI/F20が、それぞれ、「第1のインターフェース」、「第2のインターフェース」の一例である。センサ18が、「センサ」の一例である。NFCセッションが「通信セッション」の一例である。WFDNWが「無線ネットワーク」の一例である。無線プロファイルWPが「ネットワーク情報」の一例である。スキャナSCのADFに原稿がセットされている状態、原稿がセットされていない状態が、それぞれ、「載置状態」、「非載置状態」の一例である。選択画面においてスキャン続行を選択する操作が、「所定の指示」の一例である。原稿ステータスDS「無」が「非載置関係情報」の一例である。原稿ステータスDS「有」及び原稿ステータスDS「放置」が「載置関係情報」の一例である。原稿ステータスDS「有」が「第1種の非載置関係情報」の一例である。原稿ステータスDS「放置」が「第2種の非載置関係情報」の一例である。
第2実施例について、第1実施例と異なる点を中心に説明する。本実施例では、スキャナSCの制御部40のCPU42のメイン処理の内容の一部(より具体的には、I/Fメモリ34に記憶される情報)が、第1実施例とは異なる(図3参照)。また、本実施例では、携帯端末PTの制御部80のCPU82のメイン処理の内容の一部も、第1実施例とは異なる(図5参照)。
S40の処理の内容は第1実施例と同じである。本実施例では、S40で検出された原稿ステータスDSが「有」を示す場合に、S42では、CPU42は、S40で準備した無線プロファイルWPと、S40で検出した原稿ステータスDS「有」と、アプリ起動指示AAIと、デバイス情報DIと、を含む記憶指示をNFCI/F30に供給する。これにより、NFCI/F30のプロセッサ32は、記憶指示に含まれる無線プロファイルWP、原稿ステータスDS「有」、アプリ起動指示AAI、及び、デバイス情報DIをI/Fメモリ34に書き込む(図2のS12参照)。一方、S40で検出された原稿ステータスDSが「無」である場合、S42では、CPU42は、ブラウザ起動指示と、URL(Uniform Resource Locatorの略)とを含む記憶指示をNFCI/F30に供給する。ここで、ブラウザ起動指示は、携帯端末PTにインストールされているブラウザアプリを起動させるための指示である。URLは、所定のメッセージ画面を携帯端末PTの表示部54に表示させるための情報である。所定のメッセージ画面は、所定のエラーメッセージを含む。これにより、S40で検出された原稿ステータスDSが「無」である場合、NFCI/F30のプロセッサ32は、記憶指示に含まれるブラウザ起動指示及びURLをI/Fメモリ34に書き込む(図2のS12参照)。
本実施例では、CPU82がNFCI/F70からスキャナ情報を取得した場合に(S102でYES)、S130に進む。S130では、CPU42は、取得されたスキャナ情報が、ブラウザ起動指示とURLを含むか否かを判断する。スキャナ情報がブラウザ起動指示とURLを含む場合、CPU82は、S130でYESと判断し、S132に進む。S132では、CPU82は、ブラウザ起動指示に従ってブラウザアプリを起動させ、URLによって示されるメッセージ画面を表示部54に表示させる。携帯端末PTのユーザは、メッセージ画面を見ることで、現状ではスキャンが実行できないことを知ることができる。S132を終えると、S102に戻る。一方、スキャナ情報がブラウザ起動指示とURLを含まない(即ち、スキャナ情報が無線プロファイルWP、原稿ステータスDS「有」、アプリ起動指示AAI、及び、デバイス情報DIを含む)場合、CPU82は、S130でNOと判断し、S104に進む。S104以降の各処理は、第1実施例と同じである。
続いて、図10を参照して、本実施例で実現される具体的なケースBを説明する。ケースBは、本実施例において、原稿がセットされていない状態のスキャナSCに携帯端末PTが近づけられるケースを示す。図10に示すように、スキャナSCの電源がOFF状態からON状態に切り替えられた時点では、スキャナSCには原稿がセットされていない。そのため、制御部40は、原稿ステータスDS「無」を検出する(図3のS40)。制御部40は、ブラウザ起動指示とURLとを含む記憶指示200をNFCI/F30に供給する(図3のS42)。この結果、I/Fメモリ34にブラウザ起動指示及びURLが書き込まれる(図2のS12)。
図11を参照して、本実施例において、スキャナSCに対する原稿のセット状況毎のI/Fメモリ34の記憶内容(即ち、スキャナ情報)をまとめて説明しておく。スキャナSCのADFに原稿がセットされていない状況では、I/Fメモリ34には、ブラウザ起動指示及びURLが記憶される。スキャナSCのADFに原稿がセットされており、原稿がセットされてから所定期間が経過していない状況では、I/Fメモリ34には、無線プロファイルWP、原稿ステータスDS「有」、アプリ起動指示AAI、デバイス情報DIが記憶される。スキャナSCのADFに原稿がセットされており、原稿がセットされてから所定期間が経過した状況では、I/Fメモリ34には、ブラウザ起動指示及びURLが記憶される。
本実施例では、原稿ステータスDSが「有」を示す場合には、無線プロファイルWPを含むスキャナ情報がI/Fメモリ34に記憶され、原稿ステータスDSが「無」又は「放置」を示す場合には、ブラウザ起動指示及びURLを含むスキャナ情報がI/Fメモリ34に記憶される。そのため、原稿ステータスDSが「有」を示す場合には、スキャナSCと携帯端末PTとのWi−Fi接続が確立され、スキャンが実行され得る。一方、原稿ステータスDSが「無」又は「放置」を示す場合には、Wi−Fi接続が確立されることも、スキャンが実行されることもない。従って、本実施例でも、スキャナSCは、原稿ステータスDSに応じて、スキャンを実行するか否かを適切に切り替えることができる。また、本実施例では、スキャナSCは、原稿ステータスDSに応じて、スキャナSCと携帯端末PTとのWi−Fi接続を確立するか否かを適切に切り替えることもできる。
ブラウザ起動指示及びURLが「非載置関係情報」の一例である。URLが「表示情報」の一例である。メッセージ画面が「報知画面」の一例である。図3のS42(ただし、原稿ステータスDS「無」の場合)、S50が「第1の供給部」が実行する処理の一例である。図3のS42(ただし、原稿ステータスDS「有」の場合)、S52が「第2の供給部」及び「第3の供給部」が実行する処理の一例である。
第3実施例について、第1実施例と異なる点を中心に説明する。本実施例では、図1に示すように、機能実行システム2に含まれる機能実行機器がスキャナSCではなく多機能機MFPである点が第1実施例とは異なる。多機能機MFPは、印刷機能、スキャン機能等の多機能を実行可能な周辺機器である。多機能機MFPの構成も第1実施例のスキャナSCとほぼ共通するが、印刷実行部90を備える点が異なる。印刷実行部90は、インクジェット方式、レーザ方式等の印刷機構である。本実施例では、図12に示すように、多機能機MFPの制御部40のCPU42の機能実行処理は、第1実施例のスキャン実行処理(図4参照)とは部分的に異なる。また、図13に示すように、携帯端末PTの制御部80のCPU82のメイン処理も、第1実施例のメイン処理(図5参照)とは部分的に異なる。なお、多機能機MFPのNFCI/F30のプロセッサの処理(図2参照)、及び、制御部40のCPU42のメイン処理(図3参照)は、第1実施例の図2、図3の処理とそれぞれ同じである。
S260〜S268は、「スキャナSC」が「多機能機MFP」に置き換わった点(S262、S264参照)を除き、図4のS60〜S68と同じである。本実施例では、S268でWi−Fi接続が確立された後、S269、S270の各監視ステップが実行される。
S302〜S310は、「スキャナ情報」が「多機能機情報」に置き換わった点(S302参照)を除き、図5のS102〜S110と同じである。本実施例では、S310でWi−Fi接続が確立された後、S311において、CPU82は、携帯端末PTのユーザによって印刷指示が入力されているか否かを判断する。この時点で印刷指示が入力されている場合、CPU82は、S311でYESと判断し、S311Aにおいて、印刷実行指示と、印刷指示の入力の際にユーザによって指定された対象データと、を多機能機MFPに送信する。これにより、多機能機MFPは印刷を実行する(図12のS269A参照)。S311を終えると、S328に進む。一方、この時点で印刷指示が入力されていない場合、CPU82は、S311でNOと判断し、S312に進む。S312〜S328は、図5のS112〜S128と同じである。
ケースCは、多機能機MFPに、印刷指示入力済みの携帯端末が近づけられるケースを示す。スキャナSCの電源がOFF状態からON状態に切り替えられてから、I/Fメモリ34に無線プロファイルWP1及び原稿ステータスDS「無」が書き込まれる(図2のS12)までの処理は、第1実施例のケースA1(図6参照)と共通するため説明を省略する。ケースCでは、ユーザ(携帯端末PTのユーザと同じ者であっても異なる者であってもよい)は、スキャナSCのADFに原稿をセットする。なお、これにより、スキャナSCの原稿ステータスDS「無」から原稿ステータスDS「有」に変化する(図3のS44でYES)。そのため、制御部40は、原稿ステータスDS「有」を含む記憶指示102をNFCI/F30に供給する(図3のS52)。この結果、I/Fメモリ34に原稿ステータスDS「有」が書き込まれる(図2のS12)。
本実施例では、多機能機MFPは、印刷実行指示及び対象データを受信する場合には(図12のS269でYES)、原稿ステータスDSが「有」を示していても、対象データによって表される画像の印刷を実行する(S269)。同様に、携帯端末PTは、ユーザによって印刷指示が入力された後で、多機能機MFPとの間にNFCセッションが確立される場合には(図13のS311でYES)、原稿ステータスDSが「有」を示すか否かに関わらず、印刷実行指示を多機能機MFPに送信する(S311A)。従って、多機能機MFPは、対象データによって表される画像の印刷を、原稿のスキャンより優先的に実行し得る。
多機能機MFPが「機能実行機器」の一例である。図12のS269でYESの場合が「受信部」が実行する処理の一例である。S269Aが「印刷制御部」が実行する処理の一例である。また、図13のS311Aが「印刷実行指示送信処理」の一例である。
Claims (16)
- 機能実行機器であって、
前記機能実行機器と、前記機能実行機器とは異なる通信機器と、の間に確立される通信セッションを利用して、第1の方式に従った無線通信を実行するための第1のインターフェースと、
前記機能実行機器と前記通信機器との双方が所属すべき無線ネットワークを利用して、前記第1の方式とは異なる第2の方式に従った無線通信を実行するための第2のインターフェースと、
前記機能実行機器に載置される原稿をスキャンするためのスキャン実行部と、
前記原稿が前記機能実行機器に載置されているのか否かを検知するためのセンサと、
制御部と、を備え、
前記第1のインターフェースは、前記無線ネットワークで利用されるネットワーク情報を、前記通信セッションを利用して、前記通信機器に送信可能であり、
前記制御部は、
前記センサの検出結果を利用して、前記機能実行機器が、前記原稿が前記機能実行機器に載置されている載置状態であるのか、前記原稿が前記機能実行機器に載置されていない非載置状態であるのか、を判断する判断部と、
前記機能実行機器が前記載置状態である間に前記通信セッションが確立される第1の場合に、前記第1のインターフェースを用いて前記通信セッションが確立された後にスキャンの開始に関する指示がユーザから前記機能実行機器及び前記通信機器に与えられなくても、前記スキャン実行部に前記原稿のスキャンを実行させ、前記機能実行機器が前記非載置状態である間に前記通信セッションが確立される第2の場合に、前記スキャン実行部に前記原稿のスキャンを実行させない、スキャン制御部と、
前記原稿のスキャンが実行される場合に、前記スキャン実行部から取得されるスキャン結果に基づいて画像データを生成する生成部と、
前記無線ネットワークを利用して、前記第2のインターフェースを介して、生成済みの前記画像データを前記通信機器に送信する画像データ送信部と、
を備える、機能実行機器。 - 前記スキャン制御部は、
前記第1の場合に、前記無線ネットワークを利用して、前記第2のインターフェースを介して、前記通信機器からスキャン実行指示を受信することに応じて、前記スキャン実行部に前記原稿のスキャンを実行させ、
前記第2の場合に、前記通信機器から前記スキャン実行指示を受信しないことに応じて、前記スキャン実行部に前記原稿のスキャンを実行させない、請求項1に記載の機能実行機器。 - 前記スキャン制御部は、
前記機能実行機器が前記非載置状態である場合に、前記非載置状態に関係する非載置関係情報を前記第1のインターフェースに供給する第1の供給部であって、前記非載置関係情報は、前記第2の場合に前記通信セッションを利用して前記通信機器に送信される、前記第1の供給部を備え、
前記スキャン制御部は、
前記第1の場合に、前記通信セッションを利用して前記ネットワーク情報が前記通信機器に送信され、前記非載置関係情報が前記通信機器に送信されないことに応じて、前記通信機器から前記スキャン実行指示を受信し、
前記第2の場合に、前記通信セッションを利用して前記ネットワーク情報と前記非載置関係情報とが前記通信機器に送信されることに応じて、前記通信機器から前記スキャン実行指示を受信しない、請求項2に記載の機能実行機器。 - 前記スキャン制御部は、
前記機能実行機器が前記非載置状態である場合に、前記非載置状態に関係する非載置関係情報を前記第1のインターフェースに供給する第1の供給部であって、前記非載置関係情報は、前記第2の場合に前記通信セッションを利用して前記通信機器に送信され、前記機能実行機器が前記非載置状態であることを示す報知画面を前記通信機器の表示部に表示させるための表示情報を含む、前記第1の供給部を備え、
前記スキャン制御部は、
前記第1の場合に、前記通信セッションを利用して前記ネットワーク情報が前記通信機器に送信され、前記非載置関係情報が前記通信機器に送信されないことに応じて、前記通信機器から前記スキャン実行指示を受信し、
前記第2の場合に、前記通信セッションを利用して前記非載置関係情報が前記通信機器に送信され、前記ネットワーク情報が前記通信機器に送信されないことに応じて、前記通信機器から前記スキャン実行指示を受信しない、請求項2に記載の機能実行機器。 - 前記スキャン制御部は、
前記機能実行機器が前記載置状態である場合に、前記載置状態に関係する載置関係情報を前記第1のインターフェースに供給する第2の供給部であって、前記載置関係情報は、前記第1の場合に前記通信セッションを利用して前記通信機器に送信される、前記第2の供給部を備え、
前記スキャン制御部は、
前記第1の場合に、前記通信セッションを利用して前記ネットワーク情報と前記載置関係情報とが前記通信機器に送信されることに応じて、前記通信機器から前記スキャン実行指示を受信し、
前記第2の場合に、前記載置関係情報が前記通信機器に送信されないことに応じて、前記通信機器から前記スキャン実行指示を受信しない、請求項2から4のいずれか一項に記載の機能実行機器。 - 前記第2の供給部は、
前記機能実行機器が前記非載置状態から前記載置状態に変化する際に、第1種の前記載置関係情報を前記第1のインターフェースに供給し、
前記機能実行機器が前記非載置状態から前記載置状態に変化した後に、前記載置状態が維持されている期間が所定期間に到達する際に、第2種の前記載置関係情報を前記第1のインターフェースに供給し、
前記スキャン制御部は、
前記第1の場合に、前記第1種の載置関係情報が前記通信セッションを利用して前記通信機器に送信されることに応じて、前記通信機器から前記スキャン実行指示を受信し、
前記第1の場合に、前記第2種の載置関係情報が前記通信セッションを利用して前記通信機器に送信されることに応じて、前記スキャン実行指示が前記機能実行機器に送信されるべきことに関する所定の指示が前記ユーザによって前記通信機器に与えられることを条件として、前記通信機器から前記スキャン実行指示を受信する、請求項5に記載の機能実行機器。 - 前記機能実行機器は、さらに、
印刷実行部を備え、
前記制御部は、さらに、
前記第1の場合に、前記無線ネットワークを利用して、前記第2のインターフェースを介して、前記通信機器から前記スキャン実行指示の代わりに印刷実行指示を受信する受信部であって、前記印刷実行指示は、印刷対象の対象データを含む、前記受信部と、
前記印刷実行指示が受信される場合に、前記対象データによって表わされる画像の印刷を前記印刷実行部に実行させる印刷制御部と、を備える、請求項2から6のいずれか一項に記載の機能実行機器。 - 前記第1のインターフェースは、インターフェースメモリを備え、
前記制御部は、さらに、
前記通信セッションが確立される前に、前記ネットワーク情報を前記第1のインターフェースに供給して、前記ネットワーク情報を前記インターフェースメモリに記憶させる第3の供給部を備える、請求項1から7のいずれか一項に記載の機能実行機器。 - 前記第3の供給部は、
前記機能実行機器が前記非載置状態から前記載置状態に変化する際に、前記ネットワーク情報を前記第1のインターフェースに供給して、前記ネットワーク情報を前記インターフェースメモリに記憶させ、
前記機能実行機器が前記載置状態から前記非載置状態に変化する際に、前記第1のインターフェースから前記ネットワーク情報を消去させる、請求項8に記載の機能実行機器。 - 通信機器のためのコンピュータプログラムであって、
前記通信機器に搭載されるコンピュータに、以下の各処理、即ち、
前記通信機器とは異なる機能実行機器から、前記通信機器の第1のインターフェースを介して、前記通信機器と前記機能実行機器との双方が所属すべき無線ネットワークで利用されるネットワーク情報を受信するネットワーク情報受信処理であって、前記無線ネットワークは、前記通信機器と前記機能実行機器との間で前記通信機器の第2のインターフェースを介した無線通信を実行するためのネットワークであり、前記第1のインターフェースは、第1の方式に従った無線通信を実行するためのインターフェースであり、前記第2のインターフェースは、前記第1の方式とは異なる第2の方式に従った無線通信を実行するためのインターフェースである、前記ネットワーク情報受信処理と、
前記機能実行機器から、前記第1のインターフェースと前記第2のインターフェースのうちの少なくとも一方を介して、前記機能実行機器の状態に関係する関係情報を受信する第1の関係情報受信処理と、
受信済みの前記関係情報が、原稿が前記機能実行機器に載置されている載置状態に関係する載置関係情報である第1の場合に、前記第1のインターフェースを用いて通信セッションが確立された後にスキャンの開始に関する指示がユーザから前記通信機器及び前記機能実行機器に与えられなくても、前記無線ネットワークを利用して、前記第2のインターフェースを介して、スキャン実行指示を前記機能実行機器に送信し、受信済みの前記関係情報が、前記原稿が前記機能実行機器に載置されていない非載置状態に関係する非載置関係情報である第2の場合に、前記スキャン実行指示を前記機能実行機器に送信しない、スキャン実行指示送信処理と、
前記スキャン実行指示が前記機能実行機器に送信された後に、前記機能実行機器から、前記無線ネットワークを利用して、前記第2のインターフェースを介して、前記機能実行機器が前記原稿をスキャンすることによって生成される画像データを受信する画像データ受信処理と、
を実行させる、コンピュータプログラム。 - 前記第1の関係情報受信処理では、前記機能実行機器から、前記第1のインターフェースを介して、前記関係情報が受信される、請求項10に記載のコンピュータプログラム。
- 前記コンピュータプログラムは、前記コンピュータに、さらに、
前記第2の場合に、前記スキャン実行指示が送信されるべきか否かを前記ユーザに選択させるための第1の選択画面を前記通信機器の表示部に表示させる第1の表示制御処理と、
前記第1の選択画面において、前記ユーザから、前記スキャン実行指示が前記機能実行機器に送信されるべきことに関する所定の指示が与えられることを条件として、前記無線ネットワークを利用して、前記第2のインターフェースを介して、前記機能実行機器の状態を要求する確認要求を前記機能実行機器に送信する要求送信処理と、
前記確認要求が前記機能実行機器に送信された後に、前記機能実行機器から、前記無線ネットワークを利用して、前記第2のインターフェースを介して、前記関係情報を再受信する第2の関係情報受信処理と、を実行させ、
前記スキャン実行指示送信処理では、再受信済みの前記関係情報が前記載置関係情報である場合に、前記スキャン実行指示が前記機能実行機器に送信される、請求項10又は11に記載のコンピュータプログラム。 - 前記スキャン実行指示送信処理では、受信済みの前記関係情報が第1種の前記載置関係情報である前記第1の場合に、前記スキャン実行指示が前記機能実行機器に送信され、
前記コンピュータプログラムは、前記コンピュータに、さらに、
受信済みの前記関係情報が第2種の前記載置関係情報である場合に、前記スキャン実行指示が送信されるべきか否かを前記ユーザに選択させるための第2の選択画面を前記通信機器の表示部に表示させる第2の表示制御処理を実行させ、
前記スキャン実行指示送信処理では、受信済みの前記関係情報が前記第2種の載置関係情報である前記第1の場合に、前記第2の選択画面において、前記ユーザから、前記スキャン実行指示が前記機能実行機器に送信されるべきことに関する指示が与えられることを条件として、前記スキャン実行指示が前記機能実行機器に送信され、
前記第1種の載置関係情報は、前記機能実行機器が前記非載置状態から前記載置状態に変化した後であって、前記載置状態が維持されている期間が所定期間に到達する前に、前記機能実行機器から送信され、
前記第2種の載置関係情報は、前記載置状態が維持されている前記期間が前記所定期間に到達した後に、前記機能実行機器から送信される、請求項10から12のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。 - 前記非載置関係情報は、前記機能実行機器が非載置状態であることを示す報知画面を前記通信機器の表示部に表示させるための表示情報を含み、
前記コンピュータプログラムは、前記コンピュータに、さらに、
前記第2の場合に、前記表示情報を利用して、前記報知画面を前記表示部に表示させる表示処理を実行させる、請求項10から13のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。 - 前記コンピュータプログラムは、前記コンピュータに、さらに、
前記ユーザから、印刷実行指示が前記機能実行機器に送信されるべきことに関する指示が与えられた後に、前記ネットワーク情報と前記関係情報とが受信される場合に、受信済みの前記関係情報が前記載置関係情報であるのか前記非載置関係情報であるのかに関わらず、前記無線ネットワークを利用して、前記第2のインターフェースを介して、前記スキャン実行指示の代わりに、印刷対象の対象データを含む前記印刷実行指示を前記機能実行機器に送信する印刷実行指示送信処理を実行させる、請求項10から14のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。 - 通信機器であって、
前記通信機器と、前記通信機器とは異なる機能実行機器と、の間に確立される通信セッションを利用して、第1の方式に従った無線通信を実行するための第1のインターフェースと、
前記通信機器と前記機能実行機器との双方が所属すべき無線ネットワークを利用して、前記第1の方式とは異なる第2の方式に従った無線通信を実行するための第2のインターフェースと、
制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記機能実行機器から、前記第1のインターフェースを介して、前記無線ネットワークで利用されるネットワーク情報を受信するネットワーク情報受信部と、
前記機能実行機器から、前記第1のインターフェースと前記第2のインターフェースのうちの少なくとも一方を介して、前記機能実行機器の状態に関係する関係情報を受信する第1の関係情報受信部と、
受信済みの前記関係情報が、原稿が前記機能実行機器に載置されている載置状態に関係する載置関係情報である第1の場合に、前記第1のインターフェースを用いて前記通信セッションが確立された後にスキャンの開始に関する指示がユーザから前記通信機器及び前記機能実行機器に与えられなくても、前記無線ネットワークを利用して、前記第2のインターフェースを介して、スキャン実行指示を前記機能実行機器に送信し、受信済みの前記関係情報が、前記原稿が前記機能実行機器に載置されていない非載置状態に関係する非載置関係情報である第2の場合に、前記スキャン実行指示を前記機能実行機器に送信しない、スキャン実行指示送信部と、
前記スキャン実行指示が前記機能実行機器に送信された後に、前記機能実行機器から、前記無線ネットワークを利用して、前記第2のインターフェースを介して、前記機能実行機器が前記原稿をスキャンすることによって生成される画像データを受信する画像データ受信部と、
を備える、通信機器。
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