JPH11194530A - 静電荷像現像用トナー、画像形成方法及びプロセスカートリッジ - Google Patents

静電荷像現像用トナー、画像形成方法及びプロセスカートリッジ

Info

Publication number
JPH11194530A
JPH11194530A JP7820698A JP7820698A JPH11194530A JP H11194530 A JPH11194530 A JP H11194530A JP 7820698 A JP7820698 A JP 7820698A JP 7820698 A JP7820698 A JP 7820698A JP H11194530 A JPH11194530 A JP H11194530A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
particles
toner
less
particle size
diameter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7820698A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3639714B2 (ja
Inventor
Yoshihiro Ogawa
吉寛 小川
Koichi Tomiyama
晃一 冨山
Keita Nozawa
圭太 野沢
Shunji Suzuki
俊次 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP07820698A priority Critical patent/JP3639714B2/ja
Publication of JPH11194530A publication Critical patent/JPH11194530A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3639714B2 publication Critical patent/JP3639714B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Developing Agents For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像濃度が高く、カブリが少なく、高解像・
高精細な画像を長期にわたって出力することを可能とす
る静電荷像現像用トナーを提供することにある。 【解決手段】 少なくとも結着樹脂及び着色剤を含有す
るトナー粒子、及び外添剤微粒子を有する静電荷像現像
用トナーにおいて、該トナーは、(i)コールターカウ
ンターによって測定される粒径2.00μm乃至40.
30μmの粒子の体積基準及び個数基準の粒度分布に基
づいて算出された値において、該トナーの重量平均粒径
(D4)のXμmと、粒径2.00乃至3.17μmの
粒子の含有量のY個数%とは、下記条件(1)及び
(2): −5X+35≦Y≦−25X+180 (1) 3.5≦X≦6.5 (2) を満たす粒度分布、及び(ii)フロー式粒子像分析装
置によって測定される円相当径0.60μm以上15
9.21μm未満の粒子の個数基準の粒度分布におい
て、円相当径が1.00μm以上1.03μm未満の粒
子の含有量のA個数%と、円相当径が2.00μm以上
2.06μm未満の粒子の含有量のB個数%とは、下記
条件(3): B−A≦0.30 (3) を満たす粒度分布を有していることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真、静電印
刷のごとき静電荷像を現像するための静電荷像現像用ト
ナー、該トナーを用いた画像形成方法及びプロセスカー
トリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真法としては多数の方法が
知られているが、一般には光導電性物質を利用して、種
々の手段により感光体上に電気的潜像を形成し、該潜像
をトナーで現像を行なって可視像(トナー像)とし、必
要に応じて紙の如き転写材にトナー像を転写した後、熱
及び/又は圧力により転写材にトナー画像を定着して定
着画像を得るものである。
【0003】近年、電子写真法を用いた画像形成装置
は、従来の複写機に加えて、例えばプリンター及びファ
クシミリの如き色々な装置に適用されてきている。プリ
ンター装置はLED又はLBPプリンターが最近の市場
の主流になっており、技術の方向としてより高解像度即
ち、従来240、300dpiであったものが400、
600、1200dpiとなって来ている。従って現像
方式もこれにともなって、より高精細が要求されてきて
いる。複写機においても高機能化が進んでおり、そのた
めデジタル化の方向に進みつつある。この方向は、静電
荷像をレーザーで形成する方法が主であるため、やはり
高解像度の方向に進んでおり、ここでもプリンターと同
様に高解像・高精細の現像方式が要求されてきており、
特開平1−112253号公報、特開平2−28415
8号公報では粒径の小さいトナーが提案されている。
【0004】しかし、近年の複写機やプリンター装置の
高速化、長寿命化に対してトナーの耐久性はいまだ十分
とはいえず、高温高湿環境などで長期にわたり使用を続
けると画像濃度や解像度の低下の如き、トナー劣化によ
る問題が発生しやすい。
【0005】特開平8−278659号公報(対応欧州
特許公開第0727717号公報)は、トナーの重量平
均粒径と粒径3.17μm以下の粒径のトナー粒子の割
合とを規定した静電荷像現像用トナーに関して記載して
いる。特開平8−278659号公報においては、トナ
ーの重量平均粒径に対する粒径3.17μm以下のトナ
ー粒子の含有割合を規定することにより、良好な高画質
画像を形成することが可能であると言う効果を有してい
るものの、粒径2μm未満の粒子について特に考慮して
いないことから、特に高温高湿環境下の多数枚耐久性に
ついてさらに改良することが望まれる。
【0006】特開平6−67458号公報(対応米国特
許第5406357号)は、特定の分子量分布を有する
結着樹脂成分を有する磁性トナー、及び添加剤としてシ
リカ微粉末、金属酸化物粉末及び含フッ素樹脂粉末を特
定割合で有することにより、接触帯電部材及び接触転写
部材へのトナー融着が抑えられ、低温定着性及び耐オフ
セット性に優れた静電荷像現像用現像剤に関して開示し
ている。
【0007】欧州特許公報第0762223号公報は、
トナーが特定の複合酸化物を含む粒子を有することによ
り、現像安定性及び多数枚耐久性が高まった静電荷像現
像用トナーに関して記載している。
【0008】特開平6−3854号公報は、特定の画像
形成装置に用いるための現像剤として、磁性トナー、流
動化剤及び特定の粒度分布を有する金属酸化物粉末を含
有する現像剤に関して開示している。
【0009】しかしながら、これらの公報においては、
ドット再現性に優れた高画質画像を形成する目的でトナ
ーの重量平均粒径をより小さくした場合において、トナ
ー中の粒径2.0μm未満の粒子の含有割合をどのよう
にするかについて考慮しておらず、高画質画像を特に高
温高湿環境下で多数枚耐久後まで形成するためには、さ
らに改良することが望まれる。
【0010】このようにトナーの性能改良はいまだ不十
分であり、多くの改良すべき点を残している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、画像
濃度が高く、カブリ(非画像部へのトナー現像)が少な
く、高解像・高精細な画像を高温高湿下及び低温低湿下
の各環境下において、長期にわたって出力することを可
能とする静電荷像現像用トナー、該トナーを用いる画像
形成方法及びプロセスカートリッジを提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも結
着樹脂及び着色剤を含有するトナー粒子、及び外添剤微
粒子を有する静電荷像現像用トナーにおいて、該トナー
は、(i)コールターカウンターによって測定される粒
径2.00μm乃至40.30μmの粒子の体積基準及
び個数基準の粒度分布に基づいて算出された値におい
て、該トナーの重量平均粒径(D4)のXμmと、粒径
2.00乃至3.17μmの粒子の含有量のY個数%と
は、下記条件(1)及び(2): −5X+35≦Y≦−25X+180 (1) 3.5≦X≦6.5 (2) を満たす粒度分布、及び(ii)フロー式粒子像分析装
置によって測定される円相当径0.60μm以上15
9.21μm未満の粒子の個数基準の粒度分布におい
て、円相当径が1.00μm以上1.03μm未満の粒
子の含有量のA個数%と、円相当径が2.00μm以上
2.06μm未満の粒子の含有量のB個数%とは、下記
条件(3): B−A≦0.30 (3) を満たす粒度分布を有していることを特徴とする静電荷
像現像用トナーに関する。
【0013】また、本発明は、静電潜像を担持するため
の静電潜像担持体を帯電する帯電工程;帯電された静電
潜像担持体に静電潜像を形成する静電潜像形成工程;及
び該静電潜像担持体の静電潜像をトナーにより現像して
トナー画像を形成する現像工程;を有する画像形成方法
において、該トナーとして、上記の静電荷像現像用トナ
ーを用いることを特徴とする画像形成方法に関する。
【0014】さらに本発明は、画像形成装置本体に脱着
可能に装着されるプロセスカートリッジにおいて、該プ
ロセスカートリッジは、(i)静電潜像を担持するため
の静電潜像担持体、及び(ii)該静電潜像担持体に担
持されている静電潜像を現像してトナー画像を形成する
ためのトナーを保有している現像手段を有しており、該
トナーは、少なくとも結着樹脂及び着色剤を含有するト
ナー粒子、及び外添剤微粒子を有しており、該トナーと
して、上記の静電荷像現像用トナーを用いることを特徴
とするプロセスカートリッジに関する。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の静電荷像現像用トナーの
特徴の一つは、トナーの重量平均径(D4)をX(μ
m)とし、トナーの個数分布における粒径2.00μm
〜3.17μmの粒子の割合をY(個数%)としたと
き、Yが−5X+35≦Y≦−25X+180(好まし
くは−5X+35≦Y≦−12.5X+98.75)、
Xが3.5≦X≦6.5(好ましくは4.0≦X≦6.
3)を満たす粒度分布を有していることである。このよ
うな粒度分布を有するトナーは、画像濃度が高く、カブ
リの無い、ドット再現性に優れた高解像・高精細画像を
形成することができる。
【0016】トナーの重量平均径(D4)X(μm)が
3.5μmより小さい場合にはトナーがチャージアップ
しやすく、画像濃度の低下が起りやすい。X(μm)が
6.5μmより大きい場合にはドット再現性が悪く好ま
しくない。トナーの個数分布における粒径2.00μm
〜3.17μmの粒子の割合Y(個数%)が−5X+3
5より小さい場合、X(μm)が6.5μmより大きい
場合と同様にドット再現性に劣るため好ましくない。Y
(個数%)が−25X+180より大きい場合にはカブ
リが多くなるため好ましくない。
【0017】すなわち、本発明においては、より高解像
・高精細画像を形成するために、トナーの重量平均粒径
(D4)を小さくした場合に、トナーの重量平均粒径
(D4)に対するトナー中に含まれる粒径2.00μm
〜3.17μmの粒子の含有量を最適値となるように規
定したものである。
【0018】しかしながら、本発明者らが鋭意検討を行
なった結果、上記のような粒度分布を有するトナーであ
っても、高温高湿環境で長期にわたる耐久を行うとトナ
ーの流動性や帯電量の低下がおこり、画質の劣化や画像
濃度の低下があることが分かった。
【0019】この原因究明を行った結果、従来用いてい
たコールターカウンターTA−II型あるいはコールタ
ーマルチサイザー(コールター社製)という上記のよう
なトナー粒径を測定する装置では、測定できない粒径
2.00μm未満の微粒子の影響が確認され、そして、
これら微粒子はフロー式粒子像分析装置によって測定で
きることがわかった。これは、コールターカウンターT
A−II型あるいはコールターマルチサイザーといった
装置では粒径2.00μm以上のトナー粒子を測定する
のに対し、フロー式粒子像分析装置はトナー粒子及び外
添剤微粒子の粒径2.00μm未満の微粒子の測定がで
きるためである。
【0020】高温高湿環境で長期にわたる耐久を行って
もトナーの帯電量の低下がなく、画像濃度の低下や画質
の劣化が起こらない、ドット再現性に優れた画像を得ら
れる静電荷像現像用トナーを得るためには、上記の特定
の粒度分布をトナーが有することに加えて、フロー式粒
子像分析装置によって測定される0.60μm〜15
9.21μmの粒子の個数基準の粒度分布において、円
相当径1.00μm以上1.03μm未満の粒子の含有
量A(個数%)と、円相当径2.00μm以上2.06
μm未満の粒子の含有量B(個数%)とがB−A≦0.
30、好ましくは、−0.63≦B−A≦0.30を満
たす粒度分布を有することが重要である。
【0021】さらに、本発明においては、フロー式粒子
像分析装置によって測定される円相当径0.60μm〜
159.21μmの粒子の個数基準の粒度分布におい
て、円相当径が1.00μm以上2.00μm未満の粒
子の含有量C(個数%)が、好ましくは10個数%以
上、より好ましくは10〜37.7個数%であることが
良い。
【0022】このフロー式粒子像分析装置によって分析
可能な微粒子の含有割合をコントロールすることによる
効果のメカニズムについてはっきりしたことは不明であ
るが、以下のような理由が推察される。高温高湿環境下
で長期にわたる耐久を行うと、トナー粒子表面に存在す
るシリカ微粒子の如き外添剤粒子などがトナー粒子表面
に埋め込まれたり、トナー粒子の凸部が欠けてしまうな
ど、耐久初期とはトナー粒子の表面状態が変化してしま
い流動性の低下や帯電性の低下を生じ易くなるが、微粒
子がある一定の含有割合の条件を満たすようにコントロ
ールすることで、現像スリーブや規制ブレードの如きト
ナーと接触してトナーを帯電させる部材との接触時にト
ナーにかかる負荷を減らし、トナー粒子表面に存在する
シリカ微粒子の如き外添剤粒子がトナー粒子表面に埋め
込まれることや、トナー粒子の凸部の欠落などを防止し
ているのではないかと考えられる。
【0023】特に、帯電量が高く、かつドット再現性の
ような画質への影響が大きい粒径2.00μm〜3.1
7μmのトナー粒子の劣化を防止する効果が大きいと思
われる。
【0024】すなわち、ドット再現性に優れた高解像・
高精細画像を形成するためには、トナーの重量平均粒径
は小さくかつ粒径2.00μm〜3.17μmの粒子を
トナーの重量平均粒径に応じた特定量含有していること
が必要であるが、この粒径2.00〜3.17μmの粒
子は、単位重量当りの比表面積が大きいことから、単位
重量当りの摩擦帯電量(μC/g)が大きくなる。よっ
て、キャリアや現像スリーブの如きトナー担持体に対す
る静電的吸着力が高く、強い負荷を受けやすいことか
ら、トナー粒子の凸部の欠落及びシリカ微粒子の如き外
添剤粒子の埋め込みが生じやすいことに加えて、シリカ
微粒子の如き一次平均粒径が20mμ以下の超微粒子が
トナー粒子の表面に付着する際に、前述の如く、粒径
2.00μm〜3.17μmの粒子は、粒径3.17μ
mより大きい粒子に比べて単位重量当りの比表面積が大
きいことから、単位重量当りの超微粒子の付着量も多く
なるため、外添剤粒子による影響を受けやすい。
【0025】よって、コールターカウンターによる粒度
分布が上記の特定の条件を満たすトナーが、フロー式粒
子像分析装置による円相当径の粒度分布が上記の特定の
条件を満たすことにより、外添剤微粒子によるトナー粒
子の負荷を軽減し、画像濃度が高く、カブリの無い、ド
ット再現性に優れた高解像・高精細画像を形成すること
ができるトナーの性能を、高温高湿のような過酷な環境
で長期にわたって維持することが可能である。
【0026】B−A>0.30の場合には、本発明で使
用する粒度分布を有するトナー粒子との組み合わせにお
いては十分な効果を得られず、長期耐久時に画像濃度の
低下や画質の劣化が著しく好ましくない。
【0027】B−A<−0.63の場合には円相当径の
小さな粒子が多くなるため、帯電量が高くなりすぎるこ
とで画像濃度の低下が起きるというチャージアップ現象
が起こり易い。
【0028】さらに、トナーの上記円相当径が1.00
μm以上2.00μm未満の粒子の含有量Cが10個数
%未満であると、外添剤微粒子によるトナー粒子の負荷
を軽減させる効果が十分に現れ難い。
【0029】これらの粒度分布の条件を満たす方法とし
ては、フロー式粒子像分析装置による個数基準の粒度分
布において、円相当平均径が0.60〜4.00μmの
微粒子Aを、トナー粒子とヘンシェルミキサーのような
混合機を使って撹拌、混合することが最も簡単であり、
好ましい。
【0030】円相当平均径が0.60〜4.00μm
(好ましくは1.00〜4.00μm、より好ましくは
1.00〜3.00μm)の微粒子Aは、粒径2.00
〜3.17μmのトナー粒子と粒径が近いため、現像器
内で同じ様な挙動をしやすい。その結果、長期耐久を行
った際に、粒径2.00〜3.17μmのトナー粒子が
受ける負荷が微粒子Aにも分散されるため、トナー劣化
が抑制できるものと考えられる。
【0031】さらに、本発明で用いることが可能な上記
の円相当平均径が0.60〜4.00μmの外添剤微粒
子Aは、フロー式粒子像分析装置による個数基準の粒度
分布において、円相当径が1.00μm以上1.03μ
m未満の粒子の含有量a(個数%)と、円相当径が2.
00μm以上2.06μm未満の粒子の含有量b(個数
%)とが、好ましくは下記条件 b−a≦0.30 を満たすことが良く、より好ましくは下記条件 −0.63≦b−a≦0.30 を満たすことが良く、さらに好ましくは下記条件 −0.51≦b−a≦0.30 を満たすことが良い。
【0032】b−a>0.30の場合には、外添剤微粒
子A中に比較的粒径の大きなものが多く含まれるように
なり、この微粒子の現像器中での挙動が粒径2.00〜
3.17μmのトナー粒子の挙動と異なってしまい、ト
ナー劣化防止の効果が小さい。
【0033】b−a<−0.63の場合には、粒径の小
さなものが多く含まれ、チャージアップ現象などを起こ
し易くなる。
【0034】トナー粒子に混合する外添剤微粒子とし
て、上記の円相当径が0.5μm〜4.0μmの外添剤
微粒子Aとしては以下のようなものが挙げられる。これ
らは単独あるいは併用して用いることが好ましい。酸化
マグネシウム、酸化亜鉛、酸化アルミニウム、酸化セリ
ウム、酸化コバルト、酸化鉄、酸化ジルコニウム、酸化
クロム、酸化マンガン、酸化ストロンチウム、酸化錫及
び酸化アンチモンの如き金属酸化物粒子;チタン酸カル
シウム、チタン酸マグネシウム及びチタン酸ストロンチ
ウムの如き複合金属酸化物粒子;炭酸カルシウム、炭酸
マグネシウム、炭酸アルミニウム、硫酸バリウム、硫酸
カルシウム、硫酸アルミニウム及び硫酸マグネシウムの
如き金属塩粒子;カオリンの如き粘土鉱物粒子;アパタ
イトの如きリン酸化合物粒子;シリカ、炭化ケイ素及び
窒化ケイ素の如きケイ素化合物粒子;カーボンブラック
及びグラファイトの如き炭素化合物粒子;エポキシ樹
脂、フェノール樹脂、ポリアミド樹脂、シリコーン樹
脂、シリコーンゴム、ウレタン、メラミン−ホルムアル
デヒド、アクリル樹脂及びフッ素樹脂(テフロン、ポリ
フッ化ビニリデン)の如き樹脂粒子;ゴム、ワックス、
脂肪酸系化合物、樹脂の如き有機化合物と金属、金属酸
化物、塩、カーボンブラックの如き無機化合物との複合
粒子;フッ化カーボンの如きフッ素無機化合物;ステア
リン酸亜鉛の如き脂肪酸金属塩;脂肪酸、脂肪酸エステ
ルの如き脂肪酸誘導体粒子;硫化モリブデン、アミノ酸
及びアミノ酸誘導体の如き滑剤粒子が挙げられる。
【0035】これらのなかでも酸化亜鉛、酸化アルミニ
ウム、酸化チタン、酸化ジルコニウム、酸化マンガン、
チタン酸ストロンチウム、チタン酸マグネシウム、チタ
ン酸バリウムが好ましく用いられる。
【0036】これら外添剤微粒子Aは、フロー式粒子像
分析装置による個数基準の粒度分布において、円相当平
均径が0.60〜4.00μm(好ましくは1.00〜
4.00μm、より好ましくは1.00〜3.00μ
m)であることが良く、さらに好ましくは円相当径が
1.00μm以上1.03μm未満の粒子の含有量a
(個数%)と円相当径2.00μm以上2.06μm未
満の粒子の含有量b(個数%)とが下記条件 b−a≦0.30 を満たすよう、予め粉砕及び分級の如き粒度分布の調整
を行ったものを使用することが好ましい。特に分級方法
としては遠心分離やシックナーといった沈降分離を利用
した湿式分級法が好ましい。
【0037】さらに外添剤微粒子Aを混合する前のトナ
ー粒子は、フロー式粒子像分析装置による個数基準の粒
度分布において、円相当径が1.00μm以上2.00
μm未満の粒子の含有量が10個数%未満となるように
粒度分布をコントロールしておくことがより好ましい。
この円相当径が1.00μm以上2.00μm未満の範
囲にトナー粒子が10個数%以上存在すると、微粒子を
添加してもトナー劣化を防止する効果が小さくなる。
【0038】特に本発明のトナーは、前述の如くトナー
の重量平均径(D4)をX(μm)とし、トナーの個数
分布における粒径3.17μm以下のトナー粒子の割合
をY(個数%)としたとき下記条件: −5X+35≦Y≦−25X+180 3.5≦X≦6.5 を満たすものであるが、この様な粒度分布をもつトナー
は、従来の様な分級を行うだけでは、特に粒径2.00
μm未満のトナー粒子を除去することが困難である。そ
のため従来よりも精密な分級操作を行い、2.00μm
未満のトナー粒子を可能な限り除去することが好まし
い。例えばエルボジェットの様な風力分級機による複数
回の分級や、エルボジェットによる分級後にターボクラ
シファイアによる微粉カット分級を行うことがあげられ
る。
【0039】つまり本発明では、精密な分級操作を行う
ことで円相当径が1.00μm以上2.00μm未満の
トナー粒子の含有量が10個数%以下となるように粒度
分布を調整し、そのトナー粒子に特定の粒度分布を有す
る微粒子を添加することで得られるトナーが好ましい。
【0040】さらに本発明においては、トナーの体積平
均粒径(Dv)は、2.5μm乃至6.0μmであるこ
とが好ましい。体積平均粒径(Dv)が2.5μm未満
の場合は、十分な画像濃度が得られ難い。体積平均粒径
(Dv)が6.0μmより大きい場合は、より高精細な
画像形成が困難である。
【0041】本発明において、コールターカウンターに
よる粒度分布の測定及びフロー式粒子像分析装置による
粒度分布の測定は、以下の方法に従って行なう。
【0042】トナーの平均粒径及び粒度分布はコールタ
ーカウンターTA−II型(コールター社製)を用いて
行なうが、コールターマルチサイザー(コールター社
製)を用いることも可能である。電解液は1級塩化ナト
リウムを用いて1%NaCl水溶液を調製する。たとえ
ば、ISOTON R−II(コールターサイエンティ
フィックジャパン社製)が使用できる。測定法として
は、前記電解水溶液100〜150ml中に分散剤とし
て界面活性剤、好ましくはアルキルベンゼンスルフォン
酸塩を0.1〜5ml加え、更に測定試料を2〜20m
g加える。試料を懸濁した電解液は超音波分散器で約1
〜3分間分散処理を行い、前記測定装置によりアパーチ
ャーとして100μmアパーチャーを用いて、2.00
μm以上のトナーの体積,個数を測定して体積分布と個
数分布とを算出した。それから、本発明に係る体積分布
から求めた重量基準の重量平均粒径(D4)、体積平均
粒径(Dv)(それぞれ各チャンネルの中央値をチャン
ネル毎の代表値とする)、個数分布から求めた個数基準
の2.00μm〜3.17μmの割合を求めた。
【0043】チャンネルとしては、2.00〜2.52
μm未満;2.52〜3.17μm未満;3.17〜
4.00μm未満;4.00〜5.04μm未満;5.
04〜6.35μm未満;6.35〜8.00μm未
満;8.00〜10.08μm未満;10.08〜1
2.70μm未満;12.70〜16.00μm未満;
16.00〜20.20μm未満;20.20〜25.
40μm未満;25.40〜32.00μm未満;3
2.00〜40.30μm未満の13チャンネルを用い
る。
【0044】トナー、トナー粒子及び外添剤微粒子Aの
フロー式粒子像分析装置による測定は、東亜医用電子社
(株)製フロー式粒子像分析装置FPIA−1000を
用いて測定することができる。
【0045】測定は、フィルターを通して微細なごみを
取り除き、その結果として10-3cm3の水中に測定範
囲(例えば、円相当径0.60μm以上159.21μ
m未満)の粒子数が20個以下の水50ml中に界面活
性剤(好ましくはアルキルベンゼンスルフォン酸塩)を
数滴加え、更に、測定試料を2〜20mg加え、超音波
分散器で約1〜3分間分散処理を行い、測定試料の粒子
濃度を4000〜8000個/10-3cm3(測定円相
当径範囲の粒子を対象として)に調整した試料分散液を
用いて、0.60μm以上159.21μm未満の円相
当径を有する粒子の粒度分布を測定する。
【0046】測定の概略は、東亜医用電子社(株)発行
のFPIA−1000のカタログ(1995年6月
版)、測定装置の操作マニアル及び特開平8−1364
39号公報に記載されているが、以下の通りである。
【0047】試料分散液は、フラットで扁平な透明フロ
ーセル(厚み約200μm)の流路(流れ方向に沿って
広がっている)を通過させる。フローセルの厚みに対し
て交差して通過する光路を形成するように、ストロボと
CCDカメラが、フローセルに対して、相互に反対側に
位置するように装着される。試料分散液が流れている間
に、ストロボ光がフローセルを流れている粒子の画像を
得るために1/30秒間隔で照射され、その結果、それ
ぞれの粒子は、フローセルに平行な一定範囲を有する2
次元画像として撮影される。それぞれの粒子の2次元画
像の面積から、同一の面積を有する円の直径を円相当径
として算出する。
【0048】約1分間で、1200個以上の粒子の円相
当径を測定することができ、円相当径分布に基づく数及
び規定された円相当径を有する粒子の割合(個数%)を
測定できる。特に実施例の粒子濃度が6000個/10
-3cm3のトナー分散液の場合には、約1分間で約18
00個の円相当径を測定することができる。
【0049】結果(頻度%及び累積%)は、表1に示す
通り、0.06〜400μmの範囲を226チャンネル
(1オクターブに対し30チャンネルに分割)に分割し
て得ることができる。実際の測定では、円相当径が0.
60μm以上159.21μm未満の範囲で粒子の測定
を行う。
【0050】
【表1】 *)粒径範囲の上限は、その数値を含まず、「未満」を
表わす。
【0051】さらに本発明では、以下の式で定義される
トナーのタップ時の空隙率が0.45〜0.70の範囲
であることが好ましく、さらに好ましくは0.50〜
0.70の範囲であるときに優れた帯電性を示す。 空隙率=(真密度−タップ密度)/真密度
【0052】トナーは、主にトナー担持体とトナー規制
ブレードとの間でパッキングされた状態で摩擦帯電をす
る。そのためトナーのパッキング状態の程度はそのトナ
ーの帯電に大きく影響する。トナーが上記範囲の空隙率
を有するとき、トナー粒子各個の帯電機会が均一になる
ため各トナー粒子の帯電量のバラツキが制御され、画像
濃度とカブリを高いレベルで調節することが可能とな
る。
【0053】本発明において、トナーのタップ密度の測
定はホソカワミクロン(株)製のパウダーテスターを用
い、該パウダーテスターに付属している容器を使用し
て、該パウダーテスターの取扱説明書の手順に従って測
定した値を言う。
【0054】本発明において、トナーの真密度は以下の
ようにして測定する。トナー1gをIR測定用錠剤成型
器に入れ、約1.96MPa(200kgf/cm2
の圧力で1分間加圧し成型する。このサンプルの体積お
よび重量を測定し真密度を求める。
【0055】本発明に使用される結着樹脂の種類として
は、ポリスチレン、ポリ−P−クロロスチレン及びポリ
ビニルトルエンの如きスチレン及びその置換体の単重合
体;スチレン−P−クロロスチレン共重合体、スチレン
−ビニルトルエン共重合体、スチレン−ビニルナフタリ
ン共重合体、スチレン−アクリル酸エステル共重合体、
スチレン−メタクリル酸エステル共重合体、スチレン−
α−クロルメタクリル酸メチル共重合体、スチレン−ア
クリロニトリル共重合体、スチレン−ビニルメチルエー
テル共重合体、スチレン−ビニルエチルエーテル共重合
体、スチレン−ビニルメチルケトン共重合体、スチレン
−ブタジエン共重合体、スチレン−イソプレン共重合体
及びスチレン−アクリロニトリル−インデン共重合体の
如きスチレン系共重合体;ポリ塩化ビニル;フェノール
樹脂;天然変性フェノール樹脂;天然樹脂変性マレイン
酸樹脂;ポリアクリル酸及びポリアクリル酸エステルの
如きアクリル系樹脂;ポリメタクリル酸及びポリメタク
リル酸エステルの如きメタクリル系樹脂;ポリ酢酸ビニ
ール;シリコーン樹脂;ポリエステル樹脂;ポリウレタ
ン;ポリアミド樹脂;フラン樹脂;エポキシ樹脂;キシ
レン樹脂;ポリビニルブチラール;テルペン樹脂;クマ
ロンインデン樹脂;石油系樹脂が使用できる。さらに、
架橋されたスチレン系樹脂も好ましい結着樹脂である。
【0056】スチレン系共重合体のスチレンモノマーに
対するコモノマーとしては、ビニル系単量体が単独又は
組合わせて用いることができる。ビニル系単量体として
は、例えば、アクリル酸、アクリル酸メチル、アクリル
酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸ドデシル、ア
クリル酸オクチル、アクリル酸−2−エチルヘキシル、
アクリル酸フェニル、メタクリル酸、メタクリル酸メチ
ル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メタク
リル酸オクチル及びアクリルアミドの如き二重結合を有
するモノカルボン酸もしくはその置換体;例えば、マレ
イン酸、マレイン酸ブチル、マレイン酸メチル及びマレ
イン酸ジメチルの如き二重結合を有するジカルボン酸及
びその置換体;例えば、塩化ビニル、酢酸ビニル及び安
息香酸ビニルの如きビニルエステル類;例えば、エチレ
ン、プロピレン及びブチレンの如きエチレン系オレフィ
ン類;例えば、ビニルメチルケトン及びビニルヘキシル
ケトンの如きビニルケトン類;例えば、ビニルメチルエ
ーテル、ビニルエチルエーテル及びビニルイソブチルエ
ーテルの如きビニルエーテル類が挙げられる。
【0057】ここで架橋剤としては、主として2個以上
の重合可能な二重結合を有する化合物が単独又は組合わ
せて用いられる。このような化合物としては、例えば、
ジビニルベンゼン及びジビニルナフタレンの如き芳香族
ジビニル化合物;例えば、エチレングリコールジアクリ
レート、エチレングリコールジメタクリレート及び1,
3−ブタンジオールジメタクリレートの如き二重結合を
2個有するカルボン酸エステル;ジビニルアニリン、ジ
ビニルエーテル、ジビニルスルフィド及びジビニルスル
ホンの如きジビニル化合物;及び3個以上のビニル基を
有する化合物;が挙げられる。
【0058】本発明に係る樹脂組成物の高分子量成分の
重合法としては、乳化重合法や懸濁重合法が挙げられ
る。
【0059】このうち、乳化重合法は、水にほとんど不
溶の単量体(モノマー)を乳化剤で小さい粒子として水
相中に分散させ、水溶性の重合開始剤を用いて重合を行
う方法である。この方法では反応熱の調節が容易であ
り、重合の行われる相(重合体と単量体からなる油相)
と水相とが別であるから停止反応速度が小さく、その結
果重合速度が大きく、高重合度のものが得られる。更
に、重合プロセスが比較的簡単であること、及び重合生
成物が微細粒子であるために、トナーの製造において、
着色剤及び荷電制御剤その他の添加物との混合が容易で
あること等の理由から、トナー用バインダー樹脂の製造
方法として有利な点がある。
【0060】しかし、添加した乳化剤のため生成重合体
が不純になり易く、重合体を取り出すには塩析などの操
作が必要で、この不便を避けるためには懸濁重合が好都
合である。
【0061】懸濁重合においては、水系溶媒100重量
部に対して、モノマー100重量部以下(好ましくは1
0〜90重量部)で行うのが良い。使用可能な分散剤と
しては、ポリビニルアルコール、ポリビニルアルコール
部分ケン化物及びリン酸カルシウムが挙げられる。分散
剤の使用量は、水系溶媒に対するモノマー量で適当量が
あるが、一般に水系溶媒100重量部に対して0.05
〜1重量部が用いられる。重合温度は50〜95℃が適
当であるが、使用する開始剤、目的とするポリマーによ
って適宜選択すべきである。
【0062】本発明にかかる結着樹脂の低分子量成分の
合成法としては、公知の方法を用いることができる。し
かし、塊状重合法では、高温で重合させて停止反応速度
をはやめることで低分子量の重合体を得ることもできる
が反応をコントロールしにくい問題点がある。その点、
溶融重合法では溶媒によるラジカルの連鎖移動の差を利
用することにより、または、開始剤量や反応温度を調節
することにより、低分子量重合体を温和な条件で容易に
得ることができ、低分子量体を合成する場合には好まし
い。なかでも、酸成分や分子量を高度に調節するため
に、例えば、分子量と組成の異なる重合体を混合して低
分子量重合体を得る方法や、組成の異なるモノマー類を
後添加する方法を用いることができる。
【0063】溶液重合で用いる溶媒としては、キシレ
ン、トルエン、クメン、酢酸セロソルブ、イソプロピル
アルコール、ベンゼン等が用いられる。スチレンモノマ
ー混合物の場合はキシレン、トルエン又はクメンが好ま
しい。重合生成するポリマーによって適宜選択される。
【0064】本発明では必要に応じてトナー中にワック
スを含有していることが好ましい。用いられるワックス
としては、例えば、パラフィンワックス及びその誘導
体、マイクロクリスタリンワックス及びその誘導体、フ
ィッシャートロプシュワックス及びその誘導体、ポリオ
レフィンワックス及びその誘導体、カルナバワックス及
びその誘導体が挙げられる。誘導体は、酸化物、ビニル
系モノマーとのブロック共重合物、及びビニル系モノマ
ーとのグラフト変性物を含む。
【0065】本発明で好ましく用いられるワックスは、
下記一般式で表わされるものである。
【0066】R−Y
【0067】式中、Rは炭化水素基を示し、Yは水素、
水酸基、カルボキシル基、アルキルエーテル基、エステ
ル基又はスルホニル基を示す。
【0068】上記のR−Yで示される化合物は、GPC
による重量平均分子量(Mw)が3000以下、好まし
くは500〜2500であることが良い。
【0069】具体的な化合物例としては、下記式
(A),(B)及び(C)で示される化合物が挙げられ
る。 (A)CH3(CH2nCH2OH(n=20〜300) (B)CH3(CH2nCH2COOH(n=20〜30
0) (C)CH3(CH2nCH2OCH2(CH2mCH
3(n=20〜200,m=0〜100) これらの化合物は、(A)化合物の誘導体であり、主鎖
は直鎖状の飽和炭化水素である。化合物(A)から誘導
される化合物であれば上記例に示した以外のものでも使
用できる。上記ワックスを用いることにより、本発明の
トナーは低温での定着性及び高温での耐オフセット性を
高度に満足することが可能となる。
【0070】上記化合物のなかでも特に上記(A)式で
表わされる高分子アルコールを主成分として用いたワッ
クスが好ましい。上記ワックスはすべり性がよく、特に
耐オフセットに優れている。
【0071】本発明において、ワックスの分子量分布
は、GPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフィ
ー)によって次の条件で測定される。
【0072】<ワックスのGPC測定条件> 装置 :GPC−150C(ウォーターズ社製) カラム:GMH−HT(東ソー社製)の2連 温度 :135℃ 溶媒 :o−ジクロロベンゼン(0.1%アイオノール
添加) 流速 :1.0ml/min. 試料 :濃度0.15重量%の試料を0.4ml注入
【0073】以上の条件で測定し、試料の分子量算出に
あたっては単分散ポリスチレン標準試料により作成した
分子量校正曲線を使用する。更に、Mark−Houw
ink粘度式から導き出される換算式で換算することに
よって算出される。
【0074】これらのワックスは結着樹脂100重量部
に対し、0.5重量部乃至20重量部用いられることが
好ましい。
【0075】トナーは、着色剤として、磁性体を含有す
る磁性トナーとして用いることが好ましい。磁性トナー
の磁性体含有量は、結着樹脂100重量部に対して、3
0〜200重量部、好ましくは、50〜150重量部で
あることが良い。
【0076】本発明においては、トナーに負荷電制御剤
を添加して負荷電性磁性トナーとすることが、より好ま
しい。
【0077】負荷電制御剤の具体例としては、特公昭4
1−20153号公報、同42−27596号公報、同
44−6397号公報及び同45−26478号公報に
記載されているモノアゾ染料の金属錯体;特開昭50−
133338号公報に記載されているニトロアミン酸及
びその塩;C.I.14645の如き染顔料;特公昭5
5−42752号公報、特公昭58−41508号公
報、特公昭58−7384号公報及び特公昭59−73
85号公報に記載されているサリチル酸、ナフトエ酸、
ダイカルボン酸のZn,Al,Co,Cr,Feの如き
金属錯体;スルホン化した銅フタロシアニン顔料;ニト
ロ基、ハロゲンを導入したスチレンオリゴマー;塩素化
パラフィンを挙げることができる。特に分散性に優れ、
画像濃度の安定性やカブリの低減に効果のある、一般式
(I)で表わされるアゾ系金属錯体及び一般式(II)
で表わされる塩基性有機酸金属錯体が好ましい。
【0078】
【化1】
【0079】
【化2】
【0080】そのうち上記式(I)で表わされるアゾ系
金属錯体がより好ましく、とりわけ、中心金属がFeで
ある下記式(III)で表されるアゾ系鉄錯体が最も好
ましい。
【0081】
【化3】
【0082】次に、上記式(III)で示されるアゾ系
鉄錯体の具体例を下記に示す。
【0083】
【化4】
【0084】
【化5】
【0085】本発明において、荷電制御剤の含有量は結
着樹脂100重量部に対し0.1〜5重量部が好まし
く、特に0.2〜3重量部が好ましい。荷電制御剤の含
有量が過大の場合にはトナーの流動性が悪化し、カブリ
が生じやすく、過小のときには十分な帯電量が得られに
くい。
【0086】本発明のトナーは、環境安定性,帯電安定
性,現像性,流動性,保存性向上のため、親水性無機微
粉体または疎水性無機微粉体の如き無機微粉体Bが外添
剤粒子として、前述した微粒子Aと共にトナー粒子と混
合されることが好ましい。この無機微粉体Bとしては、
例えば、シリカ微粉末、酸化チタン微粉末又はそれらの
疎水化物が挙げられる。それらは、単独あるいは併用し
て用いることが好ましい。
【0087】シリカ微粉体はケイ素ハロゲン化合物の蒸
気相酸化により生成されたいわゆる乾式法またはヒュー
ムドシリカと称される乾式シリカ、及び水ガラス等から
製造されるいわゆる湿式シリカの両方が使用可能である
が、表面及び内部にあるシラノール基が少なく、またN
2O,SO3 2-等の製造残渣のない乾式シリカの方が好
ましい。乾式シリカにおいては、製造工程において例え
ば、塩化アルミニウム,塩化チタンの如き他の金属ハロ
ゲン化合物を硅素ハロゲン化合物と共に用いることによ
って、シリカと他の金属酸化物の複合微粉体を得ること
も可能でありそれらも包含する。
【0088】さらにシリカ微粉体は疎水化処理されてい
るものが好ましい。疎水化処理するには、有機ケイ素化
合物の如きシリカ微粉体と反応あるいは物理吸着する処
理剤で化学的に処理することによって付与される。好ま
しい方法としては、ケイ素ハロゲン化合物の蒸気相酸化
により生成された乾式シリカ微粉体をシランカップリン
グ剤で処理した後、あるいはシランカップリング剤で処
理すると同時にシリコーンオイルの如き有機ケイ素化合
物で処理する方法が挙げられる。
【0089】疎水化処理に使用されるシランカップリン
グ剤としては、例えばヘキサメチルジシラザン、トリメ
チルシラン、トリメチルクロルシラン、トリメチルエト
キシシラン、ジメチルジクロルシラン、メチルトリクロ
ルシラン、アリルジメチルクロルシラン、アリルフェニ
ルジクロルシラン、ベンジルジメチルクロルシラン、ブ
ロムメチルジメチルクロルシラン、α−クロルエチルト
リクロルシラン、β−クロルエチルトリクロルシラン、
クロルメチルジメチルクロルシラン、トリオルガノシラ
ンメルカプタン、トリメチルシリルメルカプタン、トリ
オルガノシリルアクリレート、ビニルジメチルアセトキ
シシラン、ジメチルエトキシシラン、ジメチルジメトキ
シシラン、ジフェニルジエトキシシラン、ヘキサメチル
ジシロキサン、1,3−ジビニルテトラメチルジシロキ
サン、1,3−ジフェニルテトラメチルジシロキサン及
び1分子当たり2から12個のシロキサン単位を有し末
端に位置する単位にそれぞれ1個宛のケイ素原子に結合
した水酸基を含有したジメチルポリシロキサンが挙げら
れる。
【0090】有機ケイ素化合物としては、シリコーンオ
イルが挙げられる。好ましいシリコーンオイルとして
は、25℃における粘度がおよそ30〜1,000セン
チストークスのものが用いられる。シリコーンオイルと
しては、例えばジメチルシリコーンオイル、メチルフェ
ニルシリコーンオイル、α−メチルスチレン変性シリコ
ーンオイル、クロルフェニルシリコーンオイル、フッ素
変性シリコーンオイルが挙げられる。
【0091】シリコーンオイル処理の方法は、例えばシ
ランカップリング剤で処理されたシリカ微粉体とシリコ
ーンオイルとをヘンシェルミキサーの如き混合機を用い
て直接混合しても良いし、ベースとなるシリカへシリコ
ーンオイルを噴射する方法によっても良い。あるいは適
当な溶剤にシリコーンオイルを溶解あるいは分散せしめ
た後、ベースのシリカ微粉体とを混合し、溶剤を除去す
る方法でも良い。
【0092】この無機微粉体の平均粒径は一次粒径とし
て、0.002〜0.2μmであることが、帯電安定性
や流動性向上の点で好ましい。
【0093】さらに本発明では転写中抜けや、感光ドラ
ムへのトナー融着防止のために、シリコーンオイルまた
はシリコーンワニスの存在量が20〜90重量%の微粒
子凝集体Cが外添剤微粒子として混合されていること
が、より好ましい。
【0094】本発明において、微粒子とシリコーンオイ
ルまたはシリコーンワニスとからなる微粒子凝集体Cに
用いる該微粒子としては、無機化合物の微粒子または有
機化合物の微粒子が使用される。有機化合物としては、
スチレン樹脂、アクリル樹脂、シリコーン樹脂、シリコ
ーンゴム、ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂、ポリアミ
ド樹脂、ポリエチレン樹脂、フッ素樹脂の如き樹脂粒子
脂肪族系化合物が挙げられる。
【0095】無機化合物としては、SiO2,GeO2
TiO2,SnO2,Al23,B23,P25,As2
3の如き金属酸化物;ケイ酸塩,ホウ酸塩,リン酸
塩,ゲルマン酸塩,ホウケイ酸塩,アルミノケイ酸塩,
アルミノホウ酸塩,アルミノホウケイ酸塩,タングステ
ン酸塩,モリブデン酸塩,テルル酸塩の如き金属酸化物
塩;及びこれらの複合化合物;炭化ケイ素,窒化ケイ
素,アモルファスカーボン;が挙げられる。これらは、
単独あるいは混合して用いられる。
【0096】これらの中で金属酸化物が好ましく用いら
れ、Si,Al及びTiからなるグループから選択され
る金属の酸化物又は複合化合物がより好ましい。表面を
カップリング剤によりあらかじめ疎水化したものを用い
てもよい。
【0097】本発明に用いるシリコーンオイルとしては
下記一般式(IV)
【0098】
【化6】
【0099】 R :炭素数1〜3のアルキル基 R’:アルキル、ハロゲン変性アルキル、フェニル及び
変性フェニルからなるグループから選択されるシリコー
ンオイル変性基 R”:炭素数1〜3のアルキル基又はアルコキシ基 で表わされるものが好ましい。例えばジメチルシリコー
ンオイル、アルキル変性シリコーンオイル、α−メチル
スチレン変性シリコーンオイル、クロルフェニルシリコ
ーンオイル、フッ素変性シリコーンオイルが挙げられ
る。
【0100】本発明において、シリコーンオイルとして
は、式(V)で表わされる構造をもつアミノ変性シリコ
ーンオイルも使用できる。
【0101】
【化7】
【0102】(ここで、R3及びR8は水素,アルキル
基,アリール基又はアルコキシ基を表わし、R4はアル
キレン基又はフェニレン基を表わし、R5は含窒素複素
環をその構造に有する化合物を表わし、R6及びR7は水
素,アルキル基又はアリール基を表わし、R4はなくて
もよい。ただし上記のアルキル基,アリール基,アルキ
レン基及びフェニレン基はアミンを含有していても良い
し、帯電性を損ねない範囲でハロゲンを置換基として有
していても良い。pは1以上の数であり、q及びrは0
を含む正の数である。ただしq+rは1以上の正の数で
ある。)
【0103】上記構造中最も好ましい構造は、窒素原子
を含む側鎖中の窒素原子の数が1か2であるものであ
る。
【0104】窒素を含有する不飽和複素環として下記に
その一例を挙げる。
【0105】
【化8】
【0106】窒素を含有する飽和複素環の一例を以下に
挙げる。
【0107】
【化9】
【0108】ただし、本発明は何ら上記化合物例に拘束
されるものではないが、好ましくは5員環又は6員環の
複素環をもつものが良い。
【0109】誘導体としては、上記化合物群に炭化水素
基、ハロゲン基、アミノ基、ビニル基、メルカプト基、
メタクリル基、グリシドキシ基、ウレイド基を導入した
誘導体が例示される。
【0110】これらは1種または2種以上の混合系で用
いてもよい。
【0111】本発明に用いられるシリコーンワニスとし
ては、例えばメチルシリコーンワニス及びフェニルメチ
ルシリコーンワニスを挙げることができ、特に、メチル
シリコーンワニスが好ましい。
【0112】メチルシリコーンワニスは、下記構造式で
示されるT31単位、D31単位、M31単位よりなるポリマ
ーであり、かつT31単位を多量に含む三次元ポリマーで
ある。
【0113】
【化10】
【0114】メチルシリコーンワニスまたはフェニルメ
チルシリコーンワニスは、具体的には例えば下記構造式
(VI)で示されるような化学構造を有する物質であ
る。
【0115】
【化11】 (R31は、メチル基またはフェニル基を表わす。)
【0116】上記シリコーンワニスにおいて、特にT31
単位は、良好な熱硬化性を付与し、三次元網状構造とす
るために有効な単位である。上記T31単位は、シリコー
ンワニス中に10〜90モル%、特に30〜80モル%
の割合で含まれることが好ましい。
【0117】このようなシリコーンワニスは、分子鎖の
末端もしくは側鎖に水酸基を有しており、この水酸基の
脱水縮合によって硬化することとなる。この硬化反応を
促進させるために用いることができる硬化促進剤として
は、例えば、亜鉛、鉛、コバルト、スズの如き脂肪酸
塩;トリエタノールアミン、ブチルアミンの如きアミン
類;を挙げることができる。このうち特にアミン類を好
ましく用いることができる。
【0118】上記の如きシリコーンワニスをアミノ変性
シリコーンワニスとするためには、前記T31単位、D31
単位、M31単位中に存在する一部のメチル基あるいはフ
ェニル基をアミノ基を有する基に置換すればよい。アミ
ノ基を有する基としては、例えば下記構造式(VII)
〜(XI)で示されるものを挙げることができる。が、
これらに限定されるものではない。
【0119】
【化12】
【0120】上記シリコーンオイルまたはシリコーンワ
ニスは25℃における粘度が、好ましくは50乃至20
0,000センチストークス、さらに好ましくは500
〜150,000センチストークス、より好ましくは
1,500〜100,000センチストークス、さらに
好ましくは3,000〜80,000センチストークス
が良い。
【0121】50センチストークス未満では、多量のシ
リコーンオイルまたはシリコーンワニスの良好な粒子化
が困難であるとともに、微粒子凝集体に安定性が無く、
熱および機械的な応力により、画質が劣化する傾向があ
る。
【0122】200,000センチストークスを超える
場合は、シリコーンオイルまたはシリコーンワニスの粒
子化が困難になる傾向がある。
【0123】シリコーンオイルまたはシリコーンワニス
の粘度測定は、ビスコテスターVT500(ハーケ社
製)を用いて行なう。
【0124】いくつかあるVT500用粘度センサーの
一つを選び(任意)、そのセンサー用の測定セルに測定
試料を入れて測定する。装置上に表示された粘度(Pa
s)はcSt(センチストークス)に換算する。
【0125】微粒子凝集体Cにおけるシリコーンオイル
またはシリコーンワニスの処理量は、20〜90重量
%、好ましくは27〜85重量%、さらに好ましくは4
0〜80重量%の場合に初期の効果が得られる。
【0126】シリコーンオイルまたはシリコーンワニス
の処理量が20重量%未満の場合、転写中抜けや感光ド
ラムへのトナー融着の改良に効果が少なく、90重量%
を超える場合は、シリコーンオイルまたはシリコーンワ
ニスを粒子に保持しにくくなり、過剰のシリコーンオイ
ルまたはシリコーンワニスがトナー粒子を凝集させ、画
質の劣化を起し易くなる。
【0127】シリコーンオイルまたはシリコーンワニス
と微粒子から構成される微粒子凝集体Cの適用量はトナ
ー100重量部に対して、好ましくは0.01〜10重
量部、より好ましくは0.03〜5重量部、さらに好ま
しくは0.05〜2重量部が良い。0.01重量部未満
では、転写中抜けや感光ドラムへのトナー融着の改良の
効果が少なく、また、10重量部を超える場合は、トナ
ーの定着性を損なう傾向がある。
【0128】本発明に係るシリコーンオイルまたはシリ
コーンワニスと微粒子から構成される微粒子凝集体C
は、シリコーンオイルまたはシリコーンワニスという離
型性の良好な物質を20重量%〜90重量%と比較的に
多量に含んでおり、それがトナーと感光体表面との離型
性の向上に働く。
【0129】シリコーンワニスよりシリコーンオイルの
方が感光体表面に塗布され易いので、シリコーンオイル
の方が好ましい。またシリコーンオイルにはアルコキシ
基は含まれないことが好ましい。
【0130】この微粒子凝集体Cの平均粒径は、0.5
〜50μmであることが、トナー中での均一混合性の点
で好ましい。
【0131】本発明においては、現像性や流動性の改善
のため、トナーに外添剤粒子として樹脂微粒子Dを添加
することが、より好ましい。
【0132】該樹脂微粒子Dは、乳化重合法またはスプ
レードライ法によって生成条件を調整することにより製
造され得る。好ましくは、スチレン、アクリル酸、メチ
ルメタクリレート、ブチルアクリレート、2−エチルヘ
キシルアクリレートの如き、トナー用結着樹脂に用いら
れる成分を乳化重合法により単独あるいは共重合して得
られるガラス転移点80℃以上の樹脂粒子が良好な効果
を示す。
【0133】ジビニルベンゼンの如き架橋剤で架橋され
ていてもよく、表面が金属、金属酸化物、顔料、染料、
界面活性剤で処理されても良い。
【0134】本発明における樹脂微粒子Dは、スチレン
系モノマー単位を51重量%以上含む、ブロックまたは
ランダムスチレン系共重合体であることが特に好まし
い。スチレン系樹脂微粒子は、通常、トナーの結着樹脂
に用いられるスチレン−アクリル樹脂やポリエステル樹
脂と帯電列が近く、トナー粒子との相互帯電が少なく流
動性が悪化しにくい。
【0135】樹脂微粒子D中に含まれるスチレンモノマ
ー単位が51重量%未満であるとトナーの凝集性が強く
なり、流動性が悪化し、画像白抜け、画像濃度ムラが生
じやすい。
【0136】この樹脂微粒子Dの平均粒径は、0.01
〜1.0μmであることが、現像性改善の点で好まし
い。
【0137】上記の無機微粉体B、微粒子凝集体C及び
樹脂微粒子Dの平均粒径は、以下の方法で測定した値で
ある。
【0138】電子顕微鏡S−800(日立製作所社製)
を用いて、無機微粉体Bは10万乃至20万倍、微粒子
凝集体Cは100乃至2000倍、樹脂微粒子Dは10
000乃至20000倍の倍率で写真撮影を行い、撮影
された微粒子から、無機微粉体Bは粒径5nm以上の粒
子について、微粒子凝集体Cは粒径0.2μm以上の粒
子について、樹脂微粒子Dは0.005μm以上の粒子
について、ランダムに100乃至200個を抽出し、ノ
ギス等の測定機器を用いてそれぞれの直径を測定し、平
均化したものを各微粒子の平均粒径とした。
【0139】本発明の画像形成方法の好ましい一具体例
を図3を参照しながら説明する。
【0140】一次帯電器としての帯電ローラーからなる
接触帯電部材11で静電潜像担持体としてのOPC感光
ドラム3表面を負極性に帯電し、レーザ光による露光5
によりイメージスキャニングによりデジタルの静電潜像
を形成し、カウンター方向に設置されたウレタンゴム製
の弾性ブレード8および磁石15を内包している現像ス
リーブ6を具備する現像手段としての現像装置1の負摩
擦帯電性磁性トナー13で該潜像を反転現像する。また
は、アモルファスシリコン感光体を使用し、感光体を正
極性に帯電し、静電潜像を形成し、負摩擦帯電性磁性ト
ナーを用いて正規現像をおこなう。現像スリーブ6に、
バイアス印加手段12により交互バイアス、パルスバイ
アス及び/又は直流バイアスが印加されている。転写紙
Pが搬送されて、転写部にくると転写手段としての転写
ローラーからなる接触転写部材4により転写紙Pの背面
(感光ドラム側と反対面)から帯電をすることにより、
感光ドラム表面上のトナー画像が転写紙P上へ静電転写
される。感光ドラム3から分離された転写紙Pは、内部
に加熱手段20を有する加熱ローラー21と加圧ローラ
ー22を有する加熱加圧定着器により転写紙P上のトナ
ー画像を定着するために定着処理される。
【0141】転写工程後の感光ドラム3に残留する磁性
トナーは、クリーニングブレード7を有するクリーニン
グ器14で除去される。クリーニング後の感光ドラム3
は、イレース露光10により除電され、再度、一次帯電
器11による帯電工程から始まる工程が繰り返される。
【0142】静電潜像担持体(感光ドラム)は感光層及
び導電性基体を有し、矢印方向に動く。現像剤担持体で
ある非磁性円筒の現像スリーブ6は、現像部において静
電潜像担持体表面と同方向に進むように回転する。非磁
性円筒の現像スリーブ6の内部には、磁界発生手段であ
る多極永久磁石15(マグネットロール)が回転しない
ように配されている。現像装置1内の磁性トナー13は
非磁性円筒面上に塗布され、かつ現像スリーブ6の表面
と磁性トナー粒子との摩擦によって、磁性トナー粒子は
マイナスのトリボ電荷が与えられる。さらに弾性ドクタ
ーブレード8を配置することにより、トナー層の厚さを
薄く(30μm〜300μm)且つ均一に規制して、現
像部における感光ドラム3と現像スリーブ6の間隙より
も薄いトナー層を非接触となるように形成する。このス
リーブ6の回転速度を調整することにより、スリーブ表
面速度が静電潜像担持体表面の速度と実質的に等速、も
しくはそれに近い速度となるようにする。
【0143】現像スリーブ6に交流バイアスまたはパル
スバイアスをバイアス手段12により印加しても良い。
この交流バイアスはfが200〜4,000Hz、Vp
pが500〜3,000Vであることが好ましい。
【0144】現像部分における磁性トナー粒子の転移に
際し、静電潜像を保持する感光ドラム3の表面の静電的
力及び交流バイアスまたはパルスバイアスの作用によっ
て磁性トナー粒子は静電潜像側に転移する。
【0145】上述の感光ドラムの如き静電潜像担持体や
現像装置、クリーニング手段などの構成要素のうち、複
数のものを装置ユニットとして一体に結合してプロセス
カートリッジを構成し、このプロセスカートリッジを装
置本体に対して着脱可能に構成しても良い。例えば、帯
電手段及び現像装置を感光ドラムとともに一体に支持し
てプロセスカートリッジを形成し、装置本体に着脱自在
の単一ユニットとし、装置本体のレールなどの案内手段
を用いて着脱自在の構成にしても良い。このとき、上記
のプロセスカートリッジのほうにクリーニング手段を伴
って構成しても良い。
【0146】図4は本発明のプロセスカートリッジの一
実施例を示している。本実施例では、現像装置1、ドラ
ム状の静電潜像担持体(感光ドラム)3、クリーナ1
4、一次帯電器11を一体としたプロセスカートリッジ
18が例示される。
【0147】プロセスカートリッジにおいては、現像装
置1の磁性トナー13がなくなった時に新たなカートリ
ッジと交換される。
【0148】本実施例では、現像装置1は磁性トナー1
3を保有しており、現像時には、感光ドラム3と現像ス
リーブ6との間に所定の電界が形成され、現像工程が好
適に実施されるためには、感光ドラム3と現像スリーブ
6との間の距離は非常に大切である。本実施例では例え
ば300μm中心とし、誤差が±20μmとなるように
調整される。
【0149】図4に示すプロセスカートリッジにおい
て、現像装置1は磁性トナー13を収容するためのトナ
ー容器2と、トナー容器2内の磁性トナー13をトナー
容器2から静電潜像担持体3に対面した現像域へと担持
し搬送する現像スリーブ6と、現像スリーブ6にて担持
され、現像域へと搬送される磁性トナーを所定厚さに規
制し該現像スリーブ上にトナー薄層を形成するための弾
性ブレード8とを有する。
【0150】前記現像スリーブ6は、任意の構造とし得
る。通常は、磁石15を内蔵した非磁性の現像スリーブ
6から構成される。現像スリーブ6は図示されるように
円筒状の回転体とすることもできる。循環移動するベル
ト状とすることも可能である。その材質としては通常、
アルミニウムやSUSが用いられることが好ましい。
【0151】前記弾性ブレード8は、ウレタンゴム、シ
リコーンゴム、NBRの如きゴム弾性体;リン青銅、ス
テンレス板の如き金属弾性体;ポリエチレンテレフタレ
ート、高密度ポリエチレン等の如き樹脂弾性体で形成さ
れた弾性板で構成される。弾性ブレード8は、その部材
自体のもつ弾性により現像スリーブ6に当接され、鉄の
如き剛体から成るブレード支持部材9にてトナー容器2
に固定される。弾性ブレード8は、線圧5〜80g/c
mで現像スリーブ6の回転方向に対してカウンター方向
に当接することが好ましい。
【0152】弾性ブレード8の代わりに、鉄のごとき磁
性ドクターブレードを用いることも可能である。
【0153】一次帯電手段としては、以上のごとく接触
帯電手段として帯電ローラー11を用いて説明したが、
帯電ブレード、帯電ブラシの如き接触帯電手段でもよ
く、更に、非接触のコロナ帯電手段でもよい。しかしな
がら、帯電によるオゾンの発生が少ない点で接触帯電手
段の方が好ましい。転写手段としては、以上のごとく転
写ローラー4を用いて説明したが転写ブレードの如き接
触帯電手段でもよく、更に非接触のコロナ転写手段でも
よい。しかしながら、こちらも転写によるオゾンの発生
が少ない点で接触帯電手段の方が好ましい。
【0154】本発明の画像形成方法をファクシミリのプ
リンターに適用する場合には、光像露光Lは受信データ
をプリントするための露光になる。図5はこの場合の一
例をブロック図で示したものである。
【0155】コントローラ31は画像読取部30とプリ
ンター39を制御する。コントローラ31の全体はCP
U37により制御されている。画像読取部からの読取デ
ータは、送信回路33を通して相手局に送信される。相
手局から受けたデータは受信回路32を通してプリンタ
ー39に送られる。画像メモリには所定の画像データが
記憶される。プリンタコントローラ38はプリンター3
9を制御している。34は電話である。
【0156】回線35から受信された画像(回線を介し
て接続されたリモート端末からの画像情報)は、受信回
路32で復調された後、CPU37は画像情報の複号処
理を行い順次画像メモリ36に格納される。そして、少
なくとも1ページの画像がメモリ36に格納されると、
そのページの画像記録を行う。CPU37は、メモリ3
6より1ページの画像情報を読み出しプリンタコントロ
ーラ38に複合化された1ページの画像情報を送出す
る。プリンタコントローラ38は、CPU37からの1
ページの画像情報を受け取るとそのページの画像情報記
録を行うべく、プリンタ39を制御する。
【0157】尚、CPU37は、プリンタ39による記
録中に、次のページの受信を行っている。
【0158】以上の様に、画像の受信と記録が行われ
る。
【0159】
【実施例】以上本発明の基本的な構成と特色について述
べたが、以下実施例に基づいて具体的に本発明について
説明する。しかしながら、これによって本発明の実施の
態様がなんら限定されるものではない。なお、実施例中
の部数は重量部である。
【0160】(微粒子製造例)炭酸ストロンチウム60
0gと酸化チタン320gをボールミルにて、8時間湿
式混合した後濾過乾燥した。この混合物を5kg/cm
2の圧力で成型し、1100℃の温度で8時間仮焼し
た。
【0161】得られたチタン酸ストロンチウムをジェッ
ト気流を用いた粉砕機により粉砕し、風力分級機を用い
て分級しある程度粒径をそろえた後、水中に分散させ、
遠心分離機でより精密な分級を行い、乾燥後解砕処理す
ることで、フロー式粒子像分析装置による個数基準の粒
度分布において円相当平均径が1.4μm、b−aが−
0.51であるチタン酸ストロンチウム微粒子Iを得
た。
【0162】同様に粉砕、分級を行い表2に示す微粒子
を調製した。
【0163】 <実施例1> ・スチレン−ブチルアクリレート−マレイン酸モノブチル共重合体 (共重合比率 75/20/5) 100部 ・磁性酸化鉄粒子 100部 ・アゾ系鉄錯体の具体例に示したアゾ系鉄錯体化合物(1) 1部 ・脂肪族アルコール系ワックス(Mw=700) 3部
【0164】上記材料を予備混合した後、130℃に設
定した二軸混練押出機によって溶融混練を行った。混練
物を冷却後粗粉砕し、ジェット気流を用いて粉砕機によ
って微粉砕し、さらにエルボジェット分級機を用いて2
回分級を行い、トナー粒子(重量平均粒径5.91μ
m、体積平均粒径5.10μm、2.00〜3.17μ
mの粒子が14.3個数%、1.00μm以上2.00
μm未満の粒子が3.1個数%)を得た。 ・疎水性シリカ(平均粒径:0.02μm) 1.5部 ・微粒子凝集体(BET比表面積110m2/gを有する湿式シリカ40部を、 12500cStのジメチルシリコーンオイル60部で処理;平均粒径:10 μm) 0.1部 ・スチレン−アクリル共重合樹脂微粒子(平均粒径:0.5μm)0.08部 ・チタン酸ストロンチウム微粒子I 0.8部 上記の得られたトナー粒子100部に対して、上記の材
料をヘンシェルミキサーで混合して、表3の実施例1に
示したような静電荷像現像用トナーを得た。
【0165】<実施例2>実施例1と同様にしてトナー
粒子(重量平均粒径5.63μm、体積平均粒径4.8
7μm、2.00〜3.17μmの粒子が26.5個数
%、1.00μm以上2.00μm未満の粒子が4.2
個数%)を得、チタン酸ストロンチウムの代わりに酸化
チタンI 2.0部を使用する以外は同様にして、表3
の実施例2に示したような静電荷像現像用トナーを得
た。
【0166】<実施例3>実施例1と同様にしてトナー
粒子(重量平均粒径5.78μm、体積平均粒径4.9
9μm、2.00〜3.17μmの粒子が14.2個数
%、1.00μm以上2.00μm未満の粒子が4.4
個数%)を得、チタン酸ストロンチウムの代わりにステ
アリン酸亜鉛I 0.5部を使用する以外は同様にし
て、表3の実施例3に示したような静電荷像現像用トナ
ーを得た。
【0167】<実施例4>実施例1と同様にしてトナー
粒子(重量平均粒径6.45μm、体積平均粒径5.5
3μm、2.00〜3.17μmの粒子が5.5個数
%、1.00μm以上2.00μm未満の粒子が8.9
個数%)を得、チタン酸ストロンチウムの代わりにアク
リル樹脂粒子I 0.09部を使用する以外は同様にし
て、表3の実施例4に示したような静電荷像現像用トナ
ーを得た。
【0168】<実施例5>実施例1と同様にしてトナー
粒子(重量平均粒径5.82μm、体積平均粒径5.0
2μm、2.00〜3.17μmの粒子が31.4個数
%、1.00μm以上2.00μm未満の粒子が7.5
個数%)を得、チタン酸ストロンチウムI1.0部を使
用する以外は同様にして、表3の実施例5に示したよう
な静電荷像現像用トナーを得た。
【0169】<実施例6>実施例1と同様にしてトナー
粒子(重量平均粒径5.10μm、体積平均粒径4.4
4μm、2.00〜3.17μmの粒子が20.1個数
%、1.00μm以上2.00μm未満の粒子が2.0
個数%)を得、チタン酸ストロンチウムI1.5部を使
用する以外は同様にして、表3の実施例6に示したよう
な静電荷像現像用トナーを得た。
【0170】<実施例7>実施例1と同様にしてトナー
粒子(重量平均粒径5.87μm、体積平均粒径5.0
6μm、2.00〜3.17μmの粒子が14.4個数
%、1.00μm以上2.00μm未満の粒子が0.8
個数%)を得、チタン酸ストロンチウムI0.1部を使
用する以外は同様にして、表3の実施例7に示したよう
な静電荷像現像用トナーを得た。
【0171】<実施例8>実施例1と同様にしてトナー
粒子(重量平均粒径6.38μm、体積平均粒径5.4
8μm、2.00〜3.17μmの粒子が12.8個数
%、1.00μm以上2.00μm未満の粒子が1.1
個数%)を得、チタン酸ストロンチウムI0.1部を使
用する以外は同様にして、表3の実施例8に示したよう
な静電荷像現像用トナーを得た。
【0172】<実施例9>実施例1と同様にしてトナー
粒子(重量平均粒径5.72μm、体積平均粒径4.9
6μm、2.00〜3.17μmの粒子が16.9個数
%、1.00μm以上2.00μm未満の粒子が8.2
個数%)を得、チタン酸ストロンチウムII 1.0部
を使用する以外は同様にして、表3の実施例9に示した
ような静電荷像現像用トナーを得た。
【0173】<実施例10>実施例1と同様にしてトナ
ー粒子(重量平均粒径5.90μm、体積平均粒径5.
08μm、2.00〜3.17μmの粒子が15.0個
数%、1.00μm以上2.00μm未満の粒子が2.
9個数%)を得、チタン酸ストロンチウムIII 1.
0部を使用する以外は同様にして、表3の実施例10に
示したような静電荷像現像用トナーを得た。
【0174】<実施例11>エルボジェットによる分級
を1回しか行なわなかった以外は実施例1と同様にし
て、トナー粒子(重量平均粒径5.86μm、体積平均
粒径5.03μm、2.00〜3.17μmの粒子が2
2.7個数%、1.00μm以上2.00μm未満の粒
子が12.0個数%)を得、チタン酸ストロンチウムI
0.8部を使用することも同様にして、表3の実施例
11に示したような静電荷像現像用トナーを得た。
【0175】<実施例12>実施例1での分級条件を変
更してトナー粒子(重量平均粒径6.15μm、体積平
均粒径5.28μm、2.00〜3.17μmの粒子が
10.7個数%、1.00μm以上2.00μm未満の
粒子が5.1個数%)を得、実施例1と同様に外添を行
なって、表3の実施例12に示したような静電荷像現像
用トナーを得た。
【0176】上記の外添後のトナー及び外添剤のトナー
粒子のフロー式粒子像分析装置によって測定される粒子
の円相当径の個数基準の粒度分布を表5及び表6にそれ
ぞれ示し、粒度分布図を図1及び図2にそれぞれ示す。
【0177】<比較例1>実施例1と同様にしてトナー
粒子(重量平均粒径7.52μm、体積平均粒径6.4
0μm、2.00〜3.17μmの粒子が7.9個数
%、1.00μm以上2.00μm未満の粒子が0.4
個数%)を得、チタン酸ストロンチウムの代わりに比較
用酸化チタン1.0部を使用する以外は同様にして、表
3の比較例1に示したような静電荷像現像用トナーを得
た。
【0178】<比較例2>実施例1と同様にしてトナー
粒子(重量平均粒径11.32μm、体積平均粒径9.
49μm、2.00〜3.17μmの粒子が0.2個数
%、1.00μm以上2.00μm未満の粒子が1.2
個数%)を得、チタン酸ストロンチウムIを使用しない
以外は同様にして、表3の比較例2に示したような静電
荷像現像用トナーを得た。
【0179】<比較例3>実施例1と同様にしてトナー
粒子(重量平均粒径5.71μm、体積平均粒径4.9
3μm、2.00〜3.17μmの粒子が15.4個数
%、1.00μm以上2.00μm未満の粒子が1.8
個数%)を得、チタン酸ストロンチウムIの代わりに比
較用乾式シリカ1.0部を使用する以外は同様にして、
表3の比較例3に示したような静電荷像現像用トナーを
得た。
【0180】<比較例4>実施例1と同様にしてトナー
粒子(重量平均粒径5.85μm、体積平均粒径5.0
2μm、2.00〜3.17μmの粒子が15.1個数
%、1.00μm以上2.00μm未満の粒子が4.3
個数%)を得、比較用チタン酸ストロンチウム1.0部
を使用する以外は同様にして、表3の比較例4に示した
ような静電荷像現像用トナーを得た。
【0181】次にこれらの調製されたトナーを以下に示
すような方法によって評価した。図3に示す画像形成装
置として、市販のレーザービームプリンターLBP−4
50(キヤノン製)を用い、プリント速度12枚(A
4)/1分を20枚(A4)/1分に改造し、低温低湿
下(10℃・15%RH)及び高温高湿下(32.5℃
・90%RH)のそれぞれの環境下で3万枚(30K)
のプリントアウト試験を行った。トナー切れに際して
は、カートリッジ上部のトナー容器部分に切り込みを設
け、そこからトナーを補給することによってプリントア
ウト試験を続けた。得られた画像を下記の項目について
評価した。
【0182】(1)ドット再現性 高温高湿環境での耐久初期と30K耐久後の画像で、独
立した1ドットのパターンをプリントアウトし、1ドッ
トの再現性を顕微鏡観察によって評価した。 A:非常に良好(ドットを忠実に再現しており、トナー
飛散もほとんど無い) B:良好(ドットを忠実に再現している) C:普通(やや像に汚れがある) D:悪い(像に乱れが多く再現性が悪い)
【0183】(2)画像濃度 高温高湿環境では耐久初期と30K耐久後の画像で、低
温低湿環境では30K耐久後の画像で通常の複写機用普
通紙(75g/m2)にプリントアウト時の画像濃度に
より評価した。なお、画像濃度は「マクベス反射濃度
計」(マクベス社製)を用いて、原稿濃度が0.00の
白地部分のプリントアウト画像に対する相対濃度を測定
した。
【0184】(3)カブリ リフレクトメーター(東京電色(株)製)により測定し
た転写紙の白色度と、低温低湿環境下での3万枚(30
K)プリントアウト後のベタ白画像の白色度との比較か
らカブリを算出した。
【0185】以上(1)〜(3)の評価結果を表4に示
した。
【0186】
【表2】
【0187】
【表3】
【0188】
【表4】
【0189】
【表5】
【0190】
【表6】
【0191】
【発明の効果】本発明によれば、高温高湿の環境で長期
にわたる耐久を行ってもトナーの帯電量の低下がなく、
画像濃度の低下や画質の劣化も起らず、ドット再現性に
優れた画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例12で調製したトナーのフロー
式粒子像分析装置によって測定される粒子の円相当径の
個数基準の粒度分布図を示す。
【図2】本発明の実施例12で外添剤微粒子を外添する
前のトナー粒子のフロー式粒子像分析装置によって測定
される粒子の円相当径の個数基準の粒度分布図を示す。
【図3】本発明の実施例に用いた画像形成装置の概略的
説明図を示す。
【図4】本発明のプロセスカートリッジの一実施例を示
す説明図である。
【図5】本発明の画像形成方法をファクシミリのプリン
ターに適用した場合のブロック図である。
【符号の説明】
1 現像装置 2 現像剤容器 3 感光体 4 転写手段 5 レーザー光又はアナログ光 6 トナー担持体 7 クリーニングブレード 8 規制ブレード 11 帯電手段 12 バイアス印加手段 13 現像剤 14 クリーニング手段 15 磁界発生手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G03G 9/08 375 (72)発明者 鈴木 俊次 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (87)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも結着樹脂及び着色剤を含有す
    るトナー粒子、及び外添剤微粒子を有する静電荷像現像
    用トナーにおいて、 該トナーは、(i)コールターカウンターによって測定
    される粒径2.00μm乃至40.30μmの粒子の体
    積基準及び個数基準の粒度分布に基づいて算出された値
    において、該トナーの重量平均粒径(D4)のXμm
    と、粒径2.00乃至3.17μmの粒子の含有量のY
    個数%とは、下記条件(1)及び(2): −5X+35≦Y≦−25X+180 (1) 3.5≦X≦6.5 (2) を満たす粒度分布、及び(ii)フロー式粒子像分析装
    置によって測定される円相当径0.60μm以上15
    9.21μm未満の粒子の個数基準の粒度分布におい
    て、円相当径が1.00μm以上1.03μm未満の粒
    子の含有量のA個数%と、円相当径が2.00μm以上
    2.06μm未満の粒子の含有量のB個数%とは、下記
    条件(3): B−A≦0.30 (3) を満たす粒度分布を有していることを特徴とする静電荷
    像現像用トナー。
  2. 【請求項2】 該トナーは、フロー式粒子像分析装置に
    よって測定される円相当径0.60μm以上159.2
    1μm未満の粒子の個数基準の粒度分布において、円相
    当径が1.00μm以上1.03μm未満の粒子の含有
    量のA個数%と、円相当径が2.00μm以上2.06
    μm未満の粒子の含有量のB個数%とは、下記条件
    (4): −0.63≦B−A≦0.30 (4) を満たす粒度分布を有していることを特徴とする請求項
    1に記載の静電荷像現像用トナー。
  3. 【請求項3】 コールターカウンターによって測定され
    る粒径2.00μm乃至40.30μmの粒子の体積基
    準及び個数基準の粒度分布に基づいて算出された値にお
    いて、該トナーの重量平均粒径(D4)のXμmと、粒
    径2.00乃至3.17μmの粒子の含有量のY個数%
    とは、下記条件(5)及び(6): −5X+35≦Y≦−12.5X+98.75 (5) 4.0≦X≦6.3 (6) を満たす粒度分布を有していることを特徴とする請求項
    1又は2に記載の静電荷像現像用トナー。
  4. 【請求項4】 該トナーは、フロー式粒子像分析装置に
    よって測定される円相当径0.60μm以上159.2
    1μm未満の粒子の個数基準の粒度分布において、円相
    当径が1.00μm以上2.00μm未満の粒子の含有
    量のC個数%が10個数%以上であることを特徴とする
    請求項1乃至3のいずれかに記載の静電荷像現像用トナ
    ー。
  5. 【請求項5】 該外添剤粒子は、フロー式粒子像分析装
    置によって測定される円相当径0.60μm以上15
    9.21μm未満の粒子の個数基準の粒度分布におい
    て、円相当平均径が0.60乃至4.00μmの外添剤
    微粒子Aを有していることを特徴とする請求項1乃至4
    のいずれかに記載の静電荷像現像用トナー。
  6. 【請求項6】 該外添剤粒子は、フロー式粒子像分析装
    置によって測定される円相当径0.60μm以上15
    9.21μm未満の粒子の個数基準の粒度分布におい
    て、円相当平均径が1.00乃至3.00μmの外添剤
    微粒子Aを有していることを特徴とする請求項1乃至4
    のいずれかに記載の静電荷像現像用トナー。
  7. 【請求項7】 該トナー粒子は、フロー式粒子像分析装
    置によって測定される円相当径0.60μm以上15
    9.21μm未満の粒子の個数基準の粒度分布におい
    て、円相当径が1.00μm以上2.00μm未満の粒
    子の含有量が10個数%未満であり、 該外添剤微粒子は、フロー式粒子像分析装置によって測
    定される円相当径0.60μm以上159.21μm未
    満の粒子の個数基準の粒度分布において、円相当平均径
    が0.60乃至4.00μmの外添剤微粒子Aを有して
    いることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載
    の静電荷像現像用トナー。
  8. 【請求項8】 該トナー粒子は、フロー式粒子像分析装
    置によって測定される円相当径0.60μm以上15
    9.21μm未満の粒子の個数基準の粒度分布におい
    て、円相当径が1.00μm以上2.00μm未満の粒
    子の含有量が10個数%未満であり、 該外添剤粒子は、フロー式粒子像分析装置によって測定
    される円相当径0.60μm以上159.21μm未満
    の粒子の個数基準の粒度分布において、円相当平均径が
    1.00〜3.00μmの外添剤微粒子Aを有している
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の静
    電荷像現像用トナー。
  9. 【請求項9】 該外添剤微粒子Aは、フロー式粒子像分
    析装置によって測定される円相当径0.60μm以上1
    59.21μm未満の粒子の個数基準の粒度分布におい
    て、円相当径が1.00μm以上1.03μm未満の粒
    子のa個数%及び円相当径が2.00μm以上2.06
    μm未満のb個数%が、下記条件(7): b−a≦0.30 (7) を満たす粒度分布を有していることを特徴とする請求項
    5乃至8のいずれかに記載の静電荷像現像用トナー。
  10. 【請求項10】 該外添剤微粒子Aは、フロー式粒子像
    分析装置によって測定される円相当径0.60μm以上
    159.21μm未満の粒子の個数基準の粒度分布にお
    いて、円相当径が1.00μm以上1.03μm未満の
    粒子のa個数%及び円相当径が2.00μm以上2.0
    6μm未満のb個数%が、下記条件(8)を満たす粒度
    分布: −0.63≦b−a≦0.30 (8) を有していることを特徴とする請求項5乃至8のいずれ
    かに記載の静電荷像現像用トナー。
  11. 【請求項11】 該トナー粒子と該外添剤微粒子とを混
    合して該トナーを調製する前に、該トナー粒子は、フロ
    ー式粒子像分析装置によって測定される円相当径0.6
    0μm以上159.21μm未満の粒子の個数基準の粒
    度分布において、円相当径が1.00μm以上2.00
    μm未満の粒子の含有量を10個数%未満となるように
    予め減少させたものであることを特徴とする請求項1乃
    至10のいずれかに記載の静電荷像現像用トナー。
  12. 【請求項12】 該外添剤微粒子は、外添剤微粒子Aを
    有しており、 該トナー粒子と該外添剤微粒子とを混合して該トナーを
    調製する前に、該外添剤微粒子Aは、沈殿分離を用いた
    湿式分級法で分級を行うことにより、フロー式粒子像分
    析装置によって測定される円相当径0.60μm以上1
    59.21μm未満の粒子の個数基準の粒度分布におい
    て、円相当径が1.00μm以上1.03μm未満の粒
    子のa個数%及び円相当径が2.00μm以上2.06
    μm未満のb個数%が、下記条件(7): b−a≦0.30 (7) を満たす粒度分布を有するように粒度分布が調製されて
    いることを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記
    載の静電荷像現像用トナー。
  13. 【請求項13】 該外添剤微粒子Aは、金属酸化物粒
    子、複合金属酸化物粒子、金属塩粒子、粘土鉱物粒子、
    リン酸化合物粒子、ケイ素化合物粒子、炭素化合物粒
    子、樹脂粒子、有機化合物と無機化合物との複合粒子、
    脂肪酸誘導体粒子及び滑剤粒子からなるグループから選
    択される少なくとも1種の粒子を含むことを特徴とする
    請求項1乃至12のいずれかに記載の静電荷像現像用ト
    ナー。
  14. 【請求項14】 該外添剤微粒子Aは、酸化亜鉛、酸化
    アルミニウム、酸化チタン、酸化ジルコニウム、酸化マ
    ンガン、チタン酸ストロンチウム、チタン酸マグネシウ
    ム及びチタン酸バリウムからなるグループから選択され
    る少なくとも1種の粒子を含むことを特徴とする請求項
    1乃至12のいずれかに記載の静電荷像現像用トナー。
  15. 【請求項15】 該トナーは、下記式 空隙率=(真密度−タップ密度)/真密度 で得られるトナーのタップ時の空隙率0.45〜0.7
    0を有していることを特徴とする請求項1乃至14のい
    ずれかに記載の静電荷像現像用トナー。
  16. 【請求項16】 該トナーは、下記式 空隙率=(真密度−タップ密度)/真密度 で得られるトナーのタップ時の空隙率0.50〜0.7
    0を有していることを特徴とする請求項1乃至14のい
    ずれかに記載の静電荷像現像用トナー。
  17. 【請求項17】 該トナーは、該外添剤微粒子として該
    外添剤微粒子A及び無機微粉体Bを有していることを特
    徴とする請求項5に記載の静電荷像現像用トナー。
  18. 【請求項18】 該無機微粉体Bは、疎水性シリカ微粉
    体を有していることを特徴とする請求項17に記載の静
    電荷像現像用トナー。
  19. 【請求項19】 該トナーは、該外添剤微粒子として該
    外添剤微粒子A及びシリコーンオイル又はシリコーンワ
    ニスと微粒子とからなる微粒子凝集体Cを有しているこ
    とを特徴とする請求項5に記載の静電荷像現像用トナ
    ー。
  20. 【請求項20】 該微粒子凝集体Cは、20〜90重量
    %の該シリコーンオイル又は該シリコーンワニスで該微
    粒子が処理されていることを特徴とする請求項19に記
    載の静電荷像現像用トナー。
  21. 【請求項21】 該トナーは、該外添剤微粒子として該
    外添剤微粒子A及び樹脂微粒子Dを有していることを特
    徴とする請求項5に記載の静電荷像現像用トナー。
  22. 【請求項22】 該樹脂微粒子Dは、スチレン系共重合
    体を有していることを特徴とする請求項21に記載の静
    電荷像現像用トナー。
  23. 【請求項23】 該トナーは、該外添剤微粒子として該
    外添剤微粒子A、無機微粉体B、シリコーンオイル又は
    シリコーンワニスと微粒子とからなる微粒子凝集体C及
    び樹脂微粒子Dを有していることを特徴とする請求項5
    に記載の静電荷像現像用トナー。
  24. 【請求項24】 該トナー粒子は、負荷電制御剤及び該
    着色剤としての磁性体を含有しており、該トナーは、負
    帯電性磁性トナーであることを特徴とする請求項1乃至
    23のいずれかに記載の静電荷像現像用トナー。
  25. 【請求項25】 該トナーは、着色剤として磁性体を含
    有している磁性トナー粒子を有する磁性トナーであるこ
    とを特徴とする請求項1乃至24のいずれかに記載の静
    電荷像現像用トナー。
  26. 【請求項26】 該磁性トナー粒子は、該磁性体を該結
    着樹脂100重量部に対して30乃至200重量部含有
    していることを特徴とする請求項25に記載の静電荷像
    現像用トナー。
  27. 【請求項27】 静電潜像を担持するための静電潜像担
    持体を帯電する帯電工程;帯電された静電潜像担持体に
    静電潜像を形成する静電潜像形成工程;及び該静電潜像
    担持体の静電潜像をトナーにより現像してトナー画像を
    形成する現像工程;を有する画像形成方法において、 該トナーは、少なくとも結着樹脂及び着色剤を含有する
    トナー粒子、及び外添剤微粒子を有しており、 該トナーは、(i)コールターカウンターによって測定
    される粒径2.00μm乃至40.30μmの粒子の体
    積基準及び個数基準の粒度分布に基づいて算出された値
    において、該トナーの重量平均粒径(D4)のXμm
    と、粒径2.00乃至3.17μmの粒子の含有量のY
    個数%とは、下記条件(1)及び(2): −5X+35≦Y≦−25X+180 (1) 3.5≦X≦6.5 (2) を満たす粒度分布、及び(ii)フロー式粒子像分析装
    置によって測定される円相当径0.60μm以上15
    9.21μm未満の粒子の個数基準の粒度分布におい
    て、円相当径が1.00μm以上1.03μm未満の粒
    子の含有量のA個数%と、円相当径が2.00μm以上
    2.06μm未満の粒子の含有量のB個数%とは、下記
    条件(3): B−A≦0.30 (3) を満たす粒度分布を有していることを特徴とする画像形
    成方法。
  28. 【請求項28】 該トナーは、フロー式粒子像分析装置
    によって測定される円相当径0.60μm以上159.
    21μm未満の粒子の個数基準の粒度分布において、円
    相当径が1.00μm以上1.03μm未満の粒子の含
    有量のA個数%と、円相当径が2.00μm以上2.0
    6μm未満の粒子の含有量のB個数%とは、下記条件
    (4): −0.63≦B−A≦0.30 (4) を満たす粒度分布を有していることを特徴とする請求項
    27に記載の画像形成方法。
  29. 【請求項29】 コールターカウンターによって測定さ
    れる粒径2.00μm乃至40.30μmの粒子の体積
    基準及び個数基準の粒度分布に基づいて算出された値に
    おいて、該トナーの重量平均粒径(D4)のXμmと、
    粒径2.00乃至3.17μmの粒子の含有量のY個数
    %とは、下記条件(5)及び(6): −5X+35≦Y≦−12.5X+98.75 (5) 4.0≦X≦6.3 (6) を満たす粒度分布を有していることを特徴とする請求項
    27又は28に記載の画像形成方法。
  30. 【請求項30】 該トナーは、フロー式粒子像分析装置
    によって測定される円相当径0.60μm以上159.
    21μm未満の粒子の個数基準の粒度分布において、円
    相当径が1.00μm以上2.00μm未満の粒子の含
    有量のC個数%が10個数%以上であることを特徴とす
    る請求項27乃至29のいずれかに記載の画像形成方
    法。
  31. 【請求項31】 該外添剤粒子は、フロー式粒子像分析
    装置によって測定される円相当径0.60μm以上15
    9.21μm未満の粒子の個数基準の粒度分布におい
    て、円相当平均径が0.60乃至4.00μmの外添剤
    微粒子Aを有していることを特徴とする請求項27乃至
    30のいずれかに記載の画像形成方法。
  32. 【請求項32】 該外添剤粒子は、フロー式粒子像分析
    装置によって測定される円相当径0.60μm以上15
    9.21μm未満の粒子の個数基準の粒度分布におい
    て、円相当平均径が1.00乃至3.00μmの外添剤
    微粒子Aを有していることを特徴とする請求項27乃至
    30のいずれかに記載の画像形成方法。
  33. 【請求項33】 該トナー粒子は、フロー式粒子像分析
    装置によって測定される円相当径0.60μm以上15
    9.21μm未満の粒子の個数基準の粒度分布におい
    て、円相当径が1.00μm以上2.00μm未満の粒
    子の含有量が10個数%未満であり、 該外添剤微粒子は、フロー式粒子像分析装置によって測
    定される円相当径0.60μm以上159.21μm未
    満の粒子の個数基準の粒度分布において、円相当平均径
    が0.60乃至4.00μmの外添剤微粒子Aを有して
    いることを特徴とする請求項27乃至32のいずれかに
    記載の画像形成方法。
  34. 【請求項34】 該トナー粒子は、フロー式粒子像分析
    装置によって測定される円相当径0.60μm以上15
    9.21μm未満の粒子の個数基準の粒度分布におい
    て、円相当径が1.00μm以上2.00μm未満の粒
    子の含有量が10個数%未満であり、 該外添剤粒子は、フロー式粒子像分析装置によって測定
    される円相当径0.60μm以上159.21μm未満
    の粒子の個数基準の粒度分布において、円相当平均径が
    1.00〜3.00μmの外添剤微粒子Aを有している
    ことを特徴とする請求項27乃至32のいずれかに記載
    の画像形成方法。
  35. 【請求項35】 該外添剤微粒子Aは、フロー式粒子像
    分析装置によって測定される円相当径0.60μm以上
    159.21μm未満の粒子の個数基準の粒度分布にお
    いて、円相当径が1.00μm以上1.03μm未満の
    粒子のa個数%及び円相当径が2.00μm以上2.0
    6μm未満のb個数%が、下記条件(7): b−a≦0.30 (7) を満たす粒度分布を有していることを特徴とする請求項
    31乃至34のいずれかに記載の画像形成方法。
  36. 【請求項36】 該外添剤微粒子Aは、フロー式粒子像
    分析装置によって測定される円相当径0.60μm以上
    159.21μm未満の粒子の個数基準の粒度分布にお
    いて、円相当径が1.00μm以上1.03μm未満の
    粒子のa個数%及び円相当径が2.00μm以上2.0
    6μm未満のb個数%が、下記条件(8)を満たす粒度
    分布: −0.63≦b−a≦0.30 (8) を有していることを特徴とする請求項31乃至34のい
    ずれかに記載の画像形成方法。
  37. 【請求項37】 該トナー粒子と該外添剤微粒子とを混
    合して該トナーを調製する前に、該トナー粒子は、フロ
    ー式粒子像分析装置によって測定される円相当径0.6
    0μm以上159.21μm未満の粒子の個数基準の粒
    度分布において、円相当径が1.00μm以上2.00
    μm未満の粒子の含有量を10個数%未満となるように
    予め減少させたものであることを特徴とする請求項27
    乃至36のいずれかに記載の画像形成方法。
  38. 【請求項38】 該外添剤微粒子は、外添剤微粒子Aを
    有しており、 該トナー粒子と該外添剤微粒子とを混合して該トナーを
    調製する前に、該外添剤微粒子Aは、沈殿分離を用いた
    湿式分級法で分級を行うことにより、フロー式粒子像分
    析装置によって測定される円相当径0.60μm以上1
    59.21μm未満の粒子の個数基準の粒度分布におい
    て、円相当径が1.00μm以上1.03μm未満の粒
    子のa個数%及び円相当径が2.00μm以上2.06
    μm未満のb個数%が、下記条件(7): b−a≦0.30 (7) を満たす粒度分布を有するように粒度分布が調製されて
    いることを特徴とする請求項27乃至36のいずれかに
    記載の画像形成方法。
  39. 【請求項39】 該外添剤微粒子Aは、金属酸化物粒
    子、複合金属酸化物粒子、金属塩粒子、粘土鉱物粒子、
    リン酸化合物粒子、ケイ素化合物粒子、炭素化合物粒
    子、樹脂粒子、有機化合物と無機化合物との複合粒子、
    脂肪酸誘導体粒子及び滑剤粒子からなるグループから選
    択される少なくとも1種の粒子を含むことを特徴とする
    請求項27乃至38のいずれかに記載の画像形成方法。
  40. 【請求項40】 該外添剤微粒子Aは、酸化亜鉛、酸化
    アルミニウム、酸化チタン、酸化ジルコニウム、酸化マ
    ンガン、チタン酸ストロンチウム、チタン酸マグネシウ
    ム及びチタン酸バリウムからなるグループから選択され
    る少なくとも1種の粒子を含むことを特徴とする請求項
    27乃至38のいずれかに記載の画像形成方法。
  41. 【請求項41】 該トナーは、下記式 空隙率=(真密度−タップ密度)/真密度 で得られるトナーのタップ時の空隙率0.45〜0.7
    0を有していることを特徴とする請求項27乃至40の
    いずれかに記載の画像形成方法。
  42. 【請求項42】 該トナーは、下記式 空隙率=(真密度−タップ密度)/真密度 で得られるトナーのタップ時の空隙率0.50〜0.7
    0を有していることを特徴とする請求項27乃至40の
    いずれかに記載の画像形成方法。
  43. 【請求項43】 該トナーは、該外添剤微粒子として該
    外添剤微粒子A及び無機微粉体Bを有していることを特
    徴とする請求項31に記載の画像形成方法。
  44. 【請求項44】 該無機微粉体Bは、疎水性シリカ微粉
    体を有していることを特徴とする請求項43に記載の画
    像形成方法。
  45. 【請求項45】 該トナーは、該外添剤微粒子として該
    外添剤微粒子A及びシリコーンオイル又はシリコーンワ
    ニスと微粒子とからなる微粒子凝集体Cを有しているこ
    とを特徴とする請求項31に記載の画像形成方法。
  46. 【請求項46】 該微粒子凝集体Cは、20〜90重量
    %の該シリコーンオイル又は該シリコーンワニスで該微
    粒子が処理されていることを特徴とする請求項45に記
    載の画像形成方法。
  47. 【請求項47】 該トナーは、該外添剤微粒子として該
    外添剤微粒子A及び樹脂微粒子Dを有していることを特
    徴とする請求項31に記載の画像形成方法。
  48. 【請求項48】 該樹脂微粒子Dは、スチレン系共重合
    体を有していることを特徴とする請求項47に記載の画
    像形成方法。
  49. 【請求項49】 該トナーは、該外添剤微粒子として該
    外添剤微粒子A、無機微粉体B、シリコーンオイル又は
    シリコーンワニスと微粒子とからなる微粒子凝集体C及
    び樹脂微粒子Dを有していることを特徴とする請求項3
    1に記載の画像形成方法。
  50. 【請求項50】 該トナー粒子は、負荷電制御剤及び該
    着色剤としての磁性体を含有しており、該トナーは、負
    帯電性磁性トナーであることを特徴とする請求項27乃
    至49のいずれかに記載の画像形成方法。
  51. 【請求項51】 該トナーは、着色剤として磁性体を含
    有している磁性トナー粒子を有する磁性トナーであるこ
    とを特徴とする請求項27乃至50のいずれかに記載の
    画像形成方法。
  52. 【請求項52】 該磁性トナー粒子は、該磁性体を該結
    着樹脂100重量部に対して30乃至200重量部含有
    していることを特徴とする請求項51に記載の画像形成
    方法。
  53. 【請求項53】 該現像工程における現像部において、
    該静電潜像担持体と該トナーを担持するためのトナー担
    持体との間隔よりも、該トナー担持体上に担持されてい
    るトナー層の層厚が薄く、該トナー担持体に担持されて
    いるトナー層は、非接触状態で該静電潜像担持体に形成
    されている静電潜像を現像することを特徴とする請求項
    27乃至52のいずれかに記載の画像形成方法。
  54. 【請求項54】 該現像工程において、該トナー担持体
    にバイアス電圧を印加して、該静電潜像担持体に形成さ
    れている静電潜像を現像することを特徴とする請求項2
    7乃至53のいずれかに記載の画像形成方法。
  55. 【請求項55】 該静電潜像担持体は、電子写真用感光
    体であることを特徴とする請求項27乃至54のいずれ
    かに記載の画像形成方法。
  56. 【請求項56】 画像形成装置本体に脱着可能に装着さ
    れるプロセスカートリッジにおいて、 該プロセスカートリッジは、(i)静電潜像を担持する
    ための静電潜像担持体、及び(ii)該静電潜像担持体
    に担持されている静電潜像を現像してトナー画像を形成
    するためのトナーを保有している現像手段を有してお
    り、 該トナーは、少なくとも結着樹脂及び着色剤を含有する
    トナー粒子、及び外添剤微粒子を有しており、 該トナーは、(i)コールターカウンターによって測定
    される粒径2.00μm乃至40.30μmの粒子の体
    積基準及び個数基準の粒度分布に基づいて算出された値
    において、該トナーの重量平均粒径(D4)のXμm
    と、粒径2.00乃至3.17μmの粒子の含有量のY
    個数%とは、下記条件(1)及び(2): −5X+35≦Y≦−25X+180 (1) 3.5≦X≦6.5 (2) を満たす粒度分布、及び(ii)フロー式粒子像分析装
    置によって測定される円相当径0.60μm以上15
    9.21μm未満の粒子の個数基準の粒度分布におい
    て、円相当径が1.00μm以上1.03μm未満の粒
    子の含有量のA個数%と、円相当径が2.00μm以上
    2.06μm未満の粒子の含有量のB個数%とは、下記
    条件(3): B−A≦0.30 (3) を満たす粒度分布を有していることを特徴とするプロセ
    スカートリッジ。
  57. 【請求項57】 該トナーは、フロー式粒子像分析装置
    によって測定される円相当径0.60μm以上159.
    21μm未満の粒子の個数基準の粒度分布において、円
    相当径が1.00μm以上1.03μm未満の粒子の含
    有量のA個数%と、円相当径が2.00μm以上2.0
    6μm未満の粒子の含有量のB個数%とは、下記条件
    (4): −0.63≦B−A≦0.30 (4) を満たす粒度分布を有していることを特徴とする請求項
    56に記載のプロセスカートリッジ。
  58. 【請求項58】 コールターカウンターによって測定さ
    れる粒径2.00μm乃至40.30μmの粒子の体積
    基準及び個数基準の粒度分布に基づいて算出された値に
    おいて、該トナーの重量平均粒径(D4)のXμmと、
    粒径2.00乃至3.17μmの粒子の含有量のY個数
    %とは、下記条件(5)及び(6): −5X+35≦Y≦−12.5X+98.75 (5) 4.0≦X≦6.3 (6) を満たす粒度分布を有していることを特徴とする請求項
    56又は57に記載のプロセスカートリッジ。
  59. 【請求項59】 該トナーは、フロー式粒子像分析装置
    によって測定される円相当径0.60μm以上159.
    21μm未満の粒子の個数基準の粒度分布において、円
    相当径が1.00μm以上2.00μm未満の粒子の含
    有量のC個数%が10個数%以上であることを特徴とす
    る請求項56乃至58のいずれかに記載のプロセスカー
    トリッジ。
  60. 【請求項60】 該外添剤粒子は、フロー式粒子像分析
    装置によって測定される円相当径0.60μm以上15
    9.21μm未満の粒子の個数基準の粒度分布におい
    て、円相当平均径が0.60乃至4.00μmの外添剤
    微粒子Aを有していることを特徴とする請求項56乃至
    59のいずれかに記載のプロセスカートリッジ。
  61. 【請求項61】 該外添剤粒子は、フロー式粒子像分析
    装置によって測定される円相当径0.60μm以上15
    9.21μm未満の粒子の個数基準の粒度分布におい
    て、円相当平均径が1.00乃至3.00μmの外添剤
    微粒子Aを有していることを特徴とする請求項56乃至
    59のいずれかに記載のプロセスカートリッジ。
  62. 【請求項62】 該トナー粒子は、フロー式粒子像分析
    装置によって測定される円相当径0.60μm以上15
    9.21μm未満の粒子の個数基準の粒度分布におい
    て、円相当径が1.00μm以上2.00μm未満の粒
    子の含有量が10個数%未満であり、 該外添剤微粒子は、フロー式粒子像分析装置によって測
    定される円相当径0.60μm以上159.21μm未
    満の粒子の個数基準の粒度分布において、円相当平均径
    が0.60乃至4.00μmの外添剤微粒子Aを有して
    いることを特徴とする請求項56乃至61のいずれかに
    記載のプロセスカートリッジ。
  63. 【請求項63】 該トナー粒子は、フロー式粒子像分析
    装置によって測定される円相当径0.60μm以上15
    9.21μm未満の粒子の個数基準の粒度分布におい
    て、円相当径が1.00μm以上2.00μm未満の粒
    子の含有量が10個数%未満であり、 該外添剤粒子は、フロー式粒子像分析装置によって測定
    される円相当径0.60μm以上159.21μm未満
    の粒子の個数基準の粒度分布において、円相当平均径が
    1.00〜3.00μmの外添剤微粒子Aを有している
    ことを特徴とする請求項56乃至61のいずれかに記載
    のプロセスカートリッジ。
  64. 【請求項64】 該外添剤微粒子Aは、フロー式粒子像
    分析装置によって測定される円相当径0.60μm以上
    159.21μm未満の粒子の個数基準の粒度分布にお
    いて、円相当径が1.00μm以上1.03μm未満の
    粒子のa個数%及び円相当径が2.00μm以上2.0
    6μm未満のb個数%が、下記条件(7): b−a≦0.30 (7) を満たす粒度分布を有していることを特徴とする請求項
    60乃至63のいずれかに記載のプロセスカートリッ
    ジ。
  65. 【請求項65】 該外添剤微粒子Aは、フロー式粒子像
    分析装置によって測定される円相当径0.60μm以上
    159.21μm未満の粒子の個数基準の粒度分布にお
    いて、円相当径が1.00μm以上1.03μm未満の
    粒子のa個数%及び円相当径が2.00μm以上2.0
    6μm未満のb個数%が、下記条件(8)を満たす粒度
    分布: −0.63≦b−a≦0.30 (8) を有していることを特徴とする請求項60乃至63のい
    ずれかに記載のプロセスカートリッジ。
  66. 【請求項66】 該トナー粒子と該外添剤微粒子とを混
    合して該トナーを調製する前に、該トナー粒子は、フロ
    ー式粒子像分析装置によって測定される円相当径0.6
    0μm以上159.21μm未満の粒子の個数基準の粒
    度分布において、円相当径が1.00μm以上2.00
    μm未満の粒子の含有量を10個数%未満となるように
    予め減少させたものであることを特徴とする請求項56
    乃至65のいずれかに記載のプロセスカートリッジ。
  67. 【請求項67】 該外添剤微粒子は、外添剤微粒子Aを
    有しており、該トナー粒子と該外添剤微粒子とを混合し
    て該トナーを調製する前に、該外添剤微粒子Aは、沈殿
    分離を用いた湿式分級法で分級を行うことにより、フロ
    ー式粒子像分析装置によって測定される円相当径0.6
    0μm以上159.21μm未満の粒子の個数基準の粒
    度分布において、円相当径が1.00μm以上1.03
    μm未満の粒子のa個数%及び円相当径が2.00μm
    以上2.06μm未満のb個数%が、下記条件(7): b−a≦0.30 (7) を満たす粒度分布を有するように粒度分布が調製されて
    いることを特徴とする請求項56乃至66のいずれかに
    記載のプロセスカートリッジ。
  68. 【請求項68】 該外添剤微粒子Aは、金属酸化物粒
    子、複合金属酸化物粒子、金属塩粒子、粘土鉱物粒子、
    リン酸化合物粒子、ケイ素化合物粒子、炭素化合物粒
    子、樹脂粒子、有機化合物と無機化合物との複合粒子、
    脂肪酸誘導体粒子及び滑剤粒子からなるグループから選
    択される少なくとも1種の粒子を含むことを特徴とする
    請求項56乃至67のいずれかに記載のプロセスカート
    リッジ。
  69. 【請求項69】 該外添剤微粒子Aは、酸化亜鉛、酸化
    アルミニウム、酸化チタン、酸化ジルコニウム、酸化マ
    ンガン、チタン酸ストロンチウム、チタン酸マグネシウ
    ム及びチタン酸バリウムからなるグループから選択され
    る少なくとも1種の粒子を含むことを特徴とする請求項
    56乃至67のいずれかに記載のプロセスカートリッ
    ジ。
  70. 【請求項70】 該トナーは、下記式 空隙率=(真密度−タップ密度)/真密度 で得られるトナーのタップ時の空隙率0.45〜0.7
    0を有していることを特徴とする請求項56乃至69の
    いずれかに記載のプロセスカートリッジ。
  71. 【請求項71】 該トナーは、下記式 空隙率=(真密度−タップ密度)/真密度 で得られるトナーのタップ時の空隙率0.50〜0.7
    0を有していることを特徴とする請求項56乃至69の
    いずれかに記載のプロセスカートリッジ。
  72. 【請求項72】 該トナーは、該外添剤微粒子として該
    外添剤微粒子A及び無機微粉体Bを有していることを特
    徴とする請求項60に記載のプロセスカートリッジ。
  73. 【請求項73】 該無機微粉体Bは、疎水性シリカ微粉
    体を有していることを特徴とする請求項72に記載のプ
    ロセスカートリッジ。
  74. 【請求項74】 該トナーは、該外添剤微粒子として該
    外添剤微粒子A及びシリコーンオイル又はシリコーンワ
    ニスと微粒子とからなる微粒子凝集体Cを有しているこ
    とを特徴とする請求項60に記載のプロセスカートリッ
    ジ。
  75. 【請求項75】 該微粒子凝集体Cは、20〜90重量
    %の該シリコーンオイル又は該シリコーンワニスで該微
    粒子が処理されていることを特徴とする請求項74に記
    載のプロセスカートリッジ。
  76. 【請求項76】 該トナーは、該外添剤微粒子として該
    外添剤微粒子A及び樹脂微粒子Dを有していることを特
    徴とする請求項60に記載のプロセスカートリッジ。
  77. 【請求項77】 該樹脂微粒子Dは、スチレン系共重合
    体を有していることを特徴とする請求項76に記載のプ
    ロセスカートリッジ。
  78. 【請求項78】 該トナーは、該外添剤微粒子として該
    外添剤微粒子A、無機微粉体B、シリコーンオイル又は
    シリコーンワニスと微粒子とからなる微粒子凝集体C及
    び樹脂微粒子Dを有していることを特徴とする請求項6
    0に記載のプロセスカートリッジ。
  79. 【請求項79】 該トナー粒子は、負荷電制御剤及び該
    着色剤としての磁性体を含有しており、該トナーは、負
    帯電性磁性トナーであることを特徴とする請求項56乃
    至78のいずれかに記載のプロセスカートリッジ。
  80. 【請求項80】 該トナーは、着色剤として磁性体を含
    有している磁性トナー粒子を有する磁性トナーであるこ
    とを特徴とする請求項56乃至79のいずれかに記載の
    プロセスカートリッジ。
  81. 【請求項81】 該磁性トナー粒子は、該磁性体を該結
    着樹脂100重量部に対して30乃至200重量部含有
    していることを特徴とする請求項80に記載のプロセス
    カートリッジ。
  82. 【請求項82】 該静電潜像担持体と該トナーを担持す
    るためのトナー担持体とは、間隔を有して配置されてお
    り、現像部において、該トナー担持体上に担持されてい
    るトナー層の層厚は、該間隔よりも薄く、該トナー担持
    体に担持されているトナー層は、非接触状態で該静電潜
    像担持体に形成されている静電潜像を現像することを特
    徴とする請求項56乃至81のいずれかに記載のプロセ
    スカートリッジ。
  83. 【請求項83】 該トナー担持体は、該静電潜像担持体
    に形成されている静電潜像の現像時にバイアス電圧が印
    加されていることを特徴とする請求項56乃至82のい
    ずれかに記載のプロセスカートリッジ。
  84. 【請求項84】 該静電潜像担持体は、電子写真用感光
    体であることを特徴とする請求項56乃至83のいずれ
    かに記載のプロセスカートリッジ。
  85. 【請求項85】 該静電潜像担持体及び該現像手段に加
    えて、さらに該静電潜像担持体を一次帯電するための帯
    電部材を有していることを特徴とする請求項56乃至8
    4のいずれかに記載のプロセスカートリッジ。
  86. 【請求項86】 該静電潜像担持体及び該現像手段に加
    えて、さらに該静電潜像担持体表面をクリーニングする
    ためのクリーニング部材を有していることを特徴とする
    請求項56乃至85のいずれかに記載のプロセスカート
    リッジ。
  87. 【請求項87】 該静電潜像担持体及び該現像手段に加
    えて、さらに該静電潜像担持体を一次帯電するための帯
    電部材及び該静電潜像担持体表面をクリーニングするた
    めのクリーニング部材を有していることを特徴とする請
    求項56乃至86のいずれかに記載のプロセスカートリ
    ッジ。
JP07820698A 1997-03-26 1998-03-26 静電荷像現像用トナー、画像形成方法及びプロセスカートリッジ Expired - Fee Related JP3639714B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07820698A JP3639714B2 (ja) 1997-03-26 1998-03-26 静電荷像現像用トナー、画像形成方法及びプロセスカートリッジ

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7286197 1997-03-26
JP9-305145 1997-07-11
JP30514597 1997-11-07
JP9-72861 1997-11-07
JP07820698A JP3639714B2 (ja) 1997-03-26 1998-03-26 静電荷像現像用トナー、画像形成方法及びプロセスカートリッジ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11194530A true JPH11194530A (ja) 1999-07-21
JP3639714B2 JP3639714B2 (ja) 2005-04-20

Family

ID=27301058

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07820698A Expired - Fee Related JP3639714B2 (ja) 1997-03-26 1998-03-26 静電荷像現像用トナー、画像形成方法及びプロセスカートリッジ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3639714B2 (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001312092A (ja) * 2000-02-21 2001-11-09 Canon Inc 現像剤、該現像剤を用いた画像形成方法及びプロセスカートリッジ
JP2002082488A (ja) * 2000-06-26 2002-03-22 Ricoh Co Ltd 静電荷像現像用カラートナー及び定着方法、トナー容器、画像形成装置
JP2003131414A (ja) * 2001-10-23 2003-05-09 Seiko Epson Corp 現像装置、画像形成装置、トナー、トナーの検査方法、及び、コンピュータシステム
US6696211B2 (en) 2000-02-21 2004-02-24 Canon Kabushiki Kaisha Developer, image-forming method, and process cartridge
US6873816B2 (en) 2001-08-20 2005-03-29 Canon Kabushiki Kaisha Developing assembly, process cartridge and image-forming method
JP2005156985A (ja) * 2003-11-26 2005-06-16 Kyocera Mita Corp 静電潜像現像用磁性1成分トナー
US6924076B2 (en) 2001-08-20 2005-08-02 Canon Kabushiki Kaisha Developing assembly, process cartridge and image-forming method
JP2010102057A (ja) * 2008-10-23 2010-05-06 Fuji Xerox Co Ltd 静電荷像現像トナー及びその製造方法、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成方法、並びに、画像形成装置
JP2011033716A (ja) * 2009-07-30 2011-02-17 Kyocera Mita Corp 電子写真用トナー、現像剤、及び画像形成装置
JP2015143853A (ja) * 2013-12-26 2015-08-06 キヤノン株式会社 画像形成装置、画像形成方法、現像装置および現像方法
JP2015184464A (ja) * 2014-03-24 2015-10-22 富士ゼロックス株式会社 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法
US9360784B2 (en) 2014-01-09 2016-06-07 Samsung Electronics Co., Ltd. Magenta toner for developing electrostatic latent images

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110229814A1 (en) 2010-03-17 2011-09-22 Masayuki Kakimoto Toner, method of manufacturing toner, and image forming method using toner

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001312092A (ja) * 2000-02-21 2001-11-09 Canon Inc 現像剤、該現像剤を用いた画像形成方法及びプロセスカートリッジ
US6696211B2 (en) 2000-02-21 2004-02-24 Canon Kabushiki Kaisha Developer, image-forming method, and process cartridge
JP2002082488A (ja) * 2000-06-26 2002-03-22 Ricoh Co Ltd 静電荷像現像用カラートナー及び定着方法、トナー容器、画像形成装置
US6873816B2 (en) 2001-08-20 2005-03-29 Canon Kabushiki Kaisha Developing assembly, process cartridge and image-forming method
US6924076B2 (en) 2001-08-20 2005-08-02 Canon Kabushiki Kaisha Developing assembly, process cartridge and image-forming method
JP2003131414A (ja) * 2001-10-23 2003-05-09 Seiko Epson Corp 現像装置、画像形成装置、トナー、トナーの検査方法、及び、コンピュータシステム
JP2005156985A (ja) * 2003-11-26 2005-06-16 Kyocera Mita Corp 静電潜像現像用磁性1成分トナー
JP2010102057A (ja) * 2008-10-23 2010-05-06 Fuji Xerox Co Ltd 静電荷像現像トナー及びその製造方法、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成方法、並びに、画像形成装置
JP2011033716A (ja) * 2009-07-30 2011-02-17 Kyocera Mita Corp 電子写真用トナー、現像剤、及び画像形成装置
JP2015143853A (ja) * 2013-12-26 2015-08-06 キヤノン株式会社 画像形成装置、画像形成方法、現像装置および現像方法
US9360784B2 (en) 2014-01-09 2016-06-07 Samsung Electronics Co., Ltd. Magenta toner for developing electrostatic latent images
JP2015184464A (ja) * 2014-03-24 2015-10-22 富士ゼロックス株式会社 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3639714B2 (ja) 2005-04-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100272214B1 (ko) 정전하상 현상용 토너, 화상 형성 방법 및 프로세스 카트리지
US6187496B1 (en) Toner and developer for developing electrostatic image, process for production thereof and image forming method
JP2810508B2 (ja) 静電荷像現像用現像剤
EP0869399B1 (en) Toner for forming an image, image forming method and heat-fixing method
US5750302A (en) Magnetic toner for developing electrostatic image, image forming process, and process cartridge
JPH08227171A (ja) 静電荷像現像用トナー
JP3639714B2 (ja) 静電荷像現像用トナー、画像形成方法及びプロセスカートリッジ
JP3696954B2 (ja) 静電荷像現像用トナー、二成分系現像剤、現像方法、画像形成方法、加熱定着方法及びトナーの製造方法
JP3262505B2 (ja) 静電荷像現像用トナー、装置ユニット及び画像形成方法
JP3108843B2 (ja) 磁性トナー、磁性現像剤及び画像形成方法
JP3740274B2 (ja) 現像剤担持体、装置ユニット及び画像形成装置
JP3184705B2 (ja) 静電荷像現像用現像剤、その製造方法及び画像形成方法
JP3262511B2 (ja) 静電荷像現像用磁性トナー、画像形成方法及びプロセスカートリッジ
JP4072385B2 (ja) 画像形成方法、トナーおよび二成分現像剤
JP3287827B2 (ja) 画像形成方法及び画像形成用現像剤
JP2004126233A (ja) 画像形成方法、トナー及び二成分現像剤
JP3131753B2 (ja) 磁性トナー及び画像形成方法
JP3352297B2 (ja) 画像形成方法
JP3392038B2 (ja) 静電荷像現像用トナー
JP3185083B2 (ja) 静電荷像現像用トナー及び該トナー用樹脂組成物の製造方法
JPH1010785A (ja) 静電荷像現像用トナー
JP3332850B2 (ja) 画像形成装置及び装置ユニット
JPH10123762A (ja) 画像形成方法
JP3397736B2 (ja) 画像形成方法及び画像形成用現像剤
JP2000242027A (ja) トナー、画像形成方法、及び装置ユニット

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050111

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050117

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080121

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090121

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090121

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100121

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110121

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120121

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130121

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140121

Year of fee payment: 9

S802 Written request for registration of partial abandonment of right

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R311802

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees