JP2003131414A - 現像装置、画像形成装置、トナー、トナーの検査方法、及び、コンピュータシステム - Google Patents
現像装置、画像形成装置、トナー、トナーの検査方法、及び、コンピュータシステムInfo
- Publication number
- JP2003131414A JP2003131414A JP2001325635A JP2001325635A JP2003131414A JP 2003131414 A JP2003131414 A JP 2003131414A JP 2001325635 A JP2001325635 A JP 2001325635A JP 2001325635 A JP2001325635 A JP 2001325635A JP 2003131414 A JP2003131414 A JP 2003131414A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toner
- carrier
- developing device
- particle size
- release agent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Dry Development In Electrophotography (AREA)
- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 離型剤を有し粉砕法によって製造され、粒径
の小さいトナー粒子が含まれるトナー、及び、導電性を
有するトナー坦持体を用いて高品質な画像を形成するた
めの現像装置等を実現する。 【解決手段】 離型剤を有し粉砕法により製造されたト
ナーと、このトナーを坦持して移動する導電性のトナー
坦持体を有し、このトナー坦持体に坦持されたトナーに
よって像坦持体に坦持された潜像を現像する現像装置に
おいて、前記トナーの個数基準の粒径分布にて複数のピ
ークを有し、ピークを構成するトナーのトナー全体に対
する体積占有率が最大となるピークの値が、1μm以下
の粒径でのピークの値よりも大きいことを特徴とする。
の小さいトナー粒子が含まれるトナー、及び、導電性を
有するトナー坦持体を用いて高品質な画像を形成するた
めの現像装置等を実現する。 【解決手段】 離型剤を有し粉砕法により製造されたト
ナーと、このトナーを坦持して移動する導電性のトナー
坦持体を有し、このトナー坦持体に坦持されたトナーに
よって像坦持体に坦持された潜像を現像する現像装置に
おいて、前記トナーの個数基準の粒径分布にて複数のピ
ークを有し、ピークを構成するトナーのトナー全体に対
する体積占有率が最大となるピークの値が、1μm以下
の粒径でのピークの値よりも大きいことを特徴とする。
Description
【0001】
【従来の技術】紙、布、フィルム等の各種の媒体に画像
を形成する画像形成装置として、プリンタ、複写機、フ
ァクシミリ等の各種の装置が知られており、これらの画
像形成装置の中には、トナーを用いて媒体に画像を形成
するものがある。
を形成する画像形成装置として、プリンタ、複写機、フ
ァクシミリ等の各種の装置が知られており、これらの画
像形成装置の中には、トナーを用いて媒体に画像を形成
するものがある。
【0002】このトナーを製造する方法としては、粉砕
法、重合法等の様々な方法があるが、特に粉砕法によっ
て製造された製造したトナーにおいては、重合法によっ
て製造されたトナーに比べて、粒径が広い範囲内で分布
しており、比較的粒径の大きいトナー粒子もあれば、比
較的粒径の小さいトナー粒子もある。そして、トナー粒
子の粒径が異なれば、帯電特性、吸熱特性等の種々の特
性が異なるものとなる。
法、重合法等の様々な方法があるが、特に粉砕法によっ
て製造された製造したトナーにおいては、重合法によっ
て製造されたトナーに比べて、粒径が広い範囲内で分布
しており、比較的粒径の大きいトナー粒子もあれば、比
較的粒径の小さいトナー粒子もある。そして、トナー粒
子の粒径が異なれば、帯電特性、吸熱特性等の種々の特
性が異なるものとなる。
【0003】したがって、特に粉砕法によって製造され
たトナー用いて高品質な画像を形成するためには、粒径
が1μm以下の小粒径のトナー粒子を含め、各トナー粒
子の状態をしっかり管理する必要がある。
たトナー用いて高品質な画像を形成するためには、粒径
が1μm以下の小粒径のトナー粒子を含め、各トナー粒
子の状態をしっかり管理する必要がある。
【0004】かかる観点から、トナーの粒径分布を測定
することが広く行われており、その測定方法として小孔
通過法(コールター法)と呼ばれる方法が多用されてい
る。なお、この測定方法を採用した装置として、コール
ター社のマルチサイザーなどが市販されている。この小
孔通過法では、電解質溶液中にトナー粒子を分散懸濁さ
せ、図6に示すように細孔のある隔壁を作り、その両端
に電圧を印加しながら測定用細孔(アパーチャ)に懸濁
液を通すと、液中のトナー粒子が細孔を通過する時の体
積分だけ細孔中の電解質が減少するため電気抵抗が増大
する。この抵抗変化は、電圧パルスとして観測され、こ
のパルスを計測することにより、体積基準の粒径分布が
得られる。
することが広く行われており、その測定方法として小孔
通過法(コールター法)と呼ばれる方法が多用されてい
る。なお、この測定方法を採用した装置として、コール
ター社のマルチサイザーなどが市販されている。この小
孔通過法では、電解質溶液中にトナー粒子を分散懸濁さ
せ、図6に示すように細孔のある隔壁を作り、その両端
に電圧を印加しながら測定用細孔(アパーチャ)に懸濁
液を通すと、液中のトナー粒子が細孔を通過する時の体
積分だけ細孔中の電解質が減少するため電気抵抗が増大
する。この抵抗変化は、電圧パルスとして観測され、こ
のパルスを計測することにより、体積基準の粒径分布が
得られる。
【0005】また、走査型電子顕微鏡(SEM: Scan
ning Electron Microscope)を用いて、各トナー粒子
の状態を観察することも広く行われている。
ning Electron Microscope)を用いて、各トナー粒子
の状態を観察することも広く行われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た小孔通過法は、トナー粒子の粒径を測定する方法にす
ぎず、しかも、測定用細孔の大きさ(アパーチャサイ
ズ)に比して、トナー粒子が小さすぎる場合には測定が
不正確になる。細孔の大きさ如何によっては、粒径が1
μm以下のトナー粒子にについては、全くデータ上に現
れてこない場合もある。
た小孔通過法は、トナー粒子の粒径を測定する方法にす
ぎず、しかも、測定用細孔の大きさ(アパーチャサイ
ズ)に比して、トナー粒子が小さすぎる場合には測定が
不正確になる。細孔の大きさ如何によっては、粒径が1
μm以下のトナー粒子にについては、全くデータ上に現
れてこない場合もある。
【0007】また、走査型電子顕微鏡(SEM: Scan
ning Electron Microscope)は、あくまでトナー粒子
を外部から観察するための機器に過ぎず、各トナー粒子
の物性等を定量的に分析するには適していない。
ning Electron Microscope)は、あくまでトナー粒子
を外部から観察するための機器に過ぎず、各トナー粒子
の物性等を定量的に分析するには適していない。
【0008】したがって、粉砕法によって製造され、粒
径の小さいトナー粒子が含まれるトナーを用いて高品質
な画像を形成するためには、まず、粒径が1μm以下の
小さいトナー粒子をも的確に分析する必要がある。さら
に、このような小さいトナー粒子をも含め、各トナー粒
子について、各種の物性をも定量的に分析し、トナー全
体として、好ましい状態になるようにする必要がある。
径の小さいトナー粒子が含まれるトナーを用いて高品質
な画像を形成するためには、まず、粒径が1μm以下の
小さいトナー粒子をも的確に分析する必要がある。さら
に、このような小さいトナー粒子をも含め、各トナー粒
子について、各種の物性をも定量的に分析し、トナー全
体として、好ましい状態になるようにする必要がある。
【0009】また、特に、トナーとして離型剤を有する
トナーを用い、トナー坦持体として導電性を有するもの
を用いた場合、トナー粒子とトナー坦持体との間の粘着
力、及び、鏡像力を考慮する必要がある。
トナーを用い、トナー坦持体として導電性を有するもの
を用いた場合、トナー粒子とトナー坦持体との間の粘着
力、及び、鏡像力を考慮する必要がある。
【0010】本発明は、かかる課題に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、離型剤を有し粉砕
法によって製造され、粒径の小さいトナー粒子が含まれ
るトナー、及び、導電性を有するトナー坦持体を用いて
高品質な画像を形成するための現像装置、画像形成装
置、トナー、トナーの検査方法、及び、コンピュータシ
ステムを実現することにある。
のであり、その目的とするところは、離型剤を有し粉砕
法によって製造され、粒径の小さいトナー粒子が含まれ
るトナー、及び、導電性を有するトナー坦持体を用いて
高品質な画像を形成するための現像装置、画像形成装
置、トナー、トナーの検査方法、及び、コンピュータシ
ステムを実現することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、主たる本発明は、離型剤を有し粉砕法により製造さ
れたトナーと、このトナーを坦持して移動する導電性の
トナー坦持体を有し、このトナー坦持体に坦持されたト
ナーによって像坦持体に坦持された潜像を現像する現像
装置において、前記トナーの個数基準の粒径分布にて複
数のピークを有し、ピークを構成するトナーのトナー全
体に対する体積占有率が最大となるピークの値が、1μ
m以下の粒径でのピークの値よりも大きいことを特徴と
する。
に、主たる本発明は、離型剤を有し粉砕法により製造さ
れたトナーと、このトナーを坦持して移動する導電性の
トナー坦持体を有し、このトナー坦持体に坦持されたト
ナーによって像坦持体に坦持された潜像を現像する現像
装置において、前記トナーの個数基準の粒径分布にて複
数のピークを有し、ピークを構成するトナーのトナー全
体に対する体積占有率が最大となるピークの値が、1μ
m以下の粒径でのピークの値よりも大きいことを特徴と
する。
【0012】本発明の他の特徴については、本明細書及
び添付図面の記載により明らかにする。
び添付図面の記載により明らかにする。
【0013】
【発明の実施の形態】===開示の概要===
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも次のこ
とが明らかにされる。
とが明らかにされる。
【0014】離型剤を有し粉砕法により製造されたトナ
ーと、このトナーを坦持して移動する導電性のトナー坦
持体を有し、このトナー坦持体に坦持されたトナーによ
って像坦持体に坦持された潜像を現像する現像装置にお
いて、前記トナーの個数基準の粒径分布にて複数のピー
クを有し、ピークを構成するトナーのトナー全体に対す
る体積占有率が最大となるピークの値が、1μm以下の
粒径でのピークの値よりも大きいことを特徴とする現像
装置。
ーと、このトナーを坦持して移動する導電性のトナー坦
持体を有し、このトナー坦持体に坦持されたトナーによ
って像坦持体に坦持された潜像を現像する現像装置にお
いて、前記トナーの個数基準の粒径分布にて複数のピー
クを有し、ピークを構成するトナーのトナー全体に対す
る体積占有率が最大となるピークの値が、1μm以下の
粒径でのピークの値よりも大きいことを特徴とする現像
装置。
【0015】このような現像装置によれば、粉砕法によ
って製造され離型剤を有するトナー、及び、導電性のト
ナー坦持体を用いた場合であっても、いわゆる微粉トナ
ーと位置付けられるトナーが、トナー坦持体の表面に強
く付着してしまうことが抑制される。
って製造され離型剤を有するトナー、及び、導電性のト
ナー坦持体を用いた場合であっても、いわゆる微粉トナ
ーと位置付けられるトナーが、トナー坦持体の表面に強
く付着してしまうことが抑制される。
【0016】また、かかる現像装置において、前記離型
剤は母粒子に対して非相溶性を有してもよい。
剤は母粒子に対して非相溶性を有してもよい。
【0017】このような現像装置によれば、母粒子に対
して非相溶性を有するが故により高い粘着性を有する微
粉トナーがトナー坦持体の表面に強く付着してしまうこ
とを抑制することが可能となる。
して非相溶性を有するが故により高い粘着性を有する微
粉トナーがトナー坦持体の表面に強く付着してしまうこ
とを抑制することが可能となる。
【0018】また、かかる現像装置において、前記ピー
クを構成するトナーのトナー全体に対する体積占有率が
最大となるピークの値を構成するトナー粒径をD1、前
記トナー中に分散された離型剤の個数平均粒径をD2と
したとき、D1/20 <D2 <D1/5 、なる関
係が成立することを特徴とする現像装置。
クを構成するトナーのトナー全体に対する体積占有率が
最大となるピークの値を構成するトナー粒径をD1、前
記トナー中に分散された離型剤の個数平均粒径をD2と
したとき、D1/20 <D2 <D1/5 、なる関
係が成立することを特徴とする現像装置。
【0019】前記トナー中に分散された離型剤の個数平
均粒径D2を、前記ピークを構成するトナーのトナー全
体に対する体積占有率が最大となるピークの値を構成す
るトナー粒径D1の1/5より小さくすることによっ
て、粉砕する際に生ずるいわゆる微粉トナーにおける、
離型剤の割合を小さくすることができ、粘着力による微
粉トナーのトナー坦持体への付着を抑制することができ
る。さらに、前記トナー中に分散された離型剤の個数平
均粒径D2を、前記ピークを構成するトナーのトナー全
体に対する体積占有率が最大となるピークの値を構成す
るトナー粒径D1の1/20より大きくすることによっ
て、トナーに対するオイルレス定着の適用を良好にする
ことが可能となる。
均粒径D2を、前記ピークを構成するトナーのトナー全
体に対する体積占有率が最大となるピークの値を構成す
るトナー粒径D1の1/5より小さくすることによっ
て、粉砕する際に生ずるいわゆる微粉トナーにおける、
離型剤の割合を小さくすることができ、粘着力による微
粉トナーのトナー坦持体への付着を抑制することができ
る。さらに、前記トナー中に分散された離型剤の個数平
均粒径D2を、前記ピークを構成するトナーのトナー全
体に対する体積占有率が最大となるピークの値を構成す
るトナー粒径D1の1/20より大きくすることによっ
て、トナーに対するオイルレス定着の適用を良好にする
ことが可能となる。
【0020】また、かかる現像装置において、前記離型
剤の添加量は、母粒子に対して7重量%以下であること
を特徴とする現像装置。
剤の添加量は、母粒子に対して7重量%以下であること
を特徴とする現像装置。
【0021】離型剤の添加量を母粒子に対して7重量%
より大きくすると、離型剤の局在が生じて母粒子に対す
る離型剤の微分散が困難となり、離型剤が主体のトナー
粒子が生じやすくなる。また、無理に微分散させようと
すると、離型剤の粒径が所望の値よりも小さくなってし
まい、定着性が悪くなってしまう。離型剤の添加量を母
粒子に対して7重量%以下とすることによって、母粒子
に対する離型剤の微分散が可能となり、いわゆる微粉の
少ないトナーを実現することが可能となる。
より大きくすると、離型剤の局在が生じて母粒子に対す
る離型剤の微分散が困難となり、離型剤が主体のトナー
粒子が生じやすくなる。また、無理に微分散させようと
すると、離型剤の粒径が所望の値よりも小さくなってし
まい、定着性が悪くなってしまう。離型剤の添加量を母
粒子に対して7重量%以下とすることによって、母粒子
に対する離型剤の微分散が可能となり、いわゆる微粉の
少ないトナーを実現することが可能となる。
【0022】また、かかる現像装置において、前記層厚
規制部材の先端は、前記トナー坦持体に接触しておら
ず、該先端から所定距離離れた部分が、前記トナー坦持
体に接触しており、その接触位置は、前記トナー坦持体
の回転中心位置よりも下方であってもよい。
規制部材の先端は、前記トナー坦持体に接触しておら
ず、該先端から所定距離離れた部分が、前記トナー坦持
体に接触しており、その接触位置は、前記トナー坦持体
の回転中心位置よりも下方であってもよい。
【0023】前記層厚規制部材の先端が前記トナー坦持
体に接触しておらず、該先端から所定距離離れた部分が
前記トナー坦持体に接触しており、その接触位置が前記
トナー坦持体の回転中心位置よりも下方である場合、微
粉トナーがトナー坦持体の表面に強く付着することが促
進される。しかしながら、前述したように、ピークを構
成するトナーのトナー全体に対する体積占有率が最大と
なるピークの値が、1μm以下の粒径でのピークの値よ
りも大きいから、微粉トナーがトナー坦持体の表面に強
く付着してしまうことを抑制することが可能となる。
体に接触しておらず、該先端から所定距離離れた部分が
前記トナー坦持体に接触しており、その接触位置が前記
トナー坦持体の回転中心位置よりも下方である場合、微
粉トナーがトナー坦持体の表面に強く付着することが促
進される。しかしながら、前述したように、ピークを構
成するトナーのトナー全体に対する体積占有率が最大と
なるピークの値が、1μm以下の粒径でのピークの値よ
りも大きいから、微粉トナーがトナー坦持体の表面に強
く付着してしまうことを抑制することが可能となる。
【0024】また、かかる現像装置において、トナー粒
子を前記トナー坦持体に供給する回転可能なトナー供給
部材を有し、このトナー供給部材の回転方向は、前記ト
ナー坦持体の回転方向とは逆方向であってもよい。
子を前記トナー坦持体に供給する回転可能なトナー供給
部材を有し、このトナー供給部材の回転方向は、前記ト
ナー坦持体の回転方向とは逆方向であってもよい。
【0025】トナー供給部材の回転方向が前記トナー坦
持体の回転方向とは逆方向である場合には、微粉トナー
がトナー坦持体の表面に強く付着することが促進され
る。しかしながら、ピークを構成するトナーのトナー全
体に対する体積占有率が最大となるピークの値が、1μ
m以下の粒径でのピークの値よりも大きいから、微粉ト
ナーがトナー坦持体の表面に強く付着してしまうことを
抑制することが可能となる。
持体の回転方向とは逆方向である場合には、微粉トナー
がトナー坦持体の表面に強く付着することが促進され
る。しかしながら、ピークを構成するトナーのトナー全
体に対する体積占有率が最大となるピークの値が、1μ
m以下の粒径でのピークの値よりも大きいから、微粉ト
ナーがトナー坦持体の表面に強く付着してしまうことを
抑制することが可能となる。
【0026】また、かかる現像装置において、現像装置
内のトナーの漏れを防止するための、前記トナー坦持体
に当接しているシール部材を有し、この当接位置は、前
記トナー坦持体の回転中心位置よりも上方であってもよ
い。
内のトナーの漏れを防止するための、前記トナー坦持体
に当接しているシール部材を有し、この当接位置は、前
記トナー坦持体の回転中心位置よりも上方であってもよ
い。
【0027】シール部材の、前記トナー坦持体への当接
位置が、前記トナー坦持体の回転中心位置よりも上方で
ある場合には、微粉トナーがトナー坦持体の表面に強く
付着することが促進される。しかしながら、前述したよ
うに、ピークを構成するトナーのトナー全体に対する体
積占有率が最大となるピークの値が、1μm以下の粒径
でのピークの値よりも大きいから、微粉トナーがトナー
坦持体の表面に強く付着してしまうことを抑制すること
が可能となる。
位置が、前記トナー坦持体の回転中心位置よりも上方で
ある場合には、微粉トナーがトナー坦持体の表面に強く
付着することが促進される。しかしながら、前述したよ
うに、ピークを構成するトナーのトナー全体に対する体
積占有率が最大となるピークの値が、1μm以下の粒径
でのピークの値よりも大きいから、微粉トナーがトナー
坦持体の表面に強く付着してしまうことを抑制すること
が可能となる。
【0028】また、かかる現像装置において、トナーを
収容するトナー収容部を有し、前記トナー供給部材は前
記トナー収容部の下部に配置されており、前記トナー収
容部に収容されたトナーは、該トナー収容部の下部にて
前記トナー供給部材によって前記トナー坦持体に供給さ
れる現像装置であってもよい。
収容するトナー収容部を有し、前記トナー供給部材は前
記トナー収容部の下部に配置されており、前記トナー収
容部に収容されたトナーは、該トナー収容部の下部にて
前記トナー供給部材によって前記トナー坦持体に供給さ
れる現像装置であってもよい。
【0029】トナー供給部材が前記トナー収容部の下部
に配置されており、前記トナー収容部に収容されたトナ
ーが、該トナー収容部の下部にて前記トナー供給部材に
よって前記トナー坦持体に供給される場合には、微粉ト
ナーがトナー坦持体の表面に強く付着することが促進さ
れる。しかしながら、前述したように、ピークを構成す
るトナーのトナー全体に対する体積占有率が最大となる
ピークの値が、1μm以下の粒径でのピークの値よりも
大きいから、微粉トナーがトナー坦持体の表面に強く付
着してしまうことを抑制することが可能となる。
に配置されており、前記トナー収容部に収容されたトナ
ーが、該トナー収容部の下部にて前記トナー供給部材に
よって前記トナー坦持体に供給される場合には、微粉ト
ナーがトナー坦持体の表面に強く付着することが促進さ
れる。しかしながら、前述したように、ピークを構成す
るトナーのトナー全体に対する体積占有率が最大となる
ピークの値が、1μm以下の粒径でのピークの値よりも
大きいから、微粉トナーがトナー坦持体の表面に強く付
着してしまうことを抑制することが可能となる。
【0030】また、離型剤を有し粉砕法により製造され
たトナーと、このトナーを坦持して移動する導電性のト
ナー坦持体を有し、このトナー坦持体に坦持されたトナ
ーによって像坦持体に坦持された潜像を現像する現像装
置において、前記トナーの個数基準の粒径分布にて複数
のピークを有し、ピークを構成するトナーのトナー全体
に対する体積占有率が最大となるピークの値が、1μm
以下の粒径でのピークの値よりも大きく、前記トナーは
母粒子を有し、前記離型剤は母粒子に対して非相溶性を
有し、前記ピークを構成するトナーのトナー全体に対す
る体積占有率が最大となるピークの値を構成するトナー
粒径をD1、前記トナー中に分散された離型剤の個数平
均粒径をD2としたとき、D1/20 < D2 <D
1/5、なる関係が成立し、前記離型剤の添加量は、母
粒子に対して7重量%以下であり、前記トナー坦持体に
坦持されたトナーの層厚を規制する層厚規制部材を有
し、この層厚規制部材の先端は、前記トナー坦持体に接
触しておらず、該先端から所定距離離れた部分が、前記
トナー坦持体に接触しており、その接触位置は、前記ト
ナー坦持体の回転中心位置よりも下方であり、前記トナ
ーを前記トナー坦持体に供給する回転可能なトナー供給
部材を有し、このトナー供給部材の回転方向は、前記ト
ナー坦持体の回転方向とは逆方向であり、現像装置内の
トナーの漏れを防止するための、前記トナー坦持体に当
接しているシール部材を有し、この当接位置は、前記ト
ナー坦持体の回転中心位置よりも上方であり、トナーを
収容するトナー収容部を有し、前記トナー供給部材は前
記トナー収容部の下部に配置されており、前記トナー収
容部に収容されたトナーは、該トナー収容部の下部にて
前記トナー供給部材によって前記トナー坦持体に供給さ
れる、ことを特徴とする現像装置。
たトナーと、このトナーを坦持して移動する導電性のト
ナー坦持体を有し、このトナー坦持体に坦持されたトナ
ーによって像坦持体に坦持された潜像を現像する現像装
置において、前記トナーの個数基準の粒径分布にて複数
のピークを有し、ピークを構成するトナーのトナー全体
に対する体積占有率が最大となるピークの値が、1μm
以下の粒径でのピークの値よりも大きく、前記トナーは
母粒子を有し、前記離型剤は母粒子に対して非相溶性を
有し、前記ピークを構成するトナーのトナー全体に対す
る体積占有率が最大となるピークの値を構成するトナー
粒径をD1、前記トナー中に分散された離型剤の個数平
均粒径をD2としたとき、D1/20 < D2 <D
1/5、なる関係が成立し、前記離型剤の添加量は、母
粒子に対して7重量%以下であり、前記トナー坦持体に
坦持されたトナーの層厚を規制する層厚規制部材を有
し、この層厚規制部材の先端は、前記トナー坦持体に接
触しておらず、該先端から所定距離離れた部分が、前記
トナー坦持体に接触しており、その接触位置は、前記ト
ナー坦持体の回転中心位置よりも下方であり、前記トナ
ーを前記トナー坦持体に供給する回転可能なトナー供給
部材を有し、このトナー供給部材の回転方向は、前記ト
ナー坦持体の回転方向とは逆方向であり、現像装置内の
トナーの漏れを防止するための、前記トナー坦持体に当
接しているシール部材を有し、この当接位置は、前記ト
ナー坦持体の回転中心位置よりも上方であり、トナーを
収容するトナー収容部を有し、前記トナー供給部材は前
記トナー収容部の下部に配置されており、前記トナー収
容部に収容されたトナーは、該トナー収容部の下部にて
前記トナー供給部材によって前記トナー坦持体に供給さ
れる、ことを特徴とする現像装置。
【0031】このような現像装置によれば、微粉トナー
がトナー坦持体の表面に極めて付着しやすい装置構成で
あるにもかかわらず、いわゆる微粉トナーと位置付けら
れるトナーの、トナー坦持体の表面への付着が抑制され
る。
がトナー坦持体の表面に極めて付着しやすい装置構成で
あるにもかかわらず、いわゆる微粉トナーと位置付けら
れるトナーの、トナー坦持体の表面への付着が抑制され
る。
【0032】また、このような現像装置を備えた画像形
成装置も実現可能である。
成装置も実現可能である。
【0033】かかる画像形成装置によれば、いわゆる微
粉トナーが、トナー坦持体の表面に強く付着してしまう
ことが抑制され、結果として、高品質な画像を形成する
ことが可能となる。
粉トナーが、トナー坦持体の表面に強く付着してしまう
ことが抑制され、結果として、高品質な画像を形成する
ことが可能となる。
【0034】また、トナーを坦持して移動する導電性の
トナー坦持体を備え、このトナー坦持体に坦持されたト
ナーによって像坦持体に坦持された潜像を現像する現像
装置に用いられ、離型剤を有し粉砕法により製造された
トナーにおいて、前記トナーの個数基準の粒径分布にて
複数のピークを有し、ピークを構成するトナーのトナー
全体に対する体積占有率が最大となるピークの値が、1
μm以下の粒径でのピークの値よりも大きいことを特徴
とするトナー。
トナー坦持体を備え、このトナー坦持体に坦持されたト
ナーによって像坦持体に坦持された潜像を現像する現像
装置に用いられ、離型剤を有し粉砕法により製造された
トナーにおいて、前記トナーの個数基準の粒径分布にて
複数のピークを有し、ピークを構成するトナーのトナー
全体に対する体積占有率が最大となるピークの値が、1
μm以下の粒径でのピークの値よりも大きいことを特徴
とするトナー。
【0035】このようなトナーによれば、いわゆる微粉
トナーが、トナー坦持体の表面に強く付着してしまうこ
とが抑制される。
トナーが、トナー坦持体の表面に強く付着してしまうこ
とが抑制される。
【0036】また、コンピュータ本体、表示装置、入力
装置、及び、離型剤を有し粉砕法により製造されたトナ
ーと、このトナーを坦持して移動する導電性のトナー坦
持体を有し、このトナー坦持体に坦持されたトナーによ
って像坦持体に坦持された潜像を現像する現像装置を備
えた画像形成装置、を具備したコンピュータシステムに
おいて、前記トナーの個数基準の粒径分布にて複数のピ
ークを有し、ピークを構成するトナーのトナー全体に対
する体積占有率が最大となるピークの値が、1μm以下
の粒径でのピークの値よりも大きいことを特徴とするコ
ンピュータシステム。
装置、及び、離型剤を有し粉砕法により製造されたトナ
ーと、このトナーを坦持して移動する導電性のトナー坦
持体を有し、このトナー坦持体に坦持されたトナーによ
って像坦持体に坦持された潜像を現像する現像装置を備
えた画像形成装置、を具備したコンピュータシステムに
おいて、前記トナーの個数基準の粒径分布にて複数のピ
ークを有し、ピークを構成するトナーのトナー全体に対
する体積占有率が最大となるピークの値が、1μm以下
の粒径でのピークの値よりも大きいことを特徴とするコ
ンピュータシステム。
【0037】このようなコンピュータシステムによれ
ば、いわゆる微粉トナーが、トナー坦持体の表面に強く
付着してしまうことが抑制され、結果として、高品質な
画像を形成することが可能となり、従来よりも優れたコ
ンピュータシステムを実現することが可能となる。
ば、いわゆる微粉トナーが、トナー坦持体の表面に強く
付着してしまうことが抑制され、結果として、高品質な
画像を形成することが可能となり、従来よりも優れたコ
ンピュータシステムを実現することが可能となる。
【0038】===画像形成装置(レーザビームプリン
タ)の概要=== 次に、図1を参照しつつ、画像形成装置としてレーザビ
ームプリンタ10を例にとって、その概要について説明
する。図1は、レーザビームプリンタ10を構成する主
要構成要素を示した図である。なお、図1には、矢印に
て上下方向を示しており、例えば、給紙トレイ92は、
レーザビームプリンタ10の下部に配置されており、定
着装置90は、レーザビームプリンタ10の上部に配置
されている。
タ)の概要=== 次に、図1を参照しつつ、画像形成装置としてレーザビ
ームプリンタ10を例にとって、その概要について説明
する。図1は、レーザビームプリンタ10を構成する主
要構成要素を示した図である。なお、図1には、矢印に
て上下方向を示しており、例えば、給紙トレイ92は、
レーザビームプリンタ10の下部に配置されており、定
着装置90は、レーザビームプリンタ10の上部に配置
されている。
【0039】本実施の形態に係るレーザビームプリンタ
10は、図1に示すように、潜像を坦持する潜像坦持体
である感光体20の回転方向に沿って、帯電装置30、
露光装置40、YMCK現像装置50を有し、さらに、
一次転写装置60、中間転写体70、二次転写装置8
0、及び、定着装置90を有している。
10は、図1に示すように、潜像を坦持する潜像坦持体
である感光体20の回転方向に沿って、帯電装置30、
露光装置40、YMCK現像装置50を有し、さらに、
一次転写装置60、中間転写体70、二次転写装置8
0、及び、定着装置90を有している。
【0040】感光体20は、円筒状の導電性基材とその
外周面に形成された感光層を有し、中心軸を中心に回転
可能であり、本実施の形態においては、図1中の矢印で
示すように時計回りに回転する。
外周面に形成された感光層を有し、中心軸を中心に回転
可能であり、本実施の形態においては、図1中の矢印で
示すように時計回りに回転する。
【0041】帯電装置30は、感光体20を帯電するた
めの装置であり、露光装置40は、レーザを照射するこ
とによって帯電された感光体20上に潜像を形成する装
置である。この露光装置40は、半導体レーザ、ポリゴ
ンミラー、F−θレンズ等を有しており、パーソナルコ
ンピュータ、ワードプロセッサ等の不図示のホスト装置
から入力された画像信号に基づいて、変調されたレーザ
を帯電された感光体20上に照射する。
めの装置であり、露光装置40は、レーザを照射するこ
とによって帯電された感光体20上に潜像を形成する装
置である。この露光装置40は、半導体レーザ、ポリゴ
ンミラー、F−θレンズ等を有しており、パーソナルコ
ンピュータ、ワードプロセッサ等の不図示のホスト装置
から入力された画像信号に基づいて、変調されたレーザ
を帯電された感光体20上に照射する。
【0042】YMCK現像装置50は、感光体20上に
形成された潜像をイエロー(Y)トナー、マゼンタ
(M)トナー、シアン(C)トナー、及び、ブラック
(K)トナーを用いて現像するための装置である。
形成された潜像をイエロー(Y)トナー、マゼンタ
(M)トナー、シアン(C)トナー、及び、ブラック
(K)トナーを用いて現像するための装置である。
【0043】このYMCK現像装置50は、ブラック
(K)トナーを収容したブラック現像装置52a、マゼ
ンタ(M)トナーを収容したマゼンタ現像装置52b、
シアン(C)トナーを収容したシアン現像装置52c、
及び、イエロー(Y)トナーを収容したイエロー現像装
置52dを有している。これら4つの現像装置は、中心
軸を中心として回転可能な構成になっており、感光体2
0が1回転する毎に選択的に感光体20に対向し、それ
ぞれの現像装置に収容されたトナーにて感光体20上に
形成された潜像を現像する。なお、各現像装置の詳細に
ついては後述する。
(K)トナーを収容したブラック現像装置52a、マゼ
ンタ(M)トナーを収容したマゼンタ現像装置52b、
シアン(C)トナーを収容したシアン現像装置52c、
及び、イエロー(Y)トナーを収容したイエロー現像装
置52dを有している。これら4つの現像装置は、中心
軸を中心として回転可能な構成になっており、感光体2
0が1回転する毎に選択的に感光体20に対向し、それ
ぞれの現像装置に収容されたトナーにて感光体20上に
形成された潜像を現像する。なお、各現像装置の詳細に
ついては後述する。
【0044】一次転写装置60は、感光体20に形成さ
れた単色トナー像を中間転写体70に転写するための装
置である。中間転写体70は、エンドレスのベルトであ
り、感光体20と同じ周速度にて回転駆動される。二次
転写装置80は、中間転写体70上に形成されたフルカ
ラートナー像を紙、フィルム、布等の記録媒体に転写す
るための装置である。定着装置90は、記録媒体上に転
写されたフルカラートナー像を紙等の媒体に融着させて
永久像とするための装置である。
れた単色トナー像を中間転写体70に転写するための装
置である。中間転写体70は、エンドレスのベルトであ
り、感光体20と同じ周速度にて回転駆動される。二次
転写装置80は、中間転写体70上に形成されたフルカ
ラートナー像を紙、フィルム、布等の記録媒体に転写す
るための装置である。定着装置90は、記録媒体上に転
写されたフルカラートナー像を紙等の媒体に融着させて
永久像とするための装置である。
【0045】次に、このように構成されたレーザビーム
プリンタ10の動作について、他の構成要素にも言及し
つつ説明する。
プリンタ10の動作について、他の構成要素にも言及し
つつ説明する。
【0046】まず、不図示のホスト装置からの画像信号
がレーザビームプリンタ10に入力されると、感光体2
0、各現像装置に設けられたトナー坦持体としての現像
ローラ、及び、中間転写体70が回転する。感光体20
は、回転しながら、帯電位置において帯電装置30によ
り順次帯電される。
がレーザビームプリンタ10に入力されると、感光体2
0、各現像装置に設けられたトナー坦持体としての現像
ローラ、及び、中間転写体70が回転する。感光体20
は、回転しながら、帯電位置において帯電装置30によ
り順次帯電される。
【0047】感光体20の帯電された領域は、感光体2
0の回転に伴って露光位置に至り、露光装置40によっ
て、第1色目、例えばイエローY、の画像情報に応じた
潜像が該領域に形成される。また、YMCK現像装置5
0は、イエロー(Y)トナーを収容したイエロー現像装
置52dを、感光体20に対向した現像位置に位置させ
る。
0の回転に伴って露光位置に至り、露光装置40によっ
て、第1色目、例えばイエローY、の画像情報に応じた
潜像が該領域に形成される。また、YMCK現像装置5
0は、イエロー(Y)トナーを収容したイエロー現像装
置52dを、感光体20に対向した現像位置に位置させ
る。
【0048】感光体20上に形成された潜像は、感光体
20の回転に伴って現像位置に至り、イエロー現像装置
52dによってイエロートナーで現像される。これによ
り、感光体20上にイエロートナー像が形成される。
20の回転に伴って現像位置に至り、イエロー現像装置
52dによってイエロートナーで現像される。これによ
り、感光体20上にイエロートナー像が形成される。
【0049】感光体20上に形成されたイエロートナー
像は、感光体20の回転に伴って一次転写位置に至り、
一次転写装置60によって、中間転写体70に転写され
る。この際、一次転写装置60には、トナーの帯電極性
とは逆の極性の一次転写電圧が印加される。なお、この
間、二次転写装置80は、中間転写体70から離間して
いる。
像は、感光体20の回転に伴って一次転写位置に至り、
一次転写装置60によって、中間転写体70に転写され
る。この際、一次転写装置60には、トナーの帯電極性
とは逆の極性の一次転写電圧が印加される。なお、この
間、二次転写装置80は、中間転写体70から離間して
いる。
【0050】上記の処理が、第2色目、第3色目、及
び、第4色目について繰り返して実行されることによ
り、各画像信号に対応した4色のトナー像が、中間転写
体70に重なり合って転写される。これにより、中間転
写体70上にはフルカラートナー像が形成される。
び、第4色目について繰り返して実行されることによ
り、各画像信号に対応した4色のトナー像が、中間転写
体70に重なり合って転写される。これにより、中間転
写体70上にはフルカラートナー像が形成される。
【0051】中間転写体70上に形成されたフルカラー
トナー像は、中間転写体70の回動に伴って二次転写位
置に至り、二次転写装置80によって記録媒体に転写さ
れる。なお、記録媒体は、給紙トレイ92から、給紙ロ
ーラ94、レジローラ96を介して二次転写装置80へ
搬送される。また、転写動作を行う際、二次転写装置8
0は中間転写体70に押圧されるとともに二次転写電圧
が印加される。
トナー像は、中間転写体70の回動に伴って二次転写位
置に至り、二次転写装置80によって記録媒体に転写さ
れる。なお、記録媒体は、給紙トレイ92から、給紙ロ
ーラ94、レジローラ96を介して二次転写装置80へ
搬送される。また、転写動作を行う際、二次転写装置8
0は中間転写体70に押圧されるとともに二次転写電圧
が印加される。
【0052】記録媒体に転写されたフルカラートナー像
は、定着装置90によって加熱加圧されて記録媒体に融
着される。
は、定着装置90によって加熱加圧されて記録媒体に融
着される。
【0053】なお、感光体20は、帯電装置30ととも
にユニット化されており、このユニットはレーザビーム
プリンタ10本体に対して着脱可能である。また、ブラ
ック現像装置52a、マゼンタ現像装置52b、シアン
現像装置52c、及び、イエロー現像装置52dは、レ
ーザビームプリンタ10本体に対してそれぞれ着脱可能
である。
にユニット化されており、このユニットはレーザビーム
プリンタ10本体に対して着脱可能である。また、ブラ
ック現像装置52a、マゼンタ現像装置52b、シアン
現像装置52c、及び、イエロー現像装置52dは、レ
ーザビームプリンタ10本体に対してそれぞれ着脱可能
である。
【0054】===現像装置の概要===
次に、図2を参照しつつ、現像装置の概要について説明
する。図2は、現像装置の主要構成要素を示した断面図
である。なお、図1同様、図2にも、矢印にて上下方向
を示しており、例えば、現像ローラ510の中心軸は、
感光体20の中心軸よりも下方にある。また、図1で
は、イエロー現像装置52dが感光体20と対向する現
像位置に位置している状態にて示されている。
する。図2は、現像装置の主要構成要素を示した断面図
である。なお、図1同様、図2にも、矢印にて上下方向
を示しており、例えば、現像ローラ510の中心軸は、
感光体20の中心軸よりも下方にある。また、図1で
は、イエロー現像装置52dが感光体20と対向する現
像位置に位置している状態にて示されている。
【0055】YMCK現像装置50には、ブラック
(K)トナーを収容したブラック現像装置52a、マゼ
ンタ(M)トナーを収容したマゼンタ現像装置52b、
シアン(C)トナーを収容したシアン現像装置52c、
及び、イエロー(Y)トナーを収容したイエロー現像装
置52dが設けられているが、各現像装置の構成は同様
であるので、以下、イエロー現像装置52dについて説
明する。
(K)トナーを収容したブラック現像装置52a、マゼ
ンタ(M)トナーを収容したマゼンタ現像装置52b、
シアン(C)トナーを収容したシアン現像装置52c、
及び、イエロー(Y)トナーを収容したイエロー現像装
置52dが設けられているが、各現像装置の構成は同様
であるので、以下、イエロー現像装置52dについて説
明する。
【0056】イエロー現像装置52dは、現像剤坦持体
としての現像ローラ510、シール部材520、トナー
収容部530、フレーム540、トナー供給部材として
のトナー供給ローラ550、層厚規制部材としての規制
ブレード560、規制ブレードを付勢するためのブレー
ド裏部材570を有している。
としての現像ローラ510、シール部材520、トナー
収容部530、フレーム540、トナー供給部材として
のトナー供給ローラ550、層厚規制部材としての規制
ブレード560、規制ブレードを付勢するためのブレー
ド裏部材570を有している。
【0057】トナー坦持体としての現像ローラ510
は、トナーTを坦持して感光体20と対向する現像位置
に搬送する。この現像ローラ510は、導電性を有する
アルミニウム、ステンレス、鉄等により製造されてお
り、必要に応じて、ニッケルメッキ、クロムメッキ等が
施されている。また、現像ローラ510は、中心軸を中
心として回転可能であり、図2に示すように、感光体2
0の回転方向(図2において時計方向)と逆の方向(図
2において反時計方向)に回転する。その中心軸は、感
光体20の中心軸よりも下方にある。また、図2に示す
ように、イエロー現像装置52dが感光体20と対向し
ている状態では、現像ローラ510と感光体20との間
には空隙が存在する。すなわち、イエロー現像装置52
dは、感光体20上に形成された潜像を非接触状態で現
像する。なお、感光体20上に形成された潜像を現像す
る際には、現像ローラ510と感光体10との間に交番
電界が形成される。
は、トナーTを坦持して感光体20と対向する現像位置
に搬送する。この現像ローラ510は、導電性を有する
アルミニウム、ステンレス、鉄等により製造されてお
り、必要に応じて、ニッケルメッキ、クロムメッキ等が
施されている。また、現像ローラ510は、中心軸を中
心として回転可能であり、図2に示すように、感光体2
0の回転方向(図2において時計方向)と逆の方向(図
2において反時計方向)に回転する。その中心軸は、感
光体20の中心軸よりも下方にある。また、図2に示す
ように、イエロー現像装置52dが感光体20と対向し
ている状態では、現像ローラ510と感光体20との間
には空隙が存在する。すなわち、イエロー現像装置52
dは、感光体20上に形成された潜像を非接触状態で現
像する。なお、感光体20上に形成された潜像を現像す
る際には、現像ローラ510と感光体10との間に交番
電界が形成される。
【0058】シール部材520は、イエロー現像装置5
2d内のトナーTが器外に漏れることを防止するととも
に、現像位置を通過した現像ローラ510上のトナーT
を、掻き落とすことなく現像器内に回収する。このシー
ル部材520は、ポリエチレンフィルム等からなるシー
ルである。シール部材520は、シール支持板金522
によって支持されており、シール支持板金522を介し
てフレーム540に取り付けられている。また、シール
部材520の現像ローラ510側とは逆側には、モルト
プレーン等からなるシール付勢部材524が設けられて
おり、シール部材520は、シール付勢部材524の弾
性力によって、現像ローラ510に押しつけられてい
る。なお、シール部材520が現像ローラ510に当接
する当接位置は、現像ローラ510の中心軸よりも上方
である。
2d内のトナーTが器外に漏れることを防止するととも
に、現像位置を通過した現像ローラ510上のトナーT
を、掻き落とすことなく現像器内に回収する。このシー
ル部材520は、ポリエチレンフィルム等からなるシー
ルである。シール部材520は、シール支持板金522
によって支持されており、シール支持板金522を介し
てフレーム540に取り付けられている。また、シール
部材520の現像ローラ510側とは逆側には、モルト
プレーン等からなるシール付勢部材524が設けられて
おり、シール部材520は、シール付勢部材524の弾
性力によって、現像ローラ510に押しつけられてい
る。なお、シール部材520が現像ローラ510に当接
する当接位置は、現像ローラ510の中心軸よりも上方
である。
【0059】トナー収容部530は、トナーTを収容す
る部分であり、フレーム540の一部により構成されて
いる。なお、トナー収容部590に収容されたトナーT
を攪拌するための攪拌部材を設けてもよいが、本実施の
形態では、YMCK現像装置の回転に伴って各現像装置
(ブラック現像装置52a、マゼンタ現像装置52b、
シアン現像装置52c、イエロー現像装置52d)が回
転し、これにより各現像装置内のトナーTが攪拌される
ため、トナー収容部530には攪拌部材を設けていな
い。
る部分であり、フレーム540の一部により構成されて
いる。なお、トナー収容部590に収容されたトナーT
を攪拌するための攪拌部材を設けてもよいが、本実施の
形態では、YMCK現像装置の回転に伴って各現像装置
(ブラック現像装置52a、マゼンタ現像装置52b、
シアン現像装置52c、イエロー現像装置52d)が回
転し、これにより各現像装置内のトナーTが攪拌される
ため、トナー収容部530には攪拌部材を設けていな
い。
【0060】トナー供給ローラ550は、トナー収容部
530に収容されたトナーTを現像ローラ510に供給
する。このトナー供給ローラ550は、ポリウレタンフ
ォーム等からなり、弾性変形された状態で現像ローラ5
10に当接している。トナー供給ローラ550は、トナ
ー収容部530の下部に配置されており、トナー収容部
530に収容されたトナーTは、該トナー収容部530
の下部にてトナー供給部材530によって現像ローラ5
10に供給される。トナー供給ローラ550は、中心軸
を中心として回転可能であり、その中心軸は、現像ロー
ラ510の回転中心軸よりも下方にある。また、トナー
供給ローラ550は、現像ローラ510の回転方向(図
2において反時計方向)と逆の方向(図2において時計
方向)に回転する。なお、トナー供給ローラ550は、
トナー収容部530に収容されたトナーTを現像ローラ
510に供給する機能を有するとともに、現像後に現像
ローラ510に残存しているトナーを、現像ローラ51
0から剥ぎ取る機能をも有している。
530に収容されたトナーTを現像ローラ510に供給
する。このトナー供給ローラ550は、ポリウレタンフ
ォーム等からなり、弾性変形された状態で現像ローラ5
10に当接している。トナー供給ローラ550は、トナ
ー収容部530の下部に配置されており、トナー収容部
530に収容されたトナーTは、該トナー収容部530
の下部にてトナー供給部材530によって現像ローラ5
10に供給される。トナー供給ローラ550は、中心軸
を中心として回転可能であり、その中心軸は、現像ロー
ラ510の回転中心軸よりも下方にある。また、トナー
供給ローラ550は、現像ローラ510の回転方向(図
2において反時計方向)と逆の方向(図2において時計
方向)に回転する。なお、トナー供給ローラ550は、
トナー収容部530に収容されたトナーTを現像ローラ
510に供給する機能を有するとともに、現像後に現像
ローラ510に残存しているトナーを、現像ローラ51
0から剥ぎ取る機能をも有している。
【0061】層厚規制部材としての規制ブレード560
は、現像ローラ510に坦持されたトナーTの層厚を規
制し、また、現像ローラ510に坦持されたトナーTに
電荷を付与する。この規制ブレード560は、ゴム部5
60aと、ゴム支持部560bとを有している。ゴム部
560aは、シリコンゴム、ウレタンゴム等からなり、
ゴム支持部560bは、リン青銅、ステンレス等のバネ
性を有する薄板である。ゴム部560aは、ゴム支持部
560bに支持されており、ゴム支持部560bは、そ
の一端部が一対のブレード支持板金562に挟まれて支
持された状態で、ブレード支持板金562を介してフレ
ーム540に取り付けられている。また、規制ブレード
560の現像ローラ510側とは逆側には、モルトプレ
ーン等からなるブレード裏部材570が設けられてい
る。
は、現像ローラ510に坦持されたトナーTの層厚を規
制し、また、現像ローラ510に坦持されたトナーTに
電荷を付与する。この規制ブレード560は、ゴム部5
60aと、ゴム支持部560bとを有している。ゴム部
560aは、シリコンゴム、ウレタンゴム等からなり、
ゴム支持部560bは、リン青銅、ステンレス等のバネ
性を有する薄板である。ゴム部560aは、ゴム支持部
560bに支持されており、ゴム支持部560bは、そ
の一端部が一対のブレード支持板金562に挟まれて支
持された状態で、ブレード支持板金562を介してフレ
ーム540に取り付けられている。また、規制ブレード
560の現像ローラ510側とは逆側には、モルトプレ
ーン等からなるブレード裏部材570が設けられてい
る。
【0062】ここで、ゴム支持部560bの撓みによる
弾性力によって、ゴム部560aが現像ローラ510に
押しつけられている。また、ブレード裏部材570は、
ゴム支持部560bとフレーム540との間にトナーが
入り込むことを防止して、ゴム支持部560bの撓みに
よる弾性力を安定させるとともに、ゴム部560aの真
裏からゴム部560aを現像ローラ510の方向へ付勢
することによって、ゴム部560aを現像ローラ510
に押しつけている。したがって、ブレード裏部材570
は、ゴム部560aの現像ローラ510への均一当接性
を向上させている。
弾性力によって、ゴム部560aが現像ローラ510に
押しつけられている。また、ブレード裏部材570は、
ゴム支持部560bとフレーム540との間にトナーが
入り込むことを防止して、ゴム支持部560bの撓みに
よる弾性力を安定させるとともに、ゴム部560aの真
裏からゴム部560aを現像ローラ510の方向へ付勢
することによって、ゴム部560aを現像ローラ510
に押しつけている。したがって、ブレード裏部材570
は、ゴム部560aの現像ローラ510への均一当接性
を向上させている。
【0063】規制ブレード560の、ブレード支持板金
562に支持されている側とは逆側の端、すなわち、先
端は、現像ローラ510に接触しておらず、該先端から
所定距離だけ離れた部分が、現像ローラ510に幅を持
って接触している。すなわち、規制ブレード560は、
現像ローラ510にエッジにて当接しておらず、腹当た
りにて当接している。また、規制ブレード560は、そ
の先端が現像ローラ510の回転方向の上流側に向くよ
うに配置されており、いわゆるカウンタ当接している。
なお、規制ブレード560が現像ローラ510に当接す
る当接位置は、現像ローラ510の中心軸よりも下方で
あり、かつ、トナー供給ローラ550の中心軸よりも下
方である。
562に支持されている側とは逆側の端、すなわち、先
端は、現像ローラ510に接触しておらず、該先端から
所定距離だけ離れた部分が、現像ローラ510に幅を持
って接触している。すなわち、規制ブレード560は、
現像ローラ510にエッジにて当接しておらず、腹当た
りにて当接している。また、規制ブレード560は、そ
の先端が現像ローラ510の回転方向の上流側に向くよ
うに配置されており、いわゆるカウンタ当接している。
なお、規制ブレード560が現像ローラ510に当接す
る当接位置は、現像ローラ510の中心軸よりも下方で
あり、かつ、トナー供給ローラ550の中心軸よりも下
方である。
【0064】フレーム540は、一体成型された複数の
フレーム(上フレーム、下フレーム等)を接合して製造
されたものであり、下部に開口部を有している。この開
口部には、現像ローラ510がその一部が露出した状態
で配置されている。
フレーム(上フレーム、下フレーム等)を接合して製造
されたものであり、下部に開口部を有している。この開
口部には、現像ローラ510がその一部が露出した状態
で配置されている。
【0065】このように構成されたイエロー現像装置5
2dにおいて、トナー供給ローラ550がトナー収容部
590に収容されているトナーTを現像ローラ510に
供給する。現像ローラ510に供給されたトナーTは、
現像ローラ510の回転に伴って、規制ブレード560
の当接位置に至り、該当接位置を通過する際に、層厚が
規制されるとともに、電荷が付与される。層厚が規制さ
れた現像ローラ510上のトナーTは、現像ローラ51
0のさらなる回転によって、感光体20に対向する現像
位置に至り、該現像位置にて交番電界下で感光体20上
に形成された潜像の現像に供される。現像ローラ510
のさらなる回転によって現像位置を通過した現像ローラ
510上のトナーTは、シール部材520を通過して、
該シール部材520によって掻き落とされることなく現
像装置内に回収される。
2dにおいて、トナー供給ローラ550がトナー収容部
590に収容されているトナーTを現像ローラ510に
供給する。現像ローラ510に供給されたトナーTは、
現像ローラ510の回転に伴って、規制ブレード560
の当接位置に至り、該当接位置を通過する際に、層厚が
規制されるとともに、電荷が付与される。層厚が規制さ
れた現像ローラ510上のトナーTは、現像ローラ51
0のさらなる回転によって、感光体20に対向する現像
位置に至り、該現像位置にて交番電界下で感光体20上
に形成された潜像の現像に供される。現像ローラ510
のさらなる回転によって現像位置を通過した現像ローラ
510上のトナーTは、シール部材520を通過して、
該シール部材520によって掻き落とされることなく現
像装置内に回収される。
【0066】===トナーの構成===
次に、本実施の形態に係るトナーTの構成について説明
する。トナーTは、母粒子と外添剤とを有している。こ
の母粒子と外添剤とは、これらをヘンシェルミキサー、
パーペンマイヤー等の高速流動混合機やメカノケミカル
法等の混合機等により乾式混合させて相互に付着され
る。トナーTは、負極性、正極性のどちらの極性のトナ
ーでも良い。
する。トナーTは、母粒子と外添剤とを有している。こ
の母粒子と外添剤とは、これらをヘンシェルミキサー、
パーペンマイヤー等の高速流動混合機やメカノケミカル
法等の混合機等により乾式混合させて相互に付着され
る。トナーTは、負極性、正極性のどちらの極性のトナ
ーでも良い。
【0067】母粒子は、着色剤、帯電制御剤、離型剤
(WAX)、及び樹脂等の材料を有している。これらの
材料を用いて、公知の混練粉砕法によって母粒子が製造
される。なお、母粒子は、更に分散剤、磁性材、その他
添加剤等を有していてもよい。
(WAX)、及び樹脂等の材料を有している。これらの
材料を用いて、公知の混練粉砕法によって母粒子が製造
される。なお、母粒子は、更に分散剤、磁性材、その他
添加剤等を有していてもよい。
【0068】母粒子としては、ポリスチレン及び共重合
体、例えば水素添加スチレン樹脂、スチレン・イソブチ
レン共重合体、ABS樹脂、ASA樹脂、AS樹脂、A
AS樹脂、ACS樹脂、AES樹脂、スチレン・Pクロ
ロスチレン共重合体、スチレン・プロピレン共重合体、
スチレン・ブタジエン架橋ポリマー、スチレン・ブタジ
エン・塩素化パラフィン共重合体、スチレン・アリル・
アルコール共重合体、スチレン・ブタジエンゴムエマル
ジョン、スチレン・マレイン酸エステル共重合体、スチ
レン・イソブチレン共重合体、スチレン・無水マレイン
酸共重合体、アクリレート系樹脂あるいはメタアクリレ
ート系樹脂及びその共重合体、スチレン・アクリル系樹
脂及び及びその共重合体、例えばスチレン・アクリル共
重合体、スチレン・ジエチルアミノ・エチルメタアクリ
レート共重合体、スチレン・ブタジエン・アクリル酸エ
ステル共重合体、スチレン・メチルメタアクリレート共
重合体、スチレン・n−ブチルメタアクリレート共重合
体、スチレン・メチルメタアクリレート・n−ブチルア
クリレート共重合体、スチレン・メチルメタアクリレー
ト・ブチルアリレート・N−(エトキシメチル)アクリ
ルアミド共重合体、スチレン・グリシジルメタアクリレ
ート共重合体、スチレン・ブタジエン・ジメチル・アミ
ノエチルメタアクリレート共重合体、スチレン・アクリ
ル酸エステル・マレイン酸エステル共重合体、スチレン
・メタアクリル酸メチル・アクリル酸2−エチルヘキシ
ル共重合体、スチレン・n−ブチルアリレート・エチル
グリコールメタアクリレート共重合体、スチレン・n−
ブチルメタアクリレート・アクリル酸共重合体、スチレ
ン・n−ブチルメタアクリレート・無水マレイン酸共重
合体、スチレン・ブチルアクリレート・イソブチルマレ
イン酸ハ−フエステル・ジビニルベンゼン共重合体、ポ
リエステル及びその共重合体、ポリエチレン及びその共
重合体、エポキシ樹脂、シリコ−ン樹脂、ポリプロピレ
ン及びその共重合体、フッ素樹脂、ポリアミド樹脂、ポ
リビニールアルコール樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリビ
ニルブチラール樹脂などを1種類あるいは2種類以上ブ
レンドしたものを使用することができる。
体、例えば水素添加スチレン樹脂、スチレン・イソブチ
レン共重合体、ABS樹脂、ASA樹脂、AS樹脂、A
AS樹脂、ACS樹脂、AES樹脂、スチレン・Pクロ
ロスチレン共重合体、スチレン・プロピレン共重合体、
スチレン・ブタジエン架橋ポリマー、スチレン・ブタジ
エン・塩素化パラフィン共重合体、スチレン・アリル・
アルコール共重合体、スチレン・ブタジエンゴムエマル
ジョン、スチレン・マレイン酸エステル共重合体、スチ
レン・イソブチレン共重合体、スチレン・無水マレイン
酸共重合体、アクリレート系樹脂あるいはメタアクリレ
ート系樹脂及びその共重合体、スチレン・アクリル系樹
脂及び及びその共重合体、例えばスチレン・アクリル共
重合体、スチレン・ジエチルアミノ・エチルメタアクリ
レート共重合体、スチレン・ブタジエン・アクリル酸エ
ステル共重合体、スチレン・メチルメタアクリレート共
重合体、スチレン・n−ブチルメタアクリレート共重合
体、スチレン・メチルメタアクリレート・n−ブチルア
クリレート共重合体、スチレン・メチルメタアクリレー
ト・ブチルアリレート・N−(エトキシメチル)アクリ
ルアミド共重合体、スチレン・グリシジルメタアクリレ
ート共重合体、スチレン・ブタジエン・ジメチル・アミ
ノエチルメタアクリレート共重合体、スチレン・アクリ
ル酸エステル・マレイン酸エステル共重合体、スチレン
・メタアクリル酸メチル・アクリル酸2−エチルヘキシ
ル共重合体、スチレン・n−ブチルアリレート・エチル
グリコールメタアクリレート共重合体、スチレン・n−
ブチルメタアクリレート・アクリル酸共重合体、スチレ
ン・n−ブチルメタアクリレート・無水マレイン酸共重
合体、スチレン・ブチルアクリレート・イソブチルマレ
イン酸ハ−フエステル・ジビニルベンゼン共重合体、ポ
リエステル及びその共重合体、ポリエチレン及びその共
重合体、エポキシ樹脂、シリコ−ン樹脂、ポリプロピレ
ン及びその共重合体、フッ素樹脂、ポリアミド樹脂、ポ
リビニールアルコール樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリビ
ニルブチラール樹脂などを1種類あるいは2種類以上ブ
レンドしたものを使用することができる。
【0069】着色剤としては、カーボンブラック、スピ
リットブラック、ニグロシン、ローダミン系、トリアミ
ノトリフェニルメタン、カチオン系、ジオキサジン、銅
フタロシニアン、ベリレン、アゾ系、含金アゾ顔料、ア
ゾクロムコンプレックス、カーミン系、ベンジジン系、
ソーラピュアイエロー8G、キナクリドン、ポリタング
ストリン酸、インダスレンブルー、スルホンアミド誘導
体等を使用することができる。
リットブラック、ニグロシン、ローダミン系、トリアミ
ノトリフェニルメタン、カチオン系、ジオキサジン、銅
フタロシニアン、ベリレン、アゾ系、含金アゾ顔料、ア
ゾクロムコンプレックス、カーミン系、ベンジジン系、
ソーラピュアイエロー8G、キナクリドン、ポリタング
ストリン酸、インダスレンブルー、スルホンアミド誘導
体等を使用することができる。
【0070】帯電制御剤としては、電子受容性の有機錯
体、塩素化ポリエステル、ニトロフニン酸、第4級アン
モニウム塩、ピリジニル塩等を使用できる。
体、塩素化ポリエステル、ニトロフニン酸、第4級アン
モニウム塩、ピリジニル塩等を使用できる。
【0071】離型剤(WAX)としては、低分子量ポリ
プロピレン、低分子量ポリエチレン、エチレンビスアマ
イド、マイクロクリスタリンワックス、カルナバワック
ス、密ロウ等のパラフィン系ワックスが好ましく使用さ
れるが、トナーの母粒子に相溶せず、遊離性を有するも
のであれば特に限定されるものではない。なお、本実施
の形態において「相溶性がない」とは溶融混練したと
き、母粒子中にワックスが島状に分散され、樹脂の分子
鎖の中に取り込まれていない状態をいう。
プロピレン、低分子量ポリエチレン、エチレンビスアマ
イド、マイクロクリスタリンワックス、カルナバワック
ス、密ロウ等のパラフィン系ワックスが好ましく使用さ
れるが、トナーの母粒子に相溶せず、遊離性を有するも
のであれば特に限定されるものではない。なお、本実施
の形態において「相溶性がない」とは溶融混練したと
き、母粒子中にワックスが島状に分散され、樹脂の分子
鎖の中に取り込まれていない状態をいう。
【0072】なお、定着行程においてトナーTが定着ロ
ーラに付着することを防止するために、定着ローラにオ
イルを塗布することが行われる場合があるが、本実施の
形態では、かかるオイル塗布を不要とするために、母粒
子に多くの離型剤を含ませている。
ーラに付着することを防止するために、定着ローラにオ
イルを塗布することが行われる場合があるが、本実施の
形態では、かかるオイル塗布を不要とするために、母粒
子に多くの離型剤を含ませている。
【0073】分散剤としては、金属石鹸、ポリエチレン
グリコール等を使用できる。その他の添加剤としては、
ステアリン酸亜鉛、酸化亜鉛、酸化セリウム等を使用す
ることができる。
グリコール等を使用できる。その他の添加剤としては、
ステアリン酸亜鉛、酸化亜鉛、酸化セリウム等を使用す
ることができる。
【0074】磁性剤としては、Fe、Co、Ni、C
r、Mn、Zn等の金属粉、Fe3O4、Fe2O3、Cr
2O3、フェライト等の金属酸化物、マンガンと酸を含む
合金等の熱処理によって強磁性を示す合金等を用いるこ
とができ、予めカップリング剤等の予備処理を施しても
構わない。
r、Mn、Zn等の金属粉、Fe3O4、Fe2O3、Cr
2O3、フェライト等の金属酸化物、マンガンと酸を含む
合金等の熱処理によって強磁性を示す合金等を用いるこ
とができ、予めカップリング剤等の予備処理を施しても
構わない。
【0075】外添剤としては、表面に疎水化処理を施し
た種々のものが使用できる。本実施の形態に係るトナー
Tでは、外添剤としてシリカを用いたが、シリカ以外
に、酸化アルミニウム、酸化チタン、チタン酸ストロン
チウム、酸化セリウム、酸化マグネシウム、酸化クロム
等の金属酸化物の微粒子、窒化珪素等窒化物の微粒子、
炭化珪素等炭化物の微粒子、硫酸カルシウム、硫酸バリ
ウム、炭酸カルシウム等の金属塩の微粒子及びこれらの
複合物等の無機微粒子や、アクリル微粒子等の有機微粒
子を用いることができる。また、これらの表面処理剤と
して、シラン系カップリング剤、チタネート系カップリ
ング剤、フッ素含有シランカップリング剤、シリコーン
オイル等を用いることができる。これらの処理剤で処理
された外添剤の疎水化率は、従来のメタノール法による
もので60%以上のものが好ましい。これ以下である
と、高温高湿化において、水分の吸着により帯電性及び
流動性の低下を起しやすく好ましくない。外添剤の粒径
としては、搬送性、帯電性の観点から0.001〜1μ
mであることが好ましい。また、外添剤は1種類に限定
されるものではなく、2種類以上のものを混合したもの
も使用することができる。
た種々のものが使用できる。本実施の形態に係るトナー
Tでは、外添剤としてシリカを用いたが、シリカ以外
に、酸化アルミニウム、酸化チタン、チタン酸ストロン
チウム、酸化セリウム、酸化マグネシウム、酸化クロム
等の金属酸化物の微粒子、窒化珪素等窒化物の微粒子、
炭化珪素等炭化物の微粒子、硫酸カルシウム、硫酸バリ
ウム、炭酸カルシウム等の金属塩の微粒子及びこれらの
複合物等の無機微粒子や、アクリル微粒子等の有機微粒
子を用いることができる。また、これらの表面処理剤と
して、シラン系カップリング剤、チタネート系カップリ
ング剤、フッ素含有シランカップリング剤、シリコーン
オイル等を用いることができる。これらの処理剤で処理
された外添剤の疎水化率は、従来のメタノール法による
もので60%以上のものが好ましい。これ以下である
と、高温高湿化において、水分の吸着により帯電性及び
流動性の低下を起しやすく好ましくない。外添剤の粒径
としては、搬送性、帯電性の観点から0.001〜1μ
mであることが好ましい。また、外添剤は1種類に限定
されるものではなく、2種類以上のものを混合したもの
も使用することができる。
【0076】===トナー分析方法===
次に、トナーの分析方法について、図3、及び、図4を
参照しつつ説明する。図3は、本実施の形態に係るトナ
ー分析方法を説明するための図である。図4は、本実施
の形態に係るトナーの分析結果を示した図である。
参照しつつ説明する。図3は、本実施の形態に係るトナ
ー分析方法を説明するための図である。図4は、本実施
の形態に係るトナーの分析結果を示した図である。
【0077】本実施の形態におけるトナー分析方法で
は、前述した小孔通過法と異なり、粒径が1ミクロン以
下のトナー粒子についても分析できる。さらに、前述し
た走査型電子顕微鏡(SEM: Scanning Electron
Microscope)と異なり、各トナー粒子の物性等を定量的
に分析することができる。これらの点で、極めて優れた
トナー分析方法である。
は、前述した小孔通過法と異なり、粒径が1ミクロン以
下のトナー粒子についても分析できる。さらに、前述し
た走査型電子顕微鏡(SEM: Scanning Electron
Microscope)と異なり、各トナー粒子の物性等を定量的
に分析することができる。これらの点で、極めて優れた
トナー分析方法である。
【0078】本実施の形態に係るトナー分析方法におい
ては、分析装置として、乾式粒度分布分析装置としての
エアロサイザーを用いる。なお、エアロサイザーとして
は、TSI社製、Model 3225 エアロサイザ
ー DSP等がある。
ては、分析装置として、乾式粒度分布分析装置としての
エアロサイザーを用いる。なお、エアロサイザーとして
は、TSI社製、Model 3225 エアロサイザ
ー DSP等がある。
【0079】このトナー分析方法は、超音速気流中を粒
子が飛行する速度を測定し、この測定結果に基づいて粒
度分布を解析するものである。
子が飛行する速度を測定し、この測定結果に基づいて粒
度分布を解析するものである。
【0080】図3に示すように、圧力の異なる二つの部
分をノズルで連結すると、空気は、高圧部から低圧部へ
と流れる。ここで、高圧部と低圧部の圧力比を高くする
と、ノズル出口における空気の膨張によって、バレルシ
ョックと呼ばれる衝撃波内に超音速域が形成される。こ
の形成された超音速域は、マッハディスクとして知られ
る平らな衝撃波で終了する。
分をノズルで連結すると、空気は、高圧部から低圧部へ
と流れる。ここで、高圧部と低圧部の圧力比を高くする
と、ノズル出口における空気の膨張によって、バレルシ
ョックと呼ばれる衝撃波内に超音速域が形成される。こ
の形成された超音速域は、マッハディスクとして知られ
る平らな衝撃波で終了する。
【0081】ここで、ノズル内に投入されたトナー粒子
は、シースエア流に乗りながらノズルから一個一個超高
速域へ噴射される。なお、小さいトナー粒子は、空気と
トナー粒子間の吸引力により、ほぼ空気流速度まで加速
される。一方、大きい粒子は、体積が大きいため加速は
低下する(空気力学的分離)。
は、シースエア流に乗りながらノズルから一個一個超高
速域へ噴射される。なお、小さいトナー粒子は、空気と
トナー粒子間の吸引力により、ほぼ空気流速度まで加速
される。一方、大きい粒子は、体積が大きいため加速は
低下する(空気力学的分離)。
【0082】ノズルの先端部超高速域には、1mm間隔で
二本のレーザービーム(第1レーザビーム、第2レーザ
ビーム)が配置されている。超高速域へ噴射されたトナ
ー粒子は、まず、第1レーザビームを横切り、その後、
第2レーザビームを横切る。
二本のレーザービーム(第1レーザビーム、第2レーザ
ビーム)が配置されている。超高速域へ噴射されたトナ
ー粒子は、まず、第1レーザビームを横切り、その後、
第2レーザビームを横切る。
【0083】そこで、本分析方法においては、トナー粒
子が第1レーザビームを横切ってから第2レーザビーム
を横切るまでの時間、すなわち、二本のレーザービーム
間をトナー粒子が飛行する時間(Time of Fl
ight)を相関法により計測し、トナー粒子の密度と
飛行時間対粒子径の校正曲線からトナーの粒子径を分析
する。
子が第1レーザビームを横切ってから第2レーザビーム
を横切るまでの時間、すなわち、二本のレーザービーム
間をトナー粒子が飛行する時間(Time of Fl
ight)を相関法により計測し、トナー粒子の密度と
飛行時間対粒子径の校正曲線からトナーの粒子径を分析
する。
【0084】本実施の形態に係るトナーについて、前述
した分析方法によって分析した結果を図4に示す。図4
は、トナー粒子の個数基準の粒径分布を示しており、横
軸は、トナー粒子の粒径を示し、縦軸は、各粒径別の個
数頻度を示している。なお、図4に示すトナー粒子の個
数基準の粒径分布の詳細については、後述する。
した分析方法によって分析した結果を図4に示す。図4
は、トナー粒子の個数基準の粒径分布を示しており、横
軸は、トナー粒子の粒径を示し、縦軸は、各粒径別の個
数頻度を示している。なお、図4に示すトナー粒子の個
数基準の粒径分布の詳細については、後述する。
【0085】なお、トナーの分析方法としては、1μm
以下の粒径のトナー粒子をも含めた、トナー粒子の個数
基準の粒径分布を分析することができるものであれば、
どのようなトナー分析方法を用いることができる。
以下の粒径のトナー粒子をも含めた、トナー粒子の個数
基準の粒径分布を分析することができるものであれば、
どのようなトナー分析方法を用いることができる。
【0086】===本実施の形態に係るトナーの詳細=
== 次に、前述の図4、及び図5を参照しつつ、本実施の形
態に係るトナー(以下、「本件トナー」ともいう。)の
詳細について、参考トナーと比較しながら説明する。な
お、図5は、参考トナーの分析結果を示した図である。
== 次に、前述の図4、及び図5を参照しつつ、本実施の形
態に係るトナー(以下、「本件トナー」ともいう。)の
詳細について、参考トナーと比較しながら説明する。な
お、図5は、参考トナーの分析結果を示した図である。
【0087】<<<本件トナーと参考トナーの構成上の
相違>>>本件トナー、及び、参考トナーは、ともに、
粉砕法によって製造されるとともに、離型剤を有してい
る。粉砕法でトナーを製造する際には、感光体20上に
形成された潜像の現像に適した大きさよりも小さい、い
わゆる微粉トナーが発生しやすい。
相違>>>本件トナー、及び、参考トナーは、ともに、
粉砕法によって製造されるとともに、離型剤を有してい
る。粉砕法でトナーを製造する際には、感光体20上に
形成された潜像の現像に適した大きさよりも小さい、い
わゆる微粉トナーが発生しやすい。
【0088】ここで、本件トナーは、図4に示すよう
に、粒径1μm以下の微粉トナーは存在するものの、個
数基準の粒径分布にて複数のピーク(図中P1、P2)
を有し、ピークを構成するトナーのトナー全体に対する
体積占有率が最大となるピークの値(図中P1)が、1
μm以下の粒径でのピークの値(図中P2)よりも大き
い。
に、粒径1μm以下の微粉トナーは存在するものの、個
数基準の粒径分布にて複数のピーク(図中P1、P2)
を有し、ピークを構成するトナーのトナー全体に対する
体積占有率が最大となるピークの値(図中P1)が、1
μm以下の粒径でのピークの値(図中P2)よりも大き
い。
【0089】一方、参考トナーは、図5に示すように、
同様に粒径1μm以下の微粉トナーが存在し、個数基準
の粒径分布にて複数のピーク(図中P1’、P2’)を
有し、ピークを構成するトナーのトナー全体に対する体
積占有率が最大となるピークの値(図中P1’)が、1
μm以下の粒径でのピークの値(図中P2’)よりも小
さい。
同様に粒径1μm以下の微粉トナーが存在し、個数基準
の粒径分布にて複数のピーク(図中P1’、P2’)を
有し、ピークを構成するトナーのトナー全体に対する体
積占有率が最大となるピークの値(図中P1’)が、1
μm以下の粒径でのピークの値(図中P2’)よりも小
さい。
【0090】なお、図4において、複数のピーク(図中
P1、P2)のうち、「ピークを構成するトナーのトナ
ー全体に対する体積占有率が最大となるピーク」を決定
するには、各ピークについて、該ピークを構成するトナ
ーの粒径を三乗した値に、個数頻度を乗じた値を求め、
この値が最大となるピークを、「ピークを構成するトナ
ーのトナー全体に対する体積占有率が最大となるピー
ク」とすればよい。図5についても同様である。
P1、P2)のうち、「ピークを構成するトナーのトナ
ー全体に対する体積占有率が最大となるピーク」を決定
するには、各ピークについて、該ピークを構成するトナ
ーの粒径を三乗した値に、個数頻度を乗じた値を求め、
この値が最大となるピークを、「ピークを構成するトナ
ーのトナー全体に対する体積占有率が最大となるピー
ク」とすればよい。図5についても同様である。
【0091】また、図4及び図5においては、ともに二
つのピークが存在するが、三つ以上のピークが存在する
場合も、各ピークについて、該ピークを構成するトナー
の粒径を三乗した値に、個数頻度を乗じた値を求め、こ
の値が最大となるピークを、「ピークを構成するトナー
のトナー全体に対する体積占有率が最大となるピーク」
とすればよい。
つのピークが存在するが、三つ以上のピークが存在する
場合も、各ピークについて、該ピークを構成するトナー
の粒径を三乗した値に、個数頻度を乗じた値を求め、こ
の値が最大となるピークを、「ピークを構成するトナー
のトナー全体に対する体積占有率が最大となるピーク」
とすればよい。
【0092】また、本件トナーは、種々の方法により製
造することができる。例えば、分級行程を徹底して行っ
て1μm以下の粒径を有するトナー粒子を除去すること
で、1μm以下の粒径を有するトナー粒子の個数割合を
小さくすることができる。
造することができる。例えば、分級行程を徹底して行っ
て1μm以下の粒径を有するトナー粒子を除去すること
で、1μm以下の粒径を有するトナー粒子の個数割合を
小さくすることができる。
【0093】実際に製造されたトナーが適切なものであ
るか否かを確認するためには、離型剤を有し粉砕法によ
り製造されたトナーの検査方法として、トナーの個数基
準の粒径分布にて複数のピークを特定するステップと、
ピークを構成するトナーのトナー全体に対する体積占有
率が最大となるピークの値が1μm以下の粒径でのピー
クの値よりも大きいか否かを判断するステップとを有す
ることトナーの検査方法を、前述したエアロサイザーを
用いて、実行することが好ましい。
るか否かを確認するためには、離型剤を有し粉砕法によ
り製造されたトナーの検査方法として、トナーの個数基
準の粒径分布にて複数のピークを特定するステップと、
ピークを構成するトナーのトナー全体に対する体積占有
率が最大となるピークの値が1μm以下の粒径でのピー
クの値よりも大きいか否かを判断するステップとを有す
ることトナーの検査方法を、前述したエアロサイザーを
用いて、実行することが好ましい。
【0094】<<<本件トナーと参考トナーの作用上の
相違>>>次に、このような構成上の相違を有する本件
トナー及び参考トナーを用いて、実際に現像装置を動作
させた場合に、どのような作用上の相違が生ずるかにつ
いて説明する。
相違>>>次に、このような構成上の相違を有する本件
トナー及び参考トナーを用いて、実際に現像装置を動作
させた場合に、どのような作用上の相違が生ずるかにつ
いて説明する。
【0095】まず、参考トナーをトナー収容部590に
投入した。次に、トナー供給ローラ550、及び、現像
ローラ510を回転させると、トナー収容部590に収
容された参考トナーが現像ローラ510に供給され、さ
らなる現像ローラ510の回転に伴って、規制ブレード
560により層厚が規制され、感光体20に対向する現
像位置に至り、その後、トナー収容部590に戻され、
トナー供給ローラ550によって、現像ローラ510か
らの剥ぎ取り及び現像ローラ510への供給がなされ
た。
投入した。次に、トナー供給ローラ550、及び、現像
ローラ510を回転させると、トナー収容部590に収
容された参考トナーが現像ローラ510に供給され、さ
らなる現像ローラ510の回転に伴って、規制ブレード
560により層厚が規制され、感光体20に対向する現
像位置に至り、その後、トナー収容部590に戻され、
トナー供給ローラ550によって、現像ローラ510か
らの剥ぎ取り及び現像ローラ510への供給がなされ
た。
【0096】しかし、現像ローラ510が数回転する
と、現像ローラ510の表面に白色がかった粒子が付着
した。さらに、現像ローラ510が回転を続けると、現
像ローラ510の周方向に沿ってスジ状に付着したトナ
ー(以下、「搬送スジ」ともいう。)が現れた。さら
に、現像ローラ510が回転を続けると、スジ状のトナ
ーが顕著となり、A4サイズの印刷用紙を1000枚印
刷したところで、このスジ状のトナーがシール部材52
0に接触してトナーが飛散し、現像装置を汚してしまっ
た。また、トナーが現像ローラ510に融着してしま
う、いわゆるフィルミング現象が生じた。
と、現像ローラ510の表面に白色がかった粒子が付着
した。さらに、現像ローラ510が回転を続けると、現
像ローラ510の周方向に沿ってスジ状に付着したトナ
ー(以下、「搬送スジ」ともいう。)が現れた。さら
に、現像ローラ510が回転を続けると、スジ状のトナ
ーが顕著となり、A4サイズの印刷用紙を1000枚印
刷したところで、このスジ状のトナーがシール部材52
0に接触してトナーが飛散し、現像装置を汚してしまっ
た。また、トナーが現像ローラ510に融着してしま
う、いわゆるフィルミング現象が生じた。
【0097】そこで、現像ローラ510上のトナーを吸
引除去してみたところ、現像ローラ510の表面上に白
色がかった粒子が強く付着していた。この白色がかった
粒子を分析したところ、粒径が1μm以下であり、か
つ、離型剤(WAX)を多く含む微粉トナー粒子であっ
た。なお、白色がかって見えたのは、離型剤(WAX)
自体が白色であるからである。
引除去してみたところ、現像ローラ510の表面上に白
色がかった粒子が強く付着していた。この白色がかった
粒子を分析したところ、粒径が1μm以下であり、か
つ、離型剤(WAX)を多く含む微粉トナー粒子であっ
た。なお、白色がかって見えたのは、離型剤(WAX)
自体が白色であるからである。
【0098】離型剤を有するトナーを前述した粉砕法に
よって製造する場合、離型剤の存在する部分がきっかけ
となって割れやすい。特に、母粒子に対して非相溶性を
有する離型剤を用いた場合にかかる現象が顕著に生ず
る。したがって、離型剤を有するトナーを粉砕法によっ
て製造する場合には、離型剤を多く含む微粉トナーが発
生しやすい。
よって製造する場合、離型剤の存在する部分がきっかけ
となって割れやすい。特に、母粒子に対して非相溶性を
有する離型剤を用いた場合にかかる現象が顕著に生ず
る。したがって、離型剤を有するトナーを粉砕法によっ
て製造する場合には、離型剤を多く含む微粉トナーが発
生しやすい。
【0099】このような理由により、前述した白色がか
った微粉トナー粒子は、離型剤(WAX)を多く含むた
め粘着性が高い。もっとも、微粉トナー粒子は、通常、
他のトナー粒子とくっついており、単独で存在すること
は希である。
った微粉トナー粒子は、離型剤(WAX)を多く含むた
め粘着性が高い。もっとも、微粉トナー粒子は、通常、
他のトナー粒子とくっついており、単独で存在すること
は希である。
【0100】しかしながら、本実施の形態に係る現像装
置では、前述したように導電性を有する現像ローラ51
0を用いているため、微粉トナー粒子は鏡像力によって
現像ローラ510に引きつけられ、それ自体単独で現像
ローラ510に付着してしまう。
置では、前述したように導電性を有する現像ローラ51
0を用いているため、微粉トナー粒子は鏡像力によって
現像ローラ510に引きつけられ、それ自体単独で現像
ローラ510に付着してしまう。
【0101】微粉トナー粒子が、一度現像ローラ510
に付着すると、粘着力及び鏡像力が大きいために、トナ
ー供給ローラ550によっては現像ローラ510から剥
ぎ取られず、現像ローラ510上に残存する。したがっ
て、トナー供給ローラ550は、この残存する白色がか
った粒子の上にトナーを供給することになる。残存する
白色がかった粒子の上に供給されたトナーは、現像ロー
ラ510表面に接触しづらいため、規制ブレード560
を通過しても十分に電荷が付与されず、かつ、層厚も正
しく規制されず、その結果、前述したように、現像ロー
ラ510の周方向に沿ってスジ状に付着したトナーが現
れることとなる。
に付着すると、粘着力及び鏡像力が大きいために、トナ
ー供給ローラ550によっては現像ローラ510から剥
ぎ取られず、現像ローラ510上に残存する。したがっ
て、トナー供給ローラ550は、この残存する白色がか
った粒子の上にトナーを供給することになる。残存する
白色がかった粒子の上に供給されたトナーは、現像ロー
ラ510表面に接触しづらいため、規制ブレード560
を通過しても十分に電荷が付与されず、かつ、層厚も正
しく規制されず、その結果、前述したように、現像ロー
ラ510の周方向に沿ってスジ状に付着したトナーが現
れることとなる。
【0102】次に、本件トナーをトナー収容部590に
投入した。トナー供給ローラ550、及び、現像ローラ
510を回転させると、トナー収容部590に収容され
た本件トナーが現像ローラ510に供給され、さらなる
現像ローラ510の回転に伴って、規制ブレード560
により層厚が規制され、感光体20に対向する現像位置
に至り、その後、トナー収容部590に戻され、トナー
供給ローラ550によって、現像ローラ510からの剥
ぎ取り及び現像ローラ510への供給がなされた。
投入した。トナー供給ローラ550、及び、現像ローラ
510を回転させると、トナー収容部590に収容され
た本件トナーが現像ローラ510に供給され、さらなる
現像ローラ510の回転に伴って、規制ブレード560
により層厚が規制され、感光体20に対向する現像位置
に至り、その後、トナー収容部590に戻され、トナー
供給ローラ550によって、現像ローラ510からの剥
ぎ取り及び現像ローラ510への供給がなされた。
【0103】本件トナーを用いた場合は、現像ローラ5
10が回転を続けて、A4サイズの印刷用紙を2000
0枚印刷しても、現像ローラ510の表面に白色がかっ
た粒子は観察されず、その結果、前述したような、搬送
スジ、トナーの飛散現象、及び、フィルミング現象も発
生しなかった。
10が回転を続けて、A4サイズの印刷用紙を2000
0枚印刷しても、現像ローラ510の表面に白色がかっ
た粒子は観察されず、その結果、前述したような、搬送
スジ、トナーの飛散現象、及び、フィルミング現象も発
生しなかった。
【0104】本件トナーにおいても、離型剤を有する微
粉トナーは存在するが、その個数は参考トナーに比べて
少ない。それ故、白色がかった粒子は観察されず、搬送
スジ、トナーの飛散現象、及び、フィルミング現象も発
生しなかったのである。
粉トナーは存在するが、その個数は参考トナーに比べて
少ない。それ故、白色がかった粒子は観察されず、搬送
スジ、トナーの飛散現象、及び、フィルミング現象も発
生しなかったのである。
【0105】ここで、本件トナーとして、より好ましく
は、ピークを構成するトナーのトナー全体に対する体積
占有率が最大となるピークの値を構成するトナー粒径を
D1、トナー中に分散された離型剤の個数平均粒径をD
2としたとき、D1/20< D2 <D1/5 、な
る関係が成立するものを用いるとよい。
は、ピークを構成するトナーのトナー全体に対する体積
占有率が最大となるピークの値を構成するトナー粒径を
D1、トナー中に分散された離型剤の個数平均粒径をD
2としたとき、D1/20< D2 <D1/5 、な
る関係が成立するものを用いるとよい。
【0106】トナー中に分散された離型剤の個数平均粒
径D2を、ピークを構成するトナーのトナー全体に対す
る体積占有率が最大となるピークの値を構成するトナー
粒径D1の1/5より小さくすることによって、粉砕す
る際に生ずるいわゆる微粉トナーにおける、離型剤の割
合を小さくすることができ、粘着力による微粉トナーの
トナー坦持体への付着をより効果的に抑制することがで
きる。また、トナー中に分散された離型剤の個数平均粒
径D2を、ピークを構成するトナーのトナー全体に対す
る体積占有率が最大となるピークの値を構成するトナー
粒径D1の1/20より大きくすることによって、トナ
ーに対するオイルレス定着の適用を良好にすることが可
能となる。
径D2を、ピークを構成するトナーのトナー全体に対す
る体積占有率が最大となるピークの値を構成するトナー
粒径D1の1/5より小さくすることによって、粉砕す
る際に生ずるいわゆる微粉トナーにおける、離型剤の割
合を小さくすることができ、粘着力による微粉トナーの
トナー坦持体への付着をより効果的に抑制することがで
きる。また、トナー中に分散された離型剤の個数平均粒
径D2を、ピークを構成するトナーのトナー全体に対す
る体積占有率が最大となるピークの値を構成するトナー
粒径D1の1/20より大きくすることによって、トナ
ーに対するオイルレス定着の適用を良好にすることが可
能となる。
【0107】また、本件トナーとして、さらに好ましく
は、離型剤の添加量は、母粒子に対して7重量%以下で
あるものを用いるとよい。
は、離型剤の添加量は、母粒子に対して7重量%以下で
あるものを用いるとよい。
【0108】離型剤の添加量を母粒子に対して7重量%
より大きくすると、離型剤の局在が生じて母粒子に対し
て離型剤を微分散しづらくなり、離型剤が主体のトナー
粒子が生じやすくなる。また、無理に微分散させようと
すると、離型剤の粒径が所望の値よりも小さくなってし
まい、定着性が悪くなってしまう。離型剤の添加量を母
粒子に対して7重量%以下とすることによって、母粒子
に対して離型剤を容易に微分散することが可能となり、
いわゆる微粉の少ないトナーを実現することが可能とな
る。
より大きくすると、離型剤の局在が生じて母粒子に対し
て離型剤を微分散しづらくなり、離型剤が主体のトナー
粒子が生じやすくなる。また、無理に微分散させようと
すると、離型剤の粒径が所望の値よりも小さくなってし
まい、定着性が悪くなってしまう。離型剤の添加量を母
粒子に対して7重量%以下とすることによって、母粒子
に対して離型剤を容易に微分散することが可能となり、
いわゆる微粉の少ないトナーを実現することが可能とな
る。
【0109】===その他の実施の形態===
以上、いくつかの実施の形態に基づき本発明に係る現像
装置等を説明したが、上記した発明の実施の形態は、本
発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限
定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱するこ
となく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等
価物が含まれることはもちろんである。
装置等を説明したが、上記した発明の実施の形態は、本
発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限
定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱するこ
となく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等
価物が含まれることはもちろんである。
【0110】本発明は、1μm以下のいわゆる微粉トナ
ーがトナー坦持体に付着してしまうことを防止しうる限
り、離型剤を有し粉砕法によって製造され、粒径の小さ
いトナー粒子が含まれるトナー、及び、導電性を有する
トナー坦持体を有するあらゆる現像装置等に適用され
る。
ーがトナー坦持体に付着してしまうことを防止しうる限
り、離型剤を有し粉砕法によって製造され、粒径の小さ
いトナー粒子が含まれるトナー、及び、導電性を有する
トナー坦持体を有するあらゆる現像装置等に適用され
る。
【0111】例えば、前述した本件トナーは、図4に示
すように、個数平均粒径の近傍に一つのピークを有して
いるが、個数平均粒径の近傍に二つ以上のピークを有し
ていてもよい。かかる場合は、ピークを構成するトナー
のトナー全体に対する体積占有率が最大となるピークの
値が、1μm以下の粒径でのピークの値よりも大きけれ
ばよい。
すように、個数平均粒径の近傍に一つのピークを有して
いるが、個数平均粒径の近傍に二つ以上のピークを有し
ていてもよい。かかる場合は、ピークを構成するトナー
のトナー全体に対する体積占有率が最大となるピークの
値が、1μm以下の粒径でのピークの値よりも大きけれ
ばよい。
【0112】また、本発明は、離型剤が母粒子に対して
非相溶性を有する現像装置について特に有効であるが、
離型剤が母粒子に対して相溶性を有する現像装置にも適
用可能である。
非相溶性を有する現像装置について特に有効であるが、
離型剤が母粒子に対して相溶性を有する現像装置にも適
用可能である。
【0113】また、本発明は、ピークを構成するトナー
のトナー全体に対する体積占有率が最大となるピークの
値を構成するトナー粒径をD1、トナー中に分散された
離型剤の個数平均粒径をD2としたとき、D1/20
< D2 <D1/5 、なる関係が成立する現像装置
について特に有効であるが、かかる関係が成立しない現
像装置にも適用可能である。
のトナー全体に対する体積占有率が最大となるピークの
値を構成するトナー粒径をD1、トナー中に分散された
離型剤の個数平均粒径をD2としたとき、D1/20
< D2 <D1/5 、なる関係が成立する現像装置
について特に有効であるが、かかる関係が成立しない現
像装置にも適用可能である。
【0114】また、本発明は、離型剤の添加量が母粒子
に対して7重量%以下である現像装置について特に有効
であるが、離型剤の添加量が母粒子に対して7重量%よ
り大きい現像装置にも適用可能である。
に対して7重量%以下である現像装置について特に有効
であるが、離型剤の添加量が母粒子に対して7重量%よ
り大きい現像装置にも適用可能である。
【0115】また、本発明は、前述した規制ブレードの
先端がトナー坦持体に接触しておらず、該先端から所定
距離離れた部分が前記トナー坦持体に接触しており、そ
の接触位置が前記トナー坦持体の回転中心位置よりも下
方である現像装置について特に有効であるが、規制ブレ
ードの先端がトナー坦持体に接触している現像装置、又
は、その接触位置が前記トナー坦持体の回転中心位置よ
りも上方である現像装置についても適用可能である。
先端がトナー坦持体に接触しておらず、該先端から所定
距離離れた部分が前記トナー坦持体に接触しており、そ
の接触位置が前記トナー坦持体の回転中心位置よりも下
方である現像装置について特に有効であるが、規制ブレ
ードの先端がトナー坦持体に接触している現像装置、又
は、その接触位置が前記トナー坦持体の回転中心位置よ
りも上方である現像装置についても適用可能である。
【0116】また、本発明は、トナー粒子を前記トナー
坦持体に供給する回転可能なトナー供給部材を有し、こ
のトナー供給部材の回転方向が前記トナー坦持体の回転
方向とは逆方向である現像装置について特に有効である
が、トナー供給部材の回転方向が前記トナー坦持体の回
転方向と同方向である現像装置についても適用可能であ
る。
坦持体に供給する回転可能なトナー供給部材を有し、こ
のトナー供給部材の回転方向が前記トナー坦持体の回転
方向とは逆方向である現像装置について特に有効である
が、トナー供給部材の回転方向が前記トナー坦持体の回
転方向と同方向である現像装置についても適用可能であ
る。
【0117】また、本発明は、現像装置内のトナーの漏
れを防止するための、前記トナー坦持体に当接している
シール部材を有し、この当接位置が前記トナー坦持体の
回転中心位置よりも上方である現像装置について特に有
効であるが、前記当接位置が前記トナー坦持体の回転中
心位置よりも下方である現像装置についても適用可能で
ある。
れを防止するための、前記トナー坦持体に当接している
シール部材を有し、この当接位置が前記トナー坦持体の
回転中心位置よりも上方である現像装置について特に有
効であるが、前記当接位置が前記トナー坦持体の回転中
心位置よりも下方である現像装置についても適用可能で
ある。
【0118】また、本発明は、トナーを収容するトナー
収容部を有し、前記トナー供給部材は前記トナー収容部
の下部に配置されており、前記トナー収容部に収容され
たトナーは、該トナー収容部の下部にて前記トナー供給
部材によって前記トナー坦持体に供給される現像装置に
ついて特に有効であるが、前記トナー供給部材が前記ト
ナー収容部の上部に配置されており、前記トナー収容部
に収容されたトナーが、該トナー収容部の上部にて前記
トナー供給部材によって前記トナー坦持体に供給される
現像装置についても適用可能である。
収容部を有し、前記トナー供給部材は前記トナー収容部
の下部に配置されており、前記トナー収容部に収容され
たトナーは、該トナー収容部の下部にて前記トナー供給
部材によって前記トナー坦持体に供給される現像装置に
ついて特に有効であるが、前記トナー供給部材が前記ト
ナー収容部の上部に配置されており、前記トナー収容部
に収容されたトナーが、該トナー収容部の上部にて前記
トナー供給部材によって前記トナー坦持体に供給される
現像装置についても適用可能である。
【0119】さらに、前述した実施の形態においては、
画像形成装置として中間転写型のフルカラーレーザビー
ムプリンタを例にとって説明したが、本発明は、中間転
写型以外のフルカラーレーザビームプリンタ、モノクロ
レーザビームプリンタ、複写機、ファクシミリなど、各
種の画像形成装置に適用可能である。
画像形成装置として中間転写型のフルカラーレーザビー
ムプリンタを例にとって説明したが、本発明は、中間転
写型以外のフルカラーレーザビームプリンタ、モノクロ
レーザビームプリンタ、複写機、ファクシミリなど、各
種の画像形成装置に適用可能である。
【0120】また、感光体についても、円筒状の導電性
基材の外周面に感光層を設けて構成した、いわゆる感光
ローラに限られず、ベルト状の導電性基材の表面に感光
層を設けて構成した、いわゆる感光ベルトであってもよ
い。
基材の外周面に感光層を設けて構成した、いわゆる感光
ローラに限られず、ベルト状の導電性基材の表面に感光
層を設けて構成した、いわゆる感光ベルトであってもよ
い。
【0121】また、トナー担持体としては、導電性を有
するものであればすべてのものを用いることができる。
例えば、材質的には、アルミニウム、ニッケル、ステン
レス、鉄等の金属、導電性を有する各種樹脂を用いるこ
とができる。また、形態としては、非弾性体、弾性体、
単層、多層、フィルム、ローラ等のすべてのものを用い
ることができる。
するものであればすべてのものを用いることができる。
例えば、材質的には、アルミニウム、ニッケル、ステン
レス、鉄等の金属、導電性を有する各種樹脂を用いるこ
とができる。また、形態としては、非弾性体、弾性体、
単層、多層、フィルム、ローラ等のすべてのものを用い
ることができる。
【0122】また、トナー供給部材についても同様であ
り、材質としては、前述したポリウレタンフォームの
他、ポリスチレンフォーム、ポリエチレンフォーム、ポ
リエステルフォーム、エチレンプロピレンフォーム、ナ
イロンフォーム、シリコンフォーム等が使用することが
できる。なお、トナー供給手段の発泡セルは単泡、連泡
のどちらでも使用できる。なお、フォーム材に限られ
ず、弾性を有するゴム材を使用しても良い。詳しくは、
シリコンゴム、ウレタンゴム、天然ゴム、イソプレンゴ
ム、スチレンブタジエンゴム、ブタジエンゴム、クロロ
プレンゴム、ブチルゴム、エチレンプロピレンゴム、エ
ピクロロヒドリンゴム、ニトリルブタジエンゴム、アク
リルゴムにカーボン等の導電剤を分散成型したものが使
用できる。
り、材質としては、前述したポリウレタンフォームの
他、ポリスチレンフォーム、ポリエチレンフォーム、ポ
リエステルフォーム、エチレンプロピレンフォーム、ナ
イロンフォーム、シリコンフォーム等が使用することが
できる。なお、トナー供給手段の発泡セルは単泡、連泡
のどちらでも使用できる。なお、フォーム材に限られ
ず、弾性を有するゴム材を使用しても良い。詳しくは、
シリコンゴム、ウレタンゴム、天然ゴム、イソプレンゴ
ム、スチレンブタジエンゴム、ブタジエンゴム、クロロ
プレンゴム、ブチルゴム、エチレンプロピレンゴム、エ
ピクロロヒドリンゴム、ニトリルブタジエンゴム、アク
リルゴムにカーボン等の導電剤を分散成型したものが使
用できる。
【0123】また、層厚規制部材としては、前述したよ
うに、ゴム部とゴム支持部を有するものが用いられる
が、ゴム部の材質は、前述したシリコンゴム、ウレタン
ゴムの他、天然ゴム、イソプレンゴム、スチレンブタジ
エンゴム、ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ブチル
ゴム、エチレンプロピレンゴム、エピクロロヒドリンゴ
ム、ニトリルブタジエンゴム、アクリルゴムにカーボン
等が使用できる。また、ゴム支持部とゴム部を別々に製
造した後に、これらを接合して構成されたものでなくて
もよく、例えば、これらの材料を単独で一体成型したも
のや、ステンレス薄板単独で層厚規制部材を構成したも
のも同様に使用できる。更に、前述の材料の上層部に樹
脂をコートしても使用できる。そのコート材としては、
ポリエチレン、ポリスチレン、ナイロン、ポリウレタ
ン、ポリエステル等が使用できる。
うに、ゴム部とゴム支持部を有するものが用いられる
が、ゴム部の材質は、前述したシリコンゴム、ウレタン
ゴムの他、天然ゴム、イソプレンゴム、スチレンブタジ
エンゴム、ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ブチル
ゴム、エチレンプロピレンゴム、エピクロロヒドリンゴ
ム、ニトリルブタジエンゴム、アクリルゴムにカーボン
等が使用できる。また、ゴム支持部とゴム部を別々に製
造した後に、これらを接合して構成されたものでなくて
もよく、例えば、これらの材料を単独で一体成型したも
のや、ステンレス薄板単独で層厚規制部材を構成したも
のも同様に使用できる。更に、前述の材料の上層部に樹
脂をコートしても使用できる。そのコート材としては、
ポリエチレン、ポリスチレン、ナイロン、ポリウレタ
ン、ポリエステル等が使用できる。
【0124】また、前述した実施形態に係る現像装置、
コンピュータ本体、CRT等の表示装置、及び、マウス
やキーボード等の入力装置を備えたコンピュータシステ
ムも実現可能であり、このようにして実現されたコンピ
ュータシステムは、システム全体として従来システムよ
りも優れたシステムとなる。
コンピュータ本体、CRT等の表示装置、及び、マウス
やキーボード等の入力装置を備えたコンピュータシステ
ムも実現可能であり、このようにして実現されたコンピ
ュータシステムは、システム全体として従来システムよ
りも優れたシステムとなる。
【0125】
【発明の効果】本発明によれば、離型剤を有し粉砕法に
よって製造され、粒径の小さいトナー粒子が含まれるト
ナー、及び、導電性を有するトナー坦持体を用いて高品
質な画像を形成するための現像装置、画像形成装置、ト
ナー、トナーの検査方法、及び、コンピュータシステム
を実現することが可能となる。
よって製造され、粒径の小さいトナー粒子が含まれるト
ナー、及び、導電性を有するトナー坦持体を用いて高品
質な画像を形成するための現像装置、画像形成装置、ト
ナー、トナーの検査方法、及び、コンピュータシステム
を実現することが可能となる。
【図1】 レーザビームプリンタ10を構成する主要構
成要素を示した図である。
成要素を示した図である。
【図2】 現像装置の主要構成要素を示した断面図であ
る。
る。
【図3】 本実施の形態に係るトナー分析方法を説明す
るための図である。
るための図である。
【図4】 本実施の形態に係るトナーの分析結果を示し
た図である。
た図である。
【図5】 参考トナーの分析結果を示した図である。
【図6】 小孔通過法の原理を説明するための図であ
る。
る。
10…レーザビームプリンタ
20…感光体
30…帯電装置
40…露光装置
50…YMCK現像装置
52a…ブラック現像装置
52b…マゼンタ現像装置
52c…シアン現像装置
52d…イエロー現像装置
60…一次転写装置
70…中間転写体
80…二次転写装置
90…定着装置
92…給紙トレイ
94…給紙ローラ
96…レジローラ
510…現像ローラ
520…シール部材
522…シール支持板金
524…シール付勢部材
530…トナー収容部
540…フレーム
550…トナー供給ローラ
560…規制ブレード
560a…ゴム部
560b…ゴム支持部
562…ブレード支持板金
570…ブレード裏部材
T…トナー
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
G03G 15/08 504 G03G 15/08 505A
505 507L
507 9/08 381
Claims (14)
- 【請求項1】 離型剤を有し粉砕法により製造されたト
ナーと、このトナーを坦持して移動する導電性のトナー
坦持体を有し、このトナー坦持体に坦持されたトナーに
よって像坦持体に坦持された潜像を現像する現像装置に
おいて、 前記トナーの個数基準の粒径分布にて複数のピークを有
し、 ピークを構成するトナーのトナー全体に対する体積占有
率が最大となるピークの値が、1μm以下の粒径でのピ
ークの値よりも大きいことを特徴とする現像装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の現像装置において、 前記トナーは母粒子を有し、前記離型剤は母粒子に対し
て非相溶性を有することを特徴とする現像装置。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の現像装置
において、 前記ピークを構成するトナーのトナー全体に対する体積
占有率が最大となるピークを構成するトナー粒径をD
1、前記トナー中に分散された離型剤の個数平均粒径を
D2としたとき、D1/20 < D2 <D1/5
、なる関係が成立することを特徴とする現像装置。 - 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
の現像装置において、 前記離型剤の添加量は、母粒子に対して7重量%以下で
あることを特徴とする現像装置。 - 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載
の現像装置において、 前記トナー坦持体に坦持されたトナーの層厚を規制する
層厚規制部材を有し、この層厚規制部材の先端は、前記
トナー坦持体に接触しておらず、該先端から所定距離離
れた部分が、前記トナー坦持体に接触しており、その接
触位置は、前記トナー坦持体の回転中心位置よりも下方
であることを特徴とする現像装置。 - 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載
の現像装置において、 トナーを前記トナー坦持体に供給する回転可能なトナー
供給部材を有し、このトナー供給部材の回転方向は、前
記トナー坦持体の回転方向とは逆方向であることを特徴
とする現像装置。 - 【請求項7】 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載
の現像装置において、 現像装置内のトナーの漏れを防止するための、前記トナ
ー坦持体に当接しているシール部材を有し、この当接位
置は、前記トナー坦持体の回転中心位置よりも上方であ
ることを特徴とする現像装置。 - 【請求項8】 請求項7に記載の現像装置において、 トナーを収容するトナー収容部を有し、前記トナー供給
部材は前記トナー収容部の下部に配置されており、前記
トナー収容部に収容されたトナーは、該トナー収容部の
下部にて前記トナー供給部材によって前記トナー坦持体
に供給されることを特徴とする現像装置。 - 【請求項9】 離型剤を有し粉砕法により製造されたト
ナーと、このトナーを坦持して移動する導電性のトナー
坦持体を有し、このトナー坦持体に坦持されたトナーに
よって像坦持体に坦持された潜像を現像する現像装置に
おいて、 前記トナーの個数基準の粒径分布にて複数のピークを有
し、 ピークを構成するトナーのトナー全体に対する体積占有
率が最大となるピークの値が、1μm以下の粒径でのピ
ークの値よりも大きく、 前記トナーは母粒子を有し、前記離型剤は母粒子に対し
て非相溶性を有し、 前記ピークを構成するトナーのトナー全体に対する体積
占有率が最大となるピークの値を構成するトナー粒径を
D1、前記トナー中に分散された離型剤の個数平均粒径
をD2としたとき、D1/20 < D2 <D1/5
、なる関係が成立し、 前記離型剤の添加量は、母粒子に対して7重量%以下で
あり、 前記トナー坦持体に坦持されたトナーの層厚を規制する
層厚規制部材を有し、この層厚規制部材の先端は、前記
トナー坦持体に接触しておらず、該先端から所定距離離
れた部分が、前記トナー坦持体に接触しており、その接
触位置は、前記トナー坦持体の回転中心位置よりも下方
であり、 前記トナーを前記トナー坦持体に供給する回転可能なト
ナー供給部材を有し、 このトナー供給部材の回転方向は、前記トナー坦持体の
回転方向とは逆方向であり、 現像装置内のトナーの漏れを防止するための、前記トナ
ー坦持体に当接しているシール部材を有し、この当接位
置は、前記トナー坦持体の回転中心位置よりも上方であ
り、 トナーを収容するトナー収容部を有し、前記トナー供給
部材は前記トナー収容部の下部に配置されており、前記
トナー収容部に収容されたトナーは、該トナー収容部の
下部にて前記トナー供給部材によって前記トナー坦持体
に供給される、ことを特徴とする現像装置。 - 【請求項10】 離型剤を有し粉砕法により製造された
トナーと、このトナーを坦持して移動する導電性のトナ
ー坦持体を有し、このトナー坦持体に坦持されたトナー
によって像坦持体に坦持された潜像を現像する現像装置
を備えた画像形成装置において、 前記トナーの個数基準の粒径分布にて複数のピークを有
し、 ピークを構成するトナーのトナー全体に対する体積占有
率が最大となるピークの値が、1μm以下の粒径でのピ
ークの値よりも大きいことを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項11】 請求項2乃至請求項9のいずれかに記
載の現像装置を備えた画像形成装置。 - 【請求項12】 トナーを坦持して移動する導電性のト
ナー坦持体を備え、このトナー坦持体に坦持されたトナ
ーによって像坦持体に坦持された潜像を現像する現像装
置に用いられ、離型剤を有し粉砕法により製造されたト
ナーにおいて、 前記トナーの個数基準の粒径分布にて複数のピークを有
し、 ピークを構成するトナーのトナー全体に対する体積占有
率が最大となるピークの値が、1μm以下の粒径でのピ
ークの値よりも大きいことを特徴とするトナー。 - 【請求項13】 トナーを坦持して移動する導電性のト
ナー坦持体を備え、このトナー坦持体に坦持されたトナ
ーによって像坦持体に坦持された潜像を現像する現像装
置に用いるための、離型剤を有し粉砕法により製造され
たトナーの検査方法において、 前記トナーの個数基準の粒径分布にて複数のピークを特
定するステップと、 ピークを構成するトナーのトナー全体に対する体積占有
率が最大となるピークの値が、1μm以下の粒径でのピ
ークの値よりも大きいか否かを判断するステップと、 を有することを特徴とするトナーの検査方法。 - 【請求項14】 コンピュータ本体、表示装置、入力装
置、及び、離型剤を有し粉砕法により製造されたトナー
と、このトナーを坦持して移動する導電性のトナー坦持
体を有し、このトナー坦持体に坦持されたトナーによっ
て像坦持体に坦持された潜像を現像する現像装置を備え
た画像形成装置、を具備したコンピュータシステムにお
いて、 前記トナーの個数基準の粒径分布にて複数のピークを有
し、 ピークを構成するトナーのトナー全体に対する体積占有
率が最大となるピークの値が、1μm以下の粒径でのピ
ークの値よりも大きいことを特徴とするコンピュータシ
ステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001325635A JP2003131414A (ja) | 2001-10-23 | 2001-10-23 | 現像装置、画像形成装置、トナー、トナーの検査方法、及び、コンピュータシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001325635A JP2003131414A (ja) | 2001-10-23 | 2001-10-23 | 現像装置、画像形成装置、トナー、トナーの検査方法、及び、コンピュータシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003131414A true JP2003131414A (ja) | 2003-05-09 |
Family
ID=19142158
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001325635A Withdrawn JP2003131414A (ja) | 2001-10-23 | 2001-10-23 | 現像装置、画像形成装置、トナー、トナーの検査方法、及び、コンピュータシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003131414A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010060895A (ja) * | 2008-09-04 | 2010-03-18 | Fuji Xerox Co Ltd | 静電荷現像用トナー、並びに、これを用いた静電荷現像用現像剤、静電荷現像用現像剤カートリッジ、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
JP2010060896A (ja) * | 2008-09-04 | 2010-03-18 | Fuji Xerox Co Ltd | 静電荷現像用トナー、並びに、これを用いた静電荷現像用現像剤、静電荷現像用現像剤カートリッジ、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
US7970323B2 (en) | 2007-03-19 | 2011-06-28 | Ricoh Company, Ltd. | Developing device, developer therefor, and image forming method and apparatus, and process cartridge using the developing device |
JPWO2015163073A1 (ja) * | 2014-04-23 | 2017-04-13 | 株式会社リコー | トナー、及びトナーの製造方法 |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0950188A (ja) * | 1995-08-10 | 1997-02-18 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JPH10142937A (ja) * | 1996-09-10 | 1998-05-29 | Hitachi Metals Ltd | 現像装置 |
JPH10207116A (ja) * | 1996-06-27 | 1998-08-07 | Fuji Xerox Co Ltd | 静電潜像現像剤用トナー、その製造方法、静電潜像現像剤及び画像形成方法 |
JPH11194530A (ja) * | 1997-03-26 | 1999-07-21 | Canon Inc | 静電荷像現像用トナー、画像形成方法及びプロセスカートリッジ |
JPH11202557A (ja) * | 1997-04-04 | 1999-07-30 | Canon Inc | 画像形成用トナー、画像形成方法及び加熱定着方法 |
JP2001100516A (ja) * | 1999-09-28 | 2001-04-13 | Minolta Co Ltd | 現像装置及びこれを用いた画像形成装置 |
JP2001147553A (ja) * | 1999-11-19 | 2001-05-29 | Ricoh Co Ltd | 乾式電子写真用トナー |
-
2001
- 2001-10-23 JP JP2001325635A patent/JP2003131414A/ja not_active Withdrawn
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0950188A (ja) * | 1995-08-10 | 1997-02-18 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JPH10207116A (ja) * | 1996-06-27 | 1998-08-07 | Fuji Xerox Co Ltd | 静電潜像現像剤用トナー、その製造方法、静電潜像現像剤及び画像形成方法 |
JPH10142937A (ja) * | 1996-09-10 | 1998-05-29 | Hitachi Metals Ltd | 現像装置 |
JPH11194530A (ja) * | 1997-03-26 | 1999-07-21 | Canon Inc | 静電荷像現像用トナー、画像形成方法及びプロセスカートリッジ |
JPH11202557A (ja) * | 1997-04-04 | 1999-07-30 | Canon Inc | 画像形成用トナー、画像形成方法及び加熱定着方法 |
JP2001100516A (ja) * | 1999-09-28 | 2001-04-13 | Minolta Co Ltd | 現像装置及びこれを用いた画像形成装置 |
JP2001147553A (ja) * | 1999-11-19 | 2001-05-29 | Ricoh Co Ltd | 乾式電子写真用トナー |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7970323B2 (en) | 2007-03-19 | 2011-06-28 | Ricoh Company, Ltd. | Developing device, developer therefor, and image forming method and apparatus, and process cartridge using the developing device |
JP2010060895A (ja) * | 2008-09-04 | 2010-03-18 | Fuji Xerox Co Ltd | 静電荷現像用トナー、並びに、これを用いた静電荷現像用現像剤、静電荷現像用現像剤カートリッジ、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
JP2010060896A (ja) * | 2008-09-04 | 2010-03-18 | Fuji Xerox Co Ltd | 静電荷現像用トナー、並びに、これを用いた静電荷現像用現像剤、静電荷現像用現像剤カートリッジ、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
JPWO2015163073A1 (ja) * | 2014-04-23 | 2017-04-13 | 株式会社リコー | トナー、及びトナーの製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9034553B2 (en) | Method of foil transfer employing foil transferring face forming toner and image forming method | |
US6287739B1 (en) | Toner, image forming method, and apparatus unit | |
JP2008070663A (ja) | 電子写真用トナーおよび電子写真用現像剤ならびに画像形成装置 | |
EP1096324B1 (en) | Dry toner, dry toner production process, and image forming method | |
JP2009069640A (ja) | 電子写真用トナーの製造方法 | |
JP2006267516A (ja) | 画像形成方法 | |
JP2003263018A (ja) | 現像剤担持体、現像剤担持体製造方法、現像装置、画像形成装置、及び、コンピュータシステム | |
JP2008015151A (ja) | 磁性微粒子含有型樹脂キャリアを用いた二成分系現像剤 | |
JP2003043754A (ja) | 補給用現像剤 | |
JP2003107905A (ja) | 現像装置、画像形成装置、トナー、及び、コンピュータシステム | |
US7445878B2 (en) | Electrostatic charge image developing toner | |
JP2007178551A (ja) | トナーキット、並びに現像剤、プロセスカートリッジ、画像形成方法、及び画像形成装置 | |
JP2003131414A (ja) | 現像装置、画像形成装置、トナー、トナーの検査方法、及び、コンピュータシステム | |
JP5374171B2 (ja) | 非磁性一成分負帯電性トナーの製造方法および非磁性一成分負帯電性トナー | |
US7041423B2 (en) | Developing method and image forming method | |
JP2002091090A (ja) | 樹脂コートキャリア、二成分系現像剤及び画像形成方法 | |
JP2014142484A (ja) | 非磁性一成分トナー、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジおよび画像形成装置 | |
US7704654B2 (en) | Image forming method | |
JP2003263020A (ja) | 現像装置、画像形成装置、及び、コンピュータシステム | |
JP2872529B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー及び画像形成方法 | |
JP2003263019A (ja) | 現像装置、画像形成装置、及び、コンピュータシステム | |
JP6176216B2 (ja) | トナーセット、現像剤セット、トナーカートリッジセット、プロセスカートリッジセット、画像形成装置及び画像形成方法 | |
JP2003122045A (ja) | 現像装置、画像形成装置、トナー、及び、コンピュータシステム | |
JP4040332B2 (ja) | トナー、画像形成方法及びプロセスカートリッジ | |
US20090185836A1 (en) | Developer, developer storage unit, developing device, and image forming apparatus |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050415 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050426 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20050627 |