JP6176216B2 - トナーセット、現像剤セット、トナーカートリッジセット、プロセスカートリッジセット、画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

トナーセット、現像剤セット、トナーカートリッジセット、プロセスカートリッジセット、画像形成装置及び画像形成方法 Download PDF

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Description

本発明は、トナーセット、現像剤セット、トナーカートリッジセット、プロセスカートリッジセット、画像形成装置及び画像形成方法に関する。
電子写真法など静電荷像を経て画像情報を可視化する方法は、現在、様々な分野で利用されている。電子写真法においては帯電、露光工程により感光体(像保持体)上に静電荷像(静電潜像)を形成し、着色トナーを含む現像剤で静電潜像を現像し、転写、定着工程を経て着色画像が形成される。
金属光沢のごとき輝きを有する着色画像を形成する場合には、光輝性のトナーが用いられることがある。例えば、ベタ画像を形成した場合に、該画像に対し変角光度計により入射角−45°の入射光を照射した際に測定される受光角+30°での反射率Aと受光角−30°での反射率Bとの比(A/B)が2以上100以下である扁平な光輝性トナーが知られ、着色トナーとともに用いられてメタリックな着色画像の形成に用いられている(特許文献1)。
着色トナーは種々の形状を有するが、球状に近い形状を有する着色トナー粒子が用いられることも多く、これらの着色トナー粒子には、トナー粒子表面にくぼみを有するものも知られている(特許文献2及び3)。
特開2012−32765号公報 特開2008−97042号公報 特開2010−14945号公報
被転写体である用紙などにメタリックな着色画像を形成する場合に、用紙上に光輝性トナーによる画像を形成し、この上に的確に着色トナーによる画像を形成することにより、所望の光輝性と色味が発現する。しかしなら、光輝性トナーは、被転写体へ転写して光輝性画像を形成する場合に、光輝性のバラツキが生じるという課題があることを本発明者らは見出した。
本発明が解決しようとする課題は、光輝性のバラツキの少ない光輝性のカラー画像を提供できる、光輝性トナーと着色トナーとを含有するトナーセットを提供することにある。
上記課題は、下記の手段<1>又は<6>〜<10>により解決された。好ましい実施形態である<2>ないし<5>とともに列挙する。
<1> 結着樹脂と光輝性顔料粒子とを含有する光輝性トナー母粒子を含有し、前記光輝性トナー母粒子の数平均粒径D50m(μm)が数平均最大厚さH50m(μm)よりも大きく、前記光輝性トナー母粒子表面に、深さが1μm以上であり、かつ、直径が2〜6μmのくぼみが走査型電子顕微鏡(3次元−SEM)観察により、数平均で2.5個以上観察される光輝性トナー、及び、結着樹脂と着色剤とを含有する少なくとも1種の着色トナー母粒子を含有する着色トナーを含有し、前記光輝性トナー母粒子の数平均粒径D50m及び前記着色トナー母粒子の数平均粒径D50cが式(1)の関係を満たすことを特徴とする
トナーセット、
2.5≦(D50m/D50c)≦5.0 (1)
<2> 光輝性トナー母粒子の厚さ方向の断面を観察した場合に、該断面における長軸方向と前記光輝性顔料粒子の長軸方向との角度が−30°〜+30°の範囲となる光輝性顔料粒子の数が断面内に観察される全光輝性顔料粒子の数に対して60%以上である光輝性トナー母粒子を含有する、<1>に記載のトナーセット、
<3> 前記光輝性トナー母粒子の 数平均粒径D50mと数平均最大厚さH50mが下記式(2)の関係を満たす、<1>又は<2>に記載のトナーセット、
0.001≦H50m/D50m≦0.5 (2)
<4> 前記着色トナー母粒子の平均円形度が0.95以上0.99以下である、<1>〜<3>のいずれか1つに記載のトナーセット、
<5> 前記着色トナー母粒子の 数平均粒径D50cが2〜6μmである、<1>〜<4>のいずれか1つに記載のトナーセット、
<6> <1>〜<5>のいずれか1つに記載の光輝性トナー及びキャリアを含有する光輝性現像剤、並びに、着色トナー及びキャリアを含有する着色現像剤、を含む現像剤セット、
<7> 画像形成装置に着脱可能であり、<1>〜<5>のいずれか1つに記載の光輝性トナーを収容する光輝性トナーカートリッジ、及び、画像形成装置に着脱可能であり、<1>〜<5>のいずれか1つに記載の着色トナーを収容するトナーカートリッジ、を含むトナーカートリッジセット、
<8> <6>に記載の光輝性現像剤を収容し、前記現像剤を保持して搬送する現像剤保持体を備える光輝性プロセスカートリッジ、及び、着色現像剤を保持して搬送する現像剤保持体を備える着色プロセスカートリッジ、を含むプロセスカートリッジセット、
<9> 像保持体と、前記像保持体を帯電させる帯電手段と、帯電した前記像保持体を露光して前記像保持体表面に静電潜像を形成させる露光手段と、光輝性トナー又は着色トナーを含む現像剤によりそれぞれ前記静電潜像を現像して、光輝性トナー像又は着色トナー像を形成させる現像手段と、前記光輝性トナー像及び前記着色トナー像を積層する一次中間転写ベルトと、前記光輝性トナー像及び前記着色トナー像を前記一次中間転写ベルトから被転写体表面に転写する二次転写手段と、前記被転写体表面に転写された光輝性トナー像及び着色トナー像を定着する定着手段と、を有し、前記現像剤が<1>〜<5>のいずれか1つに記載のトナーセットであるか、又は、<6>に記載の現像剤セットである画像形成装置、
<10> 像保持体表面に静電潜像を形成する潜像形成工程と、前記像保持体表面に形成された静電潜像を光輝性トナーを含む現像剤により現像して光輝性トナー像を形成する現像工程と、前記像保持体表面に形成された静電潜像を着色トナーを含む現像剤により現像して着色トナー像を形成する現像工程と、前記着色トナー像を中間ベルト表面に転写する一次転写工程と、前記光輝性トナー像を前記中間ベルト表面に転写する一次転写工程と、前記着色トナー像及び光輝性トナー層を積層して被転写体表面に転写する二次転写工程と、前記被転写体表面に転写された光輝性トナー像及び着色トナー像を定着する定着工程と、を含み、前記現像剤として<1>〜<5>のいずれか1つに記載のトナーセットを用いるか、又は、<6>に記載の現像剤セットを用いる、画像形成方法。
上記<1>に記載のトナーセットによれば、<1>に規定された光輝性トナー及び着色トナーを組み合わせて使用しない場合と比較して、光輝性のバラツキの少ない光輝性のカラー画像を提供できるトナーセットを提供することができる。
上記<2>に記載のトナーセットによれば、<2>に規定する配向を有する光輝性顔料粒子の数が全光輝性顔料粒子の数に対して60%未満である場合に比べて、より光輝性のバラツキの少ない光輝性のカラー画像を提供できるトナーセットを提供することができる。
上記<3>に記載のトナーセットによれば、式(2)の関係を満たさない場合に比べて、さらに光輝性のバラツキの少ない光輝性のカラー画像を提供できるトナーセットを提供することができる。
上記<4>に記載のトナーセットによれば、平均円形度が範囲外の場合に比べて、さらに光輝性のバラツキの少ない光輝性のカラー画像を提供できるトナーセットを提供することができる。
上記<5>に記載のトナーセットによれば、数平均粒径が2〜6μmの範囲外の場合に比べて、さらに光輝性のバラツキの少ない光輝性のカラー画像を提供できるトナーセットを提供することができる。
上記<6>に記載の現像剤セットによれば、本構成を有さない場合に比べて、光輝性のバラツキの少ない光輝性のカラー画像を提供できる現像剤セットを提供することができる。
上記<7>に記載のトナーカートリッジセットによれば、本構成を有さない場合に比べて、光輝性のバラツキの少ない光輝性のカラー画像を提供できるトナーカートリッジセットを提供することができる。
上記<8>に記載のプロセスカートリッジセットによれば、本構成を有さない場合に比べて、光輝性のバラツキの少ない光輝性のカラー画像を提供できるプロセスカートリッジセットを提供することができる。
上記<9>に記載の画像形成装置によれば、本構成を有さない場合に比べて、光輝性のバラツキの少ない光輝性のカラー画像を提供できる画像形成装置を提供することができる。
上記<10>に記載の画像形成方法によれば、本構成を有さない場合に比べて、光輝性のバラツキの少ない光輝性のカラー画像を提供できる画像形成方法を提供することができる。
本実施形態に好適な光輝性トナーの断面形状の一例を示す模式図である。 本実施形態の画像形成装置の一例を示す概略構成図である。 本実施形態のプロセスカートリッジの一例を示す概略構成図である。
以下に、本実施形態について説明する。
なお、本実施形態において、「A〜B」との記載は、AからBの間の範囲だけでなく、その両端であるA及びBも含む範囲を表す。例えば、「A〜B」が数値範囲であれば、「A以上B以下」又は「B以上A以下」を表す。
本実施形態において、2以上の好ましい実施形態の組み合わせは、より好ましい実施形態である。
(トナーセット)
本実施形態のトナーセットは、光輝性トナーと少なくとも1種の着色トナーとを含有し、前記光輝性トナーは、結着樹脂と光輝性顔料粒子とを含有する光輝性トナー母粒子を含有し、前記光輝性トナー母粒子の数平均粒径D50m(μm)が数平均最大厚さH50m(μm)よりも大きく、前記光輝性トナー母粒子表面に、深さが1μm以上であり、かつ、直径が2〜6μmのくぼみが、3次元解析機能付きの走査型電子顕微鏡(3次元−SEM)による観察により、平均2.5個以上観察される光輝性トナーであり、前記着色トナーは、結着樹脂と着色剤とを含有する少なくとも1種の着色トナー母粒子を含有する着色トナーを含有し、前記光輝性トナー母粒子の数平均粒径D50m及び前記着色トナー母粒子の数平均粒径D50cが式(1)の関係を満たす。
2.5≦(D50m/D50c)≦5.0 (1)
なお、光輝性トナーは、光輝性トナー母粒子を主成分とし、光輝性トナー母粒子表面に流動化剤として外添剤を含んでいてもよい。
また、着色トナーは、着色トナー母粒子を主成分とし、着色トナー母粒子表面に流動化剤として外添剤を含んでいてもよい。
光輝性トナーは、後述するように、界面活性剤水溶液中で超音波処理を加えることにより、外添剤を光輝性トナー母粒子から分離できる。着色トナーについても同様である。
以下、光輝性トナーと着色トナーの順に詳しく説明する。
<光輝性トナー>
光輝性トナーは、結着樹脂と光輝性顔料粒子を必須成分として含有する光輝性トナー母粒子を含有し、任意成分として、離型剤、その他の添加剤が母粒子の内部に添加されていてもよく、また、いわゆる外添剤が外添されていてもよい。
「光輝性」とは、該トナーによって形成された画像を視認した際に金属光沢のごとき輝きを有することを表す。「金属光沢」を定量的に説明すると、光輝性トナーによりベタ画像を形成した場合に、該画像に対し変角光度計により入射角−45°の入射光を照射した際に測定される受光角+30°での反射率Aと受光角−30°での反射率Bとの比(A/B)が2以上100以下であることをいう。上記の比(A/B)は、20以上90以下であることが好ましく、40以上80以下であることが特に好ましい。上記の範囲内であると、広い視野角で金属光沢が観察でき、かつカラー画像がくすんで見えることを防止できる。比(A/B)の測定は、トナー載り量4.5g/mのベタ画像について変角光度計により行う。詳細な条件は、特許文献1の段落0025及び0026に記載されている。
図1を参照して、光輝性トナーを説明する。光輝性トナー母粒子1は、結着樹脂2及び光輝性顔料粒子4を含有する。光輝性トナー母粒子は、丸餅状の全体形状を有し、その最大厚さHに平行な粒子断面には、薄片状の光輝性顔料粒子4の断面も含まれる。
光輝性トナーの結着樹脂としては、静電荷像現像用のトナー(本実施形態において、単に「トナー」ともいう。)に使用される樹脂が特に制限なく使用され、スチレン、パラクロロスチレン、α−メチルスチレン等のスチレン類;アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−プロピル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸ラウリル、アクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸n−プロピル、メタクリル酸ラウリル、メタクリル酸2−エチルヘキシル等の(メタ)アクリル酸エステル類;アクリロニトリル、メタクリロニトリル等の不飽和ニトリル類;ビニルメチルエーテル、ビニルイソブチルエーテル等のビニルエーテル類;ビニルメチルケトン、ビニルエチルケトン、ビニルイソプロペニルケトン等の不飽和ケトン類;エチレン、プロピレン、ブタジエンなどのポリオレフィン類などの単量体からなる単独重合体、又はこれらを2種以上組み合わせて得られる共重合体、さらにはこれらの混合物が挙げられる。また、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、セルロース樹脂、ポリエーテル樹脂等、非ビニル縮合樹脂、又は、これらと前記ビニル樹脂との混合物や、これらの共存下でビニル系単量体を重合して得られるグラフト重合体等が挙げられる。
スチレン樹脂、(メタ)アクリル樹脂、スチレン−(メタ)アクリル系共重合樹脂は、例えば、スチレン系単量体及び(メタ)アクリル酸系単量体を、単独重合又は共重合して公知の方法により得られる。なお、「(メタ)アクリル」とは、「アクリル」及び「メタクリル」のいずれをも含む表現である。
ポリエステル樹脂は、ジカルボン酸成分とジオール成分との中から好適なものを選択して組み合わせ、例えば、エステル交換法又は重縮合法等、従来公知の方法を用いて合成することで得られる。
スチレン樹脂、(メタ)アクリル樹脂及びこれらの共重合樹脂を結着樹脂として使用する場合、重量平均分子量Mwが20,000以上100,000以下、数平均分子量Mnが2,000以上30,000以下の範囲のものを使用することが好ましい。他方、ポリエステル樹脂を結着樹脂として使用する場合は、重量平均分子量Mwが5,000以上40,000以下、数平均分子量Mnが2,000以上10,000以下の範囲のものを使用することが好ましい。
結着樹脂のガラス転移温度は、40℃以上80℃以下の範囲であることが好ましい。ガラス転移温度が上記範囲であることにより、最低定着温度が維持されやすくなる。
光輝性トナー母粒子に含有させる光輝性顔料粒子は、光輝性を有する顔料粒子であり、その具体例には、アルミニウム、黄銅、青銅、ニッケル、ステンレス、亜鉛などの金属粉末、酸化チタンや黄色酸化鉄を被覆した雲母、硫酸バリウム、層状ケイ酸塩、層状アルミニウムのケイ酸塩などの被覆薄片状無機結晶基質、単結晶板状酸化チタン、塩基性炭酸塩、酸オキシ塩化ビスマス、天然グアニン、薄片状ガラス粉、金属蒸着された薄片状ガラス粉が含まれる。
光輝性顔料粒子としては、アルミニウムが好ましく使用される。アルミニウム顔料は、市販品を使用できる。アルミニウム顔料は、扁平な形状ないし鱗片状の形状を有することが好ましい。
<光輝性顔料粒子の光輝性トナー母粒子内配列>
光輝性トナー母粒子の厚さ方向の断面を観察した場合に、該断面における長軸方向と前記光輝性顔料粒子の長軸方向との角度が−30°〜+30°の範囲となる光輝性顔料粒子の数が断面内に観察される全光輝性顔料粒子の数に対して60%以上である光輝性トナー母粒子を含有することが好ましい。
トナー断面の観察方法は、定法に従い、エポキシ樹脂に光輝性トナー母粒子を包埋した後、切削サンプルを作製して、透過型電子顕微鏡(TEM)によりトナー断面を観察する。上記の特定の配列を有する顔料粒子の数を画像解析ソフトを用いて数え、その割合を算出する。その詳細は、以下の通りである。
−トナーの断面における長軸方向と顔料粒子の長軸方向との角度−
前記<2>に記載したとおり、トナーの厚さ方向への断面を観察した場合に、トナーの該断面における長軸方向と顔料粒子の長軸方向との角度が−30°〜+30°の範囲となる顔料粒子の数が、観察される全顔料粒子のうち60%以上であることが好ましい。さらには、上記数が70%以上95%以下であることがより好ましく、80%以上90%以下であることが特に好ましい。
上記の数が60%以上であることにより優れた光輝性が得られる。
ここで、トナー断面の観察方法について説明する。
トナーをビスフェノールA型液状エポキシ樹脂と硬化剤を用いて包埋したのち、切削用サンプルを作製する。次にダイヤモンドナイフを用いた切削機(本実施形態においては、LEICAウルトラミクロトーム((株)日立ハイテクノロジーズ製)を使用)を用いて−100℃の下、切削サンプルを切削し、観察用サンプルを作製する。この観察サンプルを透過型電子顕微鏡(TEM)により倍率5,000倍前後でトナー粒子の断面を観察する。観察された1,000個のトナーについて、トナーの断面における長軸方向と顔料粒子の長軸方向との角度が−30°〜+30°の範囲となる顔料粒子の数を、画像解析ソフトを用いて数えその割合を計算する。
以上の方法は、特許文献1の段落0053及び0054に記載された方法と同じである。
光輝性トナー母粒子に含有される光輝性顔料粒子のうち、上記の角度が−30°〜+30°の範囲にあるという要件を満たす場合、顔料粒子は、面積が最大となる面側が被転写体の表面と相対するよう並ぶと考えられる。こうして形成された着色画像に対し光を照射した場合には、入射光に対して乱反射する顔料粒子の割合が抑制されるため、広い視野角で金属光沢が観察できると推定される。
本実施形態に係る光輝性トナーにおける、前記光輝性顔料粒子の含有量は、光輝性トナー100重量部に対して、1〜70重量部が好ましく、5〜50重量部がより好ましい。
光輝性トナー母粒子は、球状ではなくて、扁平な形状を有し、数平均粒径D50m(μm)が 数平均最大厚さH50m(μm)よりも大きい。具体的には、(D50m/H50m)の値が、0.001〜0.5であることが好ましく、0.01〜0.4であることがさらに好ましく、0.1〜0.3であることが特に好ましい。光輝性トナー母粒子は、全体形状として丸餅状ないし円盤状の形状を有する。
比(D50m/H50m)の値が、0.001以上であることにより、トナーの強度が確保され、画像形成の際における応力による破断が抑制され、顔料が露出することによる帯電の低下、その結果発生するカブリが抑制される。一方0.5以下であることにより、優れた光輝性が得られる。
上記の数平均粒径D50m及び 数平均最大厚さH50mは、以下の方法により測定される。
光輝性トナー母粒子を平滑面にのせ、振動を掛けてムラのないように分散する。1,000個のトナーについて、カラーレーザ顕微鏡「VK−9700」((株)キーエンス社製)により1,000倍に拡大して最大の厚さHと投影面の円相当径Dを測定し、それらの 数平均値を求めることにより、D50m及びH50mを算出する。
光輝性トナー母粒子は、母粒子毎の投影面積に等しい面積を有する円の直径の数平均値、すなわち、数平均粒径D50mは、8μm以上30μm以下であることが好ましく、9μm以上20μm以下であることがさらに好ましく、10μm以上15μmであることが特に好ましい。
光輝性トナー母粒子は、その表面に特定の大きさのくぼみを特定の個数有する。すなわち、光輝性トナー母粒子は、その粒子表面に、深さが1μm以上であり、かつ、直径が2〜6μmのくぼみが3次元解析機能付きの走査型電子顕微鏡(3次元−SEM)による観察により、1粒子あたり平均2.5個以上観察される。具体的には、(株)エリオニクス製のERA−8900FEにより、光輝性トナー母粒子の最表面を観察して測定する。測定は、光輝性トナー母粒子200個について行い、その数平均値を算出する。
くぼみが、数平均で2.5個未満であると、光輝性トナーと着色トナーとの付着力が十分となり、二次転写の際に、上層の着色トナーが光輝性トナー上に転写されず色ずれが発生する。
くぼみの数は、光輝性トナー母粒子当たり、3個以上10個以下であることが好ましく、3個以上5個以下であることがさらに好ましい。
光輝性トナー母粒子表面のくぼみは、着色トナー粒子の光輝性トナー粒子との付着力を強めるのに有効である。着色トナーが中間転写ベルトに一次転写され、この上層に光輝性トナーが積層して転写される場合、くぼみがあるために、下層の着色トナー粒子の転がりが抑制され像構造が維持される結果となる。さらに、二次転写の際に、上層カラートナーが電荷注入遮蔽材として機能し電荷注入を抑制するとともに、光輝性トナーと着色トナーとの付着力が高いために、二次転写時に着色トナーと光輝性トナーとが一体となって、被転写体に転写されることとなり、被転写体(用紙)上においても、所望の像構造が維持されることとなるため安定したメタリックなカラー画像を得ることが可能となる。
<着色トナー>
着色トナーは、結着樹脂と着色剤を必須成分として含有する着色トナー母粒子を含有し、任意成分として、離型剤、その他の添加剤が母粒子の内部に添加されていてもよく、いわゆる外添剤が外添されてもよい。
着色トナー母粒子に使用する結着樹脂としては、特に制限はなく、トナーの製造に使用できるバインダーが使用される。その具体例は、光輝性トナー母粒子に使用される前述の結着樹脂と共通である。
着色トナーは、可視域に吸収を有する着色剤を含有する。着色剤としては、公知の着色剤であれば特に限定されないが、例えば、ファーネスブラック、チャンネルブラック、アセチレンブラック、サーマルブラック等のカーボンブラック、ベンガラ、紺青、酸化チタン等の無機顔料、ファストイエロー、ジスアゾイエロー、ピラゾロンレッド、キレートレッド、ブリリアントカーミン、パラブラウン等のアゾ顔料、銅フタロシアニン、無金属フタロシアニン等のフタロシアニン顔料、フラバントロンイエロー、ジブロモアントロンオレンジ、ペリレンレッド、キナクリドンレッド、ジオキサジンバイオレット等の縮合多環系顔料が挙げられる。
天然色(フルカラー)を再現するためには、着色トナーとして、減色法の3原色である、イエロー、マゼンタ及びシアンの各色の着色トナーを組み合わせて使用することが好ましい。さらに黒色(ブラック)トナーを併用することが好ましい。
着色剤は、必要に応じて表面処理された着色剤を用いてもよく、分散剤と併用してもよい。また、着色剤は、複数種を併用してもよい。
着色剤の含有量としては、結着樹脂の全重量に対して、1重量%以上30重量%以下の範囲が好ましい。
光輝性トナー及び着色トナーは、いずれも任意成分として、離型剤を使用することが好ましい。離型剤は、トナーの熱定着において、オフセットを防止するために使用される。
離型剤としては、例えば、炭化水素系ワックス;カルナウバワックス、ライスワックス、キャンデリラワックス等の天然ワックス;モンタンワックス等の合成又は鉱物・石油系ワックス;脂肪酸エステル、モンタン酸エステル等のエステル系ワックス;などが例示される。
離型剤の融点は、トナーの保存性の観点から、50℃以上であることが好ましく、60℃以上であることがより好ましい。また、耐オフセット性の観点から、110℃以下であることが好ましく、100℃以下であることがより好ましい。
離型剤の含有量は、トナーに対して、1重量%以上15重量%以下が好ましく、2重量%以上12重量%以下がより好ましく、3重量%以上10重量%以下がさらに好ましい。
光輝性トナー又は着色トナーのその他の添加剤としては、例えば、磁性体、帯電制御剤、無機粉体など公知の添加剤が挙げられる。
<光輝性トナー母粒子の 数平均粒径D50mと着色トナー母粒子の 数平均粒径D50cとの好ましい関係>
本実施形態において、前記光輝性トナー母粒子の数平均粒径D50m及び前記着色トナー母粒子の数平均粒径D50cは下記の式(1)の関係を満たす。
2.5≦(D50m/D50c)≦5.0 (1)
着色トナーの 数平均粒径D50cは、光輝性トナーの数平均粒径D50mと同様に測定される。すなわち、略球状の着色トナー母粒子を平滑面にのせ、振動を掛けてムラのないように分散する。1,000個のトナーについて、(株)エリオニクス製のERA−8900FEにより1,000倍に拡大して投影面の円相当径Dを測定し、それらの数平均値を求めることにより、D50cを算出する。
(D50m/D50c)の値が、2.5未満となると、電荷が注入されやすくなり光輝性トナーの飛び散りが発生する。逆に、(D50m/D50c)の値が、5を超えると、着色トナーの転写ベルトとの付着力が強くなるため、転写不良が発生する。
(D50m/D50c)の値は、2.6以上4.3以下であることが好ましい。
式(1)の関係は、複数の着色トナーを用いる場合、全ての色の着色トナーについて満足されることが好ましい。イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(B)を用いるフルカラーの着色トナーセットにおいては、YMCBの各色の着色トナーについて式(1)の関係が成立することが好ましい。
<着色トナーの好ましい平均円形度>
着色トナー母粒子の平均円形度は、0.95以上0.99以下であることが好ましく、0.96以上0.98以下がより好ましく、0.97以上0.98以下が特に好ましい。円形度が、0.95以上であると、光輝性トナーと着色トナーとの接触点が多くなり相互の付着が向上し、二次転写の際に色ずれが生じなくなるので好ましく、また、0.99以下であると、着色トナーの転がりやすくなることを防止して、一次転写の際に着色トナー像の構造の乱れを防止して、色ずれを抑制する。
着色トナーの平均円形度は、定法により測定する。この平均円形度とは、一定数のトナー粒子について画像解析を行い、撮影された各々のトナー粒子に対して下式により円形度を求め、それらを平均した値である。具体的には、フロー式粒子像分析装置FPIA−3000(シスメックス(株)製)を用いて5,000個の着色トナー母粒子について円形度の測定を行い、これらの数平均円形度の値を求めた。
円形度=円相当径周囲長/周囲長=[2×(A×π)1/2]/PM
(上式においてAは投影面積、PMは周囲長を表す。)
着色トナー及び光輝性トナーについて、その母粒子に関する特性を測定するためには、
必要に応じて、外添剤を前処理によりトナー母粒子から分離する。
具体的な分離方法としては、例えば、FPIA−3000(シスメックス(株)製)を用い、まず100mlビーカーにイオン交換水を30ml入れ、これに分散剤として界面活性剤(和光純薬工業(株)製:コンタミノン)を2滴滴下し、この液中に測定対象のトナーを20mg入れ、超音波分散により3分間分散して測定のためのトナー分散液を調製し、得られたトナー分散液について、フロー式の分析装置を用いて、必要な測定個数について測定を行い、測定値を算出する方法が好ましく例示できる。
また、別法としては、外添剤を分離したトナー母粒子を乾燥した上で、SEM観察や粒子の断面観察などに供することができる。
<着色トナーの好ましい数平均粒径>
着色トナー母粒子の数平均粒径D50cは、2〜6μmであることが好ましく、3〜5μmであることがより好ましい。この粒径範囲であると、光輝性トナーと着色トナーとの付着力が大きくなる。
<着色トナーの製造方法>
本実施形態に用いられる着色トナー母粒子の製造方法は、特に限定されるものではなく、公知の方法を使用することができる。具体例としては、以下に示す方法が挙げられる。
トナー母粒子の製造は、例えば、結着樹脂と、着色剤、離型剤、及び、必要に応じて帯電制御剤等とを混練、粉砕、分級する混練粉砕法;混練粉砕法にて得られた粒子を機械的衝撃力又は熱エネルギーにて形状を変化させる方法;結着樹脂を乳化して分散した分散液と、着色剤、離型剤、及び、必要に応じて帯電制御剤等の分散液とを混合し、凝集、加熱融着させ、トナー粒子を得る乳化凝集法;結着樹脂の重合性単量体を乳化重合させ、形成された分散液と、着色剤、離型剤、及び、必要に応じて帯電制御剤等の分散液とを混合し、凝集、加熱融着させ、トナー粒子を得る乳化重合凝集法;結着樹脂を得るための重合性単量体と、着色剤、離型剤、及び、必要に応じて帯電制御剤等の溶液とを水系溶媒に懸濁させて重合する懸濁重合法;結着樹脂と着色剤、離型剤、及び、必要に応じて帯電制御剤等の溶液とを水系溶媒に懸濁させて造粒する溶解懸濁法;等が使用できる。また、上記方法で得られたトナー母粒子をコアにして、さらに凝集粒子を付着、加熱融合してコアシェル構造を持たせる製造方法を行ってもよい。
これらの中でも、本実施形態のトナーは、乳化凝集法、又は、乳化重合凝集法により得られたトナー(乳化凝集トナー)であることが好ましい。
以上のようにして製造した着色トナー母粒子の粒子径は、数平均粒子径で2〜10μmの範囲であることが好ましく、2〜6μmの範囲であることがより好ましい。数平均粒子径が2μm以上であると、トナーの流動性が良好であり、また、キャリアから十分な帯電能が付与されるので、背景部へのカブリの発生や濃度再現性の低下を生じ難い。また、 数平均粒子径が10μm以下であると、微細なドットの再現性、階調性、粒状性の改善効果が良好であり、高画質画像が得られる。なお、上記 数平均粒子径は、コールターマルチサイザーII(ベックマン−コールター社製)で測定される。
<粒子表面にくぼみを有する光輝性トナーの製造方法>
光輝性トナー母粒子の製造例の概要としては、ケミカルトナーの製造において、層流を形成した撹拌装置の中で結着樹脂粒子と光輝性顔料粒子とを凝集・合一させて扁平な形状に成長させる。すなわち、結着樹脂粒子分散液と光輝性顔料粒子分散液と、必要に応じて、離型剤分散液などを混合し、得られる混合分散液のpHを調節して樹脂粒子を凝集させた後、温度を上昇させて、合一した凝集粒子を得る。この後に、さらに樹脂粒子の分散液を追添加して、得られた前記凝集粒子の表面を結着樹脂により被覆する。
光輝性トナーの表面にくぼみを形成する手段には、いくつかの方法がある。以下に例示列挙する。
(1)ケミカルトナーの製造において、凝集・合一工程により得られた扁平粒子を樹脂粒子で被覆する工程において、粒径の大きい樹脂粒子の分散液を使用し、追添加を少しずつ間歇的に行うことにより、母粒子表面にくぼみを形成する。
(2)ケミカルトナーの製造において、結着樹脂粒子の分散液に水溶性有機溶剤を加えた水性分散液とする。粒子を形成した後、前記水溶性有機溶剤を脱溶剤する。この脱溶媒の時間、温度、減圧条件を適当に選択することにより、トナー母粒子に含有される溶剤が粒子内部より除去され、トナー母粒子におこる部分内圧不均衡化現象によりトナー粒子表面はなだらかな複数のくぼみが形成される。詳細は、特開2008−97042号公報に記載の方法に準じる。
(3)光輝性トナー母粒子の調製段階において、キャビテーションによって泡を発生させて、この泡をトナー母粒子表面に付着させてトナー母粒子を成長させ、泡の部分にくぼみを形成する。
トナー母粒子の表面のくぼみは、凝集・合一工程、好ましくはその後の被覆工程において、キャビテーションによって発生するサブミクロンオーダーの泡を発生させ、この泡が凝集・融着の工程においてトナー母粒子の表面に吸着し、その泡が吸着したままトナー母粒子の形成が進み、一定時間が経つと泡が外れ、泡が外れた部分にくぼみが形成されると推察される。
具体的に、粒子の表面にくぼみを形成する工程の一例について説明する。
トナー母粒子を作製する段階で、
1.凝集・融着工程後、粒子の円形度調整時に高速で撹拌を行う
2.高速撹拌時に、キャビテーションによりサブミクロンオーダーの泡が発生する
3.このサブミクロンオーダーの泡が粒子表面に付着し、粒子表面に取り込まれる
4.その後冷却すると、取り込まれた気泡が粒子表面から飛び出す
5.気泡が飛び出した跡が、くぼみとなる
詳細は、特開2010−14945号公報に記載の方法に準じる。
(4)ケミカルトナーの製造において、同じく扁平粒子を樹脂粒子で被覆する工程において、難水溶性の金属水酸化物粒子を分散した樹脂粒子の分散液で被覆する。被覆粒子を形成した後に酸性の水溶液により表面に付着した上記金属水酸化物粒子を溶出除去してくぼみを形成する。詳細は特開平10−239900号公報に記載されている方法に準じる。
<外添剤>
上記の光輝性トナー又は着色トナーには、シリカ粒子及びその他の外添剤が外添される。シリカ粒子は、乾式又は湿式で製造されたシリカ粒子が特に制限されず使用される。
他の外添剤としては、特に制限はなく使用でき、トナーの外添剤として公知の無機粒子及び有機粒子が用いられるが、例えば、アルミナ、チタニア(酸化チタン、メタチタン酸等)、酸化セリウム、ジルコニア、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、リン酸カルシウム、カーボンブラック等の無機粒子、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、シリコーン樹脂などの樹脂粒子を挙げられる。また、他の外添剤は、前述した疎水化処理がされたものであってもよい。
シリカ粒子、及び、他の外添剤の平均一次粒子径は、3〜500nmであることが好ましく、5〜100nmであることがより好ましく、5〜50nmであることがさらに好ましく、5〜40nmであることが特に好ましい。
(静電荷像現像剤)
本実施形態で使用する光輝性トナー及び着色トナー(以下、「両トナー」ともいう。)は、いずれも、静電荷像現像剤として好適に使用される。
本実施形態の静電荷像現像剤は、光輝性トナー又は着色トナーを含有すること以外は、特に制限はなく、目的に応じて適宜の成分組成を取りうる。光輝性トナー又は着色トナーを、単独で用いると一成分系の静電荷像現像剤として調製され、また、キャリアと組み合わせて用いると二成分系の静電荷像現像剤として調製される。
一成分系現像剤として、現像スリーブ又は帯電部材と摩擦帯電して、帯電トナーを形成して、静電潜像に応じて現像する方法も適用される。
本実施形態において、現像方式は特に規定されるものではないが二成分現像方式が好ましい。また上記条件を満たしていれば、キャリアは特に規定されないが、キャリアの芯材としては、例えば、鉄、鋼、ニッケル、コバルト等の磁性金属、これらとマンガン、クロム、希土類等との合金、及び、フェライト、マグネタイト等の磁性酸化物等が挙げられるが、芯材表面性、芯材抵抗の観点から、フェライト、特にマンガン、リチウム、ストロンチウム、マグネシウム等との合金が好ましく挙げられる。
本実施形態において用いるキャリアは、芯材表面に樹脂を被覆してなることが好ましい。前記樹脂としては特に制限はなく、目的に応じて適宜選択される。また、前記樹脂による被膜は、前記樹脂中に樹脂粒子及び/又は導電性粒子が分散されていることが好ましい。前記樹脂粒子としては、例えば、熱可塑性樹脂粒子、熱硬化性樹脂粒子等が挙げられる。
前記被膜を形成する方法としては、特に制限はないが、例えば、架橋性樹脂粒子等の前記樹脂粒子及び/又は前記導電性粒子と、マトリックス樹脂としてのスチレンアクリル樹脂、フッ素系樹脂、シリコーン樹脂等の前記樹脂とを溶媒中に含む被膜形成用液を用いる方法等が挙げられる。
具体的には前記キャリア芯材を、前記被膜形成用液に浸漬する浸漬法、被膜形成用液を前記キャリア芯材の表面に噴霧するスプレー法、前記キャリア芯材を流動エアーにより浮遊させた状態で前記被膜形成用液を混合し、溶媒を除去するニーダーコーター法等が挙げられる。これらの中でも、本実施形態において、ニーダーコーター法が好ましい。
二成分系の静電荷像現像剤における光輝性トナー又は着色トナー又は着色トナーとキャリアとの混合割合は、キャリア100重量部に対して、トナー2〜10重量部であることが好ましい。また、現像剤の調製方法は、特に限定されないが、例えば、Vブレンダー等で混合する方法等が挙げられる。
(画像形成方法)
本実施形態の光輝性トナーを用いた画像形成方法について説明する。本実施形態の光輝性トナーは、公知の電子写真方式を利用した画像形成方法に利用される。具体的には以下の工程を有する画像形成方法において利用される。
すなわち、好ましい画像形成方法は、像保持体表面に静電潜像を形成する潜像形成工程、前記像保持体表面に形成された静電潜像をトナーにより現像してトナー像を形成する現像工程、前記トナー像を被転写体表面に転写する転写工程、及び、前記被転写体表面に転写されたトナー像を定着する定着工程、を有するもので、前記トナーとして、本実施形態の静電荷像現像用トナーを用いる。また、転写工程は、像保持体から被転写体へのトナー像の転写を媒介する中間転写体を用いたものであってもよい。
また、転写後の前記像保持体表面の残留トナーを除去するクリーニング工程をさらに有していてもよい。
前記各工程は、それ自体一般的な工程であり、例えば、特開昭56−40868号公報、特開昭49−91231号公報等に記載されている。なお、本実施形態の画像形成方法は、それ自体公知のコピー機、ファクシミリ機等の画像形成装置を用いて実施することができる。
前記静電潜像形成工程は、像保持体(感光体)上に静電潜像を形成する工程である。
前記現像工程は、現像剤保持体上の現像剤層により前記静電潜像を現像してトナー画像を形成する工程である。前記現像剤層としては、本実施形態の光輝性トナーを含んでいれば特に制限はない。
前記転写工程は、前記トナー画像を被転写体上に転写する工程である。また、転写工程における被転写体としては、中間転写体や紙等の被記録媒体が例示できる。
前記定着工程では、例えば、加熱ローラの温度を一定温度に設定した加熱ローラ定着器により、転写紙上に転写したトナー像を定着して複写画像を形成する方式が挙げられる。
前記クリーニング工程は、像保持体上に残留する静電荷像現像剤を除去する工程である。
被転写体としては、中間転写体や紙等の被記録媒体を使用することができる。
被記録媒体としては、例えば、電子写真方式の複写機、プリンター等に使用される紙、OHPシート等が挙げられ、例えば、普通紙の表面を樹脂等でコーティングしたコート紙、印刷用のアート紙等を好適に使用することができる。
本実施形態の画像形成方法においては、さらにリサイクル工程をも含む態様でもよい。前記リサイクル工程は、前記クリーニング工程において回収した静電荷像現像用トナーを現像剤層に移す工程である。このリサイクル工程を含む態様の画像形成方法は、トナーリサイクルシステムタイプのコピー機、ファクシミリ機等の画像形成装置を用いて実施される。また、クリーニング工程を省略し、現像と同時にトナーを回収する態様のリサイクルシステムに適用してもよい。
(画像形成装置)
本実施形態の画像形成装置は、本実施形態の光輝性トナーを用いた画像形成装置である。本実施形態の画像形成装置について説明する。
本実施形態の画像形成装置は、像保持体と、前記像保持体を帯電させる帯電手段と、帯電した前記像保持体を露光して前記像保持体表面に静電潜像を形成させる露光手段と、トナーにより前記静電潜像を現像してトナー像を形成させる現像手段と、前記トナー像を前記像保持体から被転写体表面に転写する転写手段と、前記被転写体表面に転写されたトナー像を定着する定着手段と、を有し、前記トナーが本実施形態の光輝性トナーであることが好ましい。
なお、本実施形態の画像形成装置は、上記のような像保持体と、帯電手段と、露光手段と、現像手段と、転写手段と、定着手段とを少なくとも含むものであれば特に限定はされないが、その他必要に応じて、クリーニング手段や除電手段等を含んでいてもよい。
前記転写手段では、中間転写体を用いて2回以上の転写を行ってもよい。また、転写手段における被転写体としては、中間転写体や紙等の被記録媒体が例示できる。
前記像保持体、及び、前記の各手段は、前記の画像形成方法の各工程で述べた構成を好ましく用いることができる。前記の各手段は、いずれも画像形成装置において公知の手段が利用できる。また、本実施形態の画像形成装置は、前記した構成以外の手段や装置等を含むものであってもよい。また、本実施形態の画像形成装置は、前記した手段のうちの複数を同時に行ってもよい。
また、本実施形態の画像形成装置においては、像保持体上に残留する静電荷像現像剤を除去するクリーニング手段を備えることが好ましい。
クリーニング手段としては、例えば、クリーニングブレード、クリーニングブラシなどが挙げられるが、クリーニングブレードが好ましい。
なお、この画像形成装置において、例えば前記現像手段を含む部分が、画像形成装置本体に対して脱着されるカートリッジ構造(プロセスカートリッジ)であってもよく、該プロセスカートリッジとしては、現像剤保持体を少なくとも備え、本実施形態の静電荷像現像用現像剤を収容する本実施形態のプロセスカートリッジが好適に用いられる。
以下、本実施形態の画像形成装置の一例を示すが、これに限定されるわけではない。なお、図に示す主用部を説明し、その他はその説明を省略する。
図2は、本実施形態のトナーが適用された現像装置を含む画像形成装置の実施の形態を示す概略構成図である。
同図において、本実施形態の画像形成装置は、定められた方向に回転する像保持体としての感光体ドラム20を有し、この感光体ドラム20の周囲には、感光体ドラム20を帯電する帯電装置21と、この感光体ドラム20上に静電潜像Zを形成する潜像形成装置としての例えば露光装置22と、感光体ドラム20上に形成された静電潜像Zを可視像化する現像装置30と、感光体ドラム20上で可視像化されたトナー像を被転写体である記録紙28に転写する転写装置24と、感光体ドラム20上の残留トナーを清掃するクリーニング装置25とを順次配設したものである。
本実施形態において、現像装置30は、図2に示すように、トナー40を含む現像剤Gが収容される現像ハウジング31を有し、この現像ハウジング31には感光体ドラム20に対向して現像用開口32を開設するとともに、この現像用開口32に面してトナー保持体としての現像ロール(現像電極)33を配設し、この現像ロール33に定められた現像バイアスを印加することで、感光体ドラム20と現像ロール33とに挟まれる領域の現像領域に現像電界を形成する。さらに、現像ハウジング31内には前記現像ロール33と対向して電荷注入部材としての電荷注入ロール(注入電極)34を設けたものである。特に、本実施の形態では、電荷注入ロール34は現像ロール33にトナー40を供給するためのトナー供給ロールをも兼用したものになっている。
ここで、電荷注入ロール34の回転方向については選定して差し支えないが、トナーの供給性及び電荷注入特性を考慮すると、電荷注入ロール34としては、現像ロール33との対向部にて同方向で且つ周速差(例えば1.5倍以上)をもって回転し、電荷注入ロール34と現像ロール33とに挟まれる領域にトナー40を挟み、摺擦しながら電荷を注入する態様が好ましい。
次に、画像形成装置の作動について説明する。
作像プロセスが開始されると、まず、感光体ドラム20表面が帯電装置21により帯電され、露光装置22が帯電された感光体ドラム20上に静電潜像Zを書き込み、現像装置30が前記静電潜像Zをトナー像として可視像化する。しかる後、感光体ドラム20上のトナー像は転写部位へと搬送され、転写装置24が被転写体である記録紙28に感光体ドラム20上のトナー像を静電的に転写する。なお、感光体ドラム20上の残留トナーはクリーニング装置25にて清掃される。この後、不図示の定着装置によって記録紙28上のトナー像が定着され、画像が得られる。
<プロセスカートリッジ、トナーカートリッジ>
図3は、本実施形態のプロセスカートリッジの一例を示す概略構成図である。本実施形態のプロセスカートリッジは、前述の本実施形態のトナーを収容するとともに、該トナーを保持して搬送するトナー保持体を備えることを特徴としている。
図3に示すプロセスカートリッジ200は、像保持体としての感光体107とともに、帯電ローラ108、前述の本実施形態のトナーを収容する現像装置111、感光体クリーニング装置113、露光のための開口部118、及び除電露光のための開口部117を取り付けレール116を用いて組み合わせ一体化したものである。このプロセスカートリッジ200は、転写装置112と、定着装置115と、図示しない他の構成部分とから構成される画像形成装置本体に対して着脱自在としたものであり、画像形成装置本体とともに画像形成装置を構成するものである。
なお、図3において符号300は被転写体を表す。
図3で示すプロセスカートリッジ200では、帯電ローラ108、現像装置111、感光体クリーニング装置113、露光のための開口部118、及び、除電露光のための開口部117を備えているが、これら装置は選択的に組み合わせてもよい。本実施形態のプロセスカートリッジでは、現像装置111のほかには、感光体107、帯電ローラ108、感光体クリーニング装置(クリーニング手段)113、露光のための開口部118、及び、除電露光のための開口部117から構成される群から選択される少なくとも1種を備える。
次に、本実施形態のトナーカートリッジについて説明する。本実施形態のトナーカートリッジは、画像形成装置に着脱自在に装着され、少なくとも、前記画像形成装置内に設けられた現像手段に供給するためのトナーを収めるトナーカートリッジにおいて、前記トナーが既述した本実施形態のトナーであることを特徴とする。なお、本実施形態のトナーカートリッジには少なくともトナーが収容されればよく、画像形成装置の機構によっては、例えば現像剤が収められてもよい。
なお、図2に示す画像形成装置は、トナーカートリッジ(図示せず)の着脱が自在な構成を有する画像形成装置であり、現像装置30はトナーカートリッジと、図示しないトナー供給管で接続されている。また、トナーカートリッジ内に収納されているトナーが少なくなった場合には、このトナーカートリッジを交換してもよい。
以下に実施例及び比較例を挙げて本実施形態についてさらに詳述するが、本実施形態はこれらの実施例に限定されるものではない。
なお、以下に実施例において、特に断りのない限り、「部」は「重量部」を意味し、「%」は「重量%」を意味する。
<結着樹脂の合成>
・テレフタル酸 143部
・テトラプロぺニルコハク酸無水物 187部
・ビスフェノールAエチレンオキシド付加物 216部
・エチレングリコール 38部
・テトラブトキシチタネート(触媒) 0.037部
上記の成分を加熱乾燥した二口フラスコに入れ、容器内に窒素ガスを導入して不活性雰囲気に保ち撹拌しながら昇温した後、160℃で7時間共縮重合反応させ、その後、1.3kPaまで徐々に減圧しながら220℃まで昇温し3.5時間保持した。一旦常圧に戻し、無水トリメリット酸9部を加え、再度1.3kPaまで徐々に減圧し220℃で1時間保持することにより非結晶性ポリエステル樹脂の結着樹脂を合成した。該結着樹脂の重量平均分子量は、40,000であり、ガラス転移温度(Tg)は、62℃であった。
<樹脂粒子分散液1の調製>
・結着樹脂 160部
・酢酸エチル 233部
・水酸化ナトリウム水溶液(0.3N) 0.1部
上記成分をセパラブルフラスコに入れ、70℃で加熱し、スリーワンモーター(新東科学(株)製)により撹拌速度80rpmで撹拌して樹脂混合液を調製した。この樹脂混合液をさらに撹拌しながら、徐々にイオン交換水373部を加え、転相乳化させ、脱溶剤することにより平均粒子径0.15μmの樹脂粒子分散液1(固形分濃度:30%)を得た。
<樹脂粒子分散液2の調製>
撹拌速度を50rpmとした以外は樹脂粒子分散液1と同様にして、平均粒子径0.25μmの樹脂粒子分散液2を得た。
<樹脂粒子分散液3の調製>
撹拌速度を80rpmとした以外は樹脂粒子分散液1と同様にして、平均粒子径0.2μmの樹脂粒子分散液3を得た。
<樹脂粒子分散液4の調製>
撹拌速度を45rpmとした以外は樹脂粒子分散液1と同様にして、平均粒子径0.32μmの樹脂粒子分散液4を得た。
<離型剤分散液の調製>
・カルナウバワックス(東亜化成(株)製、RC−160) 50部
・アニオン性界面活性剤(第一工業製薬(株)製、ネオゲンRK) 1.0部
・イオン交換水 200部
以上の成分を混合して95℃に加熱し、ホモジナイザー(IKA社製、ウルトラタラックスT50)を用いて分散した後、マントンゴーリン高圧ホモジナイザー(ゴーリン社製)で360分間の分散処理をして、 数平均粒径が0.23μmである離型剤粒子を分散させてなる離型剤分散液(固形分濃度:20%)を調製した。
<金属顔料粒子分散液の調製>
・アルミニウム顔料(昭和アルミパウダー(株)製、2173EA) 100部
・アニオン界面活性剤(第一工業製薬(株)製、ネオゲンR) 1.5部
・イオン交換水 900部
アルミニウム顔料のペーストから溶剤を除去した後、以上を混合し、乳化分散機キャビトロン(太平洋機工(株)製、CR1010)を用いて1時間分散して、光輝性顔料粒子(アルミニウム顔料)を分散させてなる金属顔料粒子分散液(固形分濃度:10%)を調製した。
<有色顔料粒子分散液の調整>
・シアン顔料(C.I.Pigment Blue 15:3、銅フタロシアニン DIC(株)製、商品名:FASTOGEN BLUE LA5380)) 200部
・アニオン界面活性剤(第一工業製薬(株)製、ネオゲンR) 1.5部
・イオン交換水 800部
以上の成分を混合し、乳化分散機キャビトロン(太平洋機工(株)製、CR1010)を用いて1時間分散して、有色顔料粒子(シアン顔料)を分散させてなる着色剤分散液(固形分濃度:20%)を調製した。
<光輝性トナー1の作製>
・樹脂粒子分散液1 450部
・離型剤分散液 50部
・金属顔料粒子分散液 21.74部
・ノニオン性界面活性剤(IGEPAL CA897) 1.40部
上記原料を円筒ステンレス容器に入れ、ホモジナイザー(IKA社製、ウルトラタラックスT50)により4,000rpmでせん断力を加えながら10分間分散して混合した。次いで、凝集剤としてポリ塩化アルミニウムの10%硝酸水溶液1.86部を徐々に滴下して、ホモジナイザーの回転数を5,000rpmにして15分間分散して混合し、原料分散液とした。
その後、2枚パドルの撹拌翼を用いた撹拌装置、及び温度計を備えた重合釜に原料分散液を移し、撹拌回転数を810rpmにしてマントルヒーターにて加熱し始め、56℃にて凝集粒子の成長を促進させた。またこの際、0.3Nの硝酸や1Nの水酸化ナトリウム水溶液で原料分散液のpHを2.2以上3.5以下の範囲に制御した。上記pH範囲で1.5時間保持し、凝集粒子を形成した。この際、マルチサイザーII(アパーチャー径:50μm、ベックマン−コールター社製)を用いて測定した凝集粒子の数平均粒子径は10.8μmであった。
次に、樹脂粒子分散液1:40部を追添加し、前記凝集粒子の表面に結着樹脂の樹脂粒子を付着させた。さらに58℃に昇温し10分間保持した。その後温度を60℃まで冷却し、樹脂粒子分散液2を30部を追添加し、再度樹脂粒子を付着させ58℃に10分保持を2回繰り返した。その後、凝集粒子を融合させるためにpHを8.0に上げた後、65℃まで昇温させた。光学顕微鏡で凝集粒子が融合したのを確認した後、65℃で保持したままpHを6.0まで下げ、30分後に加熱を止め、1.0℃/分の降温速度で冷却した。その後20μmメッシュで篩分し、水洗を繰り返した後、真空乾燥機で乾燥してトナー粒子を得た。得られたトナー粒子の数平均粒子径は12μmであった。
得られたトナー粒子100部に対して疎水性シリカ(日本アエロジル(株)製、RY50)を1.5部と、T805(疎水性酸化チタン、日本アエロジル(株)製)を2.0部とを、ヘンシェルミキサーを用いて周速22m/sで3分間混合した。その後、目開き45μmの振動篩いで篩分してトナーを調製した。この際、マルチサイザーII(アパーチャー径:50μm、ベックマン−コールター社製)を用いて測定した光輝性トナー1の数平均粒子径は12μmであり、くぼみ数は平均3.1個であった。
<光輝性トナー2の作製>
樹脂粒子分散液2を40部/30部/30部と追添加する代わりに樹脂粒子分散液3を20部ずつ5回添加する以外は光輝性トナー1と同様にして、平均粒子径12.2μm、くぼみ数は平均4.2個の光輝性トナー粒子2を作製した。
<光輝性トナー3の作製>
樹脂粒子分散液2を40部/30部/30部と追添加する代わりに樹脂粒子分散液4を240部/30部/30部と添加する以外は光輝性トナー1と同様にして、平均粒子径11.8μm、くぼみ数は平均2.5個の光輝性トナー粒子3を作製した。
<光輝性トナー4の作製>
樹脂粒子分散液2を40部/30部/30部と追添加する代わりに樹脂粒子分散液3を25部ずつ4回添加する以外は光輝性トナー1と同様にして、平均粒子径12.1μm、くぼみ数は平均4.8個の光輝性トナー粒子4を作製した。
<光輝性トナー5の作製>
樹脂粒子分散液2を40部/30部/30部と追添加する代わりに樹脂粒子分散液2を40部ずつ4回添加する以外は光輝性トナー1と同様にして、平均粒子径13.8μm、くぼみ数は平均3.6個の光輝性トナー粒子5を作製した。
<光輝性トナー6の作製>
樹脂粒子分散液2を40部/30部/30部と追添加する代わりに樹脂粒子分散液1を40部ずつ2回添加する以外は光輝性トナー1と同様にして、平均粒子径11.4μm、くぼみ数は平均1.2個の光輝性トナー粒子6を作製した。
<光輝性トナー7の作製>
凝集粒子を形成時pHを2.2以上3.5以下の範囲で1.5時間保持する過程を、2時間とした以外は光輝性トナー1と同様にして、平均粒子径16.9μm、くぼみ数は平均3.6個の光輝性トナー粒子7を作製した。
<有色トナー1の作製>
・樹脂粒子分散液1 227部
・離型剤分散液 35部
・有色顔料粒子分散液 25部
・ノニオン性界面活性剤(IGEPAL CA897、ローディア社製) 1.4部
上記原料を円筒ステンレス容器に入れ、ホモジナイザー(IKA社製、ウルトラタラックスT50)により4,000rpmでせん断力を加えながら10分間分散して混合した。次いで、凝集剤としてポリ塩化アルミニウムの10%硝酸水溶液3部を徐々に滴下して、ホモジナイザーの回転数を5,000rpmにして10分間分散して混合し、原料分散液とした。
その後、2枚パドルの撹拌翼を用いた撹拌装置、及び温度計を備えた重合釜に原料分散液を移し、撹拌回転数を810rpmにしてマントルヒーターにて加熱し始め、33℃にて凝集粒子の成長を促進させた。またこの際、0.3Nの硝酸や1Nの水酸化ナトリウム水溶液で原料分散液のpHを5.5以上6.5以下の範囲に制御した。上記pH範囲で1.5時間保持し、凝集粒子を形成した。この際、マルチサイザーII(アパーチャー径:50μm、ベックマン−コールター社製)を用いて測定した凝集粒子の 数平均粒子径は3.9μmであった。
次に、樹脂粒子分散液1:67部を追添加し、前記凝集粒子の表面に結着樹脂の樹脂粒子を付着させた。さらに34℃に昇温し10分間保持した。その後pHを8.0に上げた後、65℃まで昇温させた。光学顕微鏡で凝集粒子が融合したのを確認した後、65℃で保持したままpHを6.0まで下げ、30分後に加熱を止め、1.0℃/分の降温速度で冷却した。その後20mメッシュで篩分し、水洗を繰り返した後、真空乾燥機で乾燥してトナー粒子を得た。得られたトナー粒子の 数平均粒子径は4.0μmであった。
得られたトナー粒子100部に対して疎水性シリカ(日本アエロジル(株)製、RY50)を1.5部とT805(疎水性酸化チタン・日本アエロジル(株)製)を2.0部とを、ヘンシェルミキサーを用いて周速22m/sで3分間混合した。その後、目開き45μmの振動篩いで篩分してトナーを調製した。この際、マルチサイザーII(アパーチャー径:50μm、ベックマン−コールター社製)を用いて測定した有色トナー1の数平均粒子径は4.0μmであった。
<有色トナー2の作製>
有色トナー1の作製において33℃にて凝集粒子を成長させたのを28℃とした以外は有色トナー1と同様の方法で有色トナー2を作製した。有色トナー2の数平均粒子径は3.2μmであった。
<有色トナー3の作製>
有色トナー1の作製において33℃にて凝集粒子を成長させたのを42℃とした以外は有色トナー1と同様の方法で有色トナー3を作製した。有色トナー3の数平均粒子径は4.6μmであった。
<有色トナー4の作製>
有色トナー1の作製において凝集粒子を65℃にて30分放置し融合させるのを65℃にて15分とした以外は有色トナー1と同様の方法で有色トナー4を作製した。有色トナー4の数平均粒子径は3.9μmであった。
<有色トナー5の作製>
有色トナー4の作製において融合時のpHを6にするのをpHを7とした以外は有色トナー4と同様の方法で有色トナー5を作製した。有色トナー5の数平均粒子径は3.8μmであった。
<有色トナー6の作製>
有色トナー1の作製において凝集粒子を65℃にて30分放置し融合させるのを70℃にて45分とした以外は有色トナー1と同様の方法で有色トナー6を作製した。有色トナー6の数平均粒子径は3.9μmであった。
<有色トナー7の作製>
有色トナー4の作製において融合時のpHを6にするのをpHを8とした以外は有色トナー4と同様の方法で有色トナー7を作製した。有色トナー7の数平均粒子径は4.1μmであった。
<有色トナー8の作製>
有 色トナー1の作製において凝集粒子を65℃にて30分放置し融合させるのを75℃にて90分とした以外は有色トナー1と同様の方法で有色トナー8を作製した。有色トナー8の数平均粒子径は4μmであった。
<有色トナー9の作製>
有色トナー1の作製において33℃にて凝集粒子を成長させたのを52℃とした以外は有色トナー1と同様の方法で有色トナー9を作製した。有色トナー9の数平均粒子径は6.5μmであった。
<有色トナー10の作製>
有色トナー1の作製において33℃にて凝集粒子を成長させたのを31℃とした以外は有色トナー1と同様の方法で有色トナー10を作製した。有色トナー10の数平均粒子径は3.7μmであった。
<キャリアの作製>
・フェライト粒子(数平均粒径:35μm) 100部
・トルエン 14部
・ポリメタクリル酸メチル(重量平均分子量:75,000) 1.6部
・カーボンブラック 0.12部
(商品名:VXC−72、キャボット社製、体積抵抗率:100Ωcm以下)
・架橋メラミン樹脂粒子(平均粒径:0.3μm、トルエン不溶) 0.3部
まず、ポリメタクリル酸メチルに、カーボンブラックをトルエンに希釈して加えサンドミルで分散した。次いで、これにフェライト粒子以外の上記各成分を10分間スターラーで分散し、被覆層形成液を調合した。次いでこの被覆層形成液とフェライト粒子とを真空脱気型ニーダーに入れ、温度60℃において30分間撹拌した後、減圧してトルエンを留去して、樹脂被覆層を形成してキャリアを得た。
<光輝性現像剤1〜7の作製>
前記光輝性トナー:36部と前記キャリア:414部とを、2リットルのVブレンダーに入れ、20分間撹拌し、その後212μmで篩分して光輝性現像剤1〜7を作製した。
<有色現像剤1〜10の作製>
前記有色トナー:36部と前記キャリア:414部とを、2リットルのVブレンダーに入れ、20分間撹拌し、その後212μmで篩分して有色現像剤1〜10を作製した。
(実施例1〜12、比較例1〜3)
得られた光輝性現像剤1〜7、及び有色現像剤1〜10を表1のように組み合わせて評価を行った。結果を表1に示す。
(測定方法)
光輝性トナー母粒子の数平均粒径D50m(μm)及び数平均最大厚さH50m(μm)並びに着色トナー母粒子の数平均粒径D50c(μm)は、いずれも、特許文献1に記載の方法によりそれぞれ測定した。
光輝性トナー母粒子のくぼみの平均個数は、以下のようにして測定した。
(株)エリオニクス製ERA−8900FEで倍率3500倍でトナー粒子を観察しサンプル台に対し並行(平板面が見えていることを規定)となっているトナーにおいて、くぼみの最大径を通る基準線を引きこの長さをくぼみの直径と定義し、基準線で断面を出し、基準線から最も深い点までの距離を深さとした。トナー表面において、直径2〜6μm、深さ1μm以上の大きさを満たすくぼみの数を評価する。本評価をトナー粒子100個に対し行い、数平均を平均くぼみ数とした。
なお、上記の測定に先立って、光輝性トナー及び着色トナーから、それぞれ、外添剤を母粒子から分離した。この外添剤の分離操作は、界面活性剤を含む水溶液中で超音波により分離した。
光輝性トナー母粒子内の光輝性顔料粒子の配列は、前述のように、特許文献1に記載の方法により行った。
(画像評価)
実機評価は以下のように実施した。
以下の方法によりベタ画像を形成した。
試料となる現像剤セットを、富士ゼロックス(株)製DocuCentre−III C7600の現像器に充填し、高温高湿(35℃50RH%)環境下で一晩シーズニングした後に、記録紙(OKトップコート+紙、王子製紙(株)製)上に、定着温度180℃、定着圧力4.0kg/cmにて、ベタ画像で光輝性トナー載り量が4.0g/cm、カラートナー載り量2.0g/cmに調整した後、10cm×10cmの範囲で幅2mm、間隔1cmのCin100%のクロス線を形成し、1,000枚出力する。100枚毎に画像を確認し、潜像からの銀トナーの飛び散り個数とカラートナーの飛び散り個数をカウントし、尚、飛び散り個数は1cm×1cmの範囲を5点カウントし平均値を飛び散り個数と定義した。また、光輝性バラツキは1,000枚目のA4用紙全面にベタ画像を出力し、無作為に20点を測定し標準偏差を求める。
<評価基準>
<光輝性トナーの飛び散り>
A:30個以下
B:30個を超え60個以下
C:60個を超え200個以下
D:200個を超える
なお、Cまでが許容範囲である。
<有色トナーの飛び散り>
A:30個以下
B:30個を超え60個以下
C:60個を超え200個以下
D:200個を超える
なお、Cまでが許容範囲である。
<光輝性バラツキ>
A:標準偏差が0.4以下
B:標準偏差が0.4を超え、1.0以下
C:標準偏差が1.0を超え、1.5以下
D:標準偏差が1.5を超える
なお、Cまでが許容範囲である。
表1に示す評価結果が得られた。なお、飛び散りの数字は個数を表す。光輝性トナーのくぼみ数は数平均で示す。
Figure 0006176216
T:トナー、1:光輝性トナー母粒子、2:結着樹脂、4:光輝性顔料母粒子、H:トナーの厚さ、20:感光体(像保持体)ドラム、21:帯電装置、22:露光装置、24:転写装置、25:クリーニング装置、28:記録紙、30:現像装置、31:現像ハウジング、32:現像用開口、33:現像ロール、34:電荷注入ロール、40:トナー、107:感光体(像保持体)、108:帯電ローラ、111:現像装置(現像手段)、112:転写装置、113:感光体クリーニング装置(クリーニング手段)、115:定着装置(定着手段)、116:取り付けレール、117:除電露光のための開口部、118:露光のための開口部、200:プロセスカートリッジ、300:記録紙(被転写体)、Z:静電潜像

Claims (10)

  1. 結着樹脂と光輝性顔料粒子とを含有する光輝性トナー母粒子を含有し、
    前記光輝性トナー母粒子の数平均粒径D50m(μm)が数平均最大厚さH50m(μm)よりも大きく、
    前記光輝性トナー母粒子表面に、深さが1μm以上であり、かつ、直径が2〜6μmのくぼみが、平均2.5個以上10個以下観察される光輝性トナー、及び、
    結着樹脂と着色剤とを含有する少なくとも1種の着色トナー母粒子を含有する着色トナーを含有し、
    前記光輝性トナー母粒子の数平均粒径D50m及び前記着色トナー母粒子の数平均粒径D50cが式(1)の関係を満たすことを特徴とする
    トナーセット。
    2.5≦(D50m/D50c)≦5.0 (1)
  2. 光輝性トナー母粒子の厚さ方向の断面を観察した場合に、該断面における長軸方向と前記光輝性顔料粒子の長軸方向との角度が−30°〜+30°の範囲となる光輝性顔料粒子の数が断面内に観察される全光輝性顔料粒子の数に対して60%以上である光輝性トナー母粒子を含有する、請求項1に記載のトナーセット。
  3. 前記光輝性トナー母粒子の数平均粒径D50mと数平均最大厚さH50mが下記式(2)の関係を満たす、請求項1又は2に記載のトナーセット。
    0.001≦H50m/D50m≦0.5 (2)
  4. 前記着色トナー母粒子の平均円形度が0.95以上0.99以下である、請求項1〜3のいずれか1項に記載のトナーセット。
  5. 前記着色トナー母粒子の数平均粒径D50cが2〜6μmである、請求項1〜4のいずれか1項に記載のトナーセット。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のトナーセットにおける前記光輝性トナー及びキャリアを含有する光輝性現像剤、並びに、請求項1〜5のいずれか1項に記載のトナーセットにおける前記着色トナー及びキャリアを含有する着色現像剤、を含む現像剤セット。
  7. 画像形成装置に着脱可能であり、請求項1〜5のいずれか1項に記載のトナーセットにおける前記光輝性トナーを収容する光輝性トナーカートリッジ、及び、画像形成装置に着脱可能であり、請求項1〜5のいずれか1項に記載のトナーセットにおける前記着色トナーを収容するトナーカートリッジ、を含むトナーカートリッジセット。
  8. 請求項6に記載の現像剤セットにおける前記光輝性現像剤を収容し、前記光輝性現像剤を保持して搬送する現像剤保持体を備える光輝性プロセスカートリッジ、及び、請求項6に記載の現像剤セットにおける前記着色現像剤を収容し、前記着色現像剤を保持して搬送する現像剤保持体を備える着色プロセスカートリッジ、を含むプロセスカートリッジセット。
  9. 像保持体と、
    前記像保持体を帯電させる帯電手段と、
    帯電した前記像保持体を露光して前記像保持体表面に静電潜像を形成させる露光手段と、
    光輝性トナーを含む現像剤により前記静電潜像を現像して、光輝性トナー像を形成させる現像手段と、
    着色トナーを含む現像剤により前記静電潜像を現像して、着色トナー像を形成させる現像手段と、
    前記光輝性トナー像及び前記着色トナー像を積層させる一次中間転写ベルトと、
    前記光輝性トナー像及び前記着色トナー像を前記一次中間転写ベルトから被転写体表面に転写する二次転写手段と、
    前記被転写体表面に転写された光輝性トナー像及び着色トナー像を定着する定着手段と、を有し、
    前記二次転写手段により、前記被転写体表面に、前記被転写体、前記光輝性トナー像、及び、前記着色トナー像の順となるように転写され、
    前記現像剤が請求項1〜5のいずれか1項に記載のトナーセットであるか、又は、請求項6に記載の現像剤セットである
    画像形成装置。
  10. 像保持体表面に静電潜像を形成する潜像形成工程と、
    前記像保持体表面に形成された静電潜像を光輝性トナーを含む現像剤により現像して光輝性トナー像を形成する現像工程と、
    前記像保持体表面に形成された静電潜像を着色トナーを含む現像剤により現像して着色トナー像を形成する現像工程と、
    前記着色トナー像を中間ベルト表面に転写する一次転写工程と、
    前記光輝性トナー像を前記中間ベルト表面に転写する一次転写工程と、
    前記着色トナー像及び前記光輝性トナーを積層して被転写体表面に転写する二次転写工程と、
    前記被転写体表面に転写された光輝性トナー像及び着色トナー像を定着する定着工程と、を含み、
    前記二次転写工程において、前記被転写体表面に、前記被転写体、前記光輝性トナー像、及び、前記着色トナー像の順となるように転写し、
    前記現像剤として請求項1〜5のいずれか1項に記載のトナーセットを用いるか、又は、請求項6に記載の現像剤セットを用いる、
    画像形成方法。
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