JPH11194220A - プラスチック製マルチ光ファイバ及びケーブル - Google Patents

プラスチック製マルチ光ファイバ及びケーブル

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JPH11194220A
JPH11194220A JP9360600A JP36060097A JPH11194220A JP H11194220 A JPH11194220 A JP H11194220A JP 9360600 A JP9360600 A JP 9360600A JP 36060097 A JP36060097 A JP 36060097A JP H11194220 A JPH11194220 A JP H11194220A
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JP
Japan
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optical fiber
island
sea
light
curl
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JP9360600A
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English (en)
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Toshinori Sumi
敏則 隅
Masaji Okamoto
正司 岡本
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
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  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 大きな光量を長距離伝送でき、かつ曲げ損失
の小さいマルチ光ファイバ及びマルチ光ファイバケーブ
ルを提供する。また伝送光量が大きいカールコードを提
供する。 【解決手段】 断面形状が円形で、海部中に複数の島部
を有する海島構造のプラスチック製マルチ光ファイバに
おいて、島部の光伝送部がベンジルメタクリレート単位
を含有する重合体から構成されていることを特徴とする
プラスチック製マルチ光ファイバ。また、前記光ファイ
バの外周部が樹脂で被覆されてなる光ファイバケーブ
ル。更に、前記光ファイバケーブルに、内径が2〜20
mmのカール部が1巻き以上形成されてなるカールコー
ドであって、その出射光量IMがIM≧I0×0.9M(I
0:カール部がない光ファイバケーブルの出射光量、
M:カール部の巻数)を満たすカールコード。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光センサー、画像伝
送、照明、光通信等の用途に有用な、明るさに優れ、且
つ曲げによる伝送光量低下の少ないプラスチック製マル
チ光ファイバ、マルチ光ファイバケーブル並びに光ファ
イバカールコードに関する。
【0002】
【従来の技術】マルチ光ファイバやマルチ光ファイバケ
ーブルは、モノフィラメントからなる光学繊維に比べ曲
げ損失即ち曲げたときの光量低下が比較的少ないため、
その構成や製造法に関して多くの提案がなされている。
例えば特開平4−69605号公報には海島構造を有
し、島部がポリメチルメタクリレート(以下「PMM
A」と略す)からなり、4m長の光ファイバについて下
記式(1)で定義される指数Fが2.9×10-2〜6.
7×10-2となる光ファイバが開示されている。 F=S・(NA)2・10(-L・X/10) (1) S:光ファイバの断面積S1に対する、光伝送部の断面
積S2の比率S2/S1 NA:光ファイバの開口数 X:光ファイバの伝送損失(dB/m) L:光ファイバの長さ(m) また特開平9−15432号公報にはPMMAを島部
(又は芯部)とし、フッ化ビニリデン系樹脂を海部(又
は鞘部)とする耐環境特性に優れたマルチ光ファイバ及
びマルチ光ファイバケーブルが開示されている。また特
開平4−295807号公報には芯部を構成する重合体
としてポリカーボネートを使用する多芯プラスチック導
波路が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところでマルチ光ファ
イバにおいては海部の屈折率は島部の屈折率よりも小さ
い。また光ファイバの伝送光量は式(3)で定義される
開口数(以下「NA」と略す)の二乗に比例するため、
単位長さ当たりの伝送光量が大きい光ファイバを得るに
は島部と海部の屈折率差を大きくとることが望まれる。 NA=((n1)2−(n2)21/2 (3) (n1:島部の屈折率, n2:海部の屈折率) 島部にPMMAを用いた場合その屈折率は1.49と低
いので、海部に用いる樹脂は、その選択肢が少なく、実
質的にフッ化ビニリデン系樹脂(n=1.40)やフッ
素化メタクリレート系樹脂(n=1.36−1.40)
等に限定されていた。また、島と海の屈折率差を大きく
し、単位長さ当たりの伝送光量が大きい光ファイバを得
ることも困難であった。
【0004】一方ポリカーボネート(n=1.58)
は、屈折率は大きいものの複屈折が大きいので、光ファ
イバに用いたときに可視光領域における伝送損失が大き
く、長距離の伝送に用いた場合の伝送光量は少なかっ
た。また、島部が芯鞘構造を有する光ファイバもこれら
と同様の問題を有していた。更に、これらの光ファイバ
をケーブル化し、カールを形成してカールコードとした
場合、十分な伝送光量を得ることができなかった。
【0005】即ち、大きな光量を長距離伝送でき、かつ
曲げ損失の小さいマルチ光ファイバ、またはマルチ光フ
ァイバケーブルは提供されていない。また、伝送光量が
大きいカールコードも提供されていない。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、断面形
状が円形で、海部中に複数の島部を有する海島構造のプ
ラスチック製マルチ光ファイバにおいて、島部の光伝送
部がベンジルメタクリレート単位を含有する重合体から
構成されているプラスチック製マルチ光ファイバにあ
る。
【0007】また本発明の要旨は、前記光ファイバの外
周部が樹脂で被覆されてなるプラスチックマルチ光ファ
イバケーブルにある。
【0008】更に本発明の要旨は、前記光ファイバケー
ブルに、内径が2〜20mmのカール部が1巻き以上形
成されてなるカールコードであって、その出射光量IM
が下記式(2)を満たすカールコードにある。 IM≧I0×0.9M (2) (I0:カール部がない光ファイバケーブルの出射光
量、M:カール部の巻数)
【0009】
【発明実施の形態】本発明のプラスチック製マルチ光フ
ァイバ(以下適宜単に「光ファイバ」という)は海部に
よって複数の島部がそれぞれ隔てられた状態で一体化さ
れてなる。光伝送部とは光ファイバに入射した光の主な
経路となる部分をいう。島部は単一層から構成されてい
てもよく、芯鞘構造を有していてもよい。島部が単一層
から構成されている場合その全体が光伝送部であり、島
部が芯鞘構造を有する場合通常その芯部が光伝送部とし
ての役割を果たす。鞘部として透光性に優れた材料を用
い、海部として鞘部よりも屈折率の低い材料を用いる場
合は芯部及び鞘部を光伝送部とすることもできる。ま
た、本発明の光ファイバは、島部と海部の界面にそれら
の相溶層が存在する構造を有していてもよい。以下特に
断りがない場合は、島部が単一層から構成され、その全
体が光伝送部である光ファイバについてのみ説明する
が、本発明は島部が芯鞘構造を有する光ファイバ等につ
いても適用することができる。
【0010】ところである伝送距離における光ファイバ
の伝送光量は、下記式(1)で定義される指数F値で表
される。 F=S・(NA)2・10(-L・X/10) (1) S:光ファイバの断面積S1に対する、光伝送部の断面
積S2の比率S2/S1 NA:光ファイバの開口数 X:光ファイバの伝送損失(dB/m) L:光ファイバの長さ(m) 即ち、伝送距離が一定である場合、伝送光量の大きい光
ファイバを得るには光伝送部の面積比率Sを大きくする
こと、NAを大きくとること、伝送損失Xを小さくする
ことが考えられる。
【0011】一方、曲げ損失を小さくするには代表的に
は島部の径を小さくすることが重要である。しかし各島
部の径を小さくした場合、島部の数を増やしたとして
も、光伝送部面積の比率Sは小さくならざるを得ず、そ
れに伴い指数Fも小さくなる。従って、伝送光量が大き
くかつ曲げ損失が小さい光ファイバを得るには、各光伝
送部の開口数NAを大きくし、伝送損失Xを小さくする
ことが重要となる。
【0012】本発明においては屈折率が大きく、比較的
透明性が良く、且つ屈曲性にも富んだベンジルメタクリ
レート単位を含む重合体を島部に用いることにより、伝
送損失Xを犠牲にせずに開口数NAを大きくすることが
でき、伝送光量が大きい光ファイバを得ることができ
る。更に例えば島部の径を小さくすることにより曲げ損
失が小さい光ファイバを得ることができる。
【0013】本発明の光ファイバは曲げ異方性の少ない
実質的に円形断面を有することが好ましく、直径0.2
mm〜3mmであることが好ましい。曲げ損失の十分小
さい光ファイバを得るためには、島部は直径が5μm〜
200μmであることが好ましい、また、伝送損失Xを
小さくするためには50μm〜200μmであることが
更に好ましい。島部の径が小さい光ファイバは島部一個
当たりに作用する引っ張り・圧縮応力が小さくなるた
め、耐屈曲性が向上するという利点もある。伝送光量を
大きくするには島部の個数は30個〜6000個である
ことが好ましく、島部の全断面積の光ファイバ断面積に
対する割合(芯占有率)は60%〜95%の範囲である
ことが好ましい。
【0014】本発明の光ファイバの島部にはポリベンジ
ルメタクリレート(PBzMA、n=1.56、ガラス
転移温度Tg=54℃)またはベンジルメタクリレート
(BzMA)と他の単量体との共重合体を用いる。PB
zMAは屈折率が高い点で好ましいが、Tgが低く耐熱
性が低い。Tgを高め、耐熱性を向上させるためには他
の単量体との共重合体を用いることが好ましい。共重合
させる単量体としては屈折率が比較的大きく、BzMA
との相溶性が良好なものを選択することが好ましく、例
えばメチルメタクリレート(MMA、n=1.49)、
フェニルメタクリレート(n=1.572)、1−フェ
ニルエチルメタクリレート(n=1.549)、イソボ
ルニルメタクリレート(n=1.505)、シクロヘキ
シルメタクリレートなどのメタクリレート系モノマ、ス
チレン(n=1.592)、pーフルオロスチレン、p
ークロロスチレンなどの芳香族ビニルモノマ、またビニ
ルベンゾエート(n=1.579)などその他のビニル
モノマが挙げられる。BzMAとMMAとの共重合体が
特に好ましい。BzMAと他の単量体との共重合組成比
は光ファイバに要求される特性、共重合させる単量体の
屈折率やTg等によって適宜決定されるが、BzMAが
20重量%以上含有されることが好ましく、50重量%
以上含有されることが更に好ましい。(共)重合体の分
子量は特に限定されず、海材の粘度とのバランスなどを
考慮して適宜決定される。通常10万〜15万程度の分
子量とすることが好ましい。
【0015】海材としては公知の材料を用いることがで
き、光ファイバの要求特性に応じて適宜決定される。光
ファイバの伝送光量を重視する場合にはNAを大きくす
るため屈折率が低い材料を用いることが好ましく、特に
テトラフルオロエチレン(TEFE)とフッ化ビニリデ
ン(VdF)の共重合体等が好ましく用いられる。ま
た、機械的特性を向上させるには、MMA単位を主成分
とする重合体、即ちMMA単位を70重量%以上含有す
る重合体を用いることが好ましい。耐屈曲性を重視する
場合は島部の材料との密着性が良好であるものを選択す
ることが好ましい。例えば島部にBzMAとMMAとの
共重合体を用いる場合、海部に組成が異なるBzMAと
MMAとの共重合体又はポリメチルメタクリレート(P
MMA)を用いることが好ましい。
【0016】島部が芯鞘構造を有する場合の鞘部として
は公知の材料を用いることができる。この場合の鞘部
は、通常島部が単一層で構成される場合の海部と同様に
芯部との界面で光を反射させる役割を果たすため、海材
として用いられる材料を鞘材としても同様に用いること
ができる。鞘部に海部と同じ材料を使用することも可能
である。この場合、実質的には島部が単一層で構成され
る光ファイバと外見上ほぼ同一の特徴を有する。島部が
芯鞘構造を有する場合、耐屈曲性を向上させるために
は、海部の材料として鞘部との密着性が良好であるもの
を選択することが好ましい。例えば鞘部にBzMAとM
MAとの共重合体を用いた場合、海部に組成が異なるB
zMAとMMAとの共重合体、PMMA又はテトラフル
オロエチレンとフッ化ビニリデンの共重合体等を用いる
ことが好ましい。
【0017】光ファイバの外周に損傷を与えないため、
光ファイバの外周に更に保護層を被覆して、保護層付き
の光ファイバとすることができる。保護層としては公知
の材料を用いることができる。例えば機械的強度等に優
れたMMAを含有する重合体を用いることが好ましい。
また、海材との界面の密着性を強化するため、海材と同
じ共重合成分からなる重合体を用いることも好ましい。
海材と同一の重合体を用いることも可能である。保護層
の厚みは5〜20μm程度が好ましい。
【0018】以上のような構成を採る光ファイバの伝送
光量を示す指数Fは、光ファイバ長を4mとした場合に
0.1以上であることが好ましく、0.2以上であるこ
とが更に好ましく、0.3以上であることが特に好まし
い。
【0019】光ファイバの外周を更に公知の樹脂によっ
て被覆して、光ファイバケーブルとすることもできる。
被覆層の厚みは約0.2mm〜1.5mmの範囲が好ま
しい。この樹脂としては熱可塑性樹脂が好ましく用いら
れる。エチレンと酢酸ビニルの共重合体や、これと塩化
ビニル系重合体とのブレンド物が特に好ましい。
【0020】この光ファイバケーブルは優れた明るさを
示し、且つ曲げ特性にも優れる物である。本発明におい
て2m長の光ファイバケーブルの一端に波長650nm
の光を出射する光源を、他端にパワーメーターを接続し
たフォトセンサーを配置した状態で、ケーブルを直線状
に保持して測定した出射光量値P1と、ケーブルの中央
部を直径4mmの円柱に沿わせて180°曲げて1分間
放置した後に測定した出射光量値P2を用い、下記式
(4)で算出される屈曲時の増加損失は、1×10-1
B以下であることが好ましく、5×10-2dB以下であ
ることが更に好ましく、5×10-3dB以下であること
が特に好ましい。 増加損失(dB)=10・log(P1/P2) (4) また、更にこの光ファイバケーブルは、例えばマンドレ
ルに巻き付け熱セットを行うことにより、カールコード
とすることができる。このとき内径が2mm以上かつ2
0mm以下のカール部が1巻き以上形成されたカールコ
ードの出射光量IMが下記式(2)を満たしていること
が好ましい。 IM≧I0×0.9M (2) (I0:カール部がないケーブルの出射光量、M:カー
ル部の巻数) 本発明の光ファイバは例えば公知の複合紡糸ノズルを用
いて溶融紡糸にて紡糸して製造できる。島部が芯鞘構造
の場合、鞘材と海材を同じ重合体にしても良いし別の重
合体にする事もできる。さらに紡糸の際に、外周部に保
護層を同時に設けることも可能である。光ファイバをケ
ーブル化する方法としては、例えば光ファイバをダイス
を通しながら、溶融した被覆材を光ファイバの周囲に適
切な厚みでコーティングする方法が挙げられる。
【0021】
【実施例】以下実施例を用いて本発明をさらに詳しく説
明する。
【0022】〔実施例1〜実施例4〕島部材としてMM
A/BzMA=80/20(重量%)の2元共重合体
(n=1.505)を用い、また海部材としてダイキン
工業(株)のVP100(VdF/TEFE=72/2
8(重量%)の2元共重合体(n=1.405)を用い
た。
【0023】これらの樹脂を温度220℃に設定された
溶融押出機に供給して溶融し、ギヤ式定量ポンプで二層
構造の複合紡糸ノズルの各供給口へ供給し、海部材を吐
出するノズル孔の吐出部において、各ノズル孔から吐出
された二層構造の溶融体の外周層である海部同士を融着
させつつ集合口金によって光ファイバの吐出口径まで絞
った後、ニップロールで引き取り、加熱延伸処理により
機械特性を改善して、ボビンに巻き取り光ファイバを得
た。この光ファイバの島部は単一層からなり、海部中に
俵積み状に均一に配置されていた。
【0024】さらにケーブル化装置を用いて、この光フ
ァイバの外周に被覆材として東洋インキ製造(株)製の
T314(ポリ塩化ビニルとエチレン/酢酸ビニル共重
合体のブレンド物)を 被覆した。得られた光ファイバ
ケーブルの構造と特性を表1に示す。なお、屈曲時の増
加損失は、2m長の光ファイバケーブルを直線状に保持
して測定した出射光量値P1とそのケーブルの中央部を
直径4mmの円柱に沿わせて180°曲げて1分間放置
した後に測定した出射光量値P2とから上記式(4)に
基づいて算出した。
【0025】また、出射光量比I10/I0は、2m長の
光ファイバーケーブルの出射光量値I0と、その光ファ
イバーケーブルの中央付近をマンドレルに10回巻き付
け、ケーブルが巻き付けられたマンドレルを90℃の温
水に浸し3時間で室温になるように徐冷し熱セットを施
して得られたカール部内径4mm、カール部数10のカ
ールコードの出射光量値I10とから算出した。
【0026】
【表1】
【0027】〔実施例5〜実施例8〕海部材として5F
M/17FM/MMA/MAA=30/50/18/2
(重量%)の4元共重合体(n=1.403)を用い、
それ以外の条件は実施例1と同様にして、光ファイバケ
ーブルを得、表2の結果を得た。
【0028】
【表2】
【0029】〔実施例9〜実施例12〕島部材としてP
BzMA(n=1.568)を用い、また海部材として
実施例2と同じ樹脂を用い、それ以外の条件は実施例1
と同様にして、光ファイバケーブルを得、表3の結果を
得た。
【0030】
【表3】
【0031】〔実施例13〜実施例16〕海部材として
PMMA(n= 1.492)を用い、それ以外の条件は
実施例3と同様にして、光ファイバケーブルを得、表4
の結果を得た。
【0032】
【表4】
【0033】〔実施例17〜実施例20〕保護層の材料
として実施例1の海部材と同じものを用いた。
【0034】各ノズル孔から吐出される溶融体を集合す
る集合口金入口において、溶融体群の外周に保護層を被
覆しつつ、複合紡糸ノズルから吐出し、それ以外の条件
は実施例1と同様にして、光ファイバケーブルを得、表
5の結果を得た。
【0035】
【表5】
【0036】
【発明の効果】本発明の光ファイバまたは光ファイバケ
ーブルは、大きな光量を長距離伝送でき、かつ小さな曲
率で曲げた場合であっても光量低下が少ない。また、本
発明のカールコードは伝送光量が大きい。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面形状が円形で、海部中に複数の島部
    を有する海島構造のプラスチック製マルチ光ファイバに
    おいて、島部の光伝送部がベンジルメタクリレート単位
    を含有する重合体から構成されていることを特徴とする
    プラスチック製マルチ光ファイバ。
  2. 【請求項2】 島部の光伝送部がベンジルメタクリレー
    ト単位とメチルメタクリレート単位とからなる共重合体
    から構成されている請求項1に記載の光ファイバ。
  3. 【請求項3】 海部がメチルメタクリレート単位を主成
    分とする重合体から構成されている請求項1または請求
    項2に記載の光ファイバ。
  4. 【請求項4】 島部が芯鞘構造を有し、鞘がメチルメタ
    クリレート単位を主成分とする重合体から構成されてい
    る請求項1または請求項2に記載の光ファイバ。
  5. 【請求項5】 4m長のファイバについて、下記式
    (1)により算出される指数F値が0.1以上である請
    求項1〜請求項4に記載の光ファイバ。 F=S・(NA)2・10(-L・X/10) (1) S:光ファイバの断面積S1に対する、光伝送部の断面
    積S2の比率S2/S1 NA:光ファイバの開口数 X:光ファイバの伝送損失(dB/m) L:光ファイバの長さ(m)
  6. 【請求項6】 請求項1〜請求項5に記載の光ファイバ
    の外周部が樹脂で被覆されてなる光ファイバケーブル。
  7. 【請求項7】 請求項6又は請求項7に記載の光ファイ
    バケーブルに、内径が2〜20mmのカール部が1巻き
    以上形成されてなるカールコードであって、その出射光
    量IMが下記式(2)を満たすカールコード。 IM≧I0×0.9M (2) (I0:カール部がない光ファイバケーブルの出射光
    量、M:カール部の巻数)
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2014163084A1 (ja) * 2013-04-02 2014-10-09 三菱レイヨン株式会社 マルチコア光ファイバ及びマルチコア光ファイバケーブル

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