JPH11193206A - シロアリ駆除剤およびそれを用いたシロアリの駆除方法 - Google Patents

シロアリ駆除剤およびそれを用いたシロアリの駆除方法

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JPH11193206A
JPH11193206A JP9361455A JP36145597A JPH11193206A JP H11193206 A JPH11193206 A JP H11193206A JP 9361455 A JP9361455 A JP 9361455A JP 36145597 A JP36145597 A JP 36145597A JP H11193206 A JPH11193206 A JP H11193206A
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JP
Japan
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termites
natural enemy
termite
ant
culture
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JP9361455A
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English (en)
Inventor
Takashi Sugiyama
隆史 杉山
Toshio Higuchi
俊男 樋口
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Fumakilla Ltd
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Fumakilla Ltd
Nitto Denko Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】人畜および環境に対する安全性に優れることは
勿論のこと、シロアリの駆除効果およびその持続性、作
業性などに優れたシロアリ駆除剤およびそれを用いたシ
ロアリの駆除方法を提供すること。 【解決手段】シロアリに対して感染致死力のある天敵糸
状菌培養物または該天敵糸状菌培養物を水もしくは油に
分散させた天敵糸状菌培養物分散液からなるシロアリ駆
除剤、ならびにシロアリの蟻道の一部または蟻土の一部
を取り除き、該蟻道または蟻土を取り除いた部分に、前
記シロアリ駆除剤を設置し、蟻道または蟻土内のシロア
リに接触させ、該シロアリを駆除するとともに、該シロ
アリによって天敵糸状菌を巣に持ち帰らせ、巣内の他の
シロアリに天敵糸状菌を感染させ、駆除することを特徴
とするシロアリの駆除方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シロアリ駆除剤お
よびそれを用いたシロアリ駆除方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シロアリの駆除方法として、有機
リン系殺虫剤、ピレスロイド系殺虫剤の油剤、乳剤など
の薬剤を木材や土壌に散布する方法や、木材にこれら薬
剤を注入する方法が知られている。
【0003】しかしながら、これらの駆除方法に用いら
れている薬剤は、人畜に対して決してよい影響を与え
ず、また最近では、これらの薬剤による土壌などの環境
汚染が懸念されている。さらに、シロアリの駆除を行な
う場所が床下などの空間が狭いところが多いため、これ
らの駆除方法を用いた場合には、シロアリの駆除作業を
行なうことが困難であるとともに、かかる駆除作業を行
なう際の作業者に対する安全面が危惧されている。
【0004】そこで、前記シロアリの駆除方法に代わり
うる駆除方法として、近年、天敵糸状菌を用いてシロア
リを駆除する方法について検討されている。例えば、特
表平7−503484号公報および特表平6−5038
00号公報には、天敵糸状菌としてメタリジウム・アニ
ソプリエ(Metarhizium anisopliae)を用い、これを粉
状の担体に保持させたものを処理時に水に懸濁させ、得
られた懸濁液を土壌と混合する方法、前記懸濁液をハウ
ジング内に設置したのち、構造物の周囲の土壌に埋設す
る方法、前記懸濁液を木材に注入する方法などが提案さ
れている。
【0005】しかしながら、前記天敵糸状菌としてメタ
リジウム・アニソプリエを用いた駆除方法においては、
シロアリの種類によっては十分な駆除効果が発現されな
い場合があり、また一般に天敵糸状菌は、土壌中におけ
る安定性に劣るため、土壌中に埋設後、短期間で死滅す
るので、十分な駆除効果を持続させることができないと
いう欠点があるのみならず、シロアリと天敵糸状菌との
接触頻度が非常に小さいため、シロアリによって該天敵
糸状菌がシロアリの巣内にまで持ち運ばれないなどの欠
点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来技
術に鑑みてなされたものであり、人畜および環境に対す
る安全性に優れることは勿論のこと、シロアリの駆除効
果およびその持続性、作業性などに優れたシロアリ駆除
剤およびそれを用いたシロアリの駆除方法を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の要旨は、
〔1〕 シロアリに対して感染致死力のある天敵糸状菌
培養物または該天敵糸状菌培養物を水もしくは油に分散
させた天敵糸状菌培養物分散液からなるシロアリ駆除
剤、〔2〕 天敵糸状菌培養物が、織布または不織布を
担体として培養した天敵糸状菌培養物である前記〔1〕
記載のシロアリ駆除剤、〔3〕 天敵糸状菌培養物が、
微粉末である前記〔1〕または〔2〕記載のシロアリ駆
除剤、〔4〕 天敵糸状菌培養物分散液が、織布または
不織布を担体として培養した天敵糸状菌培養物を水およ
び/または油と混合し、粉砕し、濾過することによって
得られた天敵糸状菌の分生子の懸濁液である前記〔1〕
記載のシロアリ駆除剤、〔5〕 シロアリの蟻道の一部
または蟻土の一部を取り除き、該蟻道または蟻土を取り
除いた部分に、シロアリに対して感染致死力のある天敵
糸状菌培養物または該天敵糸状菌培養物を水もしくは油
に分散させた天敵糸状菌培養物分散液からなるシロアリ
駆除剤を設置し、蟻道または蟻土内のシロアリに接触さ
せ、該シロアリを駆除するとともに、該シロアリによっ
て天敵糸状菌を巣に持ち帰らせ、巣内の他のシロアリに
天敵糸状菌を感染させ、駆除することを特徴とするシロ
アリの駆除方法、〔6〕 天敵糸状菌培養物が、織布ま
たは不織布を担体として培養した天敵糸状菌培養物であ
る前記〔5〕記載のシロアリの駆除方法、〔7〕 天敵
糸状菌培養物が、微粉末である前記〔5〕または〔6〕
記載のシロアリの駆除方法、〔8〕 天敵糸状菌培養物
分散液が、織布または不織布を担体として培養した天敵
糸状菌培養物を水および/または油と混合し、粉砕し、
濾過することによって得られた天敵糸状菌の分生子の懸
濁液である前記〔5〕記載のシロアリの駆除方法、
〔9〕 蟻道または蟻土を取り除いた部分に、シロアリ
駆除剤を設置し、泥土、粘土および/または保形材でト
ンネル状の蟻道を修復する前記〔5〕〜〔8〕いずれか
記載のシロアリの駆除方法、〔10〕 保形材が、シロ
アリ駆除剤が付着されたものである前記
〔9〕記載のシ
ロアリの駆除方法、〔11〕 シロアリを駆除しようと
するシロアリの蟻道と人工蟻道とを連結させ、該人工蟻
道の内部にシロアリ駆除剤を配設する前記〔5〕〜〔1
0〕いずれか記載のシロアリの駆除方法、〔12〕 シ
ロアリを駆除しようとするシロアリの蟻道またはその近
傍と、シロアリ駆除剤とを人工蟻道を介して連結させる
前記〔5〕〜〔11〕いずれか記載のシロアリの駆除方
法、ならびに〔13〕 人工蟻道の内部に、シロアリの
フェロモンを配設する前記〔11〕または〔12〕記載
のシロアリ駆除方法に関する。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明のシロアリ駆除剤は、前記
したように、シロアリに対して感染致死力のある天敵糸
状菌培養物または該天敵糸状菌培養物を水もしくは油に
分散させた天敵糸状菌培養物分散液からなる。
【0009】本発明においては、前記天敵糸状菌培養物
または該天敵糸状菌培養物を水または油に分散させた天
敵糸状菌培養物分散液をシロアリ駆除剤として用いる点
に、1つの大きな特徴がある。
【0010】従来、天敵糸状菌は、前記したように、そ
のままの状態で使用されていたが、このようにそのまま
の状態で使用した場合には、土壌中における安定性に劣
るため、土壌中に埋設後、短時間で死滅するので、シロ
アリの駆除効果を持続させることができない。
【0011】これに対して、本発明においては、天敵糸
状菌をそのままの状態で使用するのではなく、前記した
ように、シロアリ駆除剤として、天敵糸状菌培養物また
は該天敵糸状菌培養物を水または油に分散させた天敵糸
状菌培養物分散液が用いられており、これら天敵糸状菌
培養物および天敵糸状菌培養物分散液は、いずれも、天
敵糸状菌そのものとは異なり、土壌中における安定性に
優れているので、シロアリの駆除効果を長期間にわたっ
て安定に持続させることができるという優れた効果が発
現される。
【0012】また、前記天敵糸状菌培養物および天敵糸
状菌培養物分散液は、いずれも、人畜および環境に対す
る安全性に優れたものであるので、土壌中に使用しても
環境汚染などのおそれが極めて小さいという利点があ
る。
【0013】本発明に用いられるシロアリに対して感染
致死力のある天敵糸状菌培養物は、天敵糸状菌を培養さ
せることによって得られる。
【0014】前記天敵糸状菌は、シロアリに対して感染
致死力のある天敵糸状菌培養物を与える天敵糸状菌であ
ればよい。かかる天敵糸状菌の具体例としては、例え
ば、ボーベリア・ブロンニアティ(Beauveria brongnia
rtii)、ボーベリア・バッシアナ(Beauveria bassian
a)、メタリジウム・アニソプリエ(Metarhizium aniso
pliae) 、ベルチシリウム・レカニー(Verticillium lec
anii)などがあげられるが、本発明はかかる例示のみに
限定されるものではない。なお、前記天敵糸状菌の中で
は、ボーベリア・ブロンニアティは、シロアリに対する
感染致死力および安全性の観点から、本発明において好
適に使用しうるものである。
【0015】前記天敵糸状菌培養物は、例えば、天敵糸
状菌を織布、不織布などの担体(培地)で培養させたも
のである。
【0016】前記織布を構成する素材としては、例え
ば、パルプ、綿、絹、羊毛、セルロースなどがあげられ
る。また、前記不織布に用いられる素材としては、例え
ば、レーヨン、合成繊維、ガラス繊維などがあげられ
る。また、前記不織布の種類としては、例えば、ニード
ルパンチ不織布、スパンボンド不織布、水流絡合法不織
布などがあげられる。前記担体の目付については、特に
限定がないが、通常、5〜1000g/m2 程度であれ
ばよい。
【0017】前記天敵糸状菌の培養は、例えば、担体
(培地)に天敵糸状菌を接種し、15〜35℃程度の温
度で5〜15日間程度増殖させることによって行なうこ
とができる。
【0018】かくして得られる天敵糸状菌培養物は、そ
のままの形態、すなわちプレート状で使用することがで
きることのほか、必要により、例えば、粉状、棒状、糸
状などの形態に適宜加工して用いることができる。かか
る形態は、その使用方法に応じて適宜調整すればよい。
【0019】前記天敵糸状菌培養物を微粉末で使用する
場合、該天敵糸状菌培養物の微粉末は、例えば、該天敵
糸状菌培養物をミキサーなどで粉砕することによって得
ることができる。かかる微粉末状の天敵糸状菌培養物の
平均粒子径は、特に限定がないが、通常、1〜500μ
m程度であることが好ましい。
【0020】また、本発明においては、前記シロアリ駆
除剤として、天敵糸状菌培養物をそのまま使用するので
はなく、例えば、該天敵糸状菌培養物を水または油に分
散させて得られた天敵糸状菌培養物分散液を使用するこ
とができる。この場合、前記天敵糸状菌培養物に用いら
れる担体としては、水または油中における分散性を良好
にする観点から、水または油における分解性に優れた不
織布などを用いることが好ましい。
【0021】前記水としては、例えば、水道水、蒸留
水、イオン交換水などがあげられるが、本発明はかかる
例示のみに限定されるものではない。また、前記油とし
ては、例えば、灯油(ケロシン)、植物油脂、動物油脂
などがあげられるが、本発明はかかる例示のみに限定さ
れるものではない。なお、前記水と油とを併用する場
合、両者を均一に混合するために、必要により、界面活
性剤を用いることができる。
【0022】前記シロアリ駆除剤として、天敵糸状菌培
養物分散液を用いる場合、かかる天敵糸状菌培養物分散
液に含有される天敵糸状菌培養物の量は、特に限定がな
いが、通常、分散安定性を向上させる観点および充分な
シロアリの駆除効果を発現させる観点から、該天敵糸状
菌培養物分散液中に、その分生子が10000個/ml
以上、好ましくは100000個/ml以上含有される
ように調整することが好ましい。
【0023】また、本発明においては、天敵糸状菌培養
物分散液として、織布または不織布を担体として培養し
た天敵糸状菌培養物を水および/または油と混合し、粉
砕し、濾過することによって得られた天敵糸状菌の分生
子の懸濁液を用いることができる。かかる天敵糸状菌の
分生子の懸濁液は、分生子以外の夾雑物が除かれ、また
分生子の濃度が高められており、該分生子を効果的に蟻
道の奥深くまで注入することができるので、本発明にお
いて好適に使用しうるものである。
【0024】本発明のシロアリ駆除剤は、前記したよう
に、シロアリに対して感染致死力のある天敵糸状菌培養
物または該天敵糸状菌培養物を水もしくは油に分散させ
た天敵糸状菌培養物分散液からなるものであり、該シロ
アリ駆除剤には、従来のような薬剤ではなく、天敵糸状
菌が用いられているので、人畜および環境に対する安全
性に優れ、また、天敵糸状菌ではなく、天敵糸状菌培養
物または天敵糸状菌培養物分散液が用いられているの
で、シロアリの駆除効果およびその持続性に優れた効果
が発現される。
【0025】したがって、本発明のシロアリ駆除剤は、
シロアリが生息している、土壌をはじめ、例えば、地表
面、木部表面、壁面などに好適に使用することができ
る。
【0026】本発明のシロアリの駆除方法によれば、前
記したように、蟻道の一部または蟻土の一部を取り除
き、該蟻道または蟻土を取り除いた部分に、シロアリに
対して感染致死力のある天敵糸状菌培養物または該天敵
糸状菌培養物を水もしくは油に分散させた天敵糸状菌培
養物分散液からなるシロアリ駆除剤を設置し、蟻道また
は蟻土内のシロアリに接触させ、該シロアリを駆除する
とともに、該シロアリによって天敵糸状菌を巣に持ち帰
らせ、巣内の他のシロアリに天敵糸状菌を感染させ、連
鎖的にかかる他のシロアリを死亡させるため、巣内のシ
ロアリを駆除することができる。
【0027】本発明のシロアリの駆除方法においては、
まず、シロアリの蟻道の一部または蟻土の一部を取り除
く。
【0028】シロアリの蟻道の一部を取り除く場合、取
り除かれる蟻道は、シロアリの駆除効果を高める観点か
ら、シロアリの巣に近い蟻道、すなわち、いわゆる本蟻
道であることが好ましい。この場合、取り除かれる蟻道
の長さは、特に限定がないが、通常、5〜200mm程
度であればよい。
【0029】また、シロアリの蟻土の一部を取り除く場
合、取り除かれる蟻土は、シロアリの駆除効果を高める
観点から、シロアリの巣に近い部分であることが好まし
い。この場合、取り除かれる蟻土の表面積は、特に限定
がないが、通常、1〜1000cm2 程度であることが
好ましい。
【0030】次に、シロアリの蟻道の一部または蟻土の
一部を取り除いた部分に、前記シロアリ駆除剤を設置す
る。
【0031】前記シロアリ駆除剤の使用量は、その形
態、設置場所などによって異なるので、一概には決定す
ることができないので、一般にその有効量を適宜決定す
ることが好ましい。かかる使用量は、十分なシロアリの
駆除効果を発現させる観点から、通常、0.001〜1
0g/cm2 程度であることが好ましい。
【0032】前記シロアリ駆除剤として天敵糸状菌培養
物を用いる場合、該天敵糸状菌培養物を前記シロアリの
蟻道の一部または蟻土の一部を取り除いた部分に直接設
置すればよい。
【0033】前記シロアリ駆除剤として天敵糸状菌培養
物の微粉末を用いる場合、該天敵糸状菌培養物の微粉末
を前記シロアリの蟻道の一部または蟻土の一部を取り除
いた部分に直接散布するなどして設置すればよい。
【0034】また、前記シロアリ駆除剤として天敵糸状
菌培養物分散液を用いる場合、例えば、該天敵糸状菌培
養物分散液を注射器などで所望の位置に注入することに
より設置したり、霧吹き、エアゾールなどの噴霧器で所
望の位置に噴霧して付着させることにより設置したり、
あるいは薬液排出口を有し、外圧によって容易に変形し
うる容器内に入れておき、使用時にかかる容器を押圧す
ることにより前記薬液排出口から所望の位置に噴射させ
ることにより設置することができる。さらに、本発明に
おいては、前記天敵糸状菌培養物分散液は、使用する際
に、例えば、脱脂綿などのウェブや不織布などにあらか
じめ含浸させたのち、これを所望の位置に設置してもよ
い。
【0035】このように、シロアリの蟻道の一部または
蟻土の一部を取り除いた部分にシロアリ駆除剤を設置し
た場合には、蟻道または蟻土内のシロアリが該シロアリ
駆除剤に接触し、該シロアリを駆除することができると
ともに、該シロアリが天敵糸状菌を巣に持ち帰るので、
巣内の他のシロアリに天敵糸状菌が感染し、該他のシロ
アリを駆除することができ、その結果、巣内のシロアリ
を全滅させることができる。
【0036】なお、前記シロアリ駆除剤を設置したのち
には、前記蟻道または蟻土を取り除いた部分に、泥土、
粘土および/または保形材でトンネル状の蟻道を修復す
ることがシロアリの駆除効果を高める観点から好まし
い。
【0037】蟻道を修復する際、泥土または粘土のみで
該蟻道を修復することができるが、本発明においては、
前記保形材で蟻道を修復したのち、泥土または粘土で元
通りに修復することが、修復された蟻道の崩壊を防止す
るなどの観点から好ましい。
【0038】前記保形材としては、例えば、ボール紙、
段ボール、樹脂シート、樹脂プレートなどがあげられ
る。これらの保形材は、あらかじめ所定形状に成形して
おいてもよい。
【0039】前記保形材の形状としては、例えば、図1
に示されるようなその断面形状が半円である半円形状、
図2に示されるような屋根形状、図3に示されるような
その断面形状がコの字型である形状、図4に示されるよ
うな円筒状、図5に示されるようなその断面形状が四角
形である筒状、図6に示されるようなその断面形状が半
円である半円筒形状、図7に示されるようなその断面形
状が三角形である筒状などがあげられるが、本発明は、
かかる例示のみに限定されるものではない。
【0040】図1〜3に示されるような形状を有する保
形材1を用いる場合、例えば、図8に示されるように、
蟻道または蟻土を取り除き、その箇所にシロアリ駆除剤
を設置したのち、その箇所を覆い被せるように該保形材
1を設置すればよい。なお、前記保形材1には、シロア
リの駆除効果をより高める観点から、必要により、前記
シロアリ駆除剤を付着させておいてもよい。
【0041】また、図4〜7に示されるような形状を有
する保形材1は、あらかじめトンネル状の蟻道が形成さ
れているものである。かかる形状を有する保形材1を用
いてトンネル状の蟻道を修復する場合、図9に示される
ように、その内部にシロアリ駆除剤を設置したのち、蟻
道一部を取り除いた部分に設置すればよい。
【0042】なお、前記保形材1は、あらかじめ所望の
形状に成形されていてもよく、所望の大きさに切断した
り、折り曲げることにより、形成させることができるよ
うにしておいてもよい。また、必要により、前記保形材
1には、所望の形状に容易に変形させることができるよ
うにために、例えば、適宜、ミシン目、折り目などが設
けられていてもよい。
【0043】前記保形材1によって形成される蟻道の道
幅は、特に限定がないが、小さすぎるとシロアリの行動
に悪影響を与えたり、固定しにくいなどの問題が生じる
ため、蟻道の幅と同じであるかまたはそれよりもやや大
きい程度、具体的には10〜30mm程度であることが
望ましい。また、前記保形材1によって形成される蟻道
の長さは、特に限定がないが、長すぎるとシロアリの行
動に悪影響を与えたり、固定しにくいなどの問題が生じ
るため、通常、5〜200mm程度であることが望まし
い。
【0044】以上説明したように、蟻道または蟻土を取
り除いた部分に、シロアリ駆除剤を設置し、泥土、粘土
および/または保形材でトンネル状の蟻道を修復した場
合には、シロアリ駆除剤を設置した部分にシロアリが通
過したときに、シロアリ駆除剤が該シロアリに接触し、
天敵糸状菌が該シロアリに感染するため、シロアリを死
亡させることができ、さらに天敵糸状菌に接触したシロ
アリが巣内の他のシロアリに天敵糸状菌を感染させるこ
とにより、連鎖的にかかる他のシロアリを死亡させるた
め、巣内のシロアリを駆除することができる。
【0045】なお、本発明においては、さらに、シロア
リを駆除しようとするシロアリの蟻道と人工蟻道とを連
結させ、該人工蟻道の内面および/または内部に前記シ
ロアリ駆除剤を配設することができる。このように、シ
ロアリの蟻道と人工蟻道とを接続した場合には、シロア
リ駆除剤の蟻道から該人工蟻道に進入したシロアリを該
人工蟻道内で前記シロアリ駆除剤と接触させ、駆除する
ことができる。
【0046】前記人工蟻道の形状としては、例えば、図
4に示されるような円筒状、図5に示されるようなその
断面形状が四角形である筒状、図6に示されるようなそ
の断面形状が半円である半円筒形状、図7に示されるよ
うなその断面形状が三角形である筒状などがあげられる
が、本発明は、かかる例示のみに限定されるものではな
い。
【0047】前記人工蟻道を用いる場合、図10に示さ
れるように、内部にシロアリ駆除剤を人工蟻道3に設置
した後、該人工蟻道3と蟻道2とを直接接続すればよ
い。
【0048】なお、前記人工蟻道3は、あらかじめ所望
の形状に成形されていてもよく、また所望の大きさに切
断したり、折り曲げることにより、形成させてもよい。
また、必要により、前記人工蟻道3には、所望の形状に
容易に変形させることができるようにするために、例え
ば、適宜、ミシン目、折り目などが設けられていてもよ
い。
【0049】前記人工蟻道の道幅は、特に限定がない
が、小さすぎるとシロアリの行動に悪影響を与えたり、
固定しにくいなどの問題が生じるため、蟻道の幅と同じ
であるかまたはそれよりもやや大きい程度、具体的には
10〜30mm程度であることが望ましい。また、前記
人工蟻道の長さは、特に限定がないが、長すぎるとシロ
アリの行動に悪影響を与えたり、固定しにくいなどの問
題が生じるため、通常、5〜200mm程度であること
が望ましい。また、前記人工蟻道の高さは、特に限定が
ないが、シロアリの行動に悪影響を与えたり、固定しに
くいなどの問題を回避する観点から、通常、1〜20m
m程度であることが望ましい。
【0050】前記シロアリ駆除剤は、前記人工蟻道の内
部、例えば、その内面に配設されるが、かかるシロアリ
駆除剤の使用量、使用方法などは、前記保形材を用いる
場合と同様であればよい。
【0051】以上説明したように、人工蟻道を設置した
場合には、シロアリ駆除剤を設置した部分にシロアリが
通過したときに、シロアリ駆除剤が該シロアリに接触
し、天敵糸状菌が該シロアリに感染するため、シロアリ
を死亡させることができ、さらに天敵糸状菌に接触した
シロアリが巣内の他のシロアリに感染させるため、連鎖
的にかかる他のシロアリを死亡させるため、巣内のシロ
アリを駆除することができる。
【0052】また、本発明においては、さらに、シロア
リを駆除しようとするシロアリの蟻道またはその近傍
と、シロアリ駆除剤とを人工蟻道を介して連結させても
よい。
【0053】このように、シロアリの蟻道とシロアリ駆
除剤とを人工蟻道を介して連結させた場合には、シロア
リが人工蟻道を通り、シロアリ駆除剤と接触した際に、
天敵糸状菌が該シロアリに感染するため、シロアリを死
亡させることができ、さらに天敵糸状菌に接触したシロ
アリが巣内の他のシロアリに感染させるため、連鎖的に
かかる他のシロアリを死亡させるため、巣内のシロアリ
を駆除することができる。
【0054】また、シロアリの蟻道の近傍とシロアリ駆
除剤とを人工蟻道を介して連結させた場合には、随時、
シロアリ駆除剤を人工蟻道を介して補充することができ
るので、シロアリに蟻道に大量のシロアリ駆除剤を補給
し、シロアリを駆除することができるという利点があ
る。
【0055】また、本発明においては、人工蟻道をシロ
アリの蟻道と連結する場合、該人工蟻道内にシロアリを
誘引させるために、該人工蟻道の内部にフェロモンを配
置することが好ましい。
【0056】前記フェロモンとしては、例えば、性フェ
ロモン、道標フェロモンなどがあげられる。性フェロモ
ンは、雄を誘引する雌が放出する成分であり、道標フェ
ロモンは、餌場までの道につける化学信号であり、雌雄
をシロアリ駆除剤に導くためには、道標フェロモンが好
ましい。前記道標フェロモンとしては、例えば、(3
Z,6Z,8E)−ドデカトリエノールなどがあげられ
る。前記フェロモンの使用量は、該フェロモンの種類な
どによって異なるので一概には決定することができな
い。通常、かかるフェロモンの使用量は、シロアリの誘
引効果を充分に発現させることができる量であればよ
い。
【0057】前記フェロモンは、通常、直接、人工蟻道
の内面に塗布してもよく、また例えば、脱脂綿などのウ
ェブや不織布などにあらかじめ含浸させたのち、これを
人工蟻道の所望の位置に設置してもよい。
【0058】前記したように、人工蟻道の内面および/
または内部に、シロアリのフェロモンを配設した場合に
は、シロアリが蟻道から人工蟻道に誘引され、人工蟻道
内に誘引されたシロアリは、シロアリ駆除剤と接触する
ので、該シロアリに天敵糸状菌を感染させ、該シロアリ
を死亡させることができ、また該シロアリが巣内に帰る
ことにより、他のシロアリにも天敵糸状菌が感染するの
で、シロアリを駆除することができる。
【0059】
【実施例】次に、本発明を実施例に基づいてさらに詳細
に説明するが、本発明はかかる実施例のみに限定される
ものではない。
【0060】実施例1 パルプ製不織布を5mm×5mm×50mmの角柱状に
加工した後、これを培養担体としてボーベリア・ブロン
ニアティを培養することにより、シロアリ駆除剤を得
た。
【0061】1m×1m×1mのステンレス鋼製の容器
内に、約80cmの深さに砂状土を入れたものを試験容
器とした。試験容器内に、屋外で採集したイエシロアリ
の巣および餌木を埋め込んだ。試験容器をさらに一回り
大きなステンレス鋼製容器内に入れ、試験容器とステン
レス鋼製容器との間隙に水をはった。この状態で数日間
静置し、蟻道の形成を確認した後、これをシロアリ駆除
試験に供した。シロアリ駆除試験は、以下の方法に従っ
て行なった。
【0062】〔シロアリ駆除試験の方法〕試験容器内に
形成された蟻道の一部を約5cm取り除き、その部分
に、前記で得られたシロアリ駆除剤300mgを設置
し、その上から保形材〔材質:ボール紙、板厚:0.5
mm、たて:60mm、よこ:10mm、高さ:8m
m、断面形状:三角形〕を覆い、さらに泥土によって蟻
道を修正した。その後、経時的に餌木の部分で活動する
シロアリの活動個体数をカウントし、処理3カ月後に巣
を掘り出し、内部のシロアリの様子を観察した。その試
験結果を表1に示す。
【0063】なお、評価基準は、以下のとおりである。
【0064】〔評価基準〕 A:シロアリの生存個体数が0個体 B:シロアリの生存個体数が1〜10個体 C:シロアリの生存個体数が11〜100個体 D:シロアリの生存個体数が101〜300個体 E:シロアリの生存個体数が301〜500個体 F:シロアリの生存個体数が501個体以上
【0065】実施例2 実施例1と同様にして試験容器内に蟻道を形成させた
後、形成された蟻道の一部を約5cm取り除き、その部
分に実施例1で得られたシロアリ駆除剤300mgを設
置した。
【0066】次に、保形材および泥土による蟻道の修復
を行なわずに、実施例1と同様にしてシロアリ駆除試験
を行なった。その結果を表1に示す。
【0067】実施例3 実施例1と同様にして得られたシロアリ駆除剤を水と混
合してミキサーで粉砕し、濾過することにより、天敵糸
状菌の分生子の懸濁液を得た。
【0068】前記で得られた天敵糸状菌の分生子の懸濁
液をシロアリ駆除剤として用い、これを、試験容器内に
形成された蟻道の一部を約5cm取り除き、蟻道の開口
部に50ml注入し、そののち、蟻道を取り除いた部分
を実施例1で用いた保形材で覆い、さらに泥土によって
蟻道を修復させた。
【0069】次に、経時的に餌木の部分で活動するシロ
アリの活動個体数をカウントし、処理3カ月後に巣を掘
り出し、内部のシロアリの様子を観察した。その試験結
果を表1に示す。
【0070】実施例4 実施例1と同様にして得られたシロアリ駆除剤をミキサ
ーで粉砕し、平均粒子径約0.1mmの粉状のシロアリ
駆除剤を得た。
【0071】得られた粉状のシロアリ駆除剤を用い、実
施例3と同様にしたシロアリ駆除試験を行なった。その
試験結果を表1に示す。
【0072】実施例5 実施例1と同様にして得られたシロアリ駆除剤を人工蟻
道〔材質:ボール紙、板厚:0.5mm、たて:50m
m、よこ:10mm、高さ:8mm、断面形状:三角
形〕内に300mg入れ、これをシロアリの蟻道と連結
させたのち、泥土で人工蟻道を埋設した。その後、実施
例1と同様にしてシロアリ駆除試験を行なった。その試
験結果を表1に示す。
【0073】実施例6 実施例5と同様にして人工蟻道〔材質:ボール紙、板
厚:0.5mm、たて:50mm、よこ:10mm、高
さ:8mm、断面形状:三角形〕内に、実施例1と同様
にして得られたシロアリ駆除剤300mgを入れ、内面
に(3Z,6Z,8E)−ドデカトリエノールのアセト
ン溶液(10-1ppm)を塗布幅0.5mmおよび塗布
量10-4g/cmで蛇行状に塗布し、これをシロアリの
蟻道と連結したのち、泥土で人工蟻道を埋設した。その
後、実施例1と同様にしてシロアリ駆除試験を行なっ
た。その試験結果を表1に示す。
【0074】比較例1 実施例1と同様にして試験容器内に蟻道を形成させ、蟻
道の形成を確認した後、そのままの状態で実施例1と同
様にシロアリ駆除試験を行なった。その結果を表1に示
す。
【0075】比較例2 実施例1と同様にして試験容器内に蟻道を形成させ、蟻
道の形成を確認した後、試験容器内に埋め込んだ巣およ
び餌木の周辺の土を、実施例4で得られたシロアリ駆除
剤と混合した。そののち、経時的に、餌木の部分で活動
するシロアリの個体数をカウントし、処理後3カ月後に
巣を掘り出し、内部のシロアリの様子を観察した。その
結果を表1に示す。
【0076】
【表1】
【0077】表1に示された結果から、実施例1〜6の
方法によれば、シロアリ駆除剤を蟻道内または蟻土中に
設置することにより、効率的かつ確実にシロアリを駆除
することができることがわかる。
【0078】
【発明の効果】本発明のシロアリ駆除剤は、人畜および
環境に対する安全性に優れたものであり、またシロアリ
に対する誘引性、駆除効果およびその、効果の持続性に
もすぐれているので、前記シロアリ駆除剤を用いた本発
明のシロアリの駆除方法によれば、シロアリの駆除を効
果的に行なうことができるという、優れた効果が奏され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に用いられる保形材の一実施態
様を示す概略斜視図である。
【図2】図2は、本発明に用いられる保形材の一実施態
様を示す概略斜視図である。
【図3】図3は、本発明に用いられる保形材の一実施態
様を示す概略斜視図である。
【図4】図4は、本発明に用いられる保形材の一実施態
様を示す概略斜視図である。
【図5】図5は、本発明に用いられる保形材の一実施態
様を示す概略斜視図である。
【図6】図6は、本発明に用いられる保形材の一実施態
様を示す概略斜視図である。
【図7】図7は、本発明に用いられる保形材の一実施態
様を示す概略斜視図である。
【図8】図8は、保形材を用いてトンネル状の蟻道を修
復した場合の本発明の一実施態様を示す概略説明図であ
る。
【図9】図9は、保形材を用いてトンネル状の蟻道を修
復した場合の本発明の一実施態様を示す概略説明図であ
る。
【図10】図10は、シロアリの蟻道と人工蟻道とを連
結した場合の本発明の一実施態様を示す概略説明図であ
る。
【符号の説明】
1 保形材 2 蟻道 3 人工蟻道

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シロアリに対して感染致死力のある天敵
    糸状菌培養物または該天敵糸状菌培養物を水もしくは油
    に分散させた天敵糸状菌培養物分散液からなるシロアリ
    駆除剤。
  2. 【請求項2】 天敵糸状菌培養物が、織布または不織布
    を担体として培養した天敵糸状菌培養物である請求項1
    記載のシロアリ駆除剤。
  3. 【請求項3】 天敵糸状菌培養物が、微粉末である請求
    項1または2記載のシロアリ駆除剤。
  4. 【請求項4】 天敵糸状菌培養物分散液が、織布または
    不織布を担体として培養した天敵糸状菌培養物を水およ
    び/または油と混合し、粉砕し、濾過することによって
    得られた天敵糸状菌の分生子の懸濁液である請求項1記
    載のシロアリ駆除剤。
  5. 【請求項5】 シロアリの蟻道の一部または蟻土の一部
    を取り除き、該蟻道または蟻土を取り除いた部分に、シ
    ロアリに対して感染致死力のある天敵糸状菌培養物また
    は該天敵糸状菌培養物を水もしくは油に分散させた天敵
    糸状菌培養物分散液からなるシロアリ駆除剤を設置し、
    蟻道または蟻土内のシロアリに接触させ、該シロアリを
    駆除するとともに、該シロアリによって天敵糸状菌を巣
    に持ち帰らせ、巣内の他のシロアリに天敵糸状菌を感染
    させ、駆除することを特徴とするシロアリの駆除方法。
  6. 【請求項6】 天敵糸状菌培養物が、織布または不織布
    を担体として培養した天敵糸状菌培養物である請求項5
    記載のシロアリの駆除方法。
  7. 【請求項7】 天敵糸状菌培養物が、微粉末である請求
    項5または6記載のシロアリの駆除方法。
  8. 【請求項8】 天敵糸状菌培養物分散液が、織布または
    不織布を担体として培養した天敵糸状菌培養物を水およ
    び/または油と混合し、粉砕し、濾過することによって
    得られた天敵糸状菌の分生子の懸濁液である請求項5記
    載のシロアリの駆除方法。
  9. 【請求項9】 蟻道または蟻土を取り除いた部分に、シ
    ロアリ駆除剤を設置し、泥土、粘土および/または保形
    材でトンネル状の蟻道を修復する請求項5〜8いずれか
    記載のシロアリの駆除方法。
  10. 【請求項10】 保形材が、シロアリ駆除剤が付着され
    たものである請求項9記載のシロアリの駆除方法。
  11. 【請求項11】 シロアリを駆除しようとするシロアリ
    の蟻道と人工蟻道とを連結させ、該人工蟻道の内部にシ
    ロアリ駆除剤を配設する請求項5〜10いずれか記載の
    シロアリの駆除方法。
  12. 【請求項12】 シロアリを駆除しようとするシロアリ
    の蟻道またはその近傍と、シロアリ駆除剤とを人工蟻道
    を介して連結させる請求項5〜11いずれか記載のシロ
    アリの駆除方法。
  13. 【請求項13】 人工蟻道の内部に、シロアリのフェロ
    モンを配設する請求項11または12記載のシロアリ駆
    除方法。
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