JPH0680525A - 害虫駆除方法および害虫駆除材 - Google Patents

害虫駆除方法および害虫駆除材

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JPH0680525A
JPH0680525A JP23727492A JP23727492A JPH0680525A JP H0680525 A JPH0680525 A JP H0680525A JP 23727492 A JP23727492 A JP 23727492A JP 23727492 A JP23727492 A JP 23727492A JP H0680525 A JPH0680525 A JP H0680525A
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尚明 山本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 害虫以外の人畜への悪影響や環境汚染のおそ
れが少なく、使用に伴う抵抗性を害虫が具備せず,長期
に渡って、気門を有する害虫を確実に駆除することので
きる害虫駆除方法を提供する。 【構成】 気門5を有する害虫1の体表面2に形成され
た気門5とこの気門5から前記害虫1の体内に延びる気
管4とを有する気管系6に、粉状の固形物からなる害虫
駆除材71,72,73を付着させて、前記害虫1の気
門5からの酸素の取入れを妨げる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、気門を有する害虫を
駆除する方法およびその方法に用いる害虫駆除材に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】シロアリやツメダニ等をはじめとする,
気門を有する害虫を駆除する場合、その害虫が気門を有
するか否かを問わず,化学的殺虫剤を用いることが一般
的であり、例えばシロアリやダニの駆除を目的とする場
合有機りん系薬剤やピレスロイド系薬剤のように急性毒
性の強い化学的殺虫剤が広く用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の化
学的殺虫剤はその化学的成分の薬効により害虫を駆除す
るものであるが、その化学的成分が人畜への悪影響を有
することが多く、急性毒性の強い化学物質の散布を原因
とする環境汚染も懸念される。
【0004】また、化学的殺虫剤の使用に伴って、害虫
が殺虫剤抵抗性(抵抗性)を次第に備え、当初有効であ
った化学的殺虫剤が最終的に殺虫剤としての効果を奏し
なくなることが生じる。
【0005】この発明は、このような背景に基づいてな
されたもので、害虫以外の人畜への悪影響や環境汚染の
おそれが少なく、使用に伴う抵抗性を害虫が具備せず,
長期に渡って、気門を有する害虫を確実に駆除すること
のできる害虫駆除方法および害虫駆除材を提供すること
を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、気門を有する害虫の体表面
に形成された気門とこの気門から前記害虫の体内に延び
る気管とを有する気管系に、粉状の固形物を付着させ
て、前記害虫の気門からの酸素の取入れを妨げることを
特徴とする害虫駆除方法である。
【0007】
【作用】請求項1記載の発明によれば、気門を有する害
虫の気管系に粉状の固形物を付着させて酸素の取入れを
妨げるので、害虫は酸素欠乏により死亡し駆除される。
【0008】この害虫駆除作用は、粉状の固形物の物理
的性質により行なわれるものであり、化学的な殺虫とは
異なるものであるため、従来のように急性毒性の強い化
学物質を用いる必要がない。
【0009】そのため、害虫駆除に伴う人畜への悪影響
や環境汚染のおそれがない。
【0010】また、化学的殺虫剤でないため害虫が抵抗
性を次第に備えることもなく、長期に渡って、気門を有
する害虫を確実に駆除することができる。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照しつつ実施例によりこの発
明を説明する。
【0012】以下においては最初に、図1に示す模式図
により本願で基本的に期待される害虫駆除メカニズムを
説明し、この後に実施例の害虫駆除方法と害虫駆除材と
を説明する。
【0013】まず、本願で基本的に期待されている害虫
駆除メカニズムは次のとおりである。
【0014】図1において、1は気門を有する害虫であ
って、2は害虫の体表面、3は害虫の体毛である。
【0015】気門を有する害虫1においては、その害虫
1の体内から延びる気管4が体表面2に開口して気門5
を形成しており、これらの気管4および気門5は、害虫
1の気管系6を構成するものであって、害虫1が体内に
取り入れる酸素を体内に導く通路としての機能を有する
ものである。
【0016】このような気門5を有する害虫1におい
て、気門5の近傍での体毛3の間隔寸法をPとし、気門
5の開口寸法(直径)をWとする。
【0017】そして、図1において、71,72,7
3,74はそれぞれ粉状の固形物からなる害虫駆除材で
あり、これらの害虫駆除材71,72,73,74は現
実には当然種々の形状のものであるが、以下のメカニズ
ムの説明を単純化するために図面においては球形として
表示し、それぞれはその粒径のみが異なるものとする。
【0018】害虫1の気門5近傍においては、害虫駆除
材71,72,73,74はその粒径の如何によりその
挙動が異なり、以下の説明において害虫駆除材71,7
2,73は有効成分として機能し、害虫駆除材74は比
較例として位置づけられるものである。
【0019】すなわち、害虫駆除材71はその粒径D1
が、体毛3の間隔寸法Pより小さく,かつ気門5の開口
寸法Wより大きいものである。
【0020】そのため、害虫駆除材71は、体毛3の間
隙を経て害虫1の体表面2に到達し、気門5の表面側に
位置することができる。そして、害虫1の体表面2上に
達した害虫駆除材71は体表面2上の脂質や水分等によ
り体表面2上に付着することとなり、気門5は前記害虫
駆除材71で覆われて閉塞され、その気門5からの酸素
の取り込みが阻害される。
【0021】害虫駆除材72はその粒径D2が、体毛3
の間隔寸法Pおよび気門5の開口寸法Wよりやや小さい
ものである。
【0022】そのため、害虫駆除材72は、前記害虫駆
除材71と同様に害虫1の体表面2に到達するが、さら
に気門5から気管4内に侵入することができる。
【0023】害虫駆除材72が気管4中に侵入すると、
気管4の通気面積が大幅に小さくなるので、害虫1の酸
素の取入れが損なわれ、かつ侵入した害虫駆除材72が
気管4から容易には脱落しないので、害虫1は長時間の
酸素欠乏によって最終的には確実に死亡する。
【0024】前記害虫駆除材72より粒径がさらに小さ
い害虫駆除材73においては、前記体毛3は害虫駆除材
73が害虫1の体表面2へ到達するうえでの支障となる
ことがほとんどなく、そのうえ、気門5も害虫駆除材7
3よりかなり大きい寸法であるので、害虫駆除材73は
比較的高い確率で気管4内に侵入することができる。
【0025】このようにして気管4内に侵入した害虫駆
除材73は、単一の粒子のみでは前記害虫駆除材72の
ように気管4の閉塞は困難であるが、前記のように比較
的高い確率で気管4内に侵入するので、複数個の害虫駆
除材73が付着し蓄積されることによって、気管4の通
気断面積が小さくなり、害虫1は酸素欠乏状態となる。
【0026】害虫駆除材74は前記害虫1の場合には比
較例となるものであって、その粒径D4は前記体毛3の
間隔寸法Pよりも大きいものである。
【0027】このような場合、害虫駆除材74は体毛3
によって害虫1の体表面2に到達し得ないので、気門5
に対する閉塞機能を期待することができない。しかし、
前記体毛3の間隔寸法Pおよび気門5の開口寸法Wは、
害虫の種類により異なる値をとるので、害虫の種類によ
ってはこの害虫駆除材74が前記した害虫駆除材71〜
73に相当するものとして作用することができる。
【0028】このように、以上説明した場合には害虫駆
除材71,72,73は、害虫1の気管系6に付着し
て、害虫1の気門5からの酸素の取入れを妨げるので、
害虫1は酸素欠乏により死亡し、害虫駆除の目的を達成
するものである。
【0029】かかる害虫駆除メカニズムの利点は、従来
の化学的殺虫剤による殺虫とは異なり害虫を駆除すべき
空間内に急性毒性の強い化学物質を高濃度に蒸散させず
に害虫を駆除できることであり、このことに起因して人
畜に対する化学的殺虫剤の影響や環境汚染を回避できる
とともに害虫が抵抗性を次第に備えることもなく、粉状
の固形物の物理的性質により行なわれるので、長期に渡
って気門を有する害虫を確実に駆除することができるこ
とである。
【0030】次に、前記害虫駆除メカニズムの実証試験
について説明する。
【0031】この実証試験は、シャーレにロ紙を敷き、
このロ紙上に害虫駆除材を均等に敷きならし、この状態
のシャーレ中に10匹の害虫を入れて経時的に害虫の活動
状態を観察するものである。
【0032】以下に説明する実証試験は、害虫としてイ
エシロアリの職蟻を用いるものであり、この場合の前記
体毛の間隔寸法Pは概ね63μmであり、気門の開口寸法
Wは概ね30μmである。
【0033】そして、害虫駆除材としては粉状の固形物
である天然ゼオライトを用いたものであり、その害虫駆
除材の粒度分布は図2に示すものである。
【0034】この天然ゼオライトは、新東北化学工業株
式会社製商品名「ゼオフィル(CP)」であって、その
化学組成は表.1のようである。
【0035】 この害虫駆除材においては、図2からあきらかなように
前記イエシロアリの職蟻に対する有効成分としての前記
害虫駆除材71,72,73に相当するものは重量%で
概ね40%強であり、前記害虫駆除材71として機能する
ものは概ね12%,前記害虫駆除材72,73として機能
し得るものは概ね28%である。
【0036】なお、この実証試験で用いたシャーレは、
直径9cmのものであり、前記害虫駆除材を0.64g(100g/m
2の割合で害虫駆除材を散布した状態に相当する)だけ
入れて行なった。
【0037】その観察結果は次のようである。
【0038】前記シャーレへの前記シロアリの投入から
1時間経過後においては、10匹のシロアリは体表面に害
虫駆除材の粉末を付着しているものの、シャーレ中を動
きまわっていた。
【0039】シロアリの投入から2時間経過後、4匹のシ
ロアリは死亡しており、残る6匹のシロアリもシャーレ
中の各箇所でじっとしながら触角や脚を時折動かす程度
にその活動が低下していた。
【0040】シロアリの投入から3時間経過後、残りの6
匹も死亡しており、シャーレに入れられた10匹全てのシ
ロアリの死亡を確認した。
【0041】この後、このようにして死亡したシロアリ
を顕微鏡で観察すると、気門の部分を含んでシロアリの
体表面上には、粉状の前記害虫駆除材が付着していた。
【0042】前記の観察結果のうち、とくに、シロアリ
の投入から2時間経過後にシロアリが死亡しているこ
と、および死亡したシロアリの体表面上で気門の部分を
含んで粉状の前記害虫駆除材が付着していたことを考慮
すれば、これらのシロアリは気管系からの酸素の取り込
みが阻害され、いわゆる酸素欠乏状態で死亡したものと
推定することができ、前記害虫駆除メカニズムが実証さ
れたものと考えられる。
【0043】このように害虫としてのシロアリに対し
て、害虫駆除材としての粉状の天然ゼオライトで実証さ
れた前記害虫駆除メカニズムは、前記したように害虫の
気門等の寸法と、害虫駆除材である粉状の固形物の粒径
との関係で物理的に成立するものであるので、次のよう
な範囲で適用することができる。
【0044】すなわち、この害虫駆除メカニズムは、害
虫が気門を有することを前提としており、害虫が気門を
有しておりさえすれば本願発明の害虫駆除方法を実施す
ることができる。
【0045】本願発明の害虫駆除方法の実施対象としう
る害虫を挙げると、例えば、その他のシロアリ類や家ダ
ニ類のツメダニあるいはゴキブリ類はもちろんのこと、
カ類,ハエ類,ノミ類,シラミ類,ヒラタキクイムシ,
シバンムシ類,ノシメマダラメイガ,ノコギリヒラタム
シ,コクヌストモドキ,コクゾウムシ,アズキゾウム
シ,ヒメマルカツオブシムシ,ヒメカツオブシムシ,イ
ガ,ユスリカ類,チョウバエ類,カメムシ類,アブ類,
マダニ類,サシバエ,ニカメイガ,ウンカ,ツマグロヨ
コバイ,ヒメコガネ,シロイチモジマダラメイガ,シン
クイムシ類,カイガラムシ類,ハダニ類,アブラムシ
類,コナガ,ヨトウムシ,ヤサイゾウムシ,マツノマダ
ラカミキリ,キクイムシ類,コガネムシ類,スジキリヨ
トウ,シバツトガ等である。
【0046】このように、前記シロアリとは異なる害虫
を対象とする場合、前記した害虫駆除メカニズムから明
らかなように、その対象とする害虫の体毛の間隔寸法P
と気門の開口寸法Wとに応じて、害虫駆除材の有効成分
となるものの粒径が定まるので、使用する害虫駆除材の
粒度分布を適宜調整することが好ましく、駆除対象を特
定種類の害虫とする害虫駆除材の場合には、その害虫の
体毛の間隔Pより小さい粒径のもののみを害虫駆除材と
して用いることが効率的である。
【0047】例えば、家ダニ類のツメダニを駆除対象の
害虫とする場合、その体毛の間隔寸法は概ね30μmであ
り、気門の開口寸法は概ね1μmである。
【0048】したがって、かかるツメダニを対象とし
て、前記シロアリに用いた害虫駆除材(図2の粒度分布
のもの)を用いると、重量%で概ね28%のものが、ツメ
ダニの体表面に到達し得るが、粒径が1μm以下の細粒
分がほとんど含有されていないので、前記害虫駆除材7
2,73のように気管内へ侵入して気管系を閉塞するこ
とはほとんど期待することができず、その結果ツメダニ
に対する害虫駆除効果は幾分低減することとなる。
【0049】これに対し、図3に示すように、害虫駆除
材の粒度分布をより細粒のものとすると、重量%で概ね
64%のものがツメダニの体表面に到達することができ、
粒径が1μm以下の細粒分も重量%で概ね3%だけ含有さ
れているので、前記害虫駆除材72,73のように気管
内へ侵入して気管系を閉塞することができ、前記図2の
害虫駆除材より良好な害虫駆除効果を期待することがで
きる。
【0050】なお、このように細粒分の含有割合を増加
した害虫駆除材であっても、ダニより体毛間隔の大きい
シロアリ等の害虫に対する害虫駆除メカニズムにおいて
は、前記害虫駆除材72,73が増加することを意味す
るので、良好な害虫駆除効果を得ることができる。
【0051】この害虫駆除メカニズムにおいては、害虫
駆除材に化学的な作用を期待せず、前記のように固体と
しての物理的性質を利用するものであるので、粉状の各
種の固形物を使用することができるが、前記のようにそ
の粉状の固形物の粒径が極めて重要な要素である。
【0052】したがって、害虫駆除材としては、前記の
ようなオーダの粒径の粉状の固形物を得ることが工業的
に量産するうえで重要である。
【0053】このような観点から、害虫駆除材として好
ましい固形物は、前記天然ゼオライトのように吸湿性あ
るいは調湿性を有する,人工ゼオライト,無水けい酸,
シリカゲル等の物質や、クレー,ベントナイト,タル
ク,セピオライト等の粘土鉱物、珪藻土等の珪質堆積岩
からなる物質、シラス等の火山灰堆積物、あるいは炭酸
カルシウム,フライアッシュ等を挙げることができる。
【0054】以下に、前記固形物の代表例を害虫駆除材
として行なった実証試験について説明するが、この実証
試験は前記天然ゼオライトによる実証試験に準じて行
い、害虫駆除材のみが当該固形物に変更されたものであ
る。
【0055】まず、害虫駆除材としてクレーを用いた場
合を説明するが、そのクレーは丸尾カルシウム株式会社
製「OSクレー」(商品名)であって、その粒度は44μ
m以下とされており、その粒度分布は図4に示すように
全体的に極めて細粒である。
【0056】そのため、このクレーで前記イエシロアリ
の職蟻に対する有効成分としての前記害虫駆除材71,
72,73に相当するものは重量%で100%であり、前記
害虫駆除材72,73として機能し得るものは概ね95
%、前記害虫駆除材71として機能するものは概ね5%で
ある。
【0057】このようなクレーを害虫駆除材として用い
て行なった実証試験の観察結果は次のとおりである。
【0058】害虫駆除材としてのクレーを配置したシャ
ーレへのシロアリの投入から1時間経過後においては、
投入された10匹のシロアリ中の2匹が死亡しており、残
りの8匹は触角や脚をバタバタさせていた。
【0059】シロアリの投入から2時間経過後、7匹のシ
ロアリが既に死亡しており、残る3匹のシロアリもわず
かに触角を動かすのみであった。
【0060】シロアリの投入から3時間経過後、残りの3
匹も死亡しており、シャーレに入れられた10匹全てのシ
ロアリの死亡を確認した。
【0061】この後、このようにして死亡したシロアリ
を顕微鏡で観察すると、気門の部分を含んでシロアリの
体表面上には、粉状の前記害虫駆除材が付着していたこ
とは前記と同様であった。
【0062】次に、害虫駆除材としてベントナイトを用
いた場合を説明するが、そのベントナイトは株式会社豊
順洋行製「穂高印豊順ベントナイト」(商品名)であっ
て、その粒度は概ね40μm以下とされており、その粒度
分布は図5に示すように全体的に極めて細粒である。
【0063】そのため、このベントナイトで前記イエシ
ロアリの職蟻に対する有効成分としての前記害虫駆除材
71,72,73に相当するものは重量%で100%であ
り、ほとんどが前記害虫駆除材72,73として機能し
得るもので、前記害虫駆除材71として機能するものは
ほとんど無い。
【0064】このようなベントナイトを害虫駆除材とし
て用いて行なった実証試験の観察結果は次のとおりであ
る。
【0065】害虫駆除材としてのベントナイトを配置し
たシャーレへのシロアリの投入から1時間経過後におい
ては、投入された10匹のシロアリはいずれも害虫駆除材
を体中に付着させて生存しており、9匹は脚をバタバタ
させ、残る1匹は動きまわっていた。
【0066】シロアリの投入から2時間経過後、3匹のシ
ロアリが既に死亡しており、残りの6匹のシロアリは触
角,脚を動かして、1匹は動きまわっていた。
【0067】シロアリの投入から3時間経過後、残りの7
匹も死亡しており、シャーレに入れられた10匹全てのシ
ロアリの死亡を確認した。
【0068】この後、このようにして死亡したシロアリ
を顕微鏡で観察すると、気門の部分を含んでシロアリの
体表面上には、粉状の前記害虫駆除材が付着していたこ
とは前記と同様であった。
【0069】次に、害虫駆除材としてセピオライトを用
いた場合を説明する。このセピオライトは近江鉱業株式
会社製「ミラクレーP−80V」(商品名)であって、
その粒度分布は図6に示すようである。
【0070】したがって、このセピオライトで前記イエ
シロアリの職蟻に対する有効成分としての前記害虫駆除
材71,72,73に相当するものは重量%で50%弱で
あり、前記害虫駆除材72,73として機能し得るもの
は概ね45%であり、前記害虫駆除材71として機能する
ものは5%弱である。
【0071】このようなセピオライトを害虫駆除材とし
て用いて行なった実証試験の観察結果は次のとおりであ
る。
【0072】害虫駆除材としてのセピオライトを配置し
たシャーレへのシロアリの投入から1時間経過後におい
ては、投入された10匹のシロアリはいずれも害虫駆除材
を体中に付着させて生存しており、内5匹は動きまわ
り、残りの5匹は触角や脚をピクピクさせていた。
【0073】シロアリの投入から2時間経過後、投入さ
れた10匹全てのシロアリの死亡を確認した。
【0074】このようにして死亡したシロアリを顕微鏡
で観察すると、気門の部分を含んでシロアリの体表面上
には、粉状の前記害虫駆除材が付着していたことは前記
と同様であった。
【0075】次に、害虫駆除材としてタルクを用いた場
合を説明するが、そのタルクは丸尾カルシウム株式会社
製「3Sタルク」(商品名)であって、その粒度は概ね
50μm以下とされており、その粒度分布は図7に示すよ
うに全体的に極めて細粒である。
【0076】そのため、このタルクで前記イエシロアリ
の職蟻に対する有効成分としての前記害虫駆除材71,
72,73に相当するものは重量%で100%であり、ほと
んどが前記害虫駆除材72,73として機能し得るもの
で、前記害虫駆除材71として機能するものはほとんど
無い。
【0077】このようなタルクを害虫駆除材として用い
て行なった実証試験の観察結果は次のとおりである。
【0078】害虫駆除材としてのタルクを配置したシャ
ーレへのシロアリの投入から1時間経過後においては、
投入された10匹のシロアリのうち5匹は死亡しており、
残りの5匹は害虫駆除材を体中に付着させて触角や脚を
バタバタさせていた。
【0079】シロアリの投入から2時間経過後、6匹のシ
ロアリが死亡しており、残りの4匹のシロアリは触角,
脚をわずかに動かすだけであった。
【0080】シロアリの投入から3時間経過後、残りの4
匹も死亡しており、シャーレに入れられた10匹全てのシ
ロアリの死亡を確認した。
【0081】このようにして死亡したシロアリを顕微鏡
で観察すると、気門の部分を含んでシロアリの体表面上
には、粉状の前記害虫駆除材が付着していたことは前記
と同様であった。
【0082】以上のクレー,ベントナイト,セピオライ
ト,タルクについての実験結果から、粘土鉱物は一般に
害虫駆除材となりうるものと推測することができる。
【0083】次に、害虫駆除材として珪藻土を用いた場
合を説明するが、その珪藻土は昭和化学工業株式会社製
「ラジオライト(焼成品)」(商品名)であって、その
粒度分布は図8に示すとおりである。
【0084】そのため、この珪藻土で前記イエシロアリ
の職蟻に対する有効成分としての前記害虫駆除材71,
72,73に相当するものは重量%で概ね80%であり、
前記害虫駆除材72,73として機能し得るものは概ね
45%、前記害虫駆除材71として機能するものは概ね35%
である。
【0085】このような珪藻土を害虫駆除材として用い
て行なった実証試験の観察結果は次のとおりである。
【0086】害虫駆除材としての珪藻土を配置したシャ
ーレへのシロアリの投入から1時間経過後においては、
投入された10匹のシロアリは害虫駆除材としての珪藻土
を体表面に付着させたまま8匹は動き回り、残りの2匹も
脚をバタバタさせていた。
【0087】シロアリの投入から2時間経過後、10匹の
シロアリともに触角や脚をバタバタさせており、全体的
に先より弱った状態で生存していた。
【0088】シロアリの投入から3時間経過後、2匹が死
亡しており、残りの内の7匹は触角や脚を時折動かす程
度に弱っており、残りの1匹は触角や脚をバタバタさせ
ていた。
【0089】シロアリの投入から4時間経過後、8匹が死
亡しており、残りの2匹が弱りながらも脚をバタバタさ
せていた。
【0090】この時点で、珪藻土が害虫駆除効果を有す
ることを確認したので、以後の試験を打ち切った。
【0091】死亡したシロアリの顕微鏡観察により、気
門の部分を含んでシロアリの体表面上には、粉状の前記
害虫駆除材が付着していたことを確認した。
【0092】次に、害虫駆除材としてシラスを用いた場
合を説明するが、そのシラスはイヂチ化成株式会社製
「ウインライトS−20」(商品名)であって、その粒
度分布は図9に示すとおりである。
【0093】そのため、このシラスで前記イエシロアリ
の職蟻に対する有効成分としての前記害虫駆除材71,
72,73に相当するものは重量%で概ね70%弱であ
り、前記害虫駆除材72,73として機能し得るものは
概ね25%強、前記害虫駆除材71として機能するものは
概ね45%である。
【0094】このようなシラスを害虫駆除材として用い
て行なった実証試験の観察結果は次のとおりである。
【0095】害虫駆除材としてのシラスを配置したシャ
ーレへのシロアリの投入から1時間経過後においては、
投入された10匹のシロアリは害虫駆除材としてのシラス
を体表面に付着させたまま9匹は動き回り、残りの1匹も
脚をバタバタさせていた。
【0096】シロアリの投入から2時間経過後、5匹が死
亡しており、残りの5匹も脚をピクピクけいれんさせて
いた。
【0097】シロアリの投入から3時間経過後、9匹が死
亡しており、残りの1匹は触角を時折動かす程度に弱っ
ていた。
【0098】この時点で、シラスが害虫駆除効果を有す
ることを確認したので、以後の試験を打ち切った。
【0099】死亡したシロアリの顕微鏡観察により、気
門の部分を含んでシロアリの体表面上には、粉状の前記
害虫駆除材が付着していたことを確認した。
【0100】次に、害虫駆除材として炭酸カルシウムを
用いた場合を説明するが、その炭酸カルシウムは丸尾カ
ルシウム株式会社製「スペシャルライス(S)」(商品
名)であって、その粒径は50μm以下とされており、そ
の粒度分布は図10に示すとおりである。
【0101】そのため、この炭酸カルシウムで前記イエ
シロアリの職蟻に対する有効成分としての前記害虫駆除
材71,72,73に相当するものは重量%で概ね100%
であり、前記害虫駆除材72,73として機能し得るも
のは概ね95%強、前記害虫駆除材71として機能するも
のは概ね5%である。
【0102】このような炭酸カルシウムを害虫駆除材と
して用いて行なった実証試験の観察結果は次のとおりで
ある。
【0103】害虫駆除材としての炭酸カルシウムを配置
したシャーレへのシロアリの投入から1時間経過後にお
いては、投入された10匹のシロアリは害虫駆除材として
の炭酸カルシウムを体表面に付着させており、ヨタヨタ
しながら動き回っていた。
【0104】シロアリの投入から2時間経過後、9匹が死
亡しており、残りの1匹も触角と脚を動かすだけであっ
た。
【0105】シロアリの投入から3時間経過後、残りの1
匹も死亡しており、投入された全てのシロアリが死亡し
た。
【0106】そして、死亡したシロアリの顕微鏡観察に
より、気門の部分を含んでシロアリの体表面上には、粉
状の前記害虫駆除材が付着していた。
【0107】次に、害虫駆除材としてフライアッシュを
用いた場合を説明するが、そのフライアッシュは小野田
セメント株式会社製「ONODAスーパーフロー」(商品
名)であって、その粒度分布は図11に示すとおりであ
る。
【0108】そのため、このフライアッシュで前記イエ
シロアリの職蟻に対する有効成分としての前記害虫駆除
材71,72,73に相当するものは重量%で概ね100%
であり、その全量は前記害虫駆除材72,73として機
能することができ、前記害虫駆除材71として機能する
ものはほとんど無い。
【0109】このようなフライアッシュを害虫駆除材と
して用いて行なった実証試験の観察結果は次のとおりで
ある。
【0110】害虫駆除材としてのフライアッシュを配置
したシャーレへのシロアリの投入から1時間経過後にお
いては、投入された10匹のシロアリは害虫駆除材として
のフライアッシュを体表面に付着させたまま10匹とも動
き回っていた。
【0111】シロアリの投入から2時間経過後、10匹と
も生存してはいるが、内7匹は触角や脚をバタバタさせ
ており、残りの3匹のみが動きまわっていた。
【0112】シロアリの投入から3時間経過後、3匹が死
亡しており、残りの7匹は触角を時折動かす程度に弱っ
ていた。
【0113】シロアリの投入から4時間経過後、残りの7
匹も死亡しており、投入された全てのシロアリの死亡を
確認した。
【0114】死亡したシロアリの顕微鏡観察により、気
門の部分を含んでシロアリの体表面上には、粉状の前記
害虫駆除材が付着していたことを確認した。
【0115】以上の実証試験から明らかなように、化学
組成の如何にかかわらず、このようないずれの固形物で
あっても害虫駆除効果を認められるから、この害虫駆除
効果は物理的な前記の害虫駆除メカニズムによるもので
ある。
【0116】したがって、前記した固形物の適宜な混合
物であっても、同様に前記害虫駆除メカニズムの粒径条
件を満たす粉状の固形物が有効成分となり、前記天然ゼ
オライトの場合と同様に害虫に使用してこれを駆除する
ことができる。
【0117】なお、前記した害虫駆除メカニズムに用い
る害虫駆除材の物質自体が、前記天然ゼオライトや人工
ゼオライトあるいはシリカゲルのように、吸湿性や調湿
性を有するものである場合、害虫の気門や気管に付着し
た害虫駆除材は害虫自体の気管系を通じて害虫の体内の
水分の吸い出しが容易であるので、害虫が脱水状態とな
ってその死亡を助長する利点がある。
【0118】さらに、前記のごとき粉状の固形物からな
る害虫駆除材に、例えば、ほう酸等の弱い薬効の薬剤を
添加することとしてもよい。この場合には、その薬剤の
薬効とともに前述の害虫駆除メカニズムが同時に害虫に
作用するので、その薬効が従来より弱いものであっても
十分に効果がある。
【0119】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、気門を有する害虫の気管系に粉状の固形物
を付着させて酸素の取入れを妨げるので、害虫は酸素欠
乏により死亡し駆除される。
【0120】この害虫駆除作用は、粉状の固形物の物理
的性質により行なわれるものであり、化学的な殺虫とは
異なるものであるため、従来のように急性毒性の強い化
学物質を用いる必要がない。
【0121】そのため、害虫駆除に伴う人畜への悪影響
や環境汚染のおそれがない。
【0122】また、化学的殺虫剤でないため害虫が抵抗
性を次第に備えることもなく、長期に渡って、気門を有
する害虫を確実に駆除することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】害虫駆除メカニズムの説明用断面模式図であ
る。
【図2】天然ゼオライトからなるの害虫駆除材の粒度分
布図である。
【図3】細粒の天然ゼオライトからなる害虫駆除材の粒
度分布図である。
【図4】クレーからなる害虫駆除材の粒度分布図であ
る。
【図5】ベントナイトからなる害虫駆除材の粒度分布図
である。
【図6】セピオライトからなる害虫駆除材の粒度分布図
である。
【図7】タルクからなる害虫駆除材の粒度分布図であ
る。
【図8】珪藻土からなる害虫駆除材の粒度分布図であ
る。
【図9】シラスからなる害虫駆除材の粒度分布図であ
る。
【図10】炭酸カルシウムからなる害虫駆除材の粒度分
布図である。
【図11】フライアッシュからなる害虫駆除材の粒度分
布図である。
【符号の説明】
P 体毛の間隔寸法 W 気門の開口寸法 1 害虫 2 体表面 3 体毛 4 気管 5 気門 6 気管系 71,72,73 害虫駆除材(固形物)

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気門を有する害虫の体表面に形成された
    気門とこの気門から前記害虫の体内に延びる気管とを有
    する気管系に、粉状の固形物を付着させて、前記害虫の
    気門からの酸素の取入れを妨げることを特徴とする害虫
    駆除方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の害虫駆除方法において、
    前記粉状の固形物の粒径を、前記害虫の体毛の間隔寸法
    より小さく,かつ気門の開口寸法より大きいものとし
    て、前記固形物を気門の表面側に付着させることを特徴
    とする害虫駆除方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の害虫駆除方法において、
    前記粉状の固形物の粒径を前記害虫の気門の開口寸法よ
    り小さいものとして、前記固形物を気門から気管内に侵
    入させて付着させることを特徴とする害虫駆除方法。
  4. 【請求項4】 気門を有する害虫の気管系に付着させる
    粉状の固形物であって、前記害虫の体毛の間隔寸法より
    小さい粒径の固形物を有効成分とする害虫駆除材。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の害虫駆除材において、前
    記固形物の粒径は前記害虫の気門の開口寸法より大きく
    設定されていることを特徴とする害虫駆除材。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の害虫駆除材において、前
    記固形物の粒径は前記害虫の気門の開口寸法より小さく
    設定されていることを特徴とする害虫駆除材。
  7. 【請求項7】 請求項4から請求項6のいずれかに記載
    の害虫駆除材において、前記固形物が吸湿性を有する物
    質で形成されていることを特徴とする害虫駆除材。
  8. 【請求項8】 請求項4から請求項6のいずれかに記載
    の害虫駆除材において、前記固形物が粘土鉱物で形成さ
    れていることを特徴とする害虫駆除材。
  9. 【請求項9】 請求項4から請求項6のいずれかに記載
    の害虫駆除材において、前記固形物が珪質堆積岩で形成
    されていることを特徴とする害虫駆除材。
  10. 【請求項10】 請求項4から請求項6のいずれかに記
    載の害虫駆除材において、前記固形物が火山灰堆積物で
    形成されていることを特徴とする害虫駆除材。
  11. 【請求項11】 請求項4から請求項6のいずれかに記
    載の害虫駆除材において、前記固形物が炭酸カルシウム
    で形成されていることを特徴とする害虫駆除材。
  12. 【請求項12】 請求項4から請求項6のいずれかに記
    載の害虫駆除材において、前記固形物がフライアッシュ
    で形成されていることを特徴とする害虫駆除材。
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