JPH11192461A - 流液式ワークカセット洗浄装置 - Google Patents

流液式ワークカセット洗浄装置

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JPH11192461A
JPH11192461A JP10207924A JP20792498A JPH11192461A JP H11192461 A JPH11192461 A JP H11192461A JP 10207924 A JP10207924 A JP 10207924A JP 20792498 A JP20792498 A JP 20792498A JP H11192461 A JPH11192461 A JP H11192461A
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JP
Japan
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cleaning
cassette
cleaned
liquid
brush
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JP10207924A
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English (en)
Inventor
Yoshinobu Terui
井 善 信 照
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Speedfam Clean System Co Ltd
Original Assignee
Speedfam Clean System Co Ltd
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Publication date
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    • B08CLEANING
    • B08BCLEANING IN GENERAL; PREVENTION OF FOULING IN GENERAL
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    • B08B3/04Cleaning involving contact with liquid
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B08CLEANING
    • B08BCLEANING IN GENERAL; PREVENTION OF FOULING IN GENERAL
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    • B08B1/30Cleaning by methods involving the use of tools by movement of cleaning members over a surface
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カセットから剥離した汚れが該カセットや洗
浄ブラシ等に再付着しないようにして洗浄効果を高める
と共に、スループットを高めて生産効率を向上させたカ
セット洗浄装置を得る。 【解決手段】 給液部4側から排液部5側に向けて洗浄
液3が連続的に流れる溝形の洗浄槽2に、カセット本体
111の異なる部分を洗浄液3中においてそれぞれ洗浄
ブラシ10,14,20で個別に洗浄する複数の洗浄部
6,7,8を順次形成し、各洗浄部6,7,8に対応さ
せて、洗浄中のカセット本体111をチャックして上記
各洗浄ブラシ10,14,20に接触させると共に、洗
浄が終了したカセット本体111を上流側の洗浄部に搬
送する複数の搬送手段26,27,28を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ディスク基板
や半導体ウエハのような実質的にディスク形をしたワー
クを収容するためのカセットを、洗浄液の流れの中で自
動的に洗浄する流液式のワークカセット洗浄装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク基板や半導体ウエハ等のワ
ークの研磨や洗浄等の加工工程においては、該ワークの
搬送に図13及び図14に示すようなカセット110が
使用される。このカセット110は、上下面と長手方向
両側面の一部が開放し且つ底部に幅の狭い狭幅部分11
0aを有する矩形枠状のカセット本体111と、該カセ
ット本体111の上面と両側面とを覆う上蓋112と、
底面を覆う底蓋113とを有している。
【0003】上記カセット本体111は、内側面に多数
の縦溝115を有し、この縦溝115内に複数のワーク
116を、開放する上面から縦向きに収容して保管する
ものである。また、上記上蓋112は、図15Aからも
分かるように、上記カセット本体111の上面を覆う天
板部117と、該天板部117の両端から下向きに延び
る、上記カセット本体111の側面の開口部を覆う一対
の側板部118,118とを備えていて、上記天板部1
17の内面には、ワーク116の上端部が嵌合して当接
する複数の溝117aが形成されている。更に、上記底
蓋113は、図15Bからも分かるように、浅い皿状を
している。
【0004】上記カセット110を構成するカセット本
体111と上蓋112及び底蓋113は、繰り返して使
用されるため内外面が汚れ易く、その汚れが収容したワ
ーク116を汚染する原因となる。このため、これらの
部材を定期的に洗浄する必要があるが、上記カセット本
体111と上蓋112及び底蓋113は、何れも立体形
状をしていてその形状はそれほど単純でないため、内外
面や溝部分等をもれなく洗浄するのは非常に難しい作業
である。
【0005】この種のカセット(キャリヤ)を洗浄する
ための装置として、従来、特許第2567320号公報
に記載のものが知られている。このものは、図16に示
すように、槽底から供給した洗浄液121の一部を槽壁
の上端から外部に流出させるようにしたオーバーフロー
式の洗浄槽120の内部に、水平軸の回りに回転する2
つの回転ブラシ122,122を設け、キャリヤ123
を回転テーブル124により90度ずつ回転させなが
ら、上記回転ブラシ122,122により該ウエハキャ
リヤ123の内側面及び外側面を1面ずつ洗浄するもの
である。
【0006】しかしながら、上記従来の洗浄装置は、オ
ーバーフロー式であるため、洗浄液121が洗浄槽12
0の中で上下方向の循環流を起こし易く、キャリヤから
剥離した汚れの大部分がこの循環流に乗って槽内を浮遊
し、うまく排出されずにキャリヤ123や回転ブラシ1
22,122等に再付着して洗浄効果を低下させるとい
う欠点がある。
【0007】また、1つの場所でキャリヤ123を90
度ずつ回転させながら、2つの回転ブラシ122,12
2で該キャリヤの内側面及び外側面を1面ずつ全て洗浄
するようにしているため、1つのキャリヤを洗浄し終わ
るのに時間がかかってスループットが低いという欠点も
ある。
【0008】さらに、洗浄時に大径の回転ブラシを上下
動させるようにしているため、該回転ブラシに作用する
洗浄液の抵抗が大きく、該回転ブラシの回転速度が変化
したり、ブラシを構成する繊維が上下に揺れて洗浄効率
が低下したり、洗浄液の流れが大きく乱されて汚れの排
出が円滑に行われにくいなどの欠点もある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の主要な技術的
課題は、ディスク形ワークを収容するためのカセットを
洗浄する洗浄装置において、上記カセットから剥離した
汚れが該カセットや回転ブラシ等に再付着しないように
して洗浄効果を高めると共に、スループットを高めて生
産効率を向上させることにある。
【0010】本発明の従属的な技術的課題は、上記洗浄
装置において、大径の回転ブラシを上下動させることに
よる上述した欠点を解消して、カセットを効率よく洗浄
できるようにすることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の洗浄装置は、一方向から他方向に向けて洗
浄液が全液深にわたり一様且つ連続的且つ水平に流れる
1つの溝形の洗浄槽を有し、該洗浄槽に、立体形をした
カセット構成部品の異なる部分を洗浄液中においてそれ
ぞれ洗浄ブラシで個別に洗浄する複数の洗浄部を形成し
たことを特徴としている。上記洗浄装置はまた、上記各
洗浄部において被洗浄物を洗浄液中に支持する支持手段
と、上記各洗浄部で洗浄が終わった被洗浄物を個別にチ
ャックして上段側の洗浄部に搬送する複数の搬送手段
と、最下段側の洗浄部に未洗浄の被洗浄物を供給するロ
ーディング手段と、最上段側の洗浄部から洗浄済の被洗
浄物を取り出すアンローディング手段とを有し、これら
の各手段が同期的に動作するように構成されている。
【0012】上記構成を有する本発明の洗浄装置は、被
洗浄物を複数の洗浄部で複数の部分に分けて同期的に洗
浄することにより、1つの部分の洗浄に要するだけの短
い時間間隔で連続的に搬送しながら洗浄することができ
るため、洗浄効率が非常に良く、スループットに勝れる
という利点がある。また、横向きに流れる洗浄液中で被
洗浄物を洗浄しているため、該被洗浄物から剥離した汚
れは、流れる洗浄液により速やか且つ円滑に下流側に運
ばれて排出され、被洗浄物や回転ブラシ等に再付着する
ことがない。このため、洗浄が終わった被洗浄物を洗浄
槽から取り出すときは、清浄な洗浄液との接触によりす
すぎが行われた状態で取り出すことができる。
【0013】本発明の1つの具体的な構成態様によれ
ば、上記洗浄装置が、カセット本体を洗浄するための3
つの洗浄部を有している。1つの洗浄部には、上記カセ
ット本体の内面を洗浄する1つのロール状の洗浄ブラシ
が設けられ、他の1つの洗浄部には、カセット本体の前
後面を同時に洗浄する2つの洗浄ブラシが設けられ、更
に他の1つの洗浄部には、カセット本体の左右両側面を
同時に洗浄する2つの洗浄ブラシが設けられている。こ
れらの洗浄ブラシは何れも、洗浄液中の定位置において
回転するように設置されている。
【0014】この場合に好ましくは、カセット本体を上
流側の洗浄部に搬送するための搬送手段が3組設けられ
ていて、それぞれが洗浄中のカセット本体を支持するた
めの支持手段を兼ねると共に、最上流側に位置する搬送
手段がアンローディング手段を兼ねていることである。
【0015】また、3組設けられている上記搬送手段の
うち、カセット本体の内面及び前後面を洗浄する洗浄部
に対応して設けられた搬送手段は、それぞれ、洗浄中ゆ
っくりと上下動し、カセット本体を動かすようになって
いることが望ましい。この結果、回転するブラシを上下
動させることなくカセット本体を洗浄することができる
ため、該ブラシの回転速度が変化したり、ブラシを構成
する繊維が上下に揺れて洗浄効率が低下したり、洗浄液
の流れが大きく乱されて洗浄作業や汚れの排出等の障害
になるといった問題が一切発生しない。
【0016】本発明の他の具体的な構成態様によれば、
上記洗浄装置が、カセット本体の上面及び側面を覆う上
蓋を洗浄できるように構成されていて、4つの洗浄部を
有している。1つの洗浄部には、上記上蓋における天板
部内面の、ワークが接触する溝部分を洗浄するための洗
浄ブラシが揺動自在なるように設けられている。他の1
つの洗浄部には、上記上蓋における天板部内面の上記溝
以外の部分を洗浄するための洗浄ブラシが移動自在なる
ように設けられている。更に他の1つの洗浄部には、上
記上蓋における一対の側板部の内面を洗浄する2つの内
面ブラシと、側板部の外面を洗浄する2つの外面ブラシ
とが、それぞれ上記側板部に沿ってゆっくりした速度で
変移自在なるように設けられている。そして残りの1つ
の洗浄部には、上記上蓋における天板部の外面を洗浄す
る洗浄ブラシが、上記天板部外面に沿って変移自在なる
ように設けられている。
【0017】上記洗浄装置は、複数の洗浄部の一部又は
全部に、複数の被洗浄物を洗浄するための洗浄ブラシを
複数組並べて設けると共に、上記各支持手段と各搬送手
段とローディング手段とアンローディング手段とをそれ
ぞれ、複数の被洗浄物を保持可能なるように構成するこ
とにより、複数の被洗浄物を同時に並行処理できるよう
に構成することも可能である。
【0018】本発明においてはさらに、上記洗浄槽に、
洗浄液中に超音波を照射するための超音波照射手段を1
つ以上設けることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1及び図2は本発明に係る洗浄
装置の第1実施例の全体構成を示すもので、この洗浄装
置Aは、図13に示すカセットの構成部品の一つである
カセット本体111を洗浄するように構成されたもので
ある。
【0020】上記洗浄装置Aは、機体1の上部に洗浄槽
2を備えている。この洗浄槽2は、純水や洗剤溶液又は
化学薬液等からなる洗浄液3を、給液部4側から排液部
5側に向けて、実質的に全液深にわたり一様且つ連続的
且つ水平方向に流しながら、その流れの中で図13及び
図14に示すようなカセット本体111を洗浄するもの
で、実質的に横溝形の断面形状を有している。上記洗浄
槽2には、カセット本体111の異なる部分をそれぞれ
ロール状をした洗浄ブラシで個別に洗浄するための複数
の洗浄部6,7,8が、洗浄液3の流れに沿って順次形
成されている。
【0021】最も下流側に位置する第1洗浄部6には、
図3からも分かるように、カセット本体111の縦溝1
15(図14参照)を有する両内側面を一時に洗浄可能
な大きさの1つの洗浄ブラシ10が、洗浄液3中の定位
置において該洗浄液3の流れと平行な水平軸線の回りに
回転自在なるように設けられ、伝動機構11を介してモ
ータ12に連結されている。
【0022】また、上記第1洗浄部6の上流側に位置す
る第2洗浄部7には、洗浄液3中の定位置において該洗
浄液3の流れと直交する水平軸線の回りに回転自在の2
つのロール状の洗浄ブラシ14,14が、カセット本体
111の前後面に同時に接触可能な間隔をおいて洗浄液
の流れの方向に並べて設置されている。これらの洗浄ブ
ラシ14,14は、それぞれ伝動機構15を介して個別
のモータ16に連結されていて、互いに逆方向に回転さ
れるようになっている。これらの洗浄ブラシ14,14
の間には、カセット本体111の底部の狭幅部分111
a(図13参照)の内面を洗浄するための平面ブラシ1
7が固定的に設置されている。この平面ブラシ17は、
矩形状をしたブラシ基板17aの周囲に繊維17bを横
向きに植設したものである。
【0023】更に、最も上流側に位置する第3洗浄部8
には、図4からも分かるように、洗浄液3中の定位置に
おいて鉛直軸線の回りに回転自在の2つのロール状をし
た洗浄ブラシ20,20が、カセット本体111の左右
両側面に同時に接触可能な間隔をおいて洗浄槽2の横幅
方向に並べて設置されている。これらの洗浄ブラシ2
0,20は、それぞれ伝動機構21を介して個別のモー
タ22に連結され、カセット本体111にその移動方向
とは逆方向の回転で接触するように、互いに逆向きに回
転されるようになっている。
【0024】上記第1及び第2の洗浄部6及び7に設け
られた洗浄ブラシ10及び14は、何れも直径が均一に
形成されているが、第3洗浄部8の2つの洗浄ブラシ2
0,20は、カセット本体111の傾斜する外側面を洗
浄する関係で、上端部20aと下端部20bとで直径が
異なっていて、それらの間に傾斜部20cを有してい
る。
【0025】また、上記第3洗浄部8における洗浄ブラ
シ20,20の上流側と下流側の位置には、カセット本
体111を載置した状態で移動させるための複数の搬送
ローラ23が、洗浄槽2の底面上に複数並べて設置され
ている。これらの各搬送ローラ23は自由回転する。
【0026】上記洗浄装置にはまた、ローダー部24か
ら未洗浄のカセット本体111を第1洗浄部6に供給す
るためのローディング手段25と、上記各洗浄部6,
7,8に対応して配設された第1、第2、第3のカセッ
ト用搬送手段26,27,28とが設けられている。こ
れらの搬送手段26,27,28は、各洗浄部6,7,
8において洗浄中のカセット本体111を、洗浄液中に
浸漬した状態に支持するための支持手段を兼ねるもの
で、このうち最下流の第3洗浄部8に対応する第3搬送
手段28は、洗浄が終わったカセット本体111をアン
ローダ部29に取り出すためのアンローディング手段を
も兼ねている。
【0027】上記ローディング手段25と第1及び第2
搬送手段26,27とは、実質的に同一の構成を有して
いる。即ち、図1及び図3から分かるように、これらの
ローディング手段25及び搬送手段26,27は、洗浄
槽2の軸線方向に移動自在且つ昇降自在のチャックヘッ
ド30を有し、このチャックヘッド30に、上下反転し
たカセット本体111の底部の4隅をチャックする4つ
のチャック部材31が設けられている。このチャック部
材31は、エアの給排により膨張及び縮小するエア袋か
らなるもので、エアを排出することにより縮小した状態
の各チャック部材31間にカセット本体111の底部の
狭幅部分111aを位置させたあと、各チャック部材3
1に図示しないエア供給源からエアを供給して膨張させ
ることにより、これらのチャック部材31で上記狭幅部
分111aを外側から挟持するものである。
【0028】上記チャックヘッド30は、昇降軸32の
上端のチャックアーム30aの先端に取り付けられ、該
昇降軸32は、ボール螺子33に螺合するナット部材3
4に取り付けられ、モーター35によるボール螺子33
の回転によってナット34部材が上下動すると、該昇降
軸32が上下動するようになっている。また、上記ボー
ル螺子33とモーター35とは、スライド部材36に支
持されていて、該スライド部材36は、機体1に設けた
スライドレール37に横方向に移動自在に支持され、モ
ーター38aとボール螺子38bとナット部材38cと
からなる駆動機構38によって移動させられるように構
成されている。
【0029】一方、第3搬送手段28は、チャックヘッ
ド30が長手方向に2つのエア袋製のチャック部材31
を有していて、これらのチャック部材31でカセット本
体111の狭幅部111aを長手方向の2点でチャック
するようになっている点で、構造が上記ローディング手
段25及び第1、第2搬送手段26,27と相違してい
る。
【0030】上記ローディング手段25と各搬送手段2
6,27,28とは、カセット本体111の搬送を同じ
タイミングで同時に行い、洗浄中は互いに異なる動作を
するように制御される。即ち、カセット本体111の洗
浄中に第1搬送手段26及び第2搬送手段27は、それ
ぞれの洗浄部6及び7においてゆっくりと上下に一回又
は複数回揺動し、チャックしたカセット本体111を洗
浄ブラシ10及び14に押し付けて内面及び前後面を洗
浄する。また、第3搬送手段28は、チャックしたカセ
ット本体111を搬送ローラ23上を上流側に向けて移
動させ、対向する洗浄ブラシ20,20間を通過させる
ことにより外側面を洗浄する。このときローディング手
段25は、ローダー部24に上下反転して置かれたカセ
ット本体をチャックして待機している。
【0031】上記各洗浄部6,7,8での洗浄が終わる
と、上記ローディング手段25及び各搬送手段26,2
7,28はカセット本体111をチャックしたまま上昇
し、上流側へ1作業領域分だけ移動したあと下降して、
チャックしたカセット本体111を隣接する作業領域に
供給する。即ち、第3搬送手段28は、全ての洗浄が完
了したカセット本体111をアンローダー部29に送り
出し、第2搬送手段27は、前後面の洗浄が終わったカ
セット本体111を第3洗浄部8に搬送して搬送ローラ
23上に載置する。また第1搬送手段26は、内面の洗
浄が終わったカセット本体111を第2洗浄部7に搬送
して2つの洗浄ブラシ14,14間にセットし、ローデ
ィング手段25は、未洗浄カセット本体111を第1洗
浄部6に送り込んで、洗浄ブラシ10上に該洗浄ブラシ
を覆うように置く。
【0032】上記搬送動作が終わると、ローディング手
段25及び各搬送手段26,27,28は再びローダー
部24及び各洗浄部6,7,8に復帰し、供給されたカ
セット本体111をチャックして上述の洗浄動作及び待
機動作を繰り返す。
【0033】このように、カセット本体111を複数の
洗浄部6,7,8で複数の部分に分けて洗浄することに
より、1つの部分の洗浄に必要な短い時間間隔で連続的
に搬送しながら洗浄することができるため、洗浄効率が
非常に良く、スループットに勝れるという利点がある。
【0034】また、横向きに流れる洗浄液3中でカセッ
ト本体111を洗浄しているため、該カセット本体11
1から剥離した汚れは、流れる洗浄液3により速やか且
つ円滑に下流側に運ばれて排出され、カセット本体11
1や洗浄ブラシ等に再付着することがない。しかも、上
記カセット本体111を下流側から上流側へと搬送しな
がら洗浄しているため、洗浄が終わったカセット本体1
11を最上流の位置で洗浄槽2から取り出すときは、清
浄な洗浄液3との接触によりすすぎが行われた状態で取
り出すことができる。
【0035】更に、各洗浄部6,7,8の洗浄ブラシ1
0,14,20を定位置において回転させ、上下面が開
放する枠状のカセット本体111の方を上下動又は一方
向だけに横移動させるようにしているため、洗浄ブラシ
を上下に揺動させる場合に比べて洗浄液による抵抗は小
さい。このため、洗浄ブラシを揺動させる場合のよう
な、洗浄ブラシの回転速度が変化したり、ブラシを構成
する繊維が上下に揺れて洗浄効率が低下したり、洗浄液
3の流れが大きく乱されて洗浄作業や汚れの排出等の障
害になるといった問題が一切なく、非常に安定的且つ効
率良くカセット本体111を洗浄することができる。
【0036】上記洗浄槽2の底部には、洗浄液3中に超
音波を照射するための超音波照射手段40が、各洗浄部
に対応するように複数設けられている。しかしこの超音
波照射手段40の数は、1つだけであっても良い。
【0037】上記洗浄槽2の一側に設けられた給液部4
は、密閉された部屋になっていて、洗浄槽2との境界部
分に、繊維密度を高くすることによって洗浄液3の流通
抵抗を高めた不織布製の繊維プレートと、その他の孔開
きプレートとからなる整流手段42が設けられ、洗浄液
3に圧力をかけて上記繊維プレートから洗浄槽2内に押
し出すことにより、洗浄液3に全液深についてほぼ一様
な流速を持たせるようにしている。上記整流手段42は
着脱自在であることが望ましい。
【0038】一方、排液部5には孔開きプレート43が
設けられ、洗浄液3がこの孔開きプレート43の通水孔
を通過すると共に、一部が該孔開きプレートをオーバー
フローして該排液部5に流出するようになっている。こ
の孔開きプレート43の通水孔は、プラグを着脱するな
どの適宜方法によって開口率や孔の分布等を変更できる
ようにしておくことが望ましく、これによって洗浄液の
流速や流速分布等を調整することができる。
【0039】上記給液部4と排液部5との間には、洗浄
液3を循環的に再使用するための給液機構45が設けら
れている。この給液機構45は、洗浄液の浄化機能を備
えた給液タンク46と、該給液タンク46内の洗浄液を
パイプ47を通じて上記給液部4に圧送するポンプ48
と、該ポンプ48からの洗浄液3を濾過すフィルタ49
とを備え、排液部5から排出された洗浄液3をパイプ4
7を通じて上記給液タンク46に回収し、それを浄化し
て再使用するように構成されている。しかし、このよう
な給液機構45を付設することなく、洗浄液源から常時
新たな洗浄液を供給するようにしても良い。
【0040】また、上記第1実施例においては、第1洗
浄部6にカセット本体の内面を洗浄するための洗浄ブラ
シ10が配設され、第2洗浄部7にカセット本体の前後
面を洗浄するための洗浄ブラシ14と狭幅部分111a
の内面を洗浄するための平面ブラシ17とが配設され、
第3洗浄部8にカセット本体の外側面を洗浄する洗浄ブ
ラシ20が配設されているが、どのブラシをどの洗浄部
に設けるかは自由である。例えば、第1洗浄部6に前後
面洗浄用の洗浄ブラシ14と平面ブラシ17とを配設
し、第2洗浄部7に内面洗浄用の洗浄ブラシ10を配設
しても良い。
【0041】さらに、上記各洗浄部6,7,8に2組の
洗浄ブラシを並べて設けると共に、上記各搬送手段2
6,27,28とローディング手段25とにそれぞれ2
組のチャック機構を並べて設けることにより、2つのカ
セット本体を並行して同時に洗浄処理することができ
る。
【0042】図5は、本発明に係る洗浄装置の第2実施
例の概念図を示すもので、この洗浄装置Bは、カセット
の構成部品である上蓋112と底蓋113とを並行して
同時に洗浄できるように構成したものである。即ち、こ
の洗浄装置は、第1〜第4の4つの洗浄部51〜54を
有していて、これらの各洗浄部で上記上蓋112及び底
蓋113の異なる部分を洗浄ブラシで順次洗浄するよう
にしたものである。この第2実施例の洗浄装置Bについ
て、図6〜図12を参照しながら更に詳細に説明する。
【0043】上記第1洗浄部51には、図6及び図7か
ら分かるように、上蓋112と底蓋113とを図5に示
すような姿勢に支持するための支持手段56a,56b
と、該支持手段56a,56bに支持された上蓋112
の天板部117内面のワークが接触する溝117aの部
分を洗浄するための洗浄ブラシ57と、上蓋112及び
底蓋113を隣接する第2洗浄部52に搬送するための
第1搬送手段58とが設けられている。
【0044】上記支持手段56a,56bは、図8A,
8B及び図9A,9Bからも分かるように、上蓋112
及び底蓋113の四隅を部分的に支持する支持部60c
を備えた一対の支持台60a,60a及び60b,60
bと、これらの支持台に設けられて上蓋112及び底蓋
113を洗浄の邪魔にならない位置で弾力的にチャック
する複数のフック61とを有している。
【0045】上記各支持台60a,60bは、取付プレ
ート63により洗浄槽2内に取り付けられている。上蓋
112を載置する支持台60a,60aには、図8A,
8Bに示すように、上記取付プレート63上にばね61
aが取り付けられて、このばね61aの上端に上記フッ
ク61が取り付けられ、該フック61が上蓋112にお
ける側板部118の下端部外面のリブに係止するように
なっている。一方、底蓋113を載置する支持台60
b,60bには、図9A,9Bに示すように、その上端
部中央の相対する位置にばね61aが設けられて、該ば
ね61aの上端に上記フック61が取り付けられ、該フ
ック61が底蓋113の上面に係止するようになってい
る。
【0046】また、上記洗浄ブラシ57は、図10から
も分かるように、連結軸66で連結された一対のディス
ク形ブラシホルダ57a,57aの上面に部分的に設け
られていて、上記上蓋112における天板部117内面
の溝117aの部分に接触するようになっている。そし
て上記ブラシホルダ57aは、駆動機構67から洗浄槽
2内に延びるブラシアーム68の先端に取り付けられ、
上記駆動機構67によりゆっくりした速度で、上記連結
軸66の回りに一定角度だけ揺動自在かつ上蓋112の
軸線方向に移動自在となっている。
【0047】上記第1搬送手段58は、図10及び図1
1から分かるように、洗浄槽2の幅方向に延びる一対の
プレート状部材70aからなるチャックアーム70に、
上蓋112及び底蓋113をチャックするための2組の
チャック機構71a,71bを設けたものである。これ
らのチャック機構は、上記第1実施例の搬送手段26と
同様に、エア袋からなる複数のチャック部材により形成
されている。即ち、上蓋112用のチャック機構71a
は、上記チャックアーム70の先端に取り付けられたプ
レート72の下面両端部に2つのチャック部材73aを
有していて、これらのチャック部材73aで、該上蓋1
12を長手方向の上面両端部でチャックするものであ
る。一方、底蓋113用のチャック機構71bは、該底
蓋113の幅方向両側に配設された3つのチャック部材
73bを有していて、これらのチャック部材73bで該
底蓋113を、幅方向両側からチャックするようになっ
ている。
【0048】なお、上記チャックアーム70は、図10
から分かるように、昇降軸74の上端に取り付けられて
いて、第1実施例の搬送手段26と同様の駆動機構38
により昇降自在且つ横方向に移動自在となっている。そ
して、他の第2及び第3の搬送手段78,86と同期的
に動作し、それぞれの洗浄部で洗浄された被洗浄物を隣
接する上流側の洗浄部へと搬送する。従って、第1実施
例と同じ構成部分には第1実施例と同じ符号を付してそ
の説明は省略する。
【0049】また、第2洗浄部52には、図6及び図7
から分かるように、上蓋112と底蓋113とを図5に
示すような姿勢に支持する支持手段76a,76bと、
該支持手段76a,76bに支持された上蓋112にお
ける天板部117内面の、上記第1洗浄部51で洗浄さ
れなかった溝以外の部分を洗浄するための上蓋112用
洗浄ブラシ77aと、底蓋113の内面を洗浄するため
の底蓋113用洗浄ブラシ77bと、これらの上蓋11
2及び底蓋113を隣接する第3洗浄部53に搬送する
ための第2搬送手段78とが設けられている。
【0050】上記支持手段76a,76bは、上記第1
洗浄部51に設けられた支持手段56a,56bと実質
的に同じ構成を有するものである。
【0051】上記洗浄ブラシ77a,77bは、駆動機
構80から洗浄槽2内に延びるブラシアーム81の先端
の台板81a上に上向きに設けられていて、上記上蓋1
12における天板部117内面の溝部分以外の部分と、
底蓋113の内面全体とに接触するようになっている。
そして、上記駆動機構80によりブラシアーム81を介
して、上蓋112及び底蓋113の長手方向にゆっくり
した速度で移動するようになっている。その移動は往復
揺動であっても良い。
【0052】上記第2搬送手段78は、基本的には上記
第1搬送手段58と同じ構成であるが、上蓋112用の
チャック機構71aが第1搬送手段58の場合とは若干
相違している。即ち、上記第1搬送手段58では、2つ
のチャック部材73aで上蓋112を長手方向両側から
チャックするようになっているが、この第2搬送手段7
8では、図12に示すように3つのチャック部材73a
を有し、これらのチャック部材73aで上蓋112を幅
方向にチャックするように構成されている。その他の構
成は上記第1搬送手段58と実質的に同じである。
【0053】更に、第3洗浄部53には、図6及び図7
から分かるように、上蓋112及び底蓋113を支持す
る支持手段83a,83bと、該支持手段83a,83
bに支持された上蓋112における一対の側板部11
8,118の内面を洗浄する2つの内面ブラシ84、及
び側板部118,118の外面を洗浄する2つの外面ブ
ラシ85と、該上蓋112及び底蓋113を隣接する第
4洗浄部54に搬送するための第3搬送手段86とが設
けられている。
【0054】上記支持手段のうち、底蓋113用の支持
手段83bは、上記第1洗浄部51に設けられたものと
実質的に同じであるが、上蓋112用の支持手段83a
は、フック61が側板部118の洗浄の邪魔にならない
位置に設けられている点で相違している。即ち、図8C
に示すように、左右の取付プレート63,63間に掛け
渡した部材87,87上に合計で4つのフック61が設
けられ、これらのフック61が、上蓋112の四隅に近
い上面部分に弾力的に係止するように構成されている。
またこの場合、支持台60aは上記部材87,87上に
取り付けられている。
【0055】上記2つの内面ブラシ84,84は、駆動
機構89から洗浄槽2内に延びるブラシアーム90の先
端に外向きに設けられていて、上記側板部118の内面
に沿ってゆっくりと上下動する。一方、上記2つの外面
ブラシ85,85は、上記駆動機構89から洗浄槽2内
に延びるブラシアーム91,91の先端に内向きに設け
られていて、上記側板部118の外面に沿って上下動
し、上蓋112の供給時及び取出時には、ブラシ相互間
の間隔が広がるようになっている。
【0056】上記第3搬送手段86は、上記第2搬送手
段78と同じ構成を有するものであるため、その説明は
省略する。
【0057】更に、第4洗浄部54には、図6及び図7
から分かるように、上蓋112及び底蓋113を支持す
る支持手段93a,93bと、該支持手段93a,93
bに支持された上蓋112及び底蓋113の上面を洗浄
するための2組の洗浄ブラシ94a,94bが設けられ
ている。
【0058】上記支持手段93a,93bのうち上蓋1
12用の支持手段93aは、上記第1洗浄部51に設け
られた支持手段56aと実質的に同じであるが、底蓋1
13用の支持手段93bは、フック61が側板部の洗浄
の邪魔にならないように、該底蓋113の四隅に近い上
面部分に弾力的に係止するように配設されている点で第
1洗浄部51の支持手段56bと相違している。
【0059】上記上蓋112用の洗浄ブラシ94aと底
蓋113用の洗浄ブラシ94bは、駆動機構95から洗
浄槽2内に延びるブラシアーム96の先端にそれぞれ下
向きに設けられ、洗浄中、上蓋112及び底蓋113の
長手方向に移動するようになっている。また、非洗浄中
これらの洗浄ブラシ94a,94bは、図6及び図7に
示すように、第3洗浄部53と第4洗浄部54との間に
位置していて、上蓋112及び底蓋113が第3洗浄部
53から第4洗浄部54に送られてくると、これらの上
蓋112及び底蓋113の上方に移動してその洗浄を行
うようになっている。
【0060】また、ローディング手段97及びアンロー
ディング手段98は、いずれも、支軸99を中心に回動
自在のアーム100の先端に、上蓋112及び底蓋11
3をチャックするためのチャックヘッド100aを有し
ていて、このチャックヘッド100aは、上記第1洗浄
部51における第1搬送手段58と同様の構成を有する
2組のチャック機構を備えている。
【0061】この第2実施例においては、上記第1〜第
3の3つの搬送手段58,78,86とローディング手
段97及びアンローディング手段98とが、同じタイミ
ングで同期的に動作し、ローディング部101にある上
蓋112及び底蓋113を第1洗浄部51に供給する動
作と、第1,第2,第3洗浄部51,52,53にある
上蓋112及び底蓋113を第2,第3,第4洗浄部5
2,53,54に移送する動作と、第4洗浄部54にあ
る上蓋112及び底蓋113をアンローディング部10
2に取り出す動作とを同時に行う。
【0062】上記第2実施例において、第1〜第4の4
つの洗浄部の何れで上蓋112及び底蓋113のどの部
分を洗浄するかは任意であって、必ずしも上述した順番
で洗浄する必要はない。
【0063】また、上記第2実施例では、上蓋112と
底蓋113とを同時に洗浄する構成のものが示されてい
るが、何れか1つに関連する機構を除去することによ
り、上蓋112又は底蓋113の一方だけを洗浄するよ
うに構成することもできる。あるいは、同じ機構を複数
設けることにより、複数の上蓋112又は底蓋113を
同時に洗浄できるように構成することも可能である。
【0064】更に、上記各実施例では、溝形をした洗浄
槽の長手方向に洗浄液を流し、この洗浄液の流れに沿っ
て複数の洗浄部を配設しているが、各洗浄部の配置はそ
のままで、給液部及び排液部を洗浄槽の短手方向(横幅
方向)の両側に設けることにより、洗浄液を該洗浄槽の
短手方向に流すようにしても良い。この場合には、被洗
浄物が、洗浄液の流れを横切る方向に搬送されながら洗
浄されることになるため、上段の洗浄部からの汚れが被
洗浄物に付着しにくい。なお、この場合、各洗浄ブラシ
及び被洗浄物の向きを、できるだけ洗浄液の流れに対し
て抵抗となりにくい向きとするすることが望ましい。
【0065】
【発明の効果】このように本発明によれば、カセットを
複数の洗浄部で複数の部分に分けて洗浄することによ
り、1つの部分の洗浄に要するだけの短い時間間隔で連
続的に搬送しながら洗浄することができるため、洗浄効
率が非常に良く、スループットに勝れる。また、横向き
に流れる洗浄液中でカセットを洗浄しているため、該カ
セットから剥離した汚れのうち比重の小さいものは、流
れる洗浄液により速やか且つ円滑に下流側に運ばれて排
出され、比重の大きいものは速やかに槽底の洗浄の邪魔
にならない場所に沈み、カセットや洗浄ブラシ等に再付
着することがない。しかも、カセットを下流側から上流
側へと搬送しながら洗浄しているため、洗浄が終わった
カセットを最上流の位置で洗浄槽から取り出すときは、
清浄な洗浄液との接触によりすすぎが行われた状態で取
り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る洗浄装置の第1実施例を示す縦断
側面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図2における III−III 線での断面図である。
【図4】図2におけるIV−IV線での断面図である。
【図5】本発明に係る洗浄装置の第2実施例を概念的に
示す斜視図である。
【図6】第2実施例の洗浄装置の要部平面図である。
【図7】第2実施例の洗浄装置の側面図である。
【図8】A,Bは上蓋用の支持手段の一例を示す平面図
とその側面図、Cは上蓋用支持手段の他例を示す平面図
である。
【図9】A,Bは底蓋用の支持手段の平面図及び側面図
である。
【図10】図6におけるX−X線での断面図である。
【図11】搬送手段における被洗浄物用チャック機構の
一例を示す平面図である。
【図12】搬送手段における被洗浄物用チャック機構の
他例を示す平面図である。
【図13】被洗浄物であるカセットの断面図である。
【図14】カセット本体の平面図である。
【図15】Aは上蓋の斜視図、Bは底蓋の斜視図であ
る。
【図16】従来の洗浄装置の断面図である。
【符号の説明】
2 洗浄槽 3 洗浄液 6,7,8,51,52,53,54 洗浄部 10,14,20,57,77a,77b,84,8
5,94 洗浄ブラシ 17 平面ブラシ 25,97,98 ローディング手段 26,27,28,58,78,86 搬送手段 40 超音波照射手段 56a,56b,76a,76b,83a,83b,9
3a,93b 支持手段 110 カセット 111 カセット本体 112 上蓋 113 底蓋 116 ワーク 117 天板部 117a 溝 118 側板部
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 21/304 642 H01L 21/304 642Z 644 644Z

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のディスク形ワークを縦向きに収容す
    るためのカセットを構成する、立体形をした部品を洗浄
    するための装置であって、 一方向から他方向に向けて洗浄液を実質的に全液深にわ
    たり一様且つ連続的且つ水平に流すための1つの溝形を
    した洗浄槽;上記洗浄槽に沿って形成された、被洗浄物
    の異なる部分をそれぞれ洗浄ブラシにより洗浄液中で個
    別に洗浄するための複数の洗浄部;上記各洗浄部に設け
    られた、洗浄中の被洗浄物を洗浄液中で支持するための
    支持手段;上記各洗浄部で洗浄が終わった被洗浄物をチ
    ャックして隣接する洗浄部に搬送するための、同期的に
    動作する複数の搬送手段;最下段側の洗浄部に未洗浄の
    被洗浄物を供給するローディング手段;最上段側の洗浄
    部から洗浄済の被洗浄物を取り出すアンローディング手
    段;を有することを特徴とする流液式ワークカセット洗
    浄装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の洗浄装置において、複数
    の洗浄部の少なくとも一部に、複数の被洗浄物を洗浄す
    るための洗浄ブラシを複数組設けると共に、上記各支持
    手段と各搬送手段とローディング手段とアンローディン
    グ手段とをそれぞれ、複数の被洗浄物を保持可能に構成
    することにより、複数の被洗浄物を同時に並行処理でき
    るようにしたことを特徴とするもの。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の洗浄装置において、該洗
    浄装置が、上下面と長手方向の両側面とが開口し且つ下
    端部の幅が狭められた矩形枠状のカセット本体を洗浄す
    るための3つの洗浄部を有していて、 1つの洗浄部には、上記カセット本体の内面を一時に洗
    浄可能な1つのロール状の洗浄ブラシが、洗浄液中の定
    位置において回転自在なるように設けられ、 他の1つの洗浄部には、洗浄液中の定位置において回転
    自在の2つのロール状の洗浄ブラシが、カセット本体の
    前後面に同時に接触可能な間隔をおいて並べて設置さ
    れ、 更に他の1つの洗浄部には、洗浄液中の定位置において
    回転自在の2つのロール状の洗浄ブラシが、カセット本
    体の左右両側面に同時に接触可能な間隔をおいて並べて
    設置されている、ことを特徴とするもの。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の洗浄装置において、カセ
    ット本体を上段側の洗浄部に搬送するための上記各搬送
    手段が、洗浄中のカセット本体を支持する支持手段を兼
    ねていて、カセット本体の内面を洗浄するための洗浄部
    に対応して設けられた搬送手段と、前後面を洗浄するた
    めの洗浄部に対応して設けられた搬送手段とが、それぞ
    れ、カセット本体をチャックしたまま洗浄中上下に揺動
    するように構成されていることを特徴とするもの。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の洗浄装置において、該洗
    浄装置が3つの搬送手段と1つのローディング手段とを
    有していて、最上段側に位置する搬送手段がアンローデ
    ィング手段を兼ねていることを特徴とするもの。
  6. 【請求項6】請求項3に記載の洗浄装置において、カセ
    ット本体の前後面を洗浄する洗浄部に設置された2つの
    洗浄ブラシの間に、カセット本体の幅が狭くなった下端
    部内面を洗浄するための平面状の洗浄ブラシを有するこ
    とを特徴とするもの。
  7. 【請求項7】請求項1に記載の洗浄装置において、該洗
    浄装置が、カセット本体の開放する上面を覆う天板部と
    側面を覆う一対の側板部とを備えた上蓋を洗浄するため
    の4つの洗浄部を有していて、 1つの洗浄部には、上記上蓋における天板部内面のワー
    クが接触する溝部分を洗浄するための洗浄ブラシが、洗
    浄液中において上記溝に沿う方向に変移自在なるように
    設けられ、 他の1つの洗浄部には、上記上蓋における天板部内面の
    上記溝以外の部分を洗浄するための洗浄ブラシが、洗浄
    液中において上記被洗浄部分に沿って変移自在なるよう
    に設けられ、 更に他の1つの洗浄部には、上記上蓋における一対の側
    板部の内面を洗浄する2つの内面ブラシと、側板部の外
    面を洗浄する2つの外面ブラシとが、それぞれ洗浄液中
    において上記側板部に沿って変移自在なるように設けら
    れ、 残りの1つの洗浄部には、上記上蓋における天板部の外
    面を洗浄する洗浄ブラシが、洗浄液中において上記天板
    部外面に沿って変移自在なるように設けられている、こ
    とを特徴とするもの。
  8. 【請求項8】請求項7に記載の洗浄装置において、該洗
    浄装置が、3つの搬送手段と1つのローディング手段及
    び1つのアンローディング手段を有していて、これらの
    各手段が同期的に動作してワークを搬送する構成である
    もの。
  9. 【請求項9】請求項7に記載の洗浄装置において、該洗
    浄装置が、カセット本体の開放する底面を覆う浅皿状の
    底蓋を同時に洗浄可能なるように構成されていて、 上記4つの洗浄部の内の2つに、上記底蓋の外面又は内
    面を洗浄するための洗浄ブラシが、上記上蓋を洗浄する
    ための洗浄ブラシに隣接して設けられ、 上記各支持手段と搬送手段とローディング手段とアンロ
    ーディング手段とがそれぞれ、上記上蓋と底蓋とを同時
    に保持可能なるように構成されていることを特徴とする
    もの。
  10. 【請求項10】請求項1,3,7,9の何れかに記載の
    洗浄装置において、上記洗浄槽に、洗浄液中に超音波を
    照射するための超音波照射手段を1つ以上設けたことを
    特徴とするもの。
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