JPH11191013A - 建設機械の操縦方法およびその操縦装置 - Google Patents

建設機械の操縦方法およびその操縦装置

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JPH11191013A
JPH11191013A JP35987397A JP35987397A JPH11191013A JP H11191013 A JPH11191013 A JP H11191013A JP 35987397 A JP35987397 A JP 35987397A JP 35987397 A JP35987397 A JP 35987397A JP H11191013 A JPH11191013 A JP H11191013A
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JP
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console
movable
lever
operation lever
construction machine
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JP35987397A
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Shotaro Ishii
庄太郎 石井
Koichi Kawamura
公一 川村
Fujitoshi Takamura
藤寿 高村
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Komatsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 運転者による操作レバーの操作位置を変える
ことなく、通常操作時に対して微動操作時に操作レバー
の揺動範囲を大きくとれて、無理なく微操作性を向上さ
せることができるようにする。 【解決手段】 建設機械の操縦席(運転席1)における
操作レバー3のグリップ4の高さ位置を運転者の通常操
作位置に設定して、その操作レバー3を支持する可動側
コンソール2Aの位置を上下移動調整手段5の操作ハン
ドル17を操作して上下に移動させ、前記操作レバー3
による作業動作部の動作を通常操作時と同様に大きく揺
動させて微動操作を容易に行うことができ、微動操作性
を向上させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧ショベル等の
建設機械における操縦方法とその装置に係るものであっ
て、詳しくは運転者の姿勢を変えることなく微操作が容
易に行えて作業性を向上させることができる建設機械に
おける操縦方法およびその操縦装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、油圧ショベル等の建設機械におけ
る操縦は、運転席に付設された操縦装置の操作レバーを
所定の方向に移動させることにより行われるので、運転
者の身長や座席の高さ等によりその操作レバーのグリッ
プ位置を適正な高さに調節して操作し易くするために、
グリップの高さが調整可能な構造にされていることにつ
いて既に知られている。このような運転者の身長や座席
高さなどにより操作レバーのグリップ位置を調整できる
ようにされた先行技術としては、例えば実開昭57−1
70421号公報,実開昭61−125567号公報,
あるいは実開平4−83921号公報などによって開示
されている。
【0003】これら先行技術のものでは、例えば実開昭
57−170421号によって開示されているものにあ
っては、操作レバーのロッドの中間部に上下方向に伸縮
調整ができる継手を設けて、この継手部において操作レ
バーを構成するグリップ付きの上側ロッドを筒状にされ
た下側ロッド内に押し下げることでグリップ位置を低
く、その逆に上側ロッドを上向きに引き上げて継手部で
固定することにより高く、それぞれ高さ調整できるもの
が記載されている。
【0004】また、実開昭61−125567号公報に
て開示されているものでは、これも前記実開昭57−1
70421号公報にて記載されるものと同様の構成の上
下伸縮調整可能な操作レバーが記載されている。また、
実開平4−83921号公報によって開示されるもので
は、操縦席のアームレストコンソールフレームを、チル
トフレームとコンソールボックスフレームに分割し、そ
のチルトフレームに操作レバー取付部とアームレスト取
付部を設け、コンソールボックスフレームにはスイッチ
ボックス取付部を設けて、チルトレバーによってコンソ
ールボックスフレームに対してチルトフレームを上下に
チルト可能な構成とされたものが記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
実開昭57−170421号公報および実開昭61−1
25567号公報にて開示されているものでは、運転手
の身長や座席の状態などに対応させて操縦用の操作レバ
ーのグリップ位置を上下に調整できることのみを対象と
する技術構成である。そのために、運転操作時には、通
常操作時に対しても微操作時にも操作レバーの動きを細
かく操作するのが難しく、どうしても微操作を行うのに
無理が生じるという問題点がある。
【0006】また、実開平4−83921号公報に開示
されているものでは、運転者が作業の状況に応じて操縦
席のアームレストコンソールフレームの分割されたチル
トフレームに付属する操作レバー取付部をチルトレバー
によって上下に変位させ、作業姿勢を楽なように調整で
きるようにされているが、運転者が上向きあるいは下向
きの姿勢になって作業を行う場合にはその姿勢を整える
のに都合のよい構成となっている反面、運転者の身長や
座席の状態などによる操作レバーのグリップ位置につい
ては調整できず、したがって、運転者の体格に対応させ
る配慮に欠け、構造的にも複雑になって高価なものとな
るなどの問題点を有している。もちろん、操縦に際して
微動操作を行うことはこの構成では困難である。
【0007】要するに、従来一般に採用されている建設
機械における操縦装置での操縦については、作業の状況
に応じて操作レバーの操作位置を運転者自身が設定した
高さ位置において、運転操作するようになっているの
で、作業時において微動操作を必要とする場合には、そ
の操縦について運転者の経験に委ねて行われているのが
実情で、操作性において改善すべき問題点がある。
【0008】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたもので、操縦席において、運転者による操
作レバーの操作位置を変えることなく、通常操作時に対
して微動操作時に操作レバーの揺動範囲を大きくとれ
て、無理なく微操作性を向上させることができるように
された建設機械における操縦方法およびその操縦装置を
提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段および作用・効果】このよ
うな目的を達成するためになされた第1発明の建設機械
における操縦方法は、建設機械の操縦席における操作レ
バーのグリップ高さ位置を運転者の通常操作位置に設定
できるようにして、コンソール部でその操作レバーを支
持する位置を上下移動調整させ、前記操作レバーの可動
角度範囲を一定に保って、この操作レバーのグリップ操
作移動量を拡大させることにより、微動操作が容易なよ
うにすることを特徴とするものである。
【0010】本発明によれば、建設機械を運転して所望
の作業を行うに際し、作業動作部を通常操作時よりも微
動操作して細かい動作を必要とするときには、操縦装置
における操作レバーが支持されるコンソール部の位置を
定常位置から下方に下げるとともに、その下降分に対応
する寸法だけ操作レバーの長さ調整を行う。こうすれ
ば、操作レバーのグリップ位置を通常位置に保つことが
でき、運転者が運転姿勢を変えることなく、その操作レ
バーを通常操作時における操作移動量より拡大させるこ
とができるので、その操作移動量を加減することにより
結果的に操作レバーによる制御部の動作を小さくできる
ことになって微動操作が容易になり、作業動作部に精細
な動作を行わせることが可能になる、という作用効果を
奏するのである。
【0011】また、第2発明の建設機械における操縦装
置は、建設機械における操縦席に設けられるコンソール
ボックスが、操作レバーを支持する可動側コンソールと
座席側に配される固定側コンソールとからなり、前記可
動側コンソールと固定側コンソールとの取り合い部には
その可動側コンソールの上下移動調整手段が設けられ、
前記操作レバーはグリップを備える可動側ロッドと固定
側ロッドがロック手段を介して伸縮可能に形成されてい
ることを特徴とするものである。
【0012】このように構成される本発明によれば、操
作レバーを伸縮できるとともに、その操作レバーが付設
される可動側コンソールを上下移動調整手段によって固
定側コンソールに対して任意位置まで昇降させ、操作レ
バーのグリップ位置を通常操作位置に保つように調整す
ることにより、運転者が操作姿勢を変えることなくレバ
ー操作によって作業動作部の作動を通常動作から微動操
作に切り換えて操作レバーの動きを大きくして精細な制
御を必要とする作業が容易に行えるという効果を奏する
のである。したがって、運転者が代わっても、個々の運
転者に応じて通常時と微操作時の場合に対応した操作レ
バーのストロークを変更することが可能となる。
【0013】また、前記可動側コンソールの上下移動調
整手段としては、固定側コンソールに上下方向に多段の
係止部とスライド部を備える支持部材が配され、可動側
コンソールには前記支持部材のスライド部に滑合してレ
バー操作により所望位置で前記多段の係止部に選択係合
させて係止・離脱できるようにされるロック機構付設の
移動支持機構が配設される構成であるのがよい。このよ
うな構成の上下移動調節手段とすることで、その移動支
持機構側のレバーを操作してロック機構による係止を解
いて固定側コンソール付設のスライド部に沿って移動支
持機構をスライドさせることで、可動側コンソールが上
下方向に移動できるので、所要の位置で移動支持機構を
停止させてロック機構を固定側の係止部に係合させると
その高さ位置で可動側コンソールを停止固定できる。し
たがって、操作レバーのロック手段を緩めてグリップの
位置が通常操作位置になるように可動側ロッドを引き上
げて前記ロック手段を元に戻して固定すれば、通常の操
作と同様にして操作レバーによる制御操作部の操作範囲
を狭めて微動操作が無理なく行えることになる。
【0014】前記可動側コンソールの上下移動調節手段
としては、前述のような構成のほかに、ラック・ピニオ
ン駆動方式でその駆動部にブレーキ機構を付設するよう
に構成すること、あるいはスクリューと雌ねじとの螺合
による昇降駆動方式を採用することも可能であり、この
ような方式を組み込めば、必要に応じて自動昇降駆動に
より上下動させることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、第1発明による建設機械に
おける操縦方法について、第2発明にかかる操縦装置を
交え、その具体的な実施の形態について、図面を参照し
つつ説明する。
【0016】図1に示されるのは、本実施例に係る建設
機械における運転席の外観側面であって、通常運転操作
時の態様を表している。図2は微動操作時における態様
を表す側面図である。
【0017】油圧ショベルのような建設機械における運
転室内に設置される運転席1には、その座席の両側にコ
ンソール2が配置され、それらコンソール2には、先端
部にそれぞれ操縦用の操作レバー3が設けられている。
そして、これら操作レバー3のグリップ4位置は、一般
に運転席1における背凭れ基端部と座席シートの取付後
部との交点部分を基準点R(以後Rポイントという)と
して、このRポイントを通る水平面上から運転者が操縦
に適した高さHに設定されている。
【0018】このような操作レバー3位置を維持できる
ようにして微動操作を容易にするために、その操作レバ
ー3が設けられたコンソール2を、座席シート側に固定
される固定側コンソール2Bと、操作レバー3を付設さ
れる可動側コンソール2Aとに分割され、その可動側コ
ンソール2Aは上下に移動できる上下移動調整手段5を
介して固定側コンソール2Bに取り付けられている。
【0019】前記可動側コンソール2Aは、固定側コン
ソール2Bに対して、例えば図3乃至図5にて示される
ようなスライド機構6とロック機構15及び上下操作の
ための操作ハンドル17とからなる上下移動調整手段5
によって所定の範囲で上下に移動できる構成で支持され
ている。この上下移動調整手段5は、スライド機構6に
おけるスライドレール7が固定側コンソール2Bの前部
に固定され、スライド機構6におけるスライドフレーム
8がそのスライドレール7に沿って移動可能に配されて
可動側コンソール2Aのフレーム後端部に取り付けられ
ている。
【0020】前記スライドフレーム8とスライドレール
7との間には、複数のボール8aがリテーナ8bに保持
されて前記スライドレール7に沿って転動自在に設けら
れて、スライドフレーム8に取り付けられている。ま
た、スライドレール7の底面には長手方向一側縁には適
宜間隔で係止歯11が多数設けられた係止板10が、そ
の係止歯11部を突き出すようにして固着されている。
前記スライドフレーム8上にはロック機構15が付設さ
れて、そのロック機構15における係止片16の係止孔
16aが前記係止歯11に選択的に係合させることによ
り所要の位置でスライドフレーム8を固定できるように
操作ハンドル17で回動可能に取り付けられている。な
お、その操作ハンドル17の一端には前記係止片16の
係止孔16aが前記係止歯11に常時係合する方向に付
勢する捩じりバネ19が付されている。また、前記操作
ハンドル17は、その操作グリップ17a部分を固定側
コンソール2Bのボックス外側面に設けられた長孔2d
から外部に突き出させて操作が容易なようにされてい
る。
【0021】また、前記可動側コンソール2Aに取り付
けられている操作レバー3は、図6に示されるように、
コンソールに基部を周知の手段で装着される固定側ロッ
ド3aとグリップ4を備える可動側ロッド3bに分割さ
れ、この可動側ロッド3bが固定側ロッド3aに対して
伸縮可能に継手3dを介して装着されている。そして、
その固定側ロッド3aと可動側ロッド3bとの取付部
は、固定側ロッド3aのロッド部分を中空体に形成され
て、この固定側ロッド3aの中空部に前記可動側ロッド
3bの下半部を摺動可能に挿入され、固定側ロッド3a
の上端部に摩擦力で固定できる公知のスリーブ締結構造
の継手3dが付設されて、この継手を緩めることによっ
て可動側ロッド3bを上下に移動させてグリップ4位置
を設定できるようにされている。図中符号3d’は継手
3dのグリップで固定側ロッド3aのロッド部外周に形
成されたねじ部に螺合されている。3eは締め付け用の
スリーブで、下部に前記ロッド部の上端部内周に形成さ
れたテーパ3fと係合するテーパを備えて前記グリップ
3d’の回動によって可動側ロッド3bの固定・固定解
除ができるようにされている。なお、この例で示される
継手3dは、通常運転操作時に支障があれば、操作レバ
ー3の取付部を覆う蛇腹状のカバー内に収まるようにし
てもよい。
【0022】このように構成された本実施例の操縦装置
による操縦操作は、建設機械(この例では油圧ショベ
ル)の通常運転における操縦に際し、運転者が当初に操
作レバー3のグリップ4位置(Rポイントを通る水平面
から高さHの位置)を最適状態に設定するには、操作レ
バー3における継手3d箇所で、その継手3dの固定を
解いて可動側ロッド3bを上下に調整してグリップ4位
置を設定する。設定後は継手3dを固定して運転操作中
にグリップ4位置がずれないようにする。
【0023】運転操作に際して、作業動作部(例えばシ
ョベル)を微動操作するには、固定側コンソール2Bの
側面に突き出している操作ハンドル17を後方へ引く
と、可動側コンソール2Aの上下移動調整手段5におけ
る係止歯11と操作ハンドル17によって操作されるロ
ック機構15の係止片16の係止孔16aとの係合が外
れ、スライドフレーム8の固定が解除される。したがっ
て、操作ハンドル17をそのまま下向きに移動させる
と、固定側コンソール2Bに定着されているスライドレ
ール7に沿ってスライドフレーム8が摺動下降され、こ
のスライドフレーム8が取り付く可動側コンソール2A
を下降させることになる。
【0024】そこで、可動側コンソール2Aの上下移動
調整手段5における移動可能な範囲で所要位置まで可動
側コンソール2Aを下降させたならば、操作ハンドル1
7を離すことによりその操作ハンドル17に付された捩
じりバネ19の復元作用で操作ハンドル17とともに係
止片16が逆回動してその係止孔16aが係止歯11に
係合され、当該位置で可動側コンソール2Aが固定され
る。この状態では、図7(a)にて示されるように、可
動側コンソール2Aに取り付く操作レバー3のグリップ
4位置が低い位置にあるので、その操作レバー3の継手
3dにおけるグリップ3d’を緩め方向に回転させてス
リーブ3eによる締め付け力を解除して可動側ロッド3
bを引き上げ、そのグリップ4位置を通常運転時の位置
に設定してから前記継手3dを固定方向に操作して固定
する。こうすれば、操作レバー3のグリップ4位置が通
常時と同じ高さ位置になり、この状態では二点鎖線で示
されるように、操作レバー3の長さが長くなるので、こ
の操作レバー3の最大可動角度αは変わりないが、グリ
ップ4の位置での移動量(移動距離)が拡大される。し
たがって、この操作レバー3の移動距離を加減すること
により制御部の作動量を通常時よりも小さくできて、微
動操作が容易に行えることになる。
【0025】なお、微動操作に際しては、前述のように
可動側コンソール2Aをその上下移動調整手段5による
上下移動範囲内で、最下位まで可動側コンソール2Aを
下降させて操作レバー3のグリップ4位置を通常時位置
にすれば、予め設定されている制御部の操作レバー3に
よる操作制御量が、操作レバー3の最大可動角度α内で
最も微細に制御でき、可動側コンソール2Aの下降量を
最下位までの任意の位置に下降させれば、前記操作レバ
ー3の最大可動角度α内において操作制御量を通常作動
から微細な制御までの範囲で作動状態を変更して作業部
を作動させることができるのである。
【0026】また、微動操作から通常操作に復帰させる
には、固定側コンソール2B側面に突き出す操作ハンド
ル17を後方に引き、前記上下移動調整手段5のロック
機構15を解除することにより可動側コンソール2Aが
上下に移動可能となるので、そのまま操作ハンドル17
を持って最上位まで引き上げるともに、その操作ハンド
ル17を離せば、付属の捩じりバネ19の復元力によっ
て自動的にロック機構15が作動して可動側コンソール
2Aを固定することになる。したがって、この状態では
図7(b)にて示されるように、操作レバー3のグリッ
プ4位置が高くなっているので、前記要領で継手3dの
グリップ3d’を緩み方向に回し、操作レバー3の固定
側ロッド3aと可動側ロッド3bを摺動可能にして、そ
の可動側ロッド3bを摺動下降させ、グリップ4の位置
を通常位置に戻した後、緩められている継手3dのグリ
ップ3d’を締り方向に回して固定する。
【0027】以上の説明においては、操作レバー3を備
える可動側コンソール2Aの上下移動調整手段5として
図3乃至図5にて示されるようなスライドレール7に対
してスライドフレーム8側にラッチ式のロック機構15
が付設された構成のものについて記載したが、この他に
直動式の上下移動を制御できる機構を組み込むことも可
能である。このような直動式の上下移動調整手段として
は、いずれも図示省略するが、ラック・ピニオン駆動式
にして、そのピニオン側にブレーキ機構を付帯させるこ
とで所要の位置で固定できるようにする方式、あるいは
小型のスクリューを回転操作させて上下に移動調節でき
るようにする方式などがあり、このような直動式におけ
るピニオンの駆動またはスクリューの回転駆動を小型の
モータにより駆動させるようにすれば、電動操作で可動
側コンソール2Aを上下に移動させて通常操作と微動操
作とに切替えができてより便利に作業機を運転すること
が可能となる。
【0028】本実施例における運転席1は本発明の操縦
席に、また、可動側コンソールの上下移動調整手段にお
けるロック機構15は本発明のロック手段に、それぞれ
対応する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施例に係る建設機械にお
ける運転席の外観側面であって、通常運転操作時の態様
を表している。
【図2】図2は、図2は微動操作時における態様を表す
側面図である。
【図3】図3は、可動側コンソールの上下移動調整手段
の一例を示す正面図である。
【図4】図4は、図3の右側面図で、移動状態を一部併
記した図である。
【図5】図5は、図3における中央縦断面図である。
【図6】図6は、操作レバーの継手部を表す拡大断面図
である。
【図7】図7(a)は可動側コンソールを下降させた状
態での操作レバーの伸長態様を示す図で、(b)は微動
操作から通常状態に復元させる際の操作レバーの態様を
表す図である。
【符号の説明】
1 運転席 2 コンソール 2A 可動側コンソール 2B 固定側コンソール 3 操作レバー 3a 固定側ロッド 3b 可動側ロッド 3d 継手 4 操作レバーのグリップ 5 可動側コンソールの上下移動調整手
段 6 スライド機構 7 スライドレール 8 スライドフレーム 10 係止板 11 係止歯 15 ロック機構 16 係止片 17 操作ハンドル 19 捩じりバネ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建設機械の操縦席における操作レバーの
    グリップ高さ位置を運転者の通常操作位置に設定できる
    ようにして、コンソール部でその操作レバーを支持する
    位置を上下移動調整させ、前記操作レバーの可動角度範
    囲を一定に保って、この操作レバーのグリップ操作移動
    量を拡大させることにより、微動操作が容易なようにす
    ることを特徴とする建設機械の操縦方法。
  2. 【請求項2】 建設機械における操縦席に設けられるコ
    ンソールが、操作レバーを支持する可動側コンソールと
    座席側に配される固定側コンソールとからなり、前記可
    動側コンソールと固定側コンソールとの取り合い部には
    その可動側コンソールの上下移動調整手段が設けられ、
    前記操作レバーはグリップを備える可動側ロッドと固定
    側ロッドがロック手段を介して伸縮可能に形成されてい
    ることを特徴とする建設機械の操縦装置。
  3. 【請求項3】 前記可動側コンソールの上下移動調整手
    段としては、固定側コンソールに上下方向に多段の係止
    部とスライド部を備える支持部材が配され、可動側コン
    ソールには前記支持部材のスライド部に滑合してレバー
    操作により所望位置で前記多段の係止部に選択係合させ
    て係止・離脱できるようにされるロック機構付設の移動
    支持機構が配設される構成である請求項2に記載の建設
    機械の操縦装置。
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Cited By (1)

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