JP2577363Y2 - 建設機械の操縦装置 - Google Patents

建設機械の操縦装置

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JP2577363Y2
JP2577363Y2 JP1993030617U JP3061793U JP2577363Y2 JP 2577363 Y2 JP2577363 Y2 JP 2577363Y2 JP 1993030617 U JP1993030617 U JP 1993030617U JP 3061793 U JP3061793 U JP 3061793U JP 2577363 Y2 JP2577363 Y2 JP 2577363Y2
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lever
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秀彦 小田
篤夫 藤井
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Kobelco Construction Machinery Co Ltd
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Kobelco Construction Machinery Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、油圧ショベルなど建設
機械,作業車両の運転席付近に装備されている作業用の
操縦装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来技術の操縦装置をそなえた
油圧ショベル(図示しない)の運転室内部を示す斜視図
である。図において、1は運転室のキャブ、2はキャブ
1のフロントパネル、3はサイドパネル、4は床板、5
は運転席、6は運転席5のシート部、7は肘掛、8は床
板4の上面部に固定して設けられている台枠、9は台枠
8の上部とシート部6の下部との間に設けられている前
後方向のスライドレール、10L,10Rは左右のコン
トロールボックス、11L,11Rはコントロールボッ
クス10L,10Rのそれぞれ上部に設けられている作
業機用の操作レバー、12L,12Rは左右のサイドボ
ックス、13L,13Rは左右の走行レバー、14L,
14Rは走行レバー13L,13Rのそれぞれ下部に取
付けてあるペダル、15L,15Rはコントロールボッ
クス10L,10Rのそれぞれ傾動中心軸である。
【0003】図6に示すように油圧ショベルの従来技術
の操縦装置では、キャブ1内の床板(4)上面部に固設
した台枠8に対し、スライドレール9を介して運転席5
のシート部6を前後方向へスライド調整可能に取付けて
いる。また床板(4)上面部に固設した左右のサイドボ
ックス12L,12Rに対して、コントロールボックス
10L,10Rをそれぞれ前後方向(矢印イ,イ’の方
向)に傾動調整可能に取付けている。また運転席5の前
方に、ペダル(14L,14R)付きの走行レバー13
L,13Rを配設している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】オペレータには、それ
ぞれ個人差により体格の大小にかなり差がある。それで
オペレータがシート部に着座したときには、自分の足の
長さに合わせて、シート部の前縁部からペダルまでの長
さa(図6に示す)を、シート部を前又は後方向にスラ
イド調整してきめる。ところが左右の操作レバー付きの
コントロールボックスは床面に固設されたサイドボック
スに取付けられているので、肘掛から操作レバーまでの
距離bをオペレータが自分の腕の長さに合わせて最適な
位置にコントロールボックスを傾動調整すると、操作レ
バー付きコントロールボックスの傾動角度が所望の傾動
角度にならないので、操作レバーの操作性が悪かった。
また、オペレータが前屈みになってレバー操作を行う深
掘作業や、アタッチメントの先端にニブラー等を付けて
オペレータが上仰してレバー操作を行う解体作業等の場
合、上記傾動が固定されているため、上記距離bを最適
な距離にできないという不都合があった。 この考案は、
上記した問題を鑑み、オペレータが前屈みになってレバ
ー操作を行う深掘作業や、アタッチメントの先端にニブ
ラー等を付けてオペレータが上仰してレバー操作を行う
解体作業等においても、作業姿勢が窮屈にならず作業を
スムーズに行うことができる建設機械の操縦装置を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案の建設機械の操縦
装置では、車体の床板の上面部に固定された台枠と、こ
の台枠の上面に配置されて前後方向へスライド調整可能
に取り付けられたフレームと、このフレームの上面に配
置されて前後方向へスライド調整可能に取り付けられた
シート部と、上記フレームの左右両側に配置されて前後
方向に傾動し且つ所望の傾動角度に位置決め設定可能な
コントロールボックスとからなることを特徴とするもの
である。 この構成によると、オペレータの体格の大小に
係わらず、操作レバーの傾倒角度と、運転席の肘掛けか
ら操作レバーまでの距離と、シート部からペダルまでの
距離とを短時間ですべて調整を行うことができるので、
オペレータの運転操作を容易にし、運転操作の疲労を軽
減するとと共に、安全性を向上することができる。ま
た、オペレータが前屈みになってレバー操作を行う深掘
作業や、アタッチメントの先端にニブラー等を付けてオ
ペレータが上仰してレバー操作を行う解体作業等の場合
においても、操作レバーを所望の傾倒角度に設定できる
し、運転席のシート部と走行レバーのペダルとの位置調
整も行えるので、作業姿勢が窮屈にならず、作業をスム
ーズに行うことができる。
【0006】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は、本考案の操縦装置を示す側面図で
ある。本考案の操縦装置はほぼ左右対称に形成されてい
るので、左側の部分に符号を付して説明を進めてゆく。
図1において、16は運転室(図示しない)の床板、1
7は床板16の上面部に固設した台枠、18はフレー
ム、19はシート部、20は肘掛、21はフレーム18
に対して設けたコントロールボックス(22)用の傾動
中心軸、23,24はそれぞれ前後方向にスライドでき
るスライドレール、25はコントロールボックス22の
前側上部に設けた操作レバー、26は走行レバー、27
は走行レバー26の下部に取付けたペダル、28はスラ
イドレール23(スライドレール24も同じ)のスライ
ド操作用把手、29は係止用ノッチ部、0は傾動中心軸
21の軸心、a1はシート部19の前縁部からペダル2
7までの距離、b1は肘掛20から操作レバー25まで
の距離、角度θは垂直面に対する操作レバー(25)付
きコントロールボックス22の傾倒角度である。図2
は、図1のAより見た正面図である。図3は、図1にお
けるスライドレール23及び24を調整したときの実施
例を示す側面図である。
【0007】次に図4は、本考案の操縦装置におけるコ
ントロールボックス22のチルト傾動構造を示す一部切
欠き側面図である。図において、30は作業機用コント
ロールバルブ(図示していない)を切換操作するための
リモコン弁、31はフレーム(18)側に固定して設け
たブラケット、32はコントロールボックス22の内部
側に固設したパイプ、33(図2にも符号33にて示し
ている)はメカニカルロック機構、34はコントロ−ル
ボックス22の前側上辺の外周部に固定して取付けて把
手、35はメカニカルロック機構33のロック解除を行
うすなわちコントロールボックス22の傾倒係止解除を
行うレバー、36はレバー35とメカニカルロック機構
33のリモートコントロール部37とを連結しているプ
ッシュプルケーブル、38は図示しないパイロット回路
遮断用電磁切換弁のソレノイドに接続されオフ作動した
ときに操作レバー25を操作不能にするために設けてい
る操作レバー(25)ロック用のリミットスイッチであ
る。なお、レバー35を矢印ロの方向に把手34に対し
てつかみ操作することにより、メカニカルロック機構3
3のロック解除を行うことができる。図5は、オペレー
タの降車時にコントロールボックス22を後方傾倒端位
置にはね上げ傾倒させた状態を示す一部切欠き側面図で
ある。
【0008】次に、本考案の操縦装置の構成を図1〜図
5について述べる。本考案では、運転室の床板16の上
面部に固定した台枠17の上部に、コントロールボック
ス22を左右両側に支持するフレーム18を設け、その
フレーム18の上部にシート部19をスライドレール2
4によって前後方向へスライド調整可能に取付けるとと
もに、上記フレーム18を台枠17に対し、スライドレ
ール23によって前後方向へスライド調整可能に取付け
た。またフレーム18に対し、コントロームボックス2
2を前後方向にチルト傾動調整可能に取付けて構成し
た。
【0009】次に、本考案の操縦装置の作用について述
べる。たとえば手足の長い比較的大柄なオペレータが運
転操縦を行うときには、運転席に着座して先ず第1にレ
バー35を操作してメカニカルロック機構33のロック
解除をしながら、コントロールボックス20の傾倒角度
θ(すなわち操作レバー25の傾倒角度θ)を所望の傾
倒角度にチルト調整を行う。レバー35から手を放すこ
とにより、操作レバー25を所望の傾倒角度に位置決め
設定できる。次に第2の調整操作として、スライドレー
ル24を操作してシート部19を後方(又は前方)へ移
動させ、オペレータの手の長さに合うように、操作レバ
ー25と肘掛20との距離(図1に示す距離b1)を調
整する。そしてたとえば図2に示すように距離b2に調
整することにより、オペレータにとって操作レバー25
を最も操作しやすい位置にきめることができる。次に第
3の調整操作として、スライドレール23を操作してフ
レーム18を後方(又は前方)へ移動させるとともに、
ペダル27に足を載せてみる。そしてたとえば図2に示
すように、ペダル27とシート部19の前縁部との距離
(図1に示す距離a1)をb2に調整することにより、
ペダル27を最も操作しやすい位置にきめることができ
る。上記第1〜第3の3段階の調整操作を行うことによ
り、オペレータの手足の長さに最適の位置に、操作レバ
ー25とペダル27の位置を対応させることができる。
【0010】
【考案の効果】以上のように本考案は、オペレータが運
転席に着座してまず第1に、コントロールボックス前側
のレバーを操作してメカニカルロック機構のロック解除
をしながら、操作レバーを所望の傾倒角度に位置決め設
定することができる。次に第2の調整操作として、シー
ト部の下側のスライドレールを操作してシート部を前後
へ移動させ、操作レバー肘掛との距離をオペレータの
手の長さに合うように最適の距離に設定することができ
る。次に第3の調整操作として、フレームの下側のスラ
イドレールを操作してフレームを前後へ移動させ、走行
レバーのペダルとシート部との距離をオペレータの足の
長さに合うように最適の距離に設定することができる。
上記第1〜第3の3段階の調整操作を行うことにより、
何度も微調整を繰り返すというような煩わしい操作がな
くなり、位置調整に係る時間を短縮することができる
し、操作レバーの傾倒角度の位置設定が可能であるの
で、オペレーターの作業姿勢を最適にでき、しいては疲
労低減につながる。 また、オペレータが前屈みになって
レバー操作を行う深掘作業や、アタッチメントの先端に
ニブラー等を付けてオペレータが上仰してレバー操作を
行う解体作業等の場合においても、操作レバーを所望の
傾倒角度に設定できるし、運転席のシート部と走行レバ
ーのペダルとの位置調整も行えるので、作業姿勢が窮屈
にならず、作業をスムーズに行うことができるというよ
うなきわめて優れた効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の操縦装置を示す側面図である。
【図2】図1のAよりみた正面図である。
【図3】図1におけるスライドレールを調整したときの
実施例を示す側面図である。
【図4】本考案におけるコントロールボックスのチルト
傾動構造を示す一部切欠き側面図である。
【図5】本考案におけるコントロールボックスを後方傾
倒端位置にはね上げ傾倒させた状態を示す一部切欠き側
面図である。
【図6】従来技術の操縦装置をそなえた運転室の内部を
示す斜視図である。
【符号の説明】
4,16 床板 5 運転席 6,19 シート部 7,20 肘掛 8,17 台枠 9,23,24 スライドレール 10L,10R,22 コントロールボックス 11L,11R,25 操作レバー 13L,13R,26 走行レバー 14L,14R,27 ペダル 15L,15R,21 傾動中心軸 18 フレーム 33 メカニカルロック機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E02F 9/16 E02F 9/20

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の床板の上面部に固定された台枠
    と、この台枠の上面に配置されて前後方向へスライド調
    整可能に取り付けられたフレームと、このフレームの上
    面に配置されて前後方向へスライド調整可能に取り付け
    られたシート部と、上記フレームの左右両側に配置され
    て前後方向に傾動し且つ所望の傾動角度に位置決め設定
    可能なコントロールボックスとからなることを特徴とす
    る建設機械の操縦装置。
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JP5236799B2 (ja) * 2009-03-04 2013-07-17 株式会社小松製作所 建設機械のオペレータ用シート構造体
JP6702999B2 (ja) * 2015-10-30 2020-06-03 株式会社小松製作所 作業車両
JP6884733B2 (ja) * 2018-06-29 2021-06-09 日立建機株式会社 遠隔操作式小型油圧ショベル

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