JPH11187736A - 刈取収穫機の刈高さ制御装置 - Google Patents

刈取収穫機の刈高さ制御装置

Info

Publication number
JPH11187736A
JPH11187736A JP29660798A JP29660798A JPH11187736A JP H11187736 A JPH11187736 A JP H11187736A JP 29660798 A JP29660798 A JP 29660798A JP 29660798 A JP29660798 A JP 29660798A JP H11187736 A JPH11187736 A JP H11187736A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ground
height
cutting
proximity state
control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29660798A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuya Usui
克也 臼井
Suezo Ueda
末蔵 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP29660798A priority Critical patent/JPH11187736A/ja
Publication of JPH11187736A publication Critical patent/JPH11187736A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lifting Devices For Agricultural Implements (AREA)
  • Harvester Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 合理的な構造改良によって装置構造の大幅な
複雑化を避けながら、刈取前処理部の先端部が地面に突
っ込む等の不具合を適切に防止する。 【解決手段】 機体前部に駆動機構4により駆動昇降自
在に刈取前処理部5が連結され、刈取前処理部5におけ
る非接触式の対地高さ検出手段S1に対して機体横幅方
向に離れた箇所に、対地高さが設定値以下になった近接
状態を検出する接地式の対地近接状態検出手段S2を設
け、対地近接状態検出手段S2によって前記近接状態が
検出されるに伴って、制御装置12が駆動機構4を上昇
操作側に作動させる強制上昇制御を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、走行機体の前部に駆動
機構により駆動昇降自在に刈取前処理部を連結し、前記
刈取前処理部における前端部に非接触式の対地高さ検出
手段を備え、この対地高さ検出手段の検出値が目標値に
維持されるよう前記駆動機構を制御する昇降制御手段を
備えてある刈取収穫機の刈高さ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記刈取収穫機の刈高さ制御装置におい
て、従来では、刈取前処理部の前部に1個の超音波式の
対地高さ検出センサを備え、この検出センサによる検出
値がポテンショメータ型目標高さ設定器による目標設定
高さに維持されるよう駆動機構を自動制御するよう構成
されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構造は、雑草
やワラ屑等を引っ掛けるおそれの少ない非接触式の対地
高さ検出センサにより精度よく対地高さを検出しながら
刈高さを制御することができるようにしたものである。
ところが、通常この種の刈取収穫機は作業能率の向上の
ために複数条を同時に刈取作業する構成が一般的である
が、このように刈幅が大である場合であっても1個のセ
ンサで対地高さを検出するものであるから、当該検出セ
ンサによる検出高さが目標高さに維持されるとしても、
当該センサが通過する箇所に例えば凹部が存在する場
合、あるいは、当該センサが通過する箇所とは機体横幅
方向に離れた箇所に地面に隆起部が存在する場合等にお
いては、刈取前処理部の地面との距離が近づくことにな
り、刈取前処理部の前端のデバイダが地面に突っ込むお
それがあり改善の余地があった。尚、上記不具合を解消
する方法として、前記非接触式の対地高さ検出センサを
刈幅方向に沿って複数個並列配備することも考えられる
が、非接触式の対地高さ検出センサは、センサ自身の構
造のみならず、その駆動制御回路も複雑となるものであ
るから、構造が複雑になってコストも高いものになる弊
害がある。本発明は、合理的構造改良によって、構造の
大幅な複雑化を招くことなく上記不具合点を解消するこ
とを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】第1発明の特徴構成は、
冒頭に記載した刈取収穫機の刈高さ制御装置において、
前記刈取前処理部における前端部で且つ前記非接触式の
対地高さ検出手段に対して機体横幅方向に離れた箇所
に、対地高さが設定値以下になった近接状態を検出する
接地式の対地近接状態検出手段を設け、前記制御手段
を、前記対地近接状態検出手段によって前記近接状態が
検出されるに伴って、前記対地高さ検出手段の検出情報
に基づく自動昇降作動を停止し、且つ、前記駆動機構を
設定時間上昇操作側に作動させる強制上昇制御を実行す
るよう構成してある点にある。第2発明の特徴構成は、
前記制御手段を、前記対地近接状態検出手段にて前記近
接状態が設定時間連続して検出されると、前記強制上昇
制御を実行するように構成してある点にある。
【0005】
【作用】第1発明の特徴構成によると、刈取前処理部の
昇降制御の基準となる対地高さを検出する非接触式の対
地高さ検出手段に対して機体横幅方向に離れた箇所にお
いて、接地状態によって地面に近接したことを対地近接
状態検出手段により検出するようにしたので、非接触式
の対地高さ検出手段の通過箇所に地面に凹部が存在して
いるときや雑草等外物の存在に起因する検出作動によっ
て、自動昇降制御作動に基づいて刈取作用部が地面に近
接するような場合、あるいは非接触式の対地高さ検出手
段の通過箇所とは横幅方向に離れた箇所において地面に
隆起部が存在するような場合には、対地近接状態検出手
段が検出状態となる。その検出作動に伴って、自動昇降
制御作動が停止され、刈取前処理部が上昇するよう駆動
機構を設定時間上昇作動させるので、刈取前処理部の先
端部が誤って地面に突入するといった弊害を未然に防止
できる。第2発明の特徴構成によると、前記第1発明の
特徴構成による作用に加えて、前記対地近接状態検出手
段の通過箇所において土塊等、地面の局部的な突出箇所
が存在するような場合には、このような局部的な外乱検
出状態によって刈取前処理部を上昇作動させるといった
ことが無い。
【0006】
【発明の効果】第1発明の特徴構成によると、雑草等の
引っ掛かりの少ない状態で精度よく対地高さを検出でき
る非接触式対地高さ検出手段の検出結果に基づいて昇降
制御を行うものでありながら、接地追従によって直接対
地近接状態を検出できて比較的簡単な構造である接地式
対地高さ検出手段を合理的に配置することで、構造の大
幅な複雑化を招くことなく、対地近接状態が判断でき
て、地面の状況変化に起因した刈取前処理部の先端部が
地面に突っ込み、損傷を与える等の弊害を未然に防止で
きる刈取収穫機の刈高さ制御装置を、簡単な構造改良に
よって提供できるに至った。第2発明の特徴構成による
と、第1発明の特徴構成による効果に加えて、対地近接
状態検出手段による局部的な外乱検出に起因して刈高さ
が目標高さと異なる値になるのを未然防止でき、確実に
地面の変化状態だけを検出することができるものとな
る。
【0007】
【実施例】以下、実施例を図面に基づいて説明する。図
5に刈取収穫機としてのコンバインを示している。この
コンバインは、左右一対のクローラ走行装置1,1を備
えた走行機体2に脱穀装置3を搭載するとともに、走行
機体2の前部に油圧シリンダ4〔駆動機構の一例〕によ
り横軸芯P周りで駆動昇降自在に刈取前処理部5を連結
し、刈取前処理部5の右側には塔乗運転部6を設けてあ
る。刈取前処理部5は、機体前端部に植立穀稈の各条間
の根元部に分け入り刈取対象穀稈を分草案内する複数の
デバイダ7を機体横幅方向に所定間隔をあけて並列配備
してあり、その後方側に倒伏穀稈を縦姿勢に引起す複数
の引起し装置8、植立穀稈の株元を切断する刈取装置
9、刈取穀稈を挟持しながら縦姿勢から徐々に横倒れ姿
勢になるよう姿勢変更させながら脱穀装置3に向けて搬
送する縦搬送装置10等を備えて構成してある。
【0008】刈取作業中において穀稈の刈高さが設定値
に維持されるように前記油圧シリンダ4を駆動制御する
よう構成してある。詳述すると、図1に示すように、油
圧シリンダ4に対する電磁式油圧制御弁11をマイクロ
コンピュータを備えた制御装置12〔昇降制御手段の一
例〕により切り換え制御するよう構成するとともに、刈
取前処理部5に備えた超音波式対地高さ検出センサS1
の検出値がポテンショメータ型刈高さ設定器13による
目標値になるよう制御装置12が前記油圧制御弁11を
切り換え制御するよう構成してある。図2、図4に示す
ように、前記超音波式対地高さ検出センサS1は、運転
部6側つまり最既刈側のデバイダ7Rの後方側において
刈取フレーム14に取付け支持してあり、間欠的に超音
波を発する発信器15と、この発振器15から発せられ
た超音波の地面からの反射波を受信する受信器16とを
備えて構成され、発振器15の発信から受信器16に到
達するまでの時間から刈取前処理部5の対地高さが制御
装置12において演算検出されるよう構成してある。
【0009】そして、最未刈側に位置するデバイダ7L
の下部には、対地高さが設定値以下になった近接状態を
検出する接地式の対地近接状態検出センサS2〔対地近
接状態検出手段の一例〕を備えてある。この検出センサ
S2は、図3に示すように、リミットスイッチで構成さ
れ、下方付勢された検出片17がデバイダ7の下面より
下方に突出する状態で設けられ、この検出片17が地面
に接触して揺動角が変化することでオン作動して地面へ
の近接状態を検出できるよう構成してある。このように
して、運転部6において操縦操作する機体操縦者が目視
し易い最既刈側のデバイダ7の後方側に昇降制御作動の
基準となる超音波式対地高さ検出センサS1を設けるこ
とで、目標対地高さの設定を行い易いものにできるよう
にしながら、運転部6から最も離れた最未刈側における
対地高さを対地近接状態検出センサS2により検出する
ようにしてある。そして、対地近接状態検出センサS2
によって近接状態が検出され、その検出状態が設定時間
〔例えば数秒間〕継続すると、図6のフローチャートに
示すように、制御装置12は対地高さ検出センサS1の
検出情報に基づく自動昇降作動を停止し、且つ、油圧シ
リンダ4を設定時間上昇操作側に作動させる強制上昇制
御を実行するよう構成してある。
【0010】〔別実施例〕前記対地近接状態検出センサ
は、リミットスイッチ式のものに代えて、接地追従する
揺動アームの角度変化を検出するポテンショメータ型セ
ンサで構成してもよく、前記非接触式対地高さ検出セン
サS1としては超音波式のものに代えて赤外光やレーザ
ー光を用いて検出するもの等各種の非接触式センサを用
いることができる。又、前記超音波式対地高さ検出セン
サS1と前記対地近接状態検出センサS2との配置箇所
は、機体横幅方向に離れた箇所であれば、最未刈側箇所
と最既刈側箇所に限定されない。
【図面の簡単な説明】
【図1】制御ブロック図
【図2】対地高さ検出センサ配設部の側面図
【図3】対地近接状態検出センサ配設部の側面図
【図4】コンバインの平面図
【図5】コンバイン前部の側面図
【図6】制御フローチャート
【符号の説明】
2 走行機体 4 駆動機構 5 刈取前処理部 12 制御手段 S1 対地高さ検出手段 S2 対地近接状態検出手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行機体の前部に駆動機構により駆動昇
    降自在に刈取前処理部を連結し、前記刈取前処理部に非
    接触式の対地高さ検出手段を備え、この対地高さ検出手
    段の検出情報に基づいて前記刈取前処理部の対地高さが
    目標値に維持されるように前記駆動機構を制御する制御
    手段を備えてある刈取収穫機の刈高さ制御装置であっ
    て、 前記刈取前処理部における前記非接触式の対地高さ検出
    手段に対して機体横幅方向に離れた箇所に、対地高さが
    設定値以下になった近接状態を検出する接地式の対地近
    接状態検出手段を設け、 前記制御手段を、前記対地近接状態検出手段によって前
    記近接状態が検出されるに伴って、前記駆動機構を上昇
    操作側に作動させる強制上昇制御を実行するように構成
    してある刈取収穫機の刈高さ制御装置。
JP29660798A 1993-05-11 1998-10-19 刈取収穫機の刈高さ制御装置 Pending JPH11187736A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29660798A JPH11187736A (ja) 1993-05-11 1998-10-19 刈取収穫機の刈高さ制御装置

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10896493A JP2955439B2 (ja) 1993-05-11 1993-05-11 刈取収穫機の刈高さ制御装置
JP29660798A JPH11187736A (ja) 1993-05-11 1998-10-19 刈取収穫機の刈高さ制御装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10896493A Division JP2955439B2 (ja) 1993-05-11 1993-05-11 刈取収穫機の刈高さ制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11187736A true JPH11187736A (ja) 1999-07-13

Family

ID=14498131

Family Applications (3)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10896493A Expired - Fee Related JP2955439B2 (ja) 1993-05-11 1993-05-11 刈取収穫機の刈高さ制御装置
JP29660898A Pending JPH11187737A (ja) 1993-05-11 1998-10-19 刈取収穫機の刈高さ制御装置
JP29660798A Pending JPH11187736A (ja) 1993-05-11 1998-10-19 刈取収穫機の刈高さ制御装置

Family Applications Before (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10896493A Expired - Fee Related JP2955439B2 (ja) 1993-05-11 1993-05-11 刈取収穫機の刈高さ制御装置
JP29660898A Pending JPH11187737A (ja) 1993-05-11 1998-10-19 刈取収穫機の刈高さ制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (3) JP2955439B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2360059A1 (en) 2010-02-16 2011-08-24 Inntrasys ApS On-board unit for electrical appliance of a vehicle

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06319335A (ja) 1994-11-22
JPH11187737A (ja) 1999-07-13
JP2955439B2 (ja) 1999-10-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6419001B2 (ja) コンバイン
JPH11187736A (ja) 刈取収穫機の刈高さ制御装置
JP2955441B2 (ja) 刈取収穫機の刈高さ制御装置
JP6345621B2 (ja) コンバインのための刈高さ制御システム
JP2955440B2 (ja) 刈取収穫機の刈高さ制御装置
JP2823776B2 (ja) 刈取収穫機
JP2001269031A (ja) コンバイン
JP3580745B2 (ja) 刈取収穫機の刈取昇降制御装置
JP3142228B2 (ja) 刈取り収穫機
JPS6233524Y2 (ja)
JP3541150B2 (ja) 作業車の昇降制御装置
JP2001069844A (ja) コンバイン
JP3585410B2 (ja) 刈取収穫機の刈取昇降制御装置
JPS6242655Y2 (ja)
JP3765602B2 (ja) 刈取部の穀稈引起し装置
JPS6227052Y2 (ja)
JPH0127626Y2 (ja)
KR20200103469A (ko) 오거 동작에 연계한 콤바인의 엔진 rpm 제어 장치 및 방법
JPS5814161B2 (ja) 刈取収穫機
JPH055847Y2 (ja)
JP2001128526A (ja) 作業車の昇降制御装置
JP2813647B2 (ja) コンバインの扱深さ制御構造
JP2001224216A (ja) コンバインにおける補助刈刃装置の姿勢制御装置
JPS6123313Y2 (ja)
JPS6146084B2 (ja)