JP2001069844A - コンバイン - Google Patents

コンバイン

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JP2001069844A
JP2001069844A JP24683899A JP24683899A JP2001069844A JP 2001069844 A JP2001069844 A JP 2001069844A JP 24683899 A JP24683899 A JP 24683899A JP 24683899 A JP24683899 A JP 24683899A JP 2001069844 A JP2001069844 A JP 2001069844A
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岩本  浩
Yoshinori Doi
義典 土居
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Abstract

(57)【要約】 【課題】刈取クラッチの入切操作を自動化して操作性を
向上させると共に、刈取前処理装置から脱穀装置のフィ
−ドチェンへの穀稈の引継ぎを良好に行わせて、穀稈の
脱落による収穫損失を少なくする。 【解決手段】上方に脱穀装置を有する走行装置2の前方
に刈取前処理装置4を設け、刈取前処理装置4を原動機
22からの回転伝動経路中に設けた刈取クラッチ23を
介して伝動を入り切りするように構成する。そして、前
記刈取クラッチ23は、機体前進により自動的に
「入」、走行停止ないし機体後進により自動的に「切」
になるように構成する。更に、該刈取クラッチ23を、
手動操作具Sにより任意に入切操作できるように構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンバインに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術として、例えば、特公平5−
26445号公報には、上方に脱穀装置を有する走行装
置の前方に刈取前処理装置を設け、該刈取前処理装置は
原動機からの回転伝動経路中に設けた刈取クラッチを介
して伝動を入り切りするように構成したものにおいて、
前記刈取クラッチは、走行停止ないし機体後進により自
動的に「切」になるように構成したコンバインが記載さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の特公平5−26
445号公報に記載されたコンバインにおいては、走行
停止中ないし機体後進中に刈取クラッチが自動的に
「切」となり、この刈取クラッチを任意に入り操作する
ことはできない。一方、圃場の一辺を刈り終えて他辺へ
旋回(回行)する際には、機体を走行停止させた後、後
進しながら旋回せねばならない。
【0004】従って、この旋回時に刈取クラッチが自動
的に「切」となって刈取前処理部が停止し、この旋回直
前に刈り取った穀稈が刈取前処理部から脱穀装置のフィ
−ドチェンへ良好に引き継がれずに脱落(所謂、「稈こ
ぼれ」)し、収穫損失となる支障があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述の如き
課題を解決するために、次の様な技術的手段を講ずる。
すなわち、上方に脱穀装置を有する走行装置2の前方に
刈取前処理装置4を設け、該刈取前処理装置4は原動機
22からの回転伝動経路中に設けた刈取クラッチ23を
介して伝動を入り切りするように構成したものにおい
て、前記刈取クラッチ23は、機体前進により自動的に
「入」、走行停止ないし機体後進により自動的に「切」
になるように構成すると共に、手動操作具Sにより任意
に入切操作できるように構成したことを特徴とするコン
バインの構成としたものである。
【0006】しかして、コンバイン作業においては、走
行装置2を駆動して機体を前進させ、該走行装置2の前
方に設けた刈取前処理装置4によって植立穀稈を刈り取
り、脱穀装置へ供給して脱穀処理する。このように、機
体前進によって刈取クラッチ23が自動的に「入」とな
って刈取前処理装置4が駆動し、刈取作業を行うことが
できる。
【0007】また、圃場の一辺を刈り終えて旋回する場
合など、走行停止ないし機体後進が行われると、刈取ク
ラッチ23が自動的に「切」となって刈取前処理装置4
が停止するが、このような場合でも、手動操作具Sによ
って刈取クラッチ23を入操作し、この刈取前処理装置
4を駆動することが可能である。
【0008】
【発明の効果】以上のように、この発明は、上方に脱穀
装置を有する走行装置2の前方に刈取前処理装置4を設
け、該刈取前処理装置4は原動機22からの回転伝動経
路中に設けた刈取クラッチ23を介して伝動を入り切り
するように構成したものにおいて、前記刈取クラッチ2
3は、機体前進により自動的に「入」、走行停止ないし
機体後進により自動的に「切」になるように構成すると
共に、手動操作具Sにより任意に入切操作できるように
構成したことを特徴とするコンバインとしたので、機体
前進によって刈取クラッチ23が自動的に「入」となっ
て刈取作業を行えるため、コンバインの操作性が向上す
る。
【0009】また、機体旋回時等に手動操作具Sによっ
て刈取クラッチ23を任意に入操作して刈取前処理装置
4を駆動でき、該刈取前処理装置4から脱穀装置のフィ
−ドチェンへの穀稈の引継ぎを良好に行わせて、穀稈の
脱落による収穫損失を少なくすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図により
説明すると、1は機体フレ−ム、2は走行装置であり、
図示は省略するが、走行装置2の上方位置には脱穀装置
を設ける。前記走行装置2の前方には刈取前処理装置4
を設ける。5は刈取前処理装置4の最前方部の分草体、
6は分草した穀稈を引起す引起装置、7はスタ−ホイ
ル、8は掻込装置、9は刈刃、10は株元側搬送装置、
11は穂先側搬送装置であり、これらは刈取フレ−ム1
2に取付けられ、刈取フレ−ム12は縦支持フレ−ム1
3の先端に取付け、縦支持フレ−ム13の基部には横伝
動筒14を設け、該横伝動筒14を機体フレ−ム1側に
設けた支持架台15に回動自在に取付ける。したがっ
て、刈取前処理装置4は、横伝動筒14中心に刈取上下
シリンダ16により上下する。
【0011】前記各搬送装置により搬送される搬送路の
終端には扱深さ調節装置17の始端部を臨ませ、扱深さ
調節装置17の終端部は前記脱穀装置3に穀稈を供給す
る穀稈供給搬送装置18に引き継ぐ株元側引継搬送装置
19の始端部下方位置に臨ませ、扱深さ調節装置17は
前記株元側引継搬送装置19へ穀稈を引継ぐ位置を、穀
稈の稈身方向に変更し、脱穀装置の脱穀室に供給すると
きの扱深さを調節する。20は扱深さ調節用のアクチュ
エ−タであり、扱深さ調節用アクチュエ−タ20には扱
深さ位置検出用のポテンショメ−タ21を設ける。
【0012】しかして、原動機22から前記刈取前処理
装置4に至る伝動経路中には、刈取前処理装置4への伝
動を入り切りするベルトテンション式の刈取クラッチ2
3を設け、刈取クラッチ23は機体が前進すると、自動
的に「入」になり、機体が停止ないし後進すると自動的
に「切」になるように構成する。そして、機体が前進し
たときに刈取クラッチ23を入りにするタイミングは、
車速が遅いときは遅く、車速が速くなると、これに応じ
て速く「入」にする。したがって、方向変換に伴う旋回
等の場合、ゆっくり前進するときが多いため刈取クラッ
チ23が入りになるのが遅いので、刈取クラッチ23が
入りになる前に後進することができ、この点、刈取クラ
ッチ23が「入切」するのを防止して、ハンチング現象
を防止できる(図4)。
【0013】また、刈取クラッチ23が「入」になるタ
イミングは、車速が遅いにもかかわらず「入」にするの
が速過ぎると、穀稈の株元の手前で刈取前処理装置4の
引起装置6が穂先を引き起こすことになるので絡み付く
ことがあるが、充分に穀稈に近づいてから作用するの
で、これを防止でき、また、車速が速いときは速く
「入」にするので、引起装置6により穀稈を押し倒すの
を防止でき、車速に応じてタイミングを変更できるの
で、最適な状態で作業できる(図4)。
【0014】そして、一旦刈取クラッチ23が入りにな
ると、走行停止を検出してもただちに「切」にせず、所
定時間経過後「切」にする。従って、所定時間内に前進
すると、刈取クラッチ23は「入」状態を続行し、走行
停止を検出しても刈取クラッチ23を切りにしないので
ハンチング現象を防止でき、特に、枕地刈りのとき等有
効である(図3)。
【0015】また、前記前進および走行停止の検出手段
(方法)は任意であるが、実施例ではHSTレバ−24
の前進操作により「前進」を検知し、HSTレバ−24
のニュ−トラル位置により「停止」を検出している(図
5)。したがって、HSTレバ−24の傾斜角度により
クラッチ「入切」時間を変更すると、車速に応じて変更
することになり、ソフトウェアのプログラムで対応でき
る。
【0016】25は前記HSTレバ−24の傾動角度を
検出する検出部、26は制御部である。図3のXは前記
検出部25による検出値であり、これによりタイマ−を
変更する。Yはタイマ−時間を示し、Y=4は例えば4
秒を示している。しかして、前記扱深さ調節装置17
は、穂先センサ30と株元センサ31により穀稈長を検
出し、これに応じて扱深さ調節用のアクチュエ−タ20
を作動させて扱深さ調節するが、扱深さが最適になった
ときの刈取前処理装置4の位置を記憶し、その後に刈取
前処理装置4が上下したとき、この上下量に応じて扱深
さを調節する。
【0017】即ち、扱深さは刈高さが変化すると変化
し、刈高さは略一定であるが所望位置に設けた刈高さセ
ンサ32により圃場の凹凸に応じて変化することがあ
り、このとき、刈取られる穀稈の長さは長短に変化し、
この変化に対応させて、扱深さを調節するものである。
この場合、超音波センサ等により刈取前処理装置4の地
面に対する高さを検出し、刈取前処理装置4の上下変化
量に応じて穂先センサ30と株元センサ31の検出値を
補正(所謂、げたを履かせる)して扱深さを調節する
と、制御精度を向上させることができ好適である。
【0018】また、図7は、旋回等によって刈取前処理
装置4を上下させているときの制御の一例を示し、刈取
前処理装置4を上げているときで穀稈センサ33が穀稈
を検出しているときは、畦際の高刈りが想定されるの
で、深扱ぎ側に補正するようにし、また、刈取前処理装
置4を下げているとき浅扱ぎ側に補正し、穂先センサ3
0と株元センサ31が両方ONのときは、長稈が想定さ
れるので、浅扱ぎ側に補正する。
【0019】しかして、前記穂先センサ30および株元
センサ31は、機体の固定部34に搬送穀稈の移動方向
に回動自在に取付け、その基部には、回動量を検出し得
るポテンショメ−タ等の検出部35を設け、検出部35
により検出した穂先センサ30および/または株元セン
サ31の回動量によって搬送穀稈の層厚を検出し、搬送
穀稈の層厚が薄いときは扱深さ調節速度を遅く、搬送穀
稈の層厚が厚いときは扱深さ調節速度を速くするように
構成する(図8)。即ち、搬送穀稈の層厚が薄いときは
穂先センサ30および/または株元センサ31の回動量
が充分でなく、誤検出である場合もあるので、少し様子
を見てハンチングを防止するため、反応を少し鈍くして
扱深さ調節速度を遅くするが、搬送穀稈の層厚が厚いと
きは誤検出はなく適正であるので、扱深さ調節速度を速
くして迅速に対応するのである。
【0020】この場合、扱深さ調節用アクチュエ−タ2
0への出力パルス幅を変更することにより調節速度を変
更するように構成すると、コストが掛からず、好適であ
る(図8)。しかして、前記扱深さ調節は、刈取前処理
装置4に設けた穀稈有無センサ33が穀稈が無いことを
検知した場合、そのときの穂先センサ30および株元セ
ンサ31の検出値を一定時間出力を保持するように構成
する。即ち、一旦刈取り作業を終了したとき、このとき
の扱深さを維持し、作業再開のときの追従性を高める。
【0021】しかして、各種センサ、あるいは、刈取前
処理装置4の自動刈高さ制御あるいは自動扱深さ制御等
の各種の制御が正常に機能するかどうかチェックするチ
ェック機能を制御部26に設け、制御部26はチェック
が終了し、次のチェックに移行する前に、ホ−ン39を
鳴動させる等の手段で作業者に報知する(図11)。こ
の場合、図示は省略するが、操作部のモニタにチェック
対象項目を表示し、常時、チェック内容を認識可能に
し、しかも、前記ホ−ン39によりチェック終了を認識
できるので、常時、モニタを見る必要がなく、操作性が
向上し、好適である。
【0022】また、刈取前処理装置4が上下するかどう
かのチェックをするために、実際に、僅かであっても刈
取前処理装置4を上下させる等のチェック内容によって
は、前記ホ−ンの鳴動を長く、あるいは短い連続音等の
鳴動パタ−ンに変化を付して作業者に報知すると、一層
容易に認識できて好適である。また、前記制御部26の
チェックモ−ドへの移行は、キ−操作後所定時間内に前
記ホ−ン39を押し、所定時間内に所定スイッチを操作
すると、チェックモ−ドへ移行するように構成する。即
ち、ホ−ン39を鳴動によりチェックモ−ドへ移行を報
知することで、作業者への報知が簡単に行え、刈取前処
理装置4の昇降等のチェックを安全に行え、ソフトウェ
アのプログラムにより対応できるので、コストが掛から
ず、好適である。
【0023】また、前記ホ−ン39に替えて所定スイッ
チを所定時間操作すると、チェックモ−ドへ移行するよ
うに構成してもよい。この場合、仮に誤操作で所定スイ
ッチを操作しても、一旦エンジンを停止して再度キ−操
作すればよい。次に上記構成による作用を述べる。
【0024】走行装置2により機体を前進させると、各
分草体7により分草し、分草体7により分草された穀稈
は引起装置8により引起され、スタ−ホイル9により後
方に掻込まれ、刈刃11により切断され、切断された穀
稈は株元側搬送装置10と穂先側搬送装置11により搬
送され、搬送された穀稈は扱深さ調節装置17に挾持さ
れて株元側引継搬送装置19に引き継がれ、株元側引継
搬送装置19により穀稈供給搬送装置18に穀稈を引き
継ぐ。
【0025】この場合、株元側引継搬送装置19の始端
部に対して扱深さ調節装置17の終端部は穀稈の稈身方
向に遠近調節自在であるから、穂先センサ30と株元セ
ンサ31の信号により、扱深さ調節装置17の終端部位
置を調節することにより穀稈の挾持位置を変更して、脱
穀室に供給する穀稈の扱深さが略一定になるように調節
する。
【0026】しかして、前記扱深さ調節は、扱深さが最
適になったときの刈取前処理装置4の高さ位置を記憶
し、その後に刈取前処理装置4が上下したとき、この上
下の変化量に応じて扱深さを調節するから、きめ細かい
扱深さ制御ができ、扱残しを防止できる。また、前記穂
先センサ30および株元センサ31は、機体の固定部3
4に搬送穀稈の移動方向に回動自在に取付け、その基部
に穂先センサ30と株元センサ31の回動量を検出し得
るポテンショメ−タ等の検出部35を設け、検出部35
により検出した穂先センサ30および/または株元セン
サ31の回動量によって搬送穀稈の層厚を検出し、搬送
穀稈の層厚が厚いときは扱深さ調節速度を速く、搬送穀
稈の層厚が薄いときは扱深さ調節速度を遅くするように
構成しているから、搬送穀稈の層厚が薄いときは穂先セ
ンサ30および/または株元センサ31の回動量が充分
でなく誤検出のこともあるが、扱深さ調節速度を遅くす
るので、少し様子を見ることができて無用な調節を避け
てハンチングを防止することができ、また、搬送穀稈の
層厚が厚いときは誤検出は考えられず、扱深さ調節速度
を速くして迅速に対応でき、全体として、扱深さ制御の
精度を向上させることができる。
【0027】しかして、前記扱深さ調節は、刈取前処理
装置4に設けた穀稈有無センサ33が穀稈が無いことを
検知したら、そのときの穂先センサ30および株元セン
サ31の検出値を一定時間出力を保持するように構成し
ているから、一旦刈取り作業を終了しても、このときの
扱深さを維持して作業再開するので、再開時は略同じ長
さの穀稈となって調節幅が少なくなって、追従性を高め
る。なお、「一定時間」を変更可能に構成すると、操作
性、作業性を向上させ、好適である。
【0028】しかして、原動機22から前記刈取前処理
装置4に至る伝動経路中には、刈取前処理装置4への回
転を入り切りする刈取クラッチ23を設け、刈取クラッ
チ23は機体が前進すると、自動的に「入」になり、機
体が停止すると自動的に「切」にするように構成し、機
体が前進したときに刈取クラッチ23を入りにするタイ
ミングは、車速が遅いときは遅く、車速が速くなると、
これに応じて速く「入」にするように構成しているか
ら、方向変換に伴う旋回等のゆっくり前進するときが多
い場合、刈取クラッチ23が入りになるまでが遅いの
で、入りになる前に後進することができ、この点、刈取
クラッチ23が「入切」するのを防止して、ハンチング
現象を防止できる。
【0029】また、車速が速いときは速く「入」にする
から、引起装置6により穀稈を押し倒すのを防止でき
る。このように、車速に応じて刈取クラッチ23の「入
切」するタイミングを変更できるので、最適な状態で作
業できる。しかして、一旦刈取クラッチ23が入りにな
ると、走行停止を検出してもただちに「切」にせず、所
定時間経過後「切」になるように構成しているから、一
旦走行停止を検出しても所定時間内に前進すると、刈取
クラッチ23は「入」状態を続行するので、作業中に刈
取クラッチ23を切りにしないのでハンチング現象を防
止でき、特に、枕地刈りのとき等に有効である。 (実施例1)上述のように、前記刈取クラッチ23は、
機体前進により自動的に「入」、走行停止ないし機体後
進により自動的に「切」になるように構成するものであ
るが、前記HSTレバ−24の把持部に刈取スイッチS
(手動操作具S)を設け、該刈取スイッチSの操作によ
って前記刈取クラッチ23を任意に入切操作できるよう
に構成する(図12)。尚、該刈取スイッチSは、脱穀
クラッチを入切操作する脱穀クラッチレッバ−の把持部
にも設ける。
【0030】これにより、圃場の一辺を刈り終えて旋回
する場合など、走行停止ないし機体後進が行われると、
刈取クラッチ23が自動的に「切」となって刈取前処理
装置4が停止してしまうが、このような場合でも、刈取
スイッチSによって刈取クラッチ23を入操作し、この
刈取前処理装置4駆動させることが可能である。このよ
うに、機体旋回時等に刈取スイッチSによって刈取クラ
ッチ23を任意に入操作して刈取前処理装置4を駆動で
き、該刈取前処理装置4から脱穀装置のフィ−ドチェン
への穀稈の引継ぎを良好に行わせて、穀稈の脱落による
収穫損失を少なくすることができる。 (別実施例1)上述のように、前記刈取クラッチ23
は、機体前進により自動的に「入」、走行停止ないし機
体後進により自動的に「切」になるように構成するもの
であるが、刈取スイッチSが「入」で且つ脱穀クラッチ
が「入」の条件において、走行停止ないし機体後進が行
われても、刈取前処理装置4に設けた穀稈センサがON
している場合(刈取前処理部4に穀稈がキャッチングさ
れている場合)には、刈取クラッチ23の「入」状態を
設定時間維持して刈取前処理部4を設定時間回転させた
後、停止させるように構成してもよい(図13)。この
ように構成することは、上述のようなソフトウェアの変
更によりコストの掛かることなく容易に実施できる。
尚、前記穀稈センサは、刈取前処理装置4の穀稈搬送経
路の終端部に設けるものであるが、その他、穀稈搬送経
路内であれば何所に設けてもよい。
【0031】これにより、圃場の一辺を刈り終えた旋回
時に、刈取前処理部4にキャッチングされている穀稈を
全て脱穀装置へ供給することができ、旋回時の稈こぼれ
を防止することができる。 (別実施例2)上述のように、前記刈取クラッチ23
は、機体前進により自動的に「入」、走行停止ないし機
体後進により自動的に「切」になるように構成するもの
であるが、走行停止ないし機体後進が行われても、扱深
さ調節装置17の穂先センサ30と株元センサ31との
近傍に配置した穀稈センサがONしている場合(刈取前
処理部4に穀稈がキャッチングされている場合)には、
刈取クラッチ23の「入」状態を設定時間維持して刈取
前処理部4を設定時間回転させ、前記穀稈センサがOF
Fした場合にはじめて停止させるように構成してもよ
い。このように構成することは、上述のようなソフトウ
ェアの変更によりコストの掛かることなく容易に実施で
きる。
【0032】これにより、圃場の一辺を刈り終えた旋回
時に、刈取前処理部4にキャッチングされている穀稈を
全て脱穀装置へ供給することができ、旋回時の稈こぼれ
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの前部の側面図。
【図2】ブロック回路図。
【図3】フロ−チャ−ト。
【図4】クラッチ切りのタイミングの説明図。
【図5】HSTレバ−の説明用側面図。
【図6】クラッチ切りのタイミングの説明図。
【図7】扱深さ調節の説明図。
【図8】センサの取付状態の説明図。
【図9】同作用状態の説明図。
【図10】作用状態を示す説明図。
【図11】ブロック回路図。
【図12】ブロック回路図。
【図13】タイミングチャ−ト。
【符号の説明】
2 走行装置 4 刈取前処理装置 22 原動機 23 刈取クラッチ S 刈取スイッチ(手動操作具)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方に脱穀装置を有する走行装置2の前
    方に刈取前処理装置4を設け、該刈取前処理装置4は原
    動機22からの回転伝動経路中に設けた刈取クラッチ2
    3を介して伝動を入り切りするように構成したものにお
    いて、前記刈取クラッチ23は、機体前進により自動的
    に「入」、走行停止ないし機体後進により自動的に
    「切」になるように構成すると共に、手動操作具Sによ
    り任意に入切操作できるように構成したことを特徴とす
    るコンバイン。
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