JPH11186527A - ラッチ制御回路、半導体記憶装置、及びデータ処理装置 - Google Patents

ラッチ制御回路、半導体記憶装置、及びデータ処理装置

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JPH11186527A
JPH11186527A JP35461697A JP35461697A JPH11186527A JP H11186527 A JPH11186527 A JP H11186527A JP 35461697 A JP35461697 A JP 35461697A JP 35461697 A JP35461697 A JP 35461697A JP H11186527 A JPH11186527 A JP H11186527A
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latch
voltage
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latch circuit
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JP35461697A
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English (en)
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Masamichi Fujito
正道 藤戸
Kazufumi Suzukawa
一文 鈴川
Daisuke Mishina
大介 三科
Yozo Kawai
洋造 河合
Yutaka Shinagawa
裕 品川
Toshihiro Tanaka
利広 田中
Takafumi Oshima
隆文 大島
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Hitachi Ltd
Hitachi Solutions Technology Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi ULSI Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラッチ動作の安定化を図ることにある。 【解決手段】 nチャンネル型MOSトランジスタによ
るトランスファMOS(62)と、上記トランスファM
OSの前段に配置された論理回路から上記トランスファ
MOSを介して伝達されたデータをラッチするラッチ回
路(DBL)とを含んでラッチ制御回路が構成される場
合、上記トランスファMOSを介して上記ラッチ回路へ
データを取り込む際に、上記ラッチ回路の高電位側電源
電圧(VCCW)を、上記論理回路の高電位側電源電圧
(VCC)よりも低くして、ラッチ回路のレイアウト面
積の増大を伴うこと無しにラッチ動作の安定化を達成で
き、外部供給電圧の低電圧化が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体記憶装置、
特に電気的に書き換え可能な不揮発性メモリの改良技術
に関し、例えばフラッシュメモリ及びそれをプログラム
メモリとして内蔵するマイクロコンピュータ適用して有
効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、不揮発性半導体記憶素子(メモリ
セル)をアレイ状に配置し、メモリセル群のコントロー
ルゲート共通線すなわち、同一ワード線に接続する当該
メモリセル群(セクタ)の電気的書き換え(電気的消
去、電気的書き込み)を行う不揮発性メモリにおいて、
ワード線に正または負の高電圧を印加することにより、
ワード線単位の消去を可能とする方式が提案されてい
る。これについては例えば、「Symposium on VLSI Tech
nology Digest of Technical Papers pp77-78 1991」、
「Symposium on VLSI Circuits Digest of Technical P
apers pp85-86 1991」に記載され、さらに書き込み動作
時に正または負の高電位をワード線に印加する方式とし
ては、「Technical Digest of International Electron
Device Meeting pp.599-602 1992、同誌991-9931992」
に記載されている。
【0003】さらに、フラッシュメモリにおいて、フラ
ッシュメモリセルへの書き込みデータを保持するラッチ
回路について記載された文献の例としては、特開昭7−
334999がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】不揮発性メモリ例えば
フラッシュメモリにおいては複数のフラッシュメモリセ
ルが設けられる。このフラッシュメモリセルは、図2
(a)に示されるように2層ゲート構造の絶縁ゲート型
電界効果トランジスタにより構成されている。この絶縁
ゲート型電界効果トランジスタのゲート電極、ドレイン
電極、及びソース電極に供給される電圧をそれぞれV
G、VD、VSで示すとき、図2(b)に示されるよう
な各方式での電圧印加が行われてデータ書き込みが行わ
れる。
【0005】データ書き込みは、書き込むべきデータを
ラッチ回路に転送した後、高電圧が印加されて実際にメ
モリセルに書き込まれる。書き込みベリファイで一旦デ
ータを読み出し、もしもメモリセルにデータが適切に書
き込まれていない場合には、再度書き込み動作が行われ
る。このような動作が繰り返され、書き込み時間が規定
値を超えた場合にはチップ不良となる。書き込むべきデ
ータをラッチ回路に転送することはデータ転送と称さ
れ、高電圧を印加して実際にフラッシュメモリセルにデ
ータを書くことが「書き込み」と称される。
【0006】上記ラッチ回路の入力ノードには、トラン
スファMOSが設けられ、このトランスファMOSを介
してデータの書き込みが行われる。
【0007】上記トランスファMOSを介して上記ラッ
チ回路へのデータの書き込みを行う場合について本願発
明者が検討したところ、トランスファMOSでのしきい
値Vth降下が大きく、ラッチ回路の論理しきい値Vl
tが、Vcc−Vthよりも高くなる場合には、現在ロ
ーレベルを保持するデータラッチにハイレベルのデータ
を保持させることができなくなることが見いだされた。
【0008】ラッチ動作を正常に行わせるためにはラッ
チ回路を構成するMOSトランジスタのゲート長を長く
してインバータの論理しきい値Vltを調整することが
考えられるが、MOSトランジスタのゲート長を極端に
長くすると、その分ラッチ回路の占有面積が大きくなっ
てしまう。
【0009】さらに、MOSトランジスタのしきい値分
の電圧低下を防ぐために、Pチャンネル型MOSトラン
ジスタとnチャンネル型MOSトランジスタとを並列接
続してトランスファMOSを構成することが一般的であ
るが、それはPチャンネル型MOSトランジスタ又はn
チャンネル型MOSトランジスタ1個でトランスファM
OSを構成する場合に比べてレイアウト面積が大きくな
ってしまう。
【0010】本発明の目的は、トランスファMOSを介
してラッチ回路にデータを転送して保持させる場合の動
作を適切に行わせるための技術を提供することにある。
【0011】本発明の上記並びにその他の目的と新規な
特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるで
あろう。
【0012】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0013】すなわち、nチャンネル型MOSトランジ
スタによるトランスファMOS(62)と、上記トラン
スファMOSの前段に配置された論理回路(DIB)か
ら上記トランスファMOSを介して伝達されたデータを
ラッチするラッチ回路(DBL)とを含んでラッチ制御
回路が構成される場合、上記トランスファMOSを介し
て上記ラッチ回路へデータを取り込む際に、上記ラッチ
回路の高電位側電源電圧(VCCW)を、上記論理回路
の高電位側電源電圧(VCC)よりも低くするための第
1電圧制御手段(53,58)を設ける。
【0014】上記した手段によれば、第1電圧制御手段
は、nチャンネル型MOSトランジスタによるトランス
ファMOSを介して上記ラッチ回路へデータを取り込む
際に、上記ラッチ回路の高電位側電源電圧を、上記論理
回路の高電位側電源電圧よりも低くする。このことが、
ラッチ回路のレイアウト面積の増大を伴うこと無しにラ
ッチ回路の論理しきい値を低下させることで、ラッチ動
作の安定化を達成する。
【0015】このとき、上記トランスファMOSを介し
て上記ラッチ回路へデータを取り込む際に、上記トラン
スファMOSのゲート電極に印加される電圧を、上記論
理回路の高電位側電源電圧よりも高くするための第2電
圧制御手段(52,58)を設けることで、トランスフ
ァMOSでのしきい値分の電圧降下を回避することがで
き、ラッチ動作のさらなる安定化を達成する。
【0016】また、pチャンネル型MOSトランジスタ
によるトランスファMOS(620)と、上記トランス
ファMOSの前段に配置された論理回路(DIB)から
上記トランスファMOSを介して伝達されたデータをラ
ッチするラッチ回路(DBL)とを含んでラッチ制御回
路が形成されるとき、上記トランスファMOSを介して
上記ラッチ回路へデータを取り込む際に、上記ラッチ回
路の低電位側電源電圧を、上記論理回路の低電位側電源
電圧(VSS)よりも高くするための第3電圧制御手段
(SUP2)を設ける。
【0017】上記した手段によれば、第3電圧制御手段
は、pチャンネル型MOSトランジスタによるトランス
ファMOSを介して上記ラッチ回路へデータを取り込む
際に、上記ラッチ回路の低電位側電源電圧を、上記論理
回路の低電位側電源電圧よりも高くする。このことが、
ラッチ回路の論理しきい値を低下させることで、ラッチ
動作の安定化を達成する。
【0018】このとき、上記トランスファMOSを介し
て上記ラッチ回路へデータを取り込む際に、上記トラン
スファMOSのゲート電極に印加される電圧を、上記論
理回路の低電位側電源電圧よりも低くするための第4電
圧制御手段(SUP2)を設けることで、トランスファ
MOSでのしきい値分の電圧降下を回避することがで
き、ラッチ動作のさらなる安定化を達成する。
【0019】さらに、そのようなラッチ制御回路と、複
数の不揮発性メモリセルとを含んで半導体記憶装置を構
成することができるし、そのような半導体記憶装置をプ
ログラムメモリとしてデータ処理装置を構成することが
できる。
【0020】
【発明の実施の形態】図14には、本発明にかかるデー
タ処理装置の一例であるシングルチップマイクロコンピ
ュータが示される。同図に示されるシングルチップマイ
クロコンピュータ10は、フラッシュメモリFMRY、
CPU12、DMAC13、バスコントローラ(BS
C)14、ROM15、RAM16、タイマ17、シリ
アルコミュニケーションインタフェース(SCI)1
8、第1乃至第9入出力ポートIOP1〜IOP9、ク
ロック発振器(CPG)19の機能ブロック乃至はモジ
ュールから構成され、公知の半導体製造技術により1つ
の半導体基板上に半導体集積回路として形成される。
【0021】上記シングルチップマイクロコンピュータ
10は、電源端子として、グランドレベル端子Vss、
電源電圧レベル端子Vcc、フラッシュメモリFMRY
の書き込み消去用高電圧端子Vpp、その他専用制御端
子として、リセット端子RES、スタンバイ端子STB
Y、モード制御端子MODE、クロック入力端子EXT
AL、XTALを有する。それらは外部端子である。
【0022】フラッシュメモリFMRYの書き込み消去
用高電圧を電源電圧レベル端子Vccから供給される5
Vのような電圧を内部昇圧で得る場合には当該高電圧専
用の外部端子を省略できる。クロック入力端子EXTA
L、XTALに接続される、図示はされない水晶振動子
に基づいて、クロック発振器9が生成するシステムクロ
ックに同期して、シングルチップマイクロコンピュータ
10は動作する。あるいは外部クロックをEXTAL端
子に入力してもよい。システムクロックの1周期を1ス
テートと呼ぶ。
【0023】上記機能ブロックは、内部バスによって相
互に接続される。内部バスはアドレスバス・データバス
の他、リード信号、ライト信号、さらにバスサイズ信
号、そしてシステムクロックなどを含む制御バスなどに
よって構成される。内部アドレスバスには、IAB、P
ABが存在し、内部データバスにはIDB、PDBが存
在する。IAB、IDBはフラッシュメモリFMRY、
CPU12、ROM15、RAM16、バスコントロー
ラ14、入出力ポートIOP1〜IOP9の一部に接続
される。PAB、PDBはバスコントローラ14、タイ
マ17、SCI18、入出力ポートIOP1〜9に接続
される。IABとPAB、IDBとPDBは、それぞれ
バスコントローラ14でインタフェースされる。特に制
限されないが、PABとPDBはそれが接続されている
機能ブロック内のレジスタアクセスに専ら用いられる。
【0024】入出力ポートIOP1〜IOP9は、外部
バス信号と、入出力回路の入出力信号との入出力に兼用
とされている。これらは、動作モードあるいはソフトウ
エアの設定により、機能を選択されて、使用される。外
部アドレス、外部データは、それぞれ、これらの入出力
ポートに含まれる図示しないバッファ回路を介してIA
B、IDBと接続されている。PAB、PDBは入出力
ポートやバスコントローラ14などの内蔵レジスタをリ
ード/ライトするために使用され、外部バスとは直接の
関係はない。
【0025】上記リセット端子RESにシステムリセッ
ト信号が加えられると、モード制御端子MODEで与え
られる動作モードを取り込み、シングルチップマイクロ
コンピュータ(以下単にマイクロコンピュータとも記
す)10はリセット状態にされる。動作モードは、特に
制限はされないものの、内蔵ROM15の有効/無効、
アドレス空間を16Mバイトまたは1Mバイト、データ
バス幅の初期値を8ビットまたは16ビットの何れにす
るかなどを決定する。必要に応じてモード制御端子MO
DEは複数端子とされ、これらの端子への入力状態の組
合せで動作モードが決定される。
【0026】リセット状態を解除すると、CPU12
は、スタートアドレスをリードして、このスタートアド
レスから命令のリードを開始するリセット例外処理を行
なう。上記スタートアドレスは、特に制限はされないも
のの0番地から始まる領域に格納されているものとす
る。その後、CPU12は上記スタートアドレスから順
次命令を実行する。
【0027】このマイクロコンピュータ10においてフ
ラッシュメモリFMRYはユーザプログラム、チューニ
ング情報、データテーブルなどを適宜格納する。ROM
15は、特に制限されないが、OSのようなシステムプ
ログラムが格納される。
【0028】ここで、CPU12によるフラッシュメモ
リFMRYの動作制御について説明する。フラッシュメ
モリFMRYは内部バスIAB,IDBに結合され、C
PU12などによってアクセス可能にされる。すなわ
ち、CPU12は、書き込み/消去制御レジスタWER
EGに対する制御情報の設定、メモリセルMCからデー
タを読み出すための読み出し動作を指示するときの上記
制御信号READの供給、アドレス信号の供給、書き込
みデータの供給を制御する。消去ベリファイ及び書き込
みベリファイのためのリード動作の指示はCPU12が
行い、読み込んだデータをCPU12がベリファイす
る。
【0029】リセット端子RESへのリセットの指示は
システム上に配置されたリセット回路から与えられる。
当該図示しないリセット回路は、パワーオンリセット又
は図示しないシステム上に配置されたリセットボタンの
押下操作、あるいはマイクロコンピュータ10からに指
示に基づいて、リセット端子RESへのリセットを指示
する。
【0030】特に制限されないが、マイクロコンピュー
タ10は、複数ビットから成るモード信号MODEが所
定の値にされるとフラッシュメモリFMRYに対する外
部からの直接アクセスを可能にする動作モードが設定さ
れる。この動作モードにおいて、CPU12は外部に対
する実質的な制御動作が停止若しくはCPU12と内部
バスIDB,IABとの接続が切り離され、フラッシュ
メモリFMRYは例えば入出力ポートIOP1及びIO
P2を介して外部から直接アクセス可能にされる。この
動作モードにおいてマイクロコンピュータは見掛けフラ
ッシュメモリFMRYの単体チップと等価にされる。し
たがって、フラッシュメモリFMRYに対する上記全て
のアクセス制御情報は図示しない外部のデータプロセッ
サなどから供給されることになる。
【0031】したがって、マイクロコンピュータ10に
内蔵されたフラッシュメモリFMRYに対してプログラ
ムやデータを最初に書込む動作は、EPROMライタの
ような書き込み装置を用いて能率的に行ったり、あるい
は内蔵CPU12の制御で行ったりすることができる。
後者にあってはマイクロコンピュータが回路基板に実装
された状態(オンボード状態)でも書換えが可能である
ことを意味する。
【0032】図1には上記フラッシュメモリFMRYの
構成例が示される。同図に示されるフラッシュメモリF
MRYは、8ビットのデータ入出力端子D0〜D7を有
し、各データ入出力端子毎にメモリアレイARY0〜A
RY7を備える。各メモリアレイARY0〜ARY7は
同じ様に構成され、それらによって一つのメモリセルア
レイを成す。
【0033】それぞれのメモリアレイARY0〜ARY
7にはそれぞれ2層ゲート構造の絶縁ゲート型電界効果
トランジスタによって構成された複数のフラッシュメモ
リセルがマトリクス配置されて成るメモリセル群SMを
有する。
【0034】同図においてW11〜Wij全てのメモリ
アレイARY0〜ARY7に共通のワード線である。同
一行に配置されたメモリセルのコントロールゲートは、
それぞれ対応するワード線に接続される。
【0035】上記ソース線SLにはインバータ回路のよ
うな電圧出力回路VOUTから消去に利用される高電圧
が供給される。電圧出力回路VOUTの出力動作は、消
去制御回路ECONTから出力される消去信号ERAS
E*(信号*は信号反転もしくはローイネーブルを示
す)によって制御される。すなわち、消去信号ERAS
E*のローレベル期間に、電圧出力回路VOUTは高電
圧をソース線SLに供給して全てのメモリセルのソース
領域に消去に必要な高電圧を供給する。これによって、
フラッシュメモリFMRYは全体が一括消去可能にされ
る。
【0036】上記ワード線W11〜Wijの選択は、X
アドレスラッチXALATを介して取り込まれるXアド
レス信号AXをXデコーダXADECが解読することに
よって行われる。ワードドライバWDRVはXデコーダ
XADECから出力される選択信号に基づいてワード線
を駆動する。データ読み出し動作においてワードドライ
バWDRVは、所定の電圧が印加されて動作され、選択
されるべきワード線を電圧Vccによって選択レベルに
駆動し、非選択とされるべきワード線を接地電位のよう
な非選択レベルに維持させる。
【0037】それぞれのメモリアレイARY0〜ARY
7において上記データ線DL0〜DL7はY選択スイッ
チYS0〜YS7を介して共通データ線CDに共通接続
される。Y選択スイッチYS0〜YS7のスイッチ制御
は、YアドレスラッチYALATを介して取り込まれる
Yアドレス信号AYをYデコーダYADECが解読する
ことによって行われる。YデコーダYADECの出力選
択信号は、カラムドライバCDRVを介して全てのメモ
リアレイARY0〜ARY7に共通に供給される。した
がって、YデコーダYADECの出力選択信号のうちの
何れか一つが選択レベルにされることにより、各メモリ
アレイARY0〜ARY7の共通データ線CDには1本
のデータ線が接続される。
【0038】メモリセルMCから共通データ線CDに読
み出されたデータは選択スイッチRSを介してセンスア
ンプSAに与えられ、ここで増幅されて、データ出力バ
ッファDOBを介してデータバスに出力される。上記選
択スイッチRSは読み出し信号READによってスイッ
チ制御される。
【0039】外部から供給される書き込みデータはデー
タ入力バッファDIBを介してデータラッチDBLに保
持される。保持されたデータが”0”のとき、書き込み
回路WRは選択スイッチWSを介して共通データ線CD
に書き込み用の高電圧を供給する。この書き込み用高電
圧はY選択スイッチYS0〜YS7によって選択された
何れかのデータ線を通して、ワード線によってコントロ
ールゲートに高電圧が印加されるメモリセルのドレイン
に供給され、これによって当該メモリセルが書き込みさ
れる。上記選択スイッチWSは制御信号WRITEによ
ってスイッチ制御される。書き込みの各種タイミングや
電圧の選択制御のような書き込み動作手順は書き込み制
御回路WCONTが制御する。この書き込み制御回路W
CONTに対する書き込み動作の指示や書き込みベリフ
ァイ動作の指示、そして上記消去制御回路ECONTに
対する消去動作の指示や消去ベリファイ動作の指示は、
書き込み/消去用の制御レジスタWEREGが与える。
この制御レジスタWEREGはデータバスに接続可能に
され、外部から制御データの書き込みが可能にされる。
【0040】上記制御レジスタWEREGは、Vppビ
ット、PVビット、Pビット、及びEビットを有する。
Pビットは書き込み動作の指示ビットとされる。Eビッ
トは消去動作の指示ビットとされる。Vppビット及び
Eビットが設定されることによって、これを参照する消
去制御回路ECONTが所定の手順に従って消去のため
の内部動作を制御する。また、Vppビット及びPビッ
トが設定されることにより、これを参照する書き込み制
御回路WCONTが所定の手順に従って書き込みのため
の内部動作を制御する。消去及び書き込みのための内部
動作は所定レベルの電圧を形成することによって行われ
る。消去ベリファイ動作は消去されたメモリセルに対し
て読み出し動作を行って消去が完了したか否かを検証す
る動作とされ、書き込みベリファイ動作は書き込みされ
たメモリセルから当該書き込みデータを読み出してこれ
を書き込みデータと比較することによって書き込みが完
了したか否かを検証する動作とされる。これらベリファ
イ動作は外部のCPU又はデータプロセッサがフラッシ
ュメモリに対するリードサイクルを起動して行われる。
【0041】また、電源回路SUPが設けられ、この電
源回路SUPにおいて、各部に供給される各種レベルの
電圧が形成される。
【0042】図3には上記電源回路SUPの構成例が示
される。
【0043】図3に示されるように電源回路SUPは、
特に制限されないが、入力された高電位側電源VCCに
基づいて2.5Vのような定電圧VCLを形成するため
の定電圧回路31と、定電圧VCLに基づいて6V電圧
を形成する6V昇圧回路32、定電圧VCLに基づいて
9V電圧を形成する9V昇圧回路33、定電圧VCLに
基づいて−9V電圧を形成する−9V昇圧回路34、そ
して上記各電圧を選択的に出力するための電圧切り換え
回路35とを含む。上記定電圧回路31は、定電圧VC
Lのレベルを検出するための検出抵抗313と、この検
出抵抗313の検出電圧と基準電圧Vrefとを比較す
るための比較回路311と、この比較回路311の比較
結果に基づいて動作制御されるPチャンネル型MOSト
ランジスタ312とを含んで成る。かかる構成において
は、図4に示されるように、入力される高電位側電源V
CCが3V〜3.6Vの範囲で変化された場合でも、定
電圧機能により出力電圧は2.5Vに安定化される。
【0044】図5には上記電圧切り換え回路35の構成
例が示される。
【0045】図5に示されるように、電圧切り換え回路
35は51〜57で示される7個のスイッチと、各モー
ドに対応してそれを駆動制御するためのスイッチ制御回
路58とを含む。電圧VCCXは、スイッチ51によっ
て、VCC、−9V、9Vに切り換えられる。電圧VC
CYWは、スイッチ52によってVCC、VCL、6V
に切り換えられる。電圧VCCWは、スイッチ53によ
ってVCC、VCL、6Vに切り換えられる。電圧VC
CYはスイッチ54によってVCC、6Vに切り換えら
れる。電圧VSSXはスイッチ55によって−9V、V
SSに切り換えられる。電圧VSXはスイッチ56によ
って断続される。電圧VBXはスイッチ57によって−
9V、VSSに切り換えられる。
【0046】図6には、データ線DL0に対応するとこ
ろのラッチ回路DBLの構成例が示される。
【0047】データ線DL0に対応するところのラッチ
回路DBLは、いわゆるラッチ回路の単位回路であっ
て、それはPチャンネル型MOSトランジスタ63とn
チャンネル型MOSトランジスタ64とが直列接続され
て成る第1インバータと、Pチャンネル型MOSトラン
ジスタ65とnチャンネル型MOSトランジスタ66と
が直列接続されて成る第2インバータとがリング状に結
合されて成る。そのような単位回路は、データ線の数に
対応して形成されている。Pチャンネル型MOSトラン
ジスタ63,65のソース電極には電圧VCCWが印加
され、nチャンネル型MOSトランジスタ64,66の
ソース電極は低電位側電源電圧VSSレベルとされる。
【0048】複数のワード線のうちの一つであるワード
線Wijと、複数のデータ線のうちの一つであるデータ
線DL0と、それに結合されたフラッシュメモリセルM
Cが示される。上記データ線DL0と上記ラッチ回路D
BLとの間にnチャンネル型MOSトランジスタによる
トランスファMOS62が設けられ、上記データ線DL
0とデータ入力バッファDIBとの間にY選択スイッチ
YS0が設けられる。ここで、Y選択スイッチYS0は
nチャンネル型MOSトランジスタとされる。
【0049】図7には、図6に示される回路の動作タイ
ミングが示される。
【0050】選択信号Yがハイレベルにアサートされ
て、データバスD0がローレベルからハイレベルに移行
されると、それが、データ入力バッファDIBを介して
データ線DL0に伝えられる。データ入力バッファDI
Bの電源電圧はVCCとされる。
【0051】ラッチ制御信号YWがハイレベル(VC
C)レベルにされているため、ラッチ回路DBLのノー
ドPの電位も上記データ線DL0と同様の電位変化とな
る。ノードPの電位がラッチ回路DBLの論理しきい値
VLTを越えた場合には、それまでローレベルを保持し
ていたラッチ回路DBLにハイレベルが保持される。し
かし、Y選択スイッチYS0やトランスファMOSのし
きい値Vthによる電圧降下でノードPの電位上昇が不
十分であると、その電位がラッチ回路DBLの論理しき
い値VLTを越えることができず、ノードPの論理を反
転することができず、ラッチ回路DBLは誤動作をす
る。
【0052】そこで、ラッチ回路DBLにデータを転送
する際には、図8に示されるように、Pチャンネル型M
OSトランジスタ63,65のソース電位であるVCC
Wを高電位側電源電圧VCCよりも低めに設定する。そ
うすると、ラッチ回路DBLの論理しきい値VLTは、
Pチャンネル型MOSトランジスタ63,65のソース
電位であるVCCWが高電位側電源VCCに等しい場合
に比べて低下される。このようにラッチ回路DBLの論
理しきい値VLTが低くされることで、ラッチ回路DB
LのノードPの論理は容易に反転されることになる。し
かも、電源電圧VCCWをVCCより低くするのは、電
圧切り換え回路35によって行うことができる。この例
では、既存の定電圧回路31の出力電圧VCLをそのま
ま利用して上記電源電圧VCCよりも低い電圧としてい
るため、電源電圧VCCより低い電圧を新たに形成する
必要がない。
【0053】図12には、上記フラッシュメモリに含ま
れるラッチ回路とそれに関連する回路のさらに詳細な構
成が示される。
【0054】書き込みデータを取り込むためのデータ入
力バッファDIBにはそれの動作用電源としてVCCが
供給される。Y選択スイッチYS0を駆動するカラムド
ライバCDRVにはそれの動作用電源としてVCCYが
供給される。ワード線W11を駆動するためのワードド
ライバWDRVにはそれの動作用電源としてVCCX及
びVSSXが供給される。トランスファMOS62を駆
動するためのトランスファドライバEDRVにはそれの
動作用電源としてVCCYWが供給される。ラッチ回路
DBLにはそれの動作用電源としてVCCWが供給され
る。
【0055】図13には、図12に示される回路におけ
る各モードと電圧遷移との関係が示される。
【0056】フラッシュメモリセルMCからの読み出し
モードにおいて、カラム選択信号YTのハイレベルは、
VCCY=VCCとされ、ワード線WLはVCCX=V
CCとされ、ラッチ制御信号YWはグランドGNDレベ
ル(VSSレベル)とされ、ラッチ回路DBLの電源電
圧VCCWはグランドレベルあるいはVCL又はVCC
とされ、VSX及びVBXは共にグランドGNDレベル
とされる。ラッチ制御信号YWがローレベル(GND)
であるから、トランスファMOS62はオフされ、ラッ
チ回路DBLへのデータ取り込みは行われない。そして
このとき、Y選択スイッチYS0がオンされて、メモリ
セルMCの出力データがセンスアンプSAへ伝達され
る。
【0057】ラッチ回路DBLへの書き込みモードにお
いては、カラム選択信号YTはVCCより高くされ、ワ
ード線WLはグランドGNDレベルとされ、ラッチ制御
信号YWはグランドGNDレベル(VSSレベル)とさ
れ、、ラッチ回路DBLの電源電圧VCCWはグランド
レベルあるいはVCL又はVCCとされ、VSX及びV
BXは共にグランドGNDレベルとされる。カラム選択
信号YTや、ラッチ制御信号YWが高電位側電源VCC
より高くされることで、そこでのしきい値分の電圧レベ
ルの低下が防止されている。また、電圧VCCWが電圧
VCCより低くされることで、ラッチ回路DBLのノー
ドPの論理反転の容易化を図っている。
【0058】フラッシュメモリセルMCへの書き込みモ
ードにおいては、カラム選択信号YTはVCCY=VC
Cとされ、ワード線WLはVSSX=−9Vとされ、ラ
ッチ制御信号YWはVCCYW=9Vとされ、ラッチ回
路DBLの電源電圧VCCWは6Vとされ、VSXは解
放(OPEN)とされ、VBXはグランドGNDレベル
とされる。
【0059】上記した例によれば、以下の作用効果を得
ることができる。
【0060】(1)電圧VCCWを電圧VCCより低く
することで、ラッチ回路のノードPの論理反転の容易化
を図ることができる。しかも、電圧VCCWを電圧VC
Cより低くするのに既存の定電圧回路31の出力である
VCLを利用することにより、MOSトランジスタのゲ
ート長を長くする必要もないし、専用の電圧生成回路を
作る必要が無いので、レイアウト面積の増加を抑えるこ
とができる。
【0061】(2)カラム選択信号YT、ラッチ制御信
号YWを電圧VCCより高くすることにより、そこでの
しきい値Vth分のレベル低下を防いでいるので、ラッ
チ回路へのデータ取り込みにおいて、ラッチ回路に入力
される電圧を、ラッチ回路の論理しきい値よりも十分に
高くすることができ、動作のさらなる安定化を図ること
ができる。また、この場合、pチャンネル型MOSトラ
ンジスタとnチャンネル型MOSトランジスタとを並列
接続して用いる場合に比べて、MOSトランジスタの個
数がすくなくなるので、その分、レイアウト面積の低減
を図ることができる。
【0062】(3)外部供給電圧VCCが低くても、ラ
ッチ回路が安定動作することから、外部供給電圧VCC
の低電圧化を図ることができる。
【0063】(4)上記のようにラッチ回路の安定動作
が図られることにより、フラッシュメモリFMRYの信
頼性の向上を図ることができ、また、そのようなフラッ
シュメモリFMRYを含むマイクロコンピュータ10の
信頼性の向上を図ることができる。
【0064】以上本発明者によってなされた発明を具体
的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではな
く、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能で
あることは言うまでもない。
【0065】例えばY選択スイッチやトランスファMO
SとしてPチャンネル型MOSトランジスタを適用する
ことができる。
【0066】図9には、Y選択スイッチやトランスファ
MOSとしてPチャンネル型MOSトランジスタを適用
する場合のデータ線DL0に対応するところのラッチ回
路DBLの構成例が示される。
【0067】データ線DL0に対応するところのラッチ
回路DBLは、Pチャンネル型MOSトランジスタ63
とnチャンネル型MOSトランジスタ64とが直列接続
されて成る第1インバータと、Pチャンネル型MOSト
ランジスタ65とnチャンネル型MOSトランジスタ6
6とが直列接続されて成る第2インバータとがリング状
に結合されて成る。Pチャンネル型MOSトランジスタ
63,65のソース電極には高電位側電源電圧VCCが
印加され、nチャンネル型MOSトランジスタ64,6
6のソース電極には電圧VSSWが供給される。
【0068】複数のワード線のうちの一つであるワード
線Wijと、複数のデータ線のうちの一つであるデータ
線DL0と、それに結合されたフラッシュメモリセルM
Cが示される。上記データ線DL0と上記ラッチ回路D
BLとの間にpチャンネル型MOSトランジスタによる
トランスファMOS620が設けられ、上記データ線D
Lとデータ入力バッファDIBとの間にY選択スイッチ
YS0が設けられる。ここで、Y選択スイッチYS0は
Pチャンネル型MOSトランジスタである。
【0069】図10には、図9に示される回路の動作タ
イミングが示される。
【0070】選択信号Yがローレベルにアサートされ
て、データバスD0がハイレベルからローレベルに移行
されると、それが、データ入力バッファDIBを介して
データ線DL0に伝えられる。データ入力バッファDI
Bの電源電圧はVSSとされる。
【0071】ラッチ制御信号YWがローレベル(VS
S)レベルにされているため、ラッチ回路DBLのノー
ドPの電位も上記データ線DL0と同様の電位変化とな
る。ノードPの電位がラッチ回路DBLの論理しきい値
VLTを越えた場合には、それまでハイレベルを保持し
ていたラッチ回路DBLにローレベルが保持される。し
かし、Y選択スイッチYS0やトランスファMOSのし
きい値Vthによる電圧降下でノードPの電位低下が不
十分であると、その電位がラッチ回路DBLの論理しき
い値VLTを越えることができず、ノードPの論理を反
転することができず、ラッチ回路DBLは誤動作をす
る。
【0072】そこで、ラッチ回路DBLにデータを転送
する際には、図11に示されるように、nチャンネル型
MOSトランジスタ64,66のソース電位であるVS
SWを、低電位側電源電圧VSSよりも高めに設定す
る。そうすると、ラッチ回路DBLの論理しきい値VL
Tは、nチャンネル型MOSトランジスタ64,66の
ソース電位であるVSSWが低電位側電源VSSに等し
い場合に比べて上がる。このようにラッチ回路DBLの
論理しきい値VLTが上がることで、ラッチ回路DBL
のノードPの論理は容易に反転されることになる。
【0073】また、選択信号Y、ラッチ制御信号YWの
レベルを低電位側電源VSSより低くすることで、Y選
択スイッチYS0やトランスファMOS620でのしき
い値分の電圧降下を排除することができ、ラッチ回路D
BLのノードPの論理反転の容易化を図ることができ
る。
【0074】尚、この場合における低電位側電源VS
S、選択信号Y、ラッチ制御信号YWの電圧切り換え手
段を含む電源回路SUP2は、図3や図5に示される回
路に準じて形成することができる。
【0075】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるフラッ
シュメモリに適用した場合について説明したが、本発明
はそれに限定されるものではなく、高電圧を必要とする
半導体集積回路及びそれを含むデータ処理装置に広く適
用することができる。
【0076】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0077】すなわち、nチャンネル型MOSトランジ
スタによるトランスファMOSと、上記トランスファM
OSの前段に配置された論理回路から上記トランスファ
MOSを介して伝達されたデータをラッチするラッチ回
路とを含んでラッチ制御回路が構成される場合、上記ト
ランスファMOSを介して上記ラッチ回路へデータを取
り込む際に、上記ラッチ回路の高電位側電源電圧を、上
記論理回路の高電位側電源電圧よりも低くするための第
1電圧制御手段を設け、nチャンネル型MOSトランジ
スタによるトランスファMOSを介して上記ラッチ回路
へデータを取り込む際に、上記ラッチ回路の高電位側電
源電圧を上記論理回路の高電位側電源電圧よりも低くす
るようにしているので、ラッチ動作の安定化を図ること
ができる。
【0078】上記トランスファMOSを介して上記ラッ
チ回路へデータを取り込む際に、上記トランスファMO
Sのゲート電極に印加される電圧を、上記論理回路の高
電位側電源電圧よりも高くするための第2電圧制御手段
を設けることで、トランスファMOSでのしきい値分の
電圧降下を回避することができ、ラッチ動作のさらなる
安定化を図ることができる。
【0079】また、pチャンネル型MOSトランジスタ
によるトランスファMOSと、上記トランスファMOS
の前段に配置された論理回路から上記トランスファMO
Sを介して伝達されたデータをラッチするラッチ回路と
を含んでラッチ制御回路が形成されるとき、上記トラン
スファMOSを介して上記ラッチ回路へデータを取り込
む際に、上記ラッチ回路の低電位側電源電圧を、上記論
理回路の低電位側電源電圧よりも高くするための第3電
圧制御手段を設け、pチャンネル型MOSトランジスタ
によるトランスファMOSを介して上記ラッチ回路へデ
ータを取り込む際に、上記ラッチ回路の低電位側電源電
圧を、上記論理回路の低電位側電源電圧よりも高くする
ことができ、ラッチ動作の安定化を図ることがでる。
【0080】上記トランスファMOSを介して上記ラッ
チ回路へデータを取り込む際に、上記トランスファMO
Sのゲート電極に印加される電圧を、上記論理回路の低
電位側電源電圧よりも低くするための第4電圧制御手段
を設けることで、トランスファMOSでのしきい値分の
電圧降下を回避することができ、ラッチ動作のさらなる
安定化を図ることができる。
【0081】外部供給電圧VCCが低くても、ラッチ回
路が安定動作することから、外部供給電圧の低電圧化を
図ることができる。
【0082】そして、そのようなラッチ制御回路と、複
数の不揮発性メモリセルとを含んで半導体記憶装置を構
成することができ、さらにそのような半導体記憶装置を
プログラムメモリとしてデータ処理装置を構成すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる半導体記憶装置の一例であるフ
ラッシュメモリの全体的な構成例ブロック図である。
【図2】フラッシュメモリセルのシンボル及びそれの端
子印加電圧の説明図である。
【図3】上記フラッシュメモリに含まれる電源回路の構
成例ブロック図である。
【図4】上記電源回路における主要部の特性図である。
【図5】上記電源回路に含まれるスイッチ回路の構成例
回路図である。
【図6】上記フラッシュメモリに含まれるラッチ回路と
それに関連する回路の構成説明図である。
【図7】図6に示される回路の動作タイミング図であ
る。
【図8】図6に示されるラッチ回路の論理しきい値(V
LT)の特性図である。
【図9】上記フラッシュメモリに含まれるラッチ回路と
それに関連する回路の別の構成説明図である。
【図10】図10に示される回路の動作タイミング図で
ある。
【図11】図9に示されるラッチ回路の論理しきい値
(VLT)の特性図である。
【図12】上記フラッシュメモリに含まれるラッチ回路
とそれに関連する回路のさらに詳細な構成説明図であ
る。
【図13】図12に示される回路の各モードと電圧遷移
の説明図である。
【図14】上記フラッシュメモリを内蔵するマイクロコ
ンピュータの構成例ブロック図である。
【符号の説明】
10 マイクロコンピュータ 12 CPU 13 DMAC 14 BSC 15 ROM 16 RAM 17 タイマ 18 SCI 19 CPG FMRY フラッシュメモリ WDRV ワードドライバ CDRV カラムドライバ DIB データ入力バッファ DOB データ出力バッファ DBL ラッチ回路 SUP,SUP2 電源回路 31 定電圧回路 32 6V昇圧回路 33 9V昇圧回路 34 −9昇圧回路 35 電圧切り換え回路 51〜57 スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴川 一文 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立マイコンシステム内 (72)発明者 三科 大介 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立マイコンシステム内 (72)発明者 河合 洋造 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立マイコンシステム内 (72)発明者 品川 裕 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立マイコンシステム内 (72)発明者 田中 利広 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内 (72)発明者 大島 隆文 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 nチャンネル型MOSトランジスタによ
    るトランスファMOSと、上記トランスファMOSの前
    段に配置された論理回路から上記トランスファMOSを
    介して伝達されたデータをラッチするラッチ回路とを含
    んで成るラッチ制御回路において、 上記トランスファMOSを介して上記ラッチ回路へデー
    タを取り込む際に、上記ラッチ回路の高電位側電源電圧
    を、上記論理回路の高電位側電源電圧よりも低くするた
    めの第1電圧制御手段を含むことを特徴とするラッチ制
    御回路。
  2. 【請求項2】 上記トランスファMOSを介して上記ラ
    ッチ回路へデータを取り込む際に、上記トランスファM
    OSのゲート電極に印加される電圧を、上記論理回路の
    高電位側電源電圧よりも高くするための第2電圧制御手
    段を含む請求項1記載のラッチ制御回路。
  3. 【請求項3】 pチャンネル型MOSトランジスタによ
    るトランスファMOSと、上記トランスファMOSの前
    段に配置された論理回路から上記トランスファMOSを
    介して伝達されたデータをラッチするラッチ回路とを含
    んで成るラッチ制御回路において、 上記トランスファMOSを介して上記ラッチ回路へデー
    タを取り込む際に、上記ラッチ回路の低電位側電源電圧
    を、上記論理回路の低電位側電源電圧よりも高くするた
    めの第3電圧制御手段を含むことを特徴とするラッチ制
    御回路。
  4. 【請求項4】 上記トランスファMOSを介して上記ラ
    ッチ回路へデータを取り込む際に、上記トランスファM
    OSのゲート電極に印加される電圧を、上記論理回路の
    低電位側電源電圧よりも低くするための第4電圧制御手
    段を含む請求項3記載のラッチ制御回路。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1項記載のラ
    ッチ制御回路と、複数の不揮発性メモリセルとを含み、
    上記不揮発性メモリセルへの書き込みデータを一時的に
    保持する保持手段として、上記ラッチ制御回路内のラッ
    チ回路が適用されて成る半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 プログラムメモリと、上記プログラムメ
    モリに格納されたプログラムを実行する中央処理装置と
    を含んで1チップ化されたデータ処理装置において、上
    記プログラムメモリとして請求項7記載の半導体記憶装
    置を適用して成るデータ処理装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003162895A (ja) * 2001-11-28 2003-06-06 Fujitsu Ltd 半導体集積回路
US8363486B2 (en) 2009-12-15 2013-01-29 Kabushiki Kaisha Toshiba Nonvolatile semiconductor memory device
JP2016076291A (ja) * 2007-02-16 2016-05-12 コンバーサント・インテレクチュアル・プロパティ・マネジメント・インコーポレイテッドConversant Intellectual Property Management Inc. 多数の外部電力供給部を有する不揮発性半導体メモリ

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US9576675B2 (en) 2007-02-16 2017-02-21 Conversant Intellectual Property Management Inc. Non-volatile semiconductor memory having multiple external power supplies
US8363486B2 (en) 2009-12-15 2013-01-29 Kabushiki Kaisha Toshiba Nonvolatile semiconductor memory device

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