JPH11185485A - 半導体記憶装置及びデータ処理装置 - Google Patents

半導体記憶装置及びデータ処理装置

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JPH11185485A
JPH11185485A JP35461597A JP35461597A JPH11185485A JP H11185485 A JPH11185485 A JP H11185485A JP 35461597 A JP35461597 A JP 35461597A JP 35461597 A JP35461597 A JP 35461597A JP H11185485 A JPH11185485 A JP H11185485A
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data
signal
read
circuit
data line
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Application number
JP35461597A
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English (en)
Inventor
Yutaka Shinagawa
裕 品川
Yozo Kawai
洋造 河合
Daisuke Mishina
大介 三科
Masamichi Fujito
正道 藤戸
Kazufumi Suzukawa
一文 鈴川
Nobutaka Nagasaki
信孝 長崎
Toshihiro Tanaka
利広 田中
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Hitachi Ltd
Hitachi Solutions Technology Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi ULSI Systems Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体記憶装置の書き込み動作中に、現在書
き込んでいるデータの確認の容易化を図るこにある。 【解決手段】 複数のワード線(W11〜Wij)と、
上記複数のワード線に結合された不揮発性メモリセル
(MC)とを含んで半導体記憶装置が構成されるとき、
メモリセルへのデータ書き込み中に読み出し許可モード
信号がアサートされていることを条件にそのデータの読
み出しを許容するための制御論理(22,23)を設け
ることにより、メモリセルへのデータ書き込み中に読み
出し許可モード信号がアサートされていることを条件に
そのデータの読み出しを許容することができ、それによ
り、半導体記憶装置の書き込み動作中に、現在書き込ん
でいるデータの確認の容易化を達成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体記憶装置、
特に電気的に書き換え可能な不揮発性メモリの改良技術
に関し、例えばフラッシュメモリ及びそれをプログラム
メモリとして内蔵するマイクロコンピュータに適用して
有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、不揮発性半導体記憶素子(メモリ
セル)をアレイ状に配置し、メモリセル群のコントロー
ルゲート共通線すなわち、同一ワード線に接続する当該
メモリセル群(セクタ)の電気的書き換え(電気的消
去、電気的書き込み)を行う不揮発性メモリにおいて、
ワード線に正または負の高電圧を印加することにより、
ワード線単位の消去を可能とする方式が提案されてい
る。これについては例えば、「Symposium on VLSI Tech
nology Digest of Technical Papers pp77-78 1991」、
「Symposium on VLSI Circuits Digest of Technical P
apers pp85-86 1991」に記載され、さらに書き込み動作
時に正または負の高電位をワード線に印加する方式とし
ては、「Technical Digest of International Electron
Device Meeting pp.599-602 1992、同誌991-9931992」
に記載されている。
【0003】また、ワード線を駆動するワードデコーダ
回路を階層化構造、すなわち、メインデコーダ回路とサ
ブワードデコーダ回路により構成する方式が提案されて
いる。これについては、「International Solid-State
Circuits Conference Digestof Technical Papers pp97
-98 1993」に記載されている。
【0004】さらに、高電圧を取り扱う回路では、レベ
ル変換回路を用いて信号レベルを変換する必要があり、
それについて記載された文献の例としては、「ISSCC91/
SESSION 16/NON-VOLATILE AND SPECIALTY MEMORY/PAPER
FA 16.1」がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図2にはフラッシュメ
モリの主要部が示される。
【0006】複数のワード線(Wijのみ示される)と
複数のデータ線DL0〜DL2が交差するように配置さ
れ、その交差箇所にフラッシュメモリセルMCが設けら
れる。複数のデータ線DL0〜DL2は、Y選択スイッ
チYS0〜YS2を介してセンスアンプSA、及び書き
込み回路WRに結合され、また、データラッチ回路DB
Lに結合される。
【0007】このようなフラッシュメモリにおいて、デ
ータの書き込みは、書き込むべきデータをデータラッチ
回路DBLに転送した後、高電圧を印加して実際にメモ
リセルMCに書き込まれる。書き込みベリファイで一旦
データを読み出し、もしもメモリセルMCにデータが適
切に書き込まれていない場合には、再度書き込み動作が
行われる。このような動作が繰り返され、書き込み時間
が規定値を超えた場合にはチップ不良となる。書き込む
べきデータをデータラッチに転送することはデータ転送
と称され、高電圧を印加して実際にフラッシュメモリセ
ルMCにデータを書くことが「書き込み」と称される。
【0008】書き換え動作は、先ず「消去」そして「書
き込み」の手順で行われる。EEPROMメモリの場合
は、消去前に一旦ワード線に電圧を加えて、メモリセル
の内容を、データ線に結合されたデータラッチ回路DB
Lに待避させ、書き換えのある部分のみのデータをラッ
チDBLに送り、その後、データラッチ回路DBLの保
持情報がEEPROMメモリセルに書き戻される。
【0009】通常、書き込み動作中に読み出しが行われ
ることはない。それは、書き込み動作中に読み出し動作
が行われると、データ線やコモンデータ線に電流が流れ
て、ビット線に正しい電圧が印加されなくなってしまう
からである。また、ワード電圧が書き込み動作の場合と
読み出し動作の場合とで異なるため、書き込み中の読み
出し動作を禁止する制御を行っている。例えば、図3
(a)に示されるように、書き込み動作を指示する制御
信号WRITEと読み出しを指示する制御信号RDとの
論理をとることで、読み出しを示す読み出し信号REA
Dが生成され、この読み出し信号READに基づいて制
御されるようになっている。従って、図3(b)に示さ
れるように、書き込み動作を指示する制御信号WRIT
Eがハイレベルにアサートされた状態で、読み出しを示
す制御信号RDがハイレベルにアサートされた場合で
も、論理回路21の介在により、読み出しを示す読み出
し信号READはハイレベルにアサートされない。
【0010】また、フラッシュメモリでは、書き込み不
良となる場合があるが、かかる場合に、データの転送回
路、ラッチ回路、ベリファイの読み出し回路、あるいは
メモリセルそのもののいずれに書き込み不良の原因があ
ったのか分からない。
【0011】さらに、EEPROMのようにメモリセル
から一旦読み出されたデータをそのまま再書込みする場
合を考えてみると、もしメモリセルから読み出されたデ
ータが不良であった場合、そのような不良データをその
まま書き戻してしまうことになる。しかも、そのような
不良データの再書込みが行われたとしても、それを知る
ことができない。
【0012】本発明の目的は、半導体記憶装置の書き込
み動作中に、現在書き込んでいるデータを容易に確認す
るための技術を提供することにある。
【0013】本発明の別の目的は、そのような半導体記
憶装置を備えたデータ処理装置を提供することにある。
【0014】本発明の上記並びにその他の目的と新規な
特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるで
あろう。
【0015】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0016】すなわち、複数のワード線(W11〜Wi
j)と、上記複数のワード線に結合された不揮発性メモ
リセル(MC)とを含む半導体記憶装置において、メモ
リセルへのデータ書き込み中に読み出し許可モード信号
がアサートされていることを条件にそのデータの読み出
しを許容するための制御論理(22,23)と、この制
御論理の制御により書き込み中のデータ線又はコモンデ
ータ線の電位を判定するための回路(SA)を設ける。
【0017】上記した手段によれば、制御論理は、メモ
リセルへのデータ書き込み中に読み出し許可モード信号
がアサートされていることを条件にそのデータの読み出
しを許容する。このことが、半導体記憶装置の書き込み
動作中に、現在書き込んでいるデータの確認の容易化を
達成する。
【0018】また、データ読み出し状態を示す読み出し
状態信号と、書き込みを指示するための制御信号とに基
づいて制御され、メモリセルデータを読み出すための読
み出し回路を設ける。
【0019】上記読み出し回路は、コモンデータ線の信
号を検出するための第1センス回路(61〜64)と、
上記第1センス回路よりも入力インピーダンスが高く設
定され、コモンデータ線の信号を検出するための第2セ
ンス回路(65)と、上記データ書き込みを指示するた
めの制御信号がネゲートされた状態で上記データ読み出
し状態信号がアサートされた場合に、コモンデータ線の
信号を上記第1センス回路に伝達させ、上記データ書き
込みを指示するための制御信号がアサートされた状態で
上記データ読み出し状態信号がアサートされた場合に、
上記コモンデータ線の信号を上記第2センス回路に伝達
させるための選択回路(66〜68)とを設けて構成す
ることができる。
【0020】上記読み出し回路は、コモンデータ線の信
号を検出するためのセンス回路(71〜75)と、上記
データ書き込みを指示するための制御信号がネゲートさ
れた状態で上記データ読み出し状態信号がアサートされ
た場合に上記データ線に流れる電流に比べて、上記デー
タ書き込みを指示するための制御信号がアサートされた
状態で上記データ読み出し状態信号がアサートされた場
合の上記センス回路から上記データ線に流れる電流を減
少させるための制御論理(76〜78)とを含んで構成
することができる。
【0021】さらに、上記構成のデータ線のデータをラ
ッチするためのラッチ手段(DBL)と、上記ラッチ手
段でラッチされたデータを、カラムアドレス信号に基づ
いて選択するための選択回路(YS10〜YS12)と
を設けることができる。
【0022】複数のワード線と、上記複数のワード線に
結合された不揮発性メモリセルとを含む半導体記憶装置
において、メモリセルから読み出されたデータをラッチ
するための第1ラッチ回路(92)と、メモリセルから
読み出されたデータを、外部から与えられたデータで書
き換え可能にラッチするための第2ラッチ回路(91)
と、上記第2ラッチ回路にラッチされたデータと上記第
1ラッチ回路にラッチされたデータとを比較するための
比較回路(93)とを含んで半導体記憶装置を構成する
ことができる。
【0023】上記半導体記憶装置をプログラムメモリと
してデータ処理装置を構成することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】図9には、本発明にかかるデータ
処理装置の一例であるシングルチップマイクロコンピュ
ータが示される。同図に示されるシングルチップマイク
ロコンピュータ10は、フラッシュメモリFMRY、C
PU12、DMAC13、バスコントローラ(BSC)
14、ROM15、RAM16、タイマ17、シリアル
コミュニケーションインタフェース(SCI)18、第
1乃至第9入出力ポートIOP1〜IOP9、クロック
発振器(CPG)19の機能ブロック乃至はモジュール
から構成され、公知の半導体製造技術により1つの半導
体基板上に半導体集積回路として形成される。
【0025】上記シングルチップマイクロコンピュータ
10は、電源端子として、グランドレベル端子(Vs
s)、電源電圧レベル端子(Vcc)、フラッシュメモ
リFMRYの書き込み消去用高電圧端子(Vpp)、そ
の他専用制御端子として、リセット端子RES、スタン
バイ端子STBY、モード制御端子MODE、クロック
入力端子EXTAL、XTALを有する。それらは外部
端子である。
【0026】フラッシュメモリFMRYの書き込み消去
用高電圧を電源電圧レベル端子(Vcc)から供給され
る5Vのような電圧から内部昇圧で得る場合には当該高
電圧専用の外部端子Vppを省略できる。クロック入力
端子EXTAL、XTALに接続される、図示はされな
い水晶振動子に基づいて、クロック発振器9が生成する
システムクロックに同期して、シングルチップマイクロ
コンピュータ10は動作する。あるいは外部クロックを
EXTAL端子に入力してもよい。システムクロックの
1周期を1ステートと呼ぶ。
【0027】上記機能ブロックは、内部バスによって相
互に接続される。内部バスはアドレスバス・データバス
の他、リード信号、ライト信号、さらにバスサイズ信
号、そしてシステムクロックなどを含む制御バスなどに
よって構成される。内部アドレスバスには、IAB、P
ABが存在し、内部データバスにはIDB、PDBが存
在する。IAB、IDBはフラッシュメモリFMRY、
CPU12、ROM15、RAM16、バスコントロー
ラ14、入出力ポートIOP1〜IOP9の一部に接続
される。PAB、PDBはバスコントローラ14、タイ
マ17、SCI18、入出力ポートIOP1〜9に接続
される。IABとPAB、IDBとPDBは、それぞれ
バスコントローラ14でインタフェースされる。特に制
限されないが、PABとPDBはそれが接続されている
機能ブロック内のレジスタアクセスに専ら用いられる。
【0028】入出力ポートIOP1〜IOP9は、外部
バス信号と、入出力回路の入出力信号との入出力に兼用
とされている。これらは、動作モードあるいはソフトウ
エアの設定により、機能を選択されて、使用される。外
部アドレス、外部データは、それぞれ、これらの入出力
ポートに含まれる図示しないバッファ回路を介してIA
B、IDBと接続されている。PAB、PDBは入出力
ポートやバスコントローラ14などの内蔵レジスタをリ
ード/ライトするために使用され、外部バスとは直接の
関係はない。
【0029】上記リセット端子RESにシステムリセッ
ト信号が加えられると、モード制御端子MODEで与え
られる動作モードを取り込み、シングルチップマイクロ
コンピュータ(以下単にマイクロコンピュータとも記
す)10はリセット状態にされる。動作モードは、特に
制限はされないものの、内蔵ROM15の有効/無効、
アドレス空間を16Mバイトまたは1Mバイト、データ
バス幅の初期値を8ビットまたは16ビット、32ビッ
トの何れにするかなどを決定する。必要に応じてモード
制御端子MODEは複数端子とされ、これらの端子への
入力状態の組合せで動作モードが決定される。
【0030】リセット状態を解除すると、CPU12
は、スタートアドレスをリードして、このスタートアド
レスから命令のリードを開始するリセット例外処理を行
なう。上記スタートアドレスは、特に制限はされないも
のの0番地から始まる領域に格納されているものとす
る。その後、CPU12は上記スタートアドレスから順
次命令を実行する。
【0031】このマイクロコンピュータ10においてフ
ラッシュメモリFMRYはユーザプログラム、チューニ
ング情報、データテーブルなどを適宜格納する。ROM
15は、特に制限されないが、OSのようなシステムプ
ログラムが格納される。
【0032】ここで、CPU12によるフラッシュメモ
リFMRYの動作制御について説明する。フラッシュメ
モリFMRYは内部バスIAB,IDBに結合され、C
PU12などによってアクセス可能にされる。すなわ
ち、CPU12は、書き込み/消去制御レジスタWER
EGに対する制御情報の設定、メモリセルMCからデー
タを読み出すための読み出し動作を指示するときの上記
読み出し信号READの供給、アドレス信号の供給、書
き込みデータの供給を制御する。消去ベリファイ及び書
き込みベリファイのためのリード動作の指示はCPU1
2が行い、読み込んだデータをCPU12がベリファイ
する。
【0033】リセット端子RESへのリセットの指示は
システム上に配置されたリセット回路から与えられる。
当該図示しないリセット回路は、パワーオンリセット又
は図示しないシステム上に配置されたリセットボタンの
押下操作、あるいはマイクロコンピュータ10からの指
示に基づいて、リセット端子RESへのリセットを指示
する。
【0034】特に制限されないが、マイクロコンピュー
タ10は、複数ビットから成るモード信号MODEが所
定の値にされるとフラッシュメモリFMRYに対する外
部からの直接アクセスを可能にする動作モードが設定さ
れる。この動作モードにおいて、CPU12は外部に対
する実質的な制御動作が停止若しくはCPU12と内部
バスIDB,IABとの接続が切り離され、フラッシュ
メモリFMRYは例えば入出力ポートIOP1及びIO
P2を介して外部から直接アクセス可能にされる。この
動作モードにおいてマイクロコンピュータは見掛けフラ
ッシュメモリFMRYの単体チップと等価にされる。し
たがって、フラッシュメモリFMRYに対する上記全て
のアクセス制御情報は図示しない外部のデータプロセッ
サなどから供給されることになる。
【0035】したがって、マイクロコンピュータ10に
内蔵されたフラッシュメモリFMRYに対してプログラ
ムやデータを最初に書込む動作は、EPROMライタの
ような書き込み装置を用いて能率的に行ったり、あるい
は内蔵CPU12の制御で行ったりすることができる。
後者にあってはマイクロコンピュータが回路基板に実装
された状態(オンボード状態)でも書換えが可能である
ことを意味する。
【0036】図10には上記フラッシュメモリFMRY
の構成例が示される。同図に示されるフラッシュメモリ
FMRYは、8ビットのデータ入出力端子D0〜D7を
有し、各データ入出力端子毎にメモリアレイARY0〜
ARY7を備える。各メモリアレイARY0〜ARY7
は同じ様に構成され、それらによって一つのメモリセル
アレイを成す。
【0037】それぞれのメモリアレイARY0〜ARY
7にはそれぞれ2層ゲート構造の絶縁ゲート型電界効果
トランジスタによって構成されたメモリセルがマトリク
ス配置されて成るメモリセル群SMを有する。
【0038】同図においてW11〜Wij全てのメモリ
アレイARY0〜ARY7に共通のワード線である。同
一行に配置されたメモリセルのコントロールゲートは、
それぞれ対応するワード線に接続される。
【0039】上記ソース線SLにはインバータ回路のよ
うな電圧出力回路VOUTから消去に利用される高電圧
Vppが供給される。電圧出力回路VOUTの出力動作
は、消去制御回路ECONTから出力される消去信号E
RASE*(信号*は信号反転もしくはローイネーブル
を示す)によって制御される。すなわち、消去信号ER
ASE*のローレベル期間に、電圧出力回路VOUTは
高電圧Vppをソース線SLに供給して全てのメモリセ
ルMCのソース領域に消去に必要な高電圧を供給する。
これによって、フラッシュメモリFMRYは全体が一括
消去可能にされる。
【0040】上記ワード線W11〜Wijの選択は、X
アドレスラッチXALATを介して取り込まれるXアド
レス信号AXをXアドレスデコーダXADECが解読す
ることによって行われる。ワードドライバWDRVはX
アドレスデコーダXADECから出力される選択信号に
基づいてワード線を駆動する。データ読み出し動作にお
いてワードドライバWDRVは、電圧選択回路VSEL
から供給される3Vのような電圧Vccと0Vのような
接地電位とを電源として動作され、選択されるべきワー
ド線を電圧Vccによって選択レベルに駆動し、非選択
とされるべきワード線を接地電位のような非選択レベル
に維持させる。データの書き込み動作においてワードド
ライバWDRVは、−10Vのような電圧Vppと0V
のような接地電位とを電源として動作され、選択される
べきワード線を−10Vのような書き込み用高電圧レベ
ルに駆動する。データの消去動作においてワードドライ
バWDRVの出力は10Vとされる。
【0041】それぞれのメモリアレイARY0〜ARY
7において上記データ線DL0〜DL7はY選択スイッ
チYS0〜YS7を介して共通データ線CDに共通接続
される。Y選択スイッチYS0〜YS7のスイッチ制御
は、YアドレスラッチYALATを介して取り込まれる
Yアドレス信号AYをYデコーダYADECが解読する
ことによって行われる。YデコーダYADECの出力選
択信号は後段のカラムドライバCDRVを介してメモリ
アレイARY0〜ARY7に共通に供給される。したが
って、YデコーダYADECの出力選択信号のうちの何
れか一つが選択レベルにされることにより、各メモリア
レイARY0〜ARY7の共通データ線CDには1本の
データ線が接続される。
【0042】メモリセルMCから共通データ線CDに読
み出されたデータはセンスアンプSAに与えられ、ここ
で増幅されて、データ出力バッファDOBを介してデー
タバスに出力される。
【0043】外部から供給される書き込みデータが”
0”のとき、書き込み回路WRは共通データ線CDに書
き込み用の高電圧を供給する。この書き込み用高電圧は
Y選択スイッチYS0〜YS7によって選択された何れ
かのデータ線を通して、ワード線によってコントロール
ゲートに高電圧が印加されるメモリセルのドレインに供
給され、これによって当該メモリセルが書き込みされ
る。書き込みの各種タイミングや電圧の選択制御のよう
な書き込み動作手順は書き込み制御回路WCONTが制
御する。この書き込み制御回路WCONTに対する書き
込み動作の指示や書き込みベリファイ動作の指示、そし
て上記消去制御回路ECONTに対する消去動作の指示
や消去ベリファイ動作の指示は、書き込み/消去用の制
御レジスタWEREGが与える。この制御レジスタWE
REGはデータバスに接続可能にされ、外部から制御デ
ータの書き込みが可能にされる。
【0044】上記制御レジスタWEREGは、Vppビ
ット、PVビット、Pビット、及びEビットを有する。
Pビットは書き込み動作の指示ビットとされる。Eビッ
トは消去動作の指示ビットとされる。Vppビット及び
Eビットが設定されることによって、これを参照する消
去制御回路ECONTが所定の手順に従って消去のため
の内部動作を制御する。また、Vppビット及びPビッ
トが設定されることにより、これを参照する書き込み制
御回路WCONTが所定の手順に従って書き込みのため
の内部動作を制御する。消去及び書き込みのための内部
動作は所定レベルの電圧を形成することによって行われ
る。消去ベリファイ動作は消去されたメモリセルに対し
て読み出し動作を行って消去が完了したか否かを検証す
る動作とされ、書き込みベリファイ動作は書き込みされ
たメモリセルから当該書き込みデータを読み出してこれ
を書き込みデータと比較することによって書き込みが完
了したか否かを検証する動作とされる。これらベリファ
イ動作は外部のCPU又はデータプロセッサがフラッシ
ュメモリに対するリードサイクルを起動して行われる。
【0045】上記データ線DL0〜DL7に対応する複
数のラッチ回路を含んで成るデータラッチ回路DBLが
設けられる。このデータラッチ回路DBLはデータ線D
L0〜DL7へのデータ入出力を制御するためのデータ
ラッチ制御線を有する。
【0046】図1(a)には、書き込み制御回路WCO
NTの主要構成が示され、図1(b)にはその動作タイ
ミングが示される。
【0047】書き込みを指示する制御信号WRITE
と、書き込み動作時の読み出しを許可するための読み出
し許可モード信号RPMとの論理をとる論理回路22
と、この論理回路22の出力信号と読み出しを指示する
制御信号RDとの論理をとって、読み出しを指示するた
めの論理回路23とを含む。
【0048】リード許可モード信号RPMがローレベル
の場合には、書き込みを指示するための制御信号WRI
TEの論理に応じて、読み出し信号READが形成され
たり形成されなかったりする。すなわち、制御信号WR
ITEがローレベルの場合には、読み出しを指示する制
御信号RDに同期して読み出し信号READが形成され
るが、制御信号WRITEがハイレベルの場合には、制
御信号RDの論理にかかわらず読み出し信号READは
アサートされない。
【0049】しかしながら、読み出し許可モード信号R
PMがハイレベルにアサートされた状態では、書き込み
を指示するための制御信号WRITEの論理にかかわら
ず、読み出しを指示する制御信号RDに同期して読み出
し信号READが形成され、それにより共通データ線C
Dの状態の読み出しが可能とされる。
【0050】図4には、各動作モードにおける電圧印加
例が示される。
【0051】通常読み出し中では、選択ワード線Wij
は3.3V、データラッチ回路DBLの電源は3.3
V、データラッチ制御線LCHは0V、データ線は1
V、カラムドライバCDRVの出力は3.3V(選
択)、0V(非選択)となる。それに対して書き込み中
には、選択ワード線Wijは−10V、データラッチ回
路DBLの電源は5V、データラッチ制御線LCHは1
0V、データ線は5V、カラムドライバCDRVの出力
は0Vとなる。しかしながら、書き込み中において読み
出しモードが指定されている場合には、カラムドライバ
CDRVの出力のみが書き込み中の場合と異なる。すな
わち、選択ブロックにおいてカラムドライバCDRVの
出力が3.3Vとされ、非選択ブロックではカラムドラ
イバCDRVの出力は0Vとされる。これによって書き
込み中であっても、当該書き込みにかかるデータを読み
出すことができる。
【0052】ここで、書き込み動作中に読み出し動作が
行われると、データ線に電流が流れて、メモリセルに正
しい電圧が印加されなくなってしまうおそれがあるが、
それは、次のようにして回避することができる。
【0053】図5には、センスアンプSAの構成が示さ
れる。
【0054】Pチャンネル型MOSトランジスタ61と
nチャンネル型MOSトランジスタ63とが直列接続さ
れ、この直列接続箇所からインバータ62を介して信号
出力が得られるようになっている。コモンデータ線CD
は、nチャンネル型MOSトランジスタ69を介して上
記nチャンネル型MOSトランジスタ63のソース電極
に結合され、また、インバータ64を介してnチャンネ
ル型MOSトランジスタ63のゲート電極に結合され
る。さらにコモンデータ線CDはnチャンネル型MOS
トランジスタ70を介してインバータ65に結合されて
いる。
【0055】アンドゲート67,68、及びインバータ
66により、読み出し信号READと書き込みを指示す
るための制御信号WRITEとの論理演算が行われ、そ
の結果に基づいてnチャンネル型MOSトランジスタ6
9,70の動作が制御されるようになっている。すなわ
ち、書き込みを指示するための制御信号WRITEがロ
ーレベルにネゲートされた状態で読み出し状態信号がハ
イレベルにアサートされた場合には、nチャンネル型M
OSトランジスタ69がオンされて、データ線から伝達
された信号がインバータ64に伝達され、増幅されてか
ら、インバータ62を介して出力される。このインバー
タ62の出力信号は図10に示されるデータ出力バッフ
ァDOBを介して出力される。また、書き込みを指示す
るための制御信号WRITEがハイレベルにアサートさ
れた状態で、読み出し状態信号がハイレベルにアサート
された場合には、アンドゲート68がハイレベル出力と
なり、nチャンネル型MOSトランジスタ70がオンさ
れるから、データ線から伝達された信号がインバータ6
5を介して、図10に示されるデータ出力バッファDO
Bに伝達され、このデータ出力バッファDOBを介して
出力される。
【0056】ここで、nチャンネル型MOSトランジス
タ69がオンされた場合には、データ線の信号レベルに
応じて、nチャンネル型MOSトランジスタ61,63
を介して電流が流れる。データ書き込みの場合には、こ
のnチャンネル型MOSトランジスタ63を介して流れ
る電流により、データ線の信号レベルが変動されるおそ
れがあるが、図5に示される構成例では、書き込み状態
中に読み出し状態信号がハイレベルにアサートされた場
合には、nチャンネル型MOSトランジスタ69がオフ
されてnチャンネル型MOSトランジスタ68がオンさ
れることから、データ線の信号レベルが変動されるおそ
れがない。つまり、インバータ65は、Pチャンネル型
MOSトランジスタとnチャンネル型MOSトランジス
タとが直列接続されて構成されるから、入力インピーダ
ンスが非常に高い。このため、nチャンネル型MOSト
ランジスタ69がオフされ、nチャンネル型MOSトラ
ンジスタ70がオンされた状態では、データ線からの電
流をほとんど消費することもないし、データ線に電流を
供給することもない。それにより、データ書き込みに何
ら支障を与えることなく、データ線の信号レベルをイン
バータ65で検出してそれをデータ出力バッファDOB
を介して出力することができる。
【0057】このように、書き込み中の読み出しのため
に、コモンデータ線CDの信号をインバータ65で受け
るようにしているので、コモンデータ線CDの電位レベ
ルを変動させること無しに、現在書き込み中のデータを
モニタすることができる。
【0058】図6には上記センスアンプSAの別の構成
例が示される。
【0059】Pチャンネル型MOSトランジスタ71,
73が並列接続され、それとnチャンネル型MOSトラ
ンジスタ74とが直列接続され、この直列接続箇所から
インバータ72を介して信号出力が得られるようになっ
ている。コモンデータ線CDは、上記nチャンネル型M
OSトランジスタ74のソース電極に結合され、また、
インバータ75を介してnチャンネル型MOSトランジ
スタ74のゲート電極に結合される。
【0060】ナンドゲート77,78、及びインバータ
76により、読み出し信号READと書き込みを指示す
るための制御信号WRITEとの論理演算が行われ、そ
の結果に基づいてPチャンネル型MOSトランジスタ7
1,73が選択的に導通されるようになっている。上記
Pチャンネル型MOSトランジスタ71,75はいずれ
もnチャンネル型MOSトランジスタ74の負荷とされ
る。nチャンネル型MOSトランジスタの71に比べて
Pチャンネル型MOSトランジスタ73のゲート長が長
く設定されることでオン抵抗が大きくなっている。従っ
て、Pチャンネル型MOSトランジスタ71がオンされ
た場合に比べて、Pチャンネル型MOSトランジスタ7
3がオンされた場合のほうが、nチャンネル型MOSト
ランジスタ74に流れる電流が少なくなる。Pチャンネ
ル型MOSトランジスタ71がオンされるのは、読み出
し信号READのみがハイレベルにされて読み出しが指
示された場合であり、Pチャンネル型MOSトランジス
タ73がオンされるのは、書き込みを指示するための制
御信号WRITE及び読み出し信号READの双方がハ
イレベルとされて、書き込み中の読み出しが指示された
場合である。従って、書き込み中の読み出しが指示され
た場合には、Pチャンネル型MOSトランジスタ73が
オンされて、少ない電流でもってコモンデータ線CDの
データ読み出しを行うことができるので、コモンデータ
線CDの電位レベルを変動させること無しに、現在書き
込み中のデータをモニタすることができる。
【0061】図7には上記センスアンプSAの別の構成
例が示される。
【0062】図7に示される構成では、データラッチ回
路DBLを利用して書き込み中の読み出しを行うように
している。
【0063】データラッチ回路DBLは、次のように構
成される。
【0064】インバータ54,55がリング状に結合さ
れて、データ線DL0に対応するラッチ回路が形成さ
れ、インバータ56,57がリング状に結合されて、デ
ータ線DL1に対応するラッチ回路が形成され、インバ
ータ58,59がリング状に結合されて、データ線DL
2に対応するラッチ回路が形成される。データラッチ制
御信号LCHによってオンオフ制御されるnチャンネル
型MOSトランジスタ51〜53が設けられ、このMO
Sトランジスタがオンされることにより、データ線DL
0〜DL2のデータが対応するラッチ回路にラッチされ
る。各ラッチ回路の他方のノードにはインバータ83〜
84が設けられる。さらに、カラムドライバCDRVの
出力信号によってオンオフされるYスイッチYS10,
YS11,YS12が設けられ、上記インバータ83〜
85の出力信号がYスイッチYS10,YS11,YS
12がオンされることによって選択的に後段のインバー
タ82に伝達され、このインバータ82を介してビット
線のデータ読み出しが可能とされる。このインバータ8
2からのビット線データの読み出しにおいては、ラッチ
回路が介在されるため、各ビット線の電位レベルを変動
させること無しに、現在書き込み中のデータをモニタす
ることができる。
【0065】図8には本発明にかかるフラッシュメモリ
の別の構成例が示される。
【0066】データラッチ回路91は、代表的に示され
るように、インバータ911,912をリング状に結合
して成る複数のラッチ回路と、このラッチ回路にラッチ
されたデータを出力するためのインバータ913と、ラ
ッチ回路に対応して配置され、ラッチ制御線81の論理
状態によってオンオフ制御されるnチャンネル型MOS
トランジスタ914とを含んで成る。
【0067】また、比較データラッチ回路92は、代表
的に示されるように、インバータ923,924がリン
グ状に結合されて成る複数のラッチ回路と、このラッチ
回路と、それに対応するデータ線との間に配置された複
数のnチャンネル型MOSトランジスタ922と上記イ
ンバータ913に対応して配置されたnチャンネル型M
OSトランジスタ921とを含む。さらに、データ比較
を行うためのデータ比較回路93が設けられる。このデ
ータ比較回路は上記ラッチ回路の出力信号と、上記nチ
ャンネル型MOSトランジスタ921を介して伝達した
データとが一致するか否かを判別するための排他的論理
和回路が適用される。この排他的論理和回路は、データ
線の数だけ配置され、全ての排他的論理和回路の論理和
がオアゲート94で得られるようになっている。
【0068】メモリセルMCの記憶データの書き換えを
行う場合、先ずラッチ制御線81がオンされて対応する
ラッチ回路にデータが保持されると共に、データ転送制
御線83がハイレベルにされたことにで、インバータ9
23,924から成るラッチ回路に伝達されて記憶され
る。データ転送回路WRを介して外部から与えられたデ
ータによって、ラッチ回路911,912の記憶情報が
更新される。そしてこのラッチ回路911,912の記
憶情報は、インバータ913を介してデータ比較回路9
3に伝達される。先にインバータ923,924に記憶
されているデータとの論理比較が行われる。インバータ
911,912に記憶されているデータは、メモリセル
MCに書き込まれるデータであり、それと、先に保持さ
れたデータは、データ比較制御線921がハイレベルに
されたときに、対応するインバータ913を介して比較
データラッチ回路92に転送され、インバータ923,
924から成るラッチ回路に記憶される。そのようにし
てメモリセルMCに書き戻されるデータと、以前のデー
タとの比較がデータ比較回路で行われ、その結果がノア
ゲート94を介して出力されるので、メモリセルから一
旦読み出されたデータをそのまま再書込みする場合に、
もしメモリセルから読み出されたデータが不良であった
場合、それを上記ノアゲート94の出力信号に基づいて
チェックすることができる。そのため、メモリセルから
読み出されたデータが不良であった場合でも、そのよう
な不良データをそのまま書き戻してしまうことを排除す
ることができる。
【0069】以上本発明者によってなされた発明を実施
形態に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限
定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲にお
いて種々変更可能であることは言うまでもない。
【0070】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるフラッ
シュメモリに適用した場合について説明したが、本発明
はそれに限定されるものではなく、EEPROMやEP
ROMなどの半導体記憶装置及びそれを含むデータ処理
装置に広く適用することができる。
【0071】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0072】すなわち、複数のワード線と、上記複数の
ワード線に結合された不揮発性メモリセルとを含む半導
体記憶装置において、メモリセルへのデータ書き込み中
に読み出し許可モード信号がアサートされていることを
条件にそのデータの読み出しを許容するための制御論理
と、書き込み中のデータ線又はコモンデータ線の電位を
判定する回路とを設けることにより、メモリセルへのデ
ータ書き込み中に読み出し許可モード信号がアサートさ
れていることを条件にそのデータの読み出しを許容する
ことができ、それにより、半導体記憶装置の書き込み動
作中に、現在書き込んでいるデータの確認の容易化を図
ることができる。
【0073】また、データ読み出し状態を示す読み出し
状態信号と、書き込みを指示するための制御信号とに基
づいて制御され、メモリセルデータを読み出すための読
み出し回路として、上記コモンデータ線の信号を検出す
るための第1センス回路と、上記第1センス回路よりも
入力インピーダンスが高く設定され、上記データ線の信
号を検出するための第2センス回路と、上記データ書き
込みを指示するための制御信号がネゲートされた状態で
上記データ読み出し状態信号がアサートされた場合に、
上記コモンデータ線の信号を上記第1センス回路に伝達
させ、上記データ書き込みを指示するための制御信号が
アサートされた状態で上記データ読み出し状態信号がア
サートされた場合に、上記コモンデータ線の信号を上記
第2センス回路に伝達させるための選択回路とを設ける
ことにより、上記データ書き込みを指示するための制御
信号がネゲートされた状態で上記データ読み出し状態信
号がアサートされた場合のコモンデータ線に流れる電流
を低減させることができるので、コモンデータ線の電位
レベルに影響を与えないで済む。
【0074】データ読み出し状態を示す読み出し状態信
号と、書き込みを指示するための制御信号とに基づいて
制御され、メモリセルデータを読み出すための読み出し
回路を設け、この読み出し回路は、上記コモンデータ線
の信号を検出するためのセンス回路と、上記データ書き
込みを指示するための制御信号がネゲートされた状態で
上記データ読み出し状態信号がアサートされた場合に上
記コモンデータ線に流れる電流に比べて、上記データ書
き込みを指示するための制御信号がアサートされた状態
で上記データ読み出し状態信号がアサートされた場合の
上記センス回路から上記コモンデータ線に流れる電流を
減少させるための制御論理とを含んで構成することによ
り、上記データ書き込みを指示するための制御信号がネ
ゲートされた状態で上記データ読み出し状態信号がアサ
ートされた場合のコモンデータ線に流れる電流を低減さ
せることができるので、コモンデータ線の電位レベルに
影響を与えないで済む。
【0075】上記データ線のデータをラッチするための
ラッチ手段、上記ラッチ手段でラッチされたデータを、
カラムアドレス信号に基づいて選択するための選択回路
とを設けることにより、上記データ書き込みを指示する
ための制御信号がネゲートされた状態で上記データ読み
出し状態信号がアサートされた場合のデータ線の電位レ
ベルに影響を与えないで済む。
【0076】メモリセルから読み出されたデータをラッ
チするための第1ラッチ回路と、メモリセルから読み出
されたデータを、外部から与えられたデータで書き換え
可能にラッチするための第2ラッチ回路と、上記第2ラ
ッチ回路にラッチされたデータと上記第1ラッチ回路に
ラッチされたデータとを比較するための比較回路とを含
んで半導体記憶装置を構成することにより、メモリセル
から一旦読み出されたデータを再書込みする場合におい
て、メモリセルから読み出されたデータが不良であった
場合、そのような不良データをそのまま書き戻してしま
うことを排除することができる。
【0077】このような半導体記憶装置をプログラムメ
モリとしてデータ処理装置を構成することにより、プロ
グラムメモリへのプログラムのオンボード書き込みにお
いて、プログラム書き込み中の当該プログラムデータの
読み出しが可能とされるので、書き込まれたプログラム
の信頼性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる半導体記憶装置の一例であるフ
ラッシュメモリにおける主要部の構成例回路図、及びそ
の動作タイミング図である。
【図2】フラッシュメモリにおける主要部の基本的な構
成例回路図である。
【図3】図1に示される回路の比較対照とされる回路の
構成例回路図、及びその動作タイミング図である。
【図4】フラッシュメモリにおける各モードと主要部の
電圧レベル例との関係説明図である。
【図5】上記フラッシュメモリにおけるセンスアンプ部
分の構成例回路図である。
【図6】上記フラッシュメモリにおけるセンスアンプ部
分の別の構成例回路図である。
【図7】上記フラッシュメモリにおけるデータラッチ部
分の構成例回路図である。
【図8】本願発明にかかるフラッシュメモリの別の構成
例回路図である。
【図9】上記フラッシュメモリを含むマイクロコンピュ
ータの構成例ブロック図である。
【図10】上記フラッシュメモリの全体的な構成例ブロ
ック図である。
【符号の説明】
10 マイクロコンピュータ 12 CPU 13 DMAC 14 BSC 15 ROM 16 RAM 17 タイマ 18 SCI 19 CPG FMRY フラッシュメモリ WDRV ワードドライバ SA センスアンプ WR 書き込み回路 WCONT 書き込み制御回路 WEREG 書き込み/消去制御レジスタ DBL データラッチ CD コモンデータ線 22,23 論理回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河合 洋造 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立マイコンシステム内 (72)発明者 三科 大介 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立マイコンシステム内 (72)発明者 藤戸 正道 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立マイコンシステム内 (72)発明者 鈴川 一文 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立マイコンシステム内 (72)発明者 長崎 信孝 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立マイコンシステム内 (72)発明者 田中 利広 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のワード線と、上記複数のワード線
    に結合された不揮発性メモリセルとを含む半導体記憶装
    置において、 上記不揮発性メモリセルへのデータ書き込み中に読み出
    し許可モード信号がアサートされていることを条件にそ
    のデータの読み出しを許容するための制御論理と、 上記制御論理の制御により書き込み中のデータ線又はコ
    モンデータ線の電位を判定するための回路と、 を含むことを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 データ読み出し状態を示す読み出し状態
    信号と、書き込みを指示するための制御信号とに基づい
    てコモンデータ線の信号の読み出しを可能とする読み出
    し回路を有し、この読み出し回路は、 上記コモンデータ線の信号を検出するための第1センス
    回路と、 上記第1センス回路よりも入力インピーダンスが高く設
    定され、上記コモンデータ線の信号を検出するための第
    2センス回路と、 上記データ書き込みを指示するための制御信号がネゲー
    トされた状態で上記データ読み出し状態信号がアサート
    された場合に、上記データ線の信号を上記第1センス回
    路に伝達させ、上記データ書き込みを指示するための制
    御信号がアサートされた状態で上記データ読み出し状態
    信号がアサートされた場合に、上記コモンデータ線の信
    号を上記第2センス回路に伝達させるための選択回路
    と、 を含む請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 データ読み出し状態を示す読み出し状態
    信号と、書き込みを指示するための制御信号とに基づい
    て制御され、メモリセルデータを読み出すための読み出
    し回路を有し、この読み出し回路は、 上記データ線の信号を検出するためのセンス回路と、 上記データ書き込みを指示するための制御信号がネゲー
    トされた状態で上記データ読み出し状態信号がアサート
    された場合に上記データ線に流れる電流に比べて、上記
    データ書き込みを指示するための制御信号がアサートさ
    れた状態で上記データ読み出し状態信号がアサートされ
    た場合の上記センス回路から上記データ線に流れる電流
    を減少させるための制御論理と、 を含んで成る請求項1記載の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 上記データ線のデータをラッチするため
    のラッチ手段と、 上記ラッチ手段でラッチされたデータを、カラムアドレ
    ス信号に基づいて選択するための選択回路と、 を含んで成る請求項1記載の半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 複数のワード線と、上記複数のワード線
    に結合された不揮発性メモリセルとを含む半導体記憶装
    置において、 メモリセルから読み出されたデータをラッチするための
    第1ラッチ回路と、 メモリセルから読み出されたデータを、外部から与えら
    れたデータで書き換え可能にラッチするための第2ラッ
    チ回路と、 上記第2ラッチ回路にラッチされたデータと上記第1ラ
    ッチ回路にラッチされたデータとを比較するための比較
    回路と、 を含むこと特徴とする半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 プログラムメモリと、上記プログラムメ
    モリに格納されたプログラムを実行する中央処理装置と
    を含んで1チップ化されたデータ処理装置において、上
    記プログラムメモリとして請求項1乃至5のいずれか1
    項記載の半導体記憶装置を適用して成るデータ処理装
    置。
JP35461597A 1997-12-24 1997-12-24 半導体記憶装置及びデータ処理装置 Withdrawn JPH11185485A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008065963A (ja) * 2006-09-11 2008-03-21 Toshiba Corp 不揮発性半導体記憶装置
US8089817B2 (en) 2008-06-23 2012-01-03 Elpida Memory, Inc. Precise tRCD measurement in a semiconductor memory device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008065963A (ja) * 2006-09-11 2008-03-21 Toshiba Corp 不揮発性半導体記憶装置
US8089817B2 (en) 2008-06-23 2012-01-03 Elpida Memory, Inc. Precise tRCD measurement in a semiconductor memory device

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