JPH11185595A - 筒形ヒューズリンクの接合方法 - Google Patents

筒形ヒューズリンクの接合方法

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JPH11185595A
JPH11185595A JP36995397A JP36995397A JPH11185595A JP H11185595 A JPH11185595 A JP H11185595A JP 36995397 A JP36995397 A JP 36995397A JP 36995397 A JP36995397 A JP 36995397A JP H11185595 A JPH11185595 A JP H11185595A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cup
outer cylinder
shaped cap
adhesive
cap
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP36995397A
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English (en)
Inventor
Norio Osanai
紀男 長内
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Adeka Corp
Original Assignee
Asahi Denka Kogyo KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】セラミック筒と金属キャップのはめあい寸法の
バラツキをもつ接合体を少量の接着剤を用いるだけで機
械的に堅固にできる筒形ヒューズリンクの接合方法。 【構成】外筒の端面と側面のカップ状のキャップが嵌合
する長さと同等の周囲に厚さ35μミリメータの銅等の
導電性金属を蒸着等により塗着させるとともに、この部
分に嵌合するカップ状のキャップの末端に直径3.5ミ
リメータのキリ穴を円周の対向方向の位置に2箇所あ
け、この外筒の末端部に稀少量の接着剤を塗布して、前
記カップ状のキャップにさし込むとともにこのキリ穴に
定量の半田ペレットをはめ込み局部加熱により接合固定
させるかまたは前記外筒のカップ状のキャップを前記外
筒にさし込んで後に、このキリ穴に定量の接着剤を充填
することにより外筒とカップ状のキャップを接合固定さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、筒形ヒューズリンクの
外筒とカップ状のキャップの接着による接合、特に肉薄
の素焼によるセラミックと金属キャップの組合せ等にみ
られる接合に関し、セラミック筒の外径と金属キャップ
に稀少量の接着剤を用いるだけで機械的に堅固な接合方
法を提供する。
【0002】
【従来の技術】従来、特にセラミックのように本体に穴
をあけられないような材質を有する筒等においては、接
着剤を上記筒と金属キャップに接着する方法として、一
般的には図6のように金属キャップ内に細い棒状の治具
によりその周囲にかなり多量の接着剤を塗布させた状態
で、筒の末端をさし込み回転させることで接着剤を拡散
させて乾燥した接合方法を行っている。
【0003】しかしながらこの方法には次のような問題
点がある。 (1)素焼のセラミック筒は、製造上どうしても精度的
に外径にバラツキがあり、これがキャップの内径とのは
め合いに影響し易く、例えばギャップ差が大きい場合に
は、ヒューズ本体としてのキャップがどちらかに片寄っ
て変形したり、また、ギャップ差が殆んどない場合に
は、塗布する接着剤の量が極めて稀少になり、引張力及
びねじり力等に耐えられない。 (2)筒の内方に複雑なヒューズ素子等を組込むような
ヒューズリンクにおいては、特に筒の末端までヒューズ
素子の末端が突出してくるので、筒の末端とキャップ間
の接着面が少なくなるため、機械的強度が脆弱になる。 (3)上記(2)において、接着剤を多量に用いた場合
においては、筒とキャップの接合強度は、確実に強化で
きるが、筒内部にあるヒューズ素子を構成している可動
部品(例えば、溶断したときに引き離すような目的で用
いているスプリング等)が、接着剤の硬化とともにこれ
らに流れて間接的に接着させられてしまい、溶断時にヒ
ューズ素子を引き離すことができなくなる。 (4)上記(3)において、筒内にヒューズ素子以外に
機構部品が収納されるため寸法的に筒の肉厚が制限され
薄手の肉厚のもののため抜けあるいは回り止め防止がで
ない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、外筒とカッ
プ状のキャップの接着による接合、特に小形の素焼によ
るセラミックと金属キャップ等に多くみられるはめあい
寸法のバラツキをもつ接合体を少量の接着剤を用いるだ
けでその接合状態を機械的に堅固にできる筒形ヒューズ
リンクの接合方法を提供することを目的としたものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の筒形ヒューズリンクの接合方法において
は、外筒の端面と側面のカップ状のキャップが嵌合する
長さと同等の周囲に厚さ35μミリメータの銅等の導電
性金属を蒸着等により塗着させるとともに、この部分に
嵌合するカップ状のキャップの末端に直径3.5ミリメ
ータのキリ穴を円周の対向方向の位置に2箇所あけ、こ
の外筒の末端部に稀少量の接着剤を塗布して、前記カッ
プ状のキャップにさし込むとともにこのキリ穴に定量の
半田ペレットをはめ込み局部加熱により接合固定させる
かまたは前記外筒のカップ状のキャップを前記外筒にさ
し込んだ後に、このキリ穴に定量の接着剤を充填するこ
とにより外筒とカップ状のキャップを接合固定させる方
法。
【0006】
【作用】カップ状のキャップをさし込んだ外筒は、対向
するこのカップ状のキャップの2箇所のキリ穴に溶融さ
れた半田ないしは、熱硬化性接着剤による形成されたキ
リ穴内での接合突起体により、直線方向への引張強度及
び周囲方向のねじり強度が大幅に向上し、機械的にも外
れることがなくなる。
【0007】
【実施例】以下本発明の一実施例を図1〜図5により説
明する。まず図1に示すようにセラミックからなる円筒
状の端面と側面2aにカップ状のキャップ1が嵌合する
長さと同等の周囲に厚さ3.5μミリメータの銅粉3を
蒸着等により、塗布状にした外筒2を用いる。次に図2
の(イ)に示すように外筒2の端面にエポキシ樹脂系の
熱硬化材(例えば、一液性、二液性)からなる高粘度の
接着剤4を稀少量に塗布し、(ロ)のようにカップ状の
キャップ1にさし込んで嵌着する。さらに(ハ)に示す
ように、1.0〜1.5ミリメータの直径を有する半田
ペレット5を(ニ)のようにカップ状のキャップにあけ
た穴1aに載置し、これに半田鏝Sの先端を当接し、こ
れを溶融させる。この溶融により、この穴の下面に蒸着
された銅箔3とカップ状のキャップ1の穴1aの縁で半
田で固定される。これと同時に、外筒2の端面の縁2a
の接着剤4が加熱直後に硬化し確実に固定する。図3及
び図4は、別な方法を示したものであるが、実際の接合
方法においては、前図1及び図2と同じ方法であり、異
なる点は、図4の(ハ)のみである。この(ハ)におい
ては、K内に充填された熱硬化材からなる接着剤4をカ
ップ状のキャップのキリ穴1a及び1bに充填し硬化さ
せる。もちろんこの場合においては、外筒の端面は、銅
箔処理を施さない状態のセラミック筒を用いてもよい。
図5は、このような接合方法により製造された筒形ヒュ
ーズリンクの平面図と正面図を示す。この図からも明白
なようにカップ状のキャップ1に溶融接合された半田5
又は接着剤4は、キャップ1の厚さとキリ穴の直径の大
きさにより、量的な設定は容易にできオバーフローする
ことなく正面図に示すように規定の直径Dφ以内の規定
を満足させることができる。
【0008】
【発明の効果】以上のように本発明では、外径のバラツ
キのあるセラミック筒とカップ状のキャップのはめ合い
で、ガタツキのある場合や、内方に複雑なヒューズ素子
等を組込むようなヒューズリンクでの筒とキャップの接
合体には最適であり、両接合面で生じる接着剤の過多に
よる種々の悪影響は除去される。
【0009】セラミック外筒とカップ状のキャップの嵌
着は、従来のように多量の接着剤を相互間に塗布して接
合する方法とは違い、本発明では稀少量の接着剤しか用
いていないことから接着剤の硬化時間も短縮される。特
に請求項1の方法では、カップ状のキャップのキリ穴に
溶融される時に生じる熱伝導によりさらにこの稀少量の
接着剤の硬化が早まることから、ヒューズリンクの生産
量が大幅に向上し、かつ引張り、回転等の機械的強度も
向上し、容易に外れることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に用いられる筒形ヒューズリン
クの斜視図
【図2】本発明の筒形ヒューズリンクの接合方法を示す
説明図
【図3】本発明の請求項2の発明の実施例に用いられる
筒形ヒューズリンクの斜視図
【図4】本発明の請求項2の発明の実施例の筒形ヒュー
ズリンクの接合方法を示す説明図
【図5】本発明の実施例による筒形ヒューズリンクの接
合状態図
【図6】従来の筒形ヒューズリンクの接合手順を示す説
明図
【符号の説明】
1 カップ状のキャップ 2 外筒 3 銅箔 4 接着剤 5 半田ペレット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カップ状のキャップ内面での外筒端面とキ
    ャップ側面との隙間で接合する方法の筒形ヒューズリン
    クにおいて、外筒の端面と側面のカップ状のキャップが
    嵌合する長さと同等の周囲に、厚さ35μミリメータの
    銅等の導電性金属を蒸着等により塗着させるとともに、
    この部分に嵌合するカップ状のキャップの末端に直径
    3.5ミリメータのキリ穴を円周の対向方向の位置に2
    箇所あけ、この外筒の末端部の縁に接着剤を稀少量塗布
    し、これを前記カップ状のキャップにさし込むとともに
    このキリ穴に定量の半田ペレットをはめ込み局部加熱に
    より接合固定させるようにしたことを特徴とする筒形ヒ
    ューズリンクの接合方法。
  2. 【請求項2】前記外筒の末端部の縁に接着剤を稀少量塗
    布し、これに嵌合するカップ状のキャップの末端に直径
    3.5ミリメータのキリ穴を円周の対向方向の位置に2
    箇所あけ、この外筒を前記カップ状のキャップにさし込
    んだ後、このキリ穴に定量の接着剤を充填することによ
    り接合固定させるようにしたことを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の筒形ヒューズリンクの接合方法。
JP36995397A 1997-12-18 1997-12-18 筒形ヒューズリンクの接合方法 Withdrawn JPH11185595A (ja)

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JPH11185595A true JPH11185595A (ja) 1999-07-09

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ID=18495723

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JP36995397A Withdrawn JPH11185595A (ja) 1997-12-18 1997-12-18 筒形ヒューズリンクの接合方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102612729A (zh) * 2009-10-12 2012-07-25 库柏技术公司 组装熔断器端盖的方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Effective date: 20050301