JPH11185166A - 売上登録データ処理装置 - Google Patents

売上登録データ処理装置

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JPH11185166A
JPH11185166A JP35568897A JP35568897A JPH11185166A JP H11185166 A JPH11185166 A JP H11185166A JP 35568897 A JP35568897 A JP 35568897A JP 35568897 A JP35568897 A JP 35568897A JP H11185166 A JPH11185166 A JP H11185166A
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JP
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sales
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receipt
order
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JP35568897A
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English (en)
Inventor
Yoji Tsunoda
洋二 角田
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba TEC Corp filed Critical Toshiba TEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 正確かつ迅速に個別精算処理が可能な売上登
録データ処理装置を得る。 【解決手段】 例えば、複数人で食事をして個別に支払
を済ませたい場合において、所定の取引単位でまとめて
呼び出された注文データをタッチパネル18の「個別精
算キー」18cからの入力により複数に分類して精算す
る旨が宣言されて表示画面が精算画面から個別精算画面
に切り換えられる。この個別精算画面において、注文デ
ータのメニュー名と数量とが表示された「注文メニュー
キー」18dを個別に食した分だけ操作した後に「預/
現計キー」18bを操作することにより注文データは1
人分に分類される。これを人数分繰り返すことにより、
注文データは複数に分類され、分類毎に売上が登録さ
れ、個別にレシートが発行されるので、正確かつ迅速な
個別精算処理が可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レストラン等で使
用される飲食店情報システムの一部を構成するPOS端
末等の売上登録データ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、レストラン等で顧客の注文内容を
厨房の調理人に正確かつ迅速に伝達するために飲食店情
報システムが利用されている。この飲食店情報システム
は、例えば、店員が個々に携帯して注文データを送信す
るハンディターミナルと、厨房に設置されて調理指示伝
票を発行するキッチンプリンタと、顧客が注文内容を確
認するためや精算時に売上処理を行なうための客用伝票
を発行するカスタマチェックプリンタと、売上登録デー
タ処理装置であるPOS端末とを通信自在に組み合わせ
たものである。このような構成により、ハンディターミ
ナル側からPOS端末に対して送信された注文データ
は、POS端末において記憶されるとともに、POS端
末からカスタマチェックプリンタとキッチンプリンタと
に選択的に送信される。注文データが送信されたカスタ
マチェックプリンタとキッチンプリンタとでは、その注
文データに従ってそれぞれに伝票が発行される。キッチ
ンプリンタで発行された調理指示伝票により、注文され
たメニューが調理人に迅速に伝達され、また、カスタマ
チェックプリンタで発行された客用伝票により、出来上
がった料理が伝票に記載されたテーブルNo.に従って
確実に配膳されるとともに、注文内容が顧客によって確
認される。さらに、顧客は、食事後にこの客用伝票をP
OS端末に持参して精算処理を受けることになる。
【0003】精算処理は、例えば客用伝票に記載されて
いるテーブルNo.をPOS端末に入力することによ
り、POS端末においてそのテーブルNo.に対応付け
られて記憶されている注文データを呼び出して売上登録
処理を実行するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種のレ
ストランにおいては複数人で食事をする場合が少なから
ずある。この場合において、顧客としては、個別の精算
処理を希望する場合がある。従来の個別の精算処理の手
法としては、例えば、売上登録処理の際に発行されたレ
シートをチェックしながら各人毎に注文メニューを尋ね
て、電卓により個別に金額を算出するものである。
【0005】しかしながら、このような手法は人手を介
して処理するので、二重請求、請求漏れ、計算ミスとい
った人為的ミスを生じ易く、信頼性について問題があっ
た。また、売上登録処理の際に発行されるレシートは1
枚のみであるため、個別にはレシートを渡すことが出来
ず、領収書を書いて対応しなければならないので、非常
に手間がかかっていた。
【0006】本発明の目的は、正確かつ迅速に個別精算
処理が可能な売上登録データ処理装置を得ることであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
注文されたメニューに係る注文データを記憶し、精算の
際に記憶された注文データを所定の取引単位でまとめて
呼び出してから売上の登録をする売上登録データ処理装
置において、呼び出された注文データから所望の注文デ
ータを指定するデータ指定手段と、呼び出された注文デ
ータを複数に分類して精算する旨を宣言する細分類精算
宣言手段と、この細分類精算宣言手段による宣言がなさ
れた場合に、データ指定手段で所望の注文データを指定
することにより注文データを複数に分類するデータ分類
手段と、このデータ分類手段により複数に分類された注
文データについて分類毎に売上の登録をする分類毎売上
登録手段と、この分類毎売上登録手段により分類毎に登
録された売上について各々精算して印字したレシートを
発行する分類毎レシート発行手段と、を備える。
【0008】したがって、精算の際に所定の取引単位で
まとめて呼び出された注文データが、細分類精算宣言手
段によりその注文データを複数に分類して精算する旨が
宣言された場合に、データ指定手段で所望の注文データ
を指定することにより複数に分類され、分類毎売上登録
手段によりその分類毎に売上の登録がされる。また、分
類毎レシート発行手段により分類毎に登録された売上が
各々精算・印字されてから、レシートが発行される。こ
れにより、例えば、複数人で食事をして個別に支払を済
ませたい場合には、テーブル番号でまとめられた注文デ
ータが個別に食したメニュー毎に分類される。そして、
その分類毎に売上の登録がなされ、分類毎に精算した後
に、それぞれのレシートが発行されるので、個別精算が
可能となる。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の売
上登録データ処理装置において、データ指定手段はタッ
チパネル付の液晶ディスプレイであって、画面に表示さ
れた注文データに接触することにより所望の注文データ
を指定するようにしたことを特徴とする請求項1記載の
売上登録データ処理装置。
【0010】したがって、データ指定手段がタッチパネ
ル付の液晶ディスプレイとされるので、画面に表示され
た注文データに接触することにより所望の注文データが
指定される。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の売上登録データ処理装置において、分類毎レシート
発行手段の処理の後に分類毎売上登録手段により分類毎
に登録された売上を集計して印字する売上集計印字手段
を更に備える。
【0012】したがって、分類毎レシート発行手段の処
理の後に分類毎売上登録手段により分類毎に登録された
売上が集計されて印字されるので、例えば、精算の際に
おいて分類した後にその集計印字額に基づいて代表者が
とりあえず精算を行なっておき、その後それぞれのレシ
ートに基づいた金額が個別に集められる。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項3記載の売
上登録データ処理装置において、分類毎レシート発行手
段毎にレシート用紙を部分切断し、売上集計印字手段毎
に印字用紙を全切断するようにした。
【0014】したがって、分類毎レシート発行手段毎に
レシート用紙が部分切断されることにより、分離される
ことなく見かけ上1枚で発行されたレシートは、売上集
計印字手段毎に全切断される。これにより、一取引中に
おいて分類毎に発行されたレシートを1枚ずつ取る手間
が省略される。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を図1ない
し図9に基づいて説明する。本実施の形態の売上登録デ
ータ処理装置は、図1に示すようなレストラン等で使用
される飲食店情報システム1の一部を構成するPOS端
末5に適用されている。この飲食店情報システム1はレ
ストラン内に備えられる店舗システム2とレストラン外
に備えられる上位機であるホストコンピュータ3とに分
けられ、店舗システム2とホストコンピュータ3とはI
SDN等の通信回線4を介して接続されている。このホ
ストコンピュータ3は、店舗システム2とのデータの集
配信、売上分析、メンテナンス業務等に利用されてい
る。
【0016】また、店舗システム2は、POS端末5を
主体に構成されていて、このPOS端末5に無線通信ユ
ニット6と、カスタマチェックプリンタ7と、キッチン
プリンタ8とを接続し、さらに、無線通信ユニット6へ
顧客の注文を無線送信するための各種のキーを有するハ
ンディターミナル9を備えることにより構成されてい
る。カスタマチェックプリンタ7は、注文メニューを顧
客に確認させるためや精算時にテーブルNo.を店員に
知らせるための客用伝票を印字発行するものである。キ
ッチンプリンタ8は、注文メニューを厨房の調理人に指
示するための調理指示伝票を印字発行するものである。
【0017】このような飲食店情報システム1では、例
えば、顧客の注文に応じた注文メニューと数量とのデー
タが店員のハンディターミナル9上のキーの操作により
入力され、その入力されたデータが無線通信ユニット6
に対して無線送信される。無線通信ユニット6に送信さ
れたデータは、POS端末5において記憶されるととも
に、カスタマチェックプリンタ7とキッチンプリンタ8
とに選択的に送信される。カスタマチェックプリンタ7
とキッチンプリンタ8とでは、送信されたデータに従い
伝票が発行される。キッチンプリンタ8で発行された伝
票により、注文された料理が調理人に伝達される。ま
た、カスタマチェックプリンタ7で発行された伝票によ
り、出来上がった料理が伝票に記載されたテーブルN
o.に従って配膳されるとともに、注文内容が顧客によ
って確認される。さらに、食事の終了後に顧客は、この
カスタマチェックプリンタ7で発行された伝票をPOS
端末5に持参して精算処理を受ける。
【0018】次に、POS端末5を図2に基づいて詳細
に説明する。POS端末5は、ドロワ10上に載置され
ており、このドロワ10の引出11の開閉を制御する。
このPOS端末5は、上面に操作者の操作を受け付ける
領域を備え、その操作領域には各種のキーが集合するキ
ーボード12、図示しない鍵によって切り換え操作され
るコントロールキー13、レシートを発行するレシート
発行口14、及びジャーナル窓15が設けられている。
操作者から見て、キーボード12及びコントロールキー
13は右側の領域、レシート発行口14及びジャーナル
窓15は左側の領域にそれぞれ配置されている。また、
POS端末5の右側上方には、操作者側の表示部として
機能するLCD(Liquid Crystal Display)16が配置
され、このLCD16の近傍には客側の表示部として機
能する客側表示ユニット17が立設されている。ここ
で、図3はLCD16の画面表示の一例を示す正面図で
ある。LCD16の表面にはタッチパネル18が併設さ
れており、LCD16の表示画面とタッチパネル18と
の位置関係の同期をとることによってLCD16はキー
ボード12と同様の機能を果たす。つまり、LCD16
とタッチパネル18とが、データ指定手段として機能す
る。例えば図3は精算時における精算画面を示し、操作
者から見て右側には「小計キー」18aと「預/現計キ
ー」18bと「個別精算キー」18cとが表示され、左
側には複数の「注文メニューキー」18dが表示されて
いて、それぞれがキーボード12のキーと同様の機能を
有している。ここで、「小計キー」18aは売上登録業
務において売上合計金額の算出を宣言するためのキー、
「預/現計キー」18bは売上登録業務において現金取
引による締めを宣言するためのキー、細分類精算宣言手
段として機能する「個別精算キー」18cは精算時に個
別精算処理を宣言するためのキー、「注文メニューキ
ー」18dは精算対象である注文されたメニューを売上
数量と対応付けて表示してその操作により売上数量を可
変自在に表示したキーである。
【0019】次に、POS端末5に内蔵された各部の電
気的接続を図4に基づいて説明する。このPOS端末5
は、マイコン19を内蔵し、このマイコン19が各部を
駆動制御する。マイコン19は、各部を集中的に制御す
るCPU20に、アドレスバス、データバス等のバスラ
イン21を介して、起動プログラム等の固定的データを
予め格納するROM22と各種データを書き換え自在に
格納するRAM23とが接続されて構成されている。R
AM23は、各種データを書き換え自在に格納する機能
を利用して、編集バッファや印字バッファ等のワークエ
リアや画像メモリ等の機能を果たす。さらに、CPU2
0に接続されたバスライン21にはHDD24が接続さ
れており、このHDD24には制御プログラム、メニュ
ーコード毎にそのメニュー名や売価等を記憶保持する商
品マスタファイル、売上登録に係る売上データを記憶保
持する売上ファイル等が格納されている。
【0020】RAM23はワークエリア等の機能を果た
すものであり、複数の注文データを一時的に記憶するた
めの領域である注文データバッファが割り当てられてい
る。ここで、図5は注文データD1のデータ構造を示す
模式図である。注文データD1は、「テーブルNo.」
a、「メニューコード」b、「注文数量」cの各データ
を連続的に有して構成されている。「テーブルNo.」
aは、注文した顧客が食事をするテーブル毎に予め設定
された番号であり、複数の顧客に共通して使用される。
また、「メニューコード」bは、店員によるハンディタ
ーミナル9上のキー操作によって入力された注文メニュ
ーに設定されているコードである。また、「注文数量」
cは、店員によるハンディターミナル9上のキー操作に
よって入力された注文メニュー毎の集計数量である。
【0021】さらに、前述した売上ファイルに記憶保持
される売上データは、RAM23に割り当てられた売上
データバッファにおいて作成される。この売上データバ
ッファは売上データを順次記憶する領域であって、一取
引分の売上登録処理毎にその取引明細や合計金額等の売
上データを記憶する。ここで、図6は売上データD2の
データ構造を示す模式図である。売上データD2は、
「取引データ」d、「純売上金額データ」e、「税額デ
ータ」f、「総売上金額データ」gを連続的に有して構
成されている。「取引データ」dは注文データD1と商
品マスタファイルとにより売上登録に係るメニュー毎の
売上数量や売上金額等を算出したデータ、「純売上金額
データ」eは「取引データ」dの売上金額を合計した税
抜き合計金額のデータ、「税額データ」fは「純売上金
額データ」eに所定の税率を乗じて算出した例えば消費
税額のデータ、「総売上金額データ」gは「純売上金額
データ」eと「税額データ」fとを合計した税込み合計
金額のデータである。
【0022】HDD24には制御プログラムが格納され
ているので、POS端末5の起動時、HDD24に格納
された制御プログラムが売上ファイル等とともにRAM
23に書き込まれ、これによってマイコン19による各
部の駆動制御が可能な状態となる。マイコン19によっ
て駆動制御される各部を次に説明する。
【0023】キーボード12は、キーボード入力回路2
5を介してバスライン21に接続され、操作されたキー
に応じた信号をキーボード入力回路25の動作によって
マイコン19に入力する。
【0024】コントロールキー13は、コントロールキ
ー入力回路26を介してバスライン21に接続され、コ
ントロールキー入力回路26の動作によって切り換え位
置に応じた信号をマイコン19に入力する。マイコン1
9は、コントロールキー13の出力信号に応じて、PO
S端末5の動作モードを登録モード、設定モード、精算
モード、点検モード等の各業務モードに設定する。
【0025】LCD16は、表示制御回路27を介して
バスライン21に接続され、マイコン19からの表示デ
ータが表示制御回路27に入力されると、表示制御回路
27に駆動されて所定事項を表示する。
【0026】客側表示ユニット17は、客側表示制御回
路28を介してバスライン21に接続され、マイコン1
9からの客側表示データが客側表示制御回路28に入力
されると、客側表示制御回路28に駆動されて所定事項
を表示する。
【0027】タッチパネル18は、タッチパネル入力回
路29を介してバスライン21に接続され、タッチパネ
ル入力回路29の動作によって、操作者によりタッチさ
れたパネル上のXY座標の位置を認識して座標データ取
得し、この取得された座標データに応じた信号をマイコ
ン19に出力する。マイコン19に信号が入力される
と、マイコン19は信号に基づいた所定の処理を実行す
る。
【0028】また、POS端末5には、R/Jプリンタ
30が内蔵されており、マイコン19によって駆動制御
される。このR/Jプリンタ30は、プリンタ制御回路
31を介してバスライン21に接続され、レシートプリ
ンタ機能とジャーナルプリンタ機能とを発揮する。した
がって、マイコン19からの印字データがプリンタ制御
回路31に入力されると、R/Jプリンタ30はプリン
タ制御回路31に駆動されて所定事項をレシート用紙
(図9参照)に印字する。さらに、このR/Jプリンタ
30には、カッタ32が内蔵されており、マイコン19
によって駆動制御される。このカッタ32は、カッタ制
御回路33を介してバスライン21に接続され、マイコ
ン19からの駆動信号に応じてカッタ制御回路33がカ
ッタ32のカッタ刃(図示せず)の移動量を加減するこ
とで図示しない長尺紙であるレシート用紙をその幅方向
にミシン目状に部分的に切断するスタブカットとレシー
ト用紙をその幅方向に切断するフルカットとを選択的に
行なう。これにより、R/Jプリンタ30は、レシート
用紙にレシートとしての必要事項を印字し、これを部分
切断又は全切断してレシート発行口14よりレシートと
して発行するレシートプリンタの機能を発揮する。ま
た、R/Jプリンタ30が奏するジャーナルプリンタ機
能は、図示しない長尺紙であるジャーナル用紙に売上登
録に係るジャーナル印字を行い、これを内部記録として
残す機能である。ジャーナル用紙は、操作者による書き
込みを受け付けるために、ジャーナル窓15において外
部に一部を露出している。
【0029】さらに、POS端末5には、無線通信ユニ
ット6、カスタマチェックプリンタ7、キッチンプリン
タ8等の外部機器を接続してデータの送受信をするイン
タフェース(以下I/Fとする)34と、ホストコンピ
ュータ3を接続してデータの送受信をする通信I/F3
5とが、それぞれバスライン21に接続され、マイコン
19によって駆動制御される。
【0030】POS端末5とは別体で設けられたドロワ
10も、マイコン19によって駆動制御される。このド
ロワ10は、ドロワ制御回路36を介してバスライン2
1に接続され、マイコン19からの開放信号に応じてド
ロワ制御回路36が駆動されてドロワ10の引出11の
開放を行なう。
【0031】このような構成の飲食店情報システム1の
POS端末5において、POS端末5のHDD24に格
納された制御プログラムがマイコン19に実行させる機
能について説明する。起動後のPOS端末5では、コン
トロールキー13の切り換え位置に応じて動作モードが
選択される。つまり、コントロールキー13の切り換え
位置によって発生する出力信号に応じ、マイコン19が
POS端末5の動作モードを登録モード、設定モード、
精算モード、点検モード等に設定する。本実施の形態に
おいては、各モードの処理について従来のPOS端末に
よって行なわれる処理と同様の処理についてはその説明
を省略する。次いで、本実施の形態の特長である登録モ
ードにおける精算時の個別精算処理の流れを以下に説明
する。
【0032】ここで、図7は登録モードにおける精算時
の個別精算処理の流れを概略的に示すフローチャートで
ある。個別精算処理は、コントロールキー13の切り換
え操作によって登録モードに設定されていることを条件
として実行される。この個別精算処理では、まず、キー
ボード12のキー操作による「テーブルNo.」の入力
があるまで待機する(ステップS1)。「テーブルN
o.」の入力が有ったと判断された場合(ステップS1
のY)、RAM23の注文データバッファに記憶されて
いる注文データD1の中で、入力された「テーブルN
o.」と同じ「テーブルNo.」aを有する注文データ
D1が全て取得され(ステップS2)、LCD16に表
示される(ステップS3)。ここで、注文データD1
は、図8(a)に示すように、「注文メニューキー」1
8dとしてLCD16に表示される。「注文メニューキ
ー」18dには、注文データD1の「メニューコード」
bに基づいて商品マスタファイルを検索して得たメニュ
ー名と、「注文数量」cとが表示される。
【0033】図8(a)に示すような「精算画面」で
は、「個別精算キー」18cの入力(ステップS4の
Y)、「小計キー」18aの入力(ステップS5の
Y)、「預/現計キー」18bの入力(ステップS6の
Y)のいずれかが有ったと判断されるまで待機するが、
本実施の形態の特長である個別精算処理は「個別精算キ
ー」18cの操作によって宣言される。LCD16に表
示された「個別精算キー」18cからの入力が有ったと
判断された場合(ステップS4のY)、LCD16に表
示される画面が図8(b)に示すような「個別精算画
面」に切り替えられる(ステップS7)。
【0034】図8(b)に示すような「個別精算画面」
において、「注文メニューキー」18dの何れか1つか
らの入力が有ったと判断された場合(ステップS8の
Y)、その触れた「注文メニューキー」18dに係る
「メニューコード」bと、その「メニューコード」bに
基づいて商品マスタファイルを検索して得たメニュー名
と売価と、数量“1”とが、RAM23の売上データバ
ッファにおいて売上データD2の「取引データ」dとし
て記憶される(ステップS9)。次いで、注文データD
1の「注文数量」cが“1”だけデクリメントされ、該
当する「注文メニューキー」18dにその“1”だけデ
クリメントされた「注文数量」cが表示される(ステッ
プS10)。例えば、「注文メニューキー」18dにつ
いて“和風ハンバーグステーキ”と“アイスコーヒー”
とが順に操作されたとすると、それぞれ「注文メニュー
キー」18dに表示されている「注文数量」cは“2”
から“1”に変更される。したがって、あるメニューに
ついて「注文数量」cが“0”になった場合には、「注
文メニューキー」18dに当該メニューが表示されなく
なる。
【0035】ここで、「小計キー」18aからの入力が
有ったと判断された場合には(ステップS11のY)、
売上データD2の「取引データ」dに基づく売上金額の
合計が算出され、LCD16に表示される(ステップS
12)。ステップS8〜S12の処理は、「預/現計キ
ー」18bの入力が有ったと判断されるまで(ステップ
S13のY)、繰り返される。これらのステップS8〜
S13により、データ分類手段の機能の一部が実行され
る。例えば、“和風ハンバーグステーキ”と“アイスコ
ーヒー”とが順に操作された後に「預/現計キー」18
bが操作されれば、これらの“和風ハンバーグステー
キ”と“アイスコーヒー”とが個別精算の対象とされ
る。
【0036】LCD16に表示された「預/現計キー」
18bからの入力が有ったと判断された場合(ステップ
S13のY)、個別締め処理として、売上データD2の
「取引データ」dに基づいて「純売上金額データ」e
と、「税額データ」fと、「総売上金額データ」gとが
算出されて売上データバッファの売上データD2に記憶
され、ドロワ10の引出11が開放される(ステップS
14)。ここに、分類毎売上登録手段の機能が実行され
る。
【0037】続いて、売上データD2の内容が予め制御
プログラムに記憶されているヘッダとともにレシート用
紙に印字されて、スタブカットされる(ステップS1
5)。すなわち、分類毎のレシートが発行されたことに
なる。ここに、分類毎レシート発行手段の機能が実行さ
れる。ステップS8〜S15の処理は、ステップS2に
おいて取得された注文データD1の「注文数量」cが全
て“0”になるまで(ステップS16のY)、繰り返さ
れる。すなわち、ステップS8〜S15の処理は、LC
D16に表示された「注文メニューキー」18dにメニ
ューが表示されなくなるまで人数分繰り返されることに
なる。このステップS16により、データ分類手段の機
能の一部が実行される。
【0038】したがって、所望の「注文メニューキー」
18dを選択操作してから「預/現計キー」18bを操
作することによる個別に食したメニューの抽出が、指定
された「テーブルNo.」aに係る全ての注文データD
1が抽出されるまでなされるので、呼び出された全ての
注文データD1は結果的に複数に分類されることにな
る。
【0039】注文データD1の「注文数量」cが全て
“0”になったと判断された場合(ステップS16の
Y)、締め処理として、売上データバッファの売上デー
タD2の「純売上金額データ」eと「税額データ」fと
「総売上金額データ」gとがそれぞれ集計されて印字バ
ッファに記憶される(ステップS17)。続いて、各々
の「総売上金額データ」gと、ステップS17で集計さ
れた「純売上金額データ」eの集計金額と「税額デー
タ」fの集計金額と「総売上金額データ」gの集計金額
とがレシート用紙に印字されて、フルカットされる(ス
テップS18)。ここに、売上集計印字手段の機能が実
行される。
【0040】ここで、図9は発行されたレシートRの一
例を示す平面図である。図9に示すように、レシートR
は、ヘッダHと、「取引データ」dである「注文メニュ
ーキー」18dの操作毎のメニュー名と数量と金額と、
「純売上金額データ」eであるそれらの小計金額と、
「税額データ」fである消費税と、「総売上金額デー
タ」gである合計金額とが、分類毎つまり個別にレシー
ト用紙Pに印字されているものである。また、レシート
Rには、個別に切り離せるようにミシン目状の部分切断
による切込Xが形成されている。さらに、レシートRを
切込Xにより切り離すことが可能な個別のレシート片r
には、同一の売上日付が印字されている。つまり、レシ
ート片r毎に独立した領収書機能を有している。個別の
レシート片rの後には、とりあえずまとめて精算を済ま
せておいて後ほど個別精算することが出来るように、各
レシート片rの「総売上金額データ」gと、「純売上金
額データ」eの集計金額Eと、「税額データ」fの集計
金額Fと、「総売上金額データ」gの集計金額Gとが印
字されている。
【0041】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、精算の際
に所定の取引単位でまとめて呼び出された注文データを
複数に分類し、その分類毎に売上の登録をしてレシート
を発行するようにしたので、例えば、複数人で食事をし
て個別に支払を済ませたい場合には、テーブル番号でま
とめられた注文データを個別に食したメニュー毎に分類
することにより、その個別の売上の登録をして個別にレ
シートを発行することができるので、正確かつ迅速に個
別精算処理をすることができる。
【0042】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の売上登録データ処理装置において、タッチパネル付
の液晶ディスプレイの画面に表示された注文データに接
触することで、所望の注文データを指定することができ
るので、正確かつ迅速に個別精算処理をすることができ
る。
【0043】請求項3記載の発明によれば、請求項1又
は2記載の売上登録データ処理装置において、分類毎レ
シート発行手段の後に分類毎売上登録手段により分類毎
に登録された売上を集計・印字するようにしたので、一
括支払いをする場合の便宜が図られ、例えば、精算の際
において分類した後にその集計印字額に基づいて代表者
がとりあえず精算を行なっておき、その後それぞれのレ
シートに基づいた金額を個別に集めることができるの
で、より迅速に個別精算処理をすることができる。
【0044】請求項4記載の発明によれば、請求項3記
載の売上登録データ処理装置において、分類毎レシート
発行手段毎に印字用紙を部分切断してレシートを見かけ
上1枚で発行し、売上集計印字手段毎に全切断すること
により、一取引中において分類毎に発行されたレシート
を1枚ずつ取る手間を省略することができるので、より
迅速に個別精算処理をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態のPOS端末を主体に構
成された飲食店情報システムを示すシステム構成図であ
る。
【図2】POS端末を詳細に示す外観斜視図である。
【図3】LCDの画面表示の一例を示す正面図である。
【図4】POS端末に内蔵された各部の電気的接続を示
すブロック図である。
【図5】注文データのデータ構造を示す模式図である。
【図6】売上データのデータ構造を示す模式図である。
【図7】登録モードにおける精算時の個別精算処理の流
れを概略的に示すフローチャートである。
【図8】(a)はLCDの精算画面の一例を示す正面
図、(b)はLCDの個別精算画面の一例を示す正面図
である。
【図9】発行されたレシートの一例を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
16,18 データ指定手段 18c 細分類精算宣言手段 D1 注文データ P レシート用紙 R レシート

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 注文されたメニューに係る注文データを
    記憶し、精算の際に記憶された注文データを所定の取引
    単位でまとめて呼び出してから売上の登録をする売上登
    録データ処理装置において、 呼び出された注文データから所望の注文データを指定す
    るデータ指定手段と、 呼び出された注文データを複数に分類して精算する旨を
    宣言する細分類精算宣言手段と、 この細分類精算宣言手段による宣言がなされた場合に、
    前記データ指定手段で所望の注文データを指定すること
    により注文データを複数に分類するデータ分類手段と、 このデータ分類手段により複数に分類された注文データ
    について分類毎に売上の登録をする分類毎売上登録手段
    と、 この分類毎売上登録手段により分類毎に登録された売上
    について各々精算して印字したレシートを発行する分類
    毎レシート発行手段と、を備えることを特徴とする売上
    登録データ処理装置。
  2. 【請求項2】 データ指定手段はタッチパネル付の液晶
    ディスプレイであって、画面に表示された注文データに
    接触することにより所望の注文データを指定するように
    したことを特徴とする請求項1記載の売上登録データ処
    理装置。
  3. 【請求項3】 分類毎レシート発行手段の処理の後に分
    類毎売上登録手段により分類毎に登録された売上を集計
    して印字する売上集計印字手段を更に備えることを特徴
    とする請求項1又は2記載の売上登録データ処理装置。
  4. 【請求項4】 分類毎レシート発行手段毎に印字用紙を
    部分切断し、売上集計印字手段毎にレシート用紙を全切
    断するようにしたことを特徴とする請求項3記載の売上
    登録データ処理装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019204454A (ja) * 2018-05-25 2019-11-28 東芝テック株式会社 販売データ処理装置およびプログラム
JP2020080179A (ja) * 2020-02-25 2020-05-28 日本電気株式会社 情報処理システム、レシート出力方法、情報処理装置、及びプログラム
JP2021047539A (ja) * 2019-09-17 2021-03-25 株式会社デジジャパン 携帯端末装置、商品販売データ処理システム、商品販売データ処理装置、及びプログラム

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Effective date: 20040615