JPH0357516B2

JPH0357516B2 -

Info

Publication number: JPH0357516B2
Application number: JP4526584A
Authority: JP
Inventors: Shunji Matsumoto; Masataka Ooshima; Toyozo Hosoya
Original assignee: Nippon Electric Co Ltd
Current assignee: NEC Corp
Priority date: 1984-03-09
Filing date: 1984-03-09
Publication date: 1991-09-02
Also published as: JPS60189592A

Description

【発明の詳細な説明】（発明の属する技術分野）本発明はレストラン等におけるメニユーに対す
る注文受付け、調理状況の監視，配膳指示および
料金請求等を自動的に行う飲食店・オーダー・管
理システムに関する。

（従来技術）従来、食堂等において、客より注文を受けた品
目は食券発行レジスタで食券（レシート）を発行
し、客がテーブルに着席すると配膳係は客より食
券の半券を受取り、厨房にその半券を提示し調理
を開始するか、または、食券発行レジスタ係より
食券の発行時、インターホン等にて注文を受けた
品目および注文個数を連絡し調理を開始してい
る。一方、配膳係は客より食券の半券を受け取る
とき、客のテーブル番号を各人で記憶するか、受
取つた食券の半券にテーブル番号をペン等で記録
する等の方法が用いられている。しかし、配膳係
が複数人であるとか、注文された物の種類または
個数が多い場合、厨房にて調理すべき個数を正確
に把握できず複数回に分けて調理されるため時間
がかかると、注文を受けた順に配膳するのが困難
であり、間違つて配膳したり、または、長時間配
膳されない等種々の問題点を有している。

このような問題を解決する装置が特開昭57−
130194号公報に開示されている。該公報記載の装
置においては、各テーブルに１台の発注装置が設
けられ、テーブルに着いた客はこのテーブルに設
置された発注装置のキーボードから発注を行な
い、料金請求時に客は自分の着いたテーブルに置
かれているカードを取つて会計係員に渡し、会計
係員がこのカードに記載されたテーブル番号を会
計装置に入力することによりこの客への請求を知
ることができる。しかしながら、この公報記載の
装置では、清算がテーブル単位で行なわれるた
め、１つのテーブルに異なる客（会計が一緒では
ない客）が着くことができません。さらに、ある
客Ａが清算を行なうために会計係員のところに行
きこの係員がこの客Ａの着いたテーブルの番号を
入力する前に他の客Ｂが同じテーブルに着いて発
注を行つてしまうと、客Ａへの請求料金中に客Ｂ
の料金も含まれてしまうという欠点があります。

（発明の目的）本発明の目的はこのような問題点を改善するも
ので、注文を受けてから調理，配膳，会計に至る
迄の一連の処理を、人間の介在を極力無くして、
正確にかつ効率良く行うことができる飲食店・オ
ーダー・管理システムを提供することにある。

（発明の構成）本発明のシステムは、情報を記憶するための磁
気デイスク装置と、客の注文料理品目情報および
客の位置を示す位置情報を少なくとも記入したマ
ークカードを読み取るためのマークカード読み取
り装置と、該マークカード読み取り装置を制御し
該マークカード読み取り装置から入力された各前
記情報を画面上に表示するとともに前記磁気デイ
スク装置に送出する接客用端末装置と、該接客用
端末装置から送出された前記情報を記憶した前記
磁気デイスク装置内の該情報が画面上に表示され
るとともに調理終了時に終了した料理の番号を入
力すると画面上から対応する表示が消去される厨
房用端末装置と、前記磁気デイスク装置に記憶さ
れた前記位置情報に基づいて店内の状況を表示す
るための状況管理用端末装置と、前記磁気デイス
ク装置に記憶された前記情報に基づいて料金請求
を行うためのキヤツシユレジスタと、各前記装置
を制御するための中央制御装置とから構成され
る。

すなわち、客の注文料理品目情報および客
（卓）の位置を示す位置情報をマークカード読み
取り装置から本システムに入力したあとは、調理
者は、厨房用端末装置の表示に基づいて注文され
た料理の品目および個数を正確に把握でき、配膳
係は、状況管理用端末装置の表示により店内の状
況（卓の占有状況や客に長時間配膳がされていな
い卓）を把握できるため必要な処置が迅速にとれ
る。さらに、精算係は、前記入力された情報に基
づいてキヤツシユレジスタが計算した請求料金を
客に請求して料金を受け取るだけでよく、料金計
算のための操作をほとんど行なう必要がない。

（実施例）次に本発明について図面を参照して詳細に説明
する。

第１図は本発明の一実施例を示すブロツク図で
ある。図において、１は中央制御装置であり、磁
気デイスク装置２を制御するとともに、信号線
（以下データラインと称す）３を介して接続され
ている接客用端末装置４，厨房用端末装置５，卓
状況管理用端末装置６およびキヤツシユレジスタ
７の制御も行う。又、接客用端末装置４には客か
らの注文品目等を記入したマークカードを読み取
るためのマークカード読み取り装置８が接続さ
れ、厨房用端末装置５には料理でき上り時に配膳
指示を行うための配膳指示用印字装置９が接続さ
れ、卓状況管理用端末装置６には各種帳表印字用
印字装置１０が接続されている。

次に上記各部の詳細について、第２図ないし第
６図を参照して説明する。

第２図は中央制御装置１のブロツ図であり、中
央処理部２１，メモリ２２，入出力制御部２３お
よびタイマー２４からなり、データライン３を介
して各端末装置から送られてくるデータに基づい
て目的に応じた信号処理と磁気デイスク装置２に
対しての入出力処理とを行い、各端末装置に必要
な信号及びデータを出力する信号制御及び処理を
行うものである。

第３図は接客用端末装置４のブロツク図であ
り、中央処理部３１，メモリ３２，入出力制御部
３３，表示部３４，キーボード３５およびブザー
鳴動部３６からなり、マークカード読み取り装置
８を制御する。接客係は客の注文等をマークカー
ドに記入し、上記マークカード読み取り装置８か
らデータを入力する。間違いが無ければ内容を表
示部３４で表示し、そのデータをデータライン３
を介して前記磁気デイスク装置２に出力するよう
に前記中央制御装置１に指示する。

第４図は厨房用端末装置５のブロツク図であ
り、中央処理部４１，メモリ４２，入出力制御部
４３，表示部４４，キーボード４５およびブザー
鳴動部４６からなり、配膳指示用印字装置９を制
御する。本装置５は前記接客用端末装置４により
磁気デイスク装置２に出力されたデータを読み取
り、内容を表示部４４で表示するとともに客から
の注文を受けてから、でき上りまでの時間を監視
し、でき上りが遅れているものについては、その
旨を表示部４４上に表示されている該当するもの
に警告印を付加することにより示す。又、でき上
つたものについては、キーボード４５から該当す
るものの通し番号を入力すると、該当するものは
表示部４４から消去される。又、このとき、配膳
者に対しての配膳指示を配膳指示用印字装置９で
印字することにより行う。

第５図は卓状況管理用端末装置６のブロツク図
であり、中央処理部５１，メモリ５２，入出力制
御部５３，表示部５４，キーボード５５およびブ
ザー鳴動部５６からなり、各種帳表印字装置１０
を制御する。本装置６は前記接客用端末装置４に
より、磁気デイスク装置２に出力されたデータを
読み取り、店舗内で、使用中の卓および未使用の
卓等を表示部５４に表示するとともに、使用中の
卓で客が在席してからの経過時間等も表示する。
又、キーボード５５の業務切換キーを押下するこ
とにより、営業日報やメニユー別の分析帳表等が
各種帳表印字装置１０から出力される。

第６図はキヤツシユレジスタ７のブロツク図で
あり、中央処理部６１，メモリ６２，入出力制御
部６３，IDカード読み取り装置６４，表示部６
５，プリンタ６６，キーボード６７およびキヤツ
シユボツクス６８から構成される。接客係が注文
承り時に客に対して客識別用のIDカードを予め
渡してあり、このIDカード読み取り装置６４か
ら読み込ませることにより前記接客用装置４によ
り磁気デイスク装置２に出力されたデータを読み
取り集計して請求金額を表示部６５に表示すると
ともにプリンタ６６からレシートを発行し精算処
理を行う。又、上記精算処理が終了した旨を前記
磁気デイスク装置２に出力する。

次に本実施例の動作を説明する。

先ず、接客係は着いた客に対し会計時に客を識
別するための客識別用IDカード番号を記録した
客識別用IDカードを渡すとともにマークカード
にも、この番号と客からの注文と使用している卓
番号等を記入する。

次に接客係はこのようにして記入したマークカ
ードを接客用端末装置４に接続されているマーク
カード読み取り装置８に入力する。

(イ) 接客用端末装置４においては、上記マークカ
ードの内容を読み取り表示部３４に表示する。
次に中央処理部３１で上記注文が受け付け可能
か否かを判断し、不可能であれば、その旨を表
示部３４に表示する。受け付け可能であれば、
データライン３を介して中央制御装置１のタイ
マー２４から時刻（時および分）を読み取り、
この時刻と前記カードの内容とを中央制御装置
１に接続されている磁気デイスク装置２に書き
込む。

(ロ) 厨房用端末装置５においては、接客用端末装
置４により磁気デイスク装置２に書き込まれた
内容をデータライン３を介して読み取り、既に
表示部４４に同一品名が表示されているか否か
に拘らず読み取つた内容を加算した通し番号を
品名毎に付加して表示部４４に追加表示すると
ともに、調理者に対し、新たな注文が有つた旨
をブザー４６を１秒間だけ鳴動することにより
知らせる。調理者は表示部４４に表示された品
名を確認し調理を行い、料理完成の時点でキー
ボー４５から該当する品名の通し番号を入力す
る。中央処理部４１はキーボード４５から入力
された通し番号に対応するものを表示部４４か
ら削除するとともに、配膳係に配膳指示を行う
ために配膳指示用印字装置９で品名，個数およ
び配膳すべき卓番号等を印字する。また、磁気
デイスク装置２からの内容を読み取り表示部４
４に表示してからの時間を中央制御装置１はタ
イマー２４を読みながら監視しており、品名毎
に予め設定された時間を経過しても料理が完成
していないものについては表示部４４に表示さ
れている該当するものに対し警告印を付加す
る。又、キーボード４５の品名毎集計キーを押
下することにより中央処理部４１では品名毎に
注文数を集計して表示部４４の表示を切替え
る。

(ハ) キヤツシユレジスタ７においては、先ず、精
算係は客から客識別用IDカードを受け取り、
IDカード読み取り装置６４から入力するか、
もしくは、キーボード６７から客識別IDカー
ド番号を入力する。中央処理部６１は上記客識
別用IDカード番号を読み取り、このIDカード
番号に対する情報を磁気デイスク装置２からデ
ータライン３を介して読み取り、金額を集計
し、サービス料や税金等を加算して客に対する
請求金額を表示部６５に表示するとともに請求
金額の明細をプリンタ６６で印字する。次に精
算が終了した客が使用していた卓番号を磁気デ
イスク装置２に書き込む。

(ニ) 卓状況管理用端末装置６においては、接客用
端末装置４により磁気デイスク装置２に書き込
まれた内容をデータライン３を介して読み取
り、表示部５４に使用中の卓を表示する。又、
この表示を行つてから中央制御装置１のタイマ
ー２４を読み取り客が在席してからの時間も分
単位で表示する。

また、本装置６はキヤツシユレジスタ７によ
り磁気デイスク装置２に書き込まれた内容をデ
ータライン３を介して読み取り、表示部５４上
の該当する卓の表示に対し空席になつた旨を表
示する。

又、キーボード５５から該当するキーを押下
することにより営業日報やメニユー別の各種帳
表を各種帳表印字装置１０に印字することがで
きる。

(ホ) 接客用端末装置４，厨房用端末装置５，卓状
況管理用端末装置６の他の機能として客毎の注
文状況を表示する機能がある。これは注文の内
容の明細を表示するとともにサービス料や税金
等を含めた請求金額をも表示するものであり、
各々のキーボード３５，４５および５５の注文
状況キーを押下し、続いて該当する客が使用し
ている卓番号または客識別IDカード番号を入
力することにより各々の表示部３４，４４およ
び５４に表示する。

その他の厨房用端末装置５では、キーボード
４５の仕入・品切れ入力キーを押下することに
より、品名別にキーボード４５から仕入数・品
切れマーク等の入力ができる。これは接客用端
末装置４により、マークカード読み取り装置８
より入力された内容が受け付け可能か否かを判
断するときに参照される。

（発明の効果）以上のように、マークカード読み取り装置から
入力した注文の品目は中央制御装置で完全に管理
されるため、調理から配膳までもれなく管理チエ
ツクできる。このことは、厨房において、注文さ
れた品名と、注文個数を常に正確に把握すること
ができ、また、客が着席した時間経過も特定の表
示で知ることができる。従つて、どの品目から調
理すれば良いか、どの品目を何個調理すれば良い
かを容易に知ることができる。一方、配膳係で
は、調理された品目をどの卓に配膳すべきかを、
印字された卓番号で容易に知ることができ、間違
つた卓に配膳する等のトラブルを防止することが
でき、特に複数人の接客係が働く大きな食堂等で
の効果は非常に大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すブロツク図、
第２図は中央制御装置の構成を示すブロツク図、
第３図は接客用端末装置の構成を示すブロツク
図、第４図は厨房用端末装置の構成を示すブロツ
ク図、第５図は卓状況管理用端末装置の構成を示
すブロツク図および第６図はキヤツシユレジスタ
の構成を示すブロツク図である。図において、１……中央制御装置、２……磁気
デイスク装置、３……データライン、４……接客
用端末装置、５……厨房用端末装置、６……卓状
況管理用端末装置、７……キヤツシユレジスタ、
８……マークカード読み取り装置、９……配膳指
示用印字装置、１０……各種帳表印字装置、２
１，３１，４１，５１，６１……中央処理部、２
２，３２，４２，５２，６２……メモリ、２３，
３３，４３，５３，６３……入出力制御部、３
４，４４，５４，６５……表示部、３５，４５，
５５，６７……キーボード、３６，４６，５６…
…ブザー、２４……クロツク、６６……プリン
タ、６４……IDカード読み取り装置、６８……
キヤツシユ・ボツクス。

Claims

【特許請求の範囲】

１情報を記憶するための磁気デイスク装置と、
客に与えられたIDカードの客識別情報を、客の
注文料理品目情報および客の位置を示す位置情報
を少なくとも記入したマークカードを読み取るた
めの複数のマークカード読み取り装置と、該マー
クカード読み取り装置を制御し該マークカード読
み取り装置から入力された各前記情報を前記磁気
デイスク装置に送出する接客用端末装置と、該接
客用端末装置から送出された前記情報を記憶した
前記磁気デイスク装置内の該情報が画面上に表示
されるとともに調理終了時に終了した料理の番号
を入力すると画面上から対応する表示が消去され
る厨房用端末装置と、磁気デイスク装置に記憶さ
れた前記位置情報に基づいて店内の状況を表示す
るための状況管理用端末装置と、前記客の返却す
る前記IDカードの前記客識別情報と前記磁気デ
イスク装置に記憶された前記情報とに基づいて料
金請求を行うためのキヤツシユレジスタ装置と、
各前記装置を制御するための中央制御装置とから
構成したことを特徴とする飲食店・オーダー・管
理システム。