JP2001319275A - セルフオーダーエントリシステム - Google Patents

セルフオーダーエントリシステム

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JP2001319275A
JP2001319275A JP2000139594A JP2000139594A JP2001319275A JP 2001319275 A JP2001319275 A JP 2001319275A JP 2000139594 A JP2000139594 A JP 2000139594A JP 2000139594 A JP2000139594 A JP 2000139594A JP 2001319275 A JP2001319275 A JP 2001319275A
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display device
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JP2000139594A
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Shigeru Tominaga
茂 冨永
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Shinei KK
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Shinei KK
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  • Cash Registers Or Receiving Machines (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 オーダーを簡単に入力することができるセル
フオーダーシステムを提供する。 【解決手段】 オーダー入力端末11は、正面に、比較
的垂直に近い傾き角で、利用者のほぼ正面に相当する位
置に配置された第1タッチ画面111と、その下側に比
較的水平に近い傾き角で操作者側に張り出して配置され
た第2タッチ画面112と、操作台に取り付けられたマ
イクロフォン113と、センサ114と、注文票排出口
115と、スピーカ116とを備える。第1タッチ画面
111は、顧客にオーダを入力するための案内を主に表
示し、第2タッチ画面112は、主に選択可能商品の一
覧を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セルフオーダーシ
ステム、特に、飲食店などで、顧客が自ら商品やサービ
スをオーダーし、そのオーダーをエントリするためのシ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、飲食店等では、顧客と店員とが対
面で、会話しながらオーダーを取っている。しかし、こ
の方法では、店舗として人件費が高く、しかも、ミスな
どが発生しやすいという問題がある。顧客自身に、端末
からオーダーを入力させるシステムも提案されている
が、端末操作に慣れていない者にとっては、操作が煩雑
で面倒であり、また、暖かみがなく、実用化されて、広
く普及するには至っていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記実状
に鑑みてなされたものであり、オーダーを簡単に入力す
ることができるセルフオーダーシステムを提供すること
を目的とする。また、この発明は、顧客自身が入力した
オーダーを効率的に処理することができるシステムを提
供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明のセルフオーダーエントリシステムは、オ
ーダーを入力するためのシステムであって、タッチパネ
ル式の第1と第2の表示装置と、前記第1の表示装置
に、オーダーを入力するための案内を表示し、前記第2
の表示装置に、オーダー対象のリストを表示し、第1の
表示装置の表示と第2の表示装置の表示とを、顧客のタ
ッチ操作に応答して連動して変更制御する表示制御手段
と、前記第1の表示装置と第2の表示装置とのタッチ操
作に応答して、オーダーを入力するオーダー入力手段
と、入力されたオーダーを記憶する記憶手段と、顧客に
よる確定処理に応答して、前記記憶手段に記憶されてい
るオーダーを確定する確定手段と、を備えることを特徴
とする。この構成によれば、第1の表示装置と第2の表
示装置とに、それぞれ、その位置に応じた最適な表示を
行い、さらに、両表示を連動させることにより、顧客の
操作性を向上させることができる。
【0005】例えば、前記第1の表示装置は、画面が操
作者の前面に第1の傾斜角で配置され、前記第2の表示
装置は、画面が、前記第1の表示装置の下顧で且つ顧客
側に第1の傾斜角より穏やかな傾斜角で傾いて配置され
る。この構成により、顧客は、視線を上げた位置にある
第1の表示装置の表示と、視線を下げて見下ろした位置
にある第2の表示装置の表示を見ながら、この装置を操
作することができ、操作性が高い。
【0006】前記表示制御手段は、前記第1の表示装置
には、受付係りの画像を表示し、前記第2の表示装置に
は、オーダー可能な商品の一覧を表示する。この構成に
より、店員と対面で注文を入力しているような印象を顧
客に与えることができる。
【0007】音声処理システムを備え、前記第1及び第
2の表示装置へのタッチ操作による指示入力と共に音声
による指示入力を受け付けるようにしてもよい。画像に
よる案内だけでなく、音声による案内を付加することに
より、操作性を高めることができる。
【0008】入力されたオーダーに対してオーダー番号
を付し、オーダー番号が記録された媒体を発行する手段
を配置してもよい。
【0009】前記表示制御手段は、1つのオーダーにつ
いて、関連するオーダーを推奨する手段を含んでもよ
い。
【0010】上述のセルフオーダーエントリシステムに
より入力されたオーダーを収集する手段と、収集したオ
ーダーを表示する手段と、収集したオーダーに基づいて
関連箇所にオーダーを充足するための処理を指示する手
段と、を備えるコントローラを配置してもよい。
【0011】前記コントローラはオーダーされた商品が
そろった旨を入力する手段と、商品がそろったオーダー
を、識別可能に表示する表示手段と、を備えてもよい。
【0012】待合室に設置された端末を介して顧客に、
商品がそろった旨を報知する手段と、商品が揃ったオー
ダーについて、会計処理を実行する手段と、を備え、前
記コントローラの前記表示手段は、会計処理が終了した
オーダーを識別可能に表示してもよい。
【0013】コンピュータ又はコンピュータ群を、上述
のシステムとして機能させ、或いは、上述の工程を実行
させるために必要なプログラムの全部又は一部を、記録
媒体(ROM、フロッピー(登録商標)ディスク、ハー
ドディスク、CD−ROM、MO、CD−R、フラッシ
ュメモリ)等に記録して配布・流通させてもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態にか
かるセルフオーダーシステムについて説明する。このシ
ステムは、ハンバーガーショップなどにおいて、顧客自
らがオーダー(注文)をエンターし、この注文データを
カウンター及び厨房に登録し、会計の処理をも支援する
システムであり、図1に示すように、顧客が自ら注文を
入力する1又は複数のオーダー入力端末(SOE:Self
Order Entry)11と、店員が配置されたカウンタに配
置され、システム全体をコントロールするカウンタ端末
(SOC:Self Order Controller)13と、キッチン
に設置されたキッチン端末(KVS:Kitchen Video Se
rver)15と、待ち客用の状況報知端末(SOI:Self
Order Informer)17と、これらを相互に接続するネッ
トワーク(店舗内LAN)19とから構成される。
【0015】なお、オーダー入力端末11は、ドライブ
スルー用オーダー入力端末(SOE)21や既に入店し
ている顧客がテーブルで使用するイートイン端末(TO
E:Table Order Entry)23等のバリエーションを備え
てもよい。これらの端末の構成は、基本的に以下に説明
するオーダ入力端末11の構成と同一であるが、例え
ば、ドライブスルー用オーダー入力端末21は、自動車
に乗車したまま操作しやすい形状に形成され、また、戸
外に設置されることも多いため、防水加工される。ま
た、イートイン端末23は、例えば、テーブル上で使用
しやすいように、小型・薄型化された表示・入力部と、
本体とが分離された構成となっている。
【0016】オーダー入力端末11は、ユーザ自身が、
オーダー(注文)を入力するための装置であり、図2
(a)に示すような正面形状と、図2(b)に示すよう
な側面形状を有する。図示するように、このオーダー入
力端末11の正面には、比較的垂直に近い傾き角で、利
用者の正面に相当する位置に配置された第1タッチ画面
111と、操作台に比較的水平に近い傾き角で配置され
た第2タッチ画面112と、操作台に取り付けられたマ
イクロフォン113と、センサ114と、注文票排出口
115と、スピーカ116とを備える。
【0017】第1タッチ画面111と第2タッチ画面1
12とは、それぞれ、液晶表示パネル等と透過型のタッ
チパネルとが積層された構成を有しており、連動して、
注文の入力を案内し、さらに、タッチ操作に従って顧客
のオーダーを入力する。第1タッチ画面111は、顧客
にオーダを入力するための案内を主に表示するものであ
り、第2タッチ画面112は、主にメニューの一覧を表
示する。
【0018】第1タッチ画面111は、平均的な顧客の
水平方向の視線よりも若干下側に位置し、水平面から3
0度から90度傾いて配置され、第2タッチ画面112
は、第1タッチ画面111の下端よりも下側で、より穏
やかな角度で、顧客(操作者)側に張り出すような配置
で構成されている。換言すると、第1と第2のタッチ画
面111、112は、第1タッチ画面111を店員の
顔、第2タッチ画面112をカウンタ上のメニューに対
応付けた場合に、一般のハンバーガーショップでカウン
タ越しに店員に注文を伝えている時の位置関係に類似の
関係が成立するように配置されている。
【0019】マイクロフォン113は、ユーザの音声に
よる指示を入力する。センサ114は、このオーダー入
力端末11の正面近傍に人間が位置していることを検出
する。注文票排出口115は、後述する注文票を排出し
て顧客に提供する。スピーカ116は、音声により、ユ
ーザの操作を案内する。
【0020】図3は、オーダー入力端末11の回路構成
を示す。図3に示すように、オーダー入力端末11は、
処理制御部211と、記憶部212と、パネル入力部2
13と、音声入力部214と、センサ入力部215と、
表示部216と、印刷部217と、ファイル記憶部21
8と、通信部219とを備える。
【0021】処理制御部211は、プロセッサなどから
構成され、記憶部212に記憶されているプログラムに
従って動作し、このオーダー入力端末11全体の動作を
制御する。特に、ユーザ自身によるオーダーの入力操作
をガイドし、かつ、入力されたオーダーをカウンタ端末
13に通知するための処理等を行う。
【0022】記憶部212は、半導体メモリ、磁気ディ
スク記録装置等から構成され、特に、このオーダー入力
端末11の動作を制御するためのプログラム群を記憶す
る。図4に、ソフトウエア構成を示す。図示するよう
に、記憶部212には、OSと、OS上で動作する音声
認識プログラムと、音声認識プログラムにより認識され
た音声を用いて顧客との会話を実現する会話ソフトと、
タッチパネルドライバと、ユーザ毎に設定されて、例え
ば、食品に関するオーダーを入力するためのアプリケー
ションソフトウエアが格納される。OS、音声認識プロ
グラム、タッチパネルドライバは、既知のものでよい。
また、会話ソフトは、予め定められたパターンに沿った
会話を実現するための基本文型テーブル、テンプレー
ト、基本会話パターンDBなどを含む。
【0023】パネル入力部213は、第1タッチ画面1
11及び第2タッチ画面112上のタッチ位置を検出
し、処理制御部211に通知する。音声入力部214
は、マイクロフォン113から供給された音声信号を入
力し、処理制御部211に供給する。センサ入力部21
5は、人間の存在を検知するセンサ114の検出信号を
入力し、処理制御部211に供給する。表示部216
は、第1タッチ画面111と第2タッチ画面112とを
含み、第1タッチ画面111には、注文の入力或いは注
文を確認する内容を表示し、第2タッチ画面112に
は、注文の対象等を表示する。印刷部217は、白紙の
注文票に、注文の受付番号と、注文した商品と数の一覧
と、さらに金額を印刷して出力する。
【0024】ファイル記憶部218は、各種の画像や、
辞書を記憶すると共に、入力された注文データ(オーダ
ーデータ)を記憶する。通信部219は、入力された注
文をカウンタ端末13に通知する。
【0025】カウンタ端末13は、POS端末と同様の
形状に構成され、背面に顧客用表示部を備え、操作者側
に操作者用表示部とタッチパネルとを備える。
【0026】図5は、カウンタ端末13の回路構成を示
す。図5に示すように、カウンタ端末13は、処理制御
部231と、記憶部232と、パネル入力部233と、
表示部234と、POS処理部235と、印刷部236
と、DB237と、通信部238とを備える。
【0027】処理制御部231は、プロセッサなどから
構成され、記憶部232に記憶されているプログラムに
従って動作し、このシステム全体をコントロールする。
特に、オーダーの管理処理を実行する。
【0028】記憶部232は、半導体メモリ、磁気ディ
スク記録装置等から構成され、このシステム全体の動
作、特に、オーダー管理業務を実行するためのプログラ
ムを記憶する。
【0029】パネル入力部233は、様々な指示を入力
する。表示部234は、顧客用表示部と操作者用表示部
とを含み、顧客用表示部には金額などの情報を、操作者
用表示部には、様々な管理用の表示を行う。POS処理
部235は、通常のPOS(Point Of Sales)処理を実
行する。印刷部236は、レシートを印刷する。
【0030】DB237は、各オーダー入力端末11で
入力されたオーダーと、そのオーダーの状態(品揃え、
支払いの有無)等の情報を記憶する。また、DB237
は、この店舗で取り扱う全ての商品の一覧、画像などを
記憶する。
【0031】通信部238は、オーダー入力端末11か
らのオーダーを受信し、受信したオーダーをキッチン端
末15に伝達し、キッチン端末15からの調理完了の通
知を受信し、さらに、オーダーに関する状態を状況報知
端末17に伝達する。
【0032】キッチン端末15は、カウンタ端末13か
らオーダーを受信し、このオーダーを厨房内の担当者に
表示伝達する。また、調理が完了し、カウンタに送られ
た(コンベアに乗せられた)商品については、その旨が
カウンタ端末13に伝達される。
【0033】状況報知端末17は、顧客の待合室などに
設定され、各オーダーの現状を表示する。
【0034】(動作)次に、このシステムの動作を図6
のフローチャートを参照して説明する。ここでは、顧客
がこの店舗を訪れ、Aバーガー1個とポテト3つとコー
ヒー3杯とをオーダーし、店舗内で食べる場面を想定す
る。オーダー入力端末11は、待機状態では、コマーシ
ャルを繰り返して、表示している(ステップS11)。
【0035】ここで、顧客が、オーダーをエントリする
ためにオーダー入力端末11の前に立つと、センサ11
4が、人間の接近を検知し、センサ入力部215を介し
て処理制御部211に通知する(ステップS12)。
【0036】処理制御部211は、この通知に応答し、
第1タッチ画面111に、図7に示すような、店員のイ
メージ表示と「いらっしゃいませ。」等の挨拶のメッセ
ージを表示する(ステップS13)。さらに、第1タッ
チ画面111に表示されている店員の動きと連動して
「いらっしゃいませ。」等の挨拶をスピーカ116から
放音し、顧客が思わす挨拶を返したくなるような感じ
で、表示されている店員が挨拶しているような印象を顧
客に与える。
【0037】次に、オーダー画面を表示する(ステップ
S14)。即ち、「ご注文をどうぞ」等の注文を促すメ
ッセージを第1タッチ画面111に表示し、第2タッチ
画面112に、図8に示すような、その時点で販売され
ているメニューの一覧を表示する。このメニュー(選択
可能商品の一覧)は、予めカウンタ端末13から転送さ
れ、ファイル記憶部218に格納されている。
【0038】さらに、「下の一覧のなかから、ご注文を
どうぞ」等の注文を促すメッセージをスピーカ116か
ら放音する。
【0039】これらの表示及びメッセージにより、顧客
が、店員と対面で通常にオーダーする印象を顧客に与え
る。ここで、メッセージに従って、顧客が、第2タッチ
画面112上の商品(この例では、Aバーガー)をタッ
チすると、指定した商品の注文を取り込む(ステップS
16)。
【0040】さらに、選択した商品の画像及び名称と
「この商品でよろしいですか?よろしければOKを押し
てください」等の商品を確認するメッセージを画面に表
示する。さらに、スピーカ116より音声で、例えば、
「Aバーガですね?よろしければOKと言ってくださ
い」というような、注文を確認(復唱)する音声を放音
する。ここで、リセット又はキャンセルが指定される
と、注文のやり直しの処理に移る(ステップS15)。
【0041】OKが指定されれば、図9に示すような、
選択した商品の画像とそのオプションを選択するための
画面を表示する(ステップS16,S17)。ここで、
オプションとは、商品の個数、サイズ等を言う。
【0042】さらに、スピーカ116より音声で、例え
ば、「おいくつになさいますか?」というような、オプ
ションを問い合わせる音声を放音する。
【0043】顧客が、音声又は第1タッチ画面111に
タッチすることにより個数(この例では1)を指示する
と(ステップS18)、画面表示と音声により指定した
個数の確認が行われる。顧客は、表示又は音声で通知さ
れた個数が正しい値である場合には、画面上の「OK」
にタッチし、或いは音声で、「はい」を入力する。する
と、指定された商品と個数とを仮ファイルに登録する
(この例では、Aバーガー1個を仮ファイルに登録)。
【0044】その後、処理は、ステップS14に戻り、
残りの商品とオプションの指定を繰り返す。この例で
は、ポテト3つとホットコーヒー3杯を指定する。
【0045】オプション画面は、商品毎に個別に用意さ
れており、例えば、商品としてポテトを選択した場合に
は、サイズ(L、M、Sサイズのそれぞれについての個
数)、コーヒーの場合には、サイズ(L、M、Sサイ
ズ、ホット・コールドそれぞれについての個数と、付加
するミルク、砂糖の数)、ナゲットの場合には、ナゲッ
トのサイズ(又は個数)と付加するソースの種類と数を
問い合わせて入力するための画面が用意される。
【0046】同様に、例えば、商品としてハンバーガー
と飲み物とのセットを選択した場合に、選択可能なハン
バーガーのリストとテンキー、飲み物のリストとテンキ
ーとを第1タッチ画面111に(同時又は順次)表示
し、各ハンバーガーの数と各飲み物の数とを選択させる
ようにする。
【0047】対応して、音声も、各商品の注文につい
て、そのオプションを選択・決定する順番に会話の連鎖
が成立するようにテンプレートが登録されている。例え
ば、商品としてポテトを選択した場合用には、「ポテト
ですね」→「サイズはどれになさいますか」→顧客の応
答→「何個ですか」という処理を繰り返すような会話の
連鎖を設定するテンプレートが登録されている。同様
に、コーヒーの場合には、「コーヒーですね」→顧客の
応答→「サイズはどれになさいますか」→顧客の応答→
「ホットですか、アイスですか」→顧客の応答→「何個
ですか」→顧客の応答という処理を繰り返し、さらに、
「ミルクはいくつおつけしますか」→顧客の応答→「シ
ュガーはいくつお付けしますか」→顧客の応答→という
処理を繰り返すような会話の連鎖を設定するテンプレー
トが登録されている。
【0048】商品とオプションの指定が終了すると、
「終了」のボタンを押す(ステップS19)。すると、
金額を計算して、その金額を確認する処理を行う。な
お、「終了」が指定された時点で、追加商品や商品のグ
レードアップを推薦するようにしてもよい。例えば、食
べ物だけを注文した顧客に、「お飲物は何になさいます
か」等の問い合わせ画面と音声を出力し、Sサイズのポ
テトが付属するセットを注文した場合に、「セットには
Sサイズのポテトがついていますが、ポテトのグレード
アップはいかがですか」等の案内画面と音声を出力し、
顧客に選択させるようにしてもよい。
【0049】その後、予め記憶している複数(例えば、
100種類程度)の簡単なゲーム、例えば、スロットマ
シーン、あみだくじ、ルーレットのうちから、1つを選
択して、ゲーム画面を表示して顧客にゲームを実行させ
(ステップS20)、当選ならば(ステップS21)、
ゲーム結果に応じた賞品を選択させる(ステップS2
2)。さらに、注文番号、注文商品、金額を印刷した注
文票を印刷部217で印刷して出力する。最後に、「あ
りがとうございました」等の挨拶を行って、当初の挨拶
画面に戻る(ステップS23)。
【0050】オーダー入力端末11の処理制御部211
は、以上の処理で入力されたオーダーデータを、仮オー
ダーファイルからオーダーファイルに移し、注文時刻や
オーダー入力端末番号を付して、通信部219を介して
カウンタ端末13に送信する。
【0051】一方、カウンタ端末13は、オーダー入力
端末11から送信されたオーダーを付加情報と共にDB
237に登録し、さらに、予め定められた分類に従っ
て、商品を調理が必要なものと必要ないものとに分け、
図11に示すように、注文番号別に、上段にキッチンで
の調理の必要な商品群を、下段に調理を必要としない商
品群を配列して、注文の状況をカウンタ担当者に報知す
る。
【0052】さらに、調理を必要とする商品について
は、注文番号と商品及びその数をキッチン端末15に通
知する。キッチン端末15は、注文番号と商品及びその
数を、厨房担当者に調理対象として通知する。また、カ
ウンタ端末13は、注文番号を状況報知端末17に通知
する。状況報知端末17は、図10に示すようにその注
文番号を表示して、調理中であることを報知する。
【0053】顧客は、オーダーを終了し注文票を注文票
排出口115から受け取ると、待合室などで待機し、図
10に示すような、状況報知端末17の表示から、自己
の注文番号について、商品が出来上がるのを待つ。
【0054】厨房では、あるオーダーについて、調理が
完了し、コンベア等により、カウンタに商品を搬送する
と、その出来上がり状況をキッチン端末15に入力す
る。キッチン端末15は、注文番号と調理が終了した商
品の情報をカウンタ端末13に送信する。
【0055】カウンタ端末13は、通知に従って、DB
237に登録されているオーダーデータの対応する商品
の欄に、調理済みを示すフラグをセットする。カウンタ
端末13は、調理済みフラグがセットされた商品につい
ては、例えば、図11に示す画面上での表示色を変更し
て、その商品が準備済(調理済)であることを示す。
【0056】一方、カウンタでは、カウンタ端末13に
表示されているオーダーから、注文番号別に、飲み物な
どの調理を必要としない商品(図11の画面の商品欄の
下段に表示されている商品群)をトレー上に準備する。
カウンタの店員は、あるオーダーについて、調理済商品
と非調理商品との全てが用意できると、注文番号を指定
して、出来上がりを入力する。カウンタ端末13は、入
力に従って、DB237に格納されているオーダーデー
タのうち、指定された注文番号について、準備済みを示
すフラグをセットする。カウンタ端末13は、準備済み
フラグがセットされたオーダーについては、図11に示
す画面上で「準備済み」を表示することにより、或い
は、表示色を変更して、そのオーダーが準備済みである
ことを示す。
【0057】さらに、カウンタ端末13は、状況報知端
末17に通知して、図10に示すように、「出来上がり
ました」等の表示を付して、カウンターに商品を取りに
来ることを顧客に促す。
【0058】待合室で待機していた顧客は、状況報知端
末17上で、自己の注文番号について、「出来上がりま
した」の表示がされたのを確認すると、注文票を持っ
て、カウンタに出向き、お金を支払う。
【0059】カウンタの担当者は、顧客が持参した注文
票に記録されている注文番号と商品群と個数と、カウン
タ端末13に表示されている該当注文番号についての商
品群と個数、及び、トレー上の品揃えとを確認し、問題
が無ければ、表示されている金額を受け取って、商品を
顧客に渡す。さらに、その注文について、会計処理が完
了したことを入力する。
【0060】この入力により、カウンタ端末13は、そ
のオーダーについて、支払い済みフラグをセットし、さ
らに、図11に示す画面上に、「会計済み」の表示を行
うことにより、或いは、表示色を変更して、そのオーダ
についての会計処理が済んだことを示す。
【0061】カウンタ端末13は、以上の処理で生成さ
れたオーダーデータをDB237に蓄積し、例えば、必
要に応じて、品目別売り上げ、時間帯別売り上げ、オー
ダー機械別売り上げ等の、通常のPOS端末と同様の管
理用の処理を実行する。
【0062】また、カウンタ端末13は、その店舗で、
ある商品が売り切れになると、その旨をオーダー入力端
末11に通知して、メニュー一覧から外したりする。ま
た、時間帯に応じて、メニューを切り替えたり、値段を
切り替えたりする。さらに、店員は、カウンタの表示か
ら長時間準備の整わないオーダーや、準備が完了したに
もかかわらず、顧客が長時間取りに来ないオーダーにつ
いて、一見して認識でき、迅速に対応することができ
る。
【0063】以上説明したように、この実施の形態によ
れば、オーダー入力端末11から、顧客自らが簡単な操
作でオーダーを入力することができる。しかも、表示画
面を2つに分け、第1の表示画面にガイドを、第2の表
示画面にメニューの一覧を連動して表示することによ
り、従来の店員と対面して注文する感覚と同様の感覚で
オーダーを入力することができる。また、音声を付加す
ることにより、その判断や入力が容易になる。また、変
更や取り消し等が自由で、店員への気兼ねを無くすこと
ができる。
【0064】なお、この発明は上記実施の形態に限定さ
れず種々の変形及び応用が可能である。例えば、追加オ
ーダーを容易にするため、例えば、「追加のオーダー」
の項目を設け、先に注文した時の注文番号と共に注文を
入力させることにより、オーダーされた商品の顧客への
提供を一括して行ったりすることも可能である。この場
合には、例えば、キッチン端末15でも、追加であるこ
とが明示され、カウンタ端末13では、1つのオーダー
として、或いは、オーダーが並べて表示される。
【0065】例えば、ハンバーガーショップのシステム
を例にこの発明を説明したが、このシステムが設置され
る店舗の種類や、オーダの種類は任意であり、通常のレ
ストラン、ファミリーレストランなどに設置されてもよ
く、食品以外の商品を注文するシステムに使用すること
も可能である。さらに、様々なサービスでのオーダーの
入力に利用可能である。
【0066】また、図11の画面は、例えば、入力され
たオーダーを実現するための複数の処理・手続等を表示
するものであってもよく、処理が完了した事項を順次入
力することにより、処理の進行状況をわかるようにして
もよい。図10の表示画面についても、処理がどこまで
進んでいるかを顧客が分かるようにしてもよい。
【0067】コンピュータ又はコンピュータ群を、上述
のシステムとして機能させ、或いは、上述の工程を実行
させるために必要なプログラムの全部又は一部を、記録
媒体(ROM、フロッピーディスク、ハードディスク、
CD−ROM、MO、CD−R、フラッシュメモリ)等
に記録して配布・流通させてもよい。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
顧客自らが、オーダーを簡単に入力することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るセルフオーダーシス
テムの構成を示す図である。
【図2】オーダー入力端末の外観構成を示す図である。
【図3】オーダー入力端末の回路構成を示す図である。
【図4】オーダー入力端末に格納されるソフトウエアの
構成例を示す図である。
【図5】カウンタ端末の回路構成を示す図である。
【図6】オーダー入力端末の操作・動作を説明するため
のフローチャートである。
【図7】第1タッチ画面の商品選択を案内する画像の例
である。
【図8】第2タッチ画面が表示する注文対象商品のリス
トの例である。
【図9】第1タッチ画面のオプション選択画像の例であ
る。
【図10】状況報知端末の表示画面の例である。
【図11】カウンタ端末の表示画面の例である。
【符号の説明】
11 オーダー入力端末 13 カウンタ端末 15 キッチン端末 17 状況報知端末

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】オーダーを入力するためのシステムであっ
    て、 タッチパネル式の第1と第2の表示装置と、 前記第1の表示装置に、オーダーを入力するための案内
    を表示し、前記第2の表示装置に、オーダー対象のリス
    トを表示し、第1の表示装置の表示と第2の表示装置の
    表示とを、顧客のタッチ操作に応答して連動して変更制
    御する表示制御手段と、 前記第1の表示装置と第2の表示装置とのタッチ操作に
    応答して、オーダーを入力するオーダー入力手段と、 入力されたオーダーを記憶する記憶手段と、 顧客による確定処理に応答して、前記記憶手段に記憶さ
    れているオーダーを確定する確定手段と、 を備えることを特徴とするセルフオーダーエントリシス
    テム。
  2. 【請求項2】前記第1の表示装置は、画面が操作者の前
    面に第1の傾斜角で配置され、 前記第2の表示装置は、画面が、前記第1の表示装置の
    下側で且つ顧客側に第1の傾斜角より穏やかな傾斜角で
    配置される、 ことを特徴とする請求項1に記載のセルフオーダーエン
    トリシステム。
  3. 【請求項3】前記表示制御手段は、 前記第1の表示装置には、受付係りの画像を表示し、 前記第2の表示装置には、オーダー可能な商品の一覧を
    表示する、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載のセルフオーダ
    ーエントリシステム。
  4. 【請求項4】さらに、音声処理システムを備え、 前記第1及び第2の表示装置へのタッチ操作による指示
    入力と共に音声による指示入力を受け付ける、 ことを特徴とする請求項1、2又は3に記載のセルフオ
    ーダーエントリシステム。
  5. 【請求項5】入力されたオーダーに対してオーダー番号
    を付し、オーダー番号が記録された媒体を発行する手段
    をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至4のいず
    れか1項に記載のセルフオーダーエントリシステム。
  6. 【請求項6】前記表示制御手段は、1つのオーダーにつ
    いて、関連するオーダーを推奨する手段を含む、ことを
    特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のセル
    フオーダーエントリシステム。
  7. 【請求項7】請求項1乃至6のいずれかに記載のセルフ
    オーダーエントリシステムにより入力されたオーダーを
    収集する手段と、収集したオーダーを表示する手段と、
    収集したオーダーに基づいて関連箇所にオーダーを充足
    するための処理を指示する手段と、を備えるコントロー
    ラ。
  8. 【請求項8】前記コントローラはオーダーされた商品が
    そろった旨を入力する手段と、商品がそろったオーダー
    を、識別可能に表示する表示手段と、を備えることを特
    徴とする請求項7に記載のコントローラ。
  9. 【請求項9】待合室に設置された端末を介して顧客に、
    商品がそろった旨を報知する手段と、商品が揃ったオー
    ダーについて、会計処理を実行する手段と、を備え、 前記表示手段は、会計処理が終了したオーダーを識別可
    能に表示する、 ことを特徴とする請求項8に記載のコントローラ。
  10. 【請求項10】コンピュータを、 オーダーを入力するためのシステムであって、 オーダーを入力するための案内とオーダー対象のリスト
    を表示装置に表示させ、選択操作に応答して変更制御す
    る表示制御手段と、 表示装置の表示に従ってオーダーを入力するオーダー入
    力手段と、 入力されたオーダーを記憶する記憶手段と、 顧客による操作に応答して、前記記憶手段に記憶されて
    いるオーダーを確定する確定手段と、 前記表示制御手段の表示による案内と並行して、音声に
    よる案内を出力する手段と、 音声によるオーダーの入力を受け付ける音声入力手段
    と、 を備えるセルフオーダーエントリシステムとして機能さ
    せるためのプログラムを記憶したコンピュータ読み取り
    可能な記録媒体。
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