JPH11184000A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JPH11184000A
JPH11184000A JP9365957A JP36595797A JPH11184000A JP H11184000 A JPH11184000 A JP H11184000A JP 9365957 A JP9365957 A JP 9365957A JP 36595797 A JP36595797 A JP 36595797A JP H11184000 A JPH11184000 A JP H11184000A
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film
recording
mode
frames
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JP9365957A
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Shosuke Haraguchi
彰輔 原口
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作部材を削減すると共に、全駒共通データ
の変更記録の為の操作を分かり易いものにする。 【解決手段】 フィルムの記録部に対して、全駒共通デ
ータを記録する記録手段と、フィルムの強制巻戻しを指
示する為のフィルム巻戻し用操作部材9と、前記少なく
とも一つの全駒共通データを設定可能な状態にする記録
情報設定手段と、フィルム巻戻し終了後、かつ、フィル
ムカートリッジが装填された状態で、前記記録情報設定
手段による前記全駒共通データの設定値の変更記録を指
示する変更記録用操作部材9とを有し、前記変更記録用
操作部材を、前記フィルム巻戻し用操作部材と兼用した
構成にしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィルムの記録部
に対して、各駒データ以外に、全駒共通データを記録す
る記録手段を有したカメラの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、銀塩フィルムに磁性体を塗布しカ
メラに搭載した磁気ヘッドを使って磁気情報を記録する
システム(APS)対応のフィルム及びカメラが発売さ
れている。そして、上記磁気的フィルムに記録された情
報のことを「IX情報」と呼んでいる。このIX情報に
は、プリントの品位を向上させるための情報や、撮影年
月日,シャッタ秒時等の撮影データ、更にはユーザーが
設定するタイトル情報等、いろいろな情報のフォーマッ
トが現格化されている。更に、これらのIX情報は、各
撮影駒毎に撮影画面に隣接して磁気記録される駒データ
と、全駒(フィルム1本分)に共通して適用されフィル
ムリーダー部に磁気記録される全駒共通データの2種類
が現格化されている。
【0003】上記の様に全駒共通データを記録可能なカ
メラは公知となっている。更にフィルム巻戻し終了時に
全駒共通データの設定が可能なカメラも公知であり、全
駒共通データの情報設定後、シャッタレリーズ釦を所定
時間押し続けることにより、確定と見なし磁気情報の記
録動作を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、確定動作がシャッタレリーズ釦の所定時間押
しで行われるため、ユーザーにとってフィルムの入った
状態でシャッタレリーズ釦を押す行為そのものに不安を
感じ、更には分かりづらいものであった。
【0005】また、誤操作防止のため所定時間押し続け
ることを条件としているので、操作が煩わしいものであ
った。
【0006】(発明の目的)本発明の第1の目的は、操
作部材を削減すると共に、全駒共通データの変更記録の
為の操作を分かり易いものにすることのできるカメラを
提供しようとするものである。
【0007】本発明の第2の目的は、変更記録用操作部
材の誤操作を防ぐと共に、該操作部材時の操作性を向上
させることのできるカメラを提供しようとするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1〜4記載の本発明は、フィルムの記
録部に対して、全駒共通データを記録する記録手段と、
フィルムの強制巻戻しを指示する為のフィルム巻戻し用
操作部材と、前記少なくとも一つの全駒共通データを設
定可能な状態にする記録情報設定手段とを有するカメラ
において、フィルム巻戻し終了後、かつ、フィルムカー
トリッジが装填された状態で、前記記録情報設定手段に
よる前記全駒共通データの設定値の変更記録を指示する
変更記録用操作部材とを有し、前記変更記録用操作部材
を、前記フィルム巻戻し用操作部材と兼用したカメラと
するものである。
【0009】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項5記載の本発明は、誤操作防止用のプロテクター
を有する変更記録用操作部材としたカメラとするもので
ある。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて詳細に説明する。
【0011】図1は本発明の実施の一形態に係るカメラ
の背面図であり、各操作部材のレイアウトを示してい
る。
【0012】図2は、変更記録用操作部材の構成を示す
図である。また、図3は本発明のカメラの制御回路のブ
ロック図であり、図4、図5はフローチャートを示す。
【0013】同図において、1はカメラ本体、2はファ
インダである。23はカートリッジ室蓋であり、本実施
の形態のカメラはAPS対応であり、該カートリッジ室
蓋23を開けてAPSフィルムカートリッジを装填す
る。なお、APSフィルムカートリッジには、磁性体を
塗布した銀塩フィルムが収納されており、本実施の形態
のカメラに於ては各撮影駒に対応してIX情報を磁気記
録する構成となっている。
【0014】3はレリーズ釦、4は各種設定値の変更に
使用するセットダイヤル、5はモードダイヤルである。
5aは指標であり、ここに前記モードダイヤル5上の表
示を合わせることにより、モード設定を行うことにな
る。図1では、“LOCKモード”に合わせた状態を示
しており、カメラを使用しないときに設定するモードで
あって、どの操作部材を操作してもカメラは動作しな
い。一方、撮影を行うときは、“Pモード”,“TVモ
ード”,“AVモード”のどれかに指標5aを設定す
る。なお、“Pモード”とは、プログラムモードの事で
あり、シャッタ秒時,絞り値が自動的に決定され、適正
露出が得られるモードである。“TVモード”とは、シ
ャッタ秒時優先モードであり、“AVモード”とは、絞
り値優先モードであり、それぞれの撮影者のセット値に
対応して適切露出が得られるようコントロールされる。
また、“DATEモード”は、日付けに関するセットを
行うモードであり、撮影動作は禁止されている。“IX
モード”は、IX情報に関するセットを行うモードであ
り、撮影動作は禁止されている。
【0015】6は表示用LCDであり、“Pモード”,
“TVモード”,“AVモード”に於るシャッタ秒時、
絞り値等はこの表示用LCD6に表示される。更に“D
ATEモード”,“IXモード”に於る各種情報も同様
にこの表示用LCD6に表示される。7はMODE釦、
8はSELECT釦であり、“DATEモード”,“I
Xモード”に於る情報入力用操作部材として使われる。
【0016】9はRW釦であり、変更記録用操作部材と
フィルム巻戻し用操作部材とを兼用している。10は前
記RW釦9がフィルム巻戻し用操作部材として機能して
いる事を示す表示部であり、11は前記RW釦9が変更
記録用操作部材として機能している事を示す表示部であ
る。つまり、表示部11の、四角で囲ったIXとRW
(以下、「IX」RWと記す)は、“IXモード”でR
W釦9を押したときのみ変更記録用操作部材として機能
することを示している。
【0017】フィルム巻戻し用操作部材として機能する
のは、“Pモード”,“TVモード”,“AVモード”
の撮影可能なモードのときのみである。「IX」RWの
RWとは、Rewriteを略したもので書き換えを意味する
ものであるが、Rewind (巻戻し)の略とも解釈するこ
とができる。“IXモード”で1駒巻戻してIX情報を
書き換える、更には、巻戻しながらリーダー部のIX情
報を書き換えると考えれば、RewriteでもRewind でも
どちらに解釈しても撮影者は混乱すること無く操作する
ことができる。
【0018】本実施の形態に於ては、フィルム巻戻し用
操作部材と変更記録用操作部材をRW釦9の1個で兼用
することにより、操作部材が増え、煩雑になるのを防止
しシンプル化していると同時に、コストダウンも実現し
ている訳であるが、もしこれらの操作部材が独立してお
り、変更記録用操作部材にRWと表示されていると、R
ewriteの略をRewind の略と間違えて誤操作するという
危険性も生じてくる。
【0019】また、前記RW釦9には誤操作防止手段が
施されている。具体的には、RW釦9のまわりはプロテ
クター12で覆われ、溝部13を形成することにより、
指の爪等で意識的に操作したときのみ押し込むことが可
能となっている。
【0020】次に、図2を使って上記RW釦9周りの構
成を説明する。
【0021】RW釦9は、図2に示される様に導電ゴム
スイッチであり、9aがキートップ部、9bが導通部で
あり、背面カバー14に取付けられている。15はプリ
ント基板であり、16は取付ベースである。
【0022】キートップ部9aが使用者に押されると、
導通部9bがプリント基板15に押付けられ、該プリン
ト基板15上のパターンが導通し、スイッチングされ
る。プロテクタ12の壁の高さは、キートップ部9aよ
りも高く設定されている。溝部13は指の爪等が入る大
きさに設定され、キートップ部9aが押込まれたときに
確実にスイッチングできる十分な深さまで掘り込まれて
いる。プロテクター12の平面的な形状は図1に示す形
が一例ではあるが、これに限ったものではない。
【0023】図3は上記構成におけるカメラの電気的構
成を示すブロック図であり、図1と同じ部分は同一符号
を付してある。
【0024】同図において、17はMPUであり、カメ
ラを制御するマイコンである。図の左側に該MPU17
に対して信号出力する部材をまとめて示しており、具体
的には、図1に示したモードダイヤル5,レリーズ釦
3,MODE釦7,SELECT釦8,セットダイヤル
4,RW釦9の他、磁気再生ヘッド22,フォトリフレ
クタ24,蓋ロック検知スイッチ25,カートリッジ検
知スイッチ26が備わっている。
【0025】前記モードダイヤル5にて前述した様に6
箇所の停止ポジションが特定できるが、この操作位置に
応じた3ビットの信号がMPU7に入力される。また、
レリーズ釦3が押し込まれるとレリーズ用信号が入力さ
れ、MODE釦7,セレクト釦8又はRW釦9が押し込
まれると、それぞれオン信号が入力される。また、セッ
トダイヤル4が回転操作されると、その回転方向判別可
能な信号が連続的にMPU7に入力される。
【0026】磁気再生ヘッド22はAPSのMRC機能
(フィルム途中交換,再装填機能)を実現するため等に
使用されるものであり、磁気記録情報の有無により「撮
影済」,「未露光」の判定を行い、頭出しが行われる事
になる。フォトリフレクタ24は、不図示のフィルム送
り時にそのパーフォレーションを検出し、フィルム移動
の検知、及び撮影画面位置の割り出しを行う為に使用さ
れるものである。蓋ロック検知スイッチ25はカートリ
ッジ室蓋23のロック部材に連動して作動するスイッチ
であり、カートリッジ検知スイッチ26は不図示のフィ
ルムカートリッジの有無を検出するためのスイッチであ
る。
【0027】次に、MPU7の出力側について説明す
る。
【0028】18はシャッタレリーズ装置であり、不図
示のシャッタを駆動してフィルムへの露光を行う(シャ
ッタの詳細な説明については省略する)。19はモータ
ドライバであり、フィルム給送用モータ20を駆動して
フィルム巻上げ及び巻戻しを行う。21は磁気記録ヘッ
ドであり、フィルムのベース面側の磁性体を塗布した面
に接触可能に配置されており、撮影直後のフィルム巻上
げ中に撮影駒に対応した撮影データを磁気情報として記
録するものである。表示用LCD6は図1に示す様にカ
メラ背面に配置され各種情報の表示を行うものである。
【0029】次に、図4及び図5のフローチャートを使
って動作について説明をする。
【0030】図4及び図5に示すフローチャートは、カ
メラにフィルムが装填された状態に於る一般的なフロー
であり、本実施の形態のポイントに合せ、簡略化して示
したものである。
【0031】ステップ#101で動作を開始し、まずス
テップ#102において、モードダイヤル5により、
“Pモード”,“TVモード”又は“AVモード”の撮
影可能モードが選択されているか否かを判別し、この何
れかが選択されていればステップ#103へ進み、これ
らのモードでなければステップ#108へ進み、ここで
は“DATEモード”か否かの判別を行う。また、ここ
で“DATEモード”ないことを判別した場合はステッ
プ#110へ進み、“IXモード”であるか否かの判別
を行う。もし、ここで“IXモード”でないことを判別
した場合は“LOCKモード”に設定されている事にな
るので、ステップ#101へ戻り、以下同様の動作を繰
り返す。
【0032】まず、“Pモード”,“TVモード”又は
“AVモード”が選択されていた場合について説明す
る。
【0033】“Pモード”,“TVモード”又は“AV
モード”が選択されるとステップ#103へ進み、ここ
ではレリーズ釦3がオンされているか否かを判別し、オ
ンされていればステップ#106へ進み、ここではシャ
ッタレリーズ装置18を動作させフィルムへの露光動作
を行う。そして、ステップ#107Aへ進み、モータド
ライバ19を介してフィルム給送用モータ20を駆動
し、フィルム巻上げを行う。又これと同時に磁気記録ヘ
ッド21を動作させて撮影駒に対応した磁気情報を記録
する。このシーケンスが終了するとステップ#107B
へ進み、IX情報に含まれるプリント枚数情報を1枚に
リセットする。次のステップ#107Cにおいては、最
終駒か否かの判別を行い、最終駒でなければステップ#
101へ戻る。
【0034】また、上記ステップ#103にてレリーズ
釦3がオフであり、次のステップ#104にてRW釦9
がオンであることを判別した場合や、上記ステップ#1
07Cにて最終駒である事を判別した場合は、何れもス
テップ#201へ進み、フィルム巻戻しシーケンスへ移
行する。このフィルム巻戻しシーケンスの詳細な説明は
後述するが、本実施の形態のカメラは図3に示した様に
磁気再生ヘッド22を有しており、APSに於るMRC
機能(フィルム途中交換、再装填機能)も有しているた
め、フィルムの巻戻しが終了するとフィルムカートリッ
ジの状態表示は“使用途中”にセットし、再度撮影のた
めに装填することを可能とする。
【0035】次に、“DATEモード”が選択されてい
た場合について説明する。
【0036】“DATEモード”が選択されていた場合
は、ステップ#108からステップ#109へと進み、
ここでDATEセットシーケンスを実行する。このDA
TEセットシーケンスに於ては撮影は禁止されており、
IX情報として記録するための日付けに関するデータを
セットするシーケンスである。この状態に於ては、表示
用LCD6に“DATEモード”の記録モードが表示さ
れる。具体的には、記録オフモード,第1記録モード,
第2記録モードのどれかが表示され、MODE釦7を押
すことにより、循環的に記録モードが切り換わる。
【0037】ここで、第1記録モードとは、年,月,日
の順、第2記録モードとは、月,日,年の順で日付けデ
ータが記録される。これらの第1記録モードと第2記録
モードに於て、SELECT釦8を押すと、表示用LC
D6に表示された、年,月,日のそれぞれが順次点滅
し、セットダイヤル4を回すと、点滅表示箇所のデータ
を変更することができる。上述の操作を終了した後にモ
ードダイヤル5を“DATEモード”から他のモードへ
切り換えると、ステップ#101へ戻り、ステップ#1
02からのフローを再実行することになる。
【0038】次に、“IXモード”が選択されていた場
合について説明する。
【0039】“IXモード”が選択されていた場合に
は、ステップ#110からステップ#111へ進み、表
示用LCD6にIX情報として記録するプリント枚数の
設定値を表示する。撮影駒毎にリセットされ、デフォル
ト値は1枚である。その後はステップ#112へ進み、
ここはセットダイヤル4がオン(操作された)か否かを
判別し、オンであった場合にはステップ#113へ進
み、プリント枚数の設定値を増減させ、変更後の値を表
示用LCD6に表示する。
【0040】上記ステップ#112にてセットダイヤル
4がオフであった場合や、上記ステップ#113の動作
を終了した後は、何れも図5のステップ#114へ進
む。
【0041】図5のステップ#114においては、モー
ド釦7がオンか否かを判別し、オンであれば後述するス
テップ#126へ進み、オンであった場合にはステップ
#115へ進む。ステップ#115においては、表示用
LCD6にIX情報として記録されるセレクトタイトル
のオン,オフ表示を行う。そして、次のステップ#11
6において、セットダイヤル4がオンか否かを判別し、
オンであればステップ#117へ進み、セレクトタイト
ルのオン,オフ設定を切り換えて表示用LCD6に表示
し、ステップ#118へ進む。また、上記ステップ#1
16にてセットダイヤル4がオンでなければ直ちにステ
ップ#118へ進む。
【0042】次のステップ#118にて、SELECT
釦8がオンされたことを判別し、続くステップ#118
Aにて、セレクトタイトルのオンを確認すると、次のス
テップ#119において、表示用LCD6にセレクトタ
イトルのタイトルNoを表示する。このタイトルNoは
APS規格で設定されたものであり、その説明は省略す
る。次のステップ#120においては、セットダイヤル
4がオンか否かを判別し、オンであればステップ#12
1へ進み、タイトルNoの設定を変更し、表示用LCD
6に表示する。そして、次のステップ#122におい
て、セレクト釦8の状態を調べ、オンであればステップ
#123へ進み、ここではセレクトタイトルの国コード
を表示する。この国コードはAPS規格によるものであ
り、01〜12まで規格化されているが、本実施の形態
のカメラに於る表示は、「JPN」,「USA」等国名
の略号で表示し、わかり易くしている。
【0043】なお、上記ステップ#118でSELEC
T釦8がオフであった場合や、ステップ#120でセッ
トダイヤル4がオフであった場合は、何れもステップ#
122へと進み、又ステップ#118Aでセレクトタイ
トルオンでなかった場合や、ステップ#122でSEL
ECT釦8がオンでなかった場合は、何れも後述するス
テップ#126へ進む。
【0044】ステップ#124においては、セットダイ
ヤル4がオンか否かを判別し、オンでなければステップ
#126へと進むが、オンであった場合にはステップ#
125へ進み、国コード設定を変更し、表示用LCD6
に表示して、ステップ#126へ進む。
【0045】上記ステップ#110〜#125までが、
撮影者が独自に設定変更可能なIX情報を設定する際の
動作であり、以上の設定値は、一般的には次の駒の撮影
に反映されるが、撮影済駒のIX情報を書き換えたいと
きは、モードダイヤル5が“IXモード”の状態で、R
W釦9を押すことにより、実行される。
【0046】次のステップ#126においては、RW釦
9がオンかオンか否かを判別し、オオンでなければ図4
のステップ#101へ戻るが、オンであった場合にはス
テップ#127へ進み、モータドライバ19を介してフ
ィルム給送用モータ20の駆動を、フォトリフレクタ2
4の出力信号を検出しながら制御し、フィルムの1駒巻
戻しを行う。そして、次のステップ#128へ進み、元
の位置まで巻上げる動作を行い、その間に磁気ヘッド2
1によりIX情報としての磁気情報をフィルムに再記
録、つまり書き換え動作を行い、フィルムは元の位置に
戻す。そして、これとほぼ同時に次のステップ#129
において、IX情報のプリント枚数の設定値を1枚に戻
し、次駒撮影のためのスタンバイ状態となり、ステップ
#101へと戻る。
【0047】次に、図6及び図7のフローチャートによ
り、図4のステップ#201にて実行される「フィルム
巻戻し」シーケンスについて説明する。
【0048】図4のステップ#201のフィルム巻戻し
シーケンスへ移行すると、まずステップ#202におい
て、モータドライバ19を介してフィルム給送用モータ
20の巻戻し方向への通電を開始し、フィルム巻戻しを
開始する。この間フォトリフレクタ24からの信号によ
りフィルムの移動を検知し続け、次のステップ#203
において、撮影済み第1駒画面が通過し、フィルムリー
ダー部を検知するとステップ#204に進み、磁気記録
ヘッド21によりフィルムに全駒共通データの記録を行
う。
【0049】上記の全駒共通データとは、撮影フィルム
のリーダー部に磁気記録される情報であり、APSシス
テムで規格化されている。データの種類としては各撮影
駒で説明したのと同様の、セレクトタイトル,プリント
条件を指定するFTPMの有無、撮影データ印字時の印
字優先順指定等の情報がある。
【0050】次のステップ#205において、フォトリ
フレクタ24からの信号を利用してフィルム先端を検知
するとステップ#206へ進み、ここでフィルムのフィ
ルムカートリッジへの巻込みに要する時間だけ待機し、
次のステップ#207において、フィルムカートリッジ
のVEI(DEP)をセットし、フィルム給送用モータ
20への通電を停止する。この状態でステップ#208
へ進み、モードダイヤル5が“IXモード”のポジショ
ンか否かをチェックする。もし“IXモード”ポジショ
ン以外であればステップ#209へ進み、ここで蓋ロッ
ク検知スイッチ25でカートリッジ室蓋23の蓋ロック
が解除されたのを検知するとステップ#210へ進む。
そして、このステップ#210において、カートリッジ
検知スイッチ26の状態よりフィルムカートリッジの取
り出しを検知するとステップ#211へ進み、このシー
ケンスを終了する。
【0051】また、上記ステップ#208にてモードダ
イヤル5が“IXモード”のポジションに設定されてい
ることを判別した場合はステップ#212へ進み、表示
用LCD6に全駒共通タイトルのオフ表示を行う。そし
て、次のステップ#213において、セットダイヤル4
の状態を調べ、オンであればステップ#214へ進み、
全駒共通タイトルのオン,オフ表示を切り換える。続く
ステップ#215においては、SELECT釦8の状態
を調べ、オフであれば直ちに図7のステップ#219へ
進むが、オンであればステップ#216へ進み、セレク
トタイトルのタイトルNoが設定変更可能状態であるこ
と、具体的には点滅表示をする。そして、次のステップ
#217において、セットダイヤル4がオンであればス
テップ#218へ進み、セレクトタイトルのセレクトN
o設定を順次変更し、図7のステップ#219へ進む。
【0052】図7のステップ#219においては、SE
LECT釦8の状態を調べ、オンであればステップ#2
20へ進み、セレクトタイトルの国コードを設定変更可
能状態であること、具体的には点滅表示をする。そし
て、次のステップ#221において、セットダイヤル4
がオンされた事を判別するとステップ#222へ進み、
国コードの設定を切り換える。
【0053】以上が、全駒共通データに於るセレクトタ
イトルの設定方法であるが、図4及び図5のフローで説
明した駒データに於るセレクトタイトルとタイトルN
o、国コードは共通である。
【0054】次に、ステップ#223において、モード
ダイヤル5が“IXモード”のままか否かを調べ、“I
Xモード”のままであればステップ#224へ進み、他
のモードへ切り換えられていれば図6のステップ#20
8へ戻る。また、次のステップ#224においては、カ
ートリッジ検知スイッチ26の状態からフィルムカート
リッジの在否確認を行い、取り出された場合は図6のス
テップ#211へ戻るが、取り出されていない場合はス
テップ#225へ進み、RW釦9が押されてオンしてい
るか否かを判別する。オンしていなければ図6のステッ
プ#213へ戻り、一方、オンしていた場合は全駒共通
タイトルの設定変更が終了したと判定し、全駒共通デー
タの書換えシーケンスであるステップ#226以降へと
移行する。
【0055】ステップ#226においては、モータドラ
イバ19を介してフィルム給送用モータ20へフィルム
巻上げ方向通電を開始し、次のステップ#227におい
て、フォトリフレクタ24からの信号を利用して1駒目
の画面位置を割り出す。そして、次のステップ#228
において、上記フィルム給送用モータ20への通電を停
止し、続くステップ#229において、フィルム巻戻し
方向への通電を開始してフィルム巻戻しを開始する。次
のステップ#230においては、フォトリフレクタ24
のから信号を利用してフィルムのリーダー部を検知し、
この検知を行うとステップ#231へ進み、磁気記録ヘ
ッド21により全駒共通データを撮影済みフィルムのリ
ーダー部に記録する。具体的には、ステップ#212〜
#222で設定したセレクトタイトルデータを最新情報
として全駒共通データを書き換える。
【0056】次に、ステップ#232において、フォト
リフレクタ24からの信号を利用してフィルム先端を検
知し、この検知が終了するとステップ#233へ進み、
フィルムのフィルムカートリッジへの巻込みに要する時
間経過後にステップ#234へ進み、フィルムカートリ
ッジのVEIをセットし、上記フィルム給送用モータ2
0への通電を停止し、図6のステップ#209以降の動
作へと移行する。
【0057】以上の実施の形態によれば、RW釦9を変
更記録用操作部材とフィルム巻戻し用操作部材とに兼用
するようにしているので、操作部材を削減することがで
きると共に、分かり易い操作性を実現することができ
る。
【0058】また、全駒共通データはフィルムのリーダ
ー部に記録するようにしているため、フィルム巻戻し完
了後、比較的短時間で磁気情報の記録が行える。
【0059】また、変更記録用操作部材であるRW釦9
を図2に示した様な構造にしているため、誤操作が防
げ、撮影者が操作すればすぐに動作させることが可能で
あり、操作時のわずらわしさが解消される。
【0060】(発明と実施の形態の対応)上記実施の形
態において、磁気記録ヘッド21が本発明の記録手段に
相当し、SELECT釦8,セットダイヤル4,モード
ダイヤル5が本発明の記録情報設定手段に相当し、RW
釦9が本発明の変更記録用操作部材に相当する。また、
プロテクター12が本発明のプロテクターに相当する。
【0061】以上が実施の形態の各構成と本発明の各構
成の対応関係であるが、本発明は、これら実施の形態の
構成に限定されるものではなく、請求項で示した機能、
又は実施の形態がもつ機能が達成できる構成であればど
のようなものであってもよいことは言うまでもない。
【0062】なお、上記実施の形態では、フィルムへ全
駒共通データ等の情報の記録を磁気的に行うようにして
いたが、これに限定されるものではなく、例えば光学的
により行うものであっても良い。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
操作部材を削減すると共に、全駒共通データの変更記録
の為の操作を分かり易いものにすることができるカメラ
を提供できるものである。
【0064】また、本発明によれば、変更記録用操作部
材の誤操作を防ぐと共に、該操作部材時の操作性を向上
させることができるカメラを提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係るカメラの背面図で
ある。
【図2】図1のRW釦の構造を示す断面図である。
【図3】図1のカメラの電気的構成を示すブロック図で
ある。
【図4】図1のカメラの主要部分の動作の一部を示すフ
ローチャートである。
【図5】図4の動作の続きを示すフローチャートであ
る。
【図6】図4のフィルム巻戻しシーケンスの一部を示す
フローチャートである。
【図7】図6の動作の続きを示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】 4 セットダイヤル 5 モードダイヤル 7 MODE釦 8 SELECT釦 9 RW釦 12 プロテクター 17 MPU 21 磁気記録ヘッド

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムの記録部に対して、全駒共通デ
    ータを記録する記録手段と、フィルムの強制巻戻しを指
    示する為のフィルム巻戻し用操作部材と、前記少なくと
    も一つの全駒共通データを設定可能な状態にする記録情
    報設定手段とを有するカメラにおいて、 フィルム巻戻し終了後、かつ、フィルムカートリッジが
    装填された状態で、前記記録情報設定手段による前記全
    駒共通データの変更記録を指示する変更記録用操作部材
    とを有し、 前記変更記録用操作部材を、前記フィルム巻戻し用操作
    部材と兼用したことを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 前記全駒共通データは、フィルムのリー
    ダー部に記録されることを特徴とする請求項1記載のカ
    メラ。
  3. 【請求項3】 前記少なくとも一つの全駒共通データと
    は、全駒共通のタイトル情報であることを特徴とする請
    求項1又は2記載のカメラ。
  4. 【請求項4】 前記記録手段は磁気ヘッドであり、フィ
    ルムへ前記全駒共通データを磁気的に記録することを特
    徴とする請求項1,2又は3記載のカメラ。
  5. 【請求項5】 前記変更記録用操作部材は、誤操作防止
    用のプロテクターを有することを特徴とする請求項1記
    載のカメラ。
JP9365957A 1997-06-30 1997-12-24 カメラ Pending JPH11184000A (ja)

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