JPH11182657A - 無段変速機の油圧制御装置 - Google Patents
無段変速機の油圧制御装置Info
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Abstract
2つの電磁弁のうち、一方がオン状態で故障しても急増
速、急減速を抑え、ベルトスリップを防止する。 【解決手段】 増速用流量制御弁62を制御する電磁弁
66、減速用流量制御弁64を制御する電磁弁68のう
ちの一方の電磁弁66(68)からの制御圧を、該電磁
弁66(68)に対応する流量制御弁62(64)の制
御圧室62h(64h)の他、他方の流量制御弁64
(62)のばね室64g(62g)にも導入するように
油路R16(R17)を形成した。
Description
制御装置に関する。
報に、従来の一般的な無段変速機の油圧制御装置が開示
されている。これは、伝動ベルトが巻き掛けられた有効
径が可変のプーリを備えたベルト式無段変速機の油圧制
御装置であり、電磁弁の作動に応じて、増速側と減速側
の2位置に切り換えられる流量制御弁を有している。
な制御が要求されており、そのために、増速用と減速用
の流量制御弁を別々に備えるようになっている。そし
て、各流量制御弁を制御するために増速用と減速用の電
磁弁が設けられている。流量制御弁は、流量制御弁内を
直線的に移動するスプールによって、その内部が制御圧
室とばね室とに分けられている。ばね室に設けられたば
ねによってスプールは制御圧室側へ付勢される一方、制
御圧室には制御圧が導入されるようになっている。制御
圧室に導入される制御圧と、ばね室に配置されたばねの
ばね力とのバランスにより作動油の流量が制御される。
れたものを所定のライン圧に調圧したものであり、増速
時には増速用流量制御弁を通じてベルト式無段変速機の
入力軸側可変プーリに供給され、減速時には、該入力軸
側可変プーリより減速用流量制御弁を通じてドレンされ
る。
れ、この減圧された油圧が出力軸側可変プーリに供給さ
れる。
速用流量制御弁のスプールは、ともに、ばねによって入
力軸側可変プーリとの連通を遮断する位置にある。
速用流量制御弁の制御圧室へ導入され、ばね力に抗して
スプールが移動し、入力軸側可変プーリと連通し、作動
油が入力軸側可変プーリに供給される。これにより、入
力軸側可変プーリが、駆動され伝動ベルトの有効径が増
大し、増速が達成される。
速用流量制御弁の制御圧室へ導入され、ばね力に抗して
スプールが移動し、入力軸側可変プーリと連通し、作動
油が入力軸側可変プーリから減速用流量制御弁を通じて
ドレンされる。これにより、伝動ベルトの有効径が減少
する方向に入力軸側可変プーリが駆動され、減速が達成
される。
たような増速用、減速用2つの流量制御弁及びこれらを
制御する2つの電磁弁を有する従来の油圧制御装置にお
いては、一方の電磁弁が故障した場合、例えばオン状態
で故障した場合には、急増速又は急減速モードで固定さ
れてしまう。このとき他方の電磁弁をオンにすると、各
流量制御弁はともに入力軸側可変プーリと連通し、2つ
の流量制御弁間が連通した状態となる。そして減速用流
量制御弁から作動油がドレンされ、ライン圧の低下が発
生し、出力軸側可変プーリに供給される油圧が低下す
る。その結果、伝動ベルトにスリップが生じ、エンジン
駆動力の伝達効率が悪化するという問題がある。
であっても、何らかの原因で流量制御弁の「閉じ」性能
が損なわれると、意図した変速の実現や安定した非変速
状態の維持が困難になるという問題が発生する。
たものであり、増速用と減速用の2つの流量制御弁の各
々を制御する各電磁弁のうちの一方が故障しても、急増
速や急減速状態となるのを防止し、又、伝動ベルトにス
リップが発生するのを防止すると共に、より安定した変
速制御を実現することのできる無段変速機の油圧制御装
置を提供することを課題とする。
入される制御圧とばね室に配置されたばねの付勢力との
バランスにより制御され、それぞれ増速用、減速用に用
いられる2つの流量制御弁と、各々の流量制御弁にそれ
ぞれ導入される前記制御圧を発生する増速用、減速用の
2つの電磁弁と、を備えた無段変速機の油圧制御装置に
おいて、前記各電磁弁のうちの一方の電磁弁からの制御
圧を、該一方の電磁弁に対応する流量制御弁の前記制御
圧室の他、他方の流量制御弁の前記ばね室にも導入する
ように油路を形成したことにより、前記課題を解決した
ものである。
の一方が故障した場合、例えば、増速用電磁弁がオン状
態で故障したときでも、減速用電磁弁をオンとすれば、
減速用電磁弁の制御圧が増速用流量制御弁のばね室に導
入されるため、増速用流量制御弁は閉じられ、急増速さ
れるのを防止することができる。
御弁のばね室に導入することにより(増速用電磁弁はオ
ンとなっているため)減速用流量制御弁も閉じられ、共
に閉となるため、現状の変速段が維持され、急増速及び
急減速を抑さえることができ、ライン圧の低下を招くこ
ともなくベルトスリップを防止することができる。
弁の特に閉じ方向の性能が高いことが要求されるが、本
発明によれば、各流量制御弁の閉じる方向への付勢力
が、油圧及びばねの双方によって得られるため、より確
実にスプールを閉じることができ、それだけ装置の信頼
性を向上させることができる。
施形態を詳細に説明する。
変速機周辺の概略を表わす構成図である。
が、トルクコンバータ10、前後進切換装置12、ベル
ト式無段変速機(CVT)14、減速ギヤ装置16、差
動歯車装置18を介してアクスルシャフト20に伝達さ
れる。
10a、タービンランナ10b、ステータ10c及びロ
ックアップクラッチ10dを備えている。ポンプインペ
ラ10aは、エンジンのクランク軸22と接続されてい
る。タービンランナ10bは、トルクコンバータ出力軸
24と接続されている。エンジンの回転は、クランク軸
22からポンプインペラ10a、タービンランナ10b
を経てトルクコンバータ出力軸24へ伝達される。
eの油圧を高め、ロックアップクラッチ10dをトルク
コンバータ10のフロントカバー10fに係合させる
と、クランク軸22の回転がロックアップクラッチ10
dを介して直接トルクコンバータ出力軸24に伝えられ
る。又、ロックアップクラッチ10dの前面側10gの
油圧を高めると、ロックアップクラッチ10dがフロン
トカバー10fから離れ、ロックアップが解除される。
進ギヤ段を択一的に切り換える。前後進切換装置12
は、トルクコンバータ出力軸24とCVT14の入力軸
26との間において同心的に設けられている。
ラネタリ式として構成され、サンギヤ12s、キャリア
12c、リングギヤ12rを備える。サンギヤ12s
は、トルクコンバータ出力軸24に連結されている。各
キャリア12cは前進用クラッチ28を介してトルクコ
ンバータ出力軸24に連結されると共に、CVT14の
入力軸26に連結されている。又、リングギヤ12rは
後進用ブレーキ12bに連結されている。
側プーリ)30、セカンダリプーリ(出力軸側プーリ)
32及びV字型断面の無端ベルト34を備え、CVT1
4の入力軸26からプライマリプーリ30へ導入された
動力を、無端ベルト34を介してセカンダリプーリ32
からCVT14の出力軸36へ伝達する。
リ32は、それぞれ軸方向に移動可能な可動側プーリ半
体30a及び32aと、固定側プーリ半体30b及び3
2bとからなっている。可動側プーリ半体30a、32
aが軸方向に移動することにより、無端ベルト34がプ
ライマリプーリ30及びセカンダリプーリ32に巻き掛
かる部分の回転半径が変化し、CVT14の変速比が変
化する。
30a及びセカンダリプーリ32の可動側プーリ半体3
2aの軸方向への移動は、油圧によって制御される。こ
の油圧を制御するのが、本発明に係る油圧制御装置であ
る。
全体構成を示し、そのうち、特に前記CVT14の可動
側プーリ半体30a及び32aの制御に係る変速制御部
50を図3に拡大して示す。
4の制御に係る部分について概略説明する。
オイルタンク54内へ還流した作動油を図示せぬストレ
イナを介して吸入し、油路R1へ吐出する。油路R1に
は、所定圧以上の異常昇圧を防止するためのリリーフ弁
56が設けられている。
圧制御弁58により制御される。ライン圧PL1 は、油路
R1を介してベルト押圧油圧制御弁60のポート60b
へ導かれる。ベルト押圧油圧制御弁60は、このライン
圧PL1 を無端ベルト34の張力に依存して制御しベルト
スリップを防止するのに必要な最小の油圧となるよう
に、減圧して、油路R3を介してセカンダリプーリ32
の可動側プーリ半体32aの油圧シリンダへ送り出す。
弁60を制御するために、リニアソレノイド弁72が設
けられている。リニアソレノイド弁72が出力する制御
圧(被制御圧)は、油路R8からセーフティバルブ74
を通り油路R9を介して、それぞれライン圧制御弁58
及びベルト押圧油圧制御弁60のパイロットポート58
a及び60aに導かれる。
トバックバルブ76により2段階に切り換えられる。リ
ニアソレノイド弁72には2つのフィードバックポート
72a及び72bがある。フィードバックポート72a
のみを用いる場合には、リニアソレノイド弁72の被制
御圧は高圧となり、フィードバックポート72a及び7
2bの両方を用いるときは低圧に制御される。この切換
えは、カットバックバルブ76のポート76aに導入さ
れる油圧を電磁弁78でオン・オフ制御することによっ
て行われる。
の可動側プーリ半体30aの油圧シリンダの油圧を制御
する。変速制御部50は、増速用流量制御弁62及び減
速用流量制御弁64と、増速用電磁弁66及び減速用電
磁弁68とから主に構成される。
てライン圧PL1 の供給を受け、これを油路R5を通じて
プライマリプーリ30へ供給する。減速用流量制御弁6
4は、油路R5から分岐した油路R6を通じてプライマ
リプーリ30の油を排出する。増速用流量制御弁62及
び減速用流量制御弁64は、それぞれ増速用電磁弁66
及び減速用電磁弁68によって制御される。
油圧となるように調整して出力するための一定圧制御弁
70が設けられている。一定圧制御弁70によって一定
に維持された油圧は、油路R7を通じて増速用電磁弁6
6及び減速用電磁弁68に導かれる。増速用電磁弁66
及び減速用電磁弁68はオンのとき、この油圧を制御圧
として、それぞれ増速用流量制御弁62及び減速用流量
制御弁64に導入する。詳しくは図3を用いて、後述す
る。
分について説明する。
前後進切換装置12の前進用クラッチ28と後進用ブレ
ーキ12bの基圧を制御するクラッチ圧制御弁80と、
この油圧を前進用クラッチ28及び後進用ブレーキ12
bへと振り分けるマニュアルバルブ82及び2つのアキ
ュムレータ84、86を含む。
ド88によって発生される制御圧によって制御される。
リニアソレノイド88は、前記一定圧制御弁70の制御
圧(一定圧)を基圧として、これを大気圧から該一定圧
の間の制御圧に制御する。クラッチ圧制御弁80の制御
圧は、油路R10を通りマニュアルバルブ82のポート
82aに導かれる。
操作によりそのスプール82sの位置が切り換えられ、
ポート82aが、ポート82bと連通したり、ポート8
2cと連通したり、あるいはどちらとも連通が遮断され
たりする。シフト位置がDレンジの場合には、ポート8
2aとポート82cが連通し、油路R11を通じて、制
御圧が前進用クラッチ28へ送られる。又、シフト位置
がRレンジの場合には、ポート82aとポート82bと
が連通し、油路R12を通じて、制御圧が後進用ブレー
キ12bへ送られる。
に係る部分について説明する。
ラッチ10dの背面側10e、前面側10gに導入され
る油圧の基圧)は、ライン圧制御弁58のドレン側に設
置されたセカンダリ圧制御弁90によって制御される。
アップリレーバルブ92及びロックアップコントロール
バルブ94に導かれる。ロックアップリレーバルブ92
のオン(図の右側)、オフ(図の左側)はポート92a
に導かれる電磁弁78の信号圧によって制御される。
ときロックアップ係合、オフのときロックアップ解放と
なる。又、ロックアップコントロールバルブ94は、電
磁弁96の信号圧によって制御され、ロックアップ係合
時において、ロックアップクラッチ10dの背面側10
eの油圧を制御して、スムーズな係合・解放やスリップ
制御を行う。
て説明する。
チ10dの背面側10eに油圧を送る油路R14に絞り
を介してクーラ圧制御弁98を設ける。そして、このク
ーラ圧制御弁98によって制御された油圧を油路R15
を介してクーラ99へ送り、更に各潤滑部へ油圧を供給
する。
する。図3は、変速制御部50の拡大図である 増速用流量制御弁62は、4つのポート62a、62
b、62c、62d、図の上下に移動するスプール62
s、スプール62sを図の下方に付勢するばね62f、
ばね62fが設置されているばね室62g及び制御圧が
導入される制御圧室62hを有している。増速用電磁弁
66は、3つのポート66a、66b、66cを有して
いる。増速用電磁弁66がオンのとき(図の右側)、ポ
ート66aと66bとが連通する。そして増速用電磁弁
66は、一定周期でオンとオフを繰り返すデューティ制
御により、一定圧制御弁70により一定に調圧された油
圧を大気圧から一定圧の間で制御し、制御圧として増速
用流量制御弁62のポート62aから制御圧室62hに
導入する。又、増速用電磁弁66がオフのとき(図の左
側)、ポート66bと66cとが連通し、制御圧室62
hの油圧がポート66cよりドレンされ大気圧まで減圧
される。
増速用電磁弁66よりの制御圧が制御圧室62hに導入
されると、この制御圧によってスプール62sは上方に
押圧される。一方、ばね室62gのばね62fによって
スプール62sは下方に押圧されており、これらの力の
バランスにより、油路R4を通じてポート62cから導
入されたライン圧が制御され、ポート62dから油路R
5を介してプライマリプーリ30へ供給される。
ポート64a、64b、64c、64d、図の上下に移
動するスプール64s、スプール64sを図の下方に付
勢するばね64f、ばね64fが設置されているばね室
64g及び制御圧が導入される制御圧室64hを有して
いる。又、減速用電磁弁68は、3つのポート68a、
68b、68cを有し、増速用電磁弁66と同様な働き
をし、一定圧制御弁70からの基圧を、デューティ制御
により大気圧から一定圧の間に制御して、減速用流量制
御弁64のポート64aを通じて制御圧室64hに導入
する。
ら制御圧室64hに導入された制御圧がスプール64s
を上方へ押す力と、ばね64fがスプール64sを下方
へ押す力とのバランスから、ポート64cとポート64
dとの連通状態を制御する。ポート64cとポート64
dが連通するとき、プライマリプーリ30の可動側プー
リ半体30aのシリンダの作動油が油路R5を介し、ポ
ート64dから排出される。
66のポート66bから送り出される制御圧を増速用流
量制御弁62の制御圧室62hに導入すると共に、この
制御圧を油路R16を介して減速用流量制御弁64のポ
ート64bからばね室64gに導入する。同様に、減速
用電磁弁68のポート68bから送り出される制御圧
を、減速用流量制御弁64のポート64aから制御圧室
64hに導入すると共に、この制御圧を油路R17を介
して増速用流量制御弁62のポート62bからばね室6
2gに導入している。
のに限定されるものではなく、例えば図4に示すよう
に、リニアソレノイド弁72のフィードバックポートを
フィードバックポート72aの1つのみとし、カットバ
ックバルブ76から油路R18を介してベルト押圧油圧
制御弁60のポート60cへ油圧を導入するとともに、
油路R19を介してライン圧制御弁58のポート58b
へ油圧を導入して、各制御弁60及び58のフィードバ
ックポートを2段階に切り換えるように構成してもよ
い。
リニアソレノイド弁72のフィードバックポートをフィ
ードバックポート72aの1つのみとし、油圧を上昇さ
せる必要が生じた場合には、ロックアップコントロール
バルブ94の制御用の電磁弁96の信号圧を、ロックア
ップリレーバルブ92を介してリニアソレノイド弁72
のポート72cに導くように構成してもよい。
制御する変速制御部50において、増速用電磁弁66の
制御圧が増速用流量制御弁62のポート62aから、そ
の制御圧室62hに導入されると共に、減速用流量制御
弁64のばね室64gに導入され、又、減速用電磁弁6
8の制御圧が、減速用流量制御弁64のポート64aか
ら制御圧室64hに導入されると共に、増速用流量制御
弁62のばね室62gにも導入されている。
用流量制御弁62がオンのとき(図の左側)は、減速用
流量制御弁64のばね室64gに導入された増速用電磁
弁66の制御圧がばね64fと共にスプール64sを下
方に押すため、確実にスプール64sはポート64cを
閉じる。その結果、増速側への変更の際には、制御圧が
プライマリプーリ30へ供給され、制御圧が低下するこ
となく確実な増速側への変更が行われる。
制御弁64がオンのとき(図の左側)は、増速用流量制
御弁62のばね室62gに導入された減速用電磁弁68
の制御圧がばね62fと共にスプール62sを下方に押
すため、確実にスプール62sはポート62dを閉じ
る。その結果、減速側への変更の際には、プライマリプ
ーリ30から油圧がドレンされ、減速側への変更が確実
に行われる。
例えば、増速用電磁弁66がオン状態で故障したとする
と、増速用流量制御弁62がオンのままとなり、プライ
マリプーリ30へ油圧が送られ続け急増速状態で固定さ
れてしまう。そこで、減速用電磁弁68をオンとする
と、減速用電磁弁68の制御圧が増速用流量制御弁62
のばね室62gに導入され、スプール62sを下に押し
下げ、増速用流量制御弁62のポート62dが閉じら
れ、プライマリプーリ30への油圧供給が中止される。
一方、増速用電磁弁66がオンのままとなっているた
め、増速用電磁弁66の制御圧が減速用流量制御弁64
のばね室64gに導入されており、減速用流量制御弁6
4も閉じられたままとなる。そのため、プライマリプー
リ30から油圧が減圧されることはない。また、ポート
62dが油路R6、ポート64cを介してドレンポート
64dに直結されることによってライン圧系がドレン側
と直結され、ライン圧PL1 自体が低下してしまうという
事態が発生するのも防止できる。
じられ、CVT14はそのときの変速比が固定され、急
増速や急減速が防止される。又、ライン圧PL1 の低下も
ないため、セカンダリプーリ32へ供給されるベルト押
圧油圧も低下しないためベルトスリップも防止される。
増速用又は減速用の電磁弁のうち一方がオン状態で故障
しても、他方の電磁弁をオンとすれば、CVTが現状の
変速比で固定され、急増速や急減速を抑えることがで
き、ライン圧の低下を防ぎベルトスリップも防止するこ
とができる。又、流量制御弁の閉じる方向への付勢力
が、油圧とばねの双方によって得ることができるため、
より確実にスプールを閉じることができ、それだけ装置
の信頼性を向上させることができる。
を示す構成図
全体構成を示す回路図
て示す構成図
す回路図
成を示す回路図
Claims (1)
- 【請求項1】制御圧室に導入される制御圧とばね室に配
置されたばねの付勢力とのバランスにより制御され、そ
れぞれ増速用、減速用に用いられる2つの流量制御弁
と、 各々の流量制御弁にそれぞれ導入される前記制御圧を発
生する増速用、減速用の2つの電磁弁と、 を備えた無段変速機の油圧制御装置において、 前記各電磁弁のうちの一方の電磁弁からの制御圧を、該
一方の電磁弁に対応する流量制御弁の前記制御圧室の
他、他方の流量制御弁の前記ばね室にも導入するように
油路を形成したことを特徴とする無段変速機の油圧制御
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35092397A JP3791166B2 (ja) | 1997-12-19 | 1997-12-19 | 無段変速機の油圧制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35092397A JP3791166B2 (ja) | 1997-12-19 | 1997-12-19 | 無段変速機の油圧制御装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH11182657A true JPH11182657A (ja) | 1999-07-06 |
JP3791166B2 JP3791166B2 (ja) | 2006-06-28 |
Family
ID=18413833
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35092397A Expired - Lifetime JP3791166B2 (ja) | 1997-12-19 | 1997-12-19 | 無段変速機の油圧制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3791166B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001330136A (ja) * | 2000-05-23 | 2001-11-30 | Toyota Motor Corp | 無段変速機の制御装置 |
JP2003028282A (ja) * | 2001-07-17 | 2003-01-29 | Toyota Motor Corp | 無段変速機の油圧制御装置 |
DE10103559B4 (de) * | 2000-01-27 | 2007-09-06 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha, Toyota | Schaltungssteuerungsgerät für ein kontinuierlich variables Getriebe eines Motorfahrzeugs |
-
1997
- 1997-12-19 JP JP35092397A patent/JP3791166B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JP4517451B2 (ja) * | 2000-05-23 | 2010-08-04 | トヨタ自動車株式会社 | 無段変速機の制御装置 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3791166B2 (ja) | 2006-06-28 |
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