JPH11182242A - リリーフ弁装置 - Google Patents

リリーフ弁装置

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JPH11182242A
JPH11182242A JP36526697A JP36526697A JPH11182242A JP H11182242 A JPH11182242 A JP H11182242A JP 36526697 A JP36526697 A JP 36526697A JP 36526697 A JP36526697 A JP 36526697A JP H11182242 A JPH11182242 A JP H11182242A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
passage
plug
oil
relief valve
insertion hole
Prior art date
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Pending
Application number
JP36526697A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunari Hirata
一成 平田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Unisia Automotive Ltd
Original Assignee
Unisia Jecs Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安定した流量特性もったリリーフ弁装置を提
供する。 【解決手段】 オイル通路に連通する第1通路2とオイ
ルジェットギャラリに連通する第2通路3が形成された
ブロック1に、プラグ挿入孔4を形成し、このプラグ挿
入孔4内にプラグ8を挿入固定する。前記プラグ8に、
一端が第1通路2に開口し、他端が第2通路3に開口す
る弁通路14を形成する。前記弁通路14内にリリーフ
弁17を設ける。更に、前記プラグ8に形成した弁通路
14の第1通路2への開口と第2通路3への開口との間
を、このプラグ8とプラグ挿入孔4との間に設けたシー
ル部材23によって液密的に区画した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関用ピスト
ンの冷却装置に施用して良好なリリーフ弁装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種のリリーフ弁装置は、例えば実開
昭60−34520号公報に示されるように、オイル通
路に連通する第1通路とオイルジェットギャラリに連通
する第2通路との間に設けられ、第1通路から第2通路
へ導くオイル量を制御するようにしてある。具体的に
は、前記第1通路及び第2通路が形成されたブロック
と、このブロックに形成されたプラグ挿入孔と、このプ
ラグ挿入孔内に挿入固定されるプラグと、このプラグに
形成され、一端が第1通路に開口し、他端が第2通路に
開口する弁通路と、この弁通路内に設けられたリリーフ
弁とを備えている。
【0003】前記プラグは、弁通路の第1通路への開口
と第2通路への開口との間の胴部外周がプラグ挿入孔内
に挿入され、プラグの基端部に設けたねじ部をプラグ挿
入孔に設けたねじ孔に螺合固定することによって、プラ
グ挿入孔内に挿入固定されている。
【0004】なお、前記オイル通路からリリーフ弁装置
を介してオイルジェットギャラリに導かれたオイルは、
ピストンの冷却に供されることが可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来例にあっては、前記弁通路の第1通路への開口と第2
通路への開口との間のプラグの胴部外周がプラグ挿入孔
内に挿入されており、これらプラグの胴部外周とプラグ
挿入孔との間には格別の封止が施されるところがない。
【0006】このため、前記オイル通路のオイルがリリ
ーフ弁装置の第1通路及び第2通路を介してオイルジェ
ットギャラリに向かうとき、次の2つの経路を通ること
になる。即ち、前記オイル通路のオイルは、プラグの弁
通路に設けたリリーフ弁を介してオイルジェットギャラ
リに向かう他に、とりわけオイルの稠度が低い場合に、
オイル通路のオイルの一部が、プラグの胴部外周とプラ
グ挿入孔との間の微小隙間を介してオイルジェットギャ
ラリに流れることになる。
【0007】その結果、前記オイル通路からリリーフ弁
装置を介してオイルジェットギャラリへ導かれるオイル
流量が不安定となる虞がある。
【0008】本発明は前記従来の実情に鑑みて案出され
たもので、安定した流量特性が得られるリリーフ弁装置
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで、請求項1記載の
発明は、オイル通路に連通する第1通路とオイルジェッ
トギャラリに連通する第2通路との間に設けられ、第1
通路から第2通路へ導くオイル量を制御するリリーフ弁
装置であって、前記第1通路及び第2通路が形成された
ブロックと、このブロックに形成されたプラグ挿入孔
と、このプラグ挿入孔内に挿入固定されたプラグと、こ
のプラグに形成され、一端が第1通路に開口し、他端が
第2通路に開口する弁通路と、この弁通路内に設けられ
たリリーフ弁と、を備えたリリーフ弁装置において、前
記プラグに形成した弁通路の第1通路への開口と第2通
路への開口との間が、このプラグとプラグ挿入孔との間
に設けたシール部材によって液密的に区画されている構
成にしてある。
【0010】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明の構成のうち、前記シール部材が、プラグの胴
部とプラグ挿入孔との間に設けられた構成にしてある。
【0011】また、請求項3記載の発明は、請求項1記
載の発明の構成のうち、前記シール部材が、プラグの先
端とプラグ挿入孔とに間に設けられた構成にしてある。
【0012】斯かる構成において、前記オイル通路のオ
イルがリリーフ弁装置の第1通路及び第2通路を介して
オイルジェットギャラリに向かうとき、弁通路に設けた
リリーフ弁が開くことにより、第1通路に連通するオイ
ル通路のオイルが、弁通路を介して第2通路に導かれ、
この第2通路に連通するオイルジェットギャラリに導か
れる。
【0013】前記オイル通路のオイルがリリーフ弁装置
を介してオイルジェットギャラリに向かうとき、オイル
通路のオイルは、プラグの弁通路に設けたリリーフ弁を
介してのみオイルジェットギャラリに向かうことにな
る。
【0014】つまり、前記プラグに形成した弁通路の第
1通路への開口と第2通路への開口との間が、このプラ
グとプラグ挿入孔との間に設けたシール部材によって液
密的に区画されているから、オイル通路のオイルがリリ
ーフ弁装置の第1通路及び第2通路を介してオイルジェ
ットギャラリに向かうとき、プラグとプラグ挿入孔との
間を通過することがない。
【0015】このため、前記オイル通路のオイルの稠度
の変化にかかわらず、リリーフ弁装置のリリーフ弁によ
って制御された所定流量のオイルが、オイル通路からオ
イルジェットギャラリに導かれることになる。
【0016】したがって、安定した流量特性を持ったリ
リーフ弁装置が得られる。
【0017】また、請求項2記載の発明によれば、前記
シール部材が、プラグの胴部とプラグ挿入孔との間に設
けられているから、プラグの軸方向の固定位置が変化し
てもシール部材の締め代が変化せず、このシール部材に
よる液密的区画性能が変化することがない。
【0018】また、請求項3記載の発明によれば、前記
シール部材が、プラグの先端とプラグ挿入孔との間に設
けられているから、プラグまたはプラグ挿入孔にシール
部材を収容するための溝等を設ける必要がなく、加工が
容易となる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて詳述する。
【0020】図1は本発明の実施の形態を示すリリーフ
弁装置の断面図である。
【0021】図において1はブロックで、このブロック
1には、図外のオイル通路に連通する第1通路2と、図
外のオイルジェットギャラリに連通する第2通路3が形
成してある。ここに、前記図外のオイル通路にはオイル
ポンプの吐出油が導かれ、オイルジェットギャラリには
ピストンを冷却するためのオイルジェットが接続され
る。このため、前記ブロック1は内燃機関のシリンダブ
ロック自体であるか、シリンダブロックに取付けられる
ブロックであることが可能である。
【0022】4は前記ブロック1に形成されたプラグ挿
入孔である。前記プラグ挿入孔4は、この実施の形態に
おいて第1通路2と同心に形成されており、第1通路2
側の小径部5と、開口端側の大径部6とを有している。
また、前記プラグ挿入孔4の小径部5と大径部6との間
にはねじ部7が形成されている。
【0023】8は前記プラグ挿入孔4内に挿入固定され
たプラグである。前記プラグ8は、先端側の小径部9
と、基端側の大径部10とを有すると共に、これら小径
部9と大径部10との間にねじ部11が形成されてい
る。また、前記プラグ8の大径部10にはフランジ12
が形成されている。
【0024】前記プラグ8は、プラグ挿入孔4に対し
て、プラグ挿入孔4の小径部5に小径部9が挿入され、
同じく大径部6に大径部10が挿入され、同じくねじ部
7にねじ部11が螺合されることによって挿入固定され
ている。また、前記プラグ8のフランジ12とブロック
1との間にはシールワッシャ13が設けられ、プラグ挿
入孔4の開口端の封止が図られている。
【0025】14は前記プラグ8に形成された弁通路で
ある。前記弁通路14はプラグ8の小径部9に形成され
ており、第1通路2に開口する軸方向の盲穴15と、こ
の盲穴15に連通する直径方向の貫通孔16とからな
り、この貫通孔16は第2通路3に開口している。した
がって、前記弁通路14は、一端が第1通路2に開口
し、他端が第2通路3に開口していることになる。
【0026】また、前記プラグ8の外周胴部は貫通孔1
6が開口する部分において局部的に若干縮径されて、プ
ラグ挿入孔4との間に環状隙間が形成されており、貫通
孔16と第2通路3との連通が円滑なものとなるように
してある。
【0027】17は前記弁通路14に設けられたリリー
フ弁である。前記リリーフ弁17は、球弁18をスプリ
ング19で偏倚して、盲穴15の開口端に固定した中空
円筒部材20の弁座21に適合させた構成にしてある。
また、前記スプリング19はプラグ8の軸方向に形成し
た窪み22内に収容してある。
【0028】これによって、前記リリーフ弁17は、こ
のリリーフ弁17のリリーフ動作で、第1通路2に連通
するオイル通路のオイルを、弁通路14を介して第2通
路3に導き、この第2通路3に連通するオイルジェット
ギャラリに導くことが可能である。
【0029】23は前記プラグ8とプラグ挿入孔4との
間に設けられたシール部材である。前記シール部材23
は、この実施の形態において、プラグ8の胴部とプラグ
挿入孔4との間に設けられている。詳しくは、前記シー
ル部材23は、プラグ8に形成した弁通路14の第1通
路2への開口と第2通路3への開口との間のプラグ8の
胴部、即ち貫通孔16よりも先端側の小径部9の胴部の
外周に形成したシール溝24内に収容されている。これ
によって、前記シール部材23は、プラグ8に形成した
弁通路14の第1通路2への開口と第2通路3への開口
との間を液密的に区画している。なお、前記シール部材
23を収容するシール溝24は、プラグ挿入孔4の内周
に形成するようにしてもよいものである。
【0030】斯かる構成において、前記図外のオイル通
路のオイルがリリーフ弁装置の第1通路2及び第2通路
3を介してオイルジェットギャラリに向かうとき、弁通
路14に設けたリリーフ弁17のリリーフ動作で、第1
通路2に連通するオイル通路のオイルが、弁通路14を
介して第2通路3に導かれ、この第2通路3に連通する
オイルジェットギャラリに導かれる。
【0031】前記図外のオイル通路からリリーフ弁装置
を介してオイルジェットギャラリに導かれたオイルは、
ピストンの冷却に供される。
【0032】前記図外のオイル通路のオイルがリリーフ
弁装置を介してオイルジェットギャラリに向かうとき、
オイル通路のオイルは、プラグ8の弁通路14に設けた
リリーフ弁14を介してのみオイルジェットギャラリに
向かうことになる。
【0033】つまり、前記プラグ8に形成した弁通路1
4の第1通路2への開口と第2通路3への開口との間
が、このプラグ8とプラグ挿入孔4との間に設けたシー
ル部材23によって液密的に区画されているから、オイ
ル通路のオイルがリリーフ弁装置の第1通路2及び第2
通路3を介してオイルジェットギャラリに向かうとき、
プラグ8とプラグ挿入孔4との間を通過することがな
い。
【0034】このため、前記図外のオイル通路のオイル
の稠度の変化にかかわらず、リリーフ弁装置のリリーフ
弁17によって制御された所定流量のオイルが、オイル
通路からオイルジェットギャラリに導かれることにな
る。
【0035】したがって、安定した流量特性が得られる
リリーフ弁装置が得られる。
【0036】また、前記シール部材23が、プラグ8の
胴部とプラグ挿入孔4との間に設けられているから、プ
ラグ8の軸方向の固定位置が変化してもシール部材23
の締め代が変化せず、このシール部材23による液密的
区画性能が変化することがない。
【0037】図2は本発明の別の実施の形態を示す図面
で、この実施の形態が前記実施の形態と変わるところ
は、前記シール部材23を、プラグ8の先端とプラグ挿
入孔4との間に設けた点である。
【0038】即ち、図2に示す実施の形態においては、
前記第1通路2がプラグ挿入孔4よりも若干小径に形成
され、この寸法差によって形成されるプラグ挿入孔4の
底部とプラグ8の先端との間に、シール部材23が配置
してある。なお、その他の構成については前記実施の形
態と同様であるから、同一構成部分には同一符号を付
し、その重複する説明を省略する。
【0039】斯かる構成においても、前記シール部材2
3は、プラグ8に形成した弁通路14の第1通路2への
開口と第2通路3への開口との間を液密的に区画してい
るから、オイル通路のオイルがリリーフ弁装置の第1通
路2及び第2通路3を介してオイルジェットギャラリに
向かうとき、プラグ8とプラグ挿入孔4との間を通過す
ることがない。
【0040】したがって、前記実施の形態と同様に、安
定した流量特性もったリリーフ弁装置が得られる。
【0041】加えて、前記シール部材23が、プラグ8
の先端とプラグ挿入孔4との間に設けられているから、
プラグ8またはプラグ挿入孔4にシール部材23を収容
するための溝等を設ける必要がなく、加工が容易とな
る。
【0042】以上、実施の形態を図面に基づいて説明し
たが、具体的構成はこの実施の形態に限られるものでは
なく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、前記弁通路14に設けるリリーフ弁17として
は、球弁18とスプリング19とを備えたリリーフ弁1
7に限ることなく、各種の構成のリリーフ弁が採用可能
である。
【0043】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、安定した流量特性もったリリーフ弁装置が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すリリーフ弁装置の断
面図である。
【図2】本発明の別の実施の形態を示すリリーフ弁装置
の断面図である。
【符号の説明】
1 ブロック 2 第1通路 3 第2通路 4 プラグ挿入孔 8 プラグ 14 弁通路 17 リリーフ弁 23 シール部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オイル通路に連通する第1通路とオイル
    ジェットギャラリに連通する第2通路との間に設けら
    れ、第1通路から第2通路へ導くオイル量を制御するリ
    リーフ弁装置であって、前記第1通路及び第2通路が形
    成されたブロックと、このブロックに形成されたプラグ
    挿入孔と、このプラグ挿入孔内に挿入固定されたプラグ
    と、このプラグに形成され、一端が第1通路に開口し、
    他端が第2通路に開口する弁通路と、この弁通路内に設
    けられたリリーフ弁と、を備えたリリーフ弁装置におい
    て、前記プラグに形成した弁通路の第1通路への開口と
    第2通路への開口との間が、このプラグとプラグ挿入孔
    との間に設けたシール部材によって液密的に区画されて
    いることを特徴とする、リリーフ弁装置。
  2. 【請求項2】 前記シール部材は、プラグの胴部とプラ
    グ挿入孔との間に設けられていることを特徴とする、請
    求項1記載のリリーフ弁装置。
  3. 【請求項3】 前記シール部材は、プラグの先端とプラ
    グ挿入孔とに間に設けられていることを特徴とする、請
    求項1記載のリリーフ弁装置。
JP36526697A 1997-12-19 1997-12-19 リリーフ弁装置 Pending JPH11182242A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6622752B2 (en) 2000-06-16 2003-09-23 Bosch Automotive Systems Corporation Pressure relief valve
KR100486810B1 (ko) * 2002-03-05 2005-05-03 지엠대우오토앤테크놀로지주식회사 자동차용 내연기관의 메인오일갤러리 밀폐구조
WO2015108099A1 (ja) * 2014-01-17 2015-07-23 トヨタ自動車 株式会社 オイルジェットバルブの取付構造

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